近年、各国の外貨準備高は拡大傾向にあり、中でも新興国の伸びが目立っています。外貨準備高とは、国の通貨当局(中央銀行や中央政府など)が対外的な支払いに充てることを主目的として保有している外貨資産を指します。輸入代金の決済や対外債務の支払い目的のほか、急激な為替相場の変動を抑制する(為替介入)際にも使用されています。過去において、新興国の多くは、経常収支に赤字を抱え、資金を海外に依存する状況にありました。そのため、例えば危機時などに、海外から流入していた投資マネーが引き揚げられ、自国通貨に下落圧力がかかっても、為替介入によって自国通貨の価値を防衛することができませんでした。こうした過去の経験から、新興国では、財政健全化を推し進め、経常収支を改善し、危機に対する備えという意味で外貨準備高を積み上げる動きが拡がりました。現在では、新興国の外貨準備高は、先進国の約3.4兆米ドルをはるかに上回る約7.0兆米ドルにまで積み上がっています(2012年3月末時点)。なお、外貨準備高は貿易黒字の拡大などから増える傾向にありますが、危機時における自国通貨の安定のため為替介入が行なえるかどうか、あるいは対外債務が返済可能なのかどうかなど、各国の政策対応余地を見る上で非常に注目度が高い指標です。また、外貨準備高は、健全な財政などとともに、その国の信用力を示す指標となっていることなどもあり、新興国の外貨準備高の増加傾向が、対外的な信用力を高め、それに伴なう海外からの資金流入などによる通貨の押し上げ効果が期待されます。(※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。)(2012年8月10日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月10日東京八重洲北口にある山梨県のアンテナショップ「富士の国やまなし館」では7/24(火)~25(水)に「富士の国やまなしフェア」を開催する。これまでも「やまなしマルシェ」として人気を博していたが、今年はさらにパワーアップ。店舗の外の「やまなしマルシェ」ほか、店内では一部の商品をのぞいて10%オフセールを行ったり、通常は富士の国やまなし館には入らない、山梨の人気メーカーの商品が店頭に並ぶ予定だ。今はちょうど桃やすもも、ぶどうの収穫がはじまり、果物の最盛期。新鮮でジューシーな果物のほかに、トマト、きゅうりなどの新鮮な高原野菜、朝獲りのとうもろこし、ジャム、カキ氷などを「やまなしマルシェ」で買うことができる。一方店内では、県内の特産品イベントとして、傘・ストールなどの織物や水晶などの宝飾品の販売のほか、勝沼の老舗ワイナリーの大泉葡萄酒の試飲会も行われる。2,000円以上購入した人を対象に、山梨県内宿泊施設の宿泊補助券や山梨県産ワインなどがあたる抽選会が実施される。観光パンフレットも置いてあるので、夏休みの旅行をどこにするか決める前に「富士の国やまなし館」で下調べをするのもいいだろう。期間:2012年7月24日(火曜日)、25日(水曜日) 10時30分~19時30分 ※やまなしマルシェ開催時間10時30分~16時00分 <やまなしマルシェ参加店(店外)>◆小淵沢きびの会 北杜市小淵沢の高原野菜(トマト・きゅうり・玉ねぎ・にんにく)◆旬果物市場 甲府の新鮮な朝穫りとうもろこし◆佐藤農園 糖度の高い、早生のぶどうの販売◆まるしょう農園 今、注目のフィルム栽培で育てた安心・安全のメロン(カットメロン・ジュース)◆南アルプスファームフィールドトリップ 南アルプス産のすもも・有機栽培の野菜、ジャム・かき氷(7種類の果物ピューレシロップ)◆富士の国やまなし館 作り手が手間をかけ、一枝一実で育てた、こだわりの桃◆風土記の丘農産物直売所(7/25(水)のみ) 甲府市中道の新鮮な青果の販売<やまなしフェア参加店(店内)>◆糸の音会 傘・ストール等の織物の販売◆クラウン商会 水晶・宝飾品の販売◆大泉葡萄酒 勝沼の老舗ワイナリー【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日IMF(国際通貨基金)の最新の経済見通しによると、購買力平価基準を用いた新興国のGDP(国内総生産)総額が、2013年にも先進国のGDPを初めて上抜く見通しとなりました。購買力平価基準では、各国の物価の違いを修正して比較できるため、より実質的な評価・比較ができるとされています。2000年には新興国の1.7倍近くあった先進国のGDPは、2008年の世界的な金融危機をきっかけにその差を縮める動きとなり、2013年の逆転を経て、2017年には新興国の0.9倍程度になるとみられています。こうした潮流は、新興国が先進国に代わって世界経済の中心的な役割を担っていくことと同時に、消費市場としての存在感を急速に高めている象徴であると考えられます。新興国の中でも、世界経済を牽引していくと見込まれているのが、ブラジル、ロシア、インド、中国のBRICs諸国と、メキシコ、韓国、インドネシア、トルコなどの国々だとみられます。これらの国々は、先進国と新興国のGDPが逆転するとみられる2013年には世界のGDP上位国になるとみられます。米大手金融グループでは、BRICsにこれら4ヵ国を加えた8ヵ国について、「もはや新興市場ではない」とし、2011年に「グロース・マーケッツ(成長市場)」と新たに定義し直しています。足元で、欧州債務問題を巡る混乱が、世界経済および世界の金融市場を揺るがしています。これらの問題は早期に解決するものではありませんが、こうした状況下にあっても世界経済は成長を続ける見通しであることなどを考えると、「混乱の行方」もさることながら、「世界経済の潮流」を見失わないようにする必要がありそうです。(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。)(2012年5月18日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月21日経済成長などに伴なう全体的な所得水準の向上により、新興国では購買力や消費意欲が高まっており、その消費の拡大が、内需を活性化させ、国の成長に寄与しているとみられます。中でも、消費意欲が特に旺盛とされている中間層の拡大は、経済をさらに活性化させると考えられることから、中間層の拡大は新興国経済の今後の発展における重要な要素になっているといえそうです。そうした中、経済産業省が3月中旬に公表した調査結果によると、アジアなどの新興15ヵ国で今後20年間に消費の牽引役となる「中間層」は3倍以上増加する見通しです。また、これらの国の中間層の中でも、特に消費力の高い層とみられる「上位中間層」(世帯年収1万5,000米ドル以上、3万5,000米ドル未満)は、2010年の約2.5億人から2020年には約7.7億人に増えると試算されています。そのうえで、経済産業省は、これらの新興国で中間層が急激に増える時期は日本でいえば1960~70年代に相当すると指摘し、洗濯機や冷蔵庫、テレビなど耐久消費財が普及するほか衣料や教育医療への支出も増えるとしています。こうしたことは新興国の中間層の拡大が、新興国の成長のみならず、様々な面で大きな意味を持つことを示しているとみられます。現在、多くの日本企業が、新興国の中間層の拡大を見据えて、専用商品の開発を行なうなど、中間層の需要開拓を視野に入れた戦略を打ち出しています。また、経済産業省においても、新興国の消費市場を獲得することを急務と位置付け、今年の6月を目処に戦略をまとめる方針です。こうした取り組みにより、新興国における日本企業の収益機会の拡大に一層の弾みがつくようであれば、日本の景気にも好影響を及ぼしていくものと期待されます。(※上記は過去のものおよび予想であり、将来を約束するものではありません。)(2012年3月27日 日興アセットマネジメント作成)●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日食べる楽しみを忘れないフランスならではのダイエットサポート食品「ジャリネア」いわずと知れた美食の国フランス。でも美しいボディを保っている女性もまた多い国。考えてみれば不思議だ。その不思議を支えている秘訣かもしれないフランスダイエット食品市場でトップシェアを誇るブランドの製品がついに日本に上陸、発売開始となった。大塚製薬が取り扱い、販売する。この話題の商品の名は「ジャリネア」。フランスでは、食べすぎた日の翌日の一日一食を「ジャリネア」に置き換える、またバカンスの前後は一日二食を置き換えて、集中的にカロリーコントロールをするのが、広く知られた活用法なのだとか。スーパーマーケットでもどこでも手に入る、日常の製品のひとつだそうだ。ラインナップは9種類。すべて一食あたり約200kcalに調整されている。カロリーだけでなく、栄養面もばっちり。ビタミンミネラル、たんぱく質をバランスよく配合しているから、安心して食べることができる。気になる味のほうは…もっともポピュラーなメイン商品は携帯にも便利でスマートなバータイプ。かみごたえのある「シリアルバー」(オレンジ味)、チョコレート味とキャラメル味の「ミールバー」。チョコレートコーティングで、ダイエット食品?と思うほどしっかりの甘さ。でもその分満足感は高く、かなり味も美味しい。お湯に溶かすスープタイプのものは「ポロねぎ&ポテト」と「グリーンポタージュ」の2種。とろみとしっかりした味でまさに食べるスープといった感じ。かなり満腹感がある。本場ならではのクセもあるため、苦手な人もあるかもしれないが、逆にかなり気に入る人も出そうだ。低脂肪牛乳でつくるタイプはチョコレート味とコーヒー味のシェイクとプディングがある。甘さも程よく、万人に受ける感じの仕上がりだ。人によって好みの差はあると思われるが、味にもこだわるフランスらしく、全般的にみてダイエット食品の概念を変える美味しさ。トップブランドとして愛されてきた理由がよく分かるというものだろう。日本発売を記念して、7月15日まではモニターキャンペーンも実施している。関心のある人は、ぜひこの機会に試してみよう!元の記事を読む
2011年07月09日