「芥川龍之介」について知りたいことや今話題の「芥川龍之介」についての記事をチェック! (1/3)
2025年7月16日、東京都内で『芥川龍之介賞(以下、芥川賞)』と『直木三十五賞(以下、直木賞)』の選考委員会が行われました。第173回となる今回は、芥川賞・直木賞ともに『該当作品なし』と決定。ともに該当作品がなかったのは、1998年1月の第118回以来、6回目とのことです。予想外の結果に、多くの人が驚きの声を上げました。芥川賞・直木賞ともに『該当作品なし』第173回芥川賞の候補作は、以下の4作。・グレゴリー・ケズナジャット『トラジェクトリー』・駒田隼也『鳥の夢の場合』・向坂くじら『踊れ、愛より痛いほうへ』・日比野コレコ『たえまない光の足し算』また第173回直木賞の候補作は、以下の6作です。・逢坂冬馬『ブレイクショットの軌跡』・青柳碧人『乱歩(らんぽ)と千畝(ちうね)RAMPOとSEMPO』・芦沢央『嘘と隣人』・塩田武士『踊りつかれて』・夏木志朋『Nの逸脱』・柚月裕子『逃亡者は北へ向かう』芥川賞について、選考委員の川上弘美さんによれば、候補作を2作まで絞り、議論を重ねたものの、2度目の投票でも過半数には満たず、該当作なしとなったとか。「芥川賞は新しい視点をもたらしてくれる賞であってほしい」とし、今回新しい試みなどもたくさん見られたものの「もうひと踏ん張りしてほしい」という思いがあったといいます。直木賞について、選考委員の京極夏彦さんは「各作品のレベルが拮抗している」といい、「最終的にどれか1つを選ぶわけにはいかないという意見が、選考委員全員の総意として落ち着いた」と伝えていました。1935年に制定された、芥川賞と直木賞。ともに該当作がないケースは珍しいとのことです。該当作がなく「残念だ」という声が上がっている一方で、「むしろ全候補作がよかった結果なのでは」というポジティブな意見も上がっていました。多くの書店で、芥川賞と直木賞の候補作が展開されているとのこと。両賞ともに『該当作なし』にはなったものの、候補作をチェックするために書店を訪れる文学ファンは後を絶たないでしょう。[文・構成/grape編集部]
2025年07月17日「第173回芥川龍之介賞・直木三十五賞」の選考会が16日に行われ、芥川賞は「該当作なし」となった。2011年以来、14年ぶりとなる。両賞は1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られる。前者は主に無名・新進作家、後者は無名・新進・中堅作家が対象となる。「芥川賞」の候補には、グレゴリー・ケズナジャット氏「トラジェクトリー」、駒田隼也氏「鳥の夢の場合」、向坂くじら氏「踊れ、愛より痛いほうへ」、日比野コレコ氏「たえまない光の足し算」。30歳の駒田氏と21歳の日比野氏は初候補。41歳のグレゴリー氏と31歳の向坂氏は2回目となった。■第173回芥川龍之介賞候補作(掲載誌)※作者五十音順・敬称略グレゴリー・ケズナジャット「トラジェクトリー」文學界六月号駒田隼也(こまだ・じゅんや)「鳥の夢の場合」群像六月号向坂くじら(さきさか・くじら)「踊れ、愛より痛いほうへ」文藝春号日比野コレコ(ひびの・これこ)「たえまない光の足し算」文學界六月号■選考委員【芥川賞】小川洋子、奥泉光、川上弘美、川上未映子、島田雅彦、平野啓一郎、松浦寿輝、山田詠美、吉田修一
2025年07月16日KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて、作曲家の宮川彬良と、シアターカンパニー・カクシンハン主宰の演出家、木村龍之介のタッグによる舞台『ナツユメ』が本日6月6日(金)から6月8日(日)まで、KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで上演される。原作はシェイクスピアの『夏の夜の夢』(松岡和子訳)。ミュージカルをはじめとするあまたの舞台で音楽を生み出し、「マツケンサンバII」でも話題を振りまいた宮川と、数々のシェイクスピア作品の演出、シェイクスピア作品の講座や『14歳のためのシェイクスピア』(大和書房)といった入門書を手がけるほか、AIアバター開発事業にも意欲的な木村が組むのだから、斬新でありながらぐんと親しみやすい、愉快で心躍るたっぷりのシェイクスピアの世界が立ち上がるだろう。『夏の夜の夢』の舞台はギリシャのアテネ。夏至の日の夜の森で、妖精の王オーベロンとその妻ティターニアの夫婦喧嘩、いたずら好きの妖精パックの活躍に、貴族の若者たちの恋愛模様、職人たちの楽しげな劇中劇が繰り広げられる喜劇だ。日本でもさまざまな演出で上演されてきた作品だが、本作のアプローチは実に挑戦的。話題をふりまいているのは、ティターニアを演じる白石加代子なのだが、本人は舞台に登場せず、AIアバターでの出演だという。AIをはじめとするテクノロジーが演劇の世界に変革をもたらすと言われても、客席の私たちにはまだまだ実感がわかないけれど、日本演劇界のレジェンド、白石のアバターの演技とは、どうしたってワクワクさせられる。『ナツユメ』登場人物相関図もちろん、リアルな俳優が演じるキャラクターたちにも注目だ。宮川安利演じるヘレナは、「夢も恋も、初体験。ユメ見るロボ少女!」だし、日下七海演じるハーミアは「ツンデレMAX!お嬢様ヒロイン!」、その恋人の、沢栁優大演じる「まっすぐ誠実!純情ボーイ」のライサンダーと、登場人物の紹介からすでにユニーク。さらに、加藤ひろたか(劇団「柿喰う客」)、町田水城(はえぎわ)、宮川誠司、神谷敷樹麗、我膳導ら個性あふれる俳優陣の活躍に期待を。公開されている稽古場歌唱動画では、宮川のピアノとともに歌う彼らの溌剌とした姿が。楽曲のタイトルは「アテネであってね」──。思わず脱力してしまいそうなダジャレ満載、楽しくて幻想的で、未来感満載の舞台が立ち上がる。『アテネであってね』稽古場歌唱動画■イントロダクション人類という一夜の幻を、AIの少女は夢に見たロボットは、夢を見てはならない。恋に堕ちてはならない。芝居をしてはならない。──それでも、AIの少女は夢を見た。恋に惑い、芝居に酔い、魔法にかけられた、ひとりの「少女」の物語。シェイクスピアを演じるロボットが生まれたとき、人間も、妖精も、ロボットも踊り出す!──テクノロジーと幻想の魔法が交差する、新たな『夏の夜の夢』。シェイクスピア×AIが織りなす、『ナツユメ』、開幕。この体験に、あなたは何を夢見る?文:加藤智子<公演情報>Shake&Speare!!Stage宮川彬良×木村龍之介『ナツユメ』原作:W・シェイクスピア『夏の夜の夢』(松岡和子 訳)音楽:宮川彬良脚本・演出:木村龍之介出演:宮川安利日下七海沢栁優大加藤ひろたか(劇団「柿喰う客」)町田水城(はえぎわ)宮川誠司神谷敷樹麗我膳導白石加代子(AIアバター出演)生演奏ピアノ:宮川彬良ヴァイオリン:森由利子2025年6月6日(金)〜8日(日)会場:神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ公式サイト:
2025年06月06日柔道家の羽賀龍之介が26日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】羽賀龍之介、新潟県越後市にて"柔道オリンピアン交流会"の講師として参加!「デュッセルドルフでの柔道教室、今回も羽賀飛びました。」と綴り数枚の写真をアップ。大野将平らと一緒に、ドイツ・デュッセルドルフで子供たちの前で柔道教室をしている様子などの写真を公開。しっかり"飛んでいる"羽賀のショットも披露し、注目を集めている。 この投稿をInstagramで見る Ryunosuke Haga 羽賀 龍之介(@ryunosukehaga)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねの他、「」「飛んでる〜。」などのコメントが寄せられている。
2025年02月27日17日に柔道家の羽賀龍之介が自身のインスタグラムを更新した。【画像】「柔道で世界は繋がりますね!!」「最高すぎる」羽賀龍之介&大野将平&永瀬貴規との3ショットにファン反響!!「柔道衣」と綴り、1枚の写真をアップ。柔道家の羽賀龍之介が、柔道衣の写真を公開した。競技には欠かせない柔道衣。写真からは、白と青のコントラストが印象的で、思わず気持ちが引き締まる。今年の1月に引退を発表した羽賀。現在は、未来の柔道選手を育成するために、柔道教室を訪れ講師として活動している。 この投稿をInstagramで見る Ryunosuke Haga 羽賀 龍之介(@ryunosukehaga)がシェアした投稿 この投稿には、1900件を超えるいいねと海外からのコメントが寄せられている。
2025年02月18日リオ五輪・柔道銅メダリストの羽賀龍之介が11日、自身のインスタグラムを更新した。【動画】リオ五輪柔道銅・羽賀龍之介、現役引退会見に戦友たちの登場にほっこり笑顔に!「柔道オリンピアン交流会の講師として、3年ぶりに新潟県上越市に呼んでいただきました。駅に着くと、これまで見たことのない雪の量。インフルエンザの影響で欠席者も多かったようですが、それでも多くの方が集まってくれました。」と綴り数枚の写真をアップ。子どもたちと一緒に撮影された集合写真や、すごい積雪の上越市の様子などを公開。「参加してくださった皆様、上越市教育委員会の皆様、上越市柔道連盟の皆様、ありがとうございました。」と綴り投稿を締めくくった。 この投稿をInstagramで見る Ryunosuke Haga 羽賀 龍之介(@ryunosukehaga)がシェアした投稿 この投稿には、多くのいいねが寄せられている。
2025年02月12日柔道家の羽賀龍之介が28日、自身のインスタグラムを更新。【画像】「柔道で世界は繋がりますね!!」「最高すぎる」羽賀龍之介&大野将平&永瀬貴規との3ショットにファン反響!!フランス・ストラスブールで行われた柔道セミナーの様子を公開した。投稿には、350人を超える参加者と共に撮影された集合写真が掲載され、セミナーの大盛況ぶりが伝わってくる。「これからトゥールズへ移動です」と綴られ、次の地でも柔道を広める意気込みが感じられる内容だった。 この投稿をInstagramで見る Ryunosuke Haga 羽賀 龍之介(@ryunosukehaga)がシェアした投稿 この投稿には沢山のいいね!が寄せられ、羽賀の活動に対する称賛が溢れている。
2025年01月28日リオ五輪柔道銅メダリストの羽賀龍之介が26日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】「最高で最強の同級生達!お疲れ様でした!」橋本壮市、現役引退した羽賀龍之介との思い出を振り返る!「Judo seminar in Fribourg, Switzerland – January 2025、久しぶりの3人。貴規の足車はじめて受けたけど凄まじかった。内股の説明の時の受けは貴規。羽賀が日本語で話し、将平が英語に訳し、Davidがフランス語に。参加者もいろんな国から。柔道最高。」とセミナーでの様子を綴り、複数枚の写真をアップ。先日現役引退会見を終えたばかりの羽賀の"指導者"としての初投稿に、「素晴らしい、3人でのご指導見たかったです」などのコメントが寄せられ話題になっている。 この投稿をInstagramで見る Ryunosuke Haga 羽賀 龍之介(@ryunosukehaga)がシェアした投稿 この投稿には、多くのいいねが寄せられている。
2025年01月26日柔道家の羽賀龍之介が22日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】羽賀龍之介、愛用のリモワと新年の決意「Let’s go places this year!」「将平、剛志、貴規もありがとう。他にもたくさんの仲間が駆けつけてくれて、本当に嬉しかったです。剛志泣くな!」と綴り引退会見での動画をアップ。大野将平のビデオメッセージや、後輩たちの登場にほっとした表情で笑顔を浮かべる羽賀。今後は指導者として活動する予定、第二のキャリアの活躍にさらに期待が高まる! この投稿をInstagramで見る Ryunosuke Haga 羽賀 龍之介(@ryunosukehaga)がシェアした投稿 この投稿には、多くのいいねが寄せられている。
2025年01月22日『Story Rocking「ピーチ」~芥川龍之介「桃太郎」より~』が、10月20日(金) から29日(日) に東京・シアター1010、11月4日(土)・5日(日) に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演されることが決定した。本作では、1924年に芥川龍之介が昔話『桃太郎』を独自の視点・哲学的な観点から再構築した短編小説をベースに物語が展開。舞台単独初主演となる安嶋秀生(少年忍者/ジャニーズJr.)が主人公のピーチ(桃太郎)役を務める。そして、同じく少年忍者/ジャニーズJr.の小田将聖が典型的な子分タイプでピーチの第一の家来レオナルド・ボヌッチ(犬)、細見大輔がボヌッチと犬猿の仲で優柔不断なルカ・モンチ(猿)、久保田秀敏が頭の良さを誇る啓蒙主義者イワン・フェザンチ(雉)で出演。さらにブラザートムが、桃太郎が退治をしようとする鬼役で登場する。演出は、Rock Reading『幸福王子』、モボ朗読劇『二十面相〜遠藤平吉って誰?〜』、朗読劇『ピース-peace or piece?-』、ROCK READING『ロビン』、Sound Fantasy朗読劇『月世界旅行』など、近年ロックバンドの生演奏とリーディングを融合し高い評価を得る鈴木勝秀が上演台本・演出を担当。また音楽は、鈴木の盟友で幅広い音楽の嗜好と数多のアイデア、あらゆる楽器やノイズを駆使したサウンドメイキングで知られる大嶋吾郎が、オリジナル・スコアによるロックバンドの生演奏で舞台を彩る。■鈴木勝秀 コメント本作では、芥川版『桃太郎』を下敷きにはするが、基本的に登場人物(動物・鬼)は全員がおバカ。手塚治虫が、どんなに残虐なシーンを描いても「マンガ」であることを貫いたように、あくまでエンタテインメントに徹し、桃太郎は型破りな王子として描く。また、設定を日本に限定させず、世界のどこかの国のお話に書き換える。童話や芥川版にないエピソードも加え、ピーチとお供の珍道中を中心に物語を進める。音楽は、大嶋吾郎のオリジナル・スコアによるロックバンドのミクスチャー・ロック生演奏により、ミュージカルとも音楽劇とも一線を画した独自ジャンルの成立を目指す。■安嶋秀生(少年忍者/ジャニーズJr.)コメント先輩やJr.の仲間たちがお世話になっている演出家の鈴木勝秀さんの下で、舞台の主演を務めさせていただける事がとても光栄です。初の単独主演を務めさせていただけると知った時はとても嬉しかったです。そしてメンバーの小田将聖も共演という事でとても心強いです。アクロバットやダンスの印象が強い僕だと思うのですが、今回の舞台を経験して演技の印象も付けられるように頑張ります!よく自分の顔は昭和顔と言われているので、昔話の中でも人気の高い『桃太郎』がコンセプトと知って、自分の顔にハマっているなって思いました(笑)。今回の作品の桃太郎では皆さんが知っている勇敢な桃太郎ではなく、芥川龍之介さんの視点で描いた話がベースになるそうで、どんな作品になるのか稽古が待ち遠しいです。ダンスや歌も入るようなので、そちらも楽しみです!■小田将聖(少年忍者/ジャニーズJr.)コメント初めてジャニーズ公演以外の舞台作品に出演させていただくので、今回はたくさん学び、自分自身を磨いていけたらと思います。僕自身かなり後輩気質で、犬っぽい忠誠心があり、おバカなところもあると思うので、普段の自分を出しつつ演技に励みたいです。更に誰もが小さい頃から馴染みのある『桃太郎』とは違った形でのエンターテイメント作品ということで、全く想像もつかないです。これから稽古するのが楽しみです!■細見大輔 コメント2月の音楽劇『逃げろ!』に続いて、今年2度目のスズカツワールドに参戦いたします。今回の題材は『桃太郎』という事ですが、相変わらず奇想天外で、どうなるのか想像もつかない作品になるかと思います。これが稽古場でどんな風に形になっていくのか、今から興奮が止まりません。皆様に、見たこともないような景色をお見せできればと思います。初めましての方々ばかりで緊張しておりますが、最高の化学反応が起こせるよう頑張ります!■久保田秀敏 コメント『桃太郎』は知っていても、いざ内容を詳しく説明しろと言われたら上手く説明できないほど昔に出会った作品です。歳を重ね、ものの考え方や価値観、解釈の仕方も変わった今再び触れてみると、ゾッとするような思考が身体中を駆け巡り、夏の暑さも吹っ飛びそうな心地になります。スズカツさんの作品に出演するのは、2作目。今回の作品では、あらためて自分の生き方含め、思考を巡らされる台詞がたくさん出てきて考えさせられます。軽やかなステップを踏んでると思いきや打ち出の小槌を打たれ何倍にも重くなっていく足。空気。関係。宝の持ち腐れにならぬよう生きたいですね。斬新な音楽と5人のMixtureで新たなピーチ太郎ワールドへと誘います。お楽しみに!■ブラザートム コメントコロナ禍の行動制限のある生活、大変でしたね。生活面も含めて、皆さんよく頑張りました。いや、まだまだこれからですかね!?こんな時こそ、上質なエンターテイメントを!、と当たり障りのないコメントですが、これから届く台本に期待を寄せつつ。「面白そう。面白くなりそう。面白くしなくては!」そして「大変そう。大変なことになりそう。大変なことにならないようにしなくては」。さぁーこの作品は、どうなるんでしょう。楽しみですね。<公演情報>Story Rocking『ピーチ』~芥川龍之介「桃太郎」より~上演台本・演出:鈴木勝秀音楽:大嶋吾郎【出演】ピーチ(桃太郎):安嶋秀生(少年忍者/ジャニーズJr.)レオナルド・ボヌッチ(犬):小田将聖(少年忍者/ジャニーズJr.)ルカ・モンチ(猿):細見大輔イワン・フェザンチ(雉):久保田秀敏鬼:ブラザートム【公演日程】東京公演:10月20日(金)~29日(日) シアター1010大阪公演:11月4日(土)・5日(日) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ公式サイト:
2023年08月17日小説家の大江健三郎さんが、2023年3月3日に亡くなっていたことが分かりました。享年88歳でした。株式会社講談社が同月13日に発表した内容によると、死因は老衰だとのこと。作家でノーベル文学賞受賞者の大江健三郎さんが3月3日未明、老衰のため逝去されました。享年88。葬儀は家族葬にて執り行われました。ここに、謹んで哀悼の意を表し、お知らせ申し上げます。講談社ウェブサイトーより引用東京大学に在学していた1957年に、大江さんが発表したデビュー作『奇妙な仕事』は、同大学で行われた文芸・評論コンクールで注目を集めました。1958年、23歳の時には、『飼育』が芥川龍之介賞に。以後も多数の作品で功績を残し、1994年には川端康成以来、日本人では2人目となるノーベル文学賞を受賞しました。そのほかの代表作として、『芽むしり仔撃ち』『個人的な体験』『万延元年のフットボール』などがあります。日本の小説界をけん引し、数々の名作を残してきた大江さんの訃報に、ネット上では「とてもショック」「よく作品を読んでいただけに悲しい」といったコメントが上がりました。大江さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2023年03月13日「文豪とアルケミスト」のゲーム内にて実装された装備品、各文豪の覚醒の指環を再現。(太宰治・芥川龍之介)コラボ・ライセンス専門サイト「FanFun MARKET」は、「文豪とアルケミスト」覚醒ノ指環(太宰治・芥川龍之介)の受注を開始いたしました。(受注期間:2/9~3/8)商品ページはこちら : ■太宰治覚醒ノ指環「文豪とアルケミスト」のゲーム内にて実装された装備品、各文豪の覚醒の指環を再現。ピンクゴールドコーティングを施し、イメージカラーストーンを配しました。装備することで秘められた新たな力を開放するアイテムです。素材:シルバー925、ピンクゴールドコーティング、Nanogems付属:オリジナル本型BOX価格:14,300円(税込)サイズ:7号~15号(奇数号のみ)■芥川龍之介覚醒ノ指環「文豪とアルケミスト」のゲーム内にて実装された装備品、各文豪の覚醒の指環を再現。ピンクゴールドコーティングを施し、イメージカラーストーンを配しました。装備することで秘められた新たな力を開放するアイテムです。素材:シルバー925、ピンクゴールドコーティング、Nanogems付属:オリジナル本型BOX価格:14,300円(税込)サイズ:7号~15号(奇数号のみ)【オリジナルBOX】©2016 EXNOA LLCFan Fun MARKET : :FanFun MARKET 公式HP : 【FanFun MARKET 公式アカウント】公式Twitter : 公式Instagram : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月09日第167回芥川賞と直木賞が20日に発表され、芥川賞は高瀬隼子氏『おいしいごはんが食べられますように』、直木賞は窪美澄氏『夜に星を放つ』が受賞。高瀬氏は2回目の候補、窪氏は3回目の候補で受賞となった。この後、都内のホテルで受賞会見に臨む。受賞者には正賞として時計、副賞として賞金100万円が贈られる。芥川賞はこのほか、小砂川チト氏『家庭用安心坑夫』、鈴木涼美氏『ギフテッド』、年森瑛氏『N/A(エヌエー)』、山下紘加氏『あくてえ』がノミネート。直木賞はこのほか、河﨑秋子氏『絞め殺しの樹』、呉勝浩氏『爆弾』、永井紗耶子氏『女人入眼(にょにんじゅげん)』、深緑野分氏『スタッフロール』がノミネートされていた。
2022年07月20日特設展「芥川龍之介 生誕130年旅の記憶」が、山梨県立文学館にて、2022年4月23日(土)から6月19日(日)まで開催される。芥川の旅の軌跡に着目『羅生門』や『河童』などの小説で知られる芥川龍之介は旅を好み、北は北海道から南は九州まで足を運んでいる。また、当時としては珍しく海外旅行も経験し、中国各地を訪れた。山梨や長野への徒歩旅行、失恋の傷を癒やした松江での日々、そして東北から北海道にかけての講演旅行など、旅先での見聞は芥川の生活や作品にさまざまな影響を与えている。特設展「芥川龍之介 生誕130年旅の記憶」では、山梨県立文学館の芥川コレクションを中心に、芥川の旅の軌跡を紹介。旅先で撮影された写真や、松江での見聞を題材とした俳句草稿など、初公開を含む資料の数々を展示する。展覧会概要特設展「芥川龍之介 生誕130年旅の記憶」会期:2022年4月23日(土)〜6月19日(日)会場:山梨県立文学館 展示室C住所:山梨県甲府市貢川1-5-35開館時間:9:00〜17:00(最終入室は16:30まで)休館日:月曜日(5月2日は開館)観覧料:一般 330円(260円)、大学生 220円(170円)※( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金※高校生以下の児童・生徒は無料※65歳以上は無料(健康保険証などを持参)※障害者手帳の持参者、およびその介護者は無料※展覧会や関連イベントは変更・中止となる場合あり【問い合わせ先】山梨県立文学館TEL:055-235-8080
2022年04月27日TR_Office主催、『高橋龍之介 サクソフォンリサイタル』が2022年4月10日 (日)に東京オペラシティリサイタルホール(東京都新宿区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ [プログラム]●ファンタジー/ジュール・デュメルスマンFantaisie sur un theme original/Jules Demersseman●プロヴァンスの風景/ポール・モーリスTableaux de Provence/Paule Maurice●ソナタ 作品29/ロバート・ムチンスキーSonata op.29/Robert Muczynski●ディベルティメント/ロジェ・ブートリーDivertimento /Roger Boutry●スカラムーシュ 作品165b/ダリウス・ミヨーScaramouche op.165b/Darius Milhaud●ソナタ 作品19/ポール・クレストンSonata op.19/Paul Crestonプロフィール高橋龍之介(サクソフォン)神奈川県横浜市出身。昭和音楽大学音楽学部器楽科を特別賞を受賞し首席で卒業。翌年同大学研究科を修了。在学中、コンチェルト定期演奏会にソリストとして推薦される。卒業演奏会、読売新聞社主催第84回読売新人演奏会、ヤマハ管楽器新人演奏会に出演。第12回ジュニア・サクソフォンコンクール3位入賞。第25回大仙市大曲新人音楽祭コンクールにて優秀賞、並びにグランプリを受賞し受賞者記念演奏会に出演。第20回松方ホール音楽賞木管部門、本選出場。第6回秋吉台音楽コンクール、サクソフォン部門入選。浜松国際管楽器アカデミーにおいて講師推薦によるプレミアムコンサートに2度出演。東京芸術劇場による演奏家育成事業“芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー(現: 芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインド)”のオーディションに合格し、第3期生として研鑽を積んだ。2019年フィリアホールにてリサイタルデビューを果たし現在はソロ、室内楽、在京オーケストラ、吹奏楽の公演や録音、学校でのアウトリーチなど幅広く活動を行う。サクソフォンを河西麻希、池上政人、福本信太郎、有村純親の各氏に、室内楽を有村純親、榮村正吾、松原孝政、福本信太郎、大森義基、武藤賢一郎の各氏に師事。Christian Wirth、Miha Rogina、ハバネラ・サクソフォン四重奏団のマスタークラスを受講。(※高ははしごだかの高)【YouTube】 公演概要『高橋龍之介 サクソフォンリサイタル』開催日時:2022年4月10日 (日)開場13:00/開演13:30会場:東京オペラシティリサイタルホール(東京都新宿区西新宿3-20-2)■出演者サクソフォン: 高橋龍之介 / ピアノ: 羽石道代■チケット料金一般:3,000円学生:2,000円(全席自由・税込)[主催]TR_Office[協賛]株式会社ノナカ・ミュージックハウス、株式会社下倉楽器、株式会社セントラル楽器、管楽器工房Geppetto 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月24日映画『文豪ストレイドッグス BEAST』が公開された。原作・朝霧カフカ、作画・春河35による人気漫画シリーズ『文豪ストレイドッグス』は、太宰治、芥川龍之介、中島敦といった文豪の名を懐くキャラクターが異能力を用いて戦うアクションバトル。2017年からは舞台化もされ好評を博しており、初の実写映画となる今作では舞台出演メンバーが続投することでも話題となっている。映画は原作の朝霧によって本編の“if”の世界を描いた小説『文豪ストレイドッグス BEAST』を元にしており、脚本も朝霧本人が手がけた。さらに監督を特撮アクションの雄・坂本浩一が務める。今回は芥川龍之介役の橋本祥平、中島敦役の鳥越裕貴にインタビューし、舞台から続く作品への思いや、2.5次元の広がりについて話を聞いた。○■2人の仲は…離れる一方!?——映画化と聞いた時の感想をぜひうかがえたら。みなさん驚かれたのではないでしょうか?橋本:もちろん第一に嬉しいというのがあったし、感慨深かったです。これまで積み上げてきた作品が映画化されて、よりたくさんの人に見ていただけると思うと。鳥越:僕ら自身が1番びっくりしたもんね。本当にいいの!? と。先生がGOを出してくれたということで、しかも「BEAST」というストーリーがまた面白いですから。橋本:ぴったりじゃないですか? 内容と、映画が……。鳥越:内容と映画が……? つまり、映画にするなら、この「BEAST」という作品がぴったりってことですよね。これが僕の異能力、橋本祥平の脳内を漁る。橋本:さすがでございます(笑)——舞台は舞台、映画は映画でそれぞれ別の物語になっているということですね。映画化に対して、周りの反応はいかがでしたか?鳥越:特報が公開されたときに、周りから「鳥、これマジやん?」と言われて、「マジだよ!」と言ってやりましたよ(笑)橋本:驚く方が多かったですよね。鳥越:予告も、自分たちで何回も見たよね。橋本:どえらい見ました。鳥越:キャストたちでたぶん、1,000回は見てる(笑)。それくらい、周囲の反響もありつつ、僕らの中での盛り上がりもすごかったですね。橋本:応援してくださっているファンの方の声もよく聞きますから。いざ1月7日に公開されたらすごいことになりますよ!鳥越:1月7日、伝説のスタート。——息ぴったりですが、お二人の仲はどんどん深まっている感じですか?鳥越:いや、離れる一方です(笑)。携わることによってどんどん離れてって、そのまま離れてまたくっつくのかな? というぐらいですか。橋本:今、非常に距離が遠いですよね(笑)。島で例えると、お互い離れていって離れていって、今見えてるぐらいです。島の反対側で。鳥越:また見え始めたな。俺、そこから1回また戻るわ(笑)。でも、「腐れ縁」ってこういうこと言うんやな。もう、腐れ切った縁です。橋本:でも、嬉しいですよ、僕は。鳥越裕貴さんとこのような形でご一緒できて。鳥越:いい、いい! もうそんなとってつけたようなコメントなんか誰が聞きたいんですか、今更!(笑)——ずっと舞台を牽引されてきたお二人ですが、映画の撮影ということで、作品について新たに発見したこととかはありましたか?鳥越:作品に関わることによって、朝霧先生の言葉の読み解きが深くなっていきました。作品を重ねることに、より深く入れていく感覚はあります。橋本:再認識したのは、この『文豪ストレイドックス』に携わる人がみんな作品が大好きで、めちゃめちゃ愛に溢れている現場だなあということで。それは舞台でも映画でも、どの現場でも逆に変わらなかったです。鳥越:愛やな。橋本:愛や。鳥越:LOVE○■ようやくスタートラインに立てたような感覚——2021年末から2022年のはじめにかけて、2.5次元作品の映画が続くのではないかと思っていまして、全体的な盛り上がりを感じました。実際にその中にいて、何か思うことはありましたか?橋本:前までにはない、新しい流れだと思います。それだけこの2.5次元というジャンルが広がったことへの嬉しさは、もちろんあります。鳥越:2.5次元というジャンルも、最初の頃はなかなか認めてもらえなくて、それが今ではいろいろ広がって、世間に認知され始めて、ようやくスタートラインに立てたような感覚があります。橋本:本当にありがたいです。——2.5次元というジャンルに憧れて目指すようになる俳優さんもいるかもしれません。鳥越:そうやって憧れてもらえたら嬉しいです。2.5次元というジャンルに携わるには、ちゃんと演劇を知らないと、ということは自分たちも日々実感しています。まず原作が面白いし、アクションなどもあってすごく楽しいエンターテインメントが詰まっているけど、どれだけ技術を上げるかということも問われていると思っていて。みんな殺陣も歌もダンスもできるし、いろいろ経験している。だからもし、甘い考えで入ってしまったら……痛い目見るかもしれないですよ!?(笑)橋本:もし何も知らない子が『文豪ストレイドッグス』に触れたら、深い世界観にびっくりするかもしれない。でも本当に、こうしてジャンルが盛り上がっていることが非常に嬉しいです。鳥越:どんどん作品や舞台の沼に入って楽しんでもらって、それがさらに広がっていったらいいよね。——今作での映画と舞台での違いというのは、どのように感じていましたか?橋本:お芝居に関しては基本的に監督からも任せていただいている部分があったので、これまでみんなでキャラクターを積み重ねてき作り上げてきたものを発揮する、集大成のような感覚はありました。アクション部分に関しては、やっぱりまったくの別物で、難しかったです。どういう画角で撮られているのか、やっているときはまったく想像もつかなかったので。いざ見たら、本当にかっこ良かったですね。鳥越:アクションシーンが本当にかっこよくて。そういうかっこいいシーンの連続で、ストーリーが進んでいくのが面白かったですね。監督が朝霧先生と綿密に打ち合わせて作ってくださったのだと思いました。あと、これだけ長いこと舞台をやっていたのに、植ちゃん(植田圭輔)と同じシーンで芝居をするのが初めてで。2人で「あれ、もしかして初めてじゃない?」と驚きました。そこはすごい緊張感で演じる事が出来ました。橋本:確かに、そうでしたよね。鳥越:織田さん(織田作之助/演:谷口賢志)とも会ってなかったし、意外とそういう面白さもありました。——4年続けられてきて、そういう意外なこともあるんですね。でも改めて舞台のメンバーで実写映画に至るというのはすごいことだなと思います。そこについての思いも聞かせていただけたら。鳥越:素直に嬉しかったです。いつも舞台を観てくれて、映画の企画にGOを出してくれて、脚本まで手がけて下さった朝霧先生の愛も感じますし、絶対に応えないといけないという強い思いがありました。本当に先生の愛って、役者としていい意味でプレッシャーになるというか、先生の信頼に対して僕らがきちんと愛と行動で返せるか、ということは今回に限らず毎回思っています。だから、早く先生に完成を観てもらいたい。橋本:それは本当に、僕も思いますね。鳥越:もしかしたら、誰よりも楽しみにされているかもしれない。本当に楽しんでくださるから、それをちゃんと愛で返せたらいいなと。たぶん、携わっているみんながそう考えてると思います。■橋本祥平1993年12月31日生まれ、神奈川県出身。2013年に舞台デビューし、ミュージカル「薄桜鬼」シリーズ(15年〜16年)、ハイパープロジェクション演劇 舞台「ハイキュー!!」シリーズ(15〜17年)、舞台「刀剣乱舞 」シリーズ(17年〜)、KING OF PRISMシリーズ(17年〜)、『文豪ストレイドッグス』シリーズ(17年〜)、「舞台 幽☆遊☆白書」シリーズ(19年〜)など人気シリーズに多数出演。2021年は舞台「デュラララ!!」に主演、「バクマン。」THE STAGE、ドラマ・舞台『あいつが上手(かみて)で下手(しもて)が僕で』、『映画演劇 サクセス荘』などに出演。■鳥越裕貴1991年3月31日生まれ、大阪府出身。2010年に舞台『イナズマイレブン』で初舞台。その後様々な作品で活躍する。主な出演作にドラマ『寝ないの?小山内三兄弟』(19年)、『ただいま!小山内三兄弟』(20年)、舞台『弱虫ペダル』シリーズ(12年〜15年)、『SHOW BY ROCK!! MUSICAL』シリーズ(16年〜18年)、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ(16年〜)、舞台『文豪ストレイドッグス』シリーズ(17年〜)、『改竄・熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』(20年)、ドラマ・舞台『あいつが上手(かみて)で下手(しもて)が僕で』(21年)など。2022年には『舞台 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』上演を控え、YouTube番組『ぼくたちのあそびば』(毎週月・金 20:00配信)も配信している。
2022年01月07日実写映画『文豪ストレイドッグス BEAST』が、2022年1月7日(金)に公開される。メインキャストは、橋本祥平と鳥越裕貴。『文豪ストレイドッグス』初の実写映画化!原作『文豪ストレイドッグス』は、現代のヨコハマを舞台に、中島敦、太宰治、芥川龍之介といった文豪たちが繰り広げる異能アクションバトル漫画。原作・朝霧カフカ、作画・春河 35のこの人気コミックは、2013年1月号の「ヤングエース」で連載スタートし、現在シリーズ累計850万部を突破。角川ビーンズ文庫での小説版やアニメ化、舞台化、劇場版アニメーション化など、さまざまなメディアミックスを展開している。そんな『文豪ストレイドッグス』が初の実写映画化。『文豪ストレイドッグス BEAST』として公開される。芥川龍之介&中島敦の所属組織が逆になる“if”の世界『文豪ストレイドッグス』のメインキャラクターのひとり中島敦は、虎に変身することが異能力“月下獣”の持ち主。芥川龍之介は、凶悪なポートマフィアの構成員で闇の獣や刃を生み出して攻撃ができる“羅生門”の異能力を持っている。実写映画版『文豪ストレイドッグス BEAST』では、「主人公の中島敦と、その宿敵である芥川龍之介。もし、ふたりの所属する組織が逆だったら…?」という“if”のストーリーを描く。“文ステ”舞台俳優がスクリーンにメインキャストは、通称“文ステ”と言われる「舞台文豪ストレイドッグス」シリーズで芥川龍之介役を演じる橋本祥平と、中島敦を演じる鳥越裕貴。他にも、これまで“文ステ”に登壇してきた俳優たちが引き続き出演する。さらに、新キャストとして、non-no 専属モデルであり「仮面ライダージオウ」オーラ役の紺野彩夏が、芥川龍之介の妹・銀役として参加。芥川龍之介役・橋本祥平着ている衣服を自在に操る異能「羅生門」を持ち「心なき狗」の二つ名で恐れられていた貧民街の孤児。川べりで餓死しかけていたところを拾われ、武装探偵社の入社試験を受けることに。4年前に連れ去られた妹を探している。中島敦役・鳥越裕貴組織に敵対する者を表情一つ変えずに屠り「ポートマフィアの白い死神」と噂される。白虎に姿を変える「月下獣」の異能者。悲惨な境遇にあった孤児院から救い出してくれた首領に盲従している。白髪で、喉元まで覆う黒い外套をまとう。織田作之助役・谷口賢志武装探偵社の一員で、河原で出会った芥川を社員として推薦した。数秒先の未来を予知する「天衣無縫」の異能を持つが、何があろうと「人を殺さない」と決めている。小説を書いていて、辛い咖喱が好物。太宰治役・田淵累生4年前、芥川のもとから銀を連れ去った黒衣の男。その正体は、ヨコハマで最も危険な男とされるポートマフィアの首領である。ある巨大な計画のもと、部下の中島敦を武装探偵社へ遣わす。相手の異能を無効化する「人間失格」の異能を持つ。銀役・紺野彩夏芥川の妹。4年前に孤児の仲間たちを失い、自身も負傷。太宰に連れ去られ、現在はポートマフィアで秘書をしている。泉鏡花役・桑江咲菜敦に寄り添う、ポートマフィアの構成員。殺戮の異能「夜叉白雪」を持ち「35人殺し」の異名で恐れられている。中原中也役・植田圭輔ポートマフィアの構成員。太宰を殺したいほど憎み、悪態をつきながらも護衛を務めている。帽子がトレードマーク。国木田独歩役・輝馬江戸川乱歩役・長江崚行谷崎潤一郎役・桑野晃輔宮沢賢治役・堀之内 仁与謝野晶子役・広川 碧谷崎ナオミ役・齋藤明里主題歌はGRANRODEO主題歌は、声優でありアーティストのボーカル・KISHOW(谷山紀章)とギタリスト・e-ZUKA(飯塚昌明)からなるロックユニットGRANRODEO(グランロデオ)による「時計回りのトルク」。劇中音楽は岩崎琢が担当する。「文豪ストレイドッグス」シリーズの音楽世界を手掛けてきた両者が集結し、「文スト」ファンには馴染みのある旋律と歌声で映画も盛り上げる。監督は坂本浩一&原作者の朝霧カフカが脚本監督は「スーパー戦隊」「仮面ライダー」「ウルトラマンシリーズ」を手掛け、国内外で活躍し、アクションバトルやVFX演出を得意とする坂本浩一。また、原作コミックをはじめ、角川ビーンズ文庫から発売されている小説版「文豪ストレイドッグス」も手掛ける朝霧カフカが、実写映画でも脚本を務める。【詳細】映画『文豪ストレイドッグス BEAST』公開日:2022年1月7日(金)出演:橋本祥平、鳥越裕貴、谷口賢志、輝馬、長江崚行、桑野晃輔、堀之内仁、広川碧、齋藤明里、田淵累生、桑江咲菜、紺野彩夏、植田圭輔原作:角川ビーンズ文庫「文豪ストレイドッグス BEAST」監督:坂本浩一脚本:朝霧カフカ配給:KADOKAWA■ムビチケ前売券(カード)発売発売日:2021年9月18日(土)特典:特製 A4 クリアファイル 芥川龍之介&中島敦価格:1,500 円 ※先着・数量限定。一部劇場を除く<実写映画『文豪ストレイドッグス BEAST』あらすじ>異能者ひしめく混沌都市、ヨコハマ。貧民街で生きる孤児の芥川龍之介は、ならず者たちの襲撃によって仲間の命を奪われた。それは「心なき狗」と呼ばれた少年が、瞳に初めての〝憎悪〟を宿した日。そこへあらわれた黒衣の男は、復讐へと駆り立てられる芥川を嘲り、実の妹・銀を連れ去ってしまう。「やはり部下には、もう一人の彼を選ぼう」という言葉を残して。4年後。餓死寸前で川べりをさまよっていたところを「武装探偵社」の織田作之助に拾われた芥川は、その推薦のもと働きはじめる。だが、ある雨の日だった。喫茶店のカウンターで偶然にも肩を並べた少年は、武装探偵社への遣いだと話す。その者こそ、表情一つ変えることなく敵を屠り「ポートマフィアの白い死神」の異名で恐れられる、中島敦。敦は、自分を地獄から救い出してくれた首領を信奉し、命じられるがままに動くことを誓っていた。そうとは知らず、芥川が受け取った封筒の中に入っていたのは、行方を探し続けた銀の写真で......。「ついに来た......第四段階」。すべては、闇に染まる黒衣を纏うポートマフィアの首領・太宰治の企てる計画の中にあった。国家に匹敵する武力を持つに至った組織の長が、真に求めるものとは? 少年たちの邂逅の先に何が待つのか――?
2021年09月20日中島敦、芥川龍之介、太宰治、といった文豪の名を懐くキャラクターが異能力を用いて戦う、朝霧カフカ(原作)・春河35(漫画)による人気漫画『文豪ストレイドッグス』。アニメ、ゲーム、小説など幅広く展開し、舞台『文豪ストレイドッグス』も"文ステ"の愛称で親しまれている。2017 年12月に、TV アニメ第1シーズンをもとに上演して以来、『文豪ストレイドッグス黒の時代』(2018年9〜10月)、『文豪ストレイドッグス三社鼎立』(2019年6〜7月)、『文豪ストレイドッグス 序 探偵社設立秘話・太宰治の入社試験』(2020年9月)と、それぞれ様々なキャラクターと時代にスポットを当てた公演が行われ、この度は5作品目の舞台『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』(4月16日〜18日:大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール、4月23日〜5月5日:東京・日本青年館ホール)が上演される。今回は、舞台化シリーズ開始から主人公・中島敦を演じてきた鳥越裕貴にインタビュー。2018年3 月に映画としてヒットした作品を舞台化するにあたり、原作者の朝霧カフカが脚本を務めたことでも注目となっている同作について、話を聞いた。○■キャラの掘り下げにも関わってくる舞台に——今回、朝霧カフカ先生が脚本を手がけられるということで、ずっと関わっている鳥越さんはどういう風に感じていますか?こんなことは2度とないんじゃないかなというくらい貴重な機会です。原作の先生が舞台のために脚本を書いてくれるなんて、なかなか聞いたことがないですし、これはぜひ原作の『文スト』ファンの方にも見ていただきたいなと思います。カフカ先生の脚本で、個々のキャラクターの奥行きが増したという点は感じました。あとは、カフカ先生の言葉は身に染みるというか、希望に満ちあふれてると感じるんです。どれだけダークなセリフであっても、どこか希望に満ちているので、今のような、気持ちが落ちている時代にこそ観てほしいです。——漫画やアニメのファンの方に向けてアピールするところはありますか?映画の『DEAD APPLE』では見えなかった面を見ることが出来ますし、それがなんとカフカ先生の言葉で表現されている。キャラの掘り下げにも関わってくると思うので、配信などでもぜひ見ていただけたら嬉しいです。——カフカ先生と直接お会いする機会もあるんでしょうか?けっこうあります。最近は皆で食事に行くこと自体が難しいですが、今までだったら懇親会にも来てくださっていたし、先日なんかKADOKAWAの本社で僕が取材を受けてるのを見に来てましたからね(笑)。そんな緊張することはないから、こっちは「やめてください」と言いながら、カフカ先生自身も歩み寄ってくれてるのが、嬉しくて。コロナ禍の前は食事に行く機会もあり、カフカ先生の前でプロデューサーも交え、「ヒロインは鏡花や」「いや、モンゴメリだ」みたいな熱い話をしていた自分を恥ずかしく思いました(笑)。——今回は新しいキャストも入って来て、雰囲気は変わりましたか?少人数ですし、大概が顔見知りなので、いちいちわちゃわちゃする必要はないかなと思い、まったりしています。でもそれを見た振付のスズキ拓朗さんが「あれ、鳥ちゃん元気ない」と言っていたらしく、「そんな感じで見えてるんや」という発見でした(笑)。前回はキャストが30人もいたから、自分がわちゃわちゃせなと思ったし、コロナもなかったのでいろいろできたんですけど、今は落ち着いてます。——そこは自分が率先して…という意識はあるんですか?先陣を切って楽しまない限り、やっぱり伝わらないと思っていて。役者が楽しんでいないと、作品も楽しくならない。無理なくですけど、率先して「演劇を楽しんでます」ということを見せるようにしていました。——特に新しいメンバーについて、印象的だったことなどはありますか?稽古では、フョードル・D役の岸本勇太が、(村田)充さんとかと稽古場でやり合ってるのを見て、「よくすんなりと立ち向かえるな」と感心しています。肝が座ってますよね。(田淵)累生は別作品があって稽古に来れていないんですけど(取材は3月下旬)、連絡は取っているので「もう通し稽古だぞ」と教えたら、彼自身も「セリフは入れました!」と言っていて、いいプレッシャーはありつつ彼なりにのびのびやるんじゃないかと。○■ファンの考えが深い——鳥越さんはYouTubeの番組『ぼくたちのあそびば』で「2.5次元あるある」の企画をされていたりもされますが、2.5次元作品の面白さって、改めてどのようなところにあると思いますか?最初は「2.5次元」という言葉にもひっかかりはあったんです。僕らは通常の舞台をやっているのに枠にとらわれるようで、「何の舞台だって変わらない」と、まあまあ尖っていました(笑)。でも、それまで舞台を観たことがなかったというアニメや漫画のファンの方が劇場に来てくれた時に、「演劇の面白さを広められる機会でもあるんだ」と思うようになりました。逆に僕自身も(舞台を観て)原作のファンになったりもしているので、架け橋にもなるんだな、と。役者としても、原作をリスペクトして「この絵が欲しいからこの動きをしたい」とか、「でもここは舞台だからこう表現をしよう」とか、演劇を表現することに対しての楽しみが増えましたし、それも面白さなのかなと思います。——ファンの方も「ここは原作でこう描かれてるから、舞台でこう表現されてるんじゃないか」といろいろ考察をされたりもしていますよね。2.5次元作品のファンの方も、原作ファンの方も、考えが深いですよね。だからより演劇を好きになったり面白がれたり、豊かになる気がしていて。どんな舞台でも「これはこうやったな」という観劇終わりの感想戦が1番楽しかったりもするので、そういう楽しみを知っていただけたら嬉しいです。——ちなみに、鳥越さんの思う“『文ステ』あるある”はありますか?絶対に、5日以内に通す。大体、台本持たずに通す。今回も4日目くらいで覚えたりしたんですけど、こんな現場なかなかないです。初演の時には「早いなあ」と思うくらいだったんですが、その次の『黒の時代』で谷口賢志さんが「おい鳥、あの現場どうなってるんだ! 台本もらって2日で通すとは!」と言っていたので、「やっぱおかしいよな、この現場」と(笑)。でも、それでも皆覚えて来るから、プロ根性に溢れていてすごく好きです。——何か理由はあるんでしょうか?中屋敷さんの中ではあると思いますけど、推測すると、枠組みを見たいということなのかな。役者としても1回通した方が流れもつかみやすいので、助かる面もあるんですけど、まあ「早すぎか!」とは思ってます(笑)。でも、間に合わせる根性が出るのも『文ステ』の魅力で、やっぱり役者ってMな方が多いから、どんどん責められると、燃える部分がある。そういうポイントが多い舞台だと思います。■鳥越裕貴1991年3月31日生まれ、大阪府出身。2010年に舞台『イナズマイレブン』で初舞台。その後様々な作品で活躍する。主な出演作にドラマ『寝ないの?小山内三兄弟』(19年)、『ただいま!小山内三兄弟』(20年)、舞台『弱虫ペダル』シリーズ(12年〜15年)、『SHOW BY ROCK!! MUSICAL』シリーズ(16年〜18年)、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ(16年〜)、舞台『文豪ストレイドッグス』シリーズ(17年〜)、『改竄・熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン』(20年)など。高橋健介・ゆうたろう・井阪郁巳とともにYouTube番組『ぼくたちのあそびば』(毎週月・金 20:00配信)を配信している。ヘアメイク:古橋香奈子
2021年04月15日特設展「作家の愛用品」が、山梨県立文学館で開催。会期は2021年4月24日(土)から6月20日(日)まで。特設展「作家の愛用品」は、作家が執筆や日常生活、趣味などで愛用した品々にフォーカスした展覧会。日本を代表する作家たちの愛用品を、エピソードや作品と共に紹介する。展示物には、芥川龍之介の財布や太宰治のノート、樋口一葉の髪飾りといった、貴重な物品の数々がラインナップ。飯田蛇笏の句会用の硯や、小説家でありギタリストでもあった深沢七郎のギターなども展示され、当時の作家たちの生活や趣向を身近に感じる事が出来る貴重な機会となる。中でも、太宰治のノート「創作年表」は必見。出版社からの依頼を記し、甲府空襲の際に持ち出して避難したという太宰本人にとっても大切な一冊となっており、今回は太宰が使用した灰皿と共に展示される。【詳細】山梨県立文学館 特設展「作家の愛用品」会期:2021年4月24日(土)~6月20日(日)時間:9:00~17:00会場:山梨県立文学館 展示室C住所:山梨県甲府市貢川1-5-35休館日:月曜日(5月3日は開館)、5月6日(木)観覧料:一般 330円、大学生 220円※常設店観覧料で観覧可能。※高校生以下、65歳以上(健康保険証等持参)は無料。
2021年04月05日芥川龍之介の晩年の名著『河童』をインダストリアル・ロックと掛け合わせ、演劇として昇華する空想科学劇『Kappa』。主演「第二十三号」を演じる織山尚大(少年忍者 / ジャニーズJr.)、そして河童の「バッグ」を演じる青木滉平を写し、ロック調かつ小説カバーのような世界観に仕上がったビジュアルが公開された。奇抜な発想・批評力で時代を超えた普遍性を生み出し、日本近代文学の不朽の名作のひとつとされている『河童』。大正時代に発表され時代を超えた今、本作は近未来風かつポップな形でアレンジし、歌やロックバンドの演出も合わさり、今もなお通ずるメッセージを届ける。本作で主演を務める織山は、2020年11月上演のミュージカル「ELF The Musical」でミュージカル初出演を果たし、今作で初の舞台主演を務める。本作への出演に際し、織山は「クリエイティブな発想を舞台に詰め込んで、自分の可能性を広げられるように、失敗からいろんなものを学びながら形にしていきたい」と意気込みをあらわにした。そして同じくジャニーズJr.内のグループ「少年忍者」のメンバーとして活動し、本作で初のジャニーズ公演以外の舞台出演となる青木は、「僕がまさかジャニーズ公演以外の舞台に立たせていただけるとは思っていなかったので、ずっと応援してくれているファンの皆さんと一緒に喜びたい」とコメント。その他、木ノ本嶺浩、川口龍、市川しんぺー、そしてコング桑田ら個性豊かな俳優陣が集結する。上演台本・演出を手掛けるのは、SixTones京本大我主演「BOSS CAT」、A.B.C-Z塚田僚一主演「Mogut」などの台本・演出をはじめ、翻訳劇からオリジナル戯曲まで数多くの演出作品を手掛けてきた鈴木勝秀。『Kappa』は東京公演を6月5日(土)~13日(日) 品川プリンスホテル ステラボールにて、京都公演を6月25日(金)~27日(日)ロームシアター京都サウスホールにて上演。公演チケットは、5月16日(日)10:00より一般販売を開始する。公演の最新情報は、公式HPにて随時公開される。【公演概要】「空想科学劇『Kappa』~芥川龍之介『河童』より~」出演:織山尚大(少年忍者 / ジャニーズJr.)、青木滉平(少年忍者 / ジャニーズJr.)木ノ本嶺浩、川口 龍、市川しんぺー、コング桑田原作:芥川龍之介 / 上演台本・演出:鈴木勝秀●東京公演日程:6月5日(土)~13日(日)会場:品川プリンスホテル ステラボール●京都公演日程:6月25日(金)~27日(日)会場:ロームシアター京都サウスホール※開場時間:開演60分前※未就学児童入場不可チケット料金:全席指定 9,000円(税込)※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。チケット発売日:5月16日(日) 10:00よりチケット一般販売開始(先行情報は追ってお知らせ致します。)企画:クオーレ / 主催:東京 エイベックス・エンタテインメント、クオーレ<お問合せ>東京:キョードー東京0570-550-799(オペレーター平日11:00~18:00 / 土日祝10:00~18:00)京都:キョードーインフォメーション:0570-200-888(平日・土曜11:00~16:00)公式HP:
2021年03月26日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)に対して、原作者の吉田修一がコメントを寄せた。同作は吉田修一による同名小説の実写映画化作。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。原作シリーズの人気を支える大きな魅力の一つが、吉田が紡ぎだす繊細な心情描写。羽住英一郎監督も「自分自身が惚れ込んだ小説の映画化だったので、プレッシャーよりも幸福感の方が勝っていました」と、喜びを語っている。1997年に『最後の息子』でデビューし、同作で第84回文學界新人賞を受賞すると、2002年には『パレード』で山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で芥川龍之介賞を同時期に受賞し大きな話題となった吉田は、『悪人』『怒り』など映画化された作品でも多くの観客の心を惹きつけ、現在は世界各国で作品が翻訳出版されるなど、日本を代表する小説家となっている。これまで繊細な心情描写を描く作品が多かった中、今回アクション要素を大きく加えた本作を執筆するにあたっては「言葉ではなく、身体で何をどこまで語れるのかを意識して書きました」と振り返る。完成された映画については「とにかく贅沢で豪華でスケールの大きな映画だと思いました。若い頃に心を躍らせて、ハリウッドの超大作映画を見に行っていた時の気分が蘇りました」と絶賛。藤原&竹内によるバディについても「とにかくカッコいい。まるでダンスシーンを見ているようなアクションなど、見ていて惚れ惚れしましたし、藤原さん自身が持っている運の強さのようなものと、竹内さんが持っている時代性が見事にスクリーンに映し出されていると思います」と魅力を表す。撮影現場の見学にも行ったというが「とにかく苛酷なアクションシーンの連続でしたので、自分が書いたばっかりに……と、少し申し訳ない気持ちになりました(笑)」と原作者ならではの感想も。「執筆中には、まさかこんな激しいアクションをスタントなしで演じてくれる俳優さんがいるとは思ってもいませんでしたし、まさかここまで壮大な世界観を再現して頂けるとも思っていませんでした。とにかくスタッフキャストの皆さんに心から敬意を表したいです」と語る。さらに映画公開を待ち望んでいる人々に向けては「残念ながらこういう時世でもありますので、ほんのひと時だけでも窮屈な日常を忘れて、多くの方に華やかな映画の世界を楽しんでいただければと思います」とエールを送った。
2021年02月17日次々と新たなスターが生まれるジャニーズJr.内のユニット、少年忍者の12名が主演を務める『WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』関連番組が3月14日(日)、WOWOWプライムにて無料放送(WOWOWオンデマンドで見逃し配信)されることが決定した。本作は、夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、江戸川乱歩、小泉八雲といった日本が誇る文豪たちの傑作小説群を新規に解釈した1話完結のオムニバスドラマ。過去の名作をただそのまま映像化するのではなく、現代的な視点で描いたり、異色の角度から捉えたりすることで、日本文学の持つ面白さを、若者を中心に幅広い世代に伝え、日本のエンタテインメント界の発展、継承に寄与、未来のクリエイターの誕生のきっかけにしようという野心的な試みだ。少年忍者は2018年に結成された、総勢22名のグループ。平均年齢16.7歳という若さだが、パフォーマンスに定評があり、次世代のエンタテインメント界を担っていくであろう才能が揃っている。今回がドラマ初主演であることはもちろん、初出演というメンバーもおり、彼らのエンターテイナーとしての経歴に大きな一歩を刻むシリーズになることは間違いない。また、物語の拠点となるブックカフェのマスター役には、イッセー尾形が決定。一人芝居・映画・ドラマ・ナレーションなど幅広く活躍する名俳優が、少年たちを物語の世界へと誘う案内人役を務め、シリーズ全体を引き締める。そして関連番組『文才少年!~ジャニーズJr.が文豪の心で番宣してみた~』は各話の主演を務める少年忍者12人が、ドラマの放送に先駆けて、それぞれの「文才」を活かして、各主演作の魅力を伝えるPR番組。メンバーたちは、与えられた2つのキーワードをうまく組み込みながら、即興でプレゼンを披露し、自身の主演作の見どころを制限時間20秒でアピールする。収録では思いがけないキーワードを引いて悪戦苦闘する中、一同が感心するほどのプレゼンも登場し、全力で主演作をアピールした。ドラマをすでに待ち望んでいる方だけでなく、ドラマの情報をこれからチェックする視聴者の方にも、出演者やドラマの内容に興味を持って頂ける親しみやすい番組となっているので、ぜひチェックしてほしい。【関連番組情報】『文才少年!~ジャニーズJr.が文豪の心で番宣してみた~』3月14日(日)11:15より、WOWOWプライムにて無料放送 / WOWOWオンデマンドで見逃し配信【番組情報】『WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』(全10話)3月21日(日)より放送スタート ※第1話無料放送毎週日曜日23:00より、WOWOWプライムにて放送 / WOWOWオンデマンドで見逃し配信番組公式サイト: 番組公式Twitter:
2021年02月06日夏目漱石、太宰治、芥川龍之介、江戸川乱歩、小泉八雲といった日本が誇る文豪たちの傑作小説群を新規に解釈する1話完結のオムニバスドラマ「文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」の放送が決定。各話の主演は、ジャニーズJr.内のユニット「少年忍者」が務める。本作は、過去の名作をただそのまま映像化するのではなく、現代的な視点で描いたり、異色の角度から捉えたりすることで、日本文学の持つ面白さを、若者を中心に幅広い世代に伝え、日本のエンターテインメント界の発展、継承に寄与、未来のクリエイターの誕生のきっかけにしようという野心的な試み。今回映像化するのは、太宰治「走れメロス」、芥川龍之介「蜘蛛の糸」、宮沢賢治「注文の多い料理店」、夏目漱石「二百十日」、森鴎外「高瀬舟」、小泉八雲「雪女」、江戸川乱歩「屋根裏の散歩者」、谷崎潤一郎「秘密」、泉鏡花「外科室」、そして夢野久作「空を飛ぶパラソル」といった10作品。そして各話の主演は、総勢22人のグループ「少年忍者」より、黒田光輝(第1話)、ヴァサイェガ渉(第2話)、田村海琉&小田将聖(第3話)、川崎皇輝(第4話)、檜山光成&安嶋秀生(第5話)、深田竜生(第6話)、織山尚大(第7話)、北川拓実(第8話)、元木湧(第9話)、内村颯太(第10話)の12人が務める。今作がドラマ初主演となった彼ら。黒田さんは「映像の仕事が初めてなので、不安はないと言ったらウソになりますが、ワクワクしている自分もいます」、安嶋さんも「ドラマに出演するのが初めてなので、最初は『夢なのかな』と思い、しばらくはソワソワして、実感が湧きませんでした。緊張もしているけど、檜山(光成)と二人で主演ということで安心感はあります」と心境を明かす。田村さんは「原作はちょっと怖い話だけど、面白い描写がたくさんありました。それがこのドラマでどうアレンジされて映像になるのかが楽しみ」と期待し、川崎さんは「犯人側の視点で物語が描かれているので、視聴者の皆さんにもスリルを共感していただきたい」とメッセージ。檜山さんは「原作を読んでからドラマを見てもいいですし、ドラマを見たことがきっかけで原作に興味を持っていただけたらうれしいです」とコメントし、元木さんも「今回のドラマを見て、原作に興味を持ってもらえたらうれしいです!」と話した。また「僕の演じる原作は誰もが知っている作品なので、プレッシャーも大きいですが、それ以上に自信があります!」(ヴァサイェガさん)、「いっぱい練習して良いものを作りたいです」(小田さん)、「主演というのはプレッシャーですが、メンバーと一緒に頑張りたいと思います」(深田さん)、「最近は本を読む人自体が少なくなっていると思うので、僕たちのドラマがきっかけとなって、本を読む環境にたくさんの人を連れていきたい」(織山さん)、「不安はあるけれど、いつかやりたいと思っていたお芝居の仕事なので、役を大切に演じたい」(北川さん)、「主人公の行動にはあまり共感できないけれど、それでも演じている間は、なり切って役に入り込みたい」(内村さん)と意気込んでいる。そして、図書館で本を手に取った少年たちが、めくるめく文学の世界へといざなわれる様子をイメージした特報映像も公開された。「WOWOWオリジナルドラマ 文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~」は3月21日より毎週日曜日23時~WOWOWプライムにて放送予定(第1話無料放送/全10話)。WOWOWオンデマンドで見逃し配信。(cinemacafe.net)
2021年01月09日Vo&Gt.の尾崎世界観が第164回芥川龍之介賞候補に選ばれ今まさに話題となっているクリープハイプの特別番組第三弾が、2021年1月9日にBSフジにて放送されることが決定した。2018年に同じくBSフジにて放送された『私とクリープ ~Me and CreepHyp~』ではクリープハイプを愛する各界の著名人にインタビューを行ったが、今回はバンドと所縁のあるアーティストたちがクリープハイプの楽曲をカバーし、クリープハイプを自由に表現するというコンセプト。兼ねてよりクリープハイプと親交のあるアーティスト、クリープハイプが挙げた以前から気になっていたアーティストに番組が出演をオファー。その中から企画に賛同してくれた総勢5組のアーティストが自ら選曲をし、それぞれの解釈&それぞれのシチュエーションでカバーを実演する。出演アーティストは、クリープハイプに影響を受けた次世代アーティストとしてSaucy Dogと崎山蒼志、兼ねてより親交のある、石崎ひゅーい、04 Limited Sazabys、緑黄色社会の5組。彼らからクリープハイプメンバーの元に届いたビデオメッセージとカバー映像を実際にクリープハイプがスクリーンで視聴し、そのアーティストとの関係性や想いやエピソードを語る、といった内容となっている。それぞれがバンドアレンジやギター弾き語りなど、オリジナルアレンジでクリープハイプの名曲を披露しており、この番組でしか観ることの出来ない貴重なカバー映像となっている。放送に先立ち、BSフジ公式YouTubeチャンネルでは番組の見どころを紹介するティザー映像が公開されている。【公式】1月9日(土)25時〜放送<MUSIC:S>『I’m CreepHyp』番組概要『I’m CreepHyp』※読み:アイアム クリープハイプ放送局:BSフジ放送日時:2021年1月9日(土) 25:00~25:55※リピート放送あり<出演>【クリープハイプ】尾崎世界観(Vo/Gt.) / 長谷川カオナシ(Ba.) / 小川幸慈(Gt.) / 小泉 拓(Dr.)<出演アーティスト / カバー楽曲> ※五十音順石崎ひゅーい 「悪い目」Saucy Dog 「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」崎山蒼志 「転校生」04 Limited Sazabys 「イノチミジカシコイセヨオトメ」緑黄色社会 「明日はどっちだ」番組URL:関連リンククリープハイプ公式サイト:クリープハイプYouTubeチャンネル:::::
2020年12月26日黒澤明監督作、映画『羅生門』の公開70周年を記念した展覧会が、国立映画アーカイブ 展示室にて、2020年9月12日(土)から12日6日(日)まで開催される。その後、2021年2月6日(土)から3月14日(日)までは、京都府京都文化博物館 総合展示室を会場に実施予定だ。日本映画界の巨匠、黒澤明の代表作『羅生門』1950年に劇場公開された映画『羅生門』は、今でこそ、黒澤明の代表作として知られるが、当時国内では、大ヒットにはならなかった。しかし、黒澤明の芸術的な野心が認められ、 1951年9月には、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞、1952年3月には、米国アカデミー賞名誉賞を受け、国際的な評価を確立。黒澤の、ひいては日本映画の水準の高さを世界に知らしめ、戦後復興の象徴とも言える作品となった。『羅生門』を“徹底解剖”、名優たちにも注目『羅生門』の凄さは、黒澤の卓越した演出力はもちろん、それまでの日本映画の作り方を革新した数々のスタッフワークにある。さらに、出演キャラクターの人物像をくっきりと創造した三船敏郎・京マチ子・森雅之・志村喬といった名優たちの存在もまた、『羅生門』を“代表作”にした所以だ。本展では、世界初展示の品も含め、名スタッフの功績をデジタル展示も用いて紹介するほか、名優にも注目する。さらに、ヴェネチアでの受賞をめぐる当時の資料や、この映画が世界に与えた影響についても触れる。第1章:企画と脚本『羅生門』は、名脚本家・橋本忍が、デビュー前に書いたシナリオをもとにした作品であり、完成までには多くの変転があったという。第1章では、芥川龍之介作品への着目から始まったアイディアが映画の企画となり、ひとつの映画シナリオへと結実するまでを紹介し、橋本忍の脚本術を紐解く。第2章:美術第2章で焦点を当てるのは、製作時から話題となっていた映画美術。一見安上がりな企画だった『羅生門』が、撮影準備中、黒澤のイメージが膨らむことで、通常の予算を上回る巨大なものとなった、その背景に迫る。第3章:撮影と録音太陽に向けられたカメラや近隣の水道を止まらせるほど大量の水を使った雨のシーンなど、『羅生門』の撮影は、唯一無二のエピソードをもつ。第3章では、撮影の宮川一夫、スクリプターの野上照代の撮影台本を使った新しいデジタル展示の試みや、関係者のインタビューを交えながら、撮影の秘密を明かす。第4章:音楽『羅生門』前後の黒澤作品の音楽を手掛けた早坂文雄は、優れた作曲家というだけではなく、黒澤の創作活動にも影響を与えた。有名なボレロ形式のテーマの楽譜スケッチなど、貴重な資料を通じて、第4章では、映画の構成を活かした早坂独自の創作術をかいまみる。第5章:演技第5章では、限られた登場人物と複雑な構成を持つ『羅生門』を成功させた、俳優たちの多大な貢献に着目。時代を超えた名俳優たちが、本作にどのように向き合ったかを三船敏郎と志村喬の撮影台本や、京マチ子旧蔵写真アルバムなどで紹介する。第6章:宣伝と公開第6章では、初公開からヴェネチア国際映画祭受賞後の凱旋上映やリバイバル公開など、国内上映の軌跡を追う。特に、劇場公開オリジナルポスターや公開直前に開催された特別試写会など、金獅子賞受賞前の『羅生門』を伝える貴重な資料を揃える。第7章:評価と世界への影響1951年のヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞は、世界が日本映画を“発見”したと同時に、日本映画界が世界に通用する自らの実力に気づくきっかけとなった。最終の第7章では、ヴェネチア映画祭出品の経緯とともに、受賞後の反響と影響を多角的に紹介する。三船敏郎の生誕100年記念展では『羅生門』上映も関連企画として「生誕100年 映画俳優 三船敏郎」も2020年10月2日(金)から10月22日(木)まで同館の長瀬記念ホール OZUで開催。戦後日本映画を代表するスターとして活躍しながら、監督、プロデューサーとしても活動し、世界中に多大な影響を与えた三船敏郎の軌跡を追う。同企画では、『羅生門』の上映も実施される。【詳細】公開70周年記念 映画『羅生門』展(Rashomon at the 70th Anniversary)会期:2020年9月12日(土)~12月6日(日)会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6休室日:月曜日開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)料金:一般 250円、大学生 130円※シニア・高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料※料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含む※学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズはそれぞれ入室の際、証明できるものを提示※国立映画アーカイブの上映観覧券(観覧後の半券可)提示で1回に限り一般200円、大学生60円※2020年11月3日(火・祝)は料金無料■巡回展 京都会場会期:2021年2月6日(土)~3月14日(日)会場:京都府京都文化博物館 総合展示室住所:京都府京都市中京区東片町623-1※展示内容は一部変更になる場合あり【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2020年08月22日ステイホームしていたら、気づけば今年も残り半分切ってる……!世間の動きが制限されるなかでもニュースになった人々を、そっくりさんとの“濃厚接触”で振り返りましょ♪題して、コロナ禍でも話題を呼んだ2020年上半期の顔、顔、顔!「発見!そっくりクラスター!」ーー。■芥川龍之介×藤井聡太棋聖(18)史上最年少でタイトルを獲得した天才棋士と、天才であるがゆえに不倫関係が絶えなかった恋多き文豪・芥川龍之介。同じ天才でも、どうか藤井くんは女好きにならないでほしい……。■妖怪アマビエ×竹内涼真(27)コロナ禍に疫病退散の御利益があるとしてあがめられたアマビエと、外出自粛期間中に彼女を家から退散させ、新しい彼女に乗り換えた竹内。同じたたずまいとは、なんとも皮肉……。■三吉彩花(24)×成海璃子(27)抜群のスタイルと美貌で、女性だけでなく男性ファンも多い三吉と、こちらも実は男性遍歴が多い成海。キリッとしていて、気が強そうに見える感じがモテるんでしょうね〜。■清野菜名(25)×チャン・ツィイー(41)清野がアクション演技で注目を集めたのは、総資産140億円ともいわれるチャン・ツィイーが“アクション映画卒業宣言”をしたころ。同じ道をたどれば、大金を手にする日も近い!?「女性自身」2020年8月18日・25日合併号 掲載
2020年08月14日夏休みの宿題の難関と言えば、読書感想文!子どものころ、自分も苦労したという人も多いのではないでしょうか。実は、読書感想文は本選びからすでに始まっています。本選びを適当にしてしまうと、感想文も難航してしまうことになりかねません。今回は学校図書館司書の資格を持つ私が、読書感想文を書きやすい本の選び方について、おすすめの方法をご紹介します。自分と共通する登場人物がいる本を選ぶまずは登場人物の境遇に注目しましょう。本の帯や、そで(本のカバーを表紙の内側へ折り返したところ)、本の宣伝文句などを読むと、その本にどのような登場人物が出てくるかがわかります。そこで、子ども自身とどこか共通点のある登場人物を見つけてみるというのは、どうでしょうか。例えば主人公が野球をしているとか、音楽や本や、猫が好きだとか。「この主人公、わたしと似ている!」「ぼくみたいだ!」と子どもが感じることで興味をひき、さらに自分のことのように共感を持ちながら読み進めることができます。表紙の絵で選ぶ表紙に描かれた絵の雰囲気も、本選びの重要な要素になります。色合いがきれいだったから、なんだか不思議な絵だったから、あるいは表紙絵の人物が着ているものがかわいかったから、書いてあるオブジェクトが好きなものだから…といったように、本の表紙に対して、色々な理由づけをすることができます。名作かつ短編の中から選ぶ本には最近出版された児童書のほかにも、昔から読み継がれている名作と呼ばれるものがあります。ところが、子ども世代はもちろんのこと、親の世代であっても、これらの名作に苦手意識を持つことが多いようです。文学の観点からのみならず、読書感想文の観点からも非常に残念なことだと思います。というのは、名作短編は本当に短く、内容が濃く、読みやすくできているためです。百数十ページもある最新の児童書1冊を読むよりもずっとハードルが低いことがほとんどでしょう。低学年におすすめの宮沢賢治例えば宮沢賢治の場合、子ども向けに出版されている文庫では1つの物語を20~50ページ程度で読むことができます。宮沢賢治は登場人物に猫やカエル、ウサギや鳥が多く、低学年でも楽しく読めるのが特徴的です。高学年におすすめの芥川龍之介一方、高学年の子どもや読書が好きな子どもであれば、芥川龍之介にチャレンジしてみるのもおすすめです。芥川龍之介の作品は言葉づかいの難易度が少し高いですが、とても丁寧で語調が美しく、宮沢賢治よりもさらに短く凝縮された世界は不思議に満ちています。10ページほどで読める定番の『蜘蛛の糸』、『杜子春』や『魔術』といった作品がおすすめです。『鼻』は巨大化した鼻を踏んで小さくするといった大笑いできる作品ですが、その実、内容は非常に深く言葉もやや難しいので、読書感想文を書けるかどうかは子どもの性格や裁量次第でしょう。このように難易度が高い物語もあるので、親自身が先に目を通してみるのもいいですね。一緒に書店へ出かけてみましょう子ども自身が本選びに迷うようであれば、一緒に書店に行き、親のほうで何冊か雰囲気の違うものを選んであげて「この中から、いいなーと思うものを1つ選んでみようか」と誘導してあげる方法があります。夏休みには学年に応じた課題図書やおすすめ図書のリストが出るものです。そこから親の目線で、わが子が興味を持ちそうなものをいくつかピックアップし、最終決定は子どもに任せるとよいでしょう。普段からあまり本を読み慣れない子どもであれば、1つ下の学年の本も視野に入れてあげると、子どもも難易度が下がったように感じ、選びやすくなります。本を選んだ理由は読書感想文の冒頭に!子どもがどんな理由でその本を選んだのか。その理由は、読書感想文の冒頭になる大切な要素です。読書感想文を書く時は、何から書き始めたらよいか迷うものですが、最初の段落に「なぜ、この本を選んだのか」を明記してしまうと、その後を続けやすくなります。場合によっては「お母さんが、これがいいんじゃないの?と言ったから」という理由も出てくると思いますが、それでも構いません。また、冒頭部分には、タイトルや表紙からどんな印象を受けたかということを書いておくのもおすすめです。ワクワクした、怖そうだった、よく意味がわからなかったので興味を持ったという書き方もありますね。冒頭にこれらを記載しておくと、読書感想文の最後を「読んでみて、最初の印象とどのように違ったか(あるいは、印象どおりだったのか)」という感想で締めくくることができます。そこまでを見越して本選びをすることで、読書感想文を書くという宿題全体がラクなものになるのです。学校によっては、読書感想文は選択課題として位置づけられるため、やらなくてもよいこともあるようです。しかし作文の能力が身につくだけでなく、感想文を書き上げることそのものが子どもの自信になりますので、ぜひ親子で挑戦してみてほしいと思います。<文・写真:ライターあん茉莉安>
2020年08月10日■めちゃくちゃラクして文学女子を気どってみない?突然ですけど、文学を語れる女性ってカッコいいと思いません?夏目漱石とか、太宰治とか、芥川龍之介とか──そういう系です。いや、わかります。逃げないでください。めんどくさいのはわかります。時間がないのもわかります。国語の授業みたいで逃げだしたくなるのはわかります。うへええええってなるのもわかります。でもですよ?とはいえ「いつか読めたらいいなあ……」と思ってたりしませんか?文豪がどんなものを書いたのか、ちょっとでも味わえたら人生も広がると思うんです。デートで気の利いたセリフもいえるようになると思うんです。「でも時間がない……」「本を読んでるだけで眠たくなる」「想像するだけでめんどくさい」その気持ち、めちゃくちゃわかります。読書ってしんどいですよね。しかし、今回は、なにも辞書のように分厚い本を読もうという企画ではありません。むしろ「ラクして文学女子を気どってみよう」というズルイ企画なのです。どうせなら美味しいとこだけ、つまみ食いしちゃいましょうよ。・さくっと短く・なんと無料で・スマホで読めるという作品ばかりご紹介します──悪くなさそうでしょう?ブンガクとかいって肩肘はらないでくださいな。ちょっと百年くらい前の、なにかと考えすぎな友人のエモいトークに耳を傾けるくらいの感じでOKです。気楽にいきましょうぜ。■10分で読める有名作品たち今回ご紹介する作品は、青空文庫というサイトのものです。ここでは「著作権の切れた小説」を無料で読めるのです。最高じゃないすか。そこから抱きしめたいくらい好きな3作品を紹介します。どれもURLをつけてあります。クリックすると、その場で読めます。通勤電車のなかや、眠る前に、さくっとスマホで。一応、3つを紹介する順番も気にしてはいます。でもピンときたやつから読んじゃってください。それが貴女の正解ですから。どれかピンときますように。1.『葉桜と魔笛』太宰治「ばかだ。あたしは、ほんとうに男のかたと、大胆に遊べば、よかった。あたしのからだを、しっかり抱いてもらいたかった。姉さん、あたしは今までいちども、恋人どころか、よその男のかたと話してみたこともなかった。姉さんだって、そうなのね。姉さん、あたしたち間違っていた。お悧巧(りこう)すぎた。ああ、死ぬなんて、いやだ。」さっそく太宰にいっちゃいましょう。あのダザイですよ。ダザイ。かの「人間失格」「走れメロス」とかのダザイです。太宰は「女性が告白するみたいに一人で語る文章のときに謎の才能を発揮する」といわれています。かしこで「なんでこんな女心わかるの……?」とまでいわれた文豪なのです。まあ、そのモテすぎた感じで、色々あって、女性と心中自殺することになるわけですけれども……。今回は『葉桜と魔笛』もそうした女性語りの短編です。テーマは恋愛。病弱で、死のせまった少女のもとに青年から恋文が届きます。けれどその手紙には秘密があって──これ以上はいえません。10分くらいなんで読んでください。胸の奥がきゅうううううっとなることでしょう。ひとりの女性の思い出話(主人公は彼女の妹なのです)に耳を傾けるように読んでくださいませ。現代風にいえば「いいね!」押したくなりますよ。2.『文鳥』夏目漱石「十月早稲田に移る。伽藍のような書斎にただ一人、片づけた顔を頬杖で支えていると、三重吉が来て、鳥を御飼いなさいと云う。飼ってもいいと答えた。しかし念のためだから、何を飼うのかねと聞いたら、文鳥ですと云う返事であった。」お次は夏目漱石です。ちょっと前に千円札だった文豪。話としては「文鳥を飼ってみていろいろ感じたことがあったよ」という現代ではブログでやりなさいといわれそうな内容です。もちろん深みがあるんですけれども。とにかく日本語の上手さを味わってもらえたら嬉しいなと思います。文鳥を表現するのにここまで細かく書けるのか、というのが個人的にアツい推しポイントです。だって原稿用紙をわたされて「文鳥を飼った感想を書け」といわれても一枚も書ききれないですよ、普通。これぞ文章力ですよね。これは日本独特の「私小説」というジャンルになります。スターウォーズや三国志や歴史小説みたいに戦争だ反乱だ革命だと壮大なドラマが──というのでなく「私生活を文章にしてみた」という軽い感じです。小さな個人的生活を書きながら、それを通して、誰もが感じている人生の真実を探ってみよう、という日本独特の文学スタイルなのですね。とはいえ、そんな小難しいことはおいときましょう。たんにキュートな小説だと思っていただければ嬉しいです。そして、最後、ちょっともの悲しいのも文学っぽいんですよ。3.『舞踏会』芥川龍之介「私は花火の事を考へてゐたのです。我々の生(ヴイ)のやうな花火の事を。」僕はこの世にある文章のなかで、これが一番好きかもしれません。ドン引き覚悟で告白しますと、いまコラムを書いている部屋の壁に、この一部を印刷したものを張ってます。狂おしいほどに好きなのです。本コラムを書く理由のひとつは、これを激プッシュするためです。どうか地球に生まれたなら読んでください。読め。読むのだ。舞台は明治。日本は西洋文明を取りいれて、文明開化を進めている途中。さる貴族の令嬢が鹿鳴館の舞踏会に呼ばれたときの物語です。そこで悲しげな顔をしたフランス人の将校と出会います。少女はまだ人生のことがわからないなりに、彼の目の奥になにかを感じることになるのです。派手な事件がおきるわけではありません。ふたりの人物が出会うだけです。それでも、ふと記憶の底に焼きつくような不思議な出会いってありますよね。そうした瞬間をコレクションすることが、人生ってやつなのかもしれません。かの三島由紀夫(この人も有名な文豪ですよね)も本作品をめちゃくちゃ誉めていた記録がのこっています。なかでも「本来、芥川はこっちの作風に進むべきだった(これとは違って神経質な作品を書き続けたから自殺することになったのでは?)」とコメントすらしています。芥川はとにかく文章がカッコいい。漢字の使いどころや、言葉のいいまわしが。都会的でキザなのですね。本物の読書には「味読(舌で味わうように読む)」という表現が使われます。ぜひ、味読に絶えうる、美しい日本語を味わってください。■感想なんて思い浮かべる必要なし!いかがでしたでしょう?この作品のどれかが貴女のハートのド真ん中に、夜空の花火のように、よくわかんない一撃を喰らわしてくれたことを願うばかりです。そして気に入った作者のものをどんどん読んでもらえたらしめたものです。といっても、これは国語の授業じゃありません。なにも「ここがおもしろかった」「この主人公の心の動きが……」という感想をひねりだす必要はありません。世の作品は、やっぱり売れてナンボです。だからこそ、わかりやすい作品が喜ばれます。簡単に感想をいえるものも多かったりします。わかりやすいが正義、みたいな。けれど貴女もご存じのように、人生って、もうちょっとだけ複雑だったりするじゃないですか。正しくて悪いとか。悲しいけど嬉しいとか。好きだけど殺したいとか。生きたいけど死にたいとか。簡単には言葉にできないことばかりですよね。そうした「人生の真実(人生ってなんだろう?)」を考えて、文章にしたり、悩んだり、読んだりするのが文学なのかなと思っています。むしろ「どう言葉にしていいかわからない……」という「不穏な人生に対するなにか」を感じていただけたら嬉しいです。さて、さて。こんなコラムを書いちゃったからには、私も新しい一冊を手にとって、まだ見ぬページをめくりたくなってきました。どうか貴女も、その優れた文学に触れたときの戸惑うような感覚を胸のうちに秘めて、ちょっと天気のいい日曜の午後なんかに、また別の文学を読んでみようかな、と思ってくれますように。
2019年11月10日俳優の小栗旬が主演を務める映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』(9月13日公開)の特別イラストが30日、公開された。同作は、小説家・太宰治の遺作にして傑作である『人間失格』の誕生秘話を、小栗演じる太宰自身と彼を愛した3人の女たち(宮沢りえ・沢尻エリカ・二階堂ふみ)の目線から、事実をもとにしたフィクションとして蜷川実花監督が映画化する。天才作家でありながら、酒と恋に溺れた自堕落な生活を送り、自殺未遂を繰り返した果てに、愛人と川に身を投げるという日本中を騒がせた“文学史上最大のスキャンダル”の真相を描く。こんかい公開されたのは、月刊ヤングエースで連載中の漫画『文豪ストレイドッグス』より、同作を鑑賞した朝霧カフカ(シナリオライター/『文豪ストレイドッグス』原作担当)のコメントと、春河35(漫画家/『文豪ストレイドッグス』作画担当)の太宰の描き下ろしイラスト。シリーズ累計750万部を突破した『文豪ストレイドッグス』は、中島敦や芥川龍之介など有名な文豪がキャラクター化され、異能力を使って戦うアクション漫画で、太宰治も特に人気のキャラクターとなっている。死に場所を求める自殺愛好家で、美女を手当たり次第に口説いて心中に誘うなど、映画『人間失格 太宰治と3人の女たち』の太宰治と通ずる部分も。朝霧は、本作の太宰について「すごい。ただすごい。本当に太宰がいる。」と絶賛。続けて「(銀座・)ルパンで太宰が座っていて、グラスを片手に語っている。目にみえる太宰の表情、目にみえない太宰の精神。すべてがここにある。これが太宰だ。永遠に目が離せない。」とコメントを寄せた。また春河35の描き下ろしイラストは映画をイメージして描かれ、バーのカウンターで1人煙草をふかす太宰の姿が。演じた小栗同様、イラストの太宰も左手に煙草を持っており、細かいところまで表現された。
2019年08月30日カフェコムサと人気シミュレーションゲーム「文豪とアルケミスト」のコラボレーションケーキセットが登場。2019年8月10日(土)から8月31日(土)まで、カフェコムサ渋谷西武店・池袋東武店・池袋西武店で、9月1日(日)から9月16日(月・祝)まで、仙台パルコ店・宇都宮FKDインターパーク店・天満橋京阪シティモール店・福岡VIORO店で限定販売される。「文豪とアルケミスト」とは、“本の中の世界を破壊する侵蝕者”が文学書を全頁黒く染め、最初から無かったかのように人々の記憶から奪うという災禍に立ち向かうシュミレーションゲーム。特殊能力者“アルケミスト”が文豪を転生し、彼らの力を使って侵蝕者を追伐する。カフェコムサとのコラボレーションメニューとして展開されるのは、「文豪とアルケミスト」の人気派閥をイメージしたケーキとドリンクのセット。ケーキ2種とドリンク2種類から好みの組み合わせを選ぶことができる。ドリンクはコーヒー、紅茶からもセレクト可能だ。「『無頼派』のイメージケーキ ~ベリーとさくらんぼムースのティラミス~」は、「無頼派」のキャラクター、太宰治・坂口安吾・織田作之助のそれぞれの髪の色や服の色を表現したケーキ。濃厚なビターチョコレートベースに、甘酸っぱいブルーベリーとラズベリーをデコレーションした。太宰治の好きなものをイメージした、桃の花のチョコレートとさくらんぼのムースがアクセントに。「『新思潮』のイメージケーキ ~2種のぶどうと梨のケーキ~」は、「新思潮」のキャラクター、芥川龍之介・谷崎潤一郎・山本有三・久米正雄・菊池寛をイメージ。マスカルポーネベースに、旬のぶどうや梨、さっぱりとしたぶどうクリームを飾っている。ゲームのモチーフである歯車を模した自家製クッキーも添えた。それぞれのケーキには、「無頼派」と「新思潮」のキャラクターを描いたランチョンマットがセットになっている。ドリンクは、「白樺派」のキャラクター3人に共通する白い衣装をごまのラテで表現した「『白樺派』のドリンク」と、「尾崎一門」のキャラクターが纏っている着物の柄をイメージし、アップルティーにもみじを浮かべた「『尾崎一門』のドリンク」を用意。なお、「文豪とアルケミスト」ケーキセットを1セット購入につき、特製コースターが1枚プレゼントされる。【詳細】カフェコムサ「文豪とアルケミスト」コラボレーションケーキセット販売期間・店舗:・2019年8月10日(土)~8月31日(土) 渋谷西武店・池袋東武店・池袋西武店・9月1日(日)~9月16日(月・祝) 仙台パルコ店・宇都宮FKDインターパーク店・天満橋京阪シティモール店・福岡VIORO店価格:ケーキ(1ピース)+ドリンク 1,400円+税特典:コースター+ランチョンマット※1日の提供数に限りあり。売れ切れの場合もある。
2019年08月04日