質問:LDL値が要治療だったのですが、メタボと関係ありますか?日本では2人に1人はメタボの可能性があると騒がれています。主人のLDL値が要治療だったのですが、メタボと関係ありますでしょうか。こってり系のラーメンが好きで、運動不足なのでとても心配です。生活習慣病や心臓病などにつながるといわれていますが、実際は太った日本人のどのくらいの割合の人が治療の必要な病気になるのでしょうか?東京都:たもつさん(32)回答:LDL値とメタボリックシンドロームの関係についてお答えします。――「LDLコレステロール」についてまず、LDL値が高いことと、メタボリックシンドロームとの関係についてのご質問ですね。メタボリックシンドロームの診断基準の中の脂質の項目は、「HDLコレステロール」が40mg/dl未満、中性脂肪値が150mg/dl以上となっており、実は「LDLコレステロール」の値に関する基準はありません。なぜ、LDLコレステロールの基準値が盛り込まれていないかといいますと、内臓脂肪として蓄積される脂肪は中性脂肪であり、このことからメタボリックシンドロームになると中性脂肪は高値に、HDLコレステロールは低値になります。一方、LDLコレステロール自体は、内臓脂肪の蓄積とはあまり関係していません。このためLDLコレステロールは病名としてメタボリックシンドロームを診断する上では、考慮されないということになります。しかし、LDLコレステロールは単独で強力に動脈硬化を進行させてしまいますので、心疾患、脳卒中などを予防するために適正値にコントロールしていく必要があります。LDLコレステロールが上昇してしまう原因として、食事中の飽和脂肪酸のとり過ぎが挙げられます。肉の脂身、バターやラードに飽和脂肪酸は多く含まれますから、ご主人の好きなラーメンも、汁は残す、チャーシューメンでなくシンプルなラーメンにする、といった配慮は必要かと思われます。また、運動はLDLコレステロールを下げ、肥満を解消する非常に有効な方法ですので、一駅余分に歩く、階段を利用するといった身近なところから運動量を増やしていきましょう。<肥満と病気の関係>次に、太った日本人のうち、どのくらいの割合の人が治療の必要な病気にかかるか、というご質問ですね。これは非常に難しい質問です。一説によると、肥満の人は肥満でない人に比べて、糖尿病が5倍、高血圧が3.5倍、痛風が2.5倍、心臓病が2倍、関節の病気が1.5倍という高率でかかりやすくなるといわれています。もちろん肥満でも病気にかからない人はいますが、適正体重を保っておくに越したことはありません。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:父は動脈硬化で心筋梗塞を起こしています。この病気は遺伝するのか、これからの生活で気を付ける点を教えてください。夫が会社で受けた健康診断で、要検査と指摘されました。23歳で結婚して、約20年間で夫は13kgも体重が増加。それと比例して、血圧とコレステロールの値も徐々に上がってきています。特に大きな病気もなく安心していたのですが、今回の指摘を受け、どうすればよいか不安でいっぱいです。夫の父は動脈硬化で心筋梗塞を起こしていますので、この病気は遺伝するのか、夫はこれからの生活で何に気を付ければいいのか教えてください。神奈川県:さとみさん(43)回答:体重の増加と心筋梗塞についてお答えします。――「心筋梗塞」の遺伝性についてご主人の体重と健康診断の結果、および心筋梗塞の遺伝に関するご質問ですね。少し順番は前後しますが、まず、心筋梗塞の遺伝に関してご説明しましょう。確かに、近親者に心筋梗塞の方がいらっしゃると心配になってしまいますが、心筋梗塞そのものに関しては、特に遺伝性の病気ではないと考えられています。ただ、心筋梗塞のリスクを高める因子、いわゆるリスクファクターには遺伝性のあるものも含まれます。心筋梗塞のリスクファクターとして有名なものに、高血圧、脂質代謝異常症(かつて高脂血症と呼ばれていたもの)、糖尿病、肥満、喫煙やストレスなどがあります。高血圧や脂質代謝異常症、糖尿病にはある程度の遺伝性が認められますが、喫煙は個人の選択であり、肥満に関しても体質的なものはありますが、多くの場合、食生活や運動習慣の改善などによって解消することが可能でしょう。ご主人は現在、体重増加があり、血圧やコレステロール値の上昇も見られているということですので、少なくとも3つの要注意因子があるということになります。<まずは小さな一歩からはじめましょう>まず、これらのなかで、肥満はご本人の努力によりお薬を使わなくても解消できる可能性がありますから、肥満の解消を目指すことが心筋梗塞のリスクを下げる近道のように思います。体重が重くなると、身体を動かすのにより多くのエネルギーを要し、それだけで心臓に負担がかかり、心筋が肥大してしまいます。こうして心筋が肥大すると、冠状動脈を通じてより大量の血液を送る必要が出てきて、さらに心臓に負担をかけることになります。反対に、減量に成功すれば、こういった負担が減り、心臓を健康な状態に保てる可能性が高くなります。また結婚後、体重が増えた背景には、食事量や食事中の脂質の増加、塩分の増加といったことが隠れているかもしれません。体重を減らすためには、食事のカロリーや運動習慣に気を配るようになるかと思いますので、肥満の解消に伴って血圧やコレステロール値も下がってくる可能性も十分あると思います。一気にすべてを解消しようとすると無理なストレスがかかると思いますから、一駅手前で降りて余分に歩く、ご飯のおかわりをしないといった、小さな一歩から始めてみてはいかがでしょうか。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:母が自己免疫性肝炎を発症。一般的に遺伝はしないと聞きましたが、心配しています。母が自己免疫性肝炎を発症しました。肝疾患の中でも女性に多いと聞きました。一般的に遺伝はしないと聞きましたが、詳細原因が解明されていないだけに、もしかしていつか自分も……と心配しています。アルコール摂取量を制限するなどで発症を防ぐことはできるのでしょうか?また、甲状腺の病気も合併症として起こる場合があると聞きましたが、こちらも予防策はあるのでしょうか?兵庫県:yukariさん(28)回答:「自己免疫性肝炎」についてお答えします。――「自己免疫性肝炎」の遺伝自己免疫性肝炎に関するご相談ですね。おっしゃるように、自己免疫性肝炎は40代から50代で発症することが多く、1対7の割合で女性の患者が多いといわれています。欧米と比べて、日本には少ないとされていますが、まれに若い方や高齢者でも発症する方がいらっしゃいます。原因に関しては、はっきりしたことはまだ分かっておらず、免疫をつかさどるリンパ球という細胞が肝臓の細胞を異物と認識して、攻撃してしまうことが原因ではないかと考えられています。このような攻撃が起こるきっかけとして、何らかの薬物やウイルスの感染が疑われますが、それもまだ解明はされていません。ご心配の遺伝に関しては、すでにお聞き及びのように、いわゆる遺伝病ではない、と考えられています。しかし、遺伝の心配が全くないかというと、ほかの多くの病気同様そうではなく、病因と考えられている免疫を担う遺伝子の一部が両親から受け継がれることになるため、どちらかの親、または両親に自己免疫性肝炎の患者さんがいると、そうでない方に比べて発症率は多少高くなるといわれています。ただ、家族内発症はごく一部であり、あくまでパーセンテージの問題です。<「自己免疫性肝炎」の予防>自己免疫性肝炎の予防について、発症原因がいまだに明確でないことから、予防となるような対策もこれといったものがないのが現状です。自己免疫性肝炎とほかの肝炎が同時発症して、肝臓にさらにダメージを与えてしまうことのないよう、B型・C型肝炎といったウイルス性の肝炎にかからないよう気を付けて過ごす、脂肪肝を避けるために暴飲暴食を避ける(特にアルコールの肝臓への負担はかなり大きいものになります)、薬を服用するときは体調に留意し肝機能検査をこまめに受ける、といったことが挙げられるでしょう。また、自己免疫性肝炎に伴う甲状腺の病気に関しては、現在のところこれといった予防法はありません。自己免疫性肝炎は早期診断・治療ができれば、比較的進行も緩やかで副腎皮質ステロイドによってうまくコントロールできることが多いとされています。もし万一、ご相談者さまに倦怠感や食欲不振、皮膚が黄色くなるといった症状が見られた場合は、ぜひ早めに内科専門医を受診するようにしてください。どうぞお大事に。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:20年ほど前から胸の痛みと背中・のど・右鼻に違和感があります…20年ほど前から胸の痛みと背中・のど・右鼻に違和感があります。胃カメラでも異常なく、狭心症の検査も行い、ニトロを飲んでも効かなかったので、そのまま通院していません。20年前は1分ほどだったのですが、今では長いときは30分ほど痛みが続きます。先日耳鼻科も受診しましたが異常ありませんでした。受診はしていませんが、起立性低血圧もあると思います。何の病気か不安です。教えてください。兵庫県:キキさん(53)回答:胸の痛みと、背中・のど・鼻の違和感についてお答えします。――「微小血管狭心症(びしょうけっかんきょうしんしょう)(MVA)」について胸の痛みと、背中、のど、右鼻に違和感があるということですね。以前、胃カメラで異常がみられず、狭心症の検査でニトロを服用したけれども効果がみられなかったが、最近では痛みの持続時間が長くなってきており、ご自身としては起立性低血圧の症状も自覚していらっしゃるということでよろしいでしょうか。広範囲にわたって症状が出ており、専門の先生が診察されてもはっきりした病名がついていないようなので、私がこれらの情報から病名を推測するのは非常に困難なのですが、比較的最近、1998年よりニトロの効かない狭心症である、「微小血管狭心症(MVA)」という新しい疾患概念が出てきていますので、ご紹介したいと思います。一般的に、狭心症を診断する際には、特徴的な心電図変化があること、ニトログリセリン製剤など硝酸薬を舌下することで症状が消失する、といったことにより診断されます。しかし、ニトログリセリン製剤が約半分の患者さんにしか効かないという特殊な狭心症の存在が明らかになりました。これが、微小血管狭心症であり、一般的な狭心症のように冠動脈の狭窄やれん縮によって起こる狭心症ではなく、心臓の筋肉の中の細い血管のれん縮や閉塞により、血流不足が起きて胸痛を呈するものと考えられています。特徴としては、中高年の女性に多く、心電図の特徴的な変化は見られるがニトログリセリンが半数くらいでしか効かないこと、痛みが出る時間や状況はさまざまで、1時間半を超えて長い間続くこともあること、などが挙げられます。今までは、いわゆる心臓神経症の一種などとされてきましたが、現在では原因もわかってカルシウム拮抗薬(きっこうやく)を用いた治療が定着してきています。<循環器内科の受診をおすすめします>ご相談者さまの症状が微小血管狭心症によるものであるかどうかはわかりませんが、発作の時間が長くなってきていること、長期間循環器内科を受診されていないことなどから、一度受診してご相談されてみることをおすすめいたします。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:脳血管疾患・くも膜下出血後の片麻痺があります。改善する新しい治療法を紹介してほしい。私は2年前の2月、入浴中に倒れて病院へ運ばれ、脳血管疾患・くも膜下出血と診断され、緊急手術でクリッピング手術をしました。まだ、片麻痺が残り左手・左足がビリビリと痛み、ひどい時は杖が必要です。2年の通院で痛みが軽くなりましたが、さらに改善したく食事療法や運動療法関連の本を読み努力しています。新しい治療法があれば試したく、研究中のものでもいいので紹介してほしいです。静岡県:ゆうママさん(41)回答:「くも膜下出血」後の治療についてお答えします。――脳卒中後の痛みについて一昨年に脳血管疾患・くも膜下出血を患われ、クリッピング手術を受けられたということですね。くも膜下出血は死に至る可能性もある怖い病気ですので、2年が経過して片麻痺が残り、左手足のビリビリとした痛みもあるということはお辛いでしょうが、自宅での生活が可能になったということは本当によかったと思います。少し専門的なお話になりますが、経験されているくも膜下出血後の痛みは、中枢性の疼痛と呼ばれ、原因としては脊髄視床路(せきずいししょうろ)および大脳皮質への投射路と関係するものと考えられます。こういった痛みには従来の鎮痛薬やモルヒネなどは効きづらく、抗てんかん薬、抗うつ薬、バルビツール系などのお薬で効果があることがあります。また、ペインクリニックなどで行っている局所麻酔薬の投与や、交感神経ブロックも効果を示すことがあります。加えて、自発性定常痛(特に刺激を加えなくても同じ部位に痛みがでるもの)に対しては、状況により「脳深部電気刺激療法」と呼ばれる治療法が適応となる場合もあります。この脳深部電気刺激療法とは、体内に電極を挿入し、特定の場所に弱い電流を流すことで痛みの緩和を目指すものです。完全に痛みがコントロールできることは少なく、また、入院して電極を埋め込むことや機器の操作が必要になってきますが、鎮痛薬を減らしたり、少しでも楽に生活したりするためには役に立つことがあります。<麻痺に対してのリハビリテーション>加えて、麻痺に対しては運動を正しいやり方で繰り返すことによって、新しい神経ネットワークを構築するのが目標になりますが、動かさなくなってから時間が経過すると、筋肉がこわばった状態になり関節が硬くなってしまうことがよくあります。これは痙縮(けいしゅく)と呼ばれる、脳血管疾患発症後一定期間経過した後のリハビリの大きな妨げになるものです。痙縮を改善する目的で、ボツリヌス菌と呼ばれる猛毒をごく薄く薄めたものを使う治療も保険内で行われています。リハビリテーション科や神経内科で扱いがあるかと思いますので、ご興味があれば、受診して相談なさることをおすすめします。脳血管疾患後のリハビリとしては、できる範囲で日常動作を継続していくことが大きなカギとなります。再度同じような病気にかかることがないよう、血圧のコントロールや服薬などは忘れずに行ってください。どうぞお大事に。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:主人がたまに動悸息切れが激しくなるようで狭心症に発展しないか心配です。主人がたまに動悸息切れが激しくなるようで狭心症に発展しないか心配です。デスクワーク中心の仕事で、土日の外出もほとんど車なので運動は通勤時の徒歩のみ、その上肥満気味です。男性は狭心症になりやすいと聞いたことがあり、生活習慣と併せてとても危険因子と感じています。子どもも生まれ、まだまだ元気でいてほしいのですが、狭心症の対策として家で気をつけられることはありますでしょうか?東京都:tamoさん(32)回答:「狭心症」についてお答えします。――「狭心症」とは「狭心症」は「心筋梗塞」と同じく、虚血性心疾患に分類される病気です。心臓の表面を流れている冠動脈の内部にコレステロールが溜まり、動脈硬化が進んで血管の中の血液の通る内腔が狭くなることで発症します。血管内腔が狭くなりすぎて、心臓を動かすための血液量が確保できない状態になると、心臓の筋肉(心筋)に血が足りなくなってしまい、胸痛や胸の圧迫感を感じるようになります。これが「狭心症」です。狭心症の発作は一時的なもので、長くても15分以内にはおさまります。これが完全に塞がって血液が長時間心筋に届かない状態になると、心臓の組織が死んでしまいます。これが「急性心筋梗塞」です。「狭心症」の予防には、健康的な生活習慣を心がけましょう狭心症の予防には、生活習慣の改善が大切です。もし喫煙されているなら、禁煙してもらいましょう。喫煙は狭心症・心筋梗塞の大きな危険因子になります。塩分、脂肪分および糖分のとりすぎに気を付けましょう。高血圧症や高脂血症、糖尿病は発症のリスクファクターになります。食事はうす味の日本食をベースにするのがよいでしょう。できれば週に数回程度、スポーツジムやジョギングなどの運動をしましょう。週末の外出を時々、ハイキングや徒歩での公園の散歩にするだけでもよいですよ。ストレスや不規則な生活をできるだけ避けることも、病気の予防には大切なことです。以上のことを踏まえて、健康的な生活習慣を心がけましょう。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:時折、就寝中に胸のみぞおちあたりの締め付けられる痛みを訴えます…主人の胸の痛みの症状についてお伺いします。主人は働き盛りでもあり、残業や出張に明け暮れる毎日のなかで時折、就寝中に胸のみぞおちあたりの締め付けられる痛みを訴えますが、10分程度横になっていると痛みは治まります。また、原因不明の肩こりや、胸のムカムカも気になるようです。恐らく食生活の乱れや外食にも原因があるかもしれませんが、生活習慣病という言葉が気になる今、とても心配な毎日です。埼玉県:涼子さん(46)回答:胸の痛みについてお答えします。――早めに専門医の受診を!ご主人の胸の痛みに関するご相談ですね。日々お忙しく過ごされているなか、就寝中の胸の痛みは本当に心配になることでしょう。胸の痛みというと、心筋梗塞などという病名も頭に浮かびますが、心筋梗塞による痛みは通常耐えられないほどの激痛であることが多いです。「胸をキリで刺されたような」などと表現する方もいるくらいです。ご主人の場合は、締め付けられるような痛みが就寝中に起こり、我慢して横になっていると10分ほどで治まる、という経過のようですから、狭心症の一型である「安静時狭心症」が疑われます。ご主人の胸の痛みは明け方近くなど、ある程度決まった時間に起きるのではないでしょうか。原因は、心臓にある冠状動脈と呼ばれる血管がけいれんし、心臓の血液の流れが減ってしまうことにあり、まだ完全にメカニズムは解明されていませんが、自律神経が関係しているのではないかといわれています。ただ、あくまでも診断は、専門医のもとで診察および適切な検査を受けてなされるものですので、ご主人のようにこのような発作が何度も起こっている場合、早めに一度専門医を受診することをおすすめします。<「安静時狭心症」の症状>また、肩こりや胸のムカムカも、安静時狭心症の患者さんによく見られるものとして矛盾しません。仮に、今回の症状が狭心症によるものだったとして、一般的に今すぐに命に別状があるものではありませんが、すでに一時的な心臓の虚血発作が起きていることから、突然死を招く恐ろしい心筋梗塞を起こさないようにすることが重要です。そのためにはまず、動脈硬化を進行させないことが大切になります。食事の面では動物性脂肪を摂り過ぎない、禁煙する、生活に適度に運動を取り入れる、といったことが予防になります。また、ストレスもリスクファクターになりますので、できればお酒などではなく、ほかの趣味やスポーツなどで解消する方法を見つけられるとよいですね。また、寒いなかでの急激な運動、冬の寒いときにお風呂で十分暖まった後、いきなり寒い脱衣場に出る、といったことも心筋梗塞の一因になります。脱衣場もヒーターで暖めておくなど気をつけましょう。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:車や電車に乗ったときや、仕事中など一時間ともたなくなるほどの頻尿になり悩んでいます。普段はなんともないお小水の感覚が、車や電車に乗ったときや会合などの集まりのとき、仕事中(接客業で行きたいときに行けない状況)などは一時間ともたなくなるほどの頻尿になり、悩んでいます。あらかじめトイレに行っていても、漏らしてしまうんじゃないかというほどの感覚になります。もちろん、トイレに行ってもほとんど出ません。どうしたら改善するでしょうか?東京都:monch0612さん(37)回答:「頻尿」についてお答えします。――「心因性頻尿」とは普段は特に問題のない尿の間隔が、乗り物に乗ったときや仕事中などトイレに行けない状況で頻回になるということですね。ご相談の内容としては、心因性の頻尿が疑われます。行こうと思ってもトイレに行きにくい状況、というのが一つのストレス要因になっているのかもしれません。「心因性頻尿」は、心の面での不調や不安定な気持ちが身体の症状、つまり頻尿という形で現れる、いわゆる心身症の一つと考えられています。一般的には、日中起きている時間の排尿回数が10回程度以上であり、膀胱炎や前立腺炎といった下部尿路の感染症その他、頻尿の原因となるような器質的な異常が認められないものをいいます。また、通常、心因性頻尿の場合、夜間睡眠中に頻尿は認められず、何かに集中している間は頻度が減少することが多いとされています。ご相談者さまの場合のように、特定の状況でのみ頻尿が出るケースも見られます。尿が漏れそうな感覚が強くても、実際に漏れてしまうことはほとんどありません。<「心因性頻尿」の改善法>改善する方法としては、やはり誘因となる心理的なストレスを取り除くことが大切になります。現代はストレス社会で、仕事上の問題、友人間の問題、家庭内の問題などさまざまなことが誘因として考えられます。時として、症状を経験しているご本人も何が主な誘因となっているか、わからないこともあります。そのような場合は、思い当たることから順に少しずつ負荷を軽くしていくとよいと思います。例えば、仕事が誘因になっている場合は、完全にオフの週末を作る、家庭内や友人の問題の場合は、信頼のおける相談相手に話したり、カウンセリングを受けたり、といったことで症状が軽くなることがあります。自分にそれだけ負担がかかっているのだ、と認識して、引き受ける仕事の量を少しコントロールしたり、人間関係の問題から心理的に距離を置いたりするだけでも効果的なことがあります。また、少し矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、頻尿、あるいは排尿に行くということに関しては、できるだけ気にしないようにしましょう。回数を数えたりすることも逆効果です。無理に我慢せず、行きたくなったら行けばいいといった程度に考えることが、改善への近道になります。なかなか自分ではうまく力が抜けない場合には、改善の助けになる薬を泌尿器科で処方してもらったり、気分を落ち着かせる薬を精神科で処方してもらったりするのもよいでしょう。どうぞお大事にしてくださいね。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:普通に生活していてウイルス性肝炎にかかるリスクはどれぐらいあるのでしょうか?30代半ばの主婦です。ウイルス性肝炎は、血液感染もあり得ると聞きましたが、普通に生活していてウイルス性肝炎にかかるリスクはどれぐらいあるのでしょうか?(医療関係の仕事はしておりません)。滋賀県:じゅんママさん(35)回答:「ウイルス性肝炎」についてお答えします。――「B型肝炎」「C型肝炎」の感染経路ウイルス性肝炎を引き起こすウイルスは、A型、B型、C型、D型、E型などがあります。日本人に圧倒的に多いのが、B型肝炎とC型肝炎になりますので、B型肝炎、C型肝炎について述べていきます。まず、B型肝炎、C型肝炎はどのように感染するのか、一般的な感染経路を紹介しましょう。肝炎ウイルスを含む血液の輸血を過去に受けたことがある肝炎ウイルスに感染している人と注射針を共有した肝炎ウイルス陽性の血液を傷のある手で触ったり、針刺し事故を起こしたりした(特に医療従事者は注意が必要)肝炎ウイルス陽性の人に使った器具を適切な消毒をせずに使いまわしして、入れ墨やピアスの穴あけをしたまた、B型肝炎ウイルスでは、以下のような感染経路も考えられます。B型肝炎ウイルスに感染している母親から生まれた子に対し、適切な感染予防措置を講じなかったB型肝炎患者と性行為を行った以前は、ウイルス性肝炎の感染は、過去の輸血や注射によるものとされていました。昔は、C型肝炎ウイルスが存在することすら分からない時代もあり、肝炎ウイルスの検査技術が未熟であったためです。血友病など、血液系の病気に用いる血液製剤によって感染してしまうこともありました。しかし、現在は、輸血用の血液、血液製剤は厳しくチェックされており、これらの経路によるウイルス性肝炎の感染はほとんど起きていません。最近増えているのは、性交渉による感染です。B型肝炎ウイルスは非常に強い感染力を持ち、体液で感染することがあります。コンドームによる感染予防が大切になってきます。<「肝炎ウイルス」の正しい知識を持ちましょう>肝炎ウイルス予防では、他人の血液に触れないことが重要になります。くしゃみ、咳、握手や抱擁、食器やコップの共用、入浴、日常の接触では感染はしません。肝炎ウイルスは、空気感染はしません。普通に生活をしていれば、肝炎ウイルスに感染する機会などほとんどないでしょう。知識もなく、肝炎ウイルスを恐れることは、肝炎ウイルス患者さんへの差別につながります。正しい知識を持つことが大切です。つまり、医療従事者ではなく、ご主人が肝炎ウイルスに感染していないのであれば、ウイルス性肝炎にかかるリスクはどうなのか、と心配することは、「自分はいつか交通事故にあって死ぬのだろうか」と毎日心配することと同じくらい、意味のないことだと思います。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:脳血管疾患を発症後、自宅での介護が不安です。脳血管疾患を発症してしまった場合、リハビリ専門の病院などに数カ月間入院してリハビリをすると聞きました。リハビリ専門の病院を退院した後に自宅での介護生活になると思いますが、トイレやお風呂に手すりをつけても家族だけでの介護はやはり限界かなと感じています。通所や訪問リハビリなどをうまく使って生活をした方がいいのでしょうか?新潟県:リンゴジャムさん(38)回答:脳血管疾患発症後のリハビリについてお答えします。――介護サービスについて脳血管疾患にかかった場合、急性期の治療が終わった後が大事になってきます。脳血管疾患にかかった後のリハビリは、継続することが重要です。通所、訪問リハビリを行っているところも多いので、そういったサービスを利用しましょう。また、要介護、要支援などの認定を受ければ、介護サービスを利用することも可能です(※)。仕事をしつつ身体の不自由な家族の介護となると、精神的、肉体的にも負担が大きいので、こういったサービスも適宜利用しましょう。要介護、要支援の認定を受けるには、市町村の窓口に行き、申請します。申請後、自治体の職員が自宅を訪問し、聞き取り調査などを行い、かかりつけの医師にも意見書を提出してもらうなどの段階を経て、要介護度、要支援度が決定されます。時間はかかりますが、サービスを受けるにあたって経済的支援を得られますので、利用するとよいと思います。自宅をバリアフリー仕様にした場合にも、助成金が出る場合もあり、大変助かります。※サービスを利用できる方は、65歳以上の方および40歳から64歳までの介護保険に加入している方で、初老期の認知症、脳血管疾患など老化が原因とされる病気(16種類の病気)により介護が必要になった方となります。<リハビリの重要性>ところで、脳出血、脳梗塞、くも膜下出血などの脳血管疾患を発症し、後遺症が残ってしまった場合、できるだけ早い時期からリハビリを開始するのが原則です。入院している病院でも、「もう今から始めるの?」と思うぐらい、早くからリハビリを始めるので驚く方もいるでしょう。というのも、後遺症が残ってしまった場合、6カ月を過ぎると途端にリハビリの効果が見られなくなり、発症してから6カ月の間にどこまで機能を回復できるのかが勝負になってくるのです。せっかく回復期に取り戻した感覚や機能も、その後特にリハビリをすることなく放置してしまうと、再び状態が低下していきます。身体はしっかり使わないと、機能が退化してしまうのです。それを防ぐためにも、急性期を過ぎてからも、かかりつけの医師を定期的に受診し、在宅リハビリを適切に続けていくことが大変重要になってきます。「以前は問題なかったのに、どうしてできないんだ」と途中でくじけそうになるときもあるでしょう。しかし、「休まずリハビリを続ければ、必然的に今よりよくなっていく」という前向きな気持ちを忘れずに、リハビリを地道に続けていきましょう。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:血圧が高め、お酒を飲み過ぎると「ヒーフーヒーフー」と急に呼吸が変わります。私の父(66歳)ですが、毎日晩酌をし、ひどい時は昼から飲みます。血圧も高く薬を飲んでいますが、飲み過ぎると「ヒーフーヒーフー」と急に呼吸が変わります。原因が何かわかりませんが、この呼吸をすると心臓や息が止まってしまうのではないかと、時折心配になります。そのようなことが頻繁に起こるようになってくるのは、やはり心臓が弱ったり、血管に異常が発生してきたりしているからでしょうか?埼玉県:もちもちさん(36)回答:飲酒と心臓の関係についてお答えします。――アルコール摂取と心臓の関係お父さまがお酒をたくさん飲まれた時の、呼吸の変化に関するご相談ですね。確かに、呼吸がいつもと違う感じになったりすると心配になりますよね。お酒を飲み過ぎて様子が変わるということであれば、単に加齢によって肝臓のアルコールの代謝機能が落ち、いわゆるお酒に弱くなった状態とも考えられますが、確かに心臓の機能が落ちて、そのような呼吸がしにくい状態になっていることも考えられます。心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割をしており、このポンプが十分に機能しなくなると肺の中に水がたまり、肺水腫と呼ばれる状態になります。このような状態になると、寝ている時は息苦しく、身体を半分起こすと楽に感じる症状(起坐呼吸といいます)や、夜中に突然息が苦しくなって、ハアハアあえぎながら目が覚めてしまい身体を起こさないと息ができなくなる発作(発作性夜間呼吸困難)を起こすことがあります。お父さまはこのような症状はないでしょうか。肺水腫の状態では気道が狭くなり、喘鳴(ぜんめい:ぜいぜい、ひゅうひゅうというような呼吸の音)が聞こえ、心臓喘息(急性心不全)と呼ばれる症状が見られることもあります。呼吸音の変化が心不全によるものであれば、全身の倦怠感や尿量の減少、体重の増加なども見られることがあります。また、腎臓の機能が非常に低下している場合や、糖尿病をお持ちで突然悪化が見られた場合には「代謝性アシドーシス」と呼ばれる状態になり、呼吸状態が変わることがありますし、もちろん肺の病気などでも喘鳴は聞かれることがあります。もし、お父さまにお酒を飲んだ時の呼吸音の変化だけでなく、体重や尿量の変化、横になった時に息苦しく感じる、といった症状も併せて見られるようでしたら、早急に内科の受診をおすすめします。<お酒は適量を守ってください>これらの症状が見られない場合でも、ご年齢的にも定期的に病院を受診して健康状態をチェックしておかれるとよいと思います。お酒に関しては適量を守ること、少なくとも週に2回は休肝日を設けられることをおすすめします。どうぞお大事にしてくださいね。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:「虚血性脳血管疾患」と診断され、その後禁煙し食事にも気を使っています。他にも気を付けた方がよいことは?昨年夫が突然倒れ「虚血性脳血管疾患」と診断されました。脳の血管に血栓という血の塊ができ、血栓が血管を詰まらせた「脳血栓」だと説明されました。現在は退院して、ある程度普通に生活はできていますが手足に少ししびれを感じる時があるようで、とても心配です。夫もたばこをやめ、もちろん食事はコレステロールを控えたりしていますが、他にも気を付けた方がよいことはありますでしょうか?宮城県:ひさえさん(53)回答:「脳血栓」についてお答えします。――禁煙は非常に重要。ぜひ継続を昨年、ご主人が倒れて脳血栓という診断を受けられたということですね。大変驚かれたことと思います。現在は退院され、ご自宅である程度通常の生活が送れているということ、本当によかったと思います。ご主人はこの件を機に、禁煙されているということですが、これは非常に重要です。喫煙は心筋の酸素需要を増して、心臓に負担をかけてしまう上、血液を固まりやすくし、血栓が作られやすくなってしまいます。喫煙を続けられると脳梗塞や心筋梗塞などの、血栓による疾患にかかる確率が高くなりますので、ぜひとも禁煙を継続するようにしてください。<「脳血栓」と食生活の関係>また、コレステロールの少ない食事をされていることも、非常によいことだと思います。動物性脂肪やコレステロールの多い食品、具体的には牛肉やバターなどの食品は控えめにしましょう。一方、マグロなどの魚に含まれる「多価不飽和脂肪酸」という種類の脂肪は、コレステロールを逆に下げる働きのある脂肪として知られていますので、積極的に摂取するとよいと思います。さらに、脳血栓を引き起こす動脈硬化との関連で、抗酸化作用を持つ食品も注目されています。これらは、がんの予防で話題になることもある食品群で、動脈硬化をすすめてしまう活性酸素を抑える働きがあるといわれています。具体的には、ニンジン、カボチャ、トマトといったビタミンCやビタミンE、カロテノイドを豊富に含む緑黄色野菜、玄米や豆腐などの大豆製品、きのこ類や昆布・わかめといった海藻類、ゴマや緑茶なども抗酸化作用を持つ食品として、国際的に注目を集めています。動脈硬化および脳血栓の再発防止効果と合わせて、がんや他の生活習慣病の予防も期待できる食品として、生活に積極的に取り入れていくとよいと思います。加えて、少量の飲酒は血の巡りをよくする効果がある、といわれていますが、大量飲酒は血圧を上昇させ、脳血栓の危険因子である心房細動なども起こしやすくなります。ビールなどは利尿効果もあって血液がドロドロになり、血栓形成のリスクを上げてしまうため、なるべく避けるようにしましょう。適切な飲酒量としては、日本酒では一日一合、ビールで500ml一缶までといわれています。また、カルシウム不足も動脈硬化を招くとされていますので、ご注意くださいね。どうぞお大事に。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:子宮内膜症対策、食事や生活習慣で何に気をつければよいのでしょうか?現在独身で、出産経験がありません。若いときから、生理不順気味で37日周期です。子宮内膜症を発症し、1カ月入院した知り合いがいてとても不安になったので、私も何か対策しなければならないと思っていますが、食事や生活習慣で何に気をつければよいのでしょうか?また、出産経験がないこと、生理周期が長いことで、子宮内膜症になるリスクはどのぐらい高くなるのでしょうか?東京都:ゆるゆるさん(42)回答:「子宮内膜症」についてお答えします。――「子宮内膜症」の予防子宮内膜症に関するご相談ですね。お知り合いが子宮内膜症で1カ月入院をされたとのこと、大変でしたでしょう。子宮内膜症の予防を心がけたいということで、生活習慣に関するご質問ですね。ほかの多くの病気同様、食事のバランスや適正カロリーに気をつけること、十分な睡眠をとり生活リズムに気をつけること、運動習慣を身につけ持続することなどは、子宮内膜症の予防にもつながると考えられています。また、鉄分を意識的にとることで貧血を防ぐことや、ホルモンバランスを適正に保つ上で、脂肪の多い動物性食品のとり過ぎに気をつけることなども有効といわれています。加えて、身体の極端な冷えもよくないといわれていますので、身体を冷やす食品や冷房の効きすぎも避けた方がよさそうですね。経口避妊薬を用いて、子宮内膜症を予防していくという考え方もあるようです。<「子宮内膜症」の原因>子宮内膜症は、生殖年齢にある女性の3~10%が発症するともいわれている病気です。まだ、なぜ起こるかについては明確にはわかっていませんが、月経時に起こる月経血の卵管からの逆流が関係しているのではないかといわれています。もちろん体質にもよりますが、子宮内膜症は月経が繰り返し起こることで発症するため、頻回の妊娠や出産、授乳により生涯における月経の回数が少ない方がなりにくいことが知られています。しかし、子どもを産まないこと、あるいは産んだ数によってどれだけリスクが下がるのかについて、はっきりした数字は示されてはいません。ただ、多産の人が多かった40年前に比べ、少子化の現在では子宮内膜症の発症が30倍に増えているともいわれています。一方、ご相談者さまのように月経の周期が長く全体として回数が少ない方や、あるいは一回の月経の持続期間が短い方などは子宮内膜症になりにくいと考えられています。同様の理由で、初経(初潮)が早かった場合は、リスクが上がります。もし子宮内膜症およびほかの婦人科疾患に今後かかられたとしても、やはり早期に発見して適正にコントロールして行くことで、大事に至らなくて済むということは大いにあります。月経の状態および体調に留意し、定期的に婦人科健診を受けられることをおすすめします。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:日常生活では困っていないのですが24歳くらいから不整脈を指摘されています。日常生活では困っていないのですが24歳くらいから不整脈を指摘されています。仕事柄接待も多く、たばこも毎日2箱喫煙しており、年々血圧も上がって不安に思っています。毎日仕事に追われ、周りからは仕事のストレスと言われていますが、自分としては仕事にやりがいを感じています。今病気になり仕事ができなくなってしまうことを考えると、収入面や気持ち的にも大きな不安です。何から変えていけばよいのでしょうか?神奈川県:HIROKOさん(36)回答:「不整脈」と生活の改善についてお答えします。――生活習慣から改善していきましょうお若いときから不整脈を指摘されていて、年々血圧の上昇がみられているとのことで、ご心配ですね。また、お仕事が大変忙しく、接待なども多く喫煙も続けられているということですね。不整脈を指摘された際に、不整脈の種類や治療について何か説明を受けられたでしょうか。ここでは、特に心臓に大きな病気があるわけではなく、知らず知らずのうちに溜まっているストレスや生活習慣による不整脈が続いているものとしてお話を進めさせていただきます。不整脈の原因として挙げられるのが、加齢や体質的なもののほか、ストレス、疲労、睡眠不足や高血圧、肺の病気や甲状腺の機能異常がある場合などです。不整脈を改善するために、まず大切なのは肉体的・精神的ストレスの解消です。忙しくてもきちんと定期的に休息の時間を設けることが大切になります。いかに仕事に生きがいを感じていたとしても、倒れて何もできなくなってしまっては元も子もありませんから、最低限の睡眠時間やリフレッシュの時間は確保しなくてはなりません。食事に関しては、脂質の多い食べ物や、不整脈につながりやすいカフェインを多く含むコーヒーなどはできるだけ控え、バランスよく野菜や果物などもとるようにしましょう。加えて、肉体的・精神的なストレスの解消に、運動は極めて効果的です。日中、日に当たってスポーツをすることで、筋肉の緊張もほぐれ、気分もすっきりする効果が期待できます。上に挙げたような方法を続けることで、気になっている不整脈を減らし、ストレスによるものであれば、高血圧もある程度の改善が期待できるでしょう。<ぜひとも禁煙を!>また、ご相談者さまの生活習慣の中で非常に気になるのが喫煙です。一日に2箱の喫煙を続けられているということですが、喫煙は、心臓の筋肉の酸素欠乏を招くことで、不整脈の原因の一つとなっていることが懸念される上、血液を固まりやすくし、血管の中に血の塊(血栓)を作りやすくして脳梗塞や心筋梗塞などのリスクを大幅に高くしてしまいます。ぜひとも禁煙しましょう。ご自身で禁煙されることがなかなか難しいという場合には、医療機関の禁煙外来などを受診する方法もあります。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:血液検査をするとHbの数値が高めになります。脳梗塞になるリスクが高いのでしょうか?手足のしびれを訴えていた父が、脳梗塞と診断されました。幸い、長引く入院ではなさそうなのですが、こんなに突然になるものなのだと驚いています。私は、もともと血液が濃いのか、血液検査をすると、Hb15.5などと、数値が高めになります。これは、血液がドロドロで、いずれ父のように脳梗塞になるリスクが高いのでしょうか?少しでも早めの予防ができたらと思いますので、何かよい方法を教えてください。静岡県:いっちゃんさん(27)回答:「脳梗塞」とヘモグロビンの関係についてお答えします。――「ドロドロ」血液についてお父さまの経過のように脳梗塞は突然起こります。入院は短期間のようですので、一番考えやすい病態は動脈硬化による「ラクナ梗塞」かと思われます。ご質問のHb(ヘモグロビン、血色素)ですが、正常よりも若干高いようです。たばこは吸われますか?喫煙があると身体の末梢の血流障害が起き、血液が多血(血が濃い、ヘモグロビンが高くなる)傾向になるといわれています。多血傾向になると血液の粘稠度(ねんちょうど)が上がり、細い血管でさらに内腔が狭くなっている場所に詰まりやすくなります。これが梗塞です。喫煙による多血症の状態は、禁煙すれば改善します。血液がドロドロ、サラサラという言葉はテレビ番組から広まったと記憶していますが、医学的な言葉ではありません。血液には色々な成分が含まれているからです。あえてドロドロという言葉を使うのであれば、ドロドロの度合いを大きくあげるのが脂質成分です。血管の例えとしてあまりよくありませんが、水道管と下水管をイメージしてください。脂質成分には「中性脂肪」と「コレステロール」があります。中性脂肪が高いと血液のドロドロ度を上げてしまいます。血管を水道管から下水管に変化させてしまうのです。コレステロールの中でも、LDLコレステロールは血管の壁にくっついて内径を狭くしてしまいます。また、糖尿病があったり、高血圧症があったりすると壁そのものが硬くなり傷んできます。この変化は動脈硬化と呼ばれ、年齢とともに現れるものですが、高脂血症や糖尿病、高血圧症があると同年代の人に比べて動脈硬化が進行しやすいのです。<動脈硬化が引き起こす疾患>動脈硬化が引き起こす疾患として、脳梗塞、心筋梗塞があります。まず、脳梗塞は遺伝しません。心筋梗塞はごくまれに見られる家族性高コレステロール血症の場合、血族に心筋梗塞の患者さんが多くなることがありますが、一般的には遺伝しません。脳梗塞、心筋梗塞の発症を防ぐためには、動脈硬化を進行させないのが一番です。生活面では減量、減塩、禁煙が大切です。また、高脂血症や糖尿病、高血圧症がある方は継続した通院加療が必要です。施設によって「脳ドック」を行っています。ご心配でしたら、一度検査を受けられてみてはいかがでしょうか。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:最近女性の方が脳動脈にコブができやすいと知りました。生活習慣でなる病気なのでしょうか?産後、睡眠不足や運動不足が否めません。もともと不摂生だったこともあり、血管や骨の老化が心配でした。遺伝的なものもあると聞いたことがありますが、最近女性の方が脳動脈にコブができやすいと知りました。子どもが生まれたばかりでまだ何年も手がかかるため、今後の自分の健康状態が不安です。家族に脳動脈瘤があると聞いたことはないのですが、生活習慣でなる病気なのでしょうか?今から気をつけられることがあれば伺いたいです。東京都:たまきさん(32)回答:「脳動脈瘤」についてお答えします。―――「脳動脈瘤」とは「脳動脈瘤」自体はかなりの頻度で見られるもので、健康な人の3~6%に見られるというデータがあります。脳動脈瘤が怖いのは、破裂した場合です。破裂する頻度は年間2%(100人の脳動脈瘤患者さんのうち、年に2人)と考えられていますが、大きな脳動脈瘤、複数の瘤を有する方、すでにくも膜下出血を起こしている方、喫煙者、女性などが破裂しやすいといわれています。<これからの生活で気を付けること>脳動脈瘤ができる原因ですが、他の病気と同様、「遺伝的な要因と環境要因」があります。家族や家系内に脳動脈瘤の患者さんがいる場合、脳動脈瘤の発症リスクは高くなります。また、環境要因としては、喫煙と高血圧、大量飲酒があります。なかには遺伝的要因もなく、喫煙もせず、高血圧がない方にも脳動脈瘤ができる場合もあります。これからの生活で気を付けることは、他の生活習慣病と同様、喫煙や過度の飲酒は控える、血圧は高くならないようにすることです。ご相談者さまのように、脳動脈瘤があるかどうかも分からない現時点では、特に心配することはないと思われますよ。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:脳の血管狭窄、どのような場合に入院となるのでしょうか?脳梗塞でもいろんなパターンがあると思いますが、先日ふらついてまっすぐ歩けず右腕がしびれている状態になったことがあり、怖く感じましたがしばらく様子を見ることにしました。そのようなことが数日続いたため、MRI検査をした結果、脳の血管狭窄が見つかり内服薬での治療となりました。同じような病気でも入院している方もいるようですが、どのような場合に入院となるのでしょうか?大阪府:やまちゃんさん(35)回答:「頭蓋内血管狭窄(ずがいないけっかんきょうさく)(脳の血管狭窄)」についてお答えします。――内服薬による治療脳の血管狭窄が見つかり、しかも、同じ病態を持っている他の方は入院なのに、自分は薬だけの治療なのか、ということがご心配なのですね。頭蓋内血管狭窄(脳の血管狭窄)の治療について説明します。前提として、薬のみの治療でよい、ということは、よいサインだと考えましょう。薬の内服による内科的治療を行うのは、全く症状がなく、脳ドックなどで偶然この病気が見つかった場合です。また、ご相談者さまのように、症状が出た場合でも、再発予防には、まずは薬の内服による内科的治療が推奨されています。高血圧や脂質異常症の治療をまず行い、抗血小板剤(血液を固まりにくくする薬)を服用することで、再発予防に効果があるといわれています。<外科的な治療とカテーテル治療>薬の内服による治療を行っていても、脳梗塞の再発を繰り返す場合には、外科的治療、あるいは脳血管内治療が選択肢に入ります。外科的治療法としては、頭皮などの頭蓋外からの血管を脳内の血管とくっつけるバイパス手術を行うこともありますが、その手術に適応できる血管は限られており、すべての方が対象となる治療ではありません。一方、最近では、外科的手術にくらべて侵襲性(しんしゅうせい)の低い、カテーテルを用いた脳血管内治療による脳血管拡張術も行われるようになってきました。しかし、このカテーテルを用いた治療では、重大な後遺症を来すような脳梗塞や脳出血などの合併症を生ずる危険性もあり、未だに摸索が続いている治療になります。最近では、頭蓋内血管狭窄症のケースに対して、「薬の内服による治療+カテーテルを用いた治療」は、薬の内服の治療のみのケースに比べて、その後12カ月間の同一部位の脳卒中や一過性脳虚血発作のリスクが高まり、また、30日間に限ってみると、あらゆる脳卒中や一過性脳虚血発作のリスクが高まる、という報告があります。カテーテルを用いた治療の意義が問われている報告でしょう。入院が必要ということは、外科的手術やカテーテル治療を選択された患者になる可能性が高いでしょう。薬の治療で済むのであればよかった、とご納得いただけましたでしょうか。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:肥満から肝疾患の病気になることがあると聞きましたが、肝疾患を治すには専門の食事療法で治療した方が良いのでしょうか?肝疾患の原因で最初に思い浮かぶのはやはりアルコールですが、お酒や暴飲暴食で不規則な生活を続けてしまうと肝疾患の病気になりやすいのかなと思います。お酒を全く飲まない人でも肥満から肝疾患の病気になることがあると聞きましたが、肝疾患を治すには専門の食事療法で治療した方が回復が早いのでしょうか?また、自宅での食事などで気をつけなくてはいけないことなどがあったら知りたいです。新潟県:夏のひまわりさん(40)回答:「脂肪肝」についてお答えします。――「脂肪肝」とは暴飲暴食による肥満や、お酒の飲み過ぎが原因となる肝臓の病気としては、脂肪肝が挙げられますね。脂肪肝は、よく聞く病名ですが、なかなか具体的にイメージすることは難しい病気なのではないでしょうか。まず、簡単に脂肪肝になるメカニズムからご説明したいと思います。食べ物として摂取された脂肪は、口から取り込まれ、食道、胃を通って小腸まで運ばれます。小腸では脂肪を分解する酵素であるリパーゼの働きによって脂肪は脂肪酸とモノグリセリドに分解されます。この分解された形で脂肪酸となった脂肪は肝臓に送られます。このため脂肪や糖分をとり過ぎると肝臓に負担がかかり、脂肪酸から肝臓で作られる中性脂肪の形でためこまれることになります。これが脂肪肝です。アルコールの飲み過ぎによっても、やはり同様に肝臓に脂肪がたまってしまいます。また、糖尿病をお持ちの方も、代謝の異常により、脂肪肝になりやすい傾向があります。このように脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪やコレステロールがたまった、いわば肝臓の肥満のような状態です。そのため、脂肪肝は動脈硬化など、さまざまな病気の引き金になることが知られています。ご質問にあったように、脂肪や糖分の多い食事が続けば、全くお酒を飲まない方でも脂肪肝になることがあります。<「脂肪肝」の治療法>脂肪肝は幸い、可逆性、つまり適切な治療により健康な肝臓に戻れる状態です。そして、脂肪肝を治すには、やはり食事療法、運動療法が有効です。もちろん、高度な脂肪肝の場合や、自己流でなかなか改善がみられない場合は専門知識を持った医師や栄養士の指導を受けて治療を行った方がよいかと思いますが、ご自宅での食事や運動、例えば暴飲暴食を避け、食事はカロリーの低いもの、脂質の少ないものを心がける、アルコールは量・回数を減らして週2回は休肝日を作る、週に4時間程度を目標に生活に運動を取り入れる、といったやり方でも十分に改善は期待できます。まずは試してみてはいかがでしょうか。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:手首足首の捻挫が癖になってしまったのですが、その場合、脱臼もしやすくなりますか?スポーツをやっていたときに何度か捻挫(ねんざ)したため、手首足首が弱くなり捻挫が癖になってしまったのですが、その場合、脱臼もしやすいなどの心配はありますでしょうか?また、脱臼したらなるべく早く治した方がよいと思うのですが、遠くてもきちんとした病院の先生に診てもらうべきでしょうか?それとも近くの整体や接骨院などで診てもらうだけでも十分でしょうか?東京都:たもさん(32)回答:「捻挫」と「脱臼」についてお答えします。――繰り返す「捻挫」の原因スポーツによって捻挫を繰り返したために、癖になってしまったということですね。同じ箇所の捻挫を繰り返すと、よく「癖になる」という言い方をすることがありますが、実際は癖になっているというより、初回に捻挫をしたときに適切な治療が行われなかったために、何らかの理由でその部分の関節が不安定になっていることが考えられます。こういった事例は少なくないと考えられ、足首の捻挫の後、足関節(そくかんせつ=足首の関節)が不安定になってしまう病態には「足関節不安定症」という疾患名もついています。これは、捻挫の後、本来きちんと足関節を保護しているべき靱帯(じんたい)が、緩んだ状態のままであったり、捻挫したときに足関節を形成する骨の一部がはがれたまま治ったりした場合に起こりやすいと考えられています。捻挫を繰り返す部位の状態によっては、手術やギプスによる固定などが必要になることもあります。放置してスポーツなどを続けていると、頻繁に足関節の捻挫を起こすようになり、関節軟骨が損傷することもあると考えられています。小さいころに捻挫をして、きちんと治したつもりが、思春期になってスポーツなどで負荷がかかるようになると再発したりする例も見られます。そのため、何度も繰り返しているということであれば、必ず専門の整形外科を受診し、画像診断などを含めた総合的な診察を受けることをおすすめします。加えて、足関節の周囲の筋肉を鍛えるようなリハビリテーションも推奨されますので、これも専門医の指導の下、適宜行うことで回復に大いに役立ちます。<「捻挫」と「脱臼」の関係>また、捻挫と脱臼の関係に関するご質問ですが、捻挫と脱臼はいずれも関節の部分に許容範囲を超えた強い力が外から加わった場合に起こる損傷で、関節包(かんせつほう)や靱帯に損傷はあるものの、関節面が正常な接触を保っているものを捻挫、完全に外れてしまったものを脱臼と呼びます。また、一部接触を保っているものを亜脱臼と呼んでいます。靱帯や関節包に損傷があるという点では、程度の差はあれ同じタイプの損傷と考えることができ、やはり関節の靱帯が以前の損傷により緩んでいるなど関節の不安定性があれば、健康な関節よりも捻挫に加え、脱臼も起こりやすくなると考えられます。今後の関節トラブルを避けるために、ぜひ早期の整形外科専門医の受診をおすすめします。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:めまいや激しい頭痛、脳梗塞やくも膜下出血などの脳疾患の初期症状が出ているのでしょうか?喫煙や飲酒の習慣はありませんが、肥満気味で高血圧、そして1年ほど前に閉経をしました。たまにめまいを感じたり、激しい頭痛に襲われたり、一時的に記憶喪失のようになり、何をしていたのか忘れてしまうことがあります。もしかして脳梗塞やくも膜下出血などの脳疾患の初期症状が出ているのでしょうか?すぐに病院でCTやMRI検査を受けた方がいいか教えてください。東京都:Ne-net。さん(53)回答:めまいや激しい頭痛などの症状についてお答えします。――めまいや激しい頭痛の原因軽度の肥満と高血圧があり、一年前に閉経されたということですね。また、たまにめまいや、激しい頭痛、何をしていたか忘れてしまう症状があるということですね。これらのめまいやもの忘れ、頭痛といった症状は閉経前後からのものでしょうか。また、動悸やのぼせ、ほてりといった他の自律神経失調症のような症状はないでしょうか。もし、あるようであれば閉経に伴うエストロゲン(卵胞ホルモン)量の減少による、いわゆる更年期障害の症状である可能性があります。この場合は、婦人科へ行って漢方薬や抗うつ薬などの処方を受けたり、ホルモン療法を行ったりすることによって、症状が軽くなることがありますので、一度受診されてみるとよいと思います。更年期障害の症状にお心当たりがなく、強い頭痛やめまいが頻発している場合は、念のため脳神経外科の専門医を受診して、原因となるような病気がないか調べておくのが安心かと思います。特に、女性の場合は閉経後、エストロゲン量の減少によってコレステロールが高くなり、血管障害の可能性が高まる傾向があります。CTやMRIなどの画像検査は、確かに得られる情報量も多いですが、被ばくや騒音、費用の問題などリスクもありますので、実際に診察を受けた上で撮影する必要があるかどうかを、脳神経外科の先生に判断していただくのがよいでしょう。<病院を受診して問題ない場合は>病院を受診して、特に現時点で問題がないという診断になれば、今後の生活で脳血管障害にならないように注意して生活していくということになります。高血圧と軽い肥満があるとのことなので、やはり減塩、減量が大切です。一日の食塩量はできれば6g以下に抑え、BMIは22前後の至適体重を目指しましょう。また、肉食を中心とした高脂肪の欧米化した食事は動脈硬化をすすめ、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクを高めますので、できるだけ野菜や果物などを多く取り入れ、バランスの取れた食事を心がけることをおすすめします。そして、ストレス解消のためにもダイエットのためにも、生活に運動を取り入れることは大変よいことです。どうぞお大事にしてくださいね。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:交通事故に遭い、むち打ちに。いまだに曇りの日や天気が悪い日は首や腰が痛みます。7年前に交通事故に遭い、むち打ちになりました。十分な治療を受けないまま通院を止めてしまったのですが、いまだに曇りの日や天気が悪い日は首や腰が痛みます。ひどいときは頭痛や吐き気もあり寝込んでしまうこともあります。高齢出産でやっとできた子どもはまだ小さく、これから参加行事がますます増えるというのに、このような状態はずっと続くのでしょうか?岐阜県:tomiko99さん(46)回答:「むち打ち」についてお答えします。――「むち打ち」の症状交通事故によりむち打ちになられたということですね。7年間、むち打ちによる後遺症に苦しんでおられ、また、そのなかで小さなお子さんの子育てをしていらっしゃるとのこと、さぞおつらいことと思います。いわゆるむち打ちは、医学的には「外傷性頸(頚)部症候群」(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)または「頚部捻挫」(けいぶねんざ)(あるいは「頸椎捻挫」けいついねんざ)という疾患名になることが多く、車に乗っていて後ろから追突された場合などに、先に押し出された形になる胴体と残された状態になる頭の間にある、首の部分に強い力がかかることで受傷すると考えられています。このことにより、ご相談者さまが経験されているような首や腰、背中の痛み、頭痛や吐き気に加え、耳鳴りやめまい、手足のしびれやふるえ、食欲不振や脱力感などが出ることもあります。<「むち打ち」症状を少しでも楽にするために>むち打ちによる症状がいつまで続くか、ということに関しては個々のケースによって大きく異なるため、目安になる期間といったものは残念ながらありません。しかし、現在の症状を少しでも楽にするために、できることとしては次のようなことが考えられるでしょう。例えば、むち打ちの代表的な症状である首周辺の痛みは、筋肉が委縮してしまう、つまり凝り固まったようになってしまうことが大きな原因と考えられています。こういった場合には、軽いストレッチや、お風呂で血行をよくすること、痛みを伴わない程度のマッサージなどを行うといいですね。また、一般的にいわれる、目の酷使やパソコンの長時間の使用、あるいは痛い部分をかばい過ぎて首・肩をほとんど動かさないといったことは、もともとの痛みを増強してしまう可能性もあるので気をつけましょう。非常につらい症状が続いておられるようですが、時間の経過とともに、軽快していきますようお祈りしております。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:がんは遺伝するものと聞くのですが、わたしにも同じ部位に遺伝でがんができますか?先日祖父が脳梗塞で倒れました。幸い脳梗塞は軽いもので、発見も早かったので大事には至りませんでしたが、詳しく検査してみると胃がんが発見されました。ある程度進行したがんのようで、祖父は胃を全摘出する手術を受けました。がんを摘出したことにより、祖父は元気を取り戻し、今では以前より元気に過ごしております。がんは遺伝するものとよく聞くのですが、わたしにも同じ部位に遺伝でがんができるものなのでしょうか?福島県:クローバーさん(26)回答:「がん」の遺伝性についてお答えします。――「がん」の遺伝性おじいさまが脳梗塞で倒れられて、脳梗塞は軽症であったものの、検査によって進行胃がんが発見され、胃の全摘手術を受けられたということですね。短期間の間に大きな病気に二つもかかられて、ご本人はもちろんのことご家族も大変に心配されたことでしょう。ご質問いただきました、がんの遺伝性についてお答えしたいと思います。がんには数多くの種類がありますが、発生するがんの中で明らかに遺伝によるものと認められるのはわずかに約1%であるともいわれます。ずいぶん少ないように思いますが、実際には同じ家族の中で数人が同じタイプのがんにかかったという話を耳にすることも多いですよね。では、なぜ同一家系内に同じがんが多いような印象があるのでしょうか。これは、食事の好みや運動習慣をはじめとする生活習慣が、家族や親戚内で共通する場合が多いためと考えられています。多くのがんはいわゆる遺伝子による遺伝と、環境・生活習慣の微妙なバランスで発生することがわかっています。家族として生活していると、どうしても食事や運動習慣などの選択基準や好みは似通ってくることが多いものです。<「がん」の予防法について>がんのなかでも、胃がんは、スキルス胃がんと呼ばれる若年女性に多いタイプを除き、遺伝性よりも食生活やピロリ菌感染の有無の方が発病に関連が深いとされています。具体的には、塩分量の多い食事を避け、野菜や果物を多くとり(一日400g以上が望ましいといわれています)、熱い食べ物や飲み物は避け、またピロリ菌が陽性の場合はしっかり除菌を行うことで、ご家族に胃がんの方がいても多くの場合、胃がんを予防することができると考えられています。また、過度のストレスは万病の元になります。忙しい現代においてなかなか難しいこととは思いますが、できればある程度若いうちに、心からリフレッシュできるストレス解消法を見つけておきたいものです。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:疲労骨折の分かりやすい判断基準はありますでしょうか?子どもが格闘技を習っていますがケガが心配です。時折、足や腕の痛みを訴えることがありますが、骨折というほどのことは無さそうです。ただ、疲労骨折は分かりづらいと聞いたことがあるのですが、分かりやすい判断基準はありますでしょうか?病院に連れて行く基準がいまひとつ分かりません。これから練習もハードになっていく年頃ですので、気をつけることなどあれば教えてください。山形県:LLママさん(39)回答:「疲労骨折」についてお答えします。――「疲労骨折」とは最初に、「疲労骨折」について簡単にご説明したいと思います。疲労骨折とは、外から大きな力が一時的に加わったことで起こる一般的な骨折とは異なり、骨折を起こさない程度の力が身体の同じ部分に繰り返し加わったことによって起きる骨折です。熱心にスポーツをされている方が、身体の同じ部分を繰り返し使うことによりその部分が「疲労」してしまい、ついには骨折に至るということです。年齢的に最も発生しやすいのは15~16歳くらいとされており、身体も徐々に大人に近づいて、クラブ活動などでも負荷の多い、レベルの高いトレーニングを長時間行うことが多くなることが原因の一つと考えられています。<「疲労骨折」の症状の特徴>気になる疲労骨折の症状の特徴としては、“運動を始めると痛くなる”ことが挙げられます。お子さんが「格闘技の練習を始めるとその部分が痛み、終わるとスッと痛みが引いていく」といった症状を示し、何週間も続くようであれば、疲労骨折の疑いがあります。この時点で、整形外科やスポーツ整形などの病院で診察を受けることで、もし疲労骨折だと分かれば、症状がこれ以上悪くなるのを食い止めることができます。本人はスポーツに夢中で意識をしないこともありますから、周囲の方が「疲労骨折かもしれない」という知識を持って、見守ることが大切です。疲労骨折を起こしやすい部位、イコール、そのスポーツで負荷がかかりやすい部位ということになりますので、競技種目によって異なります。格闘技でも、例えば蹴りを伴うような競技であれば、右足指の疲労骨折などが見られることがあるようです。ご参考になれば幸いです。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:高齢出産には脳血管疾患のリスクがあると聞き、妊娠・出産に不安を抱えています。昨年結婚をし、妊娠を計画しています。予定通りならば高齢出産の枠に入るかと思いますが、高齢出産には妊娠高血圧症による脳血管疾患のリスクがあると聞き、妊娠・出産に不安を抱えています。出産の際に脳血管疾患を患った場合の危険性や、どのくらいの入院と通院が必要となるのか、また、出産時の脳血管疾患に備えて、今からできる生活改善法などがありましたら教えてください。島根県:pinohinaさん(35)回答:高齢出産時の脳血管疾患のリスクについてお答えします。――妊娠と脳血管障害の関係ご結婚、おめでとうございます。高齢出産になると、心配の種はつきませんよね。妊娠・出産は、女性の身体にとても負担がかかるものです。ご相談者さまのおっしゃるとおり、高齢出産では、「妊娠高血圧症候群」になるリスクが上がり、また、妊娠そのものが脳血管障害の危険因子となってしまいます。若い女性に脳血管障害が起こる頻度は、妊娠により、非妊時と比べて1.5倍の発症を見る、という報告があります。原因としては、以下が挙げられます。妊娠による血液量の増加、心拍出量の増加妊娠によるホルモン作用(血管拡張、血管壁の変化など)妊娠による凝固系の亢進脳血管障害が起きる妊産婦は1万人に1人程度といわれています。出産の際に脳血管疾患を患った場合の危険性、とのことですが、母体の死亡率は9~38%とかなりの高確率になります。また、脳血管疾患を乗り切っても、まひ、言語障害などの後遺症が残る割合は、40~63%とこれもまた高い確率で見られます。どのくらいの入院、通院になるのかは、発症した状態によってまったく異なるので、何とも言えません。<「妊娠高血圧症候群」の予防>妊娠高血圧症候群を防ぐポイントとしては、以下のことに気をつけましょう。■塩分を控えるこれは、普通の高血圧症の方の食事療法にもなりますね。スパイスを効かせるなどして、塩分を減らしても、食事を楽しめる工夫をしましょう。■ストレスを解消するストレスがたまると、交感神経が緊張して、血圧が上がる傾向があります。妊娠しているときは、心配でストレスがたまることが多いでしょうが、ストレスを解消する方法を見つけて、リラックスした妊婦生活を送れるようにしましょう。■体重に気をつける体重の増えすぎには気をつけましょう。健診を忘れずに受けることで、体重増加の制御になります。高齢出産では、リスクが伴うことが多く、心配になることも多いと思います。健診をしっかり定期的に受け、かかりつけの産婦人科医の指示に従うようにしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:一般的に何歳ぐらいから脳血管疾患の危険性が増すのでしょうか?30代半ばの主婦です。父方、母方両方の祖母が、脳卒中が原因で、認知症になったり、亡くなったりしました。私自身はお酒もたばこもたしなみませんが、一般的に何歳ぐらいから脳血管疾患の危険性が増すのでしょうか?また、早期発見できた場合とできなかった場合、どれだけの医療費の負担差が予想されるでしょうか?滋賀県:atuさん(35)回答:年齢と「脳血管疾患」の関係についてお答えします。――「脳血管疾患」の危険因子一般的には、脳梗塞などの脳血管疾患は、中高年や高齢者に発症することが多いです。一方、脳血管疾患の一つであるくも膜下出血は、40代、50代の働き盛りにも起きますので、特定の年代に限ったものではありません。では、脳血管疾患の危険因子を見てみましょう。■高血圧最も危険な原因は「高血圧」です。軽度の高血圧者(上の血圧が140~159mmHgほど)が脳卒中で死亡する危険度は、至適血圧者(してきけつあつ:理想的な血圧の値のこと)(110~119mmHg)と比べ、約3倍になります。重度の高血圧者(上の血圧が180mmHg以上)の場合、リスクは7倍以上に高まります。その他の要因は下記が挙げられます。 ■不整脈 「心房細動」という不整脈は、心臓が原因で起こる脳梗塞の最大の原因になります。きちんと脈を刻めない心臓は、流れが滞り、血液の塊ができてしまいます。その塊が脳へと飛び、脳梗塞になるのです。主な原因は高血圧、心筋症、心臓に酸素を送る冠動脈の動脈硬化です。しかし、過度な喫煙、飲酒、過労なども発作を誘発する場合があります。■脂質異常症動脈硬化を引き起こすLDLが高いと危険です。■高血糖状態糖尿病により高血糖状態が継続し、脂質が高い状態も加わると、動脈硬化を促します。脳の毛細血管まで硬化すると、脳梗塞のリスクが高まります。■喫煙たばこを吸わない人に比べて2.0~2.5倍も危険性が高いといわれています。喫煙をすると、血圧が上昇し脳の虚血が進行します。一酸化炭素やニコチン、タールなどが身体に入り、全身の血管が収縮するためです。 ■過度な飲酒お酒は、ほどよく飲む分には身体のリラックスや食欲の増進、血の巡りをよくするといった、プラスの効果があります。ですが、過度な飲酒は、肥満・動脈硬化・高血圧・糖尿病を引き起こし、また脳卒中のリスクを高めます。上記以外にも、家族に脳血管疾患になった人がいる場合は、脳卒中になる危険性が高くなります。遺伝の問題のため予防は難しいですが、発症のリスクが高いことを知っておいてください。<早期発見できた場合とできなかった場合の治療費>また、早期発見できた場合とできなかった場合の治療費の差、ということですが、脳血管疾患の一つである脳梗塞の場合を見てみましょう。この場合は早期の対応が重要になります。発病から3時間以内であれば、t-PAという薬を使用し、原因となった血栓を溶かすことが可能だからです。この条件に当てはまった50代の男性の場合、入院10日、治療費負担額30万円ほどで済んだのですが、t-PAを使用した治療を行うことができなかった70代の男性は、脳の血管が狭くなった部分を広げるためにステントという器具を入れる手術を行い、25日入院しました。結果、80万円ほど負担することになったのです。早期発見で、しかも血栓溶解療法が適応できた場合には、そうでない場合と比べ、治療費に大きな差が見られます。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:夫の父は心筋梗塞で40代で亡くなりました。夫も40代半ばになり、同様のリスクがあるのではと不安です。夫の父は心疾患(心筋梗塞)で40代で亡くなりました。夫も40代半ばになり、同様のリスクがあるのではと不安です。義父はヘビースモーカーでしたが、夫は学生時代に肺気胸になってから一切喫煙していません。遺伝による発症リスクはあるのでしょうか?また、食事や運動など、予防のために生活の上で気を付けることはありますでしょうか?埼玉県:flowerroomさん(44)回答:「心筋梗塞」の遺伝についてお答えします。――「心筋梗塞」の危険因子心筋梗塞の遺伝に関するご相談ですね。義理のお父さまが40代で心筋梗塞で亡くなられているということで、ご主人の心筋梗塞のリスクをご心配されていますが、結論から申し上げると、心筋梗塞という病気そのものには遺伝性は認められません。ただ、心筋梗塞の危険因子として、次のようなものが挙げられます。それぞれの危険因子を順番に見てみましょう。1.高血圧高血圧は心筋梗塞の危険因子として非常に大きなものです。高血圧は心筋に対し負担をかける上、酸素需要を増やして狭心症の発症を誘発します。また、血管内の圧力を高めてコレステロールを動脈の内壁に押し込み、血管中層に沈着させることで動脈硬化を招きます。また、動脈硬化で血管の弾力がなくなると、より血圧が上がりやすくなる、という悪循環を招いてしまいます。2.肥満肥満は脂質代謝異常症や糖尿病を招きやすく、冠状動脈の動脈硬化の大きな危険因子の一つです。体重が重いことで心臓に負担がかかり、心筋が肥大してしまいます。この心筋の肥大によって冠状動脈を通じてより大量の血液を送る必要が出てくるので、さらに心臓に余分な負担をかけることになります。運動習慣や食習慣の改善を図り、肥満はぜひとも改善するようにしなくてはなりません。3.脂質代謝異常症かつて高脂血症と呼ばれていたもので、血中の中性脂肪、コレステロール、飽和脂肪酸の濃度が多いものを言います。俗に善玉コレステロールと呼ばれるHDLが多いほど動脈硬化が抑えられ、悪玉コレステロールと呼ばれるLDLが多いほど動脈硬化は進行しやすくなります。イワシなどの青魚にはHDLが多いので、積極的に食べるようにするといいでしょう。4.糖尿病糖尿病は血管障害を合併しやすく、心筋梗塞の発症率も高いことが知られています。食事、お薬などでしっかり血糖コントロールをすること、病気のため痛みをあまり感じないことがあるので、少しでもおかしいと思ったらすぐ病院を受診することが大切です。<禁煙や運動などできるところから変えていきましょう>これらに加え、ご主人がやめられたという「喫煙」も大きな危険因子ですので、ぜひ禁煙は継続してください。また、過度のストレスや高尿酸血症、運動不足といったことも心筋梗塞の危険因子になりますので、できるところから少しずつ変えていくことが心筋梗塞のリスクを下げるカギになるでしょう。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:会社の健康診断で生活習慣病と言われました…会社の健康診断で生活習慣病と言われました。私には高脂血症と糖尿病があり経過観察項目がありました。55歳という年齢で、いつ何が起こっても不思議ではないなと思うようにもなり、脳のMRIを撮ったところ画像には白い点が4つ並んでいて、すぐにも精密検査と言われています。この年齢から具体的にどのようなことに気をつけて生活すればよいでしょうか?千葉県:かずこさん(55)回答:「高脂血症」と「糖尿病」についてお答えします。―――生活のなかでできること現在、高脂血症と糖尿病は内服薬なしで経過観察ということでしょうか。脳のMRI所見では小さな梗塞巣(こうそくそう)があり、精密検査の予定なのですね。精密検査は頚(頸)動脈の超音波検査を行って動脈硬化を調べたり、脳内の血管をCTで表現する3DCTなどで狭窄(きょうさく)や石灰化がないか確認したりすると思います。高脂血症と糖尿病に対して、生活のなかでご自身でも実践できることがありますのでご紹介します。・減量まず、肥満があるかチェックしましょう。BMI(Body Mass Index)=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求められた数字が、22±2であれば標準です。それ以上であれば肥満ということになります。標準体重は身長(m)×身長(m)×22で求められます。肥満と分かれば適正体重を目指して、減量していきましょう。・食事前述の標準体重に25~30kcalをかけたものが1日の摂取カロリーの目安となります。例えば、身長175cmの場合、1.75×1.75×22×25(~30)となり、おおよそ1,700~2,000kcalとなります。こう書くと難しく感じるかもしれませんので、まずは表示されているカロリーを気にすることから始めてみましょう。商品のパッケージの裏面や側面に、成分表がありカロリーが記載されています。それも面倒という場合は、間食をやめる、寝る2時間前からは食べない、お酒は飲まないといったように食生活の改善を始めましょう。・運動ウォーキング、軽いジョギング、水泳などの有酸素運動を始めてみましょう。強さの目安は多少息切れはするものの、人と話しながら続けられる程度です。なお、運動療法を始める前に、運動が可能か心臓の状態を調べる必要があります。・禁煙ニコチン自体が強力な血管収縮作用を持つため、血管が狭くなり、血圧が上昇し血流は低下します。また、煙に含まれる一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合しやすいため、全身の組織が酸素欠乏状態になってしまいます。このため二次性の多血症が起こって血液粘稠度(けつえきねんちょうど)が増し、血栓ができやすい状態になります。たばこに含まれる活性酸素も血管内皮を害するため、さらに血栓や塞栓症の発症を促します。活性酸素により酸化変性を来たした脂質は、動脈硬化を悪化させます。施設によっては禁煙外来を開設しています。喫煙されていて、自力で禁煙するのが難しい場合はご利用ください。<生活習慣の見直しを実践していきましょう>やはり、生活習慣を見直すことが一番の治療です。見直したら実践する、文字にすると簡単ですがなかなか大変です。頑張っていきましょう。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:不整脈は脳血管疾患の原因になると聞いたことがありますが、気をつけることはありますか不整脈と言われたことはありませんが、健康診断の血圧、脈拍の項で再検査や要観察となることがあります。不整脈は脳血管疾患の原因になると聞いたことがありますが、気をつけることはありますか?また、3カ月前に歩行中に車に接触し、転倒してアスファルトに後頭部を強打する事故に合いました。しばらくめまいが続きましたが今は回復しています。事故の後で脳出血の原因となることはありますか?埼玉県:みのりさん(44)回答:「不整脈」と「脳血管疾患」の関連性についてお答えします。―――「不整脈」と「脳血管疾患」の関係まず、一つ目は、不整脈と脳血管疾患の関連性に関するご質問ですね。不整脈は脳梗塞の原因として非常に重要なものと考えられていますが、すべての不整脈が脳梗塞を起こすわけではありません。健康な人にも不整脈は起こることがありますが、危険な不整脈が起こると脳梗塞を起こしたり、倒れたりすることがあります。脳梗塞と特に関連が深いと考えられている不整脈は「心房細動」と呼ばれる不整脈です。この心房細動について、少しご説明しましょう。心臓は身体の各部に血液を送り出すポンプの働きをする臓器で、左右二つずつの心室と心房とからなります。心臓の筋肉が拡張と収縮を繰り返している時、微弱な電流が発生します。心電図検査はこの電流の活動を読み取ることで、心臓の各部の働きを調べる検査になります。正常な心臓であれば、心房の収縮→心室の収縮→心室の収縮の終了、と規則的に波が出現しますが、心房細動の状態になると心房の筋肉が不規則に収縮し、小刻みに震えたような状態になります。このため、心房の中の血液の流れが滞り、主に左心房の壁の一部に血の塊(血栓)ができてこれが血流に乗って脳などに運ばれ、脳梗塞を起こすことが知られています。このメカニズムにより、心房細動のある人は、ない人に比べて脳梗塞の発症率は5倍も高いといわれています。心房細動は女性より男性に多い傾向があり、加齢とともに増えてくる傾向があります。また、高血圧や糖尿病、強いストレスなどがあると心房細動が発症しやすく、遺伝性もあることが知られています。食生活や運動習慣、適切なストレスの解消といった予防を心がけることが、脳梗塞を避けるための第一歩といえるでしょう。もちろん、もし心房細動を発症してしまったら、薬物療法はじめ適切な治療を続けることは非常に重要です。<脳の出血について>また、二つ目の、頭を強く打った数カ月後に脳に出血が起こる可能性に関するご質問ですが、頭部を強く打った後しばらくしてから、脳と脳を覆っている硬膜との間に徐々に血腫ができ、さまざまな症状が出る「慢性硬膜下血腫」という病気が知られています。高齢者に多い傾向がありますが、若い方に発生することもあり、頭痛や歩行障害、片麻痺や物忘れなどで気づかれることがあります。頭を打ったあとにある程度時間が経過していても、「おかしいな」と思われたらぜひ脳神経外科を受診してください。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日当て逃げ事故を起こしたお笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介の相方・石田明が18日、TBS系情報番組『アッコにおまかせ!』(毎週日曜11:45~12:54)に電話出演し、今回の事故について謝罪した。石田は「このたびは本当に申し訳ありませんでした。ご迷惑をおかけしまして」と謝罪。和田から井上と話をしたのか聞かれると、「電話かかってきたんですけど話せるような状態じゃなくて、ずっと泣いていて…」と明かし、事故の詳細については「警察の調べのもといろんなことがこれから聞ける状態になっていくと思います」と話した。和田が井上の体調を心配すると、「からだ自体は大丈夫だと思うんですけど、だいぶ憔悴しきっているので」と説明。「こういうときのコンビはつらいね」と声をかけられると、「でも、2人で今までやってきて僕は支えられてきたので、僕一人でできるところは一人でフォローしてやっております」と語った。「一人でどうやってるの?」と和田が素朴な疑問を口にすると、「一応ピンネタとかもありまして、お芝居とかもやらせてもらったりとか」と説明。和田が「東京近辺だったらツッコみに行ってもええで!」と提案すると、「アッコさんにつっこまれたら首もげそうになるので」と笑いを誘った。さらに、出演キャンセルなどでさまざまな番組に迷惑がかかっていることについて触れられると、「これから2人で謝罪にまわってからだと思っています」と話し、最後に「本当に申し訳ございませんでした」とあらためて謝罪した。
2016年12月18日「第18回クリスマスローズの世界展」が東京・池袋のサンシャインシティで開催される。期間は、2020年2月21日(金)から23日(日・祝)まで。“冬の貴婦人”と愛されるクリスマスローズ早春に咲くその可憐な姿から“冬の貴婦人”とも呼ばれるクリスマスローズ。一輪だけで見た時の美しさはさることながら、花色は白、桃、赤、紫、赤紫、グリーン、クリーム、黄色など様々で、一挙に咲く姿はさらに華やかに感じられる。国内最大級の展覧会「第18回クリスマスローズの世界展」は、そんなクリスマスローズを、300点以上一堂に集めた国内最大級の本格展覧会だ。会期中は、花のプロフェッショナルによる、クリスマスローズのエントランス装飾が公開されるほか、全国各地のナーセリー(育種家)の「オリジナル交配品種」や「希少品種」を過去最多の参加数にて展示・紹介。オークションやワークショップまたクリスマスローズ銘品オークションをはじめ、サンシャインシティ内のフラワーミッフィーによる、ドライフラワーを用いたスワッグ作りやボトルアレンジといったワークショップなどが行われる。早春に咲く花々の展示・販売もさらに期間中は、クリスマスローズと共に、早春の時期に咲く「雪割草」「原種シクラメン」「スミレ」の展示・販売も実施。華やかな色彩に満ちた空間で、一足先に春の訪れを感じられそうだ。詳細第18回クリスマスローズの世界展開催期間:2020年2月21日(金)~23日(日・祝)時間:10:00~18 :00(最終日は17:00まで) ※最終入場は30分前まで。会場:サンシャインシティ ワールドインポートマートビル4階 展示ホールA住所:東京都豊島区東池袋3-1入場料:大人 700円、小学生以下無料※クリスマスローズ銘品オークションは、参加人数に限りあり。当日会場内で参加申込が必要。■ワークショップ「ドライフラワー スワッグ作り」3,300円、「ドライフラワー ボトルアレンジ」2,200 円※サンシャインシティ専門店街アルパに店舗のあるフラワーミッフィー主催。【問い合わせ先】クリスマスローズの世界展実行委員会事務局TEL:03-3989-0312
2016年12月18日