産業技術総合研究所(産総研)は1月18日、常温で微弱なテラヘルツ波パワーを高感度で測定できるセンサーを開発したと発表した。同成果は、産総研 物理計測標準研究部門 高周波標準研究グループ 飯田仁志 研究グループ長、木下基 主任研究員、レーザ放射標準研究グループ 雨宮邦招 主任研究員らの研究グループによるもの。テラヘルツ波は、ミリ波と赤外線の間の周波数領域に位置する100GHz~10THzの周波数の電磁波であり、次世代の超高速無線通信や材料分析、空港でのセキュリティー検査など、生活の利便性向上や安心・安全確保のために、新たな産業への応用が期待されている。一方、テラヘルツ波を利用した装置を実際に設計・開発するには、送受信するテラヘルツ波パワーを正確に測定する必要があるが、これまで微弱なテラヘルツ波パワーを精度良く定量的に測定する技術はなかった。今回、同研究グループは国家標準として産総研が確立してきたマイクロ波やミリ波などといった電磁波のパワーを精密に測定する技術を活用し、微弱なテラヘルツ波パワーを常温で正確に定量的測定する方法の開発に取り組んだ。今回開発されたセンサーは、テラヘルツ波の吸収によって発生する熱を熱電変換素子により電気信号に変え、その信号をもとに発生した熱と同等の直流電力とし、それを精密に測定して、テラヘルツ波パワーを定量的に求めることができるもので、検出部には、熱伝導性が高く、テラヘルツ波を効率よく吸収できる吸収体を用いている。検出部の周囲には真空断熱材を利用した多層の断熱遮蔽を施し、外部からの熱擾乱の影響を極限まで抑えているため、液体ヘリウムによる極低温状態を必要としない。同センサーを用いて、室温23℃の環境で微弱な1THzのテラヘルツ波の照射を300秒間隔でオン、オフして測定した結果、約30nWの微弱なテラヘルツ波パワーを測定できることがわかった。従来の測定法では、1μWまでしか測定できなかったため、今回開発されたセンサーはその30倍以上の感度を実現したことになる。今後は、測定時間の短縮や測定できる周波数領域を1THzから拡張するよう改良するとともに、測定精度の向上などさらなる高度化を進めていくという。また、テラヘルツ波による材料分析などへの応用技術や、テラヘルツ分光装置の精度評価技術などについても研究する予定であるとしている。
2016年01月18日祥伝社は12月8日、漫画『ずっと独身でいるつもり?』(雨宮まみ 原案、おかざき真里 著/税別900円)を発売した。ライターの雨宮まみさんが2012年~2013年にマイナビニュースで連載していたコラム『ずっと独身でいるつもり?』が2013年にKKベストセラーズから書籍化、さらに2014年~2015年に漫画雑誌『フィール・ヤング』(祥伝社)で漫画家のおかざき真里さんによってオムニバスストーリーとして漫画化された。その全4話が収録されている。巻末には、おかざきさんと雨宮さんの対談「結婚が大事なんじゃなくて…」も。"36歳、独身――結婚してない私って、「かわいそう」なの?"親から「かわいそう」と言われてしまったまみ、「ひとり」の恐怖から、元彼との再会に揺れる由紀乃(ゆきの)、仕事中心、恋愛はおざなりなシミズ。現代を生き抜く彼女たちが抱える不安、寂しさ、希望をていねいに描き出した物語となっている。
2015年12月14日ユニット「TrySail」としても活躍中の声優・雨宮天のファースト写真集「雨宮天ファースト写真集ソライロ~青と旅する~」(発行:主婦の友インフォス情報社)。10月2日に発売されて以来、好評な売れ行きの本書だが、TrySailのライブ「The Golden Voyage of TrySail」会場でも「会場限定生写真付き」(2Lサイズ・直筆コメント・サイン入り)で発売されることが決定した。さらに、発売記念イベントが2015年11月29日(日)に都内某所で開催されることもあわせて決定。イベントでは、「未公開の写真やオフショット満載のスライドトーク」「クイズ大会」「Q&Aコーナー」「大抽選会」などが予定されている。イベント応募用紙は、全国のアニメイト、ゲーマーズ(オンラインショップ含む)、TrySailライブ「The Golden Voyage of TrySail」会場にて本書を購入すると配布される。応募締切は2015年11月5日(木 / 当日消印有効)。■店舗別 特典生写真 一覧
2015年10月09日3月28日に公開される特撮映画『牙狼<GARO>-GOLD STORM-翔』の完成披露試写会が4日、東京・秋葉原UDXで行われ、主要キャストと原作・総監督の雨宮慶太氏が登壇した。キャストからは主人公・道外流牙役の栗山航、莉杏役の南里美希、謎のケバブ屋を営むD・リンゴ役の泉谷しげる、そのパートナーであるユキヒメ役の黒木桃子、さらには4月より放送がスタートするTVシリーズから、魔城ラダンの復活をもくろむ謎の青年ジンガ役の井上正太、ジンガのパートナーのアミリ役の松野井雅と、豪華出演陣が集結。完成披露のトークショーでは、まず栗山、南里、泉谷、黒木と雨宮総監督が登場し、本編の見どころなどを語っていった。劇場版が3月28日より公開、続いて4月よりTVシリーズの放送がスタートするが、まずは無事、新シリーズの"ゼロ章"とも言うべき劇場版のお披露目を迎えた雨宮監督は「ホッとしています」と安堵の表情。映画で進化した黄金騎士・ガロの姿も初披露となり「栗山くん専用のガロを作ってやりたかったんです。こうしてお披露目できてうれしいです」と喜びをあらわにしていた。ガロも流牙も前シリーズよりさらに成長・進化した姿を見せているが、栗山は「1番、気にしたのは黄金騎士としての立ち振る舞い。でも流牙の色も失いたくなかった。アクションも黄金騎士のアクションとして、流牙っぽさを出しつつやりました」とこれまでとは異なるガロ/流牙の役作りを明かした。続く南里は「『闇を照らす者』の続きが必ずあると思っていました」とにっこり。前作以上に流牙と莉杏の関係性がフィーチャーされているが、栗山との再共演には「また一緒の撮影ができて楽しかったし、前回よりも息がピッタリ合っていました」とコンビに磨きがかかったという。そして劇場版で初めて『牙狼<GARO<』シリーズに参加した泉谷は、開口一番「『三匹のおっさん』の泉谷しげるです……」とあいさつすると、即座に栗山から「違いますから!」とツッコミ。栗山は「泉谷さんが現場を和ませてくれた」と語っていたが、泉谷はパートナーの黒木を見やり「監督、巨乳が好きだよね」と恐れ知らずの発言で、雨宮監督をいじって笑いを誘う。さらに「現場では監督がスターで、オシャレして仕切ってくれるから楽です。ありがたいことに台詞をどんどん切ってくれるから覚えなくていい。名監督だよ!」とこの日も"泉谷節"は健在だった。前作『魔戒ノ花』で妖艶なラスボス「エイリス」で強烈な印象を残した黒木だが、本作では泉谷の演じるD・リンゴのパートナーのユキヒメ役。雨宮監督は黒木の起用について「泉谷さんのカミさんをできる人のイメージがなかなかなくて、"最終兵器"の黒木を出したら見事にはまった」とご満悦。黒木は「2シーズン連続で出られると思ってなかったので感激してます」と喜びをあらわにしていた。また、アクションシーンにも挑んだという泉谷は「この歳になってもアクションに参加させてもらえるのはいい。老けこむと痴呆老人かベッドで寝ている役が増えちゃうわけ。それを"走れー!"って言われると気持ちいいわな」と満足げ。さらには「日本の年寄りは、アクションさせないからダメなんじゃないかと思うんだよ」と苦言を呈していた。そして、泉谷と黒木と入れ替わる形で、4月放送のTVシリーズから井上と松野井が登場。例えば『仮面ライダーディケイド』門矢士役とは一転、ド派手な銀髪で登場した井上は「黄金騎士の敵なので、金に対抗できるのは銀ということで銀髪にしましたが、頭皮が痛い!」と思わず吐露。すぐに色が抜けて金髪になってしまうため、撮影が続く現在、4日に一度は染め直さなければならず「大変です。頭皮を懸けてやってます!」とこぼしていた。そんな井上が演じるジンガについて、雨宮監督は「特撮ヒーローものの中で、一番悪いヤツにしようとがんばってます」と説明。また、雨宮監督と井上の出会いは、たまたま『牙狼<GARO>』撮影現場のすぐ隣で井上も撮影しており、その際に『牙狼<GARO>』のイラストと井上のサインを交換したことが出会いのきっかけだという。井上は「すごくチームワークが良く、みんなで作ったジンガが皆さんに見てもらえるのが楽しみです」と期待を寄せていた。そして、劇場版『牙狼<GARO>~RED REQIEM~』以来のシリーズ参戦となり、ジンガのパートナーのアミリを演じる松野井。「(前回の映画で)『牙狼<GARO>』の世界を体感し、感動してインパクトが忘れられなかったんです。TVシリーズは2クールなので、監督やスタッフさんとより長い期間をご一緒できてうれしいです」と再出演の喜びを強調していた。現在も極寒の中、TVシリーズは撮影中。肌の露出が多い衣装の女性陣が「命の危険を感じるくらい寒い日があって、寒さがつらい」と主張すると、栗山も「この衣裳、夏は暑いし冬は寒いんです。今もズボンを下に履いてます(笑)。寒いと筋肉が縮こまってしまうので、そこは大変です」とぼやいていた。最後に雨宮監督は「これから初めて『牙狼<GARO>』を見る人には一番とっつきやすく、わかりやすい。劇場版見ても見なくてもTVシリーズのお話はわかりますが、できれば劇場版を見て楽しんでいただければと思います」と連続活劇の魅力を伝えていた。劇場版『牙狼<GARO>-GOLD STORM- 翔』は3月28日より新宿バルト9ほか全国にて公開。TVシリーズは4月よりテレビ東京系、スターチャンネル、CSチャンネル・ファミリー劇場にて放送開始。
2015年02月05日12月18日(木)のニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」をもって、レギュラー出演中の雨宮天、コヒメ(アフィリア・サーガ)、朝倉ゆり(バクステ外神田一丁目)が番組を卒業することが決まった。今回3人の卒業は、番組のリニューアルにともなうもの。雨宮天は2014年1月15(水)から「アニメぴあちゃんねる」にレギュラー出演。当時、TVや配信動画にはほとんど出演したことがなく、またニコニコ生放送にレギュラー出演するのもこの番組が初めてだった。番組にレギュラー出演してからは、声優として様々な作品に出演し、まさに飛躍の年に。番組では青色、漢字、焼肉が好きという素顔を垣間見せた。また、好きなものの話題となると、番組中ゲストの前でも興奮して熱く語る一面を見せた。コヒメと朝倉ゆりのふたりは、2013年7月3日(水)から1年半に渡ってレギュラー出演。コヒメは2014年は声優、小日向茜として活動。朝倉ゆりは、2014年舞台女優として主演を務めるなど、着実にステップアップ。番組の名物コーナー「セリフ読み」でも、演技の上達振りが視聴者を驚かせていた。3人の出演がラストとなる今回の放送は、特別構成の番組となる予定だが、通常通りゲストを招いてのトークも行なわれる。今回のゲストには声優ユニットStylipSの能登有沙、松永真穂、豊田萌絵、伊藤美来の4人が出演。能登有沙は書道の腕前を、松永真穂はファッションを、豊田萌絵はインテリアを、伊藤美来は良い匂いのするものと、それぞれの特技や好きな物を紹介する。StylipSは、11月に新メンバーになってから初となるアルバム『THE SUPERNOVA STRIKES』をリリース。また現メンバーとなってからは初となる東名阪ツアーを、来年3月22日(日)愛知・名古屋LIVE HALL M.I.Dより開催する。また、今回番組では、東名阪ツアーの2015年4月19日(日)に行なわれる東京・TOKYO DOME CITY HALL公演の「アニメぴあちゃんねる会員先行予約」を実施。本先行予約でチケットを購入した方には、もれなくツアーポスターをプレゼント。非売品なので、ファンの方はご確認を。20時45分~21時00分に放送する「もうすぐアニメぴあちゃんねる」では、タカオユキのスキルアップコーナー「タカオユキの今日のチャレンジ!」と名物コーナー「タカ弁」で独創的な手作り弁当を披露する。なお、タカオユキは、2015年1月以降も引き続き出演する予定。2015年1月以降のリニューアル内容に関しては未定なので、アニメぴあちゃんねるブロマガなどで逐一チェックしよう。■アニメぴあちゃんねる日時:12月18日(木)午後8時45分~午後10時00分出演:雨宮天 / 美濃部達宏 / コヒメ(アフィリア・サーガ) / 朝倉ゆり(バクステ外神田一丁目) / タカオユキゲスト:StylipS
2014年12月15日「携帯のアプリを見れば、その人のことが分かる」なんて言われるくらい、携帯の中身は持ち主のひととなりを表現するもの。今回のゲストは、堂珍嘉邦さん。CHEMISTRYとしてデビューし、現在はソロ活動を行いながら、シンガーだけでなく映画や舞台等にも出演し、多岐に渡って活躍されています。気になるプライベートについて、お話をうかがいました。―――先日、広島東洋カープの始球式を務められていましたが、野球は昔からお好きなんですか? 堂珍:そうですね。僕は広島出身で、故郷に球団があると、やっぱり野球が身近になりますね。―――子供の頃に野球を観に行った思い出などは? 堂珍:家の畑で取れたメロンや瓜を食べやすく切ってタッパーに詰めて、夏休みにバックネット裏で親父と野球を観るっていうのが小学生の頃は毎年の恒例行事でした。当時は酔っぱらいの客が多くて、バックネットによじ登っちゃう人がいたり(笑)。テレビの『珍プレー好プレー』なんかでよくオンエアされてますよね? あれを実際に生で観ていました(笑)。―――お忙しい今では、球場に観に行くこともなかなかできないのではないかと思うのですが、試合はテレビやネットでチェックしているんですか?堂珍:やはり結果を楽しみにしているので、仕事がナイターの時間より早く終わりそうなのであればネットはチェックしないようにしています。でも仕事が遅くなってテレビ中継に間に合わないときはネットで試合速報を見ますね。―――実は今回、エキサイトでは、 ドコモの「スゴ得」 というプランをみなさんに紹介しています。定額で、魅力的なコンテンツが使い放題になりまして。スゴ得には『プロ野球TV』という公式戦の全試合を速報でご覧いただけるサイトがあるんですよ。堂珍:このサイト、選手名鑑もあるんですね。データが充実していて、すごくいいですね! 野球においてデータは本当に重要ですから。12球団の1軍選手を一通り、一日1回は目を通すので、その辺の解説の人より詳しい時期がありました(笑)。有望な若手の選手が入ると2軍の試合もチェックして、いつ1軍に入って来るんだ?って。 ―――監督目線ですね(笑)。堂珍:そういうふうに組み立てて、チームを考えてシュミレーションするのがすごく好きなんですよ。そういう野球ゲームも大好きだし。―――自分の理想のチームを想像するわけですね。堂珍:友達とは、この選手をトレードに出して、今のうちにあの選手を取っておいた方がいいんじゃないかって話をしたり。それで、「だよな! 俺とお前が監督やった方が絶対いいよな」って盛り上がったり(笑)。広島だと、高校の後輩だった投手の永川勝浩くんと仲が良かったり、最近は堂林翔太くん(内野手)が、僕がプレゼントした曲を入場曲に使ってくれているんです。先ほどお話に出た始球式はマツダスタジアムだったんですけど、何度か達川光男さんと実況解説もやらせてもらっていて。達川さんより僕の方がデータは詳しくて、「アンタよう知っとんのう!」とよく言われますね(笑)。だから、そういうデータを全部網羅しているこのサイトはいいですよね。野球の解説に近いトピックスが書いてあるのも嬉しいです。 あとは選手の怪我や手術の情報があるといいかも。野球ファンなら知っておきたいですもんね。ほかに日本人選手のメジャーでの活躍も知ることができるし、記者の方の記事も載っているから、それもすごく便利だと思います。―――想像以上のカープ愛で圧倒されていますが(笑)、野球がオフシーズンのときはどうされているんですか?堂珍:ゲームです! ゲームで恋しさを紛らわせています(笑)。『プロ野球スピリッツ』というゲームがあって、相当買うのを我慢していたんですけど、最近我慢しきれずに買っちゃいました。もともとはパワプロ(『実況パワフルプロ野球』)が好きだったんですよ。カーブとストレートとフォークぐらいしか球種の意味を分かっていなかった僕が『実況パワフルプロ野球』で初めて球の緩急とか変化球を知って、そこから野球にのめり込んだんです。―――実はパワプロもスゴ得にあるんですよ。ちょっと一緒にやってみましょう! 結構データが詳しく入っていて面白いですよ。堂珍:12球団には毎年、身体測定をやってもらって、各選手の肩の強さなどのデータを出してほしいですよね。こういうゲームの監修とかすごいやりたいですもん(笑)。伊集院光さんも詳しいんですよね。『パワプロ』はRIZEのメンバーの方やスチャダラパーのANIさんもすごく好きですよ。会っただけで、お互い話さなくても相手がパワプロを好きなのがわかる、みたいな(笑)。(『モバイル・パワフルプロ野球2014』を起動し、オープニングの音楽を耳にして)堂珍:あーっ、これこれ!(笑) ―――ゲームのBGMは当時と変わっていないですか?堂珍:変わっていない感じがしますね。―――ゲーム内容はどうですか?堂珍:2D感があって懐かしいですね。背景や作り込みは今のユーザーも満足する感じになっていると思います。―――では、野球以外のサイトもご紹介させていただきたいのですが、5月17日公開予定の映画『醒めながら見る夢』で初主演されていますが、スゴ得には『映画MovieWalker』という全国各地の映画館情報だけではなく、映画に出演された方への独自インタビューが載っているサイトもあるんですよ。堂珍:いいですね。昨年、その『醒めながら見る夢』の撮影で京都へ行った時に、空き日に映画館を調べて観に行ったんですけど、このサイトならすぐに探せますよね。土地勘のない場所ならなおさら便利ですね。―――どんな映画が好きなんですか?堂珍:SFが好きですね。わかりやすいのがよくて、ハッピーエンドの映画が好きなんですよね。ちっちゃい頃に観た『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なんか最高だったじゃないですか。やっぱりね、映画もライヴもハッピーエンドじゃないとダメですね。ほかには、アーティストが出ている映画も観ておきたいし、ジブリはもう永遠じゃないですか。―――『映画MovieWalker』は作品から上映している映画館を探すこともできるんですよ。堂珍:ツアーメンバーとコミュニケーションをとるためにみんなで盛り上がって観に行ったりしたので、次のライヴツアーで地方に行く時にはぜひこのサイトで映画を探して観に行ってみたいと思います! 野球とゲームがお好きな事は事前に伺っておりましたが、やはりその話題になるととても盛り上がりました。お会いするまではクールな印象を持っていましたが、とても熱くそして無邪気な方でした! 堂珍さん、ありがとうございました! 今回ご紹介したコンテンツも使い放題の 「スゴ得コンテンツ」 では、ドコモスマートフォンで毎月380円(税抜)を支払うと、ニュースも、乗換も、レシピも、約120種類という豊富なコンテンツが好きなだけ利用できるサービスです。更に初回お申し込みから月額使用量が31日間無料! 是非チェックしてみてくださいね。エキサイトでは「著名人にインタビューしました」というお題で特別シリーズを展開しています。他にも話題の著名人のとっておき情報を公開中! 特集「あの著名人はどんなアプリを使ってるの?」(スマホ用サイト) ■堂珍嘉邦プロフィール1978年11月17日生まれ。広島県出身。2001年3月にCHEMISTRYとしてデビュー。ヴォーカルデュオの代名詞となり、CD総売上枚数1800万枚を誇る日本を代表するアーティストに。2012年、ソロミュージシャンとして活動を開始。2012年11月に自らの音楽性を“耽美エント(耽美+アンビエント)Rock”と命名し、両A面シングル『Shout / hummingbird』でソロデビューを果たす。2014年3月に最新『Bronze Caravan』をリリース。現在、今作を引っさげての全国ツアーを開催中。2009年には映画『真夏のオリオン』で俳優としてもデビュー、2011年には音楽劇『醒めながら見る夢』で主演を務めた。来る5月17日には初の主演映画『醒めながら見る夢』が公開予定。
2014年05月02日約1年ぶりの2ndソロアルバム『Bronze Caravan』をリリースするCHEMISTRYの堂珍嘉邦。ツアーを共に回ったバンドメンバーや海外のミュージシャンなど、多彩な音楽家との共同作業から生まれた本作は、ソロ以降の先鋭的な音作りをさらに推し進めた内容となった。ギターロックからエレクトロニカまで多彩な音楽的要素を吸収しつつ、その歌声には彼らしい艶かしさが宿っており、ポップミュージックとしても一級の輝きを放っている。堂珍嘉邦は今作をどんなコンセプトの元で作り上げたのか、その音楽観と創作プロセスをじっくりと聞いた。 ■約1年ぶりの2ndソロアルバム『Bronze Caravan』は、ギターロックやエレクトロニカ、その他にも様々な要素を取り入れつつ、バンド的な躍動感を感じさせる力作です。まず、どんな作品にしたいと考えて制作に入りましたか? 昨年1stアルバムをリリースして、ツアーを終えたところで、バンドとしての手応えを感じたんです。そこで、もう少しメンバーがステージで“炸裂している”姿が見たくなったというか、もっとそれぞれのポテンシャルを引き出したいと思うようになって。自分の曲にもいろんなアプローチがあると思うのですが、1stアルバム『OUT OF THE BOX』で“枠からはみ出た”自分が、2ndアルバム『Bronze Caravan』で“キャラバンでさらに遠くに引っ張っていく”という流れですね。■「メンバーのポテンシャルを引き出す」というテーマは、曲作りの段階から考えていたのでしょうか? そうですね。曲作りもメンバーと一緒にやったほうが早いじゃん、と思って。それに、メンバーのポテンシャルが炸裂するということは、もっと自分のよさを出さないといけない。やっぱり、メンバーがノッていれば、ボーカリストとしてもノれますしね。あとは歌詞の部分で、自分が伝えたいものをしっかり書こう、と考えました。■今作の歌詞はドキッとするようなフレーズ――辛辣な部分もあるし、ハッピーな部分もあって、感情の振り幅が広いと感じました。そのときに思ったこと、サウンドに呼ばれて書いたことが、結果として幅広いものになったんです。たぶん自分自身が、音楽も含めて多くのことにチャレンジしたいと考えているからでしょうね。ひとつに決めてしまうより、自分のいろんな面をまだまだ広げていきたい。おかずは色んなものがあって、少しずつ食べるほうが自分もうれしいんです。自分の過去の経験や夢に見た景色が明確にあるから、書けることはたくさんある。それは、自分の経験値だと思っています。■歌詞だけでなく、楽曲自体からも“幅広さ”は感じられます。ロマンチックな世界と、現実的な視点、総合力を使って音楽的に煮詰めていく部分がミックスされているように思いましたが、音作りのプロセスは? デモのときはとにかく想像力をふくらませて、アイデアを残していきました。まずは好き勝手にやって、気になる部分はあとで考えようと。そうして、ミックス段階では作業しながら、具体的にどうするかを話し合っていく……という流れでしたね。かなり音を重ねているので“コンプ感”が出ています。■84年にマンチェスターで結成され、90年前後に人気を博した4人組バンド“The Railway Children”のGary Newby(Vo,Gt)とも共作をしていますね。 制作作業はロンドンに行って、スタジオに2人で入って、実際に演奏しながらメロディを付けていったんですが、気さくな兄さんというか(笑)。向こうも向こうで、「弟というか、同級生と久しぶりにあったような気分だよ」と言ってくれました。僕も楽しかったし、彼も楽しんでくれていたみたいです。■The Smithの少し後に出てきたバンドで、かつてはとても美形でした(笑)。今はちょっとポッチャリしていますけど(笑)、人も曲も、すごく爽やかなんですよね。いつもはけっこう無口らしくて、シャイな感じはしました。実際の作業としては、Garyがコードを弾いてくれて、そこに自分がメロディをのせていく、という感じ。お互いに遠慮せず、ギタリストとボーカリストに徹して、アイデアを出し合って。僕も、途中で気に入らないコード進行があったら、「違うコードにしてくれ」と言いました。■そこで生まれたのが、5曲目の「Reminisce」と、最終曲として収録された「To the end for me」。最初に「Reminisce」を作ったのですが、曲が煮詰まってきたところで一度ストップして、「せっかくだからもう一曲」ということで作ったのが、「To the end for me」だったんです。いちから作ったらギターとボーカルだけで成立してしまって、あとからリズムやベースも入れてみたんですけど、結局は合わなくて。これまで、ギターとボーカルだけというのはやったことがなかったけれど、自分の好きなアーティストもやっているし、セミアコで弾き語る感じもすごく好きだったので、結果的にいい曲に仕上がったと思います。タイトルについては、デタラメ英語で歌っているときに出てきた、“トゥジエンフォミー”というのを文字に起こしてみたら、“終着地点に向かって”という意味になったので、ラストにピッタリだなと。■「To the end for me」はアルバムを締めくくる、憂いを帯びた楽曲ですね。ロンドンという環境が大きかったかもしれません。日本なら自分のことを知っている人がたくさんいて、街で指を差されることもありますが、ロンドンでは自分のことを知らない人だらけで、自分がポツンと浮き彫りになった感覚があったんです。そこで、自分が何をやるのか、ということが整理されて、一番シンプルなものが出てきたというか。それと、Garyと作業をしているとき、自分や日本の音楽シーンにはない、UKっぽいものを感じたんですよね。自分が聴いていた90年代の音楽と、日本の音楽に強い影響を受けてきた自分の音楽、そして、2001年にデビューしてからこれまでやってきた音楽と、色んなものが混ざって、出たひとつの答えがこの曲で。それがすごく繊細で物悲しげなものだったから、ギターとボーカルがすごくマッチしました。■一方で、3曲目の「Hey! Mr.」のように言葉遊びが全開の曲もあります。コーラスも含めて、ボーカリストとして要求されるものがかなり高い曲ですね。CHEMISTRYでのコーラスとはまた違って、ブリッジのところで“ぶっ壊れ気味のサラリーマンの聖歌隊”みたいなイメージで歌ってみたり、奇声を入れてみたり(笑)。歌詞も自分なりの曲がりくねった言葉で、皮肉も入っているし、マジメなものじゃないから、不思議とそういうものがハマるんです。■歌詞はキーワードを起点に、連想ゲーム的に作っていった感じですか? いや、むしろ即興で当てずっぽう状態でした(笑)。ライヴでやるときは、基本的にはCDの音源を忠実に再現しようとしています。■本当に色んな表情のあるアルバムですが、2曲目の「It's a new day」は堂珍さんのやさしい部分が出たメロディだと思います。あらためて出発をする、というのはそうとうな決意が必要で、その裏側にある切ない部分も、うまく表現できたと思います。ソロでの再出発、みたいなことはあまり深く意識していないけれど、そういうテーマがサウンドにうまくハマって。Sigur Rosというと少し違うかもしれませんが、北欧っぽさは意識しています。こういう曲が好きな若い男の子なんかが、ライヴに来てくれるとうれしいですね。■Sigur Rosもそうですが、ヨーロッパ的なギターサウンドは随所に出てきますね。タイトル曲「Caravan」についても聞かせてください。耽美なものは奥深く、気持ちいいし、落ち着きます。ただ、それに浸っていると、攻撃的になってみたり、皮肉を言ってみたりしたくもなるんですよね。「Caravan」は、この曲が突破できれば、僕のアルバムを好きになれるよ!という試金石のような1曲です。1曲目に持ってきたのは、はじめに大風呂敷を広げて、“やらかしたかった”から(笑)。そういう意味では「It's a new day」が1曲目だという考え方もできるので、曲間を短めにしてもらったりしています。■最初にハードルを高くして、リスナーに“かます”というのは面白い発想ですね。ツアーから2作目という流れで、堂珍さんの音楽がリスナーに届いているという手応えはありますか? そうですね。少しずつ、自分が持っているスケール感やイメージが伝わっていると思うし、ライヴの大歓声があって初めて得られる快感を目指したいなって。ライヴは一つ一つが大事で、もっと新しい人たちに聴いてもらいたい、という気持ちでやっています。■堂珍さんの表現衝動がどんどん高まっている、という印象を受けます。少しずつでも、表現していきたいと思います。そういう意味でも、1年に1枚のアルバムとツアーというペースはキープして、走り続けなきゃいけない。バンドとして全国を回るなかで、より“足跡を残す”という意識が高くなっているし、今回のツアーでまた大きく成長したいですね。いっぱいいっぱいな部分もありますが、ガッツで最高のライヴに仕上げます! (取材・文/神谷弘一[blueprint]、撮影/宮腰まみこ)■作品情報堂珍嘉邦 2nd Solo Album『Bronze Caravan』2014年3月5日リリース【初回限定盤】CD+DVD SLCL-002/¥3,800(消費税別) >>購入する 【通常盤】CD SLCL-003/¥3,000(消費税別) >>購入する ・堂珍嘉邦 オフィシャルサイト ・堂珍嘉邦 エキサイトミュージック撮り下ろし特集
2014年03月12日今年4月にソロ活動の始動を発表したCHEMISTRYの堂珍嘉邦が、ソロとして休止後初のワンマン・ライブ『堂珍嘉邦 A La Musique』を渋谷公会堂にて10月8日に開催した。この日は、1日限りのスペシャル・ライブとあって、全国から多くのファンが駆けつけた。堂珍にとってこの日は、ソロアーティストとしての新たな一歩となる記念すべきステージ。そのオープニングを飾ったのは、彼が自分にとってのロックの原点と語る、ザ・ビートルズの『Helter Skelter』。バンドを従えて歌う姿は、これまでの彼のイメージを覆すロック色あふれるアグレッシブなものだった。冒頭で「いろいろなタイプの曲を演ります」と語った通り、時にギターを時に鍵盤を奏でながら、様々な堂珍嘉邦の引き出しを見せてくれた。また、自らが作詞作曲を手掛けた『Shout』と『hummingbird』の制作秘話を語りながら、11月14日(水)にリリースされるソロデビュー作となるこの2曲を披露した。途中MCでは、今回のカバー曲としても選んだ『Rootless Tree』の意味に込められている「自分の根っこをしっかり生やしていきたい」という決意表明をし、新たなスタートの火蓋を切った。全20曲熱唱し終えた後も、会場からは大歓声が止まなかった。なお、このライブを写真に収めた「メモカぴあ」を実施中。
2012年10月10日