夏ならではの不調や症状からカラダを守るために知っておきたい食事や水分の摂り方とは?健康的なカラダは食事で作れる、と提唱する糖尿病専門医の牧田善二先生が教えてくれました。真夏のカラダを守る。5つの基本栄養学。1、脱水症は、気づかないうちになる。1日2Lの水分補給を!「人間は、1日に最大15Lの汗をかけることが分かっています。特に夏場は、みなさんが思っている以上に汗をかきやすい時期。失われた水分を補わなければ脱水状態になり、疲れやだるさを感じます」喉が渇いたと感じたらすでに軽い脱水症。放っておくと突然めまいや頭痛、意識障害などを起こして救急車のお世話になることも。「水は一日につき最低2Lは摂りたいところ。とはいえ、水を一気に大量に飲むと、体内の電解質のバランスが崩れて“水中毒”を起こすこともあります。喉が渇く前に、こまめに飲むことが大事。体温を下げすぎないためには、常温の水がおすすめです」2、夏に気をつけるべきは、カラダの糖化。糖質の量を減らす。暑さで食欲が落ち、つい喉越しのいい麺類ばかりを食べることがカラダの糖化を引き起こすことは、すでに述べた通り。「糖質は直接エネルギーになる栄養素なので、カラダにとっては必須です。問題なのは食べすぎてしまうこと。1日の適正量は120g程度。1日3食なら1食40gくらいまでに糖質の量をコントロールしましょう」40gの糖質を含む炭水化物の量は、ご飯なら茶碗3分の2杯、食パンなら5枚切り1枚程度。さらに同じ炭水化物でも、ゆっくり吸収される未精製の炭水化物がおすすめ。できる範囲で、白いパンより全粒粉パン、白いご飯より玄米や麦ご飯、雑穀米を選びたい。3、鶏肉、魚、ウナギ。タンパク質で酸化を防ぐ。炭水化物の量を控える代わりに、積極的に摂りたいのがタンパク質食材。夏場は紫外線などの刺激で活性酸素が増え、カラダが酸化しやすい。せっかくなら、より抗酸化作用のあるタンパク質食材を狙いたい。「鶏むね肉には、カルノシンという強力な抗酸化作用のある天然成分が豊富に含まれています。渡り鳥が長時間飛び続けられるのはカルノシンのおかげです。カルノシンはマグロやウナギなどにも豊富に含まれます。また、鮭に含まれるアスタキサンチンという色素成分にも、ビタミンEの1000倍ともいわれる強力な抗酸化作用があります」この夏はお肉と魚介類で抗酸化力を養おう。4、基本は低温調理。お酢、レモンでAGEを抑える。糖質とタンパク質が体内で結びついたAGEは細胞の働きを低下させ、体調不良や老化を引き起こす。タンパク質の調理法によってはAGEが増えることもあるという。「揚げる、焼く、炒めるなどの高温調理ではAGEが増えやすく、生、茹でる、煮る、蒸すといった低温調理ではAGEが増えにくいと考えられています。ただし、酢やレモンに含まれるクエン酸にはAGEを抑える働きがあります。肉や魚を酢やレモンで下味をつけてから焼いたり、揚げた魚を南蛮漬けなどにすればAGEを減らすことができます」クエン酸には疲労回復効果も期待できるので、夏場はお酢とレモンのフル活用を。5、ファイトケミカルに注目。旬の夏野菜は食べれば食べるだけいい。植物が、紫外線や害虫から身を守るために作り出す匂いや色素、それらの成分の総称を“ファイトケミカル”と呼ぶ。強い抗酸化作用があるファイトケミカルを含む野菜を食べれば食べるほど、カラダの酸化を防ぐことができるというわけ。「夏野菜ならトマトに含まれるリコピン、カボチャのβ‐カロテン、ナスのアントシアニンなどが代表的なファイトケミカルです。抗酸化作用で知られる成分ですが、酸化だけでなく抗糖化の作用も期待できます」栄養素を丸ごといただくなら生で、量をたくさん摂りたいなら加熱調理で汁ごと完食。臨機応変に夏野菜をモリモリ食べよう。牧田善二先生「AGE牧田クリニック」院長。糖尿病専門医。医学博士。糖尿病や肥満患者を延べ20万人以上診察。『医者が教える食事術 最強の教科書』(ダイヤモンド社)など著書多数。※『anan』2023年8月2日号より。イラスト・小野寺光子取材、文・石飛カノ(by anan編集部)
2023年07月26日フォレスト出版株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役:太田 宏)は、『糖尿病専門医だから知っているアルツハイマー病にならない習慣』(牧田 善二・著)を2023年6月12日に発売いたしました。『糖尿病専門医だから知っているアルツハイマー病にならない習慣』(牧田善二・著)詳細URL: 高齢者の5人に1人が認知症になる時代、そのうちのおよそ7割が「アルツハイマー型認知症」に苦しめられている現状にあります。これまで、一般人に向けたアルツハイマー病に関する本は、星の数ほど出版されてきました。しかし、そこには発症のメカニズムや症状について詳しく書かれていても、その予防法と進行の食い止め方に対する答えはありませんでした。「そもそもグレーゾーンとはどういうものなのか」「そこで何をすれば良いのか」「日頃の生活でどんなことに気をつけるべきなのか」「何かサインが出ているとしたら、どうキャッチしたらいいのか」本書は、そんな「認知症になりたくない」という読者の切なる願いに答える唯一の本です。実は、アルツハイマー病は「糖尿病」と深くリンクしており、専門家の間では、アルツハイマー病は「3型糖尿病」という認識が広まりつつあります。つまり、アルツハイマー病を予防する上では、糖尿病に関する深い知見が必要になるということです。著者は、糖尿病専門医として、これまでに20万人以上の患者にアドバイスを行ない、実際にアルツハイマー病の進行を食い止めてきた実績があります。年齢も、置かれている状況も問わず、アルツハイマー病に不安を抱く人なら誰でも活用できる「一生アルツハイマー病とは無縁の生活」を送るための1冊です。■著者プロフィール牧田 善二(まきた・ぜんじ)1979年、北海道大学医学部卒業。地域医療に従事した後、ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行なう。この間、血中AGEの測定法を世界で初めて開発し、「The New England Journal of Medicine」「Science」「THE LANCET」等のトップジャーナルにAGEに関する論文を筆頭著者として発表。1996年より北海道大学医学部講師、2000年より久留米大学医学部教授を歴任。2003年より、糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業。世界アンチエイジング学会に所属し、エイジングケアやダイエットの分野でも活躍、これまでに延べ20万人以上の患者を診ている。著書に『医者が教える食事術 最強の教科書』(ダイヤモンド社)、『糖質オフのやせる作りおき』(新星出版社)、『糖尿病専門医にまかせなさい』(文春文庫)、『日本人の9割が誤解している糖質制限』(ベスト新書)、『人間ドックの9割は間違い』(幻冬舎新書)、『20万人を診た老化物質「AGE」の専門医が教える 老化をとめる本』(フォレスト出版)ほか、多数。■主要目次はじめに がんより怖い不治の病に勝つ方法第1章 アルツハイマー病が治るという真っ赤な嘘第2章 アルツハイマー病は「脳の糖尿病」第3章 脳を萎縮させる12の原因第4章 今からでも間に合うアルツハイマー病予防対策第5章 事例多数! アルツハイマー病予防治療の劇的効果おわりに 夢を持って楽しくアルツハイマー病を予防する■書籍概要書名 : 糖尿病専門医だから知っているアルツハイマー病にならない習慣著者 : 牧田 善二ページ数: 192ページ価格 : 1,760円(税込)出版社 : フォレスト出版株式会社ISBN : 978-4-86680-231-2発売日 : 2023年6月12日URL : ■会社概要商号 : フォレスト出版株式会社所在地 : 〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-18 白宝ビル7F設立年月日: 1996年4月1日代表取締役: 太田 宏業務内容 : 出版物の企画・制作及び販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月12日「内臓脂肪がスッキリ落ちる」にいいこと超大全糖尿病をはじめとする生活習慣病や肥満の治療を行っている牧田善二氏による新刊『「内臓脂肪がスッキリ落ちる」にいいこと超大全』が宝島社から発売された。同氏は東京・銀座にあるAGE牧田クリニックの院長で、糖尿病専門医、医学博士であり、『決定版 糖質オフの教科書』『医者が教える食事術 最強の教科書』『医者が教える食事術2 実践バイブル』など、一般向けの書籍を多数執筆。論文発表も行っている。内臓脂肪対策にお金をかけていませんか?体内の臓器の周りにつく脂肪を内臓脂肪と呼んでいる。内臓脂肪は糖尿病や高血圧などの生活習慣病の原因になるため、悪いイメージを持たれているが、実際は人体に欠かせないものであり、問題なのは内臓脂肪が増えすぎてしまうことである。世の中には、サプリメントなど内臓脂肪対策の商品が流通しているが、内臓脂肪を落とすのであれば、高額なサプリメントに予算をつぎ込むよりも、糖質オフにより糖質の摂り過ぎを改めるべきなのである。新刊では、内臓脂肪を減らしお腹がへこむという誰にでもできる121のメソッドを紹介。内臓脂肪がつく理由や、その悪影響を解説し、慢性疲労回復、イライラ改善、美肌、体力向上、健康長寿の効果も期待できるという正しい糖質オフのダイエットメソッドとなっている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※「内臓脂肪がスッキリ落ちる」にいいこと超大全 - 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル
2022年11月12日糖尿病専門医・牧田善二氏監修ダイエットをしたい人や、血糖値が気になる人に向けた新刊『血糖値が下がる! 1分間スクワット』が発売された。A4判、72ページ、価格は880円(税込)、出版社は宝島社である。同書はAGE牧田クリニック院長で、医学博士、糖尿病専門医の牧田善二氏が監修を担当。同氏には『医者が教えるダイエット 最強の教科書』『医者が教える最強の解毒術』『糖質中毒 痩せられない本当の理由』など、多数の一般向け著書、監修書がある。ウエスト・二の腕・お腹引き締めスクワットも今、ダイエットを始めるとすれば、まず糖質オフを考えるという人が多いのかもしれない。ダイエットには運動も必要であるが、特に無酸素運動のスクワットがおすすめだという。かつては、脂肪の燃焼には有酸素運動が有効だとされていたが、現在は無酸素運動のほうがより有効だということがわかってきている。もしも、糖質を摂り過ぎてしまっても、スクワットにより、血糖値は下がる。また、リバウンドを防止し、病気にかかるリスクも軽減するという。新刊では、牧田医師も毎日食後に行っているという1分間のスクワットを紹介する。糖質オフにスクワットをすすめる理由や、糖質オフの基本、血糖値を上げない1分間スクワット、より効果を上げるストレッチを掲載。肩こり解消のスクワット、ヒップアップ、バストアップのスクワット、ウエストと二の腕、お腹を引き締めるスクワットなども掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※血糖値が下がる! 1分間スクワット - 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル
2022年09月20日肥満と健康を改善する方法1月20日、糖尿病や糖尿病合併症が専門の牧田善二医師の新刊『糖質中毒 痩せられない本当の理由』が文藝春秋より文春新書として発売された。牧田氏は医学博士、AGE牧田クリニック院長であり、同書では糖質がもたらす人体への悪影響や、糖質中毒から脱する方法などを解説。価格は858円(税込)である。食べてもよいもの・絶対に食べてはいけないもの体に悪いとわかっていても、煙草がやめられない人はニコチン中毒の可能性があるが、糖質においても、私たちの脳は常に糖質を欲しがるようになってしまっている。肥満は意志が弱い人ではなく、糖質中毒になってしまった人であり、中毒を治さない限り、本質的な肥満解消は不可能だという。新刊では延べ20万人以上の患者を診療している牧田医師が糖質を摂り過ぎることの害や、肥満を引き起こすメカニズム、糖質をやめられない理由、糖質中毒の治し方を詳しく解説。肥満からの脱却、糖尿病を改善する方法などをレクチャーする。食べてもよいもの、絶対に食べたり飲んだりしてはいけないもの、効果的な食べ方などについても細かく解説されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※文春新書『糖質中毒 痩せられない本当の理由』牧田善二 - 新書 - 文藝春秋BOOKS
2022年01月27日AGE牧田クリニック院長の牧田善二氏長年、糖尿病とその合併症の治療に携わり、生活習慣病、肥満治療を行っている牧田善二氏の新刊『医者が教えるダイエット 最強の教科書』が発売された。牧田氏には『医者が教える食事術 最強の教科書』『医者が教える食事術2 実践バイブル』などの著作があり、累計90万部を突破。新刊には「20万人を診てわかった医学的に正しいやせ方」という副題が付けられており、ダイヤモンド社から1540円の価格で発売中となっている。エビデンスに基づく最強のダイエット法既に一般的に広く知られている糖質制限という言葉ではあるが、ダイエットでただ単に糖質を減らそうと考えている人は、糖質制限の効果を充分に得られてはいないのかもしれない。糖質制限では1日の糖質の摂取量を60g以下にする必要があり、ジュースや清涼飲料水、菓子類はタブー。ジュースについては、果汁100%のものや野菜ジュースも要注意だという。一方、カロリー計算は不要で、飲酒も可能だとしている。新刊ではエビデンスに基づく最強のダイエット法を紹介。つらい運動は不要で、たくさん食べても太らず、リバウンド防止、美容にも効果があるとしている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※医者が教えるダイエット 最強の教科書 - 書籍 - ダイヤモンド社
2021年06月24日テレビなどでおなじみの牧田善二医師監修6月9日、マネするだけでおいしく出来上がる糖質オフレシピを掲載している新刊『糖質オフのやせレシピ夏』が発売された。同書は糖尿病専門医で医学博士の牧田善二氏が監修。扶桑社の雑誌『ESSE』で好評のレシピを集めたものであり、2019年5月に発売された『糖質オフのやせレシピ Summer』を縮小し、コンパクト版としたものである。コンパクト化するにあたり、価格はお得価格の550円とされている。「食材・外食・総菜の糖質量早わかり表」もダイエットでは常識となりつつある糖質オフではあるが、いざ自分も始めてみようと思ってみても、難しいのではないか、毎日続けるとなると大変なのではないかと心配になる。しかし、目の前にレシピがあり、マネするだけで済むなら、そんな心配は不要となる。『糖質オフのやせレシピ夏』には「買い物メモ」がついたマネするだけの「2週間献立」や、ナス、もやし、大豆製品、アボカド、オクラ、ズッキーニ、レタス、キュウリといった低糖質の8つの素材別メインおかずレシピを紹介する。また、産後に体重を15kgも減らすことができたダイエットブロガー「MONA」氏や、夫の体重を17kgも減らしダイエットを成功させた人気ブロガーの「たっきーママ」氏、インスタグラマーの「MAYA」氏が作っている糖質オフレシピも公開。「食材・外食・総菜の糖質量早わかり表」も収録されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※糖質オフのやせレシピ夏 - 書籍詳細 - 扶桑社
2021年06月16日基本・効果・メカニズム・糖質オフの実践法糖尿病専門医で、医学博士、AGE牧田クリニック院長の牧田善二氏の新刊『糖質オフ、AGEオフの第一人者、牧田善二先生が解説した決定版!』が発売された。牧田氏は北海道大学医学部を卒業後、国内の医療機関での勤務を経験し、米・ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を行い、世界初となる血中AGEの測定法を開発している。新刊では、糖質についての基本から、効果、メカニズム、糖質オフの実践法などを解説。A5判、192ページ、出版社は新星出版社、価格は1,540円である。老化を進行させる物質AGEについても食事で摂取された糖質は、体内でブドウ糖に分解、血液中に放出され、血糖値が上昇する。血糖値が上昇すると、インスリンというホルモンが分泌されることとなる。インスリンにはブドウ糖をエネルギーとして使用できるようにする作用がある。また、インスリンにはブドウ糖を肝臓や筋肉に貯蔵する役目もあるが、ブドウ糖の量が多過ぎて肝臓や筋肉が限界を迎えると、脂肪に変えられて蓄積。これが糖質を多く摂ることで、太ってしまう理由である。新刊では、まず糖質やたんぱく質、脂質などの栄養の基本知識を解説。老化を進行させる物質であるAGEとAGE減の実践法についても解説する。健康と糖質とAGEの関係、ダイエットと糖質とAGEの関係に加え、「1日30品目の摂取」「美容のための顔マッサージ」などの間違った常識についても触れられている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※決定版 糖質オフの教科書/牧田善二 著 - 新星出版社
2021年06月10日撮り下ろしスペシャル動画の特典つき1月22日、フォレスト出版から『20万人を診た老化物質「AGE」の専門医が教える 老化をとめる本』が発売された。著者は糖尿病専門医で、医学博士、AGE牧田クリニック院長の牧田善二氏で、168ページ、価格は1,540円(税込)。現在、同書の購入者は撮り下ろしスペシャル動画「Dr.牧田が明かす老化する人、しない人」を無料で視聴できるようになっている。数々の疾患・シミやシワにも「AGE」が関係ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されている「AGE」の研究を続けていた牧田善二氏は、東京・銀座にクリニックを開業。これまでエイジングケアやダイエットを含め、20万人以上を診療。テレビ番組にも度々出演している。牧田氏によれば、老化の原因は明白であり、それが「AGE」の蓄積だという。「AGE」はたんぱく質や脂質と糖が結びついてできる物質で、いわば体についてしまった「コゲ」だとしている。この「AGE」がたんぱく質に悪影響を与え、動脈硬化、がん、骨粗しょう症、認知症の原因となり、肌のシミやシワにも「AGE」が関係している。この新刊では、イラストや図版とともに、「AGE」の対処法と「老化をとめる」方法がわかりやすく解説されている。(画像はプレスリリースより)【参考】※老化をとめる本 - フォレスト出版
2021年01月30日クックパッドで人気の糖質オフレシピを一挙公開12月17日、扶桑社から『殿堂入りレシピも大公開! クックパッドで見つけた! 糖質オフの大人気レシピ』が発売された。しっかり食べながら痩せられると人気の「糖質オフダイエット」に注目したレシピ本である。糖尿病専門医・牧田善二医師による「糖質オフダイエット成功のポイント」も解説されており、初めて糖質オフダイエットにチャレンジするビギナーでも、手軽に無理なく続けられるよう工夫されている。主菜・副菜・主食・スイーツなど豊富な内容『殿堂入りレシピも大公開! クックパッドで見つけた! 糖質オフの大人気レシピ』では、多くの人から支持された“殿堂入りレシピ”を始め、毎日の食事に取り入れやすい糖質オフのレシピが紹介されている。糖質オフダイエットに欠かせない栄養素であるタンパク質がしっかりと摂取できる、肉や魚を使った主菜。あと1品や栄養バランスを整えたいときに、少ない工程でスピーディーに完成するヘルシーな副菜など、おいしくて手軽に作れるメニューを厳選したという。レンジで手軽にできる、スピードレシピも必見だ。またご飯や麺類が食べたくなったときに活用できる、代用食材を使った「置き換え主食」レシピも公開。さらに、甘いものが好きな人向けの「糖質控えめのおやつ」も紹介されている。『殿堂入りレシピも大公開! クックパッドで見つけた! 糖質オフの大人気レシピ』は、全国書店やオンラインストアにて600円(税別)で販売中だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※クックパッド株式会社のプレスリリース
2020年12月20日気軽に手に取ることができるムック本6月16日、糖尿病や糖尿病合併症治療の専門医によるムック本『見て分かる! 糖質オフ』が発売された。著者は東京・銀座にあるAGE牧田クリニック院長の牧田善二氏で、同書では、分かりやすく糖質オフが解説されている。新刊はA4判で64ページ、499円(税別)の価格にて宝島社より「TJ MOOK」として発売中である。テレビでもおなじみの牧田善二医師1979年に北海道大学医学部を卒業した牧田善二氏は、北海道内のいくつかの病院に勤務し、その後、米国に渡り、ロックフェラー大学やピコワー医学研究所にて研究員となり、糖尿病合併症などの研究を行っている。同氏は度々TBS系列のテレビ番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」に出演し大反響。『医者が教える食事術 最強の教科書』『糖質オフのやせる作りおき』『糖質オフ!でやせるレシピ』など、糖質オフに関する一般向け書籍も多数発表している。見るだけで糖質が体に与える影響が分かる新刊『見て分かる! 糖質オフ』は、分かりやすい糖質オフの教科書として、見るだけで糖質が体に与える影響を実感できる。同書によれば、カレーライス1皿の糖質量は角砂糖27個分に相当し、米を食べる場合でも、ただの白米よりもチャーハンを推奨。ダイエットを始める人にもダイエット中の人にも、糖質オフをすっきり理解できるムック本となっている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※見て分かる! 糖質オフ - 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル
2020年06月25日AGE牧田クリニック院長・牧田善二医師著糖質オフやアンチエイジングの専門家の医師による新刊『老けない人はこれを食べている マンガ版』が新星出版社から発売された。著者はAGE牧田クリニック院長である牧田善二氏で、イラストレーターでマンガ家の森下えみこ氏がイラストを担当。新星出版社は2017年に牧田氏による『老けない人はこれを食べている』を発売しており、新刊はそのマンガ版でA5判、160ページ、価格は1,200円(税別)である。12万部突破のベストセラーをマンガ化ニューヨークのロックフェラー大学医生科学講座などで、老化や糖尿病合併症の原因として注目の「AGE」を研究していた牧田善二氏は、東京・銀座にクリニックを開業。生活習慣病や肥満などで、のべ20万人以上の診療を行っている。著書や監修書が多数ある牧田氏であるが、2017年の『老けない人はこれを食べている』は12万部を突破。新刊となるそのマンガ版では、よりわかりやすく、さらにおもしろくアンチエイジングを解説する。「糖化」を防ぎ「AGE」を溜めない生活従来、老化の原因は「酸化」にあると考えられてきた。しかし、牧田氏によれば、この「酸化」をはるかに上回る悪影響を与えているのが「糖化」だという。人体はたんぱく質でできているが、いわばたんぱく質の劣化が「糖化」である。また、「糖化」したたんぱく質から悪玉物質「AGE」が作られ、老化を含め様々な害を引き起こす。新刊では老けるとはどういうことなのか、老けない体を手に入れるための食事について、「AGE」を溜めない、寄せつけない生活のルールなどが紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※老けない人はこれを食べている マンガ版/牧田善二 著森下えみこ イラスト - 新星出版社
2020年06月20日内臓脂肪を減らすレシピ集3月30日、料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」から低糖質で高たんぱく質の美味しいレシピを紹介している新刊『内臓脂肪を減らして健康的にやせるレシピ 名医のお墨付き!』が発売された。このレシピ集は東京・銀座のAGE牧田クリニック院長で、糖尿病専門医、医学博士の牧田善二(まきたぜんじ)氏が監修を務めている。AB判で1045円(税込)の価格にて、扶桑社から発売中である。糖質量も記載 内臓脂肪を減らす食べ方も牧田善二氏は生活習慣病、肥満治療を行い、これまで延べ20万人以上を診療。『医者が教える食事術 最強の教科書』など、多数の著作もある。牧田氏は内臓脂肪を減らすには、糖質コントロールがカギだと語る。「クックパッド」は1998年のスタート以来、料理レシピが投稿され続け、投稿数は現在までに323万品以上。国内では月間約5400万人に利用されている。新刊では糖質を抜くだけでなく、体を形作るたんぱく質を増やすことを意識したレシピを掲載。メタボリックシンドローム対策として、長期的な健康に役立つレシピ集となっている。内臓脂肪を減らす食べ方を紹介し、便利な糖質量も記載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※内臓脂肪を減らして健康的にやせるレシピ - 書籍詳細 - 扶桑社
2020年04月09日「毎朝、鏡を見て吹き出物やシミなどの肌トラブルにハタと気がつくと思いますが、これは老化が原因。美肌を手に入れるためには、体の内側からの対策が必要です」そう語るのはAGE(終末糖化産物)研究の第一人者、「AGE牧田クリニック」の牧田善二院長。人の肌は表皮、真皮、皮下組織の3層から成り、老化が進むと表皮はカサカサになり、真皮はゆるみ、皮下組織は痩せてたるんでくるという。その犯人がAGE!「体内のタンパク質が糖質と結びつくと“糖化”が起こり、大量のAGEが発生します。真皮にあるコラーゲン線維にAGEが生じると、弾力性が失われます。つまり、シワ、たるみといった肌トラブルが起こりやすくなるのです。さらに、表皮にできたAGEはメラニンの産生を高めるので、シミやくすみを悪化させます。体内でAGEをつくらないためには、生活習慣の改善、お手入れも必要ですが、いちばん大事なのは食事。40代の肌は40〜50日で生まれ変わるのであきらめず、AGEがつくられやすい糖質が多く、加熱時間が長い焼き物、揚げ物などのメニューは控えるようにしましょう」ほかにも思い込みで肌の老化を招くこともある。そこで次の2択クイズを。「肌が若返る食べ物」はどっち?【Q1】目の下のクマを改善するには?ほうれん草 or 肉正解は肉。目の下のクマの原因、貧血を治す食事としてほうれん草のおひたしなどが有名だが、ほうれん草に含まれる鉄分は「非ヘム鉄」。これに対して肉やマグロ、カツオなどの魚に含まれる鉄分は「ヘム鉄」で、非ヘム鉄よりも吸収率が5〜6倍高い。【Q2】美肌の大敵・便秘解消に効くのは?日本酒 or 白ワイン正解は白ワイン。白ワインは赤ワインよりも動脈硬化などの予防効果があるポリフェノールは少ないが、むくみを防ぐカリウム、低糖質で腸内環境を整える酒石酸がたっぷり。デトックスや便秘解消に効果がある。日本酒の原料はお米であるため糖質が高い。【Q3】美白効果がある飲み物は?緑茶 or 果汁100%のオレンジジュース正解は緑茶。果汁100%のオレンジジュースにはビタミンCとともに酸化防止剤などの添加物や糖分が含まれている。日常的に飲みたいのはビタミンCやカテキンが含まれる緑茶。カテキンはポリフェノールの一種でAGEを抑える効果が確認されている。【Q4】肌のハリやツヤを保つのは?ベジタリアン食 or ローフード正解はローフード。肉や魚など動物性の食品をとらない「ベジタリアン」は、野菜のほかにも根菜類、いも類といった高糖質の食材を取りがち。タンパク質不足から肌のハリやツヤを失う。果物やナッツ、海藻類などを生で食べる食事法「ローフード」は高温調理をしないのでAGEが少ない。【Q5】肌荒れを解消するのは?キャベツ or レタス正解はキャベツ。水分と食物繊維が多いレタスに対して、キャベツには葉2〜3枚に1日分のビタミンCが。胃腸の粘膜の代謝を促すキャベジンが、肌荒れのもとになる胃腸の不調を改善する。ビタミンKはカルシウムが骨に定着するのを助け、骨粗しょう症の予防に。「美は内側からつくられる」というのは常識。正しい知識を得て美肌をゲットしよう。
2019年10月30日「毎朝、鏡を見て吹き出物やシミなどの肌トラブルにハタと気がつくと思いますが、これは老化が原因。美肌を手に入れるためには、体の内側からの対策が必要です」そう語るのはAGE(終末糖化産物)研究の第一人者、「AGE牧田クリニック」の牧田善二院長。人の肌は表皮、真皮、皮下組織の3層から成り、老化が進むと表皮はカサカサになり、真皮はゆるみ、皮下組織は痩せてたるんでくるという。その犯人がAGE!「体内のタンパク質が糖質と結びつくと“糖化”が起こり、大量のAGEが発生します。真皮にあるコラーゲン線維にAGEが生じると、弾力性が失われます。つまり、シワ、たるみといった肌トラブルが起こりやすくなるのです。さらに、表皮にできたAGEはメラニンの産生を高めるので、シミやくすみを悪化させます。体内でAGEをつくらないためには、生活習慣の改善、お手入れも必要ですが、いちばん大事なのは食事。40代の肌は40〜50日で生まれ変わるのであきらめず、AGEがつくられやすい糖質が多く、加熱時間が長い焼き物、揚げ物などのメニューは控えるようにしましょう」ほかにも思い込みで肌の老化を招くこともある。そこで次の2択クイズを。「肌が若返る食べ物」はどっち?【Q1】シワを防いでくれる飲み物は?コーヒー or ココア正解はコーヒー。液体の糖質は吸収されやすいので砂糖の量に注意。ポリフェノールが多く含まれスーパーフードともいわれるココアだが、砂糖が入っているのでAGEの数値がフライドポテト並みに高くなる。入れたてのコーヒーを砂糖抜きで飲めばAGEが少ない。【Q2】吹き出物が出ないスイーツは?りんごのキャラメルタルト or レアチーズケーキ正解はレアチーズケーキ。糖質を摂取しすぎると皮脂の過剰分泌の原因に。キャラメルは砂糖、生クリーム、バターなどを加熱して溶かすのでAGEが多く含まれる。レアチーズケーキのもとになるクリームチーズは生クリームと牛乳の混合物を発酵させているのでAGEが少ない。【Q3】シミを濃くさせないのは?ウナギの蒲焼き or マグロの刺身正解はマグロの刺身。ウナギの蒲焼きはビタミンAが豊富に含まれ、疲労回復のパワー食として昔から食べられているが、しょうゆと砂糖などが混ざったつけだれで焦げさせるのでAGEが増える。照り焼きなども避けたい。魚料理も刺身やカルパッチョがベスト。【Q4】くすみを防ぐのは?しゃぶしゃぶ or ステーキ正解はしゃぶしゃぶ。加熱時間が長く、高温調理になるほどAGEは増える。焦げた食べ物はくすみなどの原因に。食べ物はできるだけレアのほうがいい。肉料理であれば唐揚げやステーキ、焼き肉よりも、しゃぶしゃぶ、蒸し鶏や牛肉のたたきなどが望ましい。【Q5】むくみを防ぐのは?りんご or バナナ正解はりんご。果物を食べるのならりんご。りんごポリフェノールは皮の部分に多く含まれていて、抗酸化作用があるので皮ごと食べるのがベスト。疲労回復に効果があるクエン酸やリンゴ酸、ナトリウムを体外に出してむくみを防ぐカリウムなどの成分もある。「美は内側からつくられる」というのは常識。正しい知識を得て美肌をゲットしよう。
2019年10月30日医学的に正しい美肌術で若い肌に8月2日、糖化対策をして肌老化を防止、美しい肌になろうという新刊『医者が教える美肌術』が主婦の友社から発売された。四六判で144ページ、価格は1,300円(税別)である。著者はAGE牧田クリニック院長である牧田善二(まきたぜんじ)氏であり、同氏はテレビ番組「金曜日のスマイルたちへ」などの出演でも話題である。コラーゲン入りのシートマスクはNG?1979年、北海道大学医学部を卒業した牧田善二氏は、国内の医療機関に勤めた後、米・ロックフェラー大学研究員、米・ピコワー医学研究所主任研究員として、糖尿病の原因として注目されている「AGE」の研究を行っている。コスメストアやドラッグストアにはたくさんの美肌アイテムが並び、雑誌、ウエブサイトには無数の美肌術が紹介されている。中にはコラーゲン入りのシートマスク、半身浴で汗をかくなどの方法が紹介されているものもあるが、牧田氏はいずれもNGだとしている。シワ、シミ、たるみ、くすみ、乾燥などの原因はAGE牧田氏は真に注意すべきは「糖化」だとしており、糖化とは摂取したブドウ糖がコラーゲンなどのたんぱく質と結合して、終末糖化産物である「AGE」を作り出す作用のことである。AGEこそが肌老化の最大の原因だとしている。この新刊では肌のシワ、シミ、たるみ、くすみ、乾燥などの原因となるAGEに対し、「抗AGE生活」で美肌になる方法を解説。健康面でも肌が老化していなければ、ほかの臓器も老化していない証拠なのだという。同書では美肌のための「食べ方」や「お手入れ」、「生活習慣」が掲載され、医学的に正しい美肌レシピも紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※医者が教える美肌術 - 株式会社 主婦の友社 主婦の友社の本
2019年08月09日「体の“酸化”という言葉が聞かれるようになって久しいですが、今、アンチエイジングの世界でより注目されているのは、“糖化”というキーワードです」アンチエイジング・糖尿病に詳しいAGE牧田クリニックの院長、牧田善二先生はそう話す。「酸化は体を“サビ”させるものとして知られていますが、糖化は体を“コゲ”させる現象です。女性の場合は特に、40代を過ぎると老化が加速してしまいます。しかし、食事に気をつけることで、そのスピードを遅くすることもできるのです」(牧田先生・以下同)糖化とは、体内で糖質と結びついたタンパク質が劣化することをいう。劣化したタンパク質が細胞内にたまると、それが細胞の劣化を招いてしまうのだ。「糖化は、熱を加えた食品を食べることで起こります。食品に熱を加えると、『AGE』と呼ばれる物質が発生します。これが細胞の柔軟性を失わせる元凶なのですが、このAGEを多く含む食品を取ると、糖化の速度が上がります」AGEは、KU(キロユニット)という単位で示される。生のままよりゆでたもの、ゆでたものより焼いたもの、焼いたものより揚げたもの……と、見た目に焦げ色が付きやすい調理をされたものほど、KU値が高くなる。たとえば、食パンはそのままで食べると1食相当のAGEは7KUだが、トーストにすると25KUとなる。マグロの刺身は705KUでも、焼くと827KU、さらに醤油につけた照り焼きにすると4,602KUに跳ね上がる。「AGEに関して言えば、意外かもしれませんが、白米や食パンの数値は低めです。タンパク質については同じ食材でも調理法によって数値が大きく変わってきます。乳製品の場合、牛乳やヨーグルトはAGEの数値が低いのですが、パルメザンチーズやクリームチーズは高くなります。これも意外に思われるようですが、アルコールも糖化の概念からみると悪くありません。特にワインや蒸留酒はKU値が低いです。もちろん飲みすぎには注意が必要ですが、1日グラス1杯程度であれば、お好きな方にはオススメしています。ただし、おつまみにはAGEの高いものが多いので、野菜スティックなどAGEの少ないものを選ぶようにしてください」ほかに、紫外線を浴びることでAGEを体内に取り込んでしまうこともあるそう。糖化が進んだ結果としてわかりやすいのが、シミ・シワなどの皮膚の老化。シミは糖化が表面化したもので、シワは細胞に弾力がなくなった結果として現れる。そのほかにも、血管の細胞の弾力が失われることで、動脈硬化や、がん、アルツハイマー病、白内障といったさまざまな病気のリスクも高まってしまうという。
2018年11月21日体の“サビ”と同じように、老化を加速させるのが“コゲ”。そのリスクが、じつは毎日の食卓に潜んでいる――。「体の“酸化”という言葉が聞かれるようになって久しいですが、今、アンチエイジングの世界でより注目されているのは、“糖化”というキーワードです」アンチエイジング・糖尿病に詳しいAGE牧田クリニックの院長、牧田善二先生はそう話す。「酸化は体を“サビ”させるものとして知られていますが、糖化は体を“コゲ”させる現象です。女性の場合は特に、40代を過ぎると老化が加速してしまいます。しかし、食事に気をつけることで、そのスピードを遅くすることもできるのです」(牧田先生・以下同)糖化とは、体内で糖質と結びついたタンパク質が劣化することをいう。劣化したタンパク質が細胞内にたまると、それが細胞の劣化を招いてしまうのだ。「糖化は、熱を加えた食品を食べることで起こります。食品に熱を加えると、『AGE』と呼ばれる物質が発生します。これが細胞の柔軟性を失わせる元凶なのですが、このAGEを多く含む食品を取ると、糖化の速度が上がります」糖化が進んだ結果としてわかりやすいのが、シミ・シワなどの皮膚の老化。シミは糖化が表面化したもので、シワは細胞に弾力がなくなった結果として現れる。そのほかにも、血管の細胞の弾力が失われることで、動脈硬化や、がん、アルツハイマー病、白内障といったさまざまな病気のリスクも高まってしまうという。AGEは、KU(キロユニット)という単位で示される。生のままよりゆでたもの、ゆでたものより焼いたもの、焼いたものより揚げたもの……と、見た目に焦げ色が付きやすい調理をされたものほど、KU値が高くなる。たとえば、食パンはそのままで食べると1食相当のAGEは7KUだが、トーストにすると25KUとなる。マグロの刺身は705KUでも、焼くと827KU、さらに醤油につけた照り焼きにすると4,602KUに跳ね上がる。「AGEに関して言えば、意外かもしれませんが、白米や食パンの数値は低めです。タンパク質については同じ食材でも調理法によって数値が大きく変わってきます。乳製品の場合、牛乳やヨーグルトはAGEの数値が低いのですが、パルメザンチーズやクリームチーズは高くなります」糖化を抑えるため、1日のAGE摂取量は1万KU以下に抑えるのが理想だという。そのためにも、牧田先生が「これだけは避けたい」という食品はフランクフルトソーセージ(6,736KU)とベーコン(5,865KU)。一品で大量のAGEを取ることになってしまう。とはいえ、いちいち頭の中で足し算をしながら食べるのも、ちょっと面倒なのが正直なところ……。「そういうときは、糖化を食い止めてくれる食品、すなわち抗糖化食品を食事に取り入れるようにしましょう。AGEを引き算できる代表格はレモンや酢です。揚げ物や焼き物はAGEが高いですが、これらにレモン汁をかけたり、煮炊きする料理には酢を加えたり、マリネすることで、AGEを半減させることもできます」そのほかにもポリフェノールを含む赤ワインやブルーベリー、キウイ、高カカオチョコレート、ビタミンやカロテンが豊富な緑黄色野菜や果物などが抗糖化食品として挙げられるそうだ。「私たちの体の細胞は、関節軟骨のように生まれ変わるのに100年以上かかるものもあれば、皮膚のように数週間で生まれ変わる組織もあります。私の患者さんには、食生活を変えていくうちに体内のAGEが減少し、肌が若返った人が何人もいらっしゃいます」体の“コゲ”に気をつけて、若々しさをキープしよう!
2018年11月21日柿喰う客2018年本公演『俺を縛れ!』が2018年1月24日(水)に開幕する。劇団の代表で作・演出を手掛ける中屋敷法仁(柿喰う客)、出演者の牧田哲也(柿喰う客)、平田裕一郎に話を聞いた。柿喰う客『俺を縛れ!』チケット情報2008年の初演以来の上演となる、“劇団「柿食う客」の問題作”という本作。とはいえ再演希望も多い作品だが、10年ぶりの再演の理由を中屋敷は「2016年は劇団結成10周年で “名作”と言われる作品をリバイバルして、2017年は『虚仮威(こけおどし)』を“最高傑作を上演する”という意気込みでやって。11周年も終えた今、いい作品ばかり振り返っていくのがちょっと恥ずかしくなって、劇団の歴史の中で一番恥ずかしい作品はなんだろうと考えたら、この作品でした。タイトルがもう恥ずかしい。当時、あまりにも僕らの才能がありすぎるから『止めてみろ!』みたいな感じで決めたんですよ(笑)。思い出すだけでも顔から火が出るくらいですが、もう面の皮も厚くなって、火が出ることもないだろうということで、再演にふみきりました」。そんな本作で“影の主人公”を演じる牧田は「今回、死ぬ気で頑張らなきゃと思ってます」と並々ならぬ意気込み。「(柿喰う客への)入団から2年が経つので。もっと自分で表現できていかなきゃと思っていて。僕、(芝居として)飛び込みたいと思ってるし、飛び込もうとしてるけど、飛び込みきれないところがあるんですよ。そこを今回はバンジージャンプの勢いでいきたい」。そんな牧田を中屋敷は「牧田くんはメンバーになる前からご一緒する機会が多いのですが、お行儀がいいんです、すごく。だから今回はお行儀が悪いところを見たい。柿喰う客は牧田くんのホームなのでね。劇団としても、お行儀悪かった時代、あの恥ずかしい時代の空気をもう一度出せたら」。逆に中屋敷が「お行儀悪いです、すごく(笑)」と言うのは客演として出演する平田だ。「僕はマッキー(牧田)と逆で考えたら何もできなくなるんですよ」と笑いつつも「今回呼んでもらえたのがめちゃくちゃ嬉しいです。柿喰う客の公演を観に行く機会も多いのですが、中屋敷さんの演出って外部作品のときと劇団とでちょっと違うと感じていて。その中で僕がどこまでやれるかがすごい楽しみ」と目を輝かせた。ちなみに牧田と平田も10年前に共演して以来、「裕一郎はいじられがちな僕が唯一いじれる人」(牧田)、「マッキーはお兄ちゃん。けっこう怒られます」(平田)という仲。久しぶりの共演をお互いに楽しみにしているそう。亀甲縛りの永島敬三がインパクト大のビジュアルについて「ここから内容を想像してもらって大丈夫!」と中屋敷が言う本作は2018年1月24日(水)から2月4日(日)まで東京・本多劇場にて上演。チケットは先行抽選プレリザーブを受付中。取材・文:中川實穗
2017年12月08日■『医者が教える食事術 最強の教科書』が食習慣を見直すきっかけにアラフォーにもなると、食事による健康や美容への影響がどれだけ大きいかは、きっと皆さん体感していると思います。しかし、あなたがいいと思っている、その食事法が間違っているとしたら?そんな、「いいと思って食べていたのに、実は……」ということが書かれているこちらの本、『医者が教える食事術 最強の教科書』。美容鍼灸師という、いわゆる東洋医学な仕事をしていますが、鍼灸関係の本だけではなく、こういった西洋医学的な健康や美容に関する本も読んでいます。中でもこの本は、美容・健康・ダイエットのどれかに興味がある方に、とてもおすすめしたい内容でした。私のインスタグラムで紹介したところ、なかなか好評でしたので、改めて詳しくご紹介します。■よかれと思ってしていたことが、実はそうでもなかった著者いわく、「ビジネスパーソンを悩ませる病気や不調の原因の9割以上は血糖値の問題」だそうです。その血糖値をコントロールするための「医学的に正しい食べ方」がまとめられています。今まで正しいと思っていたことが、実はそうではなかった……目からウロコな内容がいろいろと書かれていて、かなり面白いです。たとえば、ジューサーで搾ったオレンジジュースは「搾りたてでフレッシュだし、体によさそう!」と思いきや、果物に含まれる果糖はすぐに脂肪になって貯蔵されてしまうので、実際は太りやすいのだそうです。太りやすいということが、体にいいことでないのは明白。その事実を知ってしまうと、「私が毎朝飲んでいたスムージーって、もしかして……」と、背筋が寒くなります。また、サプリメントで摂りがちな、アミノ酸やプロテイン。「アミノ酸を摂るようにしたら、疲れにくくなったかも」なんて思っていたのですが、アミノ酸やプロテインも、実は大量に摂取すると、腎臓を疲弊させて壊してしまうのだそうです。よかれと思ってやっていたことが、実は別の部分では体によくない影響を与えてしまうことだった。なんとなく信じていた俗説や認識を考え直すのにちょうどいい本です。■辛口の白ワインを1日1杯。停滞期の体重が減ったもちろん、よくないことだけではなく、「これがこんなにいいものだったとは!」ということも書かれています。たとえば白ワイン。赤ワインに関しては、含まれているポリフェノールの抗酸化作用でアンチエイジングにいいと知っていましたが、なんと、辛口の白ワインには痩せる効果が期待できるんだそうです。ものは試しと、毎晩辛口の白ワインを飲んでみたところ、飲み始めて4日目くらいに、いつも「ここから体重が減らない」と悶々としていたボーダーラインの体重から、あっさり1kg減っていました。けっして大量に飲んだわけではなく、お店でワイングラスに注がれる程度の量を毎日1杯飲んだだけ。それで体重に変化があるとは驚きです。もちろん、体質面の個人差や、普段の食事量など生活習慣の違いもあり、全員が私と同じようにすぐに体重に変化が出るというわけではないでしょう。ただ、信頼できる機関による研究の結果、ということなので、信憑性も高そうです。そうでなくとも、この自分自身の結果を見てしまうと、今まで日本酒派だった私も、「さようなら日本酒(糖質)、こんにちはワイン」という気持ちになってしまいます。アルコールを受け付けない体質の人を除き、ワインは適度に飲むと良いのかもしれません。■好きなページから読むことができる読みやすさ書かれている内容もさることながら、この本は、ひとつの項目が1~3ページ程度でまとめられているので、気になるところだけ読むことができて、とても読み進めやすいです。まずはワインのページを、いやいや私は「菓子パンは命を削る食べ物」ってページが気になる、など、最初から順番に読まずに、興味のあるページだけを拾い読みしてもいいので、普段あまり本を読まない方も抵抗なく読めるのではないかと思います。自分の健康と美容を維持するために、老化を防ぐために、一読してみてはいかがでしょうか。『医者が教える食事術 最強の教科書』書籍情報出典:医者が教える食事術 最強の教科書著者:牧田善二 発行:ダイヤモンド社ページ数:280ページ発売日:2017/9/22価格:1500円+税[公式サイト]著者牧田善二さんプロフィールAGE牧田クリニック院長。糖尿病専門医。医学博士。1979年、北海道大学医学部卒業。ニューヨークのロックフェラー大学医生化学講座などで、糖尿病合併症の原因として注目されているAGEの研究を約5年間行う。1996年より北海道大学医学部講師。2000年より久留米大学医学部教授。2003年より、糖尿病をはじめとする生活習慣病、肥満治療のための「AGE牧田クリニック」を東京・銀座で開業し、延べ20万人以上の患者を診ている。
2017年11月22日(画像はプレスリリースより)ダイエットの新常識!カロリーオフよりく糖質オフ!株式会社宝島社は、2014年6月23日、これまで延べ10万人以上の糖尿病患者と接してきた糖尿病専門医・牧田善二氏による書籍『うどん一玉は角砂糖14個分』を発売する。“カロリーオフ”ではなく、“糖質オフ”という新常識を提案した一冊で、糖尿病専門医である牧田善二氏が、日本人がいかに炭水化物に依存しているかということに着目し、「炭水化物依存症」の実態と、「脱・炭水化物」へと導くための方法を紹介した書籍だ。角砂糖なら、うどん一玉14個分、ステーキ一枚0.5個分白米・麺・パンのような日本人が主食として摂取している炭水化物にはたくさんの「糖質」が含まれており、そんな食文化を持つ日本人の9割が、肥満や糖尿病の原因ともいわれる「糖質中毒」に陥っているという。体脂肪のもとになるのは、脂質やたんぱく質ではなく「糖質」だ。夏の定番の「そうめん」などは要注意、まさに太る原因だ。糖質のかたまりである炭水化物を制限し、血糖値を上げない肉や魚大豆などの高タンパクな食材を摂ることが、ダイエットや生活習慣病予防に効果を上げる。著者である牧田氏は、糖尿病や肥満を防ぐには、急激に血糖値が上がる炭水化物などの糖質を制限して、血糖値を上げないことが効果的であると説き、糖質は老化の原因ともいわれ、糖質制限は若返りや美肌にもつながるため、カロリーよりも糖質をオフすることを提案した一冊だ。【参考】・株式会社宝島社プレスリリース/PR TIMES・株式会社宝島社「うどん一玉は角砂糖14個分」
2014年06月25日