メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「些細なことで、すぐイライラしてしまう自分が嫌」という、かおりんごさん(41歳・保育士)に、心屋塾上級認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■かおりんごさんのお悩み小さいことで、すぐにイライラしてしまいます。人に優しくしたいのに怒ってしまいます。すごくズボラで適当なのに、人によく思われたいために、よくしようとしてしまいます。自分もそれほど勤勉なわけでもないのに、ちゃんとやっていない人を見ると不快になります。自分でも何にムカついているのかわかりませんが、不安なときにイライラしていることが多い気がします。どこかすっきりしないで、生きている気がします。「それでいいんだよ」と誰かに言ってもらいたいだけなのでしょうか。今の自分でいいと思えませんし、自信がありません。イライラせず、心穏やかに、人に優しくして生きていきたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の大竹公子さんよりかおりんごさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。小さいことにイライラしてしまうのですね。すぐイラついてしまうのは、疲れますよね。私も以前はそうでした。「イライラ」って、何かをガマンしてると発生するのです。かおりんごさんは、「人に優しくしたいのに怒ってしまう」のですよね? 本当の自分は怒りを感じてるのに、「人には優しくしなきゃダメだ!」と考えるから、イライラは表しても、本当に感じていることはガマンしてしまう。本当の自分は「ズボラで適当でいたい」のに、「良い人でいなきゃダメだ!」と考えるから、そんな自分をガマンしてしまう。本当の自分は「ちゃんと」ではなくユルユルと自分のペースでやりたいのに、「ちゃんとやらなきゃダメだ!」と考えるから、そんな自分の気持ちをガマンしてしまう。本当の自分の気持ちがあるのに、それを「こうしなきゃいけない」「こうするべき」という思考で抑えようとするから、イライラしてしまうのですね。人に優しくできなくてもいいのです。ズボラで適当でも、ちゃんとやらなくてもいいのです。そのままで、かおりんごさんのままで、いいのです。「それでいいんだよって誰かに言ってもらいたいだけなのか」と書かれてますよね? その言葉は、かおりんごさんが、かおりんごさんに言ってあげて欲しいのです。自分が「自分の本当の気持ち」を許していないから、ガマンするから、イライラしてしまう。自分が「自分の本当の気持ち」を許していないから、周りからも許されていないように思うだけ。怒りを感じる自分、人に優しくできない自分、ズボラで適当な自分、そんなに勤勉でない自分。何ひとつ問題ないです。それでいいのです。「怒ってもいい。人に優しくできなくてもいい。ズボラで適当でもいい。そんなに勤勉でなくてもいい。だって人間だもの」。そんな魔法の言葉を、毎日ブツブツと呟いてみてください。許してあげてください。そうしたらきっと、今よりも「イライラ」が減っていることに気付く日がやってきますから。かおりんごさんを、心から応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年02月06日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもに友達を作ってあげられない」という、ななこはるさん(40歳・専業主婦)に、心屋塾認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。■ななこはるさんのお悩み子どもにお友達を作れない母親は、子どもにどうしてあげたらいいでしょうか。「自分が母親じゃなければ」とか、「自分自身いなければ良かったのに」と、プライベートで遊ぶ人たちを見ると、死にたいくらい辛いです。助けてほしい。誰か助けてほしい。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の福田とも花さんよりななこはるさん、ご相談ありがとうございます。子どものお友達が、親子で幼稚園以外の時間も約束をして一緒に遊んでいる様子を見ると、「私がお友達を作ってあげられないせいで、ごめんね」と罪悪感を感じてしまうお気持ち、とても良く分かります…。私も少し前までは、子どもの夏休み前などに、ほかのママ達が約束をしている会話を聞き耳を立てては、心が凍りつき、落ち込むことの繰り返しでした。けれど、ななこはるさんも、そんな辛さから必ず抜け出すことが出来ますよ!それでは早速ですが、ななこはるさんが幼稚園生ぐらいの子どもに戻ったつもりで、口に出して次の言葉を言ってみて下さいね。「お母さん、私お友達がいなくて寂しいよー」「お母さん、私が寂しい気持ちに気付いてー」「お母さん、お友達ができないようなダメな子でごめんね」「お母さん、寂しい顔を見せて、心配させてごめんね」「お母さん、こんな私でガッカリさせてごめんね」言ってみて、どんな気持ちが湧いてきましたか?子どもの頃のななこはるさんは、お友達を自分からたくさん作ることができていましたか? もしかしたら、人見知りだったり、数少ない決まったお友達とだけ遊んでいたのではないでしょうか?自分からお友達に声をかけるのが恥ずかしかったり、怖かったりした時、本当はお母さんにどうして欲しかったですか? 何て言って欲しかったですか?こちらのご相談にも『死にたいくらい辛いです。助けてほしい。誰か助けてほしい。』と書かれているように、ななこはるさんは、死にたいくらい辛くならないと、人に助けを求めてこなかったのではないでしょうか。小さい頃に、お母さんにちょっとした事ですぐに助けを求めてしまうと、どんな顔をされそうで怖いですか? 何て言われそうですか?・迷惑をかけてしまいそう?・心配をかけてしまいそう?・嫌がられてしまいそう?・甘えるなって怒られそう?子どものななこはるさんは、自分だって寂しかったのに、そんな自分の気持ちより、お母さんに迷惑をかけたくないとか、心配をかけたくないという、お母さんの気持ちの方を優先させてきたのかもしれませんね。いつもいつも、自分は後回し。そして「友達を作れない自分がいけないのだから、寂しいだなんて助けを求める価値なんてない!」と、寂しがる自分さえも責めていたのではないでしょうか。そんな寂しさや自分を責めて苦しかった小さな自分と、目の前のわが子が重なって見えるから、「あの時の自分と同じ思いを味わわせたくない!」「助けてあげたい!」「助けなければ!」と、死にたくなるぐらい必死に自分を追いつめているのかもしれませんね…。『子供にお友達を作れない母親は、子どもにどうしてあげたらいいのでしょう』と書かれていましたが、助けてあげるべきは、目の前の子どもではなく、ななこはるさん自身なのかもしれませんね…。それではひとつ、ワークをしてみたいと思います。お友達をうまく作れなかった、子どもの頃の自分を、お水を救うようにして手の平に乗せてみて。そして、大人のあなたから手の平の子どもの自分に、こう話しかけてみて下さいね。「お友達が作れなくて、寂しかったね。」「お友達の輪に入って行くのは、怖かったね」「そんな寂しさや怖さに、気付いてあげられなくてごめんね」「こんなに寂しいのに、お母さんに心配かけさせないようにと、助けてと言わせてあげなくてごめんね」「あなたに我慢させ続けて、ごめんね」「助けて欲しかったら、助けてと言ってもいいよ」「もう一人きりで頑張らなくていいよ」「あなたの気持ちを、教えてくれてありがとう」手の平の子どもの自分は、どんな表情になりましたか?お友達が欲しいのは、もしかしたら目の前の子どもというよりは、ななこはるさんの方なのかもしれませんね。ななこはるさんが、ひとりきりで頑張らなくてもいいのだとしたら、どうしたいですか? もし、助けを求めてもいいのだとしたら、もし寂しいと言っていいのだとしたら、誰に何て言いたいですか?今、頭に思い浮かんだその人に、とっても勇気が要るし、とっても怖いと思いますが、小さい頃の自分が言えなかった言葉を、大人になった自分が今、自分のために言ってみてあげませんか?お子さんは自分のために、ママがママ自身を責めて苦しむことを、望んでいないのではないでしょうか。まずは、ななこはるさんが「寂しい」と言ってみましょう! 「助けて」と言ってみましょう!ママが一人きりになることを終わらせると、子どももママの背中を見て学び、子ども自ら助けを求め、声を上げられる子どもになります。ママが子どものためにできることは、自分で自分を幸せにする姿を見せてあげることです。幸せなママの背中を見せてあげることです。ななこはるさんが、周りの人から愛され助けられながら、親子で幸せに過ごされることを、心から応援しています。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2018年02月01日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「輝いている人を見ると、自分は劣っていると落ち込んでしまう」という、Mikiさん(28歳・セラピスト)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。■Mikiさんのお悩み学生の頃、人に嫌な言葉を言うなどして孤立してしまい、引きこもりになりました。男性との問題などもあり、異性の声や人の目も怖くなりました。5年間経ったある日、思い立って働きだして今に至ります。今は好きなことも見つかり、やりたかったことも形になっています。ですが、自分よりも輝いてる人や容姿のキレイな人を見ると、どうしても「自分より幸せになる」「私は幸せになれない」と思ってしまい、嫉妬したり、その人が苦手になったりします。私がしたいことや起きてほしいことが起きている人を見ると、友達なら一緒に喜べるのに、友達でない人や苦手な人だと比べてしまいます。人と比べて「自分は劣っている」と思い、落ち込みます。恋愛もしていましたが、どの相手も遊びでした。最近では、初めから分かっているので傷つかないと思い、明らかに遊びと分かっていた人を好きになりました。とても楽でしたし、最後もさっぱり終われました。私は依存的でコントロールが下手で、自信があるのにない。とっても矛盾しています。 私が幸せな恋愛をしたり人間関係を築いたりするには、どうしたらいいですか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんよりはじめまして。心屋塾マスター講師のひらいなずです。ご相談内容を読ませていただいて、Mikiさんがご自分のことを「自信があるのにない」と思われているのが、とても印象に残りました。あくまでも想像ですが、きっと小さい頃から成績もよく、かわいらしい女の子だったのではないでしょうか? 何をしてもそこそこできるけれど、ナンバー1にはなれない。そんなことが多かったのかなぁと思うのです。なぜならば、お悩みの内容がすべて人との競争のことだからです。例えば「人に嫌な言葉を言って」という部分。相手が嫌がる言葉を言いたいときは、大抵の場合「相手を打ち負かしたい」「負けたくない」「自分が正しいということを納得させたい」といった思いがあるときです。友達ではない人、苦手な人より劣っていると落ち込むのも「自分が負けた」と思うから。常に人との競争の中で、自分の価値を決めているのですね。 このように他者との比較の中で、Mikiさんが常に抱えている「自信があるのにない」という葛藤。ここに大きな勘違いが隠れているように思うのです。Mikiさんにとって、自信とは何を示すのでしょうか? もしかするとそれは「負けられない」というプライドであり、「負けなかった」もしくは「負けたとしても、プライドを傷つけないうまい言い訳がついた」という結果なのではないでしょうか?もしそうだとすれば、それは残念ながら、本当の意味での自信とはいえません。本当の自信とは、たとえ負けてもその自分を肯定することができる、自分を信じる力です。ご相談内容を拝見する限り、Mikiさんは負けられないというプライドがあるけれども、「どんな自分も信じる」ということができずにいるようにお見受けします。Mikiさんがおっしゃる「自信がない」というのはこの部分で、「油断したら負けてしまうダメな私」という前提があり、そんな自分が許せていないのだと思います。「負けたら価値のない自分」という前提は、いつ、どこで生まれたものなのでしょうか?ヒントは、ご両親の価値観と関係しているように思います。例えば「いい成績をとりなさい」「あんな子みたいになっちゃダメ」「お姉ちゃん(お兄ちゃん)みたいにやりなさい」「妹(弟)はできるのに」など、物質的な価値観や比較があったのかもしれません。Mikiさんが小さな頃、ご両親からよく言われた言葉はなんでしょう? 思い出してみてほしいのです。そこに「負けられない。負けたらダメ」というプライドと「負けてしまうかもしれないダメな自分」という前提を作り上げた元があるはずです。その恐れの元をみつけて、「それは親の価値観であり、自分の存在価値とはまったく関係ないんだ」と気がつくことが大事です。そして、もうひとつ、大事なことがあります。それは「とことん負けてみる」を体験すること。これまで、Mikiさんは負ける勝負はしてこなかったはずです。恋愛にしても、遊びの恋をすることで傷つかないように自分を守ってきましたね。そうやって落ちないように落ちないように、安全と思えるところだけを歩いてきて、結果的に身動きがとれなくなってしまった。恋愛も人間関係も幸せだとは思えないのは、本当の意味で「自信をつける」ということを今までしてこなかったからです。上述もしたように、本当の自信とは「負けても、その自分を肯定することのできる自分を信じる力」です。それは負けない限り、手にすることができないものなのです。負けるとは傷つく覚悟のことです。フラれるとわかっていても、好きならぶつかっていく覚悟。失敗するかもしれないけど、やりたいからやってみる覚悟。それは、自分の本音に素直になるということでもあります。これまで負けたくなくて、傷つきたくなくて、隠してきた本当の自分の気持を出してみてください。結果を恐れず「本当にやりたいこと」をやってみてください。そして、「負けるのを恐れて、我慢しながらやってきたこと」をやめてみてください。安全の枠の外に、思いきって出てみること。とことん傷ついてみること。その先で「傷ついても大丈夫なんだ」ということが実感できたとき、人間関係でも恋愛でも、素晴らしい出会いが待っているのではないかと思います。Mikiさんの勇気を応援していますね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年01月30日今、自宅で土を使わずに、水だけで植物を育てる栽培方法「水耕栽培」が話題です。雑貨屋などでは、1〜2万円程度で、LED照明と温度管理機能がついた栽培キットも購入でき、野菜を育てた場合は収穫までできる本格的なものもあります。とはいえ、そんな本格的なものはちょっと始めづらい…。そこで、身近にあるもので、インテリア代わりに植物を育てる方法を紹介します。水耕栽培の始め方水耕栽培に必要なものは、育てる植物と、容器と水だけ。容器は根の生育状況を確認しやすいように、透明なものにするのが見た目にもよくオススメです。既に土で育てていた植物なら、泥をよく落として、容器に固定するだけでOK。植物の種類にもよりますが、枝や茎を切り落としたものを、そのまま水につけて、根が出てきたら成功です!お世話をするための注意点水耕栽培で気をつけなければいけないのは、水をこまめに替えること。夏場であれば最低でも1日1回、冬場でも2〜3日に1回は取り替えないと、水が腐って嫌なニオイがしたり、藻が発生して容器全体が緑色になってしまうことも…。日当たりのよい場所に設置すれば、肥料は基本的に必要ないようです。とはいえ、水だけだとどうしても成長が遅いので、早く成長させたい場合には液体肥料を使用しましょう。ただし、肥料を入れて勿体ないからと、水替えをしないのは藻やコケの発生原因になるので注意が必要です。根が出てきたら、根のすべてを水につけないのもポイント。植物は根からも呼吸をしているため、根が全部水につかっていると窒息して、腐ってしまうんだそうです。水耕栽培で育てやすい植物たいていの植物は水耕栽培で育てることができますが、難易度は植物によって異なります。育てやすい植物としては、ポトスやアイビーなどが代表的。どちらも春から夏頃に茎を切って、水差しするだけ。時々根がヌルヌルしてきたら洗ってあげるのがポイントのようです。ミントやバジルなど、ハーブ系も生命力が強く、収穫して楽しむこともできるのでオススメ。バジルは根が出てきたら、根が水につからないようにスポンジなどで根の周りを囲んであげましょう。手軽にスタートできる植物の水耕栽培。見慣れてしまった部屋の風景も緑があると、一気に華やいで見えるので、ぜひ試してみてください。慣れてくると、調理で余った野菜くずやアボカドの種も水耕栽培できたりするので、身近ないろいろなものが観葉植物になっちゃうかも?(文・姉崎マリオ)
2018年01月29日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分を好きになりたいのに、母親そっくりな自分が嫌い」という、ドーラさん(50歳以上・看護師)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■ドーラさんのお悩み50歳にして、未だに「自分のことを好きな人」になりたい、という夢が捨てられません。私は、ガミガミうるさくて意地悪で被害者ぶっている実の母親が大嫌いです。ですが、最近自分が母親に似ていることに気付いて愕然とし、ますます自分が嫌いになっています。心屋の考えに触れ、”自分の中の小さい子ども”に声をかけてあげていますが、その度に泣けて泣けて…。母親そっくりの「ガミガミうるさくて意地悪で被害者ぶる自分」を好きになれる日は来るのでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりドーラさん、ご相談ありがとうございます。高橋かのんです。「自分を好きになりたい」と心屋に触れ、自分に向き合っていらっしゃるとのこと。素敵だなぁと思いました。ぜひ好きになっていただきたいですし、なれますよ!ただ、もしも「どんな自分も好きと言えなければいけない」と思っているのだとしたら、それを叶えるのは苦しくなっていくことでしょう。なぜなら、それが”完璧主義”な考え方だからです。欠点もあるけれど、なぜか憎めず、その不完全さが逆に安心感や親近感を生み出している人が、ドーラさんの周りにもいませんか? 欠点も時に顔を出すけれど、「好きな部分もたくさんある」と許せる――。「自分を好きな人」というのは、そんなイメージだと思ってみてくださいね。「出来が悪いほど可愛い」になったら最高です(笑)。ですから、ガミガミうるさいところ、意地悪なところ、被害者ぶっちゃうところが時々顔を出して、「嫌だな」と思う瞬間があってもいいのです。そうした自分の欠点もわかっているからこそ、それでも一緒にいてくれる人に感謝も湧いてくるもの。相手に悪かったなと思ったら、素直に謝ってみてください。そして、必要以上にその自分を責めず、「そういう自分もいていいよ(そういうときがあってもいいよ)」と許してあげてください。「自分の嫌なところ」は、目につきやすいですよね。目につくと、時々しか顔を出さないのに、「それが私という人間」だと極端に捉えてもしまいやすいです。でも、そんな自分を撲滅しようとも思わなくていいのですよ。ドーラさんには、ガミガミうるさくない穏やかなときも、意地悪でなく優しいときも、被害者ぶらないときもありますよね? ともすると、本当はそういった時間のほうが多くを占めているのではないでしょうか。そんな時間のドーラさんのいいところや好きな部分を、もっと好きになってもいいのです。なぜ「自分の嫌な部分」をそんなに嫌うのか。それは、ドーラさんも気づいているとおり、お母様の嫌いな部分にそっくりだからです。小さい頃から、お母様のその部分を嫌ってきたからこそ、自分も嫌いだと思ってしまう――。(※)「自分はそうならないつもり」がなってしまう仕組みについては、 こちらのページ も参照してみてください。お母様のその嫌な部分のせいで、ドーラさんも嫌な思いをしてきたことと思います。ですが、その「被害者」も、もう終わりにするときが来ているのかもしれませんね。そのお母様を許すことは、自分を許すことでもあり、一石二鳥です。お母様が目の前にいるイメージで、こんな言葉を、上から目線で言ってみてください。「お母さん、大嫌い! ガミガミうるさくて意地悪で被害者ぶっているとこが大嫌い。そのせいで私、嫌な思いをいっぱいしてきたよ。なのに、私もそんな人になっちゃった。だから、お互い様ってことで許してあげる。私の被害にあった人に感謝してよね。でも、その嫌いな部分以外は大好きだよ。お母さん、大好き!」と。そして、こんなふうにも呟いてみましょう。「お母さんみたいになってもいい。っていうか、もうなってるし!」「たまには、人に私のような思いをさせてもいい」。私が好きなインドの言葉に、「人は生きていれば、迷惑をかけあうもの。だから、あなたも許しなさい」という趣旨の言葉があります。「社会全体で、お互い様」ということで、それが「許し合う」ということなのでしょうね。この許すには、「自分を許す」も入っていると私は思っています。ドーラさんが、いろんな自分との関係を良好にしていくことで、人間関係も良くなり、楽しく過ごされていくことを応援しています! ・このカウンセラーのブログを読む
2018年01月23日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「交際相手に八つ当たりをされてばかり」という、はなさん(39歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■はなさんのお悩み交際3年になる彼は家庭のある身で、いつか彼と一緒になることを目指して過ごしています。彼とは僅かな時間しか会えないのに、その時間すら彼は全く楽しくなさそうに、イライラと私に当たります。イライラの理由は仕事なのか家庭なのか分かりませんが、「私の存在がウザイ。気持ち悪い。触るな、近づくな、もう終わりにする、終わりにすればいいだろ!」などと、私に暴言を吐き続けます。私の心の在り方が原因と考え、心屋さんの本を読み、講演会にも参加させていただきました。とても沢山泣いて笑いました。その翌日、彼が来てくれたときには幸せを感じられたのですが、その後もまた私への対応が悪化していき、以来、会いに来てくれてもいません。「どうせ愛されてる」と思っていた私は、ひとりで勘違いをしているのでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりご相談ありがとうございます。つらいですね。はなさんは今、ご自分を幸せにしてあげるレッスンの最中なのかもしれません。そんな視点からお伝えさせてくださいね。今彼との間で起こっていることは、自分の心の中の「思いグセ」もしくは「セルフイメージ」が現実に投影されている可能性がある。そう考え、現状を落ち着いて観察してみてください。つらい恋愛が続いたり、繰り返したりしてしまう人は、「私は粗末に扱われても仕方ない」もしくは「愛してもらうためには相手を理解し受け止めるなど頑張らないといけない」「ありのままの自分は愛されるはずがない」などの罪悪感やセルフイメージをぎゅっと握り締めていることが多くあります。すると、そのセルフイメージを強化するような現実やパートナーを選び、「やっぱり私は愛されない」と確認する…。そのようなループに迷い込んでしまいがちです。相手との苦しい現実に悩む人は、問題そのものよりも、まず「自分が頭の中でどんなことを信じていて、どんなことを勘違いしているか」、そこに気づくだけで現実が変わることがあります。はなさんはどんなセルフイメージを持っているでしょうか。「どうせ私は○○だし」。この○○にどんな言葉が当てはまりますか? これで今のセルフイメージを簡単にチェックすることができます。そしてこのセルフイメージを簡単にひっくり返す方法が、心屋の伝えている「どうせ愛されてるし」です。はなさんも、この考え方に出会ってくださったのですね。「どうせ愛されてるし」と実際声に出してつぶやくことで、あなたが何もできなくても、何も持っていなくても、それでも愛されている存在で、あなたは確実に愛で満たされている…という現実がたくさん見つかります。愛されている証拠集めをしているうちに、古いセルフイメージが実際に書き換わっていきます。冗談みたいですが、これで人生が変わった人がたくさんいますので、騙されたと思って引き続きやってみてくださいね。ただ注意点もあります。この方法は、特定の誰かの愛を自分に向けたいから、他人を変えたいから自分が変わろう…と期待しても効果はありません。他人の心は誰にもコントロールできないからです。もしも今の状況が変わらないとして、それでも、はなさんは魅力も才能も愛情も全て持っていて、存在自体が世界から愛されているとしたら、どんな選択をしますか? それでも誰かにぞんざいに扱われる自分を許しますか? それとも、安心しあえる人たちと心から笑いあって暮らしますか?その答えを心の軸に置いた状態で、今この瞬間からひとつひとつ選択していった先に、見たかった景色が広がっていることでしょう。「自分を幸せにする」と心から決めるだけで、その後は「豊かさ」しか巡ってこなくなることにも、やがて気づいていくかもしれません。はなさんは今この瞬間も、たくさんの愛が注がれているはずです。誰かのおかげで美味しいご飯が食べられる。あったかいお布団で眠れる。このように質問の回答に選ばれることも、愛されている証拠のひとつなのでしょう。まずは、あなたの周りの「ある」をたくさん見つけてみると、自ずとあなたの幸せにふさわしい、本当の「愛」を選んでいくことができると思います。はなさんの幸せを心より応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年01月16日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「義母が生理的に嫌になりました」という、ふーたんさん(30歳・専業主婦)に、心屋塾認定講師の小野美世さんからアドバイスをいただきました。■ふーたんさんのお悩み結婚して1年。子宝にも恵まれて日々子育てに奮闘してます。ですが、妊娠から出産にかけてのデリケートな時期に義母から色々言われ、生理的にムリになりました。顔をみただけで、吐き気がくるほどに…。頭では分かっていているのですが、心がついていきません。何があったかは書ききれないほどです。 いつか許せる日がくるのでしょうか? 今は許す方法を考えてる自分が嫌です。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の小野美世さんよりふーたんさん、こんにちは。心屋塾認定講師の小野美世です。ご相談ありがとうございます。日々、育児に奮闘されているのですね。妊娠から出産にかけてのデリケートな時期に、お姑さんからいろいろ言われて生理的に受け付けなくなってしまったとのこと。自分にとって初めての経験ばかりが降りかかってくるこの時期に、お姑さんに味方になってもらえなかったのはとてもお辛かったですね。きっといろいろなことがあったのだろうとお察しします。おそらくふーたんさんは、こう考えられたのではないでしょうか。「お義母さんとはこれからも顔を合わせないといけない仲。『生理的にムリ』ってずっと言い続けるのもよくない。なんとかしないと。私がお義母さんのことを気にしなければいいんだ。私がお義母さんのことを許せればいいんだ」でも、心はついていきませんよね。「許したほうがいいんだろう、だけど本当は許したくない」というのが、ふーたんさんの心の中にある声ではないかなと思いますが、いかがでしょうか。ふーたんさんには、まずこの言葉をプレゼントさせてください。・あの人のことを、もう許さなくてもいい・あの人のことを、絶対許さなくていいこの言葉を口に出して言ってみると、どんな感じがするでしょうか。そして、「吐き気が出る」ということを、こんなふうに考えてみていただきたいのです。・本当は嫌なのに、取り繕って相手の前で笑おうとしていませんか?・本当は私のやり方でやりたいのに、相手に合わせていませんか?・本当は「ちょっと待って」と言いたかったのに、その言葉飲み込みませんでしたか?・本当は居留守でも使いたかったのに、相手を家に入れませんでしたか?自分の気持ちとは違う、「こうしておくべきだろう」と頭で考えたことに、もしかしたら従いすぎてしまったのかもしれません。それに加えて、妊娠・出産・赤ちゃんのお世話…と、初めてのことで「これで合っているのかわからない」という自信のないところに、お義母さんからいろいろ言われて、言い返せなかった“気持ち”が、溜まっているのかもしれません。我慢を飲み込んでいると、自分の外に出れずに抑えられているものが、「吐き気」になって表れます。飲み込みすぎなのかもしれません。「吐きたい」のだと思います、自分の本当の気持ちを。次のような言葉は、お義母さんに対して普段言えますか?「えー、お母さん、ひどいです、それー」「それ、私がしようと思ってたことと違いますー」「えー、お母さん、それ、わたし傷つきますー」何て言っていいかわからないうちに、自分側の我慢だけがどんどん積み重なっていく状況なのだとしたら、「ひどい」「傷ついた」「それ違う」だけでも、自分の口から出せると、また違います。そして、お義母さんへの本音や愚痴を「吐き出せる」場所はありそうですか? 子育て中のお友達でも、旦那さまでも(旦那さまには、お義母さんとの間に入ってもらうという大事な役目がありますが…)、ネットでも、自分しか見ない日記アプリでも、何でもいいです。自分の我慢をそのままにして、相手を許そうとしなくていいのです。応援しています。 ・このカウンセラーのブログを見る
2018年01月11日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「職場で涙が止まらなくなってしまうことが悩みです」という、みーさん(25歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■みーさんのお悩み社会人3年目になりますが、毎日怒られてばかりで辛いです。そして、職場で涙が溢れてきて止まらなくなってしまうことが悩みです。私のミスだけではなく、理不尽な理由で怒られることもあります。ミスをしたときは悔し涙、理不尽に怒られたときは「言い返したいけど先輩にそんなこと言えない」という、もどかしい涙です。目つきや態度が怖い女性上司への怯えからも、涙が出ることがあります。 私はもともと人前で泣くタイプではなく、厳しかった前の部署でも泣いたことはありませんでした。しかし今は心が弱っているのか、すぐに泣いてしまいます。色々と泣かない工夫もしていますが、今はもう効果なしです。「怒りたくて怒ってる人はいない」「あなたのことを思って怒ってる」「成長を期待してるから怒ってる」といった言葉は聞き飽きました。仕事を頑張りたい気持ちはあるんです。こんな私が前に進める方法はないでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりみーさんこんにちは、心屋流カウンセラーの小林威之です。どうやら最近、お仕事であまりうまくいかないことが多いのですね。本当につらいのであれば、その職場を辞めてもいいのです。辞めるのは、逃げることではありません。しんどくなりすぎて自分を見失い、「辞める」という選択肢すら浮かばなくなるのは、もっと危険です。みーさんが「やってみたい」「好きだな」と思える仕事に出会えるまで探し続けてもいいのです。その選択肢も考えた上で、みーさんが「もうちょっと今の職場で頑張ってみたい」と思うならば、2つ、覚えておいてほしいことがあります。1つ目は「理不尽な目に遭っているみーさんには、何も問題がない」ということです。物事がうまくいっていないと、つい「自分に何か原因があるのではないか」と問題の原因探しを始めてしまいますが、それは全くの無駄です。仕事に対する能力が足りないならば、身に付ければいいだけ。知らないことがあるならば、学べばいいだけ。そこは問題ではないのです。もし、知らないことを馬鹿にされたり、できないことをやって失敗し、責められたりするのであれば、それはみーさんの責任ではありません。馬鹿にした相手にも、仕事を任せた上司の側に問題がある。仕事でうまくいかないこと、失敗して落ち込むようなことがあっても、上司や配属した人事の問題と考えて、みーさんは淡々と仕事をすればいいのです。みーさんは、何も悪くないのです。2つ目は、みーさんはもう既にとても素晴らしい人だ、ということです。みーさんは自分のことを「足りない」「まだまだ」と思っていませんか? 今よりももっともっと努力して、会社に貢献できるようになろうと頑張っていませんか?もう、そんな必要はないのです。既にみーさんは、貢献できる人になっています。努力したり、頑張ったりするのは悪いことではありませんが、それを誰かに認めてもらう必要はないのです。それよりも、まずはみーさん自身が自分のことを認めてあげてください。みーさんが、心の中で「まだ足りない」「もっとがんばれ」「もっとできるようになれ」「もっとちゃんと仕事しろ」と自分に言えば言うほど、上司や先輩の言葉がどんどん心に突き刺さってきます。では、この状況を乗り越えるためにどうすればいいのか。実はとっておきの方法があります。知りたいですか?それは「何もしなくてもいい」です。みーさんはこれ以上、何もしなくてもいいのです。その時々の状況下で、「みーさんができること」だけをやっていればいいのです。また理不尽に怒られることもあるかもしれません。それでも頑張りすぎることなく、時には定時に帰り、ちゃんと有給も使いましょう。どうやら、自分らしく人生を生きている人や、好きなこと・やりたいことをして生きている人は、そうした理不尽な目に遭ってしまうことも多いようです。しかし、そうした「なぜだかわからないけど、理不尽な目に遭ってしまう人」たちも今回のような気づきを得ると、その後の人生をめちゃくちゃ楽しんで生きています。みーさんも、今後の自分にぜひ期待してみてください。間違いなく素敵な未来が待っています。そう思ったらら、みーさんは明日から何をしてみたいですか? その「したいこと」に、ぜひ取り組んでみましょう。 ・このカウンセラーのブログを読む
2018年01月09日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人の行動や考えに流されやすく、自分がありません」という、ゆーきさん(18歳・学生)に、心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんからアドバイスをいただきました。■ゆーきさんのお悩み私の悩みはいつも周りを気にしてしまうことです。人のペースや考えにのまれやすく流されやすく、人の目や、人がやってることがとても気になります。ほかの人が褒められたり自分本意に生きていると、自分が取り残されている気がして、焦りと嫉妬で自分のことを冷静に見れなくなってしまいます。また、仲のいい友人と一緒にいても、友人の良い所をみて嫉妬してしまったり、勝手に競って「負けたくない」と思って弱みを見せず、意地を張っている自分がいます。また、そんなことばかり考えているからか、自分がどうしたいのか、何をやるべきなのかがいつもわからなくなってしまいます。この他人を基準にしてしまう考え方は、どうしたらいいんでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんよりゆーきさん、はじめまして。ご相談ありがとうございます。はしぐちのりこと申します。いつも周りを気にしてしまい、人の目線や行動がとても気になるとのこと。ゆーきさんの意識はいつも自分以外の誰かに向いてしまうのですね。自分はこの世にひとりだけですが、その他はすべて、自分以外の他人。そんなたくさんの人に対してアンテナを張って、常に意識し続けていらっしゃるのであれば、自分の持っているエネルギーをそちらに使うばかりでとてもしんどいのではないかなと思います。一方、自分に対して考えるエネルギーは残り少なくなってしまいますから、自分を充分見てあげる余裕もなく、書いてくださっているように、どうしたいのかがわからなくなってしまっても当然かもしれません。そこをゆるめられるように一緒に考えていきましょう。まず、人のペースや考えにのまれて流されて生きていくのはそんなに悪いことではありません。ゆーきさんのように人に同調して生きていけるひとがいるからこそ、ほかの誰かの主張が通る場面があるわけです。自分の主張を通せたひとにとっては、ゆーきさんの存在は、とてもありがたいことだったりします。ですので、ご自分の今の状態をそんなに嫌わないであげてほしいのです。そんな場面があってもいい。一方で、自分の主張を通したい時は通せる場面があってもいい。どっちでもいい。そう受け止めていただいた上で、次を読んでみてください。焦りや嫉妬や負けたくない気持ちが出てくるとのこと。その焦りや嫉妬は、実は「自分もあんな風になりたい」と思っている憧れのサインです。自分もそうなれることをどこかで知っている、その要素が自分にあることを知っているからこそ出てくる気持ちです。焦りや嫉妬がでてきた時には、「ああ、私もああなりたいと思ってるんだなぁ」「私もああなれることを知っているんだなぁ」と、まず声に出してつぶやいてみてください。いかがでしょうか。意識が他人ではなく自分に向いていくのを感じていただけるのではないでしょうか。そして気持ちが少し落ち着いてきませんか。ザワザワしたり、焦ったり、不安になったり、苛ついたり。こういった感情はもちろんあっていいものですが、「自分を見てあげていない」サインとして捉えてみてほしいのです。そして気づいたらその都度、自分に視点を向けるようにしてみてください。そして「自分が何をしたいかわからない」のも、自分の気持ちとつながっていない、自分をみてあげていない証拠なのです。これはもう練習というか場数だと私は考えています。日常の行動のひとつひとつから「自分はどうしたいのだろう?」と一度止まって考える癖をつけてみてください。今日の朝ごはんは何を食べたいだろう? 昼はどこでどうやって過ごしたいだろう? そしてそれをひとつひとつ行動に移してみてほしいのです。何も考えず、冷蔵庫にあるものでごはんを済ませていたりしませんか? 友人と喫茶店に入った時、みんなが珈琲を頼むからと、自分も自動的に珈琲を頼んでいませんか? 「自分がどうしたいのかわからない、自分は何が好きなのかがわからない」そうご相談に来てくださる方は、実はたくさんいらっしゃいます。そんなみなさんに共通しているのは、今まで常に“誰かの意見を尊重”して生きてきたということ。それは元をたどると自分の“親”であることが多いです。幼い頃から親の言うことが絶対で、自分の意見は聞いてもらえなかった。わかってもらえなかった。そんな経験を繰り返しているうちに、自分が考えることはいつも間違っていて、ほかの人の意見が正しいに決まっているのだ…。そんな思い込みをしている方は少なくありません。自分がどう思っているかを考えることすら諦めているひともいます。もし、ゆーきさんもそう思っていらっしゃるのであれば、それは勘違いです。親や他人の言うことをきかないと生きていけない時代があっただけ。大人になった今は自分の意見を大事にしても主張しても誰も文句は言わないのです。「私はもう自分の気持ちを大事にしていい」そうつぶやいて、自分の気持ちとつながる時間をできるだけとってみてくださいね。そうしていくことで、自分を自由に表現できる、自分中心の生き方に戻っていけますよ。 ・このカウンセラーのブログを見る
2017年12月28日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「夫の不倫が発覚。修復したいですが、パニック状態です」という、るぅさん(38歳・パート)に、心屋塾上級認定講師の紀凛さんからアドバイスをいただきました。■るぅさんのお悩み夫の不倫が発覚しました。夫曰く、私が子どもたちにくどくど怒ることや、投げやりな言い方が嫌で不倫した、とのこと。「それとこれとは別問題でしょ」と思いつつも、私も悪いところがあったなと反省しています。しかし夫は話すのも面倒、私が何か言えば「めんどくさい、ウザイ」と小声で言うのでカチンときます。私は再構築したいですが、あちらは離婚したいようです。小学生の子ども二人のことを考えると、私が我慢するほうがいいのかなと思い、我慢して生活していますが、ご飯が食べられない、髪が抜けるなどのストレスも感じていて、自分でもどうしていいか分かりません。離婚して子供たちを育てていけるのか、自分一人で子どもたちのケアができるのか。反抗期の子ともたちを怒らずに育てていける自信がありません。夫の気持ちもないようなので、パニック状態です。 ※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の紀凛さんよりるぅさん はじめまして。心屋塾認定講師 紀凛(のりりん)です。ご相談ありがとうございます。 今まで、ご主人とお子さんのために、必死に頑張ってこられたのですね。そうして自分を抑えて頑張り続けた結果、ご主人の不倫発覚。本当につらかっただろうと思います。 頑張ってもうまくいかない。そして体が悲鳴をあげている。今後どうしたらいいかわからなくなるのも、無理はありません。 ではなぜ、どうしたらいいかわからなくなったのでしょう?それは、自分を置き去りにしてしまったからです。 離婚や今後のこと、今は少し横に置いて、置き去りにした自分を取り戻してあげましょう。まずは、不倫が発覚したときの気持ちを、吐き出させてあげるのです。 口から出して呟いたり、誰もいない時に叫んだり、紙に書きなぐったりするのでも構いません。心の奥にしまい込んだネガティブな感情を、すっきりするまで出してみてください。 そのうえで、今までご主人とお子さんのために、100%注いできたその力を半分に減らし、余った半分の力で、自分を喜ばせてあげませんか? わがままになってみましょう。 わがままとは、「ありのまま」ということ。それはつまり、自分の気持ちをまず優先してあげるということです。そうすると、るぅさんに笑顔が戻ってきますよね。実はその「笑顔」が、現在の問題を自然と解決していってくれるのです。 何とかしようとしなくても、私の笑顔が何とかしてくれる。自分の笑顔がどれほどの効果をもたらすか、その力を信じてみてください。 これから迷ったときには、自分の心が笑顔になれるほうを選んでくださいね。るぅさんとご家族の幸せを応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年12月26日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「天然キャラと言われ仕事にも影響、どうしたらいい?」という、アンテプリコさん(49歳・派遣社員)に、心屋塾認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。■アンテプリコさんのお悩み私は子どもが手を離れた2年前から働き始めている派遣社員です。短期の仕事から始めて、去年からフルタイムで働くようになりました。頑張っていますが、緊張と焦りで空回りする毎日。同期の派遣社員から、仕事ができないレッテルを貼られ、口も聞いてもらえないこともありました。その上、ちょっとずれた事を言ってしまうのか、周りから「天然」と言われます。真面目にやっていても、どうしても本来のキャラクターが隠せず、周りから馬鹿にされている気がします。 ママ友ならばそれも個性、といえますが、周りは子どものいない既婚者や独身者でずっと働いているひとばかり。天然のんびりのほほんキャラが、直せない、隠せないためか、受け入れられていない気がします。仕事も、何度教えられても間違える、気をつけても間違える、そして遅い…。生真面目なところがありマニュアルがある仕事は、きっちりこなせるのですが臨機応変な対応が苦手。 事務に向いてないのか、ただ頭が悪いのか…、と思うこともあります。 自分の人生を生きることのひとつとして、社会に出て働きたい。でも、何かが上手く回りません。主人は、子どもっぽさがある、そんな私をかわいいと言ってくれますが、社会人として「ほんわか、ゆったり、のんびり、癒される~、天然だよね」というキャラをどう活かしたらいいのかがわかりません。 社会に出て働きたいんです。主人も家計を助けるためにも働くことを希望しています。 アドバイスをお願いします。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の野田和美さんより「ほんわか、ゆったり、のんびり、癒される~、天然だよね」と言われるアンテプリコさん、ご相談ありがとうございます。さて、アンテプリコさんは、ちょっとズレたことを言っても「子どもっぽくてかわいい」とご主人にも愛されていらっしゃる。ご自分でも「天然・のんびり・のほほんキャラ」ということを承知していらっしゃる。これは、とても素晴らしいことですね。まずは、あなたのその良さを丸ごと受け入れてみてください。あなたのおっしゃる「本来のキャラクター」こそが、アンテプリコさんの個性なのです。ありのままのあなたなのです。それを認めていきましょう。でも、馬鹿にされている気がする…、受け入れられていない気がする…のですね。そう!「気がする」というところがポイントです。誰もそんなことは言っていないのですから。あなたがそのキャラクターをダメだと思っているから、そう思われている「気がする」という心の仕組みです。だから、あなたがご自分のことを、「天然・のんびり・のほほんキャラ」だから愛される存在であって、「私はこのままでOKなの!」と自分を受け入れることで、目の前の景色が変わるのを体験してみてくださいね。ところでアンテプリコさんにとって「社会人」とは何でしょうか。「家庭から出て働く人」が社会人ですか? 専業主婦は社会人ではないのですか? 社会人とは、「社会の一員としての人」という意味があります。ということは、お子さんを無事育てあげたことも、夫を支えて家事をしてきたことも、立派な社会人としての努めを果たしてきたということになりませんか。だとすれば、あなたの個性を活かせる場所で心豊かに過ごすことが、社会人として価値のあることであり、しあわせなことだと言えるのではないでしょうか。専業主婦であろうが、派遣社員であろうが、正社員であろうが、アンテプリコさんは、尊くて価値ある社会の一員なのです。ということは、向いていないと思われる仕事に就いて、自己嫌悪に陥り自分を責めていく毎日は、あなたらしさが発揮されないどころか、どんどん何かがうまく回らなくなってしまい、あなたが元々持っている魅力もパワーも減少してしまうのではないでしょうか。加えて、ご主人の希望だから家の外で働いて収入を得なければ、という理由で仕事に就こうとするのではなく、ほんとうに自分は家の外で働いて収入を得たいのか、自分がしたい仕事は何なのかを考えてみてほしいのです。なぜなら、自分の人生は、自分の選択で築いていくことができるからです。その選択に責任を持つのが、社会人としての努めでもあるからです。アンテプリコさん、もっと自分の心の声や身体の声を聴いてみてください。そして、その声に寄り添ったり、応えたりしてみてください。そのことが自分を大事にすることであり、この小さな積み重ねが、自分の人生の舵を、自分でとっていくことになるでしょう。「ほんわか、ゆったり、のんびり、癒される~、天然だよね」というあなたの良さが、さらに輝き、心豊かに過ごされることを願っています。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2017年12月21日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「ひとりで生きていくと思うと、気が遠くなる」という、ラッキー7さん(45歳・福祉職員)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。■ラッキー7さんの悩み心屋さんの書籍を何冊か読んでいます。5年前にプロポーズされ、「裕福でなくても、二人でささやかにやっていこう」と思っていた矢先に破局。相手からの一方的な断りでした。やっと幸せになれると喜んでいた矢先だったので、誰も慰められないくらいに落ち込みました。そして時間が過ぎ、子どもを得る年は超えて、自暴自棄になり、何もかもを諦めるようになりました。元彼は色々な女性を渡り歩いた挙句うまくいかなかったようで、突然、私に「結婚しよう」と言ってきました。5年前の私なら喜んで受けたでしょうが、寄りかかりたいためだけに言われている気がして、お断りしました。他に誰がいるわけではないですが、その気になれず、気が付けば「今の生活を大事にしたい」と言っていました。また、ひとりです。このまま結婚することもなく、ひとりを生きるのかと思うと気が遠くなります。複雑な自分の心がわからず、呆然としています。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんよりはじめまして。ひらいなずです。書籍を何冊か読んでくださって、心屋の考え方やあり方を実践いただいてとてもうれしいです。きっとこれまでも、たくさんのバンジーやパターン崩しをされてきたのではないかと思います。ご相談を読ませていただき、私が最も気になったのは、ラッキー7さんが「今の生活を大事にしたい」と思っていながら、「ひとりでを生きるのかと思うと、気が遠くなる」と感じている点です。「結婚しない今の生活がこのまま続くと、気が遠くなる」と感じているのであれば、今の生活に満足していないということ。満足できない生活を大切にしている、ということですね。ここにラッキー7さんの苦しさがあるのだと思います。本当は納得していない。本当は今の生き方が自分の望むものではない。けれども、それ以外の生き方を望んでも「しょうがない」。そんな諦めが心の底辺に流れているように感じるのです。では、そのような「諦め」は、いつから生まれたのでしょうか? そしてその「諦め」の正体は何なのか? それをこれから一緒に紐解いていきましょう。まず、ラッキー7さんは「一方的に振られ」「子どもを得るチャンスを奪われ」ひどい目にあった自分をどう感じていますか? どんな自分だから、こんな事が起きたと思っていますか?「気が利かない」「魅力がない」「家事ができない」…など、どんどん書き出してみると、自分のことを自分がどう思っているのかが視覚化できるので、おすすめです。そして、もうひとつ。ラッキー7さんにとって、本当に「裕福でなくても、二人でささやかにやっていく結婚生活」が理想なのでしょうか? 心のどこかに「結婚とはそういうもの」という諦めや、「結婚とはそうあるべき」という正しさがありませんか?もしかすると、小さい頃から「コツコツと頑張れ」「無駄遣いはいけない」「でしゃばるな」などと言われたり、ご両親が「つつましく生きること」がモットーで、そのような結婚生活を送っていらっしゃったのかもしれません。「彼との結婚がダメになったのは、どんな自分だから?」という問いかけに出てきた”○○な自分”も、実はご両親から怒られたりした自分、あるいはお母さんと比べてできない点だったりはしないでしょうか。ご両親の言葉や生き方を見て、その価値観のなかで生きよう、とこれまで頑張ってきたのではないかと思うのです。そうやって両親の期待に応えようとしてきた。なぜならば「そうしないと愛されない」と思っていたから――。ラッキー7さんが諦めたのは、「結婚すること」ではなく「そのままの自分で幸せになること」。「どうせ愛されないのなら、もう幸せにならなくていいや」とすねているのです。それが、彼との結婚を通して「結婚生活が手に入らないのなら、もうひとりでいいや」という現実となっただけ。ひとりの生活を大事にすることで、「本当はそんな諦めと我慢の毎日はイヤだ」という自分自身を、なんとか説得しようとしているのです。本音を押し殺そうとしているのだから、気が遠くなって当たり前です。もしも誰かに愛されるとしたら、「今の自分で幸せになっていい」と自分を許したら、ラッキー7さんは結婚がしたいですか? それともひとりで自由に生きていきたいですか? 結婚したいとしたら、本当はどんな結婚生活がしたいのでしょうか?本当の望みを探し出すヒントは、「小さい頃に我慢していたことは何か」を思い出すこと。例えば、本当は派手なお洋服が着たかった。贅沢をしたかった。わがままが言いたかった。だけど、できなかった――。そんな自分がいるとすれば、その望みを今叶えてみましょう。ご両親の価値観に合わない願望を持ってしまう自分を許してあげてください。それが「自分は幸せになっていい、と許可する」ということです。そして、その自分で「私が望む幸せってどんなことか?」を、1から考えてみてほしいのです。もしかすると、これまで蓋をしていた、思いもしない”私の幸せ”が飛び出してくるかもしれませんね。ラッキー7さんが、自分の人生に夢をもって生きていけるよう、心から応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年12月12日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「いじめられた同級生にビクビクする息子に、イライラしてしまう」という、Snowyさん(44歳・主婦)に、心屋塾認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。■Snowyさんのお悩み小学校6年生の息子が学校でイジメにあい、 去年10月から不登校になりました。今はフリースクールに楽しく通っているのですが、 前の学校の同級生に会うのが嫌で地元ではビクビクしています。しょうがないのかもしれませんが、 「こっちは悪い事をしてる訳ではないのに」と私はイライラしてしまいます。そんな息子に対して、どうすれば一番良いのでしょうか?■心屋塾認定講師の福田とも花さんよりSnowyさん、ご相談ありがとうございます。大切な我が子のビクビクした姿、見ていて辛いですよね…。それでは早速ですが、次の言葉を口に出して言ってみて下さいね。・息子くん、助けて上げられなくてごめんね・守って上げられなくて、ごめんね・こんな辛い思いをさせてしまって、ごめんね・ママのせいで、ごめんね言ってみて、どんな感じがしていますか?イライラするのは、罪悪感が刺激されるからなんです。「もうそんなビクビクした姿、見せないでよー」「ママまで苦しくなるじゃない!」って、自分で自分を責めてしまうのが苦しいから、子どもにそんな姿を見せて欲しくなくて、子どもにイライラして、責めたくなってしまうのかもしれませんね…。また、「こっちは悪い事をしてる訳ではないのに」と、おっしゃっていますが、本当に、その通りですよね…。Snowyさんたちは、何も悪くない。けれどこの、「私は悪くない!」という心の叫びは、もしかしたら小さい頃からSnowyさんが、心の中で叫んでいた言葉なのではないでしょうか?・お母さんを守ることのできない私・お母さんを助けてあげられない非力な私こんな風に小さい頃から、ご自分の事を思っていませんでしたか? 現在の悩みは、実は小さい頃のお母さんとの関係から影響を受けていることがあります。Snowyさんのお母さんは、ひとりで辛そうに子育てを頑張っていたのでしょうか? お父さんの助けも借りられず、いつもイライラしていたのでしょうか…。そんなお母さんをそばで見ていて、お母さんを笑顔にしてあげられない自分を、無意識に責めていたのかもしれませんね…。けれど、大人になった今、目の前の息子君の不登校の姿を見て、心が苦しくなっているのは、生き直しのチャンス到来です!小さい頃から抱えてきた、不要な罪悪感を手放すために、背中を押すきっかけを、作ってくれているんです!小さなSnowyさんが自分を責めながら、「お母さんを助けて上げられなくてごめんね」と言っている姿をイメージしてみてください。そんな小さなSnowyさんの目の前にいる、あの頃のお母さんは、どんな顔をしているだろう? 何て言葉をかけてきますか?大人のお母さんは、子どものSnowyさんに、助けてもらう事なんて、望んでいなかったかもしれませんね。あの頃のお母さんは、小さなSnowyさんがいてくれたから、あんなに辛くても、頑張れたのかもしれませんね。次の言葉も、口に出して言ってみて下さいね。・お母さんは、私がいたからこそ、幸せだったんだ・お母さんは、私がただいるだけで、幸せだったんだ続いてこちらも言ってみて。・息子は、私がいるからこそ、幸せだったんだ・息子は、私がただいるだけで、幸せだったんだ言ってみて、どんな感じがしましたか?「地元ではビクビクしています。そんな息子に対してどうすれば一番良いのでしょうか?」とありますが、Snowyさんは、何もしなくて大丈夫です。Snowyさんがいてくれるから、息子君は安心して、ビクビクできるのです。Snowyさんがただいてくれるから、息子君は怖いものを怖いと言えているのです。ママは、ただ子どものそばにいるだけで、十分なのです。息子君と一緒に、オドオドしてもいいし、ビクビクしてもいいし、イライラしてもいい。イライラ・ビクビク・オドオドするSnowyさんだからこそ、息子君のママでいる意味があるんですよ。Snowyさんも、息子君も、大丈夫です。どうぞ、そのままのSnowyさんで、息子君のそばにいてあげてくださいね。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2017年12月07日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「緊張と不安で、大勢の人前で話せない」という、しろちゃんさん(40歳・会社員)に、心屋塾認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■しろちゃんさんのお悩み仕事で数十名の前で話す機会がありますが、緊張が強く、その場から逃げたくなるのが悩みです。話している途中で動悸がしてきて、話を途中で止めたこともあります。ショックやら恥ずかしいやらで、以来、人の前で話すことが怖くなりました。日常生活でも「また動悸がきたら」と思うと、不安や恐怖を感じます。人の前で話すことを除けば、好きなことが多い仕事なので、離職したくはありません。安心して仕事をしたり、日常を送ったりするには、どうしたらいいでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の大竹公子さんよりしろちゃんさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。人前で話してる途中に、動悸が起きて、話を止めたことがあるのですね。それがショックで恥ずかしかったんですね。そういう経験をすると、人前で話すことが怖くなってしまいますよね。私も以前は、大勢の前で話すのがとても苦手でした。たくさんの人から見られている。そう感じるとすごく緊張してしまい、心臓はバクバク、膝はガクガク、手はブルブルと震えていました。でも今の仕事を始めてから、大勢の前で話す機会が増えてきたので、「どうしたら緊張しないで済むかな?」を考えました。まず考えたのは、「なぜ私は緊張していたのか?」という点。大勢の前で話しても、緊張しない人はいますよね。だけど私は緊張していた。それは「失敗したら恥ずかしい」という想いが私にはあったからなのです。 私が話すときは、言い間違いなどせず、よどみなく、完璧に、わかりやすくしなければいけない。そうできなければ「失敗」で、失敗する自分はダメな人間なんだ。失敗したら笑われる。失敗したら恥ずかしい――。失敗しないように常に自分を見張っていたので、緊張していたのですね。そして、自分がそう思っていると、人からもそう思われてるように感じるものです。自分の話を聞いている人数が増えれば増えるほど、たくさんの人から見張られている気がする。だから大勢の前だと、いっそう緊張が高まっていたのです。もし、しろちゃんさんが以前の私と同じように、失敗が怖いから緊張するのだとしたら。しろちゃんさんへの魔法の言葉は、「失敗してもいい!」です。他の人が話すとき、多少言い間違えたり、途中で止めてしまっても、そんなに気にならないですよね? そして、それくらいのことで「人間失格」の烙印を押されるわけでもない。しろちゃんさんも同じです。失敗しても大丈夫なのです。そしてもちろん、緊張しても大丈夫。「仕事でも日常でも、安心できるにはどうしたらよいでしょうか。」と書かれてましたね。安心するには、「どんな自分でも大丈夫」と決めることです。失敗しても、緊張しても、大丈夫。話を途中で止めてしまっても、大丈夫。万が一、また話の途中で動悸がきたら、「動悸がするので、途中だけど終えますね」と伝えればいいだけです。しろちゃんさんのことを、誰も裁きませんよ。ちなみに、大勢の前で話すことがとても苦手だった私は、今では400人の前でも楽しく話せるようになりました。だからしろちゃんさんも大丈夫! 心から応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年12月05日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分の素直な気持ちを表現するのが苦手」という、しっぽりさん(33歳・サービス業)に、心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■しっぽりさんのお悩み私は昔から、素直な気持ちを表現することが苦手です。特に彼氏に対して。普通の女性のように、嬉しいときにテンション高く声高に喜ぶことが苦手だったり、逆に寂しいときや悲しいときに素直にそれを言えず、機嫌を悪くしたり怒ったりと、天邪鬼な態度ばかりをしてしまいます。毎回「これではダメだ」と反省しますが、再びそういった出来事が起きると、また感情にまかせて怒ってしまいます。このままでは相手も呆れ果てると分かっていますが、なかなか改善できません。どうすれば自分の気持ちを素直に伝えることができるのか、アドバイスいただきたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりこんにちは。大切な人や親しい人に対して、本当は、素直な気持ちを伝えたいのですね。そのことを書いてくださったこと自体、とってもかわいらしくて素敵だなと感じました。ご相談くださり、ありがとうございます。今困っている気持ちを、こんなふうにちゃんと言葉にできる自分を、まずは褒めてあげてください。これができるしっぽりさんなら、いろんな自分を表現できるようになる日は、きっとそう遠くないでしょう。確かに、テンション高く喜んだり、寂しいときに素直に言えたりする人って、とても魅力的ですよね。気持ちが分かりやすいので、周りもコミニュケーションが取りやすくなるようです。私も、そんな女性にいつも憧れます。しかしながら、彼女たちの姿が、自分にとっての「幸せな形」や「正解」であるとは限りません。私の親しい友人で、いつも穏やかで落ち着いている女性がいます。わかりやすい感情表現は多くは見られないものの、彼女なりに嬉しいときは静かにふつふつ喜びをかみしめたり、嫌と思っている気持ちも隠さなかったりしています。派手な表現は少なめでも、周りとはうまくいっているし、本人も日々を心豊かに楽しんでいるようです。 しっぽりさんも、もしかしたら派手な感情表現をしなくても、伝わる人なのかもしれません。「自分にとって一番心地よい表現方法がどんなものか」が理解できれば、悩まなくて済むのだと思います。それを一緒に見つけてみましょう。題して、「心の実況中継」。まずは、ご相談に書いてくださったようなイメージで、思ったことをそのまま相手に伝えてみてください。「この嬉しさをどう表現していいか分からないよ~」「嬉しい(寂しい)って言おうとすると止まっちゃう」「なぜかどうしても言えないの」「自分でもどうしていいか分からなくて、自分にイライラしちゃうの」「いつもこれじゃダメだって思ってるのに」などなど。つい天邪鬼が出てしまったときも、怒りながらで結構ですので、やはり相手に、そのままの気持ちを口にしてみましょう。「自分でも分かんないけど、怒っちゃうんだよ~」「素直になれない自分がイヤになる」など、特に意義や意図のない言葉で大丈夫です。心にあることを「何も考えずに」スルッと口にする練習をしてみてください。「脳内垂れ流し」は、恥ずかしいし、少しバカっぽいでしょうか? このくらいのほうが、喧嘩腰になるよりよっぽど可愛いので、ちょっとおバカになったつもりでやってみましょう。表現が苦手だと思っている人は「表現の上手な人」を理想としているので、自分もそこを目指そうとしてしまい、最初から”完璧”を求めてしまいがち。その結果、自分はダメだと思ってしまい、なおさら言葉が出なくなってしまうのです。そこで、一旦ハードルを下げてみるのです。言葉にならない状態の心の内をあえて口にすることで、相手はずっと知りたかった「あなたの気持ち」を見つけることができます。あなたが突っ張ってむくれていたとしても、あなたが言葉にするまでの”途中経過”を知ることができた相手は、「ああ、だから怒ってたんだな」「かわいいな」とホッとできて、距離が縮まるもの。そしてあなた自身も「やっとわかってもらえた」という安心感が得られることでしょう。この経験を経ると、自分にとっての心地いい表現の「方法」や「温度」が分かってきます。リアルな心のつぶやきを観察しながら、自分らしい表現を見つけていけるといいですね。そうやってあれこれと悩むあなたを、周りはきっと「可愛い」と思っていますよ。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年11月28日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「我が子と他の子どもを比べてしまう」という、ちむさん(37歳・派遣社員)に、心屋塾認定講師の小野美世さんからアドバイスをいただきました。■ちむさんのお悩み初めまして。 私には7歳の息子と3歳の娘がいます。 特に上の子に対してなのですが、勉強や運動が他の子より少しでもできないと感じると、とてもイライラしてしまいます。 「子どもを通して優越感に浸りたいだけだ、うちの子は良いところもいっぱいある!」と頭では分かっているのですが、どうしてもモヤモヤしてしまいます。 どうしたら他の子と比べることなく、我が子をありのまま認める事ができるでしょうか? 子どもをちゃんと受け入れる事ができず、とても苦しいです。■心屋塾認定講師の小野美世さんよりちむさん、こんにちは。心屋塾認定講師の小野美世です。私にも7歳ともうすぐ3歳になる子どもがいるので、すごくお気持ちがわかるなと思いました。7歳なら小学校に入って、勉強や運動を「評価される」こともはじまる時期。親の立場としても、他の子と比べてしまいますよね。さて、ちむさんがイライラされているのは、「自分の子どもが、勉強や運動が他の子より少しでもできないと感じるとき」とのことですが、ちむさんご自身に、子育てや家事の能力、お仕事に関して、こんな思いはないでしょうか。・他の人よりできてて、当たり前・できない自分なんてありえない・できない人ってかわいそうねさらに、ちむさんご自身が、小学生くらいだったとき、こんな風に感じていませんでしたか?・1番とらないと意味がない・100点とれなかったら、お母さんががっかりする・できるようにがんばらなきゃ無意識にでも、「あぁ、他の子よりできていたら、お母さんお父さんが褒めてくれるんだ」と思ったり、親の期待を感じて、「できるようにがんばろう」と努力する子どもではありませんでしたか?もしも、この思いに心あたりがあるのなら、ちむさんがイライラしているのは、目の前にいるお子さんのように見えて、実は「他の人よりできない自分」なのかもしれないと、考えてみてください。ちむさんが、ありのままを受け入れられないのは、目の前のお子さんではなくて、実は自分であるということです。私も子育ての中でよく経験しますが、特に上の子は、自分自身が小さかったときの記憶を全部呼び起こしてくれます。・できなかったら、お母さんに怒られたなぁ・できていたら、お母さんは嬉しそうにしていた・そうか、ちゃんとしてたらお母さんは安心してくれるのか・じゃあ、できるように頑張ろう「お母さん」には、お父さんや、先生、が入るかもしれません。勉強、運動、家でのしつけ、などひとつひとつが積み重なっていくのです。「他の子よりできない我が子」を見るときに、私たちが思い出しているのは、できるように頑張ろうとしていた自分自身、できないことを排除しようとしていた自分自身である場合があります。そこで、「あーー、そんな自分じゃダメ!」となり、イライラが起こります。そのイライラを、「目の前の子どもに感じてしまう」ように感じる、のです。ちむさんにプレゼントしたい魔法の言葉は、次の通りです。・私、他の人よりできなくてもいいや~・優越感は、他の人にあげてもいいや~・完璧じゃない私も、好きだよ・できない私も、好きだよ・お母さん、できない私でも好きって言って・お母さん、あの子よりダメな私でも好きって言ってお子さんを通して、自分との仲直りをする機会が、今、ちむさんの目の前にあるのだと思います。お子さんと一緒に、自分のことも抱きしめてあげてくださいね。応援しています。 ・このカウンセラーのブログを見る
2017年11月23日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「普通がわからない。『社会性がない』と言われます」という、あややさん(21歳・大学生)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■あややさんのお悩み私は大学4年生ですが、社会性に乏しいことが悩みです。昔から先生に『世間を甘く見ている』『8才くらいで成長が止まっている』と言われたり、バイト先の店長から指導されたりしてきました。いわゆる『普通』がわからず、「普通をどう学ぶのか教えてほしい」と言って呆れられたことも。社会に出るにあたって、このままではダメだと思っているのですが、どうしたら社会性が身に付くのかわかりません。「相手の立場に立って考えろ」など言われますが、未だにできないままです。世間の普通とずれているところがあるようですが、自分でそれに気づくことが難しいです。注意されると、毎回「またやってしまった」と落ち込みます。親友も異性の友達も、普通にいます。アルバイトも高校時代から5つくらい経験していて、今のバイト先は1年近くになります。部活も普通に中高3年間ずつやっていました。ただ遅刻魔で、生活態度や成績はかなり悪い方ではあったと思います。こういったところが今に響いているのでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりあややさん、こんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。「自分には社会性がないのかも?」というお悩みですね。ご質問を読ませていただいて、まず率直に、私は「あややさんは素晴らしい女性だな」と感じました。ちゃんと大学4年生にまでなっている。バイトもきちんと続けて来た。中高では部活動もしてきた。同性の友達も、異性の友達もいる。とても素敵です。あややさんにとっては、当たり前のことかもしれませんが、その「当たり前」ができる人は、実はそんなに多くないのです。あややさんに十分、魅力や才能があるからここまで来られているのです。そんな自分をぜひ誇りに思って欲しいです。年齢を重ねるたびに、あややさんの魅力や才能はもっともっと輝いていくことは間違いありません。時に悩んだり、落ち込んだりする出来事もあると思います。でもそれは、あややさんの心の奥底でまだ目覚めていない「本当の自分」に出会うために、問題にぶつかっているのです。人は調子が良かったり、安心して過ごせる環境にいたりすると、本来の自分が持っている力を温存してしまうこともありますから。例えば、普段は遊んでばかりでも、期末テスト前になると一生懸命、勉強する人は多いですよね。落第点を取りたくない、進級したい、単位を落としたくないといった追い込まれた状況に置かれると、人は誰でも必死になって勉強して、合格点を取ろうと自分の頭をフル回転させます。でも、それは悪いことではありません。自分の持っている能力を最大限に発揮しようとしているだけなのです。人生にも時々、期末テストみたいなことが起こります。目の前に現れた問題に必死になって取り組むことで、自分が奥底に押し込めていた魅力や才能を掘り起こしていくのです。あややさんも、もしかしたら今「自分の魅力や才能に気づこうよ」と心の中にいるあややさんが教えてくれているのかもしれません。「自分は社会性がない」とあややさんが感じてしまうのは、「社会性」と呼ばれるものが無数にあるためです。中学の社会性、大学の社会性、そのバイト先の社会性、みんな違います。付き合う友達によっても、社会性は変わってきます。つまり「社会性」は、その場所、その地域、そこにいる人たちで変わるということ。同じ会社内でも、部署によって求められる社会性は変わりますし、同じ部署でも上司が変われば、社会性も変わります。私たちは生きている限り、常に新しい社会性に出会うのです。だからうまく自分に合わない社会性があってもいいのです。自分が居心地がいい社会性を見つけてそこにいてもいいし、新しい社会性があるところに飛び込んでもいい。つまり、今のままのあややさんで大丈夫なのです。今のまま、「今の自分のままでできること」をやってみてください。社会性に自分を合わせるのではなくて、自分が合う社会性を、自分自身で選んでいってくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年11月21日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人前での発表が苦手、成長のない自分が嫌になる」という、マイさん(45歳・会社員)に、心屋塾認定講師の紀凛さんからアドバイスをいただきました。■マイさんのお悩み子どもの頃から引っ込み思案で、人前で発表や披露することが苦手です。前もってわかっていれば事前に練習できるので、まだマシなのですが、当日まで寝ても覚めてもそのことばかりが気がかりで、緊張した日々を過ごすことになり落ち着きません。気持ちの余裕がなく、他のことまで考えることができず、心許せる家族にも当たってしまいます。今でも朝礼のスピーチでさえ、かなり前から気がかりで緊張してしまいます。急に意見を求められたりした場合は頭が真っ白でパニックになり、うまく言えずにいつも自己嫌悪。冗談やおもしろい話題をさらっと言える人をとても羨ましく思っています。仕事も私にとってはかなりプレッシャーで、研究発表などがあると逃げ出したくなります。自己肯定感が低く、ダメ人間だと思っているため、すべてにおいて自分は人より劣っている、という考えが悪循環を招いていると思います。よく見せたい、よく評価してもらいたい、まわりは私をどう見ているのか、失敗したくない…、などそんな気持ちが強いからうまくいかないし、また失敗した時の落ち込みもひどくなります。この歳になっても慣れない自分が本当に嫌だし、成長しない自分の不甲斐なさに涙が出てしまいます。社会不適応障害ではと思い、心のクリニックに行けば楽になれるのではと考えながらも行動できていません。■心屋塾認定講師の紀凛さんよりマイさん はじめまして。心屋塾認定講師 紀凛(のりりん)です。ご相談ありがとうございます。今では、大勢の人の前でも、平常心で話せるようになりましたが、私もマイさんと同じく、人前に立つのがずっと苦手でした。なので、どうやって克服してきたかを書きますね。人前でスピーチする機会が与えられた時、必ずカンペを丸暗記し、緊張しないよう、失敗しないよう何度も何度も練習して、本番に臨んでいました。もちろん本番中は、覚えたことを完璧に言おうと必死なので、気のきいたアドリブやおもしろいい冗談なんて、全く言えません。自分は大したことない↓評価されようと必死で頑張る↓かろうじて失敗しない↓ますます自分を大したことないと感じるその当時の自分は、こんな悪循環に陥っていたのです。これは、ありのままの自分を尊重して受け入れるという「自尊心」が、失われている状態です。人からの評価という視点があるだけで、“自分が自分をどう思うか”という自己評価の視点がないだけなのです。成長とは、人からどう見られるかという意識を手放し、自尊心を育て、自分が見る意識の中でのみ生き続けることだと思います。言い換えると、自分とも人とも戦わずに生きるということです。自分は大した人だと思ってみる↓自然体でいるとうまくいく↓必死で頑張らなくても評価される↓ますます自分は大した人だと思う スタート地点だけを変えてみるだけで、こんな風に今までの悪循環から抜け出すことができます。良かったら試してみてください。最後に。私が人前に立つ前に心がけているポイントは、この2つです。1.“自分がどう見られるか”の意識をなくす2.どうしたらわかりやすく伝わるだろうかマイさんが、少しでも楽になれますように。応援しています。 ・このカウンセラーのブログを見る
2017年11月16日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分に自信を持って頑張れるようになりたいです」という、みかんさん(22歳・学生)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。■みかんさんのお悩み私は自分に自信がありません。人といるときは楽しくて、明るく振る舞えて友達も多くいると感じるのですが、ひとりになったり、他の友達が遊びの誘いを受けてるのを見たりすると「本当は好かれていないのでは」と不安になります。 高校の間は成績もよく、スポーツでも最終的には花を咲かせた感じでしたが、大学では、指5本程度には入るもののパッとしない成績しか取れないようになりました。頑張っても認められなかったり、作業を進められなかったりすることを繰り返すうちに、頑張るのが億劫になり、作業を始められずに1日を終えてしまう日も。自己嫌悪ばかり増えています。どうにか少しでも自信を持って頑張れるようになりたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんよりはじめまして。ひらいなずです。みかんさんはきっと小さい頃から、何事にも一生懸命に努力して結果を出してきたタイプだったのではないでしょうか? そして周りからは「いい子ね」と言われてきたのだろうなと思います。頑張ることで周りから認められ、褒められることで、自分のなかに自信を育んできた。でも、ここへ来て「頑張っても認められない、作業を進められない」ようになり、これまでの「頑張ったら認められ、作業が進められる”はず”」のやり方がうまくいかなくなってきた――。正しいと思っていた方法が通用しなくなってきたのですから、とても不安だろうと思います。みかんさんにとっては苦しい状態だと思いますが、実は今、とても大きなチャンスが来ているのです。それは「頑張らなくても大丈夫な世界へ行く」というチャンスです。相談内容からの推測になりますが、みかんさんは小さい頃から、兄弟や近所の同級生、親戚の子など、誰かと比べられることが多かったのかもしれません。ご両親から「○○ちゃんはすごい」と聞かされたり、「あなたも○○ちゃんみたいになりなさい」「○○ちゃんに比べて、あなたは」などと言われたり。比べられることはなくても、「勉強を頑張りなさい」「ちゃんとしなさい」とご両親から言われる機会は多かったのではないでしょうか。そのようなことが、みかんさんの心のなかに「頑張り続けないと認めてもらえない」という思いを作り上げたのだと思います。そこには「親の期待に答えたい。役に立ちたい。そうでなければ私は愛されない」という恐怖があるのです。この恐怖がある限り、「頑張り続けないと愛されない」「優秀な結果を出さなければ、私には価値がない」という思いにがんじがらめになって生きていくことになります。この先、就職してもずっとこの苦しさが続くことになるのです。みかんさんが今求めている”自信”とは、「頑張れる自信」のこと。「どうにか少しでも自信を持って頑張れるようになりたい」という一文にそれが現れています。でも今、みかんさんに必要なのは「頑張らなくても、何もできなくても、そのままの自分に対する自信」です。思うような結果が出なくても、うまくいかなくても、誰からも認められなくても「このままでの自分で愛される。価値がある」と思えること。そういう自分で「社会」という新しい世界に入っていくチャンスが訪れているのです。一旦、立ち止まってみてください。「もっともっと頑張って、なんとかしよう」と走り続けるのをやめて、頑張ってやらきゃいけないことを「しない」という選択をしてみてください。みかんさんが、それをしたらうまくいかないと思うこと=頑張らない、をあえてやってみてほしいのです。そして「何の役にも立たなくても、本当にやりたいこと」をやってみましょう。みかんさんは、これまで「本当にやりたいこと」をやってきましたか? どこかで「親が認めてくれること」を基準に、遊びも勉強も部活も選んできたのではないかと思うのです。親に怒られそうで、反対されそうで諦めたことや、やりたいと言えなかったことはありませんか? どんな些細なことでも構いません。それをぜひやってみてほしいのです。もしかすると、小さい頃から親の期待に応えようと生きてきて、「本当にやりたいこと」なんて何も浮かんでこないかもしれません。その場合は、小さい頃に楽しかったこと、ウキウキしたことを思い出してみてください。そして、そのときと同じ気持ちになることを探してみてください。「お気に入りのカフェでコーヒーを飲む」「近所の公園で半日ボーッと座っている」「雲の観察をする」…等々。何でもいいのです。みかんさんが誰の目も気にせず、ホッと安心して心が踊ること。それを探し出してみてくださいね一生頑張り続ける、終わりのない戦いの世界から抜け出して、みかんさんがリラックスして自分自身でいられることを応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年11月14日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分の気持ちを飲み込んでしまう」という、ももさん(22歳・接客業)に、心屋塾認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■ももさんのお悩み私は、自分の気持ちを友達にすら言えません。嫌な事は嫌、悲しい事は悲しい、と言えません。家族に対しては、悲しいとか傷ついたなどを言えない変わりに、反抗ばかりして暴言・暴力で表してきました。今は、自分の考えが正しいのか間違っているのか、自分はどうしたいのか、どうされたいのか、すらわからなくなってました。例えば友達に約束をドタキャンされると、悲しいし腹がたつのですが、そんな事で怒ってしまう自分がいけないのではないか? 普通の人はもっと心が広いのではないか? と思うと、自分の感情が表現できません。また「理解されたい、愛されたい、認めて欲しい」という欲求が強く、恋愛でも人を信じることができません。わがままを言って相手がどこまで受け入れてくれるかを試してしまいます。仕事でも気分に波があり、誤解されやすいです。そして、何かあると周りは私の事を“ダメ人間”だと思ってるのではないかと、不安になり泣いてしまいます。歳を重ねれば重なるほど人間関係がうまくいかなくなります。なぜ私は生きているのか、こんな人生がずっと続くのかと思うと生きる気力がなく、希望なく、もう死にたいとすら思わなくて、無になって何もしたくなくなります。このままではダメだと。何かを変えなければと思いますが私はどうしたら良いのでしょうか?■心屋塾認定講師の大竹公子さんよりももさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。「もう死にたいとすら思わなくて、無になって何もしたくなくなります」という部分を読んで、私も昔「死にたい」より「消えたい」と思っていたなぁということを思い出しました。さてさて。結論から言わせてもらうと、ももさん自身を変えなきゃいけないところは何一つありませんが、少し練習が必要かもしれません。「ご自分を大事にする」練習です。「自分を大事にする」というのは、どんな自分でもOKしてあげること。自分のどんな感情や考えも、OKと受け入れてあげることだと私は思っています。お友達やご家族に、悲しい気持ちや傷付いた気持ちを伝えられないのは、ももさんがその気持ちを“ダメなこと”と思っているからではないですか?感情に正しいも正しくないも、ないのです。今この自分は悲しい。今この自分は腹が立っている。以上、まる。だけなのです。それは唯一無二の自分自身が感じた気持ち。他の人と比べるものでもないのです。最初のうちは、人に伝えられなくてもいいです。だけど、悲しさや怒りを感じたら、「そうだよね、悲しいよね」「そうだよね、腹が立つよね」と、自分の気持ちを丸ごと受け入れてみてください。ノートに書いてみるのもオススメです。「理解されたい、愛されたい、認めて欲しい。という欲求が強い」とのことですが、これも同じです。自分が自分の気持ちを否定しているから、自分が自分に「理解してほしい、愛して欲しい、認めて欲しい」と訴えているのです。まずは、自分自身の気持ちを分かってあげて受け入れてあげる。そこから始めてみてください。そして、今まで通り否定してしまっても、そんな自分も受け入れてあげてください。ずっとやってきた習慣を変えることはなかなか手強いものです。すぐにできるようにならなくても、自分を責めないであげてくださいね。大事な宝石を毎日磨くような感じで、少しづつ自分の感情を受け入れる練習を続けてみてください。自分で自分の感情を受け入れられるようになったら、人にも言ってみる練習に入りましょう。大丈夫ですよ。私もももさんと同じような状況から、少しづつ練習し続けて、生きるのが楽しいと思えるようになりましたから。ももさんを、心から応援しています! ・このカウンセラーのサイトを見る
2017年11月09日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「海外で育児中ですが、毎日が単調で退屈」という、律子さん(34歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■律子さんのお悩み4か月前から夫の転勤に伴い、1歳の息子と一緒にアトランタに引越してきました。夫の会社の都合次第なので、就労は考えておらず、働くことへの未練も感じていません。 しかし、毎日が単調です。今までは「X年X月に結婚して地方へ引越す」「X月に子供が産まれる」「X月からアトランタへ」など目標や区切りがあり、メリハリを持って生活できました。今は、何もありません。かと言って、右も左も分からず言語も違う海外で、新しいことを始める気も起きません。家の中で日本のゲームをやっている瞬間が至福のときです。夫はそんな私を不憫に思い、心配してくれています。終わりの分からない海外生活、私はどう過ごせば良いでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんより律子さん、ご相談ありがとうございます。高橋かのんです。慣れない土地での生活は、自分がその土地に根付くまで、気疲れが多いことと思います。そんな状況下でも、律子さんは今の生活に大きな不満はなさそうですね。不満はないものの、単調さのなかで時間を持て余している…というところでしょうか。本来「幸せ」とは、そのような単調なものかもしれません。ただ人間は贅沢なもので、どんなに幸せでも、変化やハリは欲しいものですよね。「あと数ヶ月なら今のままでもいいけれど、これが何年も続くのなら嫌だ」「どのくらい続くかわからない状況で、どう過ごせばいいかわからない」というモヤモヤ感が最大の悩みなのかなとお察しします。きっと律子さんは、家庭を最優先に、周りの環境や状況に合わせることが上手で、その条件の中で幸せを見つけるのも上手な、素敵な方なのだろうと感じました。しっかり計画性もある方なので、「いつまで」という区切りがわかっていれば、その期間で楽しめることを見つけられる。けれど、今回はわからないから計画できないでいる――。そのような状況ではないでしょうか。そんなときは、以下のように考えてみると見通しが付いてくると思います。今の生活を続けるなら、後どのくらい続けていてもいいですか? もう嫌だとなったら何をしますか? 何がしたいですか? 例えば、あと3年間アトランタにいると仮定したら、何をしたいですか?きっと律子さんなら、「せっかくそのくらい海外にいるのなら、ああしたい、こうしたい」が出てくるのではないでしょうか。この際、「何年いることになるか」は気にせず、どんどんやりたいことをやってみてはどうでしょうか。だって、帰国をまだかまだかと待ちながら、今の生活をしているのは、すごく長く感じると思いませんか?あるいは、日本にいたら、何をしていましたか? そのことを、海外でもしてみてはどうでしょうか。諦めなくてもいいのです! 「まずは、英語を学ぶ」のもいいかもしれませんが、生活に必要な英語は使っていくうちにきっと覚えるでしょうし、「やりたいことをやるなかで覚えていく」のもいいと思いますよ。「右も左も分からず言語も違う海外で、新しいことを始める気も起きません」というのは実は逆で、やりたいことを始めたら言語も覚えて、周りに仲間も増えて、右も左もわかるようになる――。子育てを通しての出会いも、たくさんあるのではないでしょうか。帰国する頃には「もう帰るの?」って言っちゃうくらい、充実している律子さんを想像してみましょう。 いま律子さんは、「期限」という縛りを外して「自分がどう過ごしたいか」を考えてもいい、とても素敵な時期に来ているように思います。なぜなら、これまでの「目標」や「区切り」とおっしゃっている内容は、人生の流れや旦那さんと話し合って決めてきたことが多く、そのなかで、自分の役割をきちんと果たしてきた。そんな印象を持ちました。見方を変えれば、その目標や区切りの中で「しなくてはならないこと」があったから、能動的に「どう過ごすか」「どう過ごしたいか」を考えなくても良かった――とも言えるかもしれません。だからこそ今、改めて「自分がしたいこと」を考えてみてほしいのです。1歳の息子さんの子育てだけでも大変なことと思いますが、家の中で赤ちゃんとずっと二人きりだとストレスを溜めやすいと思いますし、海外にいたら尚更だと思います。ぜひ外に出て、人々(現地の方や在住の日本人)と関わって、助けてもらってくださいね!最後に、「夫はそんな私を不憫に思い心配してくれています」の言葉が少し気になります。「旦那さんを安心させるために、何かをしなくては!」なんて考えなくていいのですよ。律子さんが至福を感じられているなら、その時間を大切にしてください。堂々と至福宣言をしてくださいね。そして旦那さんにも、たくさん助けてもらってください! 律子さんがどこにいても、律子さんらしく楽しめることを応援しています! ・このカウンセラーのブログを読む
2017年11月07日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「母を大嫌いという感情が、溢れでてきてつらい」という、パラさん(48歳・主婦)に、心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんからアドバイスをいただきました。■パラさんのお悩み昨年、82歳の母が癌で逝去いたしました。死んでもなお、耐え難いほどの憎しみというか、「大嫌い」という感情が頭をもたげてきます。母は終末期の在宅緩和医療と入院の繰り返しで大変だったと思います。最後に母を大好きになりたかったし、私のことを「大嫌い!! 憎たらしい!!」と言っていた母に、感謝してもらいたかったし、ありがとうと言って欲しかったから、心からお世話しました。しかしその一方で「死んでしまえば良いのに!」と悪魔のような思いがこみ上げてきては、弱った母を見放してやりたい、今までの報いを受けているんだ、助けてあげるもんか、などと考えてしまい幾度となく言葉で激しく罵ってしまいました。そんな自分が恐ろしくて悲しくて死んでしまいたくなって、でもこみ上げる感情は抑えられず…。実の娘である私のことを「憎たらしくて大嫌い!」といい、人様に私の悪口を言いふらし、私をないがしろにしてきた母を、“死んでも許せない”という思いと、それなのに母を思い出しては涙に明け暮れ、会いたくて仕方なくて…。私はうつ病になってしまいました。自分で自分を癒してあげようと、「寂しかったね」「ちゃんと話を聞いて欲しかったね…」「お母さん、私寂しいよ」など、小さな自分をぎゅっと抱きしめてあげても、まるで白けてしまいます。もうこの闇から抜け出したいです。アドバイスをお願いします。 ※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんよりパラさん、はじめまして。はしぐちのりこと申します。ご相談ありがとうございます。心からお母さまのお世話をされ、昨年見送られたとのこと。人が旅立っていく、しかも肉親であればなおさら、一緒に生きてきた時間が長いですから、わかってほしい思い、わかりたい思い、がふつふつと湧き出て当然かと思います。だって目の前の人とはもう会話ができなくなり、気持ちをわかりあうことが、できないのですから。気持ちが大きく揺れ動きながらも最後まで見送られたパラさんご自身にも、お母さまご自身の人生にも、まずは「お疲れさまでした」の言葉を、心から申し上げたいと思います。文章には「お母さまのことを思い出しては、涙に明け暮れて会いたくなる」、そして一方で「自分のことをないがしろにしてきたお母さんが許せない」とあります。パラさんの中で、「お母さん大好き」と「お母さん大嫌い」の気持ちが両方混在していて、そしてその両方ともが大きくなり、苦しくなっておられる様子が伝わってきました。そして、「小さな自分をぎゅっと抱きしめてあげても、まるで白けてしまう」とのこと。これはなぜでしょう? パラさんのほしいものは、それではないのかもしれません。また、もしかしたら、「もうお母さんは現実世界にいないのだから、こんなことをやっても意味がない」と思っておられるのかもしれませんね。たとえそうだとしても、パラさんにやっていただきたいことがあります。ご自身の中にある気持ちをちゃんと認めて、言葉にして身体の外に出してほしいのです。「今までの報いを受けているんだ、死んでも許せない」などと考えてしまう、ご自身を責めないであげてほしいのです。それは嘘偽りのないパラさんの気持ち。たくさんの悪口を言われて、ないがしろにされてきたのですから、そう思って当然です。そして、そう思うことは何よりも、パラさんがパラさんご自身を大事な存在と思っている証拠です。「そんなことを考えてはいけない、自分が恐ろしい」と思ってしまうのは、「自分を大事な存在と思うな!」と自分に言っているようなものです。まずは「考えてはいけない」と思ってしまうお母さんへの気持ち。それらをお母さんの遺影に向かってぶつけてみてください。「お母さんなんか大っ嫌い!」「私の気持ちも知らないで!」「バカにするな!!!」「悪口ばっかり言いふらして! 憎たらしいのはそっちのほうよ!!」できれば大きな声で。どんな汚い言葉でも大丈夫。むしろ猛烈に汚い言葉を使って罵ってください。亡くなったのにかわいそうとか思う必要はありません。お母さんはもうすべてをわかってくれています。むしろあちらにいるお母さんの力を借りましょう。叫んで、泣いて、罵って。しっかりぶつけて、パラさんの怒りの気持ちを、しっかり身体の外に出してくださいね。さぁ、やってみてどうだったでしょうか。何かしら次の気持ちが出てきたのではないでしょうか。もし次から次に怒りが湧いてきてしんどいのなら、少し時間をおいて、また何度でも試してみてください。やってみるとおわかりいただけると思いますが、その気持ちを持ち続けている自分から、少し解放されていきませんか? 気持ちを言葉にするのは相手に通じさせるためだけではないのです。自分のためなのです。そしてこれをやっていると、「あぁ、もういいかな」と思える“なんとなくの底”が見えます。その次は目を閉じて、この言葉を声にしてみてください。「私よくがんばってきたなあー。本当によくがんばってきた」「お母さん、大好きだよ」「お母さん大好き。でも大嫌い。それでいいかー」どんな感じがするでしょうか。ある人に対して、「好き」と思う気持ちと、「嫌い」と思う気持ちは、本来両方あっていいのです。それが普通です。パラさんの中にも両方の気持ちがあっていい。ただ、それをダメだと思って片方を押さえ込んでしまうがために苦しくなっています。ぜひ、どんな気持ちも、自分の気持ちとして受け入れてあげてください。そして言葉にして外に出す(表現してみる)ということを、自分のためにしてあげてください。パラさんの中に気持ちを溜めるのではなく、認めながら、解放しながら、生活してみると、気がついたときにはもうそこには縛られておらず、自由な感じに包まれていると思いますよ。ご相談ありがとうございました。 ・このカウンセラーのブログを見る
2017年11月02日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもに恵まれなかったことを、気にして生きるのがつらい」という、カレンさん(49歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんからアドバイスをいただきました。■カレンさんのお悩み結婚しましたが子供に恵まれませんでした。その事についてずっと気にして過ごしてきました。夫婦関係は円満で、主人はとても優しいです。人と接する仕事を長年続けていますが、家庭の話題、特にお子さんの話題になることが多く、「さみしいでしょ」「旦那はいなくても子供はいてよかったよ」といった他者からの言葉に傷ついてしまいいます。父親にしてあげられなかった主人にも心配をかけたくなく、自分がつらい場面にいるとき「あぁ、主人もこんな思いしているのかな」と思うと、つらいです。長年「気にしていない自分」で過ごしてきて、いつも主人にどこか悪かったな~と思ってしまい、この事について誰にも言えずにきました。仕事や健康面に影響しているわけではありませんが、どうすれば心が少しでも楽になりますでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の志緒村亜希子さんよりこんにちは。ずっと口にすることができなかった、大切な大切な本音を言葉にしてくださり、ありがとうございます。お互いを思い、支え合う、とても素敵なご夫婦の姿が浮かびました。ご主人の優しさゆえ、子供を授かることのなかった責任や悲しみを、カレンさんはひとりで背負おうとされてきたのですね。その背負った荷物が重たく感じられるときがあっても、彼の心を守るために、無防備にはその胸に飛び込めずにきた――。だからこそ、無意識に我慢が積もってきてしまい、苦しかったですね。「本音が言えない」ということは、お互いがお互いの気持ちを「想像」するしかない状況の中で生活している、ということ。相手の気持ちをおもんばかるのは、愛があるからこそ。一方で、想像が想像を呼び(妄想とも言います)、思わぬ方向に膨れ上がった状態で、「相手はこう思っているはずだ」と決めつけてしまう場合もあります。あなたがひとり悶々としている間、彼は彼でどんなことを感じていたでしょうか。それは聞いてみないと分かりません。子どもを授かることのなかった人生を彼なりに受け止めていることもあれば、その寂しさ以上に、あなたとの人生を前向きに進んでいこうと思っているかもしれません。カレンさんは、彼との今後の人生をどんなふうに歩んでいきたいと思っていますか? 「子どもがいてもいなくても、彼と幸せになりたい」という思いは、あなたの中には、変わらずあるのではないでしょうか。ここにご相談くださったことをきっかけに、勇気を出して、ご夫婦で心の内を打ち明けあってみませんか。あなたの本音とは、ここに書いてくださったような「やわらかい心の内」のことです。彼に対して「叶えてあげられなかった」とあなたが感じていること。申し訳なさや、罪悪感で自分を責めてしまうこと。心ない言葉を言ってくる他人への腹立たしさ。そのあとに襲ってくる無念さ。そして、あなた自身の純粋な気持ち。会いたかった。愛したかった。お母さんになりたかった。彼をお父さんにしてあげたかった。悲しい。寂しい…。そして改めて、今カレンさんにご提案させていただけますか? それは、心に嘘をついてまで明るく振舞うのをやめること。「本当は寂しかったり、こわかったり、悲しかったりするのに、元気なふり」を、少しずつやめていくチャレンジです。いきなりご主人に対してが難しい場合は、外での人間関係からで構いません。今までの「ひとりで抱える」「私が守る」という頑張りを、これからは「彼の器の大きさを信じてみる」「守られる」という方向に使うことで、やっとご主人には、あなたのヒーローになれるチャンスが与えられるように思います。このことをきっかけに、お二人がますます絆を深めていかれますよう、心から応援しています。末永くお幸せに。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年10月31日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「失敗するのが怖い」という、みぃこさん(50歳・司会業)に、心屋塾認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。■みぃこさんのお悩み披露宴の司会の仕事をして23年になります。 先日、あってはならない失敗をしてしまいました。 新婦の名前を読み間違ってしまったのです。 新婦ご本人は、「私は気にしていませんよ。大丈夫です」とおっしゃっていただきましたが、お母様がご立腹。 披露宴の翌日、ご自宅まで謝罪に行きました。あの時の、ざわざわ感、恐怖感は、以前にも経験が…。実は何か失敗したり、叱られたりすると、いつも心が締めつけられ、みんなが私のことをダメな人と思っている、と感じてしまいます。叱られる恐怖感、失敗する恐怖感、好きな仕事ができなくなる恐怖感が消えません。(お母様には誠意が伝わりお許しをいただきました。 )※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の野田和美さんよりみぃこさん、ご相談ありがとうございます。失敗が許されない場で、失敗する恐怖感が消えない…好きな仕事をされていらっしゃるとはいえ、毎日このような心持ちでいらしたら、さぞかし辛いのではないかとお察しいたします。みぃこさんが辛いのは、失敗すると叱られる↓叱られるとダメな人だと思われる↓ダメな人だと思われると仕事ができなくなるのようにすべてを結びつけて考え、それがぐるぐると悪循環になっているからだとお見受けしました。「失敗してはいけない」と心配し続けることは、頭のなかに常に「失敗」がある状態になります。「みぃこさん、ピンクのゾウを想像しないでくださいね」と言われたとき、頭の中にピンクのゾウが浮かびませんでしたか?そうなのです。これは心理学で「否定命令」といいます。私たちの脳は肯定と否定が区別できないのです。ですので、まずは「失敗してもいい」と口にして自分に許可を出し、固くなっている心と身体をゆるめてみてほしいのです。そして、その後に「大丈夫!」という魔法の言葉を自分に言ってあげてほしいのです。失敗するということは、あなたが「ダメな人」になることではありません。「みんなが私のことをダメな人だと思っている」という「みんな」とは誰のことなのでしょう? ほんとうは誰からダメな人と思われたくないのでしょう? もしかしたら、誰かにダメと言われたことが深い心の傷になっているのかもしれませんね。もし思い出したら、その時の怖さを声に出して感じてみてください。「怖いよ~」と。そして、怖い思いをしたみぃこちゃんを受け止めてあげてください。失敗して叱られて、怖がっていたみぃこちゃんを責めていたのは、ほんとうはみぃこさん自身なのかもしれないですね。失敗してもあなたはあなた。ダメなところも素晴らしいところも、両方あってみぃこさんなのです。すべて完璧な人はいないのです。かつてNHKアナウンサーの生方恵一さんが、紅白歌合戦で、引退宣言をした都はるみさんのラストステージ後のアンコールで「ミソラ…」と紹介してしまった騒動がありました。そんなベテランアナウンサーでも間違いはあるのです。生方さんはその後のインタビューでこう答えられたそうです。「あのことがあったおかげで僕は人生を深く生きることができた」と。みぃこさんも、この失敗を、ダメな自分を責めることや好きな仕事ができなくなる恐怖と捉えるのではなく、誠意を伝えられたみぃこさんのお人柄、失敗を許してくれた人の温かさ、仕事をなお続けていられる環境など、「あること」「できていること」に目を向けてみてください。そうすると「恐怖」より「感謝」や「喜び」が湧いてくると思うのです。私は大丈夫!もし失敗しても誰かが助けてくれる!どんな私でも愛される!どんな私でも大丈夫!みぃこさん、「大丈夫!」と唱えながら、今日も好きな仕事をなさってください。そして、「大丈夫!」と唱えながら、ゆるりと今を楽しむ自分を感じてみてくださいね。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2017年10月26日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「パートナーと女友達の関係に不安を感じています」という、あーしんさん(34歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■あーしんさんのお悩み私はバツイチ子持ちで彼氏がいますが、彼は女友達がとても多く、よく2人で飲みに出かけます。 大抵は居酒屋とカラオケに行って、深夜3時過ぎに帰ってきます。女友達と行くことも行く場所も報告はしてくれますが、不安でたまりません。彼氏は「本当に何もないし、女友達だから感情もない」と言います。私がうるさいので、彼は携帯内のメッセージ等は消しているみたいです。「めんどくさいから隠すのはしょうがない」そうです。本当に何もなさそうではありますが、彼が女友達と飲みに行くと過呼吸になることもあります。どうすれば気持ちを切り替えて、寛大にいれますか? ※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんより あーしんさん、こんにちは。心屋塾認定講師 坂崎ひでこです。どうすれば気持ちを切り替えて、寛大になれるかとお尋ねですね?ということは、あーしんさんは「切り替え上手で寛大になったら、悩みから解放されて幸せになれる」と思っているのですね。しかし、本当の望みは「彼と楽しい時間を過ごしたい、女友達よりあーしんさんとの時間を優先してほしい」ということのように思えます。「でも、そんなわがままを言ったら迷惑だし彼に嫌われる……」。そう思って我慢しているのではないでしょうか。今のあーしんさんに必要なのは、「寛大になること」ではなく、「わがままになること」です。あーしんさんは現在、仕事、子育て、家事、すべてを一人でやっていらっしゃる。どれかひとつでも大変なのに、ここまでよく頑張ってこられましたね。本当は彼に相談したいし、頼りたい、甘えたい。ひとりの時間もほしい。でも申し訳ないし、わがままを言ったら迷惑だろうから、遠慮して言いたいことを飲み込む。言いたいことを言わずに我慢しているとどうなるか。本音ではなく「それっぽいこと」を遠回しに伝えて、どす黒い”わかってよオーラ”を漂わせるようになります。私は、この”どす黒いオーラ”のベテランです。自覚なく長年やってきました。彼にうるさがれるということは、彼は、あーしんさんが「もっと仲良くしたいし、助けてほしいと思っていること」を知らない可能性があります。「もっと一緒にいたい」「さみしいな」と言う代わりに、「どこ行ってたの? 何してたの? なんであんな女といるの?」と質問責めにしてしまう。そしてますます、彼はその女性のところに行ってしまう……。深夜3時まで一緒にいるということは、その女友達は自分の都合で、あーしんさんの彼氏を引っ張りまわしているのですよね。彼氏だって仕事があるだろうに。ひょっとしたらですが、彼はそうやって頼られたり、わがままを言われたりすることが、内心うれしいのかもしれません。もしかしたら、あーしんさんの遠慮が、彼にとってはよそよそしく感じられて、寂しいのかもしれません。あーしんさんは、おそらく彼に対してだけでなく、色々な場面で、周りに迷惑をかけないよう頑張ってこられたのではないでしょうか。ひとりで頑張るクセがついている人は、どうやって頼っていいか、どこまで頼っていいか分からないもの。まずは「自分が一人で頑張るクセがあること」「遠慮が標準装備である自分」に気づくことです。気づいたら、彼にお願いをしてみる。頼みやすい小さなことで構いません、例えばペットボトルのふたをあけてもらう、荷物を持ってもらう、などなど。頑張り屋さんは「これぐらい、自分でできるから」と、ついつい何でもひとりでやってしまいます。そして小さな無理を重ねて、いつどうやって人に頼ったらいいのか、わからなくなってしまいがちです。自分の頑張りグセに気づいて、ちょっとずつわがままになる練習をしてみてください。あーしんさんが迷惑だと思うことをすればするほど、彼との楽しい時間が増えていくように思います。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年10月24日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自暴自棄になった心を立て直したい」という、ひらりさん(28歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。■ひらりさんのお悩み私は、子どもの頃から自信がなく、自分が嫌いです。嫌いな理由は、「もの忘れが多い」「優先順位がわからず、要領がとにかく悪い」「不器用で注意力散漫」などです。すぐ自分には何もできないと、諦めてしまいます。これらが原因で学校や仕事も何度も挫折し、苦労しましたが、なんとか続けてきました。しかし結婚・出産後、子育ては難しく、自分の嫌なところがまた浮き彫りになりました。うまくできない自分にイライラの連続。また、子どもが私のようになって欲しくない気持ちも大きく、プレッシャーになっています。そして子育てだけでなく、全ての自信を喪失。自暴自棄になってしまいました。自暴自棄になってしまった心を立て直し、自信を持つにはどうしたらいいでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の福田とも花さんよりひらりさん、ご相談ありがとうございます。読みながら、「あーー分かりますー一緒ですーー」と、何度心の声が漏れでたことか…。今まで、生きづらかったですよね…、苦しかったですよね…。それでも、自分だけのことなら、自分が我慢すればいいだけだったから、何とか耐えられたんですよね。だけど、子どもができると、自分のせいで子どもにまで悪影響を及ぼしてしまうように思えて、恐ろしくなったり、子どもの悲しむ姿を想像すると、自分以上に苦しくなりますよね…。今まで、きっと何度も変われない自分を諦めたくなったり、自暴自棄になっていたのではないでしょうか。けれど、今回こうしてご相談をしてくださったひらりさん。ご自分を諦めないでいてくださって、私はとっても嬉しいです!自分が自分を諦めなければ、必ず変わっていけますよ。では早速、幼稚園生の頃のひらりちゃんに戻ったつもりで、次の言葉を口に出して言ってみて下さいね。「私は、人に迷惑をかける人です」「私は、いるだけで邪魔な存在です」「お母さん、お友達みたいに、できなくてごめんなさい」「お母さん、私のせいで嫌な思いをさせて、ごめんなさい」言ってみて、どんな感じがしましたか?もしかして小さい頃から、お友達と同じようにできないことが多かったのかもしれないですね。そんなひらりさんを、お母さんはどんな顔して見ていたのでしょうか?心配して困っていた? もっと頑張りなさいと怒られた?お母さんの様子を見て、ひらりさんはこのままの自分ではいけないのだと、思い始めたのかもしれませんね。これ以上お母さんを心配させないように、これ以上お母さんに怒られないように、他の人と自分を常に比べて、自分のできないところを責め続けて、そのままの自分を否定し続けてきたのでしょうか。大好きなお母さんを、困らせたくなかったですよね…。大好きなお母さんから怒られるのは怖かったですよね…。だから、お母さんから否定される前に、自分が自分を否定しておく。お母さんから怒られる前に、自分で自分に怒っておく。そんな心の癖がついたのかもしれませんね。だけど、そうやって常に人と比べて、自分にダメ出しをし続ける自分が、頭の中に住んでいるのは辛いですよね。今のひらりさんの自信のなさや苦しさは、そんな長年続けて来た心の癖を、もう終わらせてもいいんだよーというサインなのではないでしょうか。お母さんはきっと、他のお友達と同じようにできないと、ひらりさんが仲間に入れなくなったり、社会で困ってしまわないかと、心配したり怒ったりしていたのかもしれないですね。つまり、“ひらりさんに悲しい思いをして欲しくない”から。お母さんの願いはただひとつ、「ひらりさんが、幸せに笑顔でいてくれること」だったのかもしれないですね。ひらりさんが何かができないたびに、困ったり怒ったりしていたお母さんのあの姿は、ひらりさんの幸せを願っている「愛情表現」だったんですね。だとするならば、ひらりさんがやるべきことは、お母さんに怒られないように自分を怒ることでもなく、お母さんを困らせないために人と比べてダメ出しをして、ありのままの自分を否定することでもないですね。お母さんのためにも、できない自分のまんまで、幸せになること。そのまんまの自分を許して笑っていられること、なのかもしれませんね。自信て、何かができるから自信が持てる訳ではないんです。何かができない自分でもいいのだと、そんな自分でいても大丈夫だと信じられることが、丸ごとの自分を信じられる「自信」なのだと思うんです。それでは、最後にこちらの言葉も、言ってみてくださいね。「私はみんなから、助けてもらえる才能にあふれた人です」「私は、みんなから、たくさんの愛情をかけてもらえる能力に長けた人です」「私は根っからの、愛され上手です」「子どもが私みたいに、周りの人から愛される人になってもいい!」言ってみて、どんな感じがしますか?私も、物忘れも激しければ、要領も悪いです…。だから、家族にもママ友さん達にも、いつもたくさん助けてもらい、支えてもらって何とか生きています。けれど、上の魔法の言葉を呟きながら、嫌ってきた自分を自分で受け入れ始めました。すると、我が家の子どもは、こんな子に育ちました。小学6年生の娘は、修学旅行出発のとき、私が「忘れ物ない?」と聞くと、「多分! 忘れ物あっても誰かに借りるから大丈夫~!」と、何の心配もなく、元気に出かけて行きました。ママの私が日々色んな人に助けてもらい、生還していく姿を見続けて育った我が子は、いつの間にか「どうせ困っても大丈夫」「失敗しても大丈夫」「どうせ私は助けてもらえるし」という、揺るぎない安心感を持った子どもに育っていました。完璧ではないママは、完璧を求めずに済む子どもを育てられるプロです! 失敗が多いママは、失敗しても大丈夫だということを、教えられるプロです!どうぞ、ひらりさんはそのまんまで、ご自分の才能と、お子さんの才能を伸ばし続けてくださいね。 ・このカウンセラーのサイトを見る
2017年10月19日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分らしさがわからない。本来の自分を知りたい」という、ころんぼさん(33歳・デザイナー)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■ころんぼさんのお悩み自分の性格がわかりません。よく本などには「自分らしく、本来の自分のまま我慢をしないで生きれば、ストレスも溜まらない」などと書かれていますが、その「本来の自分の性格」がわかりません。相手によって全然性格が変わりますし、明るいときもあれば、暗いときもあります。本来の自分はどうやったらわかりますか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりころんぼさんこんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。自分の性格を知ってみたいのですね。ころんぼさんがおっしゃるとおり、自分の性格というのはひとつだけではなく、複数あります。いつも穏やかなのに、サッカー日本代表の試合が始まると人が変わったかのように熱く応援する人もいますし、普段ガミガミ怒りっぽい上司が、家に帰えると猫を可愛がる優しい人に変わったりします。人は誰しも複数の性格(キャラクター)を持ち合わせていて、時と場合によって使い分けながら生きています。それはごく普通のことで、意識するしないに関わらず、人は皆、自分の性格をどんどん変化させながら生きています。では「本来の自分」とはどういうことなのか。怒っている自分、笑っている自分、悲しんでいる自分、喜んでいる自分、色々な自分がいると、どんな自分が本来の自分なのか、よくわからなくなってしまいますよね。でも「本来の自分」というのは、すべての自分を含んでいるのです。明るい自分も暗い自分もすべて「自分」なのです。悲しいと感じているのに、明るい自分にはなれません。楽しいと感じているのに、暗い自分にもなれません。結局どんな性格も自分のなかにあるのです。どんな性格も、自分のなかにあっていいのです。怒ったり、嫉妬したり、嫌味を言ったり、人を嫌ったり、悲しんだり、落ち込んだり、ネチネチしたり……そんなネガティブな感情も自分のなかにあっていい。逆に、楽しんだり、誰かを喜ばせたり、幸せを感じたり、感謝の気持ちが湧いたり、憧れたり、「やってみよう、目立ってみよう、がんばってみよう」と思えたり……そんなポジティブな感情も自分のなかにあっていいのです。心が感じた感情をちゃんと自分が認めてあげるのが、「本来の自分」なのです。自分の性格や「本来の自分はこれだ」とひとつに決めるのではなくて、そのとき自分自身が感じているその感情に従うのが「本来の自分」なのです。だから、本来の自分はたくさんあっていい。人によって変わってもいいのです。昨日の自分と今日の自分が、違う性格の人間でもいいのです。明日また「本来の自分」が変化してもいいのです。本来の自分とは、ちゃんと自分の心に正直に生きている自分のこと。幼稚園の子どもが泣いたり笑ったり、今日一日をめいいっぱい楽しんでいるように。そうやって生きる姿が、本来の自分です。そして人生において大切なのは、「本来の自分」をこれが正しいと「他人によって決められる」のではなく、こうやって生きてみたいと「自分で選択している」ことです。自分らしく生きてみたいならば、ぜひ「本来の自分」を自分でちゃんと選びながら、毎日を生きてみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年10月17日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「外見ではなく、内面の自信を持ちたい」という、もぐらさん(30歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。■もぐらさんのお悩みここ1~2年、彼氏ができては別れて……の繰り返しをしています。好きで付き合うのですが、毎回自分に自信が持てません。私は常に連絡を取りたいのですが、今の彼は連絡を取らなくても大丈夫なタイプなので、それが少しストレスになってます。心屋さんの講演会や別のカウンセラーさんのところへ行ったこともあります。その時はスッキリして前向きになれるのですが、時間が経つとまたネガティブに考えてしまい、時には死にたくなるくらい辛くなることも。気分をまぎらわすためにお酒を飲むと、大抵飲みすぎてしまいます。外見ではなく、内面の自信を持ちたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんよりもぐらさん、初めまして。ひらいなずです。ご相談の内容を拝見して、まず感じたのは「もぐらさんはきっと、とてもモテる方なのでは?」ということでした。想像ではありますが、きっと男性の目を引くような外見の華やかさや可愛らしさがある方なのだろうと思います。なぜそう思ったのかというと、1〜2年の間彼氏が途切れないという事実に加え、「外見ではなく、内面の自信を持ちたい」とおっしゃっているからです。もしかしたら、もぐらさんの心のどこかに「私は外見ばかりの人間。内面的には何もない空っぽな人間」という前提があるのではないでしょうか。まずは、心の中にひっそりと眠っている「自分は綺麗、自分は可愛い」という気持ちを、きちんと認めてあげましょう。外見と内面を分けて、自分の良し悪しをジャッジする必要はないのです。外見の美しさや可愛らしさも、もぐらさんの中にたくさんある素敵な部分のひとつ。自分の外見の魅力をわざわざ「ない」ことにして、「私には魅力がない」というコントをしているかもしれない……ということに、ぜひ気づいてみてくださいね。ところで、もぐらさんが「内面に自信がない=人間的な魅力がない=私なんかダメ」と思うようになったのは、なぜなのでしょうか。もしかすると小さい頃、ご両親やご兄弟から「可愛いからって泣けばすむと思って」「わがまま」「調子に乗るな」等々と言われた経験があるのかもしれません。もしくは、「家族(特にお母さん)の役に立ちたい」という思いから、自分の気持ちを言えずに過ごしてきたのかもしれません。その過程のなかで、外見の可愛らしさや美しさは、自分本来のありのままの姿を否定する要素として結びついてしまったのかもしれません。心屋の講演会へ行った経験もあるようなので、きっと「このことかな?」という心あたりがあるのではないかと思います。どんな経験にせよ、それを通じて「ありのままの私ではダメだ=内面に自信が持てない」という前提が生まれた。その結果、「相手に合わせる」「相手の顔色を読む」という心の癖ができあがってしまったのだろうと思います。そして、その心の癖が「恋愛が長続きしない」というところに結びついているのでしょう。もしかすると、もぐらさんは相手から告白されて付き合うパターンが多いのではないでしょうか?好きと言われて嬉しくない人はいませんが、好きと言われて「好き」になることを繰り返しているならば、ちょっと立ち止まって、その「好き」という気持ちを見つめてみてほしいのです。相手の好意を、イコール「私を認めてくれる人」と受け止めている可能性はないでしょうか。もぐらさんは相手のどんなところが好きですか?もし「〇〇してくれるから」「〇〇に連れて行ってくれるから」というように、彼の人間性ではなく、もぐらさんに対する行為や態度を挙げるのであれば、それは満たされない自分の心を恋愛で埋めようとしているだけかもしれません。そのような関係では、相手が離れていくのが怖くなり、自分の気持ちが言えなくなります。嫌われるのが怖くて相手の顔色を伺い、相手の気持ちばかりを考え、自分の気持ちは後回しになります。人は誰でも、自分の気持ちをおざなりにしたときに悩み、苦しくなるのです。もぐらさんが今必要なのは「断愛」なのかもしれません。恋愛やお酒で自分の満たされない心を紛らわすのではなく、自分の中にある「本当はあの時、こうしたかった」「こう言いたかった」「こうして欲しかった」という思いに気づいてあげることにトライしてみましょう。その上で、「そうだったんだね」「よく頑張ったね」「でも、もう大丈夫だよ」といった言葉で、自分の心を認め、満たしてあげましょう。死にたくなるほど苦しくなるのは、自分自身が自分の気持ちを無視しているから。自分自身が自分の心をわかってあげていないからです。ネガティブな自分、楽しくない時間のことも決して嫌わないでくださいね。ネガティブな自分のこともわかって受け入れることが、ほかならぬ「内面の自信」を育てることに繋がります。そしてその先には、きっと素敵な恋愛も待っていると思います。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年10月10日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「遅刻癖が治らず、ダメ人間になってしまいそう」という、すみれさん(39歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんからアドバイスをいただきました。■すみれさんのお悩み私は時間にルーズです。自覚があるにもかかわらず、いつも5~10分ほど遅刻してしまいます。ひどい折は、待ち合わせ時間に家を出ることも。毎回後ろめたい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。仕事へはどうにか行っていますが、いつもギリギリです。時間に余裕を持って準備をしても、最後は必ずバタバタしてしまいます。時間の使い方にも問題があると思います。後回し癖、部屋の散らかり、待ち合わせに限らず、すべてができずに途方にくれています。最近では、出かける前から諦めの気持ちが出てきてしまう瞬間も。人の信用も失ってしまうし、何もかもやる気もなくなり、本当にダメな人間になっていきそうです。助けて下さい。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のいかり屋圭子さんよりすみれさん、遅刻したくないのにしてしまう。辛いですね。ダメな人間になりそうですよね。けれど安心してください。すでに立派なダメ人間です!(ここは笑うところですからね)。そして、自分のダメな部分を受け入れると、なぜか楽になり、遅刻もしなくなるかもしれないので、読んでみてください。すみれさんはご自分のことを「ダメな人間かもしれない」と無意識に思っていて、それを毎日毎日、確認しながら生きているようです。遅刻しそうになったり、約束の時間に家を出たり、後回しにしたり、片付けをできなかったりすることにより、「ダメな自分」の証拠を集めようとしています。していることは、すでに「立派なダメ人間」なのですが、周りの人の優しさや大人の対応により、まだ「決定的」にはなっていない。「あなたはダメ人間です。もう付き合えません」とは言われていない。遅刻したらマズいと自覚している仕事などは、ぎりぎりながらも対応しているから「最後通告」はまだされていない――。そのために、何度でも「私、ダメですよね? 私やっぱりダメですよね?」というボールを相手に投げてしまうのです。「もういい加減にしろよ、このダメ人間め!」と言われたら心は傷むでしょうが、妙に納得できるのではないでしょうか。心の中では、いつもいつもそんな自分を責めていますよね? 努力しているつもりだけれども、できない自分を。もう自分を責めないで。勇気を出して「努力しても、できない自分」のことを、「私はそんな人だ」と認めて諦めてみてください。「やればできるはずなのに」と難しい目標を掲げないことに、挑戦してみてください。世の中には、まったく苦もなく時間を守れる人や、毎日きちんと部屋を片付け、計画的に生きられる人もいます。けれど、その人たちとすみれさんは違う人間なのです。人には「できること」「できないこと」があり、その人たちにも、何かしら「できないこと」があります。今まで自分を責めてうまくいかなかったのだから、逆のことをしてみましょう。「よく頑張ったね。でも私には難しかったね」と自分をねぎらってあげてください。自分を責めている限り、「遅刻するべきではない」「きちんとするべき」という強い呪縛にとらわれます。時間を守れる人は、それが当たり前に身についているため、そうした言葉すら頭をかすめません。「遅刻してはいけない」と意識すればするほど、自分に呪いをかけることになります。私の知人で、遅刻魔の方がいました。その方は自覚があるので、出かける前にたっぷり時間をとり、ゆっくり支度ができるように心がけていました。しかし時間があるためか、出かける直前に余計な家事をしたりして、結果、頻繁に遅刻をしていました。どうやら「時間を有効に使いたい」という思いがあり、少しでも時間があれば何かしてしまうようでした。私は話しながら、いつも感じていました。彼女が「遅刻してはいけない」と強く思っていることを。普段はきちんとされてる方です。でも、笑えるくらいに遅れてくるんです。遅刻についても、二人でよく話しました。彼女はちょっと「欲張り」な感じがしましたね。あれもこれもやろうとせず、たったひとつの行動を守ろうとする……くらいがちょうどいいのかもしれません。遅刻しない人というのは、「時間ぴったり」に到着することを目指していません。現地で少し時間が余るくらいに計算しています。時間が余って、人を待つ側になって「損してもいい」なのです。遅刻する人は、少しでも時間があると何かしようとしたりして、パズルのように詰め込みます。「時間が余るくらいで、ちょうどいい」と思ってみてください。早く着いて、少しくらい時間を無駄にしてもいいのです。その時間で、遅刻してくる人を待ってもいいのです。もっとボンヤリしていてください。そう、力を抜いて。今の自分を責めずに。すみれさんは、そもそもは”のんびり屋さん”かもしれないですしね。今は自分を責めすぎて、心身ともに疲れてしまっているのでしょう。そんなときは自分を責めないで、心も体も休めてください。一度、底まで沈み込んだら、あとは浮上するだけです。「遅刻してもいい、ルーズでもいい。もうすでにルーズだし」と呟いてみましょう。それを楽に言えるようになったら、今度は笑って言ってください。しっかり休んで「ダメ人間な自分」を受け入れたら、今度は「ダメな人じゃない自分」も受け入れてみましょう。人は必ず両方を持っています。気分よく日々を送るコツは、「私はダメ人間であり、同時にダメ人間じゃない。皆もそうなのだ」という事実を認めて、受け入れることです。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年10月03日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「ひとりでいることに耐えられない」という、さりさん(26歳・会社員)に、心屋塾認定講師の小野美世さんからアドバイスをいただきました。■さりさんのお悩み私は普段、「大人な対応ができる長女気質のしっかり者」と周りから言われています。しかし、私は彼をひとりにできないし、自分自身ひとりでいることに耐えられません。彼がひとたび「飲み会に行く」とか「ゴルフに行く」と、単独で外出しようとすると「なんで私は放置なの?!」といった歪んだ考えが出てきてしまいます。まるで赤ん坊のように泣いたりすがったりして外出を阻んでしまうことも。時には腹いせに、自傷行為や浮気なんかもしてしまいます。彼も困っていますし、今までの交際相手ともこれが理由でうまくいきませんでした。変だというのは分かっていますが、どうしたらいいのか分かりません。助けてください。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の小野美世さんよりさりさん、こんにちは。小野美世です。ご相談くださり、ありがとうございます。普段のさりさんは長女気質でしっかり者。でも、彼の前だと、違う一面が出てくるのですね。ご自身でも、どうして感情のコントロールが効かなくなるのかわからなくて、お辛いだろうなと感じました。さりさんの心の中で何が起こっていて、どうしたら、大好きな彼の前でも穏やかにいられるのか、お話させてくださいね。「彼をひとりにできないし、自分自身ひとりでいることに耐えられません」とのこと。このとき、さりさんの心には、寂しさと不安と、それを何とかしてほしいという気持ちが吹き荒れていますよね。そして、腹いせに、自傷行為や浮気をしてしまうほど、「彼にこっちを見てほしい」「彼に私だけを一番に見ていてほしい」こういう気持ちが強くて、自分のほうを見てもらうことにとても飢えている…そんな感じが、ご相談内容から伝わってきました。そして、おそらくですが、さりさんのこういう面を知っている人は、少ないのではないでしょうか。周りからは「しっかりした人」と見られているさりさんが、まさか、彼の前で、赤ちゃんのように泣いているなんて、想像がつかないでしょうし、さりさんもその面は、人前では出さないようにしていませんか。・周りの人が困る・嫌な顔をされる・ため息をつかれるだろうから…元をたどれば、それは実は、「親」に対する気持ちなんです。・私が寂しいなんて言ったら、親が困る・構ってほしいって言ったら、親に嫌な顔をされる・こんな自分を知られたら、親にため息をつかれる小さい頃に、こんなふうに感じていなかったでしょうか。長女気質でしっかり者の女性は、「いい子の自分」と「そうでない自分」を、心の内側でわけてしまうことがあります。弟や妹のお手本になってお母さんを困らせない、自分は我慢して、人に迷惑をかけず、周りの大人の出す空気を読んで…。そういう「いい子」の部分を見せていると、親は安心します。親の安心した顔、笑顔が見たいから、もっといい子でいようとします。でも、ずっといい子をしていると、その陰になって、表に出てこられない「そうでない自分」が作られていきます。・我慢しているけれど、本当はさみしい・弟や妹の面倒をみているけれど、本当は自分に注目してほしい・さみしがりやで、かまってほしがりで、ひとりでは何もできない、弱い女の子それが、さりさんの本当の姿なんじゃないかと思います。親や、学校、職場の人の前では「いい子」でいようと頑張りますが、ひとたび心の距離の近い恋人ができると、我慢の糸がぷつっと切れるように、ダムが一気に決壊するように、自分が親からもらえず我慢していた分も、「私だけにもっとかまって」と、恋人に求めてしまうのだと思います。ですので、今はさりさんの中で分離している「いい子」と「そうでない子」を、ひとつにしていくイメージを持たれるといいです。次の言葉を口に出して言ってもらえますか?「お母さん、私さみしかったよ。ひとりにしないで」「お母さん、私のこと一番優先して」「お母さん、さみしがりやで構ってほしがりの私でも好きって言って」イメージの中で、さりさんが小さかった頃の、まだ若いお母さんを想像して言ってみてください。そして、「彼の前でしか見せていないさりさん」を、少しずつ表舞台に出していってみてほしいです。・会社の人に「できないです、手伝ってください」と言ってみる・同僚の女性に「落ち込んでるんだぁ、話聞いてほしいな」と助けを求める・会社で泣く・親に「なんでもいいから褒めて」と言ってみる「しっかり者で大人の対応ができる」というさりさんのイメージを、あっさり裏切ることをしてください。そうしてみると、彼の前での「感情のダムの決壊具合」が徐々に変わっていくと思います。彼には「今、リハビリ中だから」といって、長い目で見てもらいましょう。さみしがりやの自分を見せられる場所を増やしていきましょうね。応援しています。 ・このカウンセラーのブログを見る
2017年09月28日