スティーヴン・スピルバーグの最新作『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』のワールド・プレミアが、10月22日(土)(現地時間)に、タンタンの生まれ故郷であるベルギー・ブリュッセルで行われた。その他の写真『タンタンの冒険…』は、全世界で2億5000万部発行されているベルギー生まれの同名人気コミックが原作。最新の3D技術によって映画化された本作では、世界中を飛び回るタンタン少年と、彼の相棒で勇敢な白い犬・スノーウィが、帆船の模型“ユニコーン号”の秘密を巡って大冒険を繰り広げる。ベルギーでは史上初となるワールド・プレミアということもあり、市内には数えきれないほどのタンタン・ポスターが貼られ、多くのファンが集合した。当日は、スピルバーグとタンタン役を演じたジェイミー・ベルが参加するだけでなく、なんとベルギー王室のアストリッド王女らも登場。さすが本場というだけあって、大歓声のムードの中、国を挙げて映画化を祝った1日となった。30年をかけて映画化を実現させたスピルバーグは、「タンタンの発祥地であるベルギーで最初に映画を披露できて誇りを感じている」と満足げ。タンタンとの出会いのきっかけについては、「『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の制作が出会い。電話で映画化の話をした時、(原作者の)エルジェも『レイダース…』が大好きだと言ってくれた。きっとこの作品を観たら気に入ってくれると思う」と語った。その後、スピルバーグ一行はブリュッセルとパリを結ぶ鉄道“タリス”のタンタン特別列車に乗り、そのまま同日夜にパリでのプレミアに出席。さらには、翌日23日には場所をロンドンに移し、サッカリン役のダニエル・クレイグ、デュポン・デュポン役のサイモン・ペグとニック・フロスト、脚本家のエドガー・ライトらも加えてイベントに参加した。まさに、世界を旅するタンタンにふさわしい、世界3大都市でのワールド・プレミア。ヨーロッパでの公開に次いで、日本では12月1日(木)に全国公開する。『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』12月1日(木)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2011年10月25日とりあえずモノをポンポン入れておけるバケツ型の収納ボックスはひとつあると何かと便利だが、底の形が丸いものが多く、デッドスペースが生まれがち。自由が丘のインテリアギフトショップ「HOTCHPOTCH(ホッチポッチ)」が9月下旬から発売するフランス製の収納バケツ「baquet(バケット)」は、ありそうでなかった角型だ。従来の丸型に比べて、モノのおさまりも良く、置く場所も選ばない。たとえば、読みかけの雑誌や新聞は無造作に立てていれるだけで、不思議と整頓された印象になる。キッチンでは野菜や果物のストッカーにちょうどよく、掃除用具なども収納もしやすい。もちろん、子供部屋に置けば、おもちゃ箱に早変わりする。11月に販売される専用のフタ「onbaquet(オンバケット)」をつければ、上に別のバケツを重ねられるので、収納力も格段にアップする。フタにはネームタグを差し込めるポケット付きで、中身がすぐわかるのも便利だ。素材はポリエチレン製なので適度に柔らかく、ちょっとくらい適当に投げ入れてモノが壊れにくいのも嬉しいところ。四角い形は車のトランクにも収納しやすく、取っ手付きなので持ち運びもラクラク。砂場遊びの道具を入れたり、ジュースを冷やしたりとアウトドアでも活躍してくれそうだ。フランスらしいセンスを感じる色使いはポップながら派手すぎず、部屋のインテリアにもしっくりなじむ。カラーは全10色あるので、色違いでそろえてみるのも楽しいかも。・baquet(バケット)S¥1,050、M¥1,470、L¥1,890・onbaquet(オンバケット)S¥840、M¥945、L\1,050(いずれも税込)ホッチポッチ自由が丘店営業時間:11:00~20:00場所:東京都目黒区自由が丘1-26-20 1F電話:03-3717-691stacksto (スタックストー) 取材/古屋江美子
2011年09月15日12月1日(木)に日本公開されるスティーヴン・スピルバーグ監督の最新作で、監督初の3D映画でもある『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』の最新ビジュアルがこのほど解禁になり、世界をまたにかける壮大な冒険に飛び出す名探偵タンタンの勇姿が公開された。その他の写真『タンタンの冒険…』は、全世界で2億冊以上を売り上げているベルギー生まれの同名人気コミックシリーズを原作にした作品。愛らしいルックスの少年記者タンタンと相棒の白いフォックステリアのスノーウィが、17世紀に洋上で姿を消した船“ユニコーン号”の隠された財宝をめぐって大冒険を繰り広げる姿を描く。このほど公開された最新ビジュアルは、“インターナショナル版最新ポスタービジュアル”と命名されたもので、サイドカー付きの二輪車で荒野をかけるタンタン少年と相棒スノーウィの姿が大きくデザインされ、その背後には物語の鍵を握る“ユニコーン号”や、タンタンと行動を共にする大酒のみのハドック船長も登場。タイトルロゴ下部にはスピルバーグ作品初となる“IN 3D”の文字がデザインされている。スピルバーグ監督は原作の大ファンで、コミックのイメージを損なわないように実写することに力を注いだと以前よりコメントしており、先日パリで行われた記者会見でも「本の中のキャラクターの心は、映画の中のキャラクターの心と一緒なんだ。タンタンは粘り強く、若い探検家であり、レポーターであるという基本的なところは変わらないし、本を読むたびに僕は彼の未解明の謎を解くことにかけての情熱に感動を覚えたよ」と振り返り、「タンタンがいつも何もないところから、大酒のみのハドック船長のような想像もできないパートナーたちと素晴らしい関係を築いていくことを賞賛していたんだ。彼ら二人の関係は影と光の関係で、タンタンはとても正確であるのに対し、ハドック船長はつまづきながら一緒に全ての問題を解決していくんだ。原作本と同様に映画の中でもね」とコメント。原作への深い愛情を表明するのと同時に、原作のテイストを残したままの映像化に自信を見せているようだ。『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』12月1日(木)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国ロードショー
2011年08月10日サム・ワーシントン主演、神々の戦いを描いた『タイタンの戦い』のワールド・プレミアがロンドンで3月29日(現地時間)に開催された。サムをはじめとする共演陣、スタッフが一堂に会し、会場は大きな盛り上がりを見せる中、サム&ルイ・レテリエ監督からは日本のファンに向けてのメッセージも。晴れの舞台に交際中のナタリー・マークさんと一緒に登場しご機嫌な様子のサム。映画の見どころ、ファンがどんなところを好きになると思うか?と聞かれ「楽しいところだね。ラバーソウル(サンダル)で怪物を倒すんだから」と笑顔で答えた。監督からはスカートをはいてくれと要求されたそうだが「問題ないよ。それで女の子が映画を観てくれるなら、スカートを短くするさ。僕のお尻が巨大すぎて、3Dにするとすごいことになっちゃってたかもしれないけどね(笑)」と茶目っ気たっぷりに語った。一方でこの日の気分を尋ねられると「とてもナーバスになってるよ。木の葉みたいに震えてるよ」と語り「僕はシャイでナーバスな若者なんだ。役の上で強い男を演じているだけで、人生において“タフガイ”だったことはないよ」と意外な一面を自ら明かす一幕も。そして、「もうすぐ日本に行くことになってるんだ。See you!」と日本のファンに向けメッセージを送ってくれた。監督は本作への“『アバター』超え”を期待する声について「それは分からないな。(そうした声が挙がるのは、『アバター』にも主演している)サムのせいだと思うよ。でも、サムが出て、3Dだからってこの映画は『アバター』と同じじゃないよ」とコメント。ちなみに、監督は日本のアニメのファンだとのこと。本作も「聖闘士星矢(セイントセイヤ)」にインスパイアされたという話もあるが、それについて話を向けると「イエーイ、聖闘士星矢!『聖闘士星矢』のキャラクターは神たちなんだよね。大好きさ。(アニメを)作ってくれて、ヨーロッパ人として、お礼を言うよ」と映画の話以上に(?)ノリノリで語ってくれた。なお、コメントにもあるようにサムと監督は、間もなく来日!4月8日(木)には2人を迎えてジャパン・プレミアイベントも開催される予定。『タイタンの戦い』は4月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:タイタンの戦い 2010年4月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC AND LEGENDARY PICTURES■関連記事:【どちらを観る?】次世代“肉食”イケメン決戦!クリス・パインvsサム・ワーシントンサム・ワーシントン来日!『タイタンの戦い』ジャパン・プレミア・プレイベントに5組10名様ご招待あの神々がスクリーンで暴れ、戦う!『タイタンの戦い』試写会に15組30名様ご招待サム・ワーシントン、今度は“英雄”ペルセウスに!来年公開の主演作の最新映像到着
2010年03月31日私はかねてより「角のたばこ屋」のことが気になっていました。なぜ角にあるのか。実はそのことは以前にも記事にしていましたが、結論としては「よくわからない」というところに落ち着いていました(すいません)。しかし、ここに来てふいにそれを思い出したのには理由がありました。「たばこ税の引き上げ」方針の決定です。引き上げが実施されれば、一本につき5円の値上げ。300円のマイルドセブンは400円へ……。日増しに高まる嫌煙の空気に追い打ちをかけるような衝撃でした。こうなったら「たばこをやめるか……」と、思った方も多いのではないでしょうか。私も少なからず、そう思いました。しかし、そうしてたばこが日に日に売れなくなることで、本当にやめなければならなくなるのは喫煙者ではなく、小さな「角のたばこ屋さん」なのではないでしょうか。角のたばこ屋はたいていお年を召した方がお店に立っている場合が多いですが、高齢化で次の世代の担い手もいないのかもしれません。そして、世の中がそれを存続させないでしょう。とすれば、いずれは「店に立つおばあちゃんの顔も見られなくなる」。私はあの疑問のことをふいに再確認しておきたくなりました。結論がどうであれ、まずはいい。それは失われゆく文化遺産を見るような気持ちから突き動かされた、衝動的とも言える行動だったのです。■なぜ、たばこ屋は角にあるのか(角のたばこ屋:その1)――こんにちは「……(無言)」(おばあちゃん)――マイルドセブンのエクストラライトください。「300円」――はい(300円を手渡す)。ひとつ聞きたいことがあるんですが。「……(無言)」――なんで角にあるんですか?「……わからないね、うちはもう50年以上ここでやってるから」――角のたばこ屋さんって多いですよね?「……そうかもね。はい、(たばこ買ってくれて)ありがとね……」――ははあ(角のたばこ屋:その2)――こんにちは「……(人の気配がしない)」――こんちわぁ!「(奥の扉からおばあちゃんが出てくる)はいはい、待ってね……」――こちらのお店っていつからやってるんですか?「え?……年始は4日くらいかね。ほら、元旦から開けてもお客さんってこないでしょ」――いや、あの創業何年ですか?「え?ああ、だいぶ古いよ。で、なに?」――たばこ屋さんが角にある理由を調べてるんです「昔は隣近所にたばこ屋があったんだけど、そのお店がやめたからうちでたばこ売ることにしたの。そんだけ」――ははあ。特に理由はわからないということですか?「ちょっとこの窓、立て付けがおかしいのよね(ガタガタする売り場の窓を直し始めるおばあちゃん)」――……ありがとうございました(角のたばこ屋:その3)――すいません「……はい?」(若い店主)――たばこ屋さんが角にある理由を調べてるんです「うーん……?」――理由なんてないんですかね……。「うちは昔から角でやってる酒屋で、途中からたばこも売り始めたんだけど、今でもたばこを扱っている個人商店というのは、元が何かのお店屋さんだったというのは多いよね。人目につきやすい角地でお店を始めて、その後にたばこを売り始めた人は多いんじゃないの?」――元からたばこ専門のお店もそうですか?「角がいいと思ったのは一緒じゃない?わからないけど」――そうですか。じゃ、エクストラライトをください(二つ目)「300円ね」――はい。私は自動販売機でたばこを買いません。その理由は「taspo(タスポ)」を持っていないからです。そしてこれからもきっと持つことはないでしょう。なぜなら私はまだ「角のたばこ屋」の秘密を解き明かしてはいないからです。それがわかるまで、私は「角のたばこ屋」でたばこを買い続けるし、値上がりが実施されてもまた同じ行動を取り続けることでしょう。「おばあちゃんの顔が見たい」と言えば、きれいごとに聞こえるかもしれないが、どうにも気になることを私は無視することができないのです。角のたばこ屋が街から消える時、それは私がたばこをやめる時です。(根岸達朗/プレスラボ)※どうして根岸さんは角のたばこ屋に並々ならぬ情熱をそそいでいるのか、そのことのほうが僕は気になります。彼の前世は角のたばこ屋の店主だったのでしょうか。(編集部:梅田)【関連リンク】街のたばこ屋さんはなぜ「角」に多いのか?ずっと気になっていることですたばこ税の仕組み(JT ウェブサイト)たばこは日本で最も税負担率の重い商品のひとつ
2009年12月27日