メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)が羽田空港第2旅客ターミナルに7月22日、空港内初となる自動車ブランドの情報発信拠点「メルセデス ミー 東京羽田(Mercedes me Tokyo HANEDA)」をオープンする。「メルセデス ミー 東京羽田」は、メルセデス・ベンツが世界的に展開を進める利用者向けサービス「メルセデス ミー(Mercedes me)」の世界第3号店にしてアジア第1号店。より多くの人にメルセデス・ベンツブランドに親しんでもらうため、羽田空港に出店することが決定した。店舗運営は、メルセデス・ベンツと正規販売店契約を結ぶシュテルン品川が担当する。店舗の周囲に設置されたギャラリースペースでは、メルセデス・ベンツの最新モデルの展示などを行い、利用者に向けてメルセデス・ベンツの旬な情報を提供していく。その他、ラウンジスペースではデジタルデバイスを活用した双方のブランド体験の場を用意し、コレクションショップでは羽田空港限定のトラベルグッズを始めとしたファッションやライフスタイルグッズを展開する。またレストラン・カフェスペースでは、「エッグセレントバイツ(eggcellent BITES)」と「クリスピー・クリーム・ドーナツ(Krispy Kreme Doughnuts)」とコラボレーション。羽田空港限定のメルセデスオリジナルフードやドリンクなどを提供する。
2015年07月13日ANAグループでは7月7日の七夕に、羽田空港では7回目となる七夕イベントを実施した。フライトはANA61便(羽田11:00発・千歳12:35着、ボーイング777-300型機)で、浴衣姿のグランドスタッフやCA、女性パイロットたちに見送られ、420人(内、幼児が5人)の乗客を乗せて飛び立った。同便の搭乗ゲート前には笹と短冊を用意し、誰でも自由に願い事を記入できるスペースを設置。浴衣姿のグランドスタッフやCAたちが訪れた人に声をかけ、願いを託した短冊を笹につるすサポートをしながら「みんなの願いが叶いますように」と想いを込めた。中には、短冊スペースに走りよってきたものの何を書いていいのか悩んでいる子どももおり、お母さんが「プリンセスになりたいって書いてもいいのよ」とフォローしている姿も。「短冊に願い事を書くなんて、なんだか懐かしい」という年配の方もおり、それぞれが年1回のこの日を楽しんでいたようだ。これらの短冊は後日、ANAによって栃木県の足利織姫神社に奉納される。また、当日は搭乗口の天井に天の川をイメージした装飾を施し、乗客には七夕デザインのうちわとともに、「ANA Star Festival 2015.7.7」とデザインされたステッカー付きのお菓子が配布された。乗客の中には、「自分が乗る飛行機でこんなおもてなしをしてもらえるなんて。記憶に残るフライトですね」とコメントする人もいた。当日はこの七夕フライトのほか、羽田空港の出発ロビーにも笹と短冊を設置。浴衣姿のスタッフが訪れる人を笑顔で迎え、それぞれの願い事を届けるサポートを担っていた。
2015年07月07日日本空港ビルデングとCYBERDYNE(サイバーダイン)は7月2日、羽田空港旅客ターミナルビルへの次世代型ロボット導入等における業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表した。日本空港ビルデングは首都圏空港を中心とした航空需要は増加を続ける中で、少子高齢化や労働人口の減少といった課題に対し、旅客ターミナルビルにおける最先端テクノロジーの導入を検討してきた。その中で、サイバニクス技術(※)を用いたロボットスーツ「HAL(ハル)」を開発しているサイバーダインとの締結にいたったという。サイバーダインは2004年に筑波大学発ベンチャーとして設立以来、近年はこれらの技術を用いた作業支援ロボット等についても実用化・製品化をしている。同基本合意書は、日本の玄関口である羽田空港から日本の技術を発信していくこと、また、空港利用者に対する安全・安心・便利を前提とした良質なサービスを提供すること、および、空港従業員がより健康的に働きやすい環境を創出することを目的として締結された。両社は同基本合意書の締結を皮切りに、羽田空港全体として各関係者と連携しながら「世界に先駆けた空港におけるロボット技術活用の未来像」を創出し、より魅力ある羽田空港の発展に貢献していくという。同基本合意書の内容は、サイバーダインが開発製造したロボットスーツHAL作業支援用(腰タイプ)・クリーンロボット・搬送ロボット等を、日本空港ビルデングが管理・運営する羽田空港旅客ターミナルビルへ導入すること、また、日本空港ビルデングによる空港での販売促進および保守サービスで展開することとしている。さらに、日本空港ビルデングの持つ空港事業における知見や実績と、サイバーダインの持つサイバニクス技術を活かした次世代型ロボット化空港モデルの創出を目指すとしている。※サイバニクスとは、サイバネティクス・メカトロニクス・情報技術を中核として、IT技術、ロボット工学脳・神経科学、生理学、行動科学、心理学、法学、倫理学、感性学を融合複合した新しい学術領域で、筑波大学大学院の山海嘉之教授が創設したもの。それを応用した各種技術がサイバニックス技術と呼ばれている
2015年07月03日日本空港ビルディングとCYBERDYNEは7月2日、羽田空港旅客ターミナルビルへの次世代型ロボット導入などにおける業務提携に関する基本合意書を取り交わしたと発表した。今回の合意は、日本の玄関口である羽田空港から日本の技術を発信していくこと、ならびに空港利用者に対する安全・安心・便利を前提とした良質なサービスの提供、そして空港従業員がより健康的に働きやすい環境を創出することなどを目的としてなされたもの。具体的にはCYBERDYNEのロボットスーツ「HAL作業支援用(腰タイプ)」のほか、クリーンロボット、搬送ロボットなどを日本空港ビルが管理・運営する羽田空港旅客ターミナルビルに導入するほか、それらのロボットの空港での販売促進および保守サービスの実施などを行う予定としている。また、そうした空港事業における知見や実績を踏まえ、CYBERDYNEの次世代型ロボット化空港モデルの創出も目指すとしている。
2015年07月02日ANAは日本初となる自動手荷物預け機「ANA Baggage Dropサービス」を7月1日より導入することを先駆けにして、羽田空港国内線第2旅客ターミナルにて空港到着から搭乗するまでの流れをシンプルで分かりやすい新搭乗スタイル「ANA FAST TRAVEL」を展開していく。「ANA FAST TRAVEL」は、自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop サービス」、簡単でスピーディーな操作でチェックインができる「新自動チェックイン機」、一目で分かる「羽田空港国内線出発カウンターのデザイン」の導入・展開により、空港における手続きの極小化、待ち時間の抑制、より分かりやすい動線の提供を実現していくという。7月1日から始まる「ANA Baggage Dropサービス」は、日本のエアラインとして初めて羽田空港に導入される。これまで乗客が係員カウンターで預けていた手荷物を係員を介することなく、乗客自身が自動手荷物預け機の中に入れ、表示される操作案内に従って手荷物預けを完了させる。言語は、日本語、英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語の4カ国語の案内を用意する。また、今秋頃に導入を予定している「新自動チェックイン機」は、操作画面を現状の17インチから19インチに拡大することで視認性が向上させる。合わせて画面のデザインも一新し、必要な手続きが画面の案内にそって簡単にできるようになるという。さらに、従来カウンターで行っていた欠航や遅延時などの予約変更や払い戻し、チェックイン済みの座席変更、マイル登録、領収書の発行、国際線航空券を所有者の国内区間のチェックインなども、機械を通してできるようになる(一部の機能は2016年冬導入予定)。言語は「ANA Baggage Dropサービス」同様、日本語、英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語の4カ国語の案内を用意する。そのほか、2016年春頃には羽田空港第2ターミナル出発カウンターリニューアルし、一目で分かるデザインを追求するとともに、出発ロビーのレイアウトおよび案内表示を変更する。出発カウンターのレイアウトは、「ANA Baggage Drop」と「新自動チェックイン機」を中央に集約して配置する。これにより特定のカウンターの混雑を防ぎ、待ち時間の削減するという。また、案内表示については絵やピクトグラムを使用することにより、日本人のみならず外国人にとっても分かりやすい表示を実現するという。
2015年07月01日Peach Aviation(以下、Peach)は6月25日、東京(羽田)-台北(桃園)線を開設することを発表した。東京(羽田)-台北(桃園)線は8月8日より、週6便で運航する。なお、羽田空港への就航はPeach初となる。この路線開設にあたり代表取締役CEO井上慎一氏は、「Peachが東京の空の玄関口である羽田空港に就航することで、これまで以上に東京とアジアが近くなります。Peachは羽田、成田の両空港を首都圏における両輪として、東京とアジアをもっと近くします。さらに、2015年ウインターダイヤ期間からはデイリー運航を目指します」とコメントしている。東京(羽田)-台北(桃園)線の航空券は、近日中に販売を開始する。運賃は7,680円~4万2,380円(片道/ハッピーピーチ)で、往復1万2,000円の東京(羽田)-台北(桃園)線弾丸スペシャル運賃も設定する。線弾丸スペシャルの往路搭乗期間は、8月19日~10月23日の水と木、木と金、日と月のパターンのみとなっている。対象便は(往路)MM1029便 - (復路)翌日の MM1028便。上記運賃は1席あたりのハッピーピーチプロモ往復運賃で、燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)は不要だが、別途、支払手数料や空港使用料、手荷物のお預け料等が必要となる。なお、今回の路線開設により、Peachのネットワークは国際線9路線、国内線13路線の計22路線1となる(販売中の大阪(関西)-宮崎線(8月28日就航予定)、沖縄(那覇)-ソウル(仁川)線(9月4 日就航予定)を含む)。また、8月7日より既存の大阪(関西)-台北(桃園)線を増便する。
2015年06月25日資生堂パーラーは6月16日~8月下旬、「東京おやつ パルパルココケーク」を東京都・羽田空港限定で販売する。同商品は、ココナッツとアーモンドプードルを合わせたスティックケーキで、東京土産として名付けられた"東京おやつ"シリーズの第4弾となる。商品名の「パルパル」とはハワイ語で「やわらかい」を意味しており、その名の通り、ケーキはしっとりやわらかな食感になっているとのこと。ココナッツの甘い香りが、南国でのバカンスを想起させるという。パッケージには、「不思議の国のアリスのお茶会」から連想した、懐中時計やトランプ柄のモチーフを採用した。価格は、6個入り・税込648円、10個入り・税込1,080円、15個入り・税込1,620円。販売場所は羽田空港の第2旅客ターミナル2F 出発エリア時計台3番前。
2015年06月15日JALは6月1日より、羽田空港国際線ファーストクラスラウンジにて朝食メニュー「特製パンケーキ」に代わる新たなメニューとして、「JALオリジナル ライ麦ガレット」の提供を開始する。同ラウンジは2014年8月末にリニューアルオープンし、従来のビュッフェスタイルでの食事に加えて、目の前で調理する「鉄板ダイニング」にてできたての食事を提供している。「JALオリジナル ライ麦ガレット」はその鉄板の上で焼いた特製のライ麦ガレットに、卵、ハム、チーズをのせて包みこんだ一皿。なお、ガレットにはそば粉は使用していない。提供場所は羽田空港国際線JALファーストクラスラウンジ内のダイニングエリアで、朝食メニューの提供は7:00~11:30。5月31日までの朝食メニューでは特製パンケーキを提供し、夕食メニュー(17:30~23:30)は引き続き、「黒毛和牛&黒豚のハンバーグ JALオリジナルソース」を提供する。
2015年05月25日羽田空港周辺・京浜臨海部連携強化推進委員会は5月18日、第2回羽田空港周辺・京浜臨海部連携強化推進委員会を開き、羽田空港周辺地域および京浜臨海部の連携を強化し成長戦略拠点の形成を図るための取り組みとして、整備エリアの予定を公表した。この取り組みは、国際競争力の強化に向けた国家戦略特別区域の目標を達成するプロジェクトの一環として、国および地方の関係機関が協力して行う。「羽田空港周辺・京浜臨海部の連携強化(目指す姿)」を同地域の拠点形成に関する基本方針として、医工連携の推進、国際的な研究・交流・商取引の促進、必要となる都市・交通インフラ整備等に取り組むという。羽田空港跡地地区第1ゾーンの整備として、東京都大田区が中心となり土地区画整理事業の事業化に向けた検討を進め、2015年度に都市計画の決定、2016年度に事業の着手を行い、2020年に向けて世界と地域をつなぐ新産業創造・発信拠点の形成を目指す。羽田空港跡地地区第2ゾーンの整備については国土交通省航空局において、2017年度に環状八号線の付け替え工事の完成を図りつつ、民間事業者による地区内の施設整備を進める。殿町地区の整備については2016年度に地区内の施設整備を概成し、2020年に向けて世界的なイノベーション創出拠点の形成を目指すという。連絡道路については、羽田空港跡地地区と殿町地区(神奈川県川崎市)の中央部に両地区を結ぶ新たな橋梁(2車線)を設置するため、測量や構造の設計、環境影響についての調査など整備に向けた検討の深度化を図る。取組に当たっては、多摩川における渡河部の一般ルールを基本に、東京都、川崎市および国土交通省航空局が協力し、2020年を目指した成長戦略拠点の形成を支えるインフラとして事業の実現を目指す。神奈川県は川崎市の取組に対する必要な支援を行うとしている。
2015年05月19日羽田空港ターミナル1の「イセタン羽田ストア」に、「マルニ×ポーター コラボレーション コレクション」のポップアップショップがオープンする。期間は4月15日から5月12日まで。「ポーター(PORTER)」の軽くて機能的なバッグに、「マルニ(MARNI)」のオリジナルプリントを施した同コレクション。ショップでは13年12月に発表された第1弾から今年1月に発売された最新モデルまで、コレクションの全アイテムをラインアップする。なお、コラボ第1弾の「1ST COLLECTION」は、ポーターを代表するシリーズ「タンカー(TANKER)」のヘルメットバッグをベースに、マルニがクリスマスを意識したプリントをデザイン。続く第2弾の「BUSINESS COLLECTION」では、ビジネスシーンからプライベートまで幅広く対応するスマートなアイテムがそろえられた。更に、第3弾の「CASUAL COLLECTION」では、コンパクトに収納できるパッカブル仕様のバッグをはじめ、様々な大きさの衣類カバーといった旅にぴったりのアイテムを展開。最新作の「FOUR COLLECTION」では、ミリタリーテイストをより軽快に表現した4型のバッグに、マルニらしいカラーブロッキングで色の組み合わせによる美しさが表現されている。
2015年04月07日デルタ航空(本社: 米国アトランタ)は現地時間の3月27日、米国運輸省よりシアトル~羽田便の運航継続に関する仮決定を受けたことを発表した。詳細な見直し作業の結果、米国運輸省はデルタ航空のシアトル~羽田便が米国側に割り振られた米国と羽田空港間4往復の発着枠のうち、1枠の利用方法が「提案の中では最も公共の利益に合致する」と結論付けた。デルタ航空は3月29日(シアトル発)より、シアトル~羽田間のノンストップ便を通年運航している。また、シアトル・タコマ国際空港を国際線のゲートウェイとして成長させるべく、今後も拡張を続けていくという。
2015年03月30日「とらやの羊羹」で知られる和菓子メーカーの虎屋は、ifs 未来研究所の企画協力により、3名のクリエイターとともに作った3種類の羊羹を紹介する企画展「"みらい"の羊羹~わくわくシェアする羊羹」を開催する。会期は4月1日~8月3日。会場は東京都・六本木の東京ミッドタウン ガレリア地下1階にある「とらや 東京ミッドタウン店」店内ギャラリー。開場時間は11:00~21:00(店舗営業時間と同じ)。入場無料。この企画展は、須藤玲子氏、グエナエル ニコラ氏、渡邉良重氏といった3名のクリエイターとともに「ちょっと未来の、和菓子のある暮らし」を思い描いて作られた、見た目も楽しみ方も異なる3種類の新しい羊羹を、「食べるシーンの提案」とともに展示するもの。テキスタイルデザイナー・須藤玲子氏が制作したのは、切り分けるとグラフィカルな柄が表れるという「縞」をテーマにした羊羹。円環や四方形に並べると縞と縞がつながり、布(=テキスタイル)のような表情が広がるという。また、キュリオシティ代表・グエナエル ニコラ氏は、"扇"をかたどったスティックタイプのひと口羊羹を制作。華やかさと斬新さを併せ持つユニークな存在で、立食パーティーの席などにぴったり合う羊羹となっている。そして、アートディレクター・渡邉良重氏はカラフルなパーツが入った透明な羊羹を制作。切り分ける場所によって異なる絵柄が現れ、「物語を連想させる絵」が手前と奥で重なって見えるということだ。
2015年03月27日日本空港ビルデングと東京国際空港ターミナルはこのほど、航空業界の格付け会社である英国SKYTRAX(スカイトラックス)社が実施している国際空港評価において、羽田空港が2015年の国内線空港総合評価部門と出発保安検査で世界第1位になったことを発表した。国内線空港総合評価部門においては、羽田空港国内線旅客ターミナルの使いやすさやアクセスの良さなどが評価され、3年連続世界第1位となった。また、出発保安検査においては、羽田空港国内線・国際線旅客ターミナルの出発保安検査の対応が評価されることとなった。加えて、国際線も含めた空港の総合評価部門においては2014年の6位から5位へ順位を上げた。その他にも、清掃部門で2位、職員部門で2位、アジア圏空港部門で4位に選ばれている。
2015年03月24日京浜急行バスのグループ会社である羽田京急バスでは現在、「羽田空港ターミナル間無料連絡バス」を専任とする女性運転士を募集しており、3月12日、13日、15日に会社説明会を実施する。女性専任スタッフによる運行は6月頃を予定している。この路線は、羽田空港内の国内線第1・国内線第2・国際線の各ターミナルを循環し、羽田空港間の足として利用できる路線となっている。今回の採用では、バス運転士としての接客のほか乗り場での案内も担当し、羽田京急バスが受け持つ「羽田空港ターミナル間無料連絡バス」のサービスレベルの向上を狙っている。また、「羽田空港ターミナル間無料連絡バス」の女性運転士による専任スタッフ化にともない、オリジナルデザインの制服も導入する。日本のみならず世界の人々に、女性運転士ならではの"おもてなし"でサービスするという。なお、女性スタッフが必要人数に達するまでは、勤務割りによって男性運転士も引き続き乗務するという。応募条件は、大型二種免許所有、もしくは普通免許取得後3年経過していることで、会社説明会は3月12日、13日、15日の各日10:00~と13:00~。会場は羽田空港国内線第1旅客ターミナル6F会議室「シリウス」。なお、会社説明会終了後も随時募集するという。
2015年03月11日JALは2月24日、3月28日をもってエールフランス航空の運航する羽田~パリ(シャルル・ド・ゴール)線でのコードシェアを終了することを発表した。対象便はJL5057便(羽田22:55発)とJL5058便(パリ23:20発)。なお、シャルル・ド・ゴールを発着するヨーロッパ域内便のコードシェアは引き続き実施する。該当便の予約している人には、順次JALより連絡を行い、旅行会社を通じて該当便を予約の場合は、旅行会社で対応するという。
2015年02月26日スカイマークは羽田~神戸/鹿児島線において、割引運賃「前割1」「前割3」「前割7」を復活して設定する。また、予定便出発前の取消手数料が1,000円となり、突然の予定の変更にも利用しやすくした。同社の前割は、発売開始~搭乗日までに購入できるもので、「前割1」なら搭乗前日まで、「前割3」なら搭乗3日前まで、「前割7」なら搭乗7日前までとなっている。設定期間は2月26日~3月28日で、羽田~神戸線は9,500円(「前割3」)から、羽田~鹿児島線は1万2,800円から(「前割7」)から。なお、これらの設定料金には、1区間片道税、また、羽田空港旅客施設使用料を含んでいる。予約は2月25日15:00より一斉に開始する。そのほか詳細はホームページを参照。
2015年02月25日ブリティッシュ・エアウェイズ(以下、BA)は2月23日より、羽田空港とヒースロー空港(ロンドン)の就航4周年を記念し、フィンエアー(以下、AY)との共同で、羽田/成田~英国および欧州各都市(BA運航便・ロンドン経由)と、成田/大阪/名古屋~ヘルシンキおよび欧州各都市(AY運航便・ヘルシンキ経由)の特別運賃を発売している。発売価格は、World Traveller(エコノミー・クラス)が往復5万円~、World Traveller Plus(プレミアム・エコノミークラス)が往復9万5,000円~、Club World(ビジネス・クラス)が往復32万円~、First(ファースト・クラス)が往復80万円~となる。なお、税金や空港施設使用料などは別途必要となる。旅行期間は4月1日~5月30日で、発売期間は2月23日~3月23日。
2015年02月23日スカイマークは2月16日~22日の1週間限定で、羽田~鹿児島線で片道6,500円になる特別キャンペーン「SKYセール」を実施している。搭乗期間は2月23日~3月28日で、購入期限は予約日含めて4日以内までとなっている(搭乗日が予約日を含め4日以内の場合は搭乗日前日まで)。なお、運賃に税や羽田空港の旅客施設使用料も含まれている。販売座席数には制限があり、なくなり次第、セールを終了する。そのほか詳細はホームページを参照。
2015年02月16日JALは3月下旬より、羽田空港国内線手荷物カウンターで「JAL エクスプレス・タグサービス」を開始することを予定している。このサービスは、乗客が自分で手持ちの航空券を専用のタグ発行機に読み取らせ、発行されたタグを付けて手荷物を専用カウンターに持っていくというもの。このサービスにより、従来よりスムーズにチェックインが可能になるという。なお、従来通りのカウンターでの対応も、引き続き実施するという。サービス場所は羽田空港国内線(第1旅客ターミナル 2階)の、北ウィング54番手荷物カウンター(4台設置予定)、同南ウィング28番手荷物カウンター(6台設置予定)で、3月下旬からの運用を予定している。
2015年02月16日スカイマークは2月3日~9日に、Web限定の新運賃「SKY セール」を実施する。2月12日~3月19日搭乗分の、羽田~福岡線は8,000円、羽田~札幌(新千歳)線は7,000 円となる。「SKY セール」は7日間の期間限定販売で、同社のホームページ、またはモバイルサイトから予約を受け付ける。料金は片道税込みで、羽田空港旅客施設使用料も含んでいる。販売期間は2月3日15時00分~9日23時59分まで。その他詳細はホームページを参照。
2015年01月27日アベ鳥取堂と日本エアポートデリカは、航空自衛隊「ブルーインパルス」をモチーフとした「ブルーインパルスお弁当パック」を羽田空港で発売している。ブルーインパルスは、大空に「夢・感動」を描くアクロバットチームが所属する航空自衛隊。そのブルーインパルスをモチーフにした弁当の中には、ウインナーや唐揚げ、ミニおむすびなど、子供が好きなおかずを盛り合わせている。容器は付属のシールで「ブルーインパルス」の機体をデザインすることが可能。自分だけの「ブルーインパルス」を楽しむことができる。価格は税込1,300円で、羽田空港第1旅客ターミナル2階「空弁工房」「ピア」「ベイサイド」「BLUE SKY(一部店舗を除く)」各店ほか、また、羽田空港第2旅客ターミナル2階「空弁工房」「ピア」「アーツデリ」「シーサイド」各店などで発売している。
2015年01月23日神奈川県相模原市の「さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト」で開催中の「さがみ湖イルミリオン」では12月31日、花火とイルミネーションによるカウントダウンイベントが開催される。「さがみ湖イルミリオン」は、500万球の電飾による関東最大級規模のイルミネーションイベント。今回開催するカウントダウンイベントでは、打ち上げ花火とイルミネーションによる「光の競演」を鑑賞できるという。また、当日はミニライブやビンゴ大会も予定している。他にも、同敷地内のアウトドア宿泊施設「パディントン ベア・キャンプグラウンド」では、年越しそば打ち体験やおしるこの振る舞いなど、大みそかの宿泊客限定でさまざまなイベントを用意しているとのこと。
2014年12月26日香港のLCCである香港エクスプレス航空は12月16日から12月23日まで、羽田/成田/名古屋/関西/福岡~香港線の片道航空券が10円~になるクリスマスメガセールを実施している。搭乗期間は2015年1月1日から10月24日まで。販売座席数は全2万席で、完売次第、終了となる。運賃額に加え、施設使用料や税金などが別途必要となる。申し込み方法など、詳細はホームページ。
2014年12月17日羽田空港国際線ターミナル発着の「定額制タクシー」を展開している京急タクシーグループは12月1日より、新たに横須賀市内全域と三浦市内全域を利用可能エリアに加える。これにより「定額制タクシー」は、東京・川崎・横浜と三浦半島全域をカバーすることになる。また合わせて、鎌倉・逗子・葉山の各エリアからは成田空港への「定額制タクシー」も運行し、成田空港への「定額制タクシー」も川崎・横浜と三浦半島をカバーする。「定額制タクシー」は電話1本で決められた日時に希望の場所まで行き、あらかじめ定められた運賃で、ドア to ドアで空港まで送るサービス。現在、羽田空港発着の運行は、東京・川崎・横浜・鎌倉・逗子・葉山の各エリアにおいて展開しているが、12月1日からは横須賀市内全域と三浦市内全域も対象となる。新エリアの運賃は、横須賀市追浜・田浦地区が1万1,500円(※深夜早朝1万3,500円)、横須賀市逸見・本庁・衣笠地区が1万4,200円(深夜早朝1万6,900円)、横須賀市西地区1万5,300円(深夜早朝1万8,100円)、横須賀市大津・浦賀・久里浜・北下浦地区が1万6,000円(深夜早朝1万8,900円)、三浦市全域1万7,400円(深夜早朝2万600円)となる。また、新たに成田空港への導入エリアの運賃は、鎌倉市全域が3万2,000円(早朝深夜3万8,000円)、逗子市全域3万3,500円(早朝深夜4万円)、三浦郡葉山町全域3万5,000円(早朝深夜4万1,500円)となる。そのほかエリアの運賃や予約方法などはホームページを参照。※深夜・早朝割増は、運送の開始から終了までの時間が深夜早朝時間帯(22時から5時まで)の中にすべて含まれる場合に適用
2014年11月27日ブリティッシュ・エアウェイズは11月18日より、羽田・成田-スコットランドおよび英国各都市(ロンドン経由)における期間限定の特別割引運賃を往復3万9,000円から提供している。○機内でもスコッチ・ウイスキーを今回の特別割引は、羽田・成田-ロンドン便も同料金で利用できる。World Traveller(エコノミー・クラス)は往復3万9,000円~、World Traveller Plus(プレミアムエコノミー・クラス)は往復10万9,000円~、Club World(ビジネス・クラス)往復26万円~となる。なお別途、各国政府・空港によって課せられた税金・手数料・空港施設使用料・航空特別保険料、および燃油特別付加運賃などが必要。また、旅行期間が12月20日~2015年1月12日のビジネス・クラスは往復28万円~となる。販売期間は11月18日~2015年1月15日、旅行期間は11月22日~2015年2月15日。詳細はホームページを参照。また同社では搭乗の瞬間から英国を楽しめるよう、スコッチ・ウイスキーのセレクション、および各種トワイニング紅茶を用意。スコッチ・ウイスキーは、ファースト・クラスで「ジョニー・ウォーカー・ブルー・ラベル」「ザ・グレンリベット 18年 シングルモルトウイスキー」を、ビジネス・クラスで「ジョニー・ウォーカー黒ラベル」「ザ・グレンリベット 15年 モルト」を、プレミアムエコノミー・クラスおよびエコノミー・クラスで「ジョニー・ウォーカー赤ラベル」「ザ・グレンリベット 12年 モルト」を提供する。トワイニング紅茶のセレクションとしては、全クラスで「ペパーミント」や「イングリッシュブレックファスト」などリフレッシングティーとインフュージョンティーを用意している。旅行可能都市: ロンドン、アバディーン、バーラ、ベンベキュラ、ベルファスト、キャンベルタウン、エディンバラ、グラスゴー、インヴァネス、マン島、アイラ、ジャージー、カークウォール、リーズブラッドフォード、マンチェスター、ニューキー、シェトランド諸島、ストーノーウェイ、タイリー、ウィック
2014年11月18日10月27日にANA278便(ロンドン-羽田)に搭乗していた乗客のうちひとりが、羽田空港検疫所での検疫検査においてエボラ出血熱の疑いがあるという連絡を受けていたANAは、10月28日午前5時30分頃、検疫当局より陰性であった旨の連絡を受けたことを発表した。ANAは引き続き、検疫当局をはじめ関係当局からの指示および協力要請に適切に対応していくとしており、同社のホームページでは、該当便に搭乗した乗客の問い合わせ先を明示している。また、同社は10月28日2時時点で、10月28日も通常通り運航を行うとしていている。
2014年10月28日バイエル薬品は10月12日~13日、「静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)」の啓発イベントを東京都大田区の羽田空港第2旅客ターミナル2階Dスペースにて開催する。「静脈血栓塞栓症」とは、何らかの原因で血管内に血のかたまり(血栓)ができ、その血栓の一部が血流にのって肺の動脈に詰まる疾患のことを指す。狭い範囲で起これば症状はないが、範囲が広くなると胸の痛みや呼吸困難などの自覚症状があり、大きな血栓が肺動脈の本管に詰まると、死に至る場合もあるという。また、一般的に「エコノミークラス症候群」という名称で知られることから、飛行機のエコノミークラス利用者に起こる疾患だと思われがちだが、成人男女であればどこでも誰でも発症する可能性がある。東日本大震災や今年8月に起きた広島県の土砂災害でも、避難所生活を送る人の中に、静脈血栓塞栓症の原因とされる血栓が足にできていた人が、通常よりも高い頻度で見つかった。同イベントは、2014年から新しく制定された「世界血栓症デー」(毎年10月13日)にちなみ企画した。"飛行機だけじゃない、身近に潜む「エコノミークラス症候群」"をテーマに、静脈血栓塞栓症についての正しい知識の提供を行う。イベント当日は、羽田空港を訪れる人々が"血管に血栓が詰まらないように"と「つまらない祈願」ができる「詰まらない神社」を設置する。祈願に参加すると、抽選で1人に10万円分の旅行券が当たる。また、会場では全日本空輸の協力のもと、フリーアナウンサーの唐橋ユミさん(12日のみ)とANAキャビンアテンダントがミニトークショーを開催する(1日4回)。血栓症を予防するエクササイズも実施。さらに静脈血栓塞栓症をわかりやすく解説した「小冊子」の配布も行う。開催時間は11時~18時、入場は無料。
2014年10月10日ANA FESTAは羽田空港国際線旅客ターミナル出国エリア内に9月30日、飲食店舗「HOKKAIDO KITCHEN」がオープンした。○北海道グルメを空港で同店は広い大地と海に囲まれた"食の宝庫・北海道"をテーマに、乳製品から野菜まで安全な食材にこだわった。「北海道産牛のビーフカレー」(740円)や「北海道産牛のオムハヤシ」(1,060円)、「サッポロ西山味噌ラーメン」(860円)など、外国人にも人気の高い北海道食材を使用したメニューを札幌を中心に各地でレストランを構える「YOSHIMI」のレシピで提供する。場所は羽田空港国際線ターミナルビル3F 出国ゲートエリア通過後右側109番ゲート横、営業時間は6:00~24:30(L.O.24:00)。※価格は税込
2014年09月30日羽田エクセルホテル東急は10月1日~12月31日、復活「どんどんフェア」を開催する。○過去に開催した人気の「どんどんフェア」が復活同ホテルは2014年12月1日に開業10周年を迎える。この10年は羽田空港国内線第2旅客ターミナルの供用開始とともにオープンし、4本目の滑走路、国際線ターミナルビル、新管制塔の供用開始など、発展する羽田空港とともに歩んできたという。同フェアは開業10周年に向けて過去に実施した人気企画が復活するもので、9月末まで開催中の、復刻「ランチカレーフェア」に続く第2弾。「うどん」と「丼」、日本の食文化を代表する2つのアイテムをシェフ考案のオリジナル品から定番ものまで幅広く用意しており、ランチタイムとディナータイムで楽しめるという。メニューおよび提供期間は、10月のディナータイム(17時~25時)が「タラコとシラスの冷やしタヌキうどん」(1,645円・税サ込、以下同)、「石焼き麻婆豆腐丼(中華スープ付き)」(1,853円)。11月は「豚キムチ焼きうどん」(1,645円)、「鉄火丼」(1,853円)。12月は「煮込み豚バラ肉うどん」(1,645円)、「ローストビーフ丼」(1,853円)。ランチタイム(10時~17時)は期間中、週替わりで「うどん」または「丼」を提供する。メニュー例は、「海鮮丼」(10月1日~5日)、「とろろうどん&ミニ海鮮丼」(10月6日~12日)、「和牛丼」(10月27日~31日)など。料金は各1,950円(税サ込)で、ドリンクバー付き。また平日の11時~13時30分はサラダバー付きとなる。開催期間は、10月1日~12月31日。場所は、羽田エクセルホテル東急2階 カフェ&ダイニング「フライヤーズテーブル」(東京都大田区羽田空港3-4-2)。
2014年09月30日●成田は京成とJR東日本、羽田は東京モノレールと京急の競争で利便性アップ2010年10月に羽田空港が再国際化して以来、羽田と成田は激しい競争を繰り広げている。都心から近く国内線も豊富な羽田空港の就航便は増える一方だが、逆に成田空港は低コスト航空会社(LCC)の就航で国内線は増えているものの国際線は減り続けている。そのため、成田空港ではLCCを積極的に誘致したり、以前はできなかった深夜・早朝の一部時間帯の発着便を認めたりなどの努力をしている。そんな「空」の争いだけでなく、「地上」のアクセスでも両空港は利便性を競っている。地上アクセスは空港が担うわけではないが、電車とバスなど地上の交通機関の間にも「競争」が生じているため、必然的に競わざるを得ないのである。もちろん、利用者からすれば歓迎すべき傾向だ。○京成スカイライナーの"逆襲"羽田が再国際化する3カ月前の2010年7月に「新スカイライナー」が走り始めた頃から、両空港へのアクセス改善がスピードアップした。京成電鉄が運行する特急「スカイライナー」は2010年7月17日から新しく開通した「スカイアクセス線」を走行するようになり、京成上野や日暮里から成田まで40分前後とそれまでより20分近くも所要時間が短くなった。例えば、世田谷や杉並といった都心西部のベッドタウンから成田までのアクセスを検索すると、それまではJR東日本の特急「成田エクスプレス」の方が早いと表示されていた。しかし、今日ではスカイアクセス線の開通でスカイライナーの方が早く到着する時間帯が増えている。また、スカイアクセス線は従来のルートより揺れも少なく、乗り心地も向上している。さらに言うと、スカイライナーは運賃が成田エクスプレスよりも2割程度安いのも魅力のひとつだろう。対する成田エクスプレスも出発駅を増やすに従い本数も増加。東京駅発着で見ると、一部の時間帯を除き、30分に1本程度と以前より格段に利便性が向上している。○世界的に見ても便利になった羽田へのアクセスそんな成田へのアクセスもずいぶん便利になったと感じていたところにはじまったのが、羽田の再国際化だ。それに合わせて改正された東京モノレールと京急電鉄のダイヤには驚いた。国際線ターミナルまでなら東京モノレールの空港快速が浜松町駅から、京急電鉄のエアポート快特が品川駅から、ともに最短13分という時間でつながった。本数も普通電車を加えると5分前後に1本という便利さ。世界的に見ても、ここまでアクセスが便利な空港はなかなか見当たらない。●羽田の深夜早朝バスが実証運行へ! 羽田/成田を1時間で結ぶ都心直結線もしかし、その2年後の2012年夏、今度は成田空港へのアクセスに便利で格安な深夜バスが加わった。○深夜便が好評で便数増やす「格安バス」成田空港発着の国内LCCであるジェットスター・ジャパンとエアアジア・ジャパン(現在「バニラエア」にリブランド)が就航すると、その「格安旅行客」を狙って京成バス系が東京駅発着の「東京シャトル」の運行を開始した。現在は銀座・東京駅発着の「THEアクセス成田」(平和交通)も加わり、それぞれ片道900円、1,000円とリムジンバスや成田エクスプレスの約3分の1と運賃も衝撃的だった。東京駅から羽田までの「空港リムジンバス」の運賃は930円だからほぼ同じである。また、成田まで片道1時間前後と電車並みの早さも魅力で、東京駅と銀座駅発着なので、成田まで行く間に都心の渋滞に巻き込まれる確率が低いのも魅力と言える。この成田への格安バスは順調に利用者を増やし、現在は深夜・早朝以外の時間帯の便も走っている。○一気に5路線を開設する羽田発着の「深夜バス」そして、2013年9月に決定した東京オリンピック・パラリンピックの開催は、両空港のアクセス改善にさらに拍車をかけそうだ。国土交通省は10月26日から2015年3月末までの間、羽田と都内各所および横浜を結ぶアクセスバスを深夜・早朝の時間帯に実証運行すると発表した。具体的な路線と運賃は、銀座・東京・秋葉原方面(1,860円)、新宿・池袋方面(2,000円)、渋谷方面(2,060円)、大鳥居・蒲田・品川方面(560円、1,030円)、横浜YCAT方面(1,030円)。羽田空港行きが午前3時~4時台、空港発が午前1時台となっている。2010年10月の再国際化や2014年3月末の発着枠拡大で羽田空港の国際便は増えているが、深夜・早朝の発着便は乗客が思うように集まらず航空会社に敬遠される傾向にある。その原因のひとつが公共交通機関の不足と言われており、それを確かめる意図も今回の実証実験にはあるのだろう。いずれにしろ、利用者からすればアクセスが向上するのは間違いなく、タクシーを使うより何倍も安くすむのは言うまでもない。○どっちが便利か比べる必要ない時代へ今後は、鉄道のアクセス改善計画もめじろ押しだ。田町・品川付近から羽田にアクセスし、将来的には2015年開通の上野東京ラインを使い東北線・高崎線・常磐線などとの接続も視野に入れる「羽田空港アクセス新線」(JR東日本)、「新東京駅」と羽田を20分弱、同駅と成田を36分でそれぞれ結ぶ通称「都心直結線」(京急)など、いずれも計画は大規模だ。「都心直結線」は羽田と成田も約1時間で結ぶ計画である。この鉄道が象徴するように、「羽田が便利」「成田が便利」と比較するより、両空港をうまく使って旅するのが賢い時代になっていくようだ。いや、すでにそういう使い方をしている旅行者が多いはずだ。実際、旅客便の発着枠は羽田が44.7万回、成田が30万回とそう大きな差はなく、羽田の発着枠が満杯である現状を見ると、しばらくは場合によって両空港を使い分けることになるだろう。安い国内旅行なら国内LCCの拠点である成田を使う確率が高く、JALやANAで札幌や福岡、沖縄へ行くなら幹線の多い羽田。またアジアへの海外旅行なら行きは羽田、帰りは成田、あるいはその逆というパターンもある。自分の家や会社からの便利な行き方、安い行き方はどんなアクセス方法か。知らない間に変わっていくともいえる地上アクセスの最新情報を掴んで上手に使いこなしたい。※文中の料金表記にICカード割引は含みません○筆者プロフィール : 緒方信一郎航空・旅行ジャーナリスト。旅行業界誌・旅行雑誌の記者・編集者として活動し独立。25年以上にわたり航空・旅行をテーマに雑誌や新聞、テレビ、ラジオ、インターネットなど様々なメディアで執筆・コメント・解説を行う。著書に『業界のプロが本音で教える 絶対トクする!海外旅行の新常識』など。
2014年09月30日