FDKは7月8日、従来製品と同等のサイズを維持しながら、約60%増となる大電流対応化と約30%減となる低抵抗化を実現した携帯機器向け「次世代型ハイパワーインダクタ"MCPシリーズ"MCP2016D(2.0mm×1.6mm×1.0mm max)」を開発したと発表した。携帯機器の電源回路向けパワーインダクタには近年、「高い定格電流」、「低損失」、「小型・薄型化」などのニーズが求められており、高定格電流化に伴い、金属材料を使用したパワーインダクタの使用比率が増加傾向にある。しかし、金属材料は高い直流重畳特性を得られる一方で、高周波領域では渦電流損失の増加に伴うコアロスが増大する傾向があるといった課題があった。今回同社は、フェライト材料の持つ優れた電磁変換効率を引き出すため、独自の「フェライト材料技術」、「磁気回路設計技術」および「プロセス技術」を駆使することで、金属材料を使用したパワーインダクタを超える直流重畳特性と高周波領域の低抵抗化をフェライト材料で実現。これにより、省スペースながら大電流用途の電源回路に加え、高周波駆動の電源回路においても高い変換効率を実現することが可能となったとする。
2014年07月09日シリーズ累計280万部を突破した有川浩の人気小説『図書館戦争』が、岡田准一、榮倉奈々の初共演で実写映画化されることが決定した。その他の情報『図書館戦争』は、人権を侵害する表現を取り締まるための検閲が法律によって認められ、武力行使が許される近未来の日本を舞台に、不当な検閲から“本”を守る、自衛組織“図書隊”の隊員たちによる奮闘や恋愛を描いたヒューマンドラマ。『砂時計』『GANTZ』2部作などを手がけた佐藤信介が監督を務める。物語は、岡田演じる図書隊員の鬼教官・堂上篤と、榮倉演じる新米女性隊員の笠原郁を軸に、ふたりの恋愛模様やアクションシーンも繰り広げられるという。ふたりの配役について原作者の有川は、「『ダ・ヴィンチ』の読者アンケートでも一位になったキャスティング」だといい、「映像化の企画段階のイメージキャストは複数の役者さんが挙げられるものですが、堂上と郁は最初期からこのおふたりしか挙がっておらず、お任せしたいと思いました」とコメントを寄せている。岡田は「原作者の有川さんの世界を壊すことなく、映像を通じてリアルな世界を作り上げていけるよう、撮影に臨みたいと思います」といい、榮倉は「原作を読ませていただきました。SFファンタジーの中で描かれる登場人物の細やかな心情の動きに、ページをめくる手が止まりませんでした。ファンの方がたくさんいらっしゃる作品に出演させてもらえるのは、大変ありがたいと思っています。同時に責任を感じながら、撮影を頑張りたいと思います」と意気込みを語っている。また、佐藤監督は「本を守るという、特別な使命を持った“図書隊”の過酷なバトルがある一方で、コミカルで瑞々しいラブストーリーでもある。それが『図書館戦争』の魅力であり、多くのファンを生んだ秘密ではないかと思いました。有川先生の生み出された、他では決して味わえないこの世界を、映画化できることにとても興奮しています」とコメントしている。撮影は10月にクランクインし、2013年のゴールデンウイークに公開される。『図書館戦争』2013年GW 全国東宝系にて公開
2012年08月01日