オーディオブックおよび音声コンテンツ制作・配信サービス「Amazonオーディブル」(Audible)では、燃え殻の「湯布院奇行」を本日より配信中。燃え殻は、「ボクたちはみんな大人になれなかった」や「すべて忘れてしまうから」など、次々と映像化されている注目の作家。Audibleでもこの2作がオーディオブック化されている。新たに配信された「湯布院奇行」は、燃え殻さんの新境地とも言える作品。都会に消費され、導かれるようにたどり着いた湯布院の宿で、美しい2人の女と湯けむりに幻惑され、日常との境界を見失っていく男の物語だ。朗読するのは、公開を控える話題作『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』に出演する俳優・安藤政信、bomiとして歌唱表現を続ける芦那すみれ。聴いているうちに、いつのまにか作品の世界へ迷い込んでしまうかのような、不思議な体験が楽しめる。燃え殻「湯布院奇行」はAudibleにて配信中。(cinemacafe.net)
2023年05月12日燃え殻の同名小説を実写映画化する『ボクたちはみんな大人になれなかった』が、2021年11月5日(金)より公開。主演は森山未來が務める。燃え殻の人気小説を実写化映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、2016年に初版発行された、作家・燃え殻による同名デビュー小説を実写化するもの。ある朝の満員電車の中で、昔の恋人に間違えてフェイスブックの友達申請を送ってしまった主人公「ボク」の混沌とした1日から始まるラブストーリーだ。過去と現在をSNSが繋ぐ、切ないラブストーリー過去と現在をSNSが繋ぐこの物語は、誰もが感じる切なさや懐かしさが凝縮されていると、世代を超えて話題に。10代や20代からは時代を超えて感情に訴える「エモさ」で共感を集め、30代や40代からは舞台となっている90年代を代表するミニシアター、渋谷の街、流行した音楽や映画のタイトルなどを当時のカルチャーを懐かしみながら楽しめると人気を呼んでいる。森山未來が主演そんな人気小説が、森山未來を主演に迎え、映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』として実写化。その他、伊藤沙莉、大島優子、SUMIRE、東出昌大らが出演する。<登場人物&キャスト>佐藤(森山未來)...主人公。かおり(伊藤沙莉)...佐藤が忘れられずにいる恋人。まだ出会い系アプリの無い90年代に、佐藤と文通を通じて出逢う。恵(大島優子)…2010年代、佐藤の恋人で同棲相手。スー(SUMIRE)...2000年代、失恋したばかりの佐藤の前に現れたバーテンダー。【詳細】映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』公開日:2021年11月5日(金)よりシネマート新宿、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほかロードショー&NETFLIX全世界配信開始出演:森山未來、伊藤沙莉、東出昌大、SUMIRE、篠原篤、平岳大、片山萌美、高嶋政伸、ラサール石井、大島優子、萩原聖人原作:燃え殻『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮文庫刊)監督:森義仁 脚本:高田亮配給:ビターズ・エンド 2021/124 分/カラー<映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』ストーリー>あの時も、あの場所も、あの人も、 すべてがいまの自分に繋がっている。1995年、ボクは彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」。初めて出来た彼女の言葉に支えられがむしゃらに働いた日々。1999年、ノストラダムスの大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった――。 志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けたボクにも、時間だけは等しく過ぎて行った。そして2020年。社会と折り合いをつけながら生きてきた46歳のボクは、いくつかのほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出す……
2021年09月19日燃え殻の書き下ろし小説が、成田凌、黒木華を出演者に迎え、朗読劇となることが発表された。作家である「私」が「謎の美女」により現実とも虚構ともつかない世界に誘われるという物語の本作、朗読劇「湯布院奇行」。その主人公、小説家の「私」役を務めるのは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』などの好演で全国的な人気を誇る成田凌。そして彼を翻弄する「謎の美女」役を、映画・ドラマ・舞台と数多くの作品で主演を務める実力派女優・黒木華が演じる。脚色は『シリーズ江戸川乱歩短編集』の奇才・佐藤佐吉、演出を映画『花束みたいな恋をした』の土井裕泰が務める。9月28日(火)から30日(木)まで新国立劇場 中劇場にて。●コメント成田凌脚本を読ませていただき、次の行にどんな言葉が来るのか、わくわくが止まりませんでした。少し不気味で、美しく愛おしい、湯布院奇行という旅に没入していただきたいです。信頼できるスタッフ、心強い共演者と共に、初の朗読劇を楽しみたいと思います。黒木華土井監督と成田凌さんと朗読劇という形で、燃え殻さんの不思議で色気のある世界をどう広げられるのか、想像を膨らませて楽しみたいと思います。燃え殻宛のない物語を書いてしまったのは、去年の夏のことでした。今回のプロデューサーの佐井さんに、その物語を送ったことですべてが始まりました。素晴らしいスタッフの方々、出演者の皆さまと一緒に作品作りができることを、期待半分、恐怖(武者震いと思いたい)半分で、いまから楽しみにしております。佐藤佐吉デビュー作からファンだった燃え殻さんの原作。演出が土井裕泰監督。脚本のお話をいただいた時お断りする理由は全くなかったので即答でお引き受けしました。今までとはちょっと肌触りの違う燃え殻ワールドご堪能ください。土井裕泰「これを朗読劇にしたいのです」とある日私のPCに送られてきたファイルには“湯布院奇行”という標題が記されていて、その時抱えていたままならぬ仕事のままならなさにほとほと疲弊しきっていた私は、何かから逃れるように、縋るようにそのファイルを開き、頁をめくってしまった。そしてその日から、この不可思議な「湯布院」の物語と人間たちが私の中に棲みついてしまったのです。成田凌、黒木華という敬愛する俳優達との、この奇しき道行きがどこにたどり着くのか、「朗読劇」という新しい扉の前で立ち竦みながらも、わくわくと震えが止まらないでいるのです。朗読劇 「湯布院奇行」9月28日(火)〜9月30日(木)原作:燃え殻脚本:佐藤佐吉演出:土井裕泰出演:成田凌、黒木華会場:新国立劇場 中劇場公式サイト:
2021年07月20日2016年に初版が発行され、世代を超えて支持され続けている作家・燃え殻のデビュー作『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮文庫刊)の映画が制作され、2021年にNetflixで配信されることが決定した。『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、90年代の東京を舞台としたラブストーリー。物語は、満員電車の中で昔フラれた彼女に間違えてフェイスブックの「友達申請」を送ってしまった主人公「ボク」の朝から始まる。当時流行したカルチャーや、90年代の東京の街が盛り込まれ、多くの読者から共感を得た。誰もが自分と「ボク」の思い出や過去の思いを重ね合わせ切なくなる、過去と現在をSNSが繋ぐ感動作となっている。そんな話題作をNetflixがC&Iエンタテインメ ントとタッグを組み、映画を制作。主演にコンテンポラリーダンサーとしても活躍する俳優・森山を迎え、欅坂46やサカナクションなどのMVを手がける森義仁が本作で初監督を務める。森山が演じるのは、元カノにSNSを介して再会する主人公「ボク」。森山は「『失われた10年』とも言われる1990年代。そんな不安定な時代に、恋に音楽に仕事に燃えたどこの馬の骨ともしれない主人公。過ぎ去った、その後には何が残っているのだろう。今になってその燃え殻をどう見つめるのだろう。視線をそむけようとも、ただ静かに見守るしかない。この物語にはエンドロールはひとつしかない、ですよね」とコメントを寄せた。また、森山が体現するラブストーリーを活写する森監督は「誰しも誰かに出会うことで自分を形成し、自分がみる風景を変えていく。そういうどこにでもある人生。森山未來さんが演じる主人公の人生と観て いるあなたの人生が交差するような新しい感覚を持った映画にしたいと思います」と意気込みを語っている。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』は、2021年よりNetflixにて全世界配信予定。原作をすでに読んだ方も、未読の方も配信を心待ちにしてほしい。<森山未來(ボク役)コメント>「失われた10年」とも言われる1990年代。そんな不安定な時代に、恋に音楽に仕事に燃えたどこの馬の骨ともしれない主人公。 過ぎ去った、その後には何が残っているのだろう。今になってその燃え殻をどう見つめるのだろう。視線をそむけようとも、ただ静かに見守るしかない。この物語にはエンドロールはひとつしかない、ですよね。<燃え殻(原作)コメント>映像業界の裏方の仕事を20年以上やってきた者として、自分が書いた小説が映像化されることは、この上ない喜びです。2017年、深夜作業をこなしながら明け方寝る前に、この物語を少しずつ書き上 げていったことを、脚本家の高田さんと森監督のシナリオを読みながら思い出しました。東京に圧倒されながらも、もがき続ける主人公、インターネットのない時代に文通で知り合ったヒロインのかおり。六本木の夜の天使、スー。社会の数にも入っていなかった頃に出会った同僚の関口。90年代、渋谷系といわれた音楽たちがあって、「裏原宿」という言葉に酔っていた人たちの物語。ノストラダムスの大預言がまだ健在で、何かが始まりそうで、終わりそうだった時代。簡単には過去にできない、 過去にならなかったボクたちを、森山未來さんを含めた最高のキャストの皆さんで観られることを、 今から楽しみにしております。<森義仁(監督)コメント>燃え殻さんとはじめてお会いしたのは2年前の渋谷。山本プロデューサーと3人でこの小説の映画化が動き出しました。燃え殻さんの半自伝的なこの小説はエモいと話題になりましたが、そのエモさの裏にある文体には今の時代の村上春樹とでもいうような、映像では表現しづらい人間描写があり、そのニュアンスを大事にしたいと思いました。脚本作りは中々難しかったです。平成から令和という混沌とした時代をただただ生きてきた普通の主人公の25年間と向き合い続けた結果、出来上がった脚本は全く普通ではなく、今まで観たことのないような不思議な脚本になりました。普通の主人公だからこそ、絶対的な個性のある俳優に演じて欲しいと思いました。誰しも誰かに出会うことで自分を形成し、自分がみる風景を変えていく。そういうどこにでもある人生。森山未來さんが演じる主人公の人生と観ているあなたの人生が交差するような新しい感覚を持った映画にしたいと思います。<山本晃久(プロデューサー)コメント>燃え殻さんの小説を初めて読んだ時、ある映画監督の映画たちを思い出しました。それは人生の脇道で悩み苦しむ人たちを、励ますように見つめる映画でした。燃え殻さんの小説にはそんな、どうしようもない状況にある人たちへのやさしいまなざしが読み取れました。そうした映画は今、この国で殆どつくられていないように思います。あの頃に観たそんなまなざしを持つ映画を、今の感覚の人たちがつくるならどうなるのか。それはやはり新しい映画になるのだと思います。燃え殻さんの処女小説の主人公を、唯一無二の俳優である森山未來さんが演じ、才気溢れる森義仁監督がデビュー映画とする。それをみんなでつくり上げ、また観ることが、今から楽しみでなりません。一筋縄では行かない人生を送る多くの人たちに、届きますように。<坂本和隆(エクゼクティブ・プロデューサー/Netflix コンテンツ・アクイジション部門 ディレクター)コメント>とても豊かな時間が流れている脚本に出会いました。それぞれの登場人物の中にある忘れられない記憶や大切な人たちの「想い」が普遍的な感情として紡がれています。孤独などを感じ、これまで以上に他人との繋がりが求められるこの時代に、改めていま皆さんにお届けすべき作品だと実感しております。森義仁監督のデビュー映画をNetflixとしてご一緒できることに心から楽しみです。Netflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』2021年より、Netflixにて全世界同時配信予定
2020年11月20日