医師コミュニティーサイト「MedPeer」を運営するメドピアは、「器質的な痛み」(物理的にそこに変化が起き感じる痛み)に関する調査を実施した。調査期間は8月6日~8月19日、有効回答数は2,690件。「『運動器疾患等において痛みを訴える患者さんの多くが器質的な痛みによるものという印象をもっている』というアンケート結果に対して、納得できますか?」と尋ねたところ、70%の医師が「やや納得できる」と回答した。「そもそも痛みは主観的なものであるので、当人にしか分からない」、「画像所見と疼痛(とうつう)の原因が必ずしも一致しない例も多い」といったコメントが見られる。「とても納得できる」と回答した人は15%。「実際臨床上の経験とほぼ合致する」、「非器質的疼痛は少ない」という声があがっている。「あまり納得できない」と回答した人は12%。「器質的変化が確認できてもそれが痛みの原因かは別」、「精神的な要因による疼痛も多く経験している」という意見がある一方、「もう少し器質的な原因が多いと感じる」という声もあった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日タクシー都内最大手の日本交通は、母の日である5月13日に「陣痛タクシー」と名付けた、妊婦を対象とした新しいタクシーサービスの提供を開始する。「陣痛タクシー」は、「お迎え場所・かかりつけ病院・出産予定日」などを事前に同社ホームページ上から登録することで、日頃の通院時はもとより、陣痛時も「慌てず・簡単に」タクシーを呼ぶことができるサービス。同サービスでは、助産師による「妊産婦搬送時の注意事項と対応」と題した講習会を全乗務員に実施。いざという時にも、陣痛・出産の基礎知識を持った乗務員が、慌てず焦らずに対応することができる。メーター料金の他にお迎え料金400円がかかること以外は、通常のタクシー料金で利用可能。5月8日より「陣痛タクシー登録サービス」ページを開設、ページ内に登録フォームや問い合わせフォームを用意している。登録は無料で、通院以外での利用も可能となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月09日腕や足に痛みを感じるようになり、痛みのある範囲を一生懸命さすってみたり、湿布を貼(は)ってみたりするものの、一向に改善されず、痛みが気になる日々が続くといったケースがあります。こうしたことは、決して少なくないのですが、慢性症状だからといって、我慢しながら様子をみている人も多いようです。なかなか回復しない原因のひとつに、痛い部位には原因が無いことが挙げられます。つまり、痛い部位に原因があると思いがちですが、実際に悪くなっているのは、痛い部位とは離れた部位であるため、痛みを感じるところに処置をしても、なかなか回復しないのです。これは、トリガーポイントと呼ばれ、筋肉の過度な緊張が続くことで、筋肉に硬いしこりのようなものができます。トリガーポイントは、動かずじっとしていても痛むもの、体を動かすと痛むもの、筋肉を押した時に痛みを出すものがあります。就寝時に痛むこともあり、そうなると安眠が妨げられてしまい、心身の疲労も解消されにくくなります。例えば、肩こりを感じやすい筋肉にトリガーポイントができた場合、頭痛や目、顔の痛みとして感じることがあります。トリガーポイントは、自覚のないまま、いつのまにかできていることが多く、パソコン作業などのデスクワークを毎日こなしているような、日々の負荷によって、生じることもあります。■トリガーポイントを誘発する要因は?1.筋肉に慢性的な負担がかかり続け、筋肉が疲労してしまう2.急激に筋肉に負担がかかった場合3.筋肉の血流が滞り冷えている状態4.スポーツ中のけがなど、外傷による場合5.精神的な緊張が強いトリガーポイントが1カ所だけではないケースでは、痛みを生じる範囲が広く感じ、原因がなかなか見つけ出せないと、痛みによるストレスが続くことになります。もし、痛みが続くようでしたら、ペインクリニックやトリガーポイントを扱う整形外科、施術院などに相談し、早めに対処してください。(文/檜垣 暁子)■著者プロフィール檜垣 暁子(ひがきあきこ)オールアバウト肩こり・腰痛ガイドカイロプラクティック理学士・日本カイロプラクターズ協会正会員。現在は、横浜市に治療室を開院し、日々、肩こりや腰痛を始めとする不調を訴える患者さんの診療に当たっている。【関連リンク】【コラム】肩こり、腰痛持ちの人は要注意。必要以上に休ませるのはNGの理由【コラム】肩こりでおでこにシワが増えるのは、なぜ?【コラム】危険がいっぱい!肩こり・腰痛の正しい対処法とは?
2012年01月01日