春はもうすぐそこ!メイクアイテムもSSラインが各ブランドからお目見えしている今。知りたいのは春メイクの特徴と即効で旬顔になるために今買い足すべきアイテムです。「あれ?なんかメイク古くない…?」と思われないためにも、ガッツリ特徴を掴んで、旬顔メイクに仕上げましょう!今回は多くの女優やモデルを手がけているヘアメイクアーティストSAYAKAさんにレクチャーして頂きました。■2015SSメイクはナチュラルキメ顔秋冬の流行メイク、濃いアイシャドウの単色塗り。春もこの単色塗りアイメイクは続行します!ただし、濃かったアイシャドウの色を春は薄めの色味を使うとファッションとのバランスがGOOD。単色使いでアイシャドウを仕上げたら、アイラインはぼかして入れるのが、この春の旬顔のルールです。ラインをぼかすことで単色シャドウとのグラデーションが綺麗に仕上がるからです。グレー系のアイシャドウならグレー系のアイライナーを。ブラウン系のアイシャドウならブラウン系のアイライナーを。アイシャドウとアイライナーの色みを合わせて、さらに目元の印象を格上げしましょ!そして、旬顔はキメアイメイクをナチュラル肌で仕上げます。粉っぽいマットな肌ではなく、ナチュラルな艶感が感じられるノーファンデ風肌がこの春のトレンド。BBクリームやクリームタイプのファンデーションでベースメイクを作るのが秘訣です。コンシーラーやパウダリーファンデは油分が多めなので、夕方頃に化粧崩れしやすく、黒ずんでしまいがち。ノーファンデ風がキーワードなので、テカリも自然に見えるようなベース作りが肝心です!■旬顔に買い足したいアイテムは練りチーク出典:ADDICTION公式サイトより出典:M.A.C公式サイトより今買い足すべきは「練りチーク(ジェルまたはクリームチークとも)」。ナチュラル肌が流行の今こそ、自然な血色ほっぺを作る練りチークはポーチに一個は入れておきたいアイテムです。ポッと赤らんだようなほっぺが色気モテ顔の必須条件。旬顔になりつつ、モテ顔メイクをマスターするなら練りチークを今すぐGETしなきゃ!いつも同じメイクではオシャレ度も半減。トレンドメイクを押さえて、旬顔美人に変身しましょ!
2015年02月26日パリ・グランパレで1月27日、シャネル(Chanel)が15SSオートクチュールコレクションを発表した。カール・ラガーフェルドがショーの舞台に選んだのは、グランパレ・ドーム下に置かれた巨大な温室。会場には、メゾンのアンバサダーを務める、ヴァネッサ・パラディ、クリステン・スチュワート、アリス・デラルらを始めとする一流セレブリティーが勢ぞろいした。毎シーズン、趣向を凝らした演出がなされるシャネルのランウエイショー。今シーズンは、“春の祭典”“地上の楽園”といったイメージの下、ピンク、オレンジ、レッド、エレクトリックブルー、イエロー、グリーンなど春爛漫の色とりどりのパレットで構成。ランウエイには花々が咲き乱れ、その中を雲のようなおぼろげなチュールのハットを着用したモデル達が歩いていく。アイテムは、花の刺繍を惜しげも無く施したチュールのチュニック、藁のように長めのフリンジが足元で揺れるニットドレス、ラメの光沢を放つリネンのアンサンブル、フェザーで包まれたロングスカート、大きなコサージュを裾や袖口にふんだんにあしらったロングコートなど、シャネルのクチュールアトリエでこそなし得る技の数々を見せつけた。「胸の谷間ではなく、ウエストを見せることが新しい」と断言するカール。ベルトでマークしたドレスや、コルセットのようなシースルーの切り替えをウエストに持ってきたパニエドレス、マイクロ丈のジャケットにより素肌が覗くツイードスーツなど、ウエストを美しく強調する新しいルックの提案が様々なパターンでなされた。ジャケット、コート、トップス、ワンピースなど多くのアイテムに反映された丸みを帯びたショルダーラインも今季の特徴と言える。ラストは、全面に零れ落ちそうなほどオーガンジーの花を散りばめたトレーン付きのボリューミーなスカートに、煌めくスパンコールを刺繍したトップスによるマリエ姿のモデルが登場し、華々しく幕を閉じた。
2015年02月25日バリー(BALLY)が15SSキャンペーンビジュアルを公開した。モデルにフレジャ・ベハ・エリクセン(Freja Beha Erichsen)とクレメント・シャベルノー(Clement Chabernaud)を起用。撮影はフォトグラファーのファビアン・バロン(Fabien Baron)が手掛けた。バロンが撮影場所に選んだのは、ニューヨークの明るいインダストリアルスペース。リッチな質感の木目や磨きのかけられたなめらかなコンクリートが印象的なラグジュアリーな空間に、ミニマリズムな家具を配置した。白い背景とは対照的なクリーンでグラフィカルなレイアウトが、バリーのメンズ&ウィメンズが持つ精巧な機能性と落ち着いた素養を表現している。
2015年02月22日ナイキラボ(NikeLab)が「NikeLab × GYAKUSOU」の15SSコレクション発売された。このコレクションはエリートランナーに向けたナイキのパフォーマンステクノロジーに、デザイナー・高橋盾が考えた都会ランナー向けの機能的なディテール、新しいシルエットを取り入れたもの。昇華プリントのカモフラージュ模様がスピード感を表現し、一見断ち切ったままに見える素材の端は柔らかく、縫い目のない素材とともに肌に優しくフィットする。これに、貴重品を仕舞うポケットや視認性を高める反射素材を加え、暖かな都会の環境に合わせて身体を適度にカバーする軽量なランニングウエアを完成させた。コレクションの中で最も都会ランナーのニーズを明確に反映したのは、「NikeLab GYAKUSOU Utility Short Tights」。これは、「NikeLab GYAKUSOU Men’s Utility Long Tights」のSSモデルで、ランニングショーツの快適性とタイツの機能性を1 枚で得られるガーメントが欲しいというアイデアから製作。鍵や小銭などが入る小さなポケットを備え、上は通常のスポーツショーツのようにゆとりあるフィットの軽量タイツに仕上がった。一方、「NikeLab GYAKUSOU Shield Lite Jacket」では肩やフード、首の後ろなどの必要な部分にのみ防水機能を持たせ、他の部分には撥水性と通気性に優れた軽量メッシュを使用した。隠しジッパーのポケットや反射素材のディテール、ドローコード付きのフードを備え、悪天候から体を守る究極の一着となっている。その他、「NikeLab GYAKUSOU Lightweight Racer Jacket」では、オーセンティックなフロントジップのランナー用ジャケットをベースに、通気性のあるDri-FIT パネルやジップ付きサイドポケット、反射素材と対照的な字体のロゴなどを配置。羽根のようなレーシングシューズの軽さを兼ね備えた「NikeLab GYAKUSOU Lunaracer+ 3」では、メッシュアッパーに昇華プリントで施されたカモフラージュプリントが、コレクションに一貫したスピード感を表現している。また、ナイキスポーツ研究所が発汗量を地図の形に示した「スウェットマップ」を元に、「NikeLab GYAKUSOU Short Sleeve Sweat Map Top」「NikeLab GYAKUSOU Long Sleeve Sweat Map Top」が登場。このパフォーマンスシャツは「GYAKUSOU」の14年スプリングコレクションで初めて登場したもので、ニット素材によって体温が高くなる部分のみ通気性を高める工夫が施された。15年スプリングコレクションでは、最新のスウェットマップデータを用いて更にパワーアップ。背中の裾近くに反射素材で「GYAKUSOU」のロゴが記されたジッパー付きのポケットをあしらっている。カラーバリエーションはバンブー、ドリフトウッド、マッシュルームなどの落ち着いたものをベースに、サングリア、ジムレッド、チームレッドなどの暖かい気候やスポーツにインスピレーションを受けたビビッドなものが使用された。2月19日から公式オンラインショップで先行発売され、21日に一部の店舗で販売が開始される。取り扱い店舗は、NikeLab GYAKUSOU Short Sleeve Sweat Map Top とNikeLab GYAKUSOU Long Sleeve SweatNIKE.COM/NIKELAB 、NIKELAB DSM GNZ、NIKE 原宿、NIKE OSAKA RUNNING 、UNDERCOVER AOYAMA 、UNDERCOVER SENDAI 、UNDERCOVER KANAZAWA、UNDERCOVER NAGOYA、NIKE RUNNING STORE スポーツクエスト、ステップスポーツ東京本店、ステップスポーツ大宮店、ステップスポーツ大阪店、オッシュマンズ新宿店、オッシュマンズ二子玉川店、新宿伊勢丹リスタイルスポーツ・スポーツゲイト、うめだ阪急イングス、スポーツ館ミツハシ京都烏丸御池本店Map Top。
2015年02月20日ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)が2月18日から3月3日まで、伊勢丹新宿店本館3階のセンターパークで15SSコレクションをフィーチャーしたイベントを行う。ひとつひとつの服の中に手仕事の情熱を表現したドリス ヴァン ノッテンの15SSコレクションは、草原を歩きながら夏のロマンスやミステリーを夢見る女性をイメージ。再考された伝統モチーフやフラワーモチーフ、カラーブロック、ストライプなど、同ブランドらしいプリントを自由に組み合わせ、ポエティックな世界観を表現した。イベント会場では、ウェアだけでなく、シューズ、バッグなどのアクセサリーも充実したラインアップで展開する。
2015年02月18日ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)のアクセサリーブランド「ディスコード(discord)」より15SS新作として「ヴァニティーバッグ」が登場。YYを象った引き手で遊び心を表したキューブ形の「ヴァニティーバッグ」。きめ細かく上質なキップ(牛革)と、柔らかいディアスキン(鹿革)を使用し、日本伝統の絞り加工を施した。ストラップを利用することで、ショルダーバッグとしても使用可能。価格は黒6万8,000円、グレーの絞り柄8万5,000円。取り扱いは、ヨウジヤマモト青山本店、伊勢丹新宿店、福岡岩田屋店。14SSコレクションよりスタートした同ブランド。ブランド名の「ディスコード」は“不調和”を意味しており、アシンメトリーや未完成な美を追求した、ヨウジヤマモトらしいデザイン。過去には繊細でたおやか、そして奥ゆかしい日本の美しさをデザインに取り入れたバッグ、シューズ、スカーフなどを展開。今後もラグジュアリーアクセサリーを通して新しい価値観を提案していく。
2015年02月18日ジースター ロゥ(G-Star RAW)が、15SSコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。同キャンペーンを手掛けたのはファッションモデルを引退後、フォトグラファーや映画監督として活躍しているエレン・フォン・アンワース(Ellen von Unwerth)。キャンペーンを通じてジーンズのもつ自由な空気、ジーンズの本質と可能性について考え、1人1人がオリジナルのスタイルで見せるジーンズのあり方を表現した。キャンペーンではブランドの様々なバリエーションのジーンズが登場する。そのラインアップはスキニーフィットからルーズフィット、ロゥデニムからディストレスドデニム、ダークインディゴからチョークホワイトまで様々。今風から時代を超えたスタイルまで、メンズ、ウィメンズともに幅広く展開される。特に、ウィメンズのジーンズは、スタイルを最高に美しく見せるためのデザインを追求。形、サイズをはじめ、バックポケットやサイドシームの配置、理想的なウエストの位置まで、ディテールを徹底的に研究してデザインされた。アンワースは、「私が選んだモデルたちは、セクシーで女性らしいだけでなく、勝ち気で人を惹きつけ、情熱的。ジースターには常に自然体で若く、荒削りな一面があります。それらが私の作品に合っています」と語っている。また、キャンペーンタグとハッシュタグを組み合わせた「Wear it #tightorwide」を使ったキャンペーンもオンライン上で展開。スキニージーンズなどの「タイト」派と、今流れがきているボーイフレンド、バギー、フレアといった「ワイド」派で票を集め、どちらがより多くの票を獲得するか対決する。
2015年02月17日アンダーカバー(UNDERCOVER)の新作が、2月14日にドーバーストリートマーケットギンザにて先行発売される。対象となるアイテムは、15SSコレクションで登場した巨大なチェリーのオブジェをモチーフにしたTシャツ(6,000円)とスウェットシャツ(1万3,000円)の2点。Tシャツのプリントは、ポップなチェリーのイラストの下に「PEPPER」の文字が入ったものと、チェリーの実がスカルになったダークファンタジー調の2パターン。スウェットシャツは同じスカルのデザインのみの展開で、カラーはそれぞれ白と黒の2色展開となる。なおモチーフとなった巨大なチェリーのオブジェを使ったインスタレーションが、1階イベントスペースに期間限定で展示される。
2015年02月13日ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)は、パレ・ド・トーキョーを舞台に1月28日、15SSオートクチュールコレクションを発表。牧歌的でシュールな作品を見せた。「私は、自分の作品に心と魂を込める。そして制作過程で我を失う」というフィンセント・ヴァン・ゴッホ(Vincent van Gogh)の言葉を引用しながら、ゴッホの描く風景画が放つ強いエネルギーにインスパイアされたという。女性のハミングが不気味な印象を残す映画『ローズマリーの赤ちゃん』のテーマのリミックスが流れる中、麦わら帽子とサンダル、そしてバティック(ろうけつ染め)のドレスを着用したモデルが登場。ファブリックはオランダのブリスコ(VLISCO)社とのコラボレーションで、布の両面にプリントを施すことで、花柄をカットアウトしてコサージュに仕立てることを可能にさせた。ショー冒頭はモチーフのアウトラインのみで、徐々に色が増し、ドレスのボリュームが膨らみ、バティック、あるいは麦で編んだコサージュが加えられ、麦わらの帽子が極端に大きくなっていく。本コレクションのうち3点は、既に現代アートコレクターであるハン・ネフケンス(Han Nefkens)によって買い上げられている。これは、購入、コミッションピースをボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館に寄贈、長期貸し出しするという「the Han Nefkens Fashion on the Edge project」の一環で、最終的には美術館に寄贈する予定。
2015年02月12日ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul GAULTIER)がオートクチュールライン「ゴルチエパリ(GAULTIER PARIS)」15SSコレクションショーを、本社ビルにて開催した。会場には、カトリーヌ・ドヌーヴやカーラ・ブルーニ・サルコジ、ピエール&ジルなどが駆け付けた。プレタポルテからの撤退を宣言して初のクチュールコレクションは、「Ouiというための61の方法」と題し、61体のマリエ(ウエディングドレス)で構成。ゴルチエの気迫が伝わってくるかのような力強いコレクションとなった。主軸となるアイデアは、別々の二つのものを左右にドッキングさせる折衷法。右半分がテイラードのパンツスーツで、左半分がショールカラーのワンピース、あるいは半分がスモーキングで半分がホースヘア入りのホルターネックドレス、右半分だけプリーツが掛かっているワンピースなど、ゴルチエらしいユニークなウェディングが招待客達を楽しませた。また、パイソンをモチーフにしたアイテムが多く見られ、パイソン柄を玉留めだけで表現したカーディガンドレスや、スワロフスキーのクリスタルを組み合わせてパイソンモチーフを描いたワンピース、丸いウッドビーズのみでガラガラヘビのモチーフを描いたカーディガンなどが登場。ショーの中盤には、80年代に活躍したクリスティーヌやヴィオレッタ、スザンヌ等がドレスをまとって現れ会場を盛り上げたが、61体目のブーケドレス姿のナオミ・キャンベルがランウエイを歩くと、割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こった。
2015年02月11日ロンシャン(LONGCHAMP)が、15SS広告キャンペーンムービーを公開した。このムービーは昨年に公開された、同広告キャンペーンのビジュアルと共に撮影されたもの。キャンペーンモデルにアレクサ・チャンを起用し、南フランス・マルセイユのアートセンター「MAMO」の屋上で収録されている。撮影当日はこの日初めて解放されたアートセンターの屋上に、現代美術家ダニエル・ビュランの作品が並べられた。そのグラフィカルなカラーリングと共に、ブランドのオプティミスティックな世界観を演出したのがアイコンバッグ「ル・プリアージュ・エリタージュ」。アレクサがバッグを携えて、吹き抜ける風と青空の下を歩くという、解放感に溢れるムービーが完成している。BGMにはジャングルの「Busy earnin」を採用。配信は公式サイトとSNSで行われ、更に2月16日からの1週間は地下鉄表参道駅をロンシャンがジャックする。
2015年02月10日女性であることの喜びを感じさせる、自信に満ちた装いを表現したグッチ(GUCCI)15SSコレクション。キーとなったのは「70年代」と「デイリーシック」。ランウエイにも登場したアンクルストラップサンダル(ヒール11cm/16万4,000円)は、カラーブロックと円柱状のチャンキーヒールが特徴的で、ラグジュアリーと現代女性の強さを合わせ持つ。エキゾチックなボールドとグリーンにカラーリングされたパイソンが、デニムやレトロボタニカルなプリント、ボヘミアンテイストなレースのウエアと相性がいい。他にもメタリックカラーとパイソンとのコンビネーションや、ヒールにパイソンがカラーグラデーションになるように巻きつけられたデザイン、カーフスキン×スウェードなど、バリエーション豊富に展開されている。<問い合わせ先>グッチ ジャパン カスタマーサービスTEL:03-5469-6611
2015年02月06日ラグ&ボーン(rag & bone)は15SSキャンペーンで俳優マイケル・ピットとアストリッド・ベルジュ=フリスベをフィーチャーしたムービーとスチールを製作した。ムービーの監督は初挑戦となるマイケル。サポーティングアクターとしてイギリス人のスティーブン・グレアムが登場。ロケはニューヨークで実施された。ラグ&ボーンにとってウィメンズとメンズキャンペーンを共に撮影するのは初めての試み。「できあがった素材をみてブランドに新しい深みが加わったと感じた。マイケルとアストリッドの相性がとても良く、見ている人にも伝わると思う」とデザイナー、デヴィッド・ネヴェル。また、「ラグ&ボーンは常にコレクションを紹介できる新しいメディアを探している」とデザイナーのマーカス・ウェインライトが話す通り、ムービーを中心としたキャンペーンも新しい。現在予告編ムービーが公開されており、本編は今後ブランドホームページで公開される予定。
2015年02月03日プラダ(PRADA)が15SSシーズンのキャンペーンビジュアルを発表した。フォトグラファーのスティーヴン・マイゼルが写し出したのは、ストイックで、サイケデリックで、インティメントなムード。女性は自身を感じながらリラックスし、自由で気楽に見せながら主導権を失わずにいられるのか?そんな矛盾を内包するビジュアルを、モデルやコレクションの様々な視点から撮り下ろすことで探求したという。モデルに選ばれたのはジェマ・ワード、ジュリア・ノビス、アイネ・ニーフスの3人。1800年代から1960年代のアンティークのプロケード生地を再生し、コットン、ガーゼ、未加工のレザーを組み合わせてデザインされたコレクションと共にシルクジャカードのソックスは度々ビジュアルに登場し、モダンでエレガントなイメージを生み出した。ビジュアルの中の彼女たちは、モノクロ写真では力強く挑発的に、パステルグラフィックでは若々しく躍動的に表現されている。バッグはそれぞれの形や特徴をマイゼル流に再解釈。ベッドルームに何気なく置かれた姿が、束の間に与えられた自由を感じさせる。
2015年01月30日ディオール(Dior)は、1月26日、パリのロダン美術館で15SSオートクチュールコレクションを発表した。テーマは、「Moonage daydream(ムーンエイジの白日夢)」。アーティスティックディレクターのラフ・シモンズ(Raf Simons)は、SFや宇宙への旅、ポップカルチャーや無現の可能性を感じさせるファッションが社会を彩っていた時代を思い描いたという。オートクチュールメゾンならではの、豪華なモチーフが幾重にも重ねられたギピュールレースのシフトドレスには、フォトプリントを施した透明のプラスチック素材のオペラコートをレイヤード。細かく立体的なプリーツが施されたマルチボーダーのドレスやスカート、ジオメトリックプリントのニットのオールインワンやボディスーツ、アシッドカラーのビニールブーツなど、50年代から70年代までの時代がミックスされた。メゾンの象徴である「フラワーウーマン(花のような女性)」がまとう、花モチーフのレース刺繍やフラワープリントのドレスにもジオメトリックなカッティングが施され、過去と未来が交錯する。デイヴィッド・ボウイの歌声が響く八角形の会場には鏡が配置され、コレクションに込められたそれぞれ時代の要素が鮮やかにコントラストを放ちながらぶつかりあい、ラフのいう「めまぐるしい感覚」を呼び起こした。「私が本当の意味で表現したかったのは、過去から学びながら現代的な視点を取り入れた、今との関連性を感じる何か。それは、よりワイルドでセクシュアルな未知のもの。オートクチュールや女性という概念から解き放つもの」とラフ。
2015年01月27日フルラ(FURLA)は15SSコレクションから、写真家のマリオ・テスティーノをクリエイティブパートナーに迎えると発表した。15SSシーズンにおける広告キャンペーンでは、ジョイフルを感じさせるカラフルなイタリアンライフスタイルムードを発信していく。マリオが撮り下ろしたビジュアルは全部で3種類。グリーン、ホワイト、ブルーのカラーリングが鮮やかなバッグと、それを手にした女性の存在感が眩いばかりに溢れる作品を完成させた。キャンペーンビジュアルはメディア、野外広告、ウィンドウディスプレイ、店内、カタログなど様々な媒体へと展開。“360度マーケティング”を目指し、今後も両者はアーティスティックなブランドイメージを世界へと発信していく計画だ。尚、今回のパートナーシップについて、マリオ・テスティーノは「フルラはエナジー、ライフ、カラーに満ちたブランドです。アイテム一つを見ているだけで、このアイテムを持つ誰しもが、素晴らしい時間を過ごしているところが想像出来るのです」とコメントしている。
2015年01月27日アレキサンダーワン(ALEXANDER WANG)が、15SSウィメンズコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。今季におけるキャンペーンビジュアルの撮影は、LEDライトが怪しく輝くパーティーバスの車内で行われた。その幻想的なイルミネーションに映し出されたのは、アンナ・イワーズ(Anna Ewers)、ビンクス・ウォルトン(Binx Walton)、レキシ・ボイリング(Lexi Boling)、ヴァネッサ・ムーディ(Vanessa Moody)、 ディラン・ソル(Dylan Xue)、サラ・ブラノン(Sarah Brannon)ら6人のモデル達。ユースカルチャーと若者の破壊的なエネルギーを全身で表現している。昨シーズンに引き続き、撮影はスティーブン・クラインが、クリエーティブディレクションはKiDS Creativeのパスカル・ダンジン(Pascal Dangin)が担当。スタイリストにはカール・テンプラーら、ショーのバックヤードを手掛けるチームが起用された。
2015年01月23日トッズ(TOD’S)が15SSメンズコレクションの広告キャンペーンを公開した。ロケ場所は建築家であるフィリップ・ジョンソン(Philip C. Johnson)の代表作「ガラスの家」。「ガラスの家」は49年にフィリップ・ジョンソンにより建てられた、世界的にも有名な建築物。そのコンセプトは建築における実体験を概念化することで、“見られている”“見えている”という事象を、“見られていない”“見えない”という関係へと転換。ガラスと鉄を用いた建築物は、建築における可能性という概念そのものを問う作品となっている。トッズは今回の広告撮影を記念して、ミラノのヴィラ・ネッキの庭園に「ガラスの家」を再現。その際にフィーチャーしたのが、トッズのアイコンシューズ「ゴンミーニ」の進化型である「シティスパイダー」だ。象徴的なペブルのパターンに幾何学的要素が盛り込まれたソリッドなソールには、職人のクラフツマンシップとイタリアブランドの伝統が凝縮されている。1月18日にはこの場所で15-16AWコレクションの発表も行われた。なお、今回の広告撮影を第1章として、“イタリアンスタイルが世界を旅する”というコンセプトの新プロジェクト「イタリアントラベルダイアリー」がローンチされる。キャンペーンに先駆けて、フィリップ・ジョンソンが出演するティーザー動画も公開されている。
2015年01月22日ミュウミュウ(MIUIMIU)が、15SSコレクションの広告キャンペーンビジュアルを発表した。ニューヨークで撮影されたビジュアルは、「恐れを知らない美しい3人の女優」が複数の部屋を舞台に多次元の物語を繰り広げる、映画のワンシーンのように仕上げられた。真っ白なベッドシーツの上にもたれる若々しいミア・ゴス(Mia Goth)、窓辺で金色の光に彩られ挑発的なオーラを発するイモージェン・プーツ(Imogen Poots)、応接間で足元に白いバッグを置いて静かな佇まいを見せるエレガントなマリーヌ・ヴァクト(Marine Vacht)をドアから覗き込むアングルで撮影し、タブローのように印象的な情景描写にピンと張りつめた緊張感を漂わせた。撮影はスティーヴン・マイゼル (Steven Meisel)。
2015年01月22日セリーヌ(CELINE)が、15SSシーズンの広告キャンペーンビジュアルを公開した。この広告キャンペーンのモデルとして、80歳のアメリカ人小説家のジョーン・ディディオン(Joan Didion)、フランスのバレエダンサー兼振付師のマリ=アニエス・ジロー(Marie-Agnes Gillot)、イギリス人モデルのフレイヤ・ローレンス(Freya Lawrence)の3人を起用。写真を撮り下ろしたのは、写真家のユルゲン・テラー(Juergen Teller)。現在、ルイ・ヴィトンで展開中の「SERIES 2」などの数々の広告キャンペーンなどを手がけている。尚、セリーヌの15SSコレクションは3月中旬に発売される予定。
2015年01月22日エルメス(HERMES)は15SSウィメンズシューズコレクションの新作ムービー「Girl on a wire」を公開した。「なぜ、あんなにも高いヒールでランウエイを颯爽と歩けるのか?」。そんな疑問に答えるように、今回のムービーではハイヒールやサンダルを履いた女性が、瀟洒なリズムに合わせてサーカスのロープを渡っていく。その優雅な歩みの先にはやがて青空が広がり、女性はその向こうへと歩いていく……。エルメスのハイヒールに秘められたバランス感を、セクシーかつ大胆に表現。モデルのウォーキングは何故美しいか、その秘密の一端に迫ったムービーだ。
2015年01月21日「ジバンシィ(GIVENCHY)」は、15SSキャンペーンビジュアルを公開した。撮影はマート&マーカス(Mert and Marcus)。今回はモデルのトニー・ワードを起用。テーラリングアイテムを着用し、モノクロで撮り下ろされたワードと、15SSを象徴するかすみ草がプリントされたルックで佇むカラーのヤングモデルが並び、明暗ある対比を見せている。今キャンペーンにおいてリカルド・ティッシは、ジバンシィマンのダークでロマンティックな側面を表現したという。
2015年01月16日「サンローラン(SAINT LAURENT)」が、15SSコレクションのキャンペーンビジュアルを公開した。ウィメンズではアムステルダム出身のエクスクルーブガール、キキ(KIKI)がモデルに選ばれた。同コレクションではチェリープリントのドレスを纏い、ショーのオープニングを飾っている。一方、メンズではギタリストのジェイムスが、クリエーティブディレクターのエディ・スリマン(Hedi Slimane)によるストリートキャスティングによって起用された。ビジュアルの撮影はエディ自ら手掛けた。ウィメンズコレクションの70年代のフィーリング、そしてサイケロックな雰囲気を表現している。
2015年01月15日ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」が、15SSシーズンの広告キャンペーンを発表した。今シーズン、“スペイン影響下のシシリー”をテーマに、赤をキーカラーとするコレクションを提案。ビジュアルには、世界一の闘牛士として知られるホセ・マリア・マンサナレスを起用し、イタリアとスペインの伝統に独自の視点での解釈を加え表現。地中海の日差しを感じさせる作品に仕上がった。フォトグラファーはドメニコ・ドルチェ、アーティスティックディレクターはステファノ・ガッバーナが務めている。また、チルドレンウエアのビジュアルには、たくさんの子供達に囲まれ、ドルチェとガッバーナの両名も登場。コンセプトは“愛、家族、笑顔”。家族の中心に子供達の無邪気な笑顔が集い、彼らへと注がれる惜しみない愛を表現した。同時に、ムービーも公開。フラメンコを彷彿とさせるリズムの中で、集い、踊り、笑い合う家族の姿が映し出されている。
2015年01月14日「エルマンノ シェルヴィーノ(ERMANNO SCERVINO)」が15SS広告キャンペーンを公開した。モデルにショーン・ペンの娘、ディラン・ペンを起用。ロケーションは、デザイナーのエルマンノ・シェルヴィーノお気に入りの場所というイタリアのトスカーナ。プライベートヴィラで地中海の景色と海を背景に撮影した。1970年代のカリフォルニアからインスパイアされたウエアにゴージャスなファーのソファがマッチしたビジュアルとなった。エルマンノは、「ディランの持つ、若さ、グラマラス、国際的な感覚はブランドのDNA を表現するもの。彼女のような現代的なキャラクターは、エルマンノ シェルヴィーノが描く女性像と非常に多くの共通点がある」と話している。
2015年01月14日ジョン・ガリアーノが「メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)」のクリエーティブディレクターに就任して初めて手掛ける15SSアーティザナルコレクションが1月12日、ロンドンで発表された。アーティザナルはオートクチュールコレクションに相当するもの。ファーストルックは、紙で製作されたミニドレス。襟やフラップ、ヘムなどトリミングにミニカーが装飾されている。続いて、二の腕までずり落ちたダブルのジャケット、ジャケットそのままの形を大胆にフロントにつけたミニドレス、コートを腰に巻きつけたようなロングドレス、裏地の見えた袖や不釣り合いなヘムなど、デコンストラクションした服が続く。これらはかつてマルジェラが行ってきた表現方法を踏襲するもの。一方では、ビスチェ、ウエストを極限まで絞ったフィット&フレアーシルエットのジャケットやロングコートなど、ガリアーノが好んで得意とする貴族的なアイテムが登場。レースの下から見えるレオパードプリントや、イタリアの画家、ジュゼッペ・アルチンボルドの騙し絵のようなドレス、貝殻の欠片や細やかなビーズを施したディテールなどシュールなモチーフはマルジェラ的。そこにガリアーノ特有のロマンティックが重なり、両者が邂逅する。ショーの後半で見せたのは、アンドロジナスなブラックスーツ。そして、ガリアーノの象徴・赤のイブニングドレス。これからメゾンの歴史が塗り替えられていくようだ。
2015年01月13日「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は、写真家の荒木経惟が撮影した15SS広告キャンペーンビジュアルを発表した。15SSコレクションはダンサーなどの身体の自由な動きにヒントを得た、上品でリラックスした雰囲気を前面に押し出した。洗いをかけたカーフスエード、驚くほど柔らかいラムスキンなど、風雨にさらされたような独特の手触りを持つマテリアルを採用している。これにメンズではスモッキングやステッチ、退色加工などを施し、着古したような風合いを再現。ウィメンズではスパンコールやキャビアビーズといった装飾があしらわれた。カラーパレットにディープネイビーやスカイブルーを中心に、ペール、ミスト、バナーヌなどの明るい色合いを採用。一方、メンズはブルーやグリーンを多く用いて、淡い色合いの中でのバランスを追及している。キャンペーンビジュアルの公開にあたり、クリエーティブディレクターのトーマス・マイヤーは「ただ単純に刺激的であるという以上に、荒木氏の作品には力強い誠実さと人間としての痛切な感情がひそんでいるからこそ、いつまでも記憶に残るのだと私は思います」とコメントしている。なお、2月には撮影の現場を記録したドキュメンタリービデオが、公式サイトの「アート・オブ・コラボレーション」コーナーで公開される予定。
2015年01月08日ダイエットブッチャー スリムスキン(DIET BUTCHER SLIM SKIN)の15SSコレクション。今シーズンのルックブックと展示会は、装花にedenworksの篠崎恵美を迎えて製作した。イメージを植物で独創的に表現する篠崎の作品と、どこかファンタジーさを感じさせるDIET BUTCHER SLIM SKINの服が融合。どこにもない場所、理想郷を意味する「ユートピア(UTOPIA)」をシーズンテーマにしたコレクションで、「クラブで聞いた生のジャズ演奏から強くインスパイアされた」と話すデザイナーの深民尚氏。そのイメージソースは、サックスフォンのモチーフやラメを散りばめた素材などに現れている。また、デザイナーの好きな青とバラも要所々々で用いられている。今シーズンのルックを特徴付ける要素の一つはフラワーアートとのコラボレーション。今回装花を手がけた篠崎氏が「『UTOPIA』は、とても曖昧な語句で、人によって感じ方やとらえ方が様々なので、噛み砕くのに数日かかりました」と語る通り、熟考された取り組みだ。「デザイナー深民さんが何を伝えたいかを読み取るのが難しいと感じると同時に、ワクワクしていました。数日悩み、『UTOPIA』の私なりの答えは『存在しない理想』でした。その追求はわたし自身の創作のテーマでもあり、それがワクワクしていた理由だったと気づきました。今回のコラボレーションですごく大切にしたことは、『完成させない』ということ。『UTOPIA』は進化するから。今後またお披露目する時がありましたら、また違った理想(=ユートピア)を表現したいです」と独自のユートピア論を語る。ルックからは、コレクションと植物とが織りなすユートピアの世界観を楽しめる。
2015年01月05日「パルファム ジバンシイ(PERFUMS GIVENCHY)」は1月9日、「ジバンシイ スプリング サマー コレクション 2015」を発売する。今年のSSコレクションではブランドのマストハブなメイクアイテムから、新色や限定色を多彩にラインアップ。“カラー レクリエーション”をテーマに、天真爛漫な少女だった頃を思い出させるような、カラフルで遊び心のあるコレクションとなった。ブランドのロングセラー「ル・プリズム」からは、限定モデル「カラー・コンフェッテイ」(7,200円)が登場。パープル、ゴールド、オレンジ・ベージュなどのテクスチャーが、舞い散る紙ふぶき(コンフェッティ)のように混ざり合う、遊び心にあふれたフェイスパウダーとなっている。パッケージもジバンシイ クチュールのドレスを思わす、カラフルかつプレイフルなデザインに仕上がった。その他、ネイルカラー「ヴェルニィ・ジバンシイ」(3,000円)からはマット・イエローとマット・ローズが、リップグロス「ジェリー・アンテルディ」(3,500円)からはフレッシュなカラーリングのポップ・オレンジが、それぞれ限定色として登場。アイライナーペンシル「カラー・カジャル」(3,200円)はコレクションの限定モデルとなり、インベンション・グリーン、イマジネーション・ブルー、クリエイション・パープルと三つのカラーバリエーションを用意。色鮮やかなカラーが目元を引き立て、ぼかして使えばアイシャドーとしても利用出来る。また、アイシャドー「オンブル・クチュール」(3,200円)からは、かつて限定発売したローズ・イリュージョンが復活。ヌード・サテンとともに、新たなカラーバリエーションとしてラインアップに加わる。マスカラ「ノワール・クチュール・ボリューム」(4,700円)の新色ブルー・タフタは華やかなブルーが特徴で、目元を印象的に仕上げるときに利用したい。なお、伊勢丹新宿本店、及び阪急うめだ本店では、同コレクションを7日に先行販売する予定。その後、9日からジバンシイ カウンターにて数量限定で発売される。
2015年01月05日榊の美学は常に各アイテムに息づいている。15SSでは一見双糸のブロードのようにしなやかなシャツが登場。しかしよく見るとオックスフォードだ。「良い生地でした、巡り合わせです。thebangで皺の出方というのは気になっていたので。ブロードのはっきりとした皺が嫌なんですよ。ちょっとかっこつけてブロードのシャツ着てデートに行くときなんてジャケット脱ぎたくないですもん。腕の関節の皺とか気になりませんか」15SSのメインとなるテーマは洋服の常識に挑戦する。実験的な試みを行うライン「ofSakaki」でだ。「今季は『量産』に着目しました。ある程度細い人から太い人まで着られる作りにしたんです。今までは色んな人に着てもらいたいから一つの型でいっぱいサイズがあった方がいいんじゃないかと思っていました。でもサイズを合わせていく方向って、突き詰めるとオーダーメイドの領域ですよね。じゃあオーダーメイドでいいじゃないですか。つまり量産品は、サイズ展開が少ない中で色んな人が着られる方がいいということ。工場さんの作業精度も上がります。今まで4サイズあったものが2サイズで良くなれば、作業工程も減る。それが量産品じゃないかと。まだ目指すところまで行っていないのですが、例えばパンツのウエストタックをアジャスターで調節出来るようにしたんです。左右3cmずつ取れば6cm変わります。かつセンターでも調節出来るので約10cm調節できます。なので、ベルトいらないですよ。一番やりたいのは、たらふく食べた後に広げてふぅっとリラックスしたい(笑)。人間が1日中ずっと同じウエストでいることって決してありません。これが今考えている服の理想形です」まだ実験段階のため、4サイズ展開だが、今後減らしていくという。サイズを調整できる服というのはあるが、スタイルとして成立するかが難しい。一見不可能に思えるこのアイデアについて、「今まで、これだ!と思うことをやり始めて形にならなかったことって無いんです。何らかの形になるんです。面白いものでやり続けていくことで行き詰まっても、頭から消えることは無く、1日1回は考えちゃうんですよ。病気ですね(笑)。続けていると出るんですよ、答えが。そしてシーズンに向けてサンプルを作り、また改善点が出て来て、というサイクル。この形を作ったことによって次が見えるのが楽しいですね。(アイデアが)出ないことが無いのが何より楽しい」と、嬉々として話す。最後にウェスティンホテル東京での15SSプレゼンテーション風景を見せてもらった。坊主のモデルが映画のように佇む数葉を見せる榊。「このハゲがいいんすわー」と目を細めた。1/5「縛られたくない男の美学」に戻る。4/5「デザイナーはファッションをやらなくていい」に戻る。
2015年01月03日