リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)の2018年春夏コレクション「writtenafterwards 10th Anniversary Collection “After Wars"」を発表するファッションショーが、2017年11月17日(金)より東京都庭園美術館にて開催。このショーには一般向けの招待枠が設けられる。山縣良和が手掛けるリトゥンアフターワーズは、2017年に記念すべき設立10周年を迎える。最新の2018年春夏コレクションを披露する「writtenafterwards 10th Anniversary Collection “After Wars"」には、一般客向けの招待枠が設けられる。なお、ショーの翌日2017年11月18日(土)からは、東京都庭園美術館にて展覧会「装飾は流転する」展がスタート。展覧会では、アートの世界でも評価される山縣良和の作品が、新作を含む過去10年間のアーカイブの中から厳選して展示される。【詳細】リトゥンアフターワーズ10th Anniversary Collection “After Wars"開催日時:2017年11月17日(金) 17:30~ドアオープン/18:00~ ファッションショー会場:東京都庭園美術館住所:東京都港区白金台5-21-9応募方法:下記WEBページにて案内応募期間:11月6日(月)~11月15日(水)応募URL:※定員に達し次第、募集は締め切り。※返信にてデータインビテーションを発行。
2017年10月23日フォーチュナトウキョウ(FORTUNA Tokyo)の2018年春夏コレクションが、2017年10月20日(金)に表参道ヒルズで発表された。Amazon Fashion Week TOKYO初登場の同ブランドは、日本の伝統工芸「西陣織」を取り入れた「和モダン・クラシック」スタイルを提案している。デザイナー・木場 彰子がイギリス在住経験があることから「英国調のトラディショナル」と「和」を掛け合わせたデザインが特徴だ。フォーチュナトウキョウの看板アイテムである西陣織のネクタイ。ランウェイには桜や武士、葛飾北斎の作品など「和」をモチーフにした様々な柄が登場した。こだわりのあるネクタイの柄は、ポロシャツの襟や袖、そしてショートパンツの裾にも取り入れられ、ウェアを引き立てる。「和」がさらに顕著に現れたのは、着物型のコートやアクセサリーに取り入れられた雪下駄。下駄の鼻緒には、ネクタイと同様の柄が採用されている。そこに合わせられたのは、イギリスの伝統的なウェアだ。ネイビーのトレンチコートや、シングル・3ピースのスーツ、そしてチェック柄をあしらったノーカラージャケットがランウェイに現れ、イングランドの風を運ぶ。「和」と「英国」、2つの魅力が融合したコレクションに仕上がっている。
2017年10月23日メゾン マルジェラ(Maison Margiela)が、2017年春夏アーティザナルコレクションのインスタレーションを開催。2017年10月27日(金)より、ドーバー ストリート マーケット ギンザで行われる。「アーティザナル」はメゾン マルジェラのオートクチュール。ウィメンズのプレタポルテ「デフィレ」にインスピレーションを与え、メンズのプレタポルテからシューズ、バッグ、アクセサリーまでのすべてのラインを貫くメソッドや哲学を示す存在だ。クリエイティブ・ディレクターのジョン・ガリアーノが手掛ける「アーティザナル」の披露は、国内初。輪郭を際立たせて服の構造をあらわにするデコルティケ(Decortiqué)テクニックによって描かれた主要なルックを展示する。また、「Discover the Maison Margiela ‘Tabi’ story」と題したエキシビションも開催。「タビ」シューズは、日本の伝統的な履物である足袋にインスピレーションを得たシューズで、メゾンのアイコン的存在である。1989年春夏コレクションで発表した初代「タビ」ブーツから、2017年春夏アーティザナルコレクションでカットアウトディテールブーツまで、様々な年代の「タビ」シューズを展示する。さらに、ドーバー ストリート マーケット ギンザのために制作されたゴールドレザーに白いペイントを施した特別な「タビ」ブーツを、10月28日(土)より限定販売する。【詳細】Maison Margiela SS17 ‘Artisanal’ installation会期:2017年10月27日(金)~11月21日(火)会場:ドーバー ストリート マーケット ギンザ住所:東京都中央区銀座6-9-5 1階イベントスペースDiscover the Maison Margiela ‘Tabi’ story会期:10月27日(金)~11月2日(木)会場:ドーバー ストリート マーケット ギンザ住所:東京都中央区銀座6-9-5 1階<エクスクルーシブ「タビ」ブーツ for ドーバー ストリート マーケット ギンザ>価格:156,000円+税発売日:10月28日(土)【問い合わせ先】ドーバー ストリート マーケット ギンザTEL:03-6228-5080
2017年10月23日パラドックス(PARADOX)2018年春夏コレクションが、2017年10月19日(木)に渋谷ヒカリエで発表された。ストリート・ゴシック・フューチャーをキーワードにウェアを展開する同ブランドが今回テーマに掲げたのは「坊主」。デザイナー・鉄羽淳平は自分のルーツである「日本」に立ち返り、「和」の要素をスパイスとして取り入れた。ランウェイに登場したのは、ブラックをベースに、シルバーアクセサリーやネオンカラーを効かせたストリートウェア。フーディーやボンバージャケット、スウェットのハーフパンツなどは、背中や裾にシルバーリングなどがディテールとして取り入れられた。さらに、「和」らしい<結ぶ>という行為に繋げさせるかのように、長く垂れる紐が随所にデザインされている。また「坊主」や「仏教」からインスピレーションを得て、仏壇で火を灯す行為から導き出した「炎」モチーフが取り入れられ、ストリートウェアにジャポニズムの要素を融合させている。「和」をさらに加速させるのは、和服の合わせを取り入れたはっぴを思わせる羽織りだ。ただし、ロゴデザインなどを取り入れることで変化球に仕上げている。
2017年10月22日リヒトステール(Licht Ster)のファーストコレクションとなる2018年春夏コレクションが渋谷ヒカリエで発表された。ファッションデザイナー・コシノジュンコを叔母にもつディレクターのヒカリと、デザイナー・澤柳 直志による同ブランド。「リゾートトラベル」をインスピレーションに「ストリートエレガント」という新しいスタイルを提案した。ウェアはほとんどホワイトカラーで統一。序盤はシフォンを取り入れたワンピースやスカート、スリーブにリボンをあしらったコートなど、フェミニンな服が続く。ただし、そこに大胆なロゴ使いのTシャツや、落書き風デザインのジャケットが加わり、ストリート要素が組み込まれることで「ストリートエレガント」というワードに繋がってくる。続いてランウェイを占領したのは、中国のスポーツブランド「アニファ(ANIFA)」とコラボレーションしたスポーツウェア。テニスウェアを彷彿させるワンピースは、スカートにシフォンを重ね、胸元にフリルをあしらうことで、スポーティなウェアをエレガントに昇華。他にも、裾にレースをデザインした可憐なジャージパンツなどが登場した。ラストは、エレガントで優美なウェアで締めた。大胆にシフォンを使い透け感を出したトップスやベアタイプのロングワンピース、袖のフリルが踊るトップスなどが、リゾートを感じさせる優雅な空気を運んだ。
2017年10月21日タエ アシダ(TAE ASHIDA)の2018年春夏コレクションが、2017年10月18日(水)に六本木・グランド ハイアット 東京にて発表された。近未来的なサウンドとともに始まったショーのファーストルックを飾ったのは、水面に広がる波紋のような、白と黒の幾何学模様プリントのドレス。グラフィカルな柄と、アシンメトリーなフォルムは、強いインパクトを与えるが、上品でシックな印象に。オレンジやエメラルドグリーン、ピンクなどの色をランダムに切り替えたマルチストライプのドレスは、光を反射して輝く万華鏡のようだ。パネルごとにストライプの太さや密度が異なり、視覚的に強い印象を与える。フロントには透け感のあるジョーゼット素材を使用し、歩くごとに優雅に揺れ動く。写実的に描かれたボタニカルモチーフは、クラシックな空気感を生み出す。透け感のあるブラウスに刺繍で施された花々も、スキニーパンツに立体的に描かれた花々も、生き生きとその美しさを発揮し、服を彩っていく。また、モスグリーンで表現されたゼブラ柄やボーダーに施されたグラフィカルなゼブラなど、動物的な表現や、自然に由来するモチーフがパワフルに存在感を放つ。レースやチュール、ラメなどのエレガントな要素はふんだんに盛り込まれ、華やかなムードを作り上げる。組み合わせるのはスタイリッシュなパターンだ。総レースのミニドレスはIラインのシルエットに仕立てることで、ミニマルな華やかさを演出。透け感のあるチュールエンブロイダリーのロングドレスは、オールブラックでクールに仕上げた。チュールを幾重にも重ねた上から、ボリューム感のあるカットジャカードの生地をふわりと被せたパステルピンクのドレスも登場。ジャカードの光沢感と分量のあるシルエットが、優雅さの中にも堂々とした風格を表している。
2017年10月21日ティボー(thibaut)2018年春夏コレクションが、渋谷ヒカリエにて2017年10月17日(火)に発表された。今シーズンのテーマは「リハーサル」。Amazon Fashion Week TOKYOに初参加となる同ブランドが表現したのは発表会の本番ではなく、ゲネプロをイメージした、未完成であえて荒削りなリラックスウェア。デザイナー・伴 芽衣子が幼少期に習っていたというバレエ。その時の記憶から、リハーサルで着用されるレオタードやレギンスに加え、リネンコットン素材の羽織りなどが生み出された。どれも着心地の良さと程よいリラックス感が醸し出ている。また、舞台を夢見て練習するバレリーナを彷彿させる、ロマンティックなチュールスカートやボリューミーなフリル、ホワイトレースを取り入れたトップスやパンツなどもポイント。そこに加わるのは、斬新なリメイクデニムウェアだ。どれも原宿の古着屋メランジェ(MELALNGE)を手掛ける伴ならではのデザイン。デニムパンツは大部分が剥ぎ取られ、ガーター風のアクセサリーとして生まれ変わり、着古したパンツは見事なカッティングでキャミソールへと姿を変えている。着こなしは、リハーサルウェアとリメイクデニム、そして日常的でラフなストリートアイテムを組み合わせたミックススタイル。レオタードにプルオーバーやリメイクデニムをぶつけたり、フリルトップスにスポーティなパンツを合わせたりと、気負いしないことで生まれるアンニュイさやセクシーさを感じさせた。
2017年10月20日ケイスケ ヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)の2018年春夏コレクションが2017年10月17日(火)、表参道ヒルズ スペース オーで発表された。クリエイションの動機は、日常の中での無気力に始まる。前回のコレクション発表後に無力感に見舞われたというデザイナーの吉田圭佑は、初心に立ち返ってリラックスした日常着を作ることから着手した。1970年代のヒッピー達が感じていた、世間の抑圧された空気感を重ね合わせ、より自由な姿勢や発想を求めて表現に落とし込んだコレクションだ。ヒッピースタイルを象徴する、パンタロンや厚底のシューズはサイケデリックな色彩が目を引く。赤やマスタードイエロー、ビビッドピンクやグリーンなど、ポップな色調が開放的な陶酔感へと導く。パンタロンに施された、膝下の切替部分にはスポーティーなリブをあしらい、裾にはギャザーを寄せてフェミニンなフォルムに。様々な要素を盛り込むことで、既成の型を外していく。Tシャツの裾を縛るような開放的なイメージで作られたのは、大胆なカッティングと組み合わせられたいくつものリボン。所々あえて結ばずにルーズな部分を残したり、結び目によって布地の動きを決定したりと、リボン結びが服を形作っていく。発想次第で多彩な着こなしが実現可能だ。硬質な服に自由な風を吹き込んだのは“穴”。既に服として成り立っていたものに、1個穴を開けただけで、新しい服の形が生まれ、可能性の幅が広がっていく。袖に切り込みを入れたブラウスや、前身頃に大きな穴を二つ開けたワンピースやベスト。従来であればかっちりとフォーマルな印象のアイテムも、大きく開かれた“穴”によって柔軟になり、スポーティーなアイテムと合わせてもスタイリングが成立する。この場に定められた着こなしは存在せず、思うままに服を着て良いのだと感じられる。ショーを盛り上げる音楽は、爆音のロックやプログレッシブ・ロック。何からも束縛されず、ありのままに自由を謳歌する、そんな高揚感が会場を満たしていた。
2017年10月20日ヘンリック ヴィブスコフ(HENRIK VIBSKOV)の2018年春夏コレクションが、「Amazon Fashion Week TOKYO」中の2017年10月16日(月)に東京・渋谷ヒカリエにて発表された。デンマークのブランド、ヘンリック ヴィブスコフの18年春夏コレクションはすでにコペンハーゲンやパリで披露されている。金沢21世紀美術館でインスタレーションを行うことに合わせて、東京でもショーを行うことになったという。今回のショーでは、以前日本で目にしてクールに感じたという工事現場で働く人々からインスパイアされた演出を行った。ショーの冒頭、ランウェイの中心に作業着を着た男たちが登場し、金属の棒を繋いだアーチを掲げた。そこには、布団の中で人間が眠る様子を寝袋のような素材で模った物体が吊り下がっている。この一風変わったインスタレーションが意味するのは、今季のテーマ「THE GREAT CHAIN OF SLEEPERS」だ。同ブランドの先シーズン、2017年秋冬コレクションのショーの最中に、一人のパフォーマーが眠ってしまったという出来事をきっかけに、デザイナーは“睡眠”を、人間の睡眠から動物の睡眠まで、様々な角度から考え始めたという。特徴的なのは、そのテキスタイルだ。ファーストルックのワンピースは、瞼の裏に現れてくるような抽象的な柄を、立体的な加工によってチェック柄の上にのせたテキスタイル。動物が丸くなって眠っている様な絵を柄にした布地も、端がほつれたような立体的な加工で仕上げてある。また、ギンガムチェックやストライプといった柄のほか、リップルなどのパジャマ風の布地もリラックスしたムードで“スリーパー”を象徴している。さらに、大きなあくびの瞬間を真正面から目にしてしまったような、口の中のグラフィックを描いたニットなど、ポップな印象のウェアも登場。北欧の雰囲気も感じるような、ソフトでいてユニークで、インパクトのあるデザインが印象的だった。これまでに発表されたショーとは異なるスタイリングが披露されたことにも注目したい。ジャケットは腰にラフに巻かれ、まるでアクセサリー感覚。全身グリーン一色のセットアップのルックは、ジャケットを真横にずらして着用することで変化を付けた。なお、ショーではウィメンズとメンズコレクションが同時に披露された。
2017年10月19日リョウタムラカミ(RYOUTA MURAKAMI)の2018年春夏コレクションが2017年10月16日(月)に東京・渋谷ヒカリエにて発表された。未来のパーティーガールコレクションのテーマは「2020年代のパーティーガール」。ジェンダーという足枷から解き放たれた女性が夜のパーティーに出かけていく。女性は家で静かに主人の帰りを待つ、なんて時代はもう終わったといわんばかりのアップテンポなダンスミュージックをBGMにショーは展開する。殻をやぶる「女性」「女性たちは殻を破り、夜の街に繰り出そうとする。」そんなストーリー性のあるショーであった。一番初めに登場した涼し気なリネンの落ち着いた色味のセットアップから、ショーが進むにつれて色使いが派手になっていく。至る所に登場する、ジャケットを半分裂いたようなスカートやトップスは、シンプルな色でまとめられたルックにおいてデザインで存在感を示す。フォーマルなスタイルを代表するジャケットをカットオフにすることで、コレクションのストーリーの中においてしっかりと意味を持ったファッションアイテムに昇華している。ランウェイで輝くシルバーシルバーのコートはコレクションの中で一際輝く存在であった。オーバーサイズのアウターは現代的でありながら、どこか80年代の雰囲気を感じさせるシルエットラインを作り出す。シューズには、底部にソールの役割を果たしているのであろうシルバーのパーツがデザインされ、ランウェイの上で存在感を放っていた。アートをファッションにショーの終盤では、今までの「リョウタムラカミ」というブランドらしいデザインのドレスも登場。アートをファッションに取り入れたイヴ・サンローランから影響を受けたと語る村上自身が「お天気柄」と呼ぶその柄は、母・千明が描いたもの。ユニークなパターンのドレスは、ウーハーがフロアを揺らすダンサブルな雰囲気とはまた違った空気を会場につくり出した。新たなスタート「今季からリョウタムラカミは村上亮太一人でデザインしていきます。」ショーの後の発表だった。ブランドの立ち上げ当初から村上と村上の母・千明の2人がデザイナーであったリョウタムラカミ。ある意味で新しいブランドに切り替わったともいえる新体制の元で作られたアイテムたちには、母からのインスピレーションは依然受けつつ、村上良太自身の世界観がより顕著に表現されていた。今季のコレクションで表現されたテーマのストーリーは、「ブランドの成長のために」と単独でのデザイナー担当を決めた村上の"殻を破った"信念の表れだったのかもしれない。
2017年10月19日パーミニット(PERMINUTE)の2018年春夏コレクションが、渋谷・ヒカリエホールにて2017年10月16日(月)に発表された。Amazon Fashion Week TOKYOに初参加となる同ブランドが表現したのは、生まれ育った故郷・福島県の情景や思い出を振り返ったノスタルジックな世界観。ドレーピングや立体裁断による、シェイプの強い服作りが得意なデザイナー・半澤 慶樹。今季のドレス、ワンピース、アウターはどれも圧倒的なボリューム感がポイントだ。まるで布をそのまま上から被ったようなドレスは、故郷の家にある「こたつ」を思い出して作ったという。得意のカッティングを取り入れることで、動きを出した。他にも、幾つもの白い翼が重なったかのような、インパクトのある巨大ドレスが生み出されている。シルエットは、後ろに重心を置いたものが多い。ドレスはほぼ全て、着丈が長く設定してあり、モデルたちが引きずるように歩いて行く。中には、まるでトレーンをひくように、後ろに1メートルほど垂らしたユニークなウェアも。カラーパレットは彼が生まれ育った自然が表れたアースカラー。ブラウン、ベージュ、イエロー、レッド、オレンジといった色合いだ。アウターやワンピースには、故郷の田んぼや畑を彷彿させる“住宅街”モチーフのプリントを取り入れた。
2017年10月19日「恋コスメ」、「婚活コスメ」など、恋を叶えるジンクスを持ったコスメってたくさんあるけれど、その元祖って何だかご存知ですか?それは、2015年に「これだけ塗り」で話題となったスキンケアクリーム『マダムジュジュ』。2017年10月26日(木)よりクリスマスシーズンに向けて、発売当時の復刻デザインを施した「マダムジュジュ 恋する肌 復刻デザイン」が全国の薬局・薬店・ドラッグストアなどに登場!数量限定となります。おばあ様世代から伝わる伝統の恋活コスメで、今年のクリスマスを歴代一、幸せな日にしましょう。『マダムジュジュ』の歴史キャッチフレーズ「25歳はお肌の曲がり角」長い歴史が始まるのは、今から約65年以上前の1950年(昭和25年)。『マダムジュジュ』は、戦後間もない時代に、当時まだ珍しい“奥様用”の製品として発売され人気を呼びました。「25歳はお肌の曲がり角」などのキャッチフレーズで話題を呼び、おやすみ前に厚めに塗る使用方法「マダムパック」を提案したり、当時主流だった「粉化粧」を自然に落ち着かせ、長持ちさせる化粧下地としての使用方法を提案したりするなど、多くの女性の肌を守ってきたロングセラー商品です。「これだけ塗り」って?『マダムジュジュ』の使い方※写真はイメージです。2015年に「これだけ塗り」のワードで注目を集めたため、ご存知の方、使用したことのある方もいるのでは?こちらは、昭和38年に新聞広告により一斉を風靡した「マダムパック」を、現代の女性に向けて提案した使用法。スキンケア後、風呂上りのお肌に、こちらをひとつ塗るだけでOK !乳液も 美容液もいりません。やや厚めにお肌に塗ると、クリームが肌の角質まで浸透し、はじめは白かったクリームが徐々に肌表面から消えていきます。浸透したクリームがお肌にうるおいを与え、肌あれを防ぎ、ハリとツヤを与えしっとりツルツルの肌に仕上がるのです。『マダムジュジュ』が”恋活コスメ”と呼ばれるワケ世代を超え現代女性の“恋する肌”を応援20 代から70 代以上の幅広い世代に愛用され続けている『マダムジュジュ』が、なぜ、「元祖・恋活コスメ」と呼ばれているのか気になりませんか?戦後の日本に“奥様用”として登場したこちらは、当時、男性から女性への贈り物として大人気だったのだとか!おばあ様世代の、恋のエピソードには欠かせない存在なのだそう。ロマンチックな贈り物として、数々の恋を叶えてきた『マダムジュジュ』が今、世代を超えて、恋する女性達のクリスマスシーンの肌を応援します。マダムジュジュ クリームの特長バニシングクリームだから化粧下地としても使える『マダムジュジュ』のクリームはバニシングタイプ(脂肪分が少なく、皮膚に吸収されやすい化粧クリーム。皮膚の荒れ止めや洗顔後の皮膚の保護、化粧下地として使用できる )。浸透して消える不思議なクリームでパックは、べたつかず、お風呂上がりの肌や、おやすみ前にも使えます。皮膚上に塗ると薄い膜になり、皮膚の通気性をそこなわず、水分の蒸発を防いでしっかり保湿。皮膚の保護、化粧下地、髭剃り後などに使用され、さっぱりとしていながらもしっかりと皮膚を守ることができる不思議なクリームです。独特の”パール感”で美肌見え!20~25℃でクリームを長期間(21 日間)熟成させることにより、パール光沢と独特の使用感が生まれる『マダムジュジュ』これにより、お風呂上がりのお肌が艶やかで美しく見えるのです。この美肌見えも、恋を叶える秘密かも?!マダムジュジュ 恋する肌 復刻デザイン希望小売価格 :700 円(税込756 円)発売:2017 年10 月26 日(木)発売場所:全国の薬局・薬店・ドラッグストアなど一年で最も華やぐクリスマスシーズンに向けて、昭和20年に発売された当時のレトロかわいいパッケージを復刻。中身のクリームは『マダムジュジュ』シリーズの「マダムジュジュ 恋する肌」と同じです。「恋する肌」は、通常の『マダムジュジュ』に、幸せを運ぶエンジェルブーケの香りを加えたアイテム。あなたの恋の後押しをしてくれることでしょう。恋を叶えたいあなたは自分用。そして、恋する娘さんやお友達にも、プレゼントしてみては?見て可愛い・贈って可愛いレトロなデザインが、恋するすべての女性を応援します。マダムジュジュ全2種・マダムジュジュ/マダムジュジュ 恋する肌(通常デザイン)香りのない、発売当初のクリームはお好きな方は、パープルのパッケージを。そして、エンジェルブーケの香りをまといたい方は、ピンクのパッケージを選んで。(クリスマス限定デザインは、「恋する肌」のみの販売)
2017年10月17日バルムング(BALMUNG)は、2018年春夏コレクションを2017年10月16日(月)に発表する。このショーに一般客を招待する。デザイナーのHACHIが手掛けるバルムングは、日常的に着られるカジュアルウェアから、エッジのきいたデザインまで幅広く展開するファッションブランド。国内だけでなく海外にもファンがおり、レディ・ガガ(LADY GAGA)やマドモアゼル・ユリア(MADEMOISELLE YULIA)などのアーティストに衣装やオブジェを提供している。そんなバルムングが新作コレクションをショー形式で発表。17時~、19時~、21時~と3部制になっており、それぞれ約7分程度のパフォーマンスが行われる。また、18日(水)から22日(日)までは、実際に新作ウェアを手に取ってみれる展示会も行われる予定だ。【イベント詳細】■バルムング 2018年春夏コレクション開催日時:2017年10月16日(月) 17:00~ / 19:00~/ 21:00~会場:CARTEN TOKYO住所:東京都渋谷区神宮前1-2-7林ビル B1F※関係者を優先的に案内するため、入場制限の可能性有。※状況によって、次の回への入場をお願いする可能性有。■バルムング 2018年春夏展示会会場:CARTEN TOKYO住所:東京都渋谷区神宮前1-2-7林ビル B1F・10月18日(水) 17:00~19:00・10月19日(木) 17:00~19:00・10月20日(金) 17:00~19:00・10月21日(土) 12:00~20:00・10月22日(日) 12:00~19:00
2017年10月15日ランバン(LANVIN)は、新アーティスティック・ディレクターにオリヴィエ・ラピドス(Olivier Lapidus)を迎えて初となるコレクション、2018年春夏ランウェイショーをフランス・パリで発表した。デビューシーズンのアイコンとなるのは「LANVIN」のロゴだ。ブランドネームをグラフィカルにプリントした模様は、ドレスにスカートにそしてバッグからも顔を出す。カラーはジャンヌ・ランバンが好きだったブラックを中心にピンクやレッドなどのカラーをプラスして。ビッグメゾンの歴史に足を踏み入れた暁として、オリヴィエ初コレクションの中で大きな存在感を放っている。そして、もう一つキーワードとなるのはアシンメトリーなシルエット。基本的にショート丈に揃えたスカート・ドレスは、テキスタイルを捻ったりつまんだり、そして複雑なスリットを配してアンバランスに整えた。ショルダーにはアーカイブから着想を得て花の飾りを、そしてウエストには3本重なったベルトを添えた。軽さを追求し起用したシースルー素材は、左右に揺れ動き不均衡なシルエットに拍車をかける。ドレスと並べたのは、アーカイブから着想を得て生み出した丸みのあるコートだ。素材には、上質なキルティングコットンやネオプレンなどを使用している。新作アクセサリーは、90年代香らせるスクエアトゥのシューズをアイコンに。ひざ下までストラップが伸びたグラディエーターサンダルは、特に大きな活躍を見せている。
2017年10月11日ヴァレンティノ(VALENTINO)の2018年春夏コレクションが、フランス・パリで発表された。コレクションノートには、ルドヴィーコ・アリオストによるルネサンス期イタリアの叙事詩『狂えるオルランド』の一節と、月と星の物語が綴られている。詩的で優雅で、そして前衛的なシーズン。ヴァレンティノならではのクチュール的テクニックを随所に散りばめながらも、掛け合わせたのはモダンな視点だ。スタートダッシュは特に斬新なもので、PVCで作ったライダースジャケット、大きなポケット付きのフーディジャケット、袖口を大きく開けたタンクトップが続いた。素材、シルエットは現代的であるが、重なるようにのせたスパンコール装飾や、派手になりすぎないソフトな色使いなどがメゾンの品格を香らせる。その後も続くチャレンジングなピース。ジャンプスーツ、ウエストポーチとショルダーストラップが一体となったバッグ、クロップド丈のフルジップトップス。春らしい優しい色味で染められたワンピースは、タンクトップタイプでミニ丈。ポルカトッド柄が軽やかなテキスタイルの上で踊り、襟元にはカラーアクセントが添えられている。足元にはソックスタイプのスニーカーを。一つひとつのピースがまとまり集合体となり、若々しくフェミニン、それでいて上品な新しいヴァレンティノスタイルを築き上げていく。ラストにかけては、ピエールパオロ・ピッチョーリの新しい世界に”ザ・ヴァレンティノ”という優美なドレスを溶け込ませた。おとぎ話のようにロマンティックなドレスのキーワードは花。大小様々なエンブロイダリーが並んだり、オーガンザを花びらのように仕立てたり…表現方法は様々だ。
2017年10月11日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「2020年の東京」です。五輪開催まであと3年。2020年が技術革新の契機に。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催まで、3年を切りました。1964年の東京オリンピック開催時には、東海道新幹線やモノレールが開通したり、首都高速が建設されたりと、戦後の高度経済成長に大きく拍車をかけました。現在も2020年に向けて、渋滞を回避するための都内の道路などインフラの整備や再開発がなされていますし、2020年の春には、山手線の品川と田町の間に新駅が開業します。2027年にはリニア新幹線が開通し、品川駅はますます利用者が増えることになるでしょう。現在、晴海エリアに選手村を建設しており、大会後はマンションとして約5600戸が供給され、約1万2000人規模の街が新たに生まれるといわれています。これにより地価の上昇が期待され、不動産投資にも注目が集まっています。2020年にまつわるニュースとしてはあまり知られていないかもしれませんが、東京都産業労働局では「次世代イノベーション創出プロジェクト2020」という事業を打ち出しています。健康、医療、環境、危機管理などをテーマに、次世代の産業の礎となるようなイノベーションに取り組む都内の中小企業に、技術・製品開発の支援として最大8000万円の助成などをするというもの。2020年あたりから、東京都の人口減少は本格的に進み、2030年には都民の4人に1人が高齢者になるといわれています。それに伴い予想される、大都市東京が抱える都市課題の解決には技術革新しかないと、2年前から取り組みが始まりました。東京五輪の誘致が決まって、「2020年」がイノベーションを加速させる契機にもなったんですね。大地震の経験がない外国人に即座に災害を知らせる技術、生体情報をデータ化する新しい繊維を用いたスポーツウェア、直接触れなくても手のひらをかざすだけでできる本人認証システムなど、さまざまな分野の人たちが、生活に役立つ新しい技術や製品の実現に向け、しのぎを削っています。東京五輪に出場する選手だけでなく、明るい未来を切り拓こうとしているエンジニアたちも応援していきたいですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2017年10月11日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年10月09日ジョルネ(JOUR/NÉ)の2018年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2017年10月2日(月)に発表された。ジョルネは、リア、ルー、ジェリーの3人が手掛けるファッションブランド。フランス出身のリアとルーらしい、フランスのエスプリがきいた会場で、たくさんの花々が並んだこじんまりとした庭園が舞台となった。その花園のアイデアからか、フラワーに鱗のような模様を加えたオリジナルテキスタイルが多数起用。ジャンプスーツになったりドレスになったり、様々なオケージョンに対応できるシルエットで提案された。ウィメンズと一緒にメンズも発表されたのだが、ショートパンツを中心としたラフなウェアが多い。女性服は、テインディテールを取り入れたりフリルを飾ったり、ワンポイントアクセサントを効かせているものが中心だが、パイル地を使ったり、ハート刺繍のデニサロペットやジャケットムを使ったり、やはり日常着に寄り添うものが多い。また、シーンに応じたコーディネートを提案しているのか、度々フランス語で曜日を意味するロゴTシャツが登場。その下には時間が記されていて、7:45、12:30、23:30と朝~夜までジョルネと共にファッションを楽しむと伝えているようにみえる。最もキャッチーでコレクションの目玉となったのは、コカ・コーラとのコラボレーションだろう。中庭の中央に設置された椅子にモデルが座ると、男性モデルが近寄りコカ・コーラを手渡し。ゴクゴクと喉を潤すモデルの背景には、CMで流れる音楽が流れている。この演出を受け、真っ赤な下地に白い文字のコカ・コーラロゴも登場。ショーツやロングTシャツの上に乗り、のど越しのように爽快な後味をコレクション全体に残している。
2017年10月06日アクネ ストゥディオズ(Acne Studios)の2018年春夏コレクションが、フランス・パリで発表された。今季、クリエイティブ・ディレクターのジョニー・ヨハンソンが関心を寄せたのは、ファッションの外の世界。今シーズンを一言でいうと個性の爆発、それくらい1つ1つのピースに独自性があり、パワーがあり、特徴がある。ミラーパーツのようなギラギラとした光沢と、サーフルックで見かけるような蛍光色。フォーマルとカジュアル、男性性と女性性。70年代のようなエッセンスと現代のストリートに溶け込むモダンさ。共通項のないもの同士が集い、”悪趣味ギリギリ”な攻めのコレクションを築き上げる。パンツスーツはゆったりとしたサイズ感で、肩もずり落ちアームは垂れ下がり、メンズ服を着たときのようなルーズなシルエット。カラーはミントグリーンにオレンジのボタンと刺激は強め。交わるパイソンのミニスカートや大きな襟のサテンシャツは、70年代のエッセンスを感じさせる。また、ミラーボールのような輝きを放つビーズ、ポケットでジャラジャラと動くネジのようなシルバーパーツなどを筆頭に、デコレーションは充実。ブランドのアイコンであるデニムパンツも、スパンコールで埋め尽くされて、カジュアルな雰囲気とは一線を画している。パスポートのスタンプを散りばめた半袖シャツたタイトなブラトップは、シアーな素材で仕上げて。今季は素材にもこだわり、細やかにアレンジしたモデルが多数。プラスチックのように見える生地も、本当はデニムで上から特殊な加工を施したものだ。
2017年10月06日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)の2018年春夏コレクションが、日本時間2017年10月4日(水)午前1:30より、フランス・パリで発表される。ファッションプレスではその模様をライブ配信。2017‐18年秋冬コレクションは「境界線」を取り払い、都市と遥か遠い地方のエッセンス、マスキュリンとフェミニン、メゾンの伝統と現代のフィーリングなど、様々な要素を融合。3種類の素材を使用したドレスやフレアなクロップド丈パンツ、ミニ丈のスカートなどが展開された。また、音楽にはニコラ・ジェスキエールの好きなジャパニーズカルチャーより「攻殻機動隊」が選ばれるなど、日本文化も大きな役割を担っているシーズンとなった。前回から引き続き、舞台はパリ市内のルーブル美術館。名作が集うこの場所からリアルタイムで届く、最新コレクションに注目したい。【詳細】ルイ・ヴィトン 2018年春夏コレクション開催日時:日本時間 2017年10月4日(水)午前1:30現地時間 10月3日(日)18:30
2017年10月05日マリメッコ(marimekko)の2018年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで2017年10月1日(日)に発表された。プレゼンテーション形式をとった今季は、フィンランド・ヘルシンキより機械を持ち込み、アイコンテキスタイル「ウニッコ」の制作過程を紹介。茎を色付け、花びらに色を差し、背景色となるブルーカラーを塗るまでの工程を非常に長いテキスタイルを吊るして表現した。モデル達はその前に並び、さらにそのテキスタイルの間をかき分けるようにウォーキング。今季は、マリメッコの原点に立ち戻るもので、新作プリントに加えてアーカイブも多数登場している。全てのピースに共通するのは、ゆったりとしたサイズ感とリラックスした印象。ウニッコのドレスは、ウエストなどを絞ることなくたっぷりとしたサイズ感のため、テキスタイルの面積が大きく色柄の美しさが伝わりやすい。しかしながら、首元はVの字にカットされ、いい塩梅に抜け感が出来ている。ストライプ模様のドレスは、ウエスト辺りから斜めのストライプ柄に切り替え、裾も同様に斜めにカットアウトしてリズムをつけた。シャツやパンツ、膝丈スカートなども展開されているが、どれもリラックスしたムードは同じ。波のようなウェーブプリント、シンプルなストライプ柄などで提案されている。また、今季は同柄でコンビネーションを楽しむ着こなしも提案。シャツドレスやロング丈のワンピースに、ワイドパンツを合わせたセットアップスタイルが多く展開された。小物ラインからは、人気のコットン地トートに加えて、バックパックが登場。足元は甲まで覆った履き心地のよいレザーシューズが起用されていて、履き口が斜めにカットされていたり、キトゥンヒールになっていたりと、可愛らしいデザインが取り入れられている。
2017年10月04日アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood)2018年春夏コレクションが、パリ・ファッション・ウィーク5日目の2017年9月30日(土)に発表された。今季は、ヴィヴィアン・ウエストウッドの夫であり、ブランドのクリエイティブ・ディレクターである、アンドレアス・クロンターラーの名前「andreas」と名付けられたシーズン。コレクションノートには、自分の名前がなかなか好きになれなかったことや他の国が母国であったらよかったという本音とともに、年々色の持つ官能性に惹かれていることが綴られている。始まりは、真っ白なダウンをストールのように巻いたモデル達の登場から。首から頭、そして足首から下しかよく見えないが、中はスイムウェアかアンダーウェアを纏ったくらいのように見える。ショーを開けてみると、コレクションノートの言葉通り、鮮やかな色彩に溢れ色の魅力を伝えているように感じる。赤やブルー、オレンジ、黄色。ダメージ加工、ブロークンディテール、落書き風のハンドペイントなど”正統派”ではない世界に溶け込んだパレットは、ブランド特有の反逆的な精神までも明るく見せてくれる。また、色と色の重なりを楽しむように、パッチワークデザインが多い。スニーカーモチーフや絵画風のテキスタイルなどを組み合わせたドレス、パンツ、トップス。象徴的な性に関するプリントも今季は真っ赤なハートマークを上からペイントされポップなムードだ。また、小花柄のスカートと大きなハットは、アンドレアス・クロンターラーの出身地であるオーストリア・チロル地方の伝統衣装をイメージしているようにも見える。生地を破ったり割いたり、またテイスト違いのビックサイズのジャケットなどとのコーディネートも、過去に抱いていた母国へのマイナスなイメージを表現するように映った。自分自身の本当の姿を再現する開放感は、南国の島への旅にも繋がったようだ。特にメンズは、スイムウェア風のショートパンツが多く、アロハ柄で彩られている。女子モデルの耳には、サクランボやラズベリーなどビックサイズのフルーツピアスがぶら下がり、こちらも純粋にファッションを楽しむ、開放感のようなものが生きている気がする。
2017年10月04日ビューティフルピープル(beautiful people)の2018年春夏コレクションが、フランス・パリで発表された。今季のテーマは「MAKE LOVE」。今季、デザイナーの熊切が行ったのは、異なる2つのものを融合させて一つにすること。惹かれ合う男女が繋がるように、相反するふたつのものがひとつになる瞬間と完成図を表現する。プレゼンテーション形式で行われたショーでは、会場中央にモデルとフィッターが登場。真ん中でカットアウトされた2つの洋服を持ち出し、ファスナーを上げたり下ろしたり、ボタンをつけたり外したり、リボンを結んだりほどいたり。そんな手作業を繰り返しながら、2つのワードローブが綴るラブストーリーを紹介する。実験的でユニークな仕掛けのウェアではあるが、ベースデザインはとてもシンプル。ボリュームスカート、ジャケット、ノースリーブドレス。素材にはコットンやシルクを使い、カラーは黒やグレーなど落ち着いたパレットを基調とした。パリデビューとなった昨シーズンとは変わり、和の要素も消えている。トレンチコートとライナー、デザイン違いのふたつのドレス、ショートブルゾンとテーラードジャケット。異なるアイテムが交われば、色柄も同時に一緒にになり、黒とグレー、花柄とチェックが溶け合っていく。プレゼンテーション形式で着付け方を見せてくれているのに、その交わり方は非常に曖昧だ。どこまでがどちらの洋服であるかの境界線を決めることができないほど、テキスタイルが右往左往している。その複雑さに変わり、デザインがとてもシンプルなため、完成した姿はすっと心に馴染む。
2017年10月04日ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)の2018年春夏ウィメンズコレクションが、パリ・ファッション・ウィーク4日目の2017年9月29日(金)に発表された。雨降りしきる夜のパリ。日中は強い日が差し、ここ数日に比べて暑さが際立つ気候であったのに、ヨウジヤマモトのショー前に、滝のような豪雨が降った。ショーが始まると、そんな”過酷な環境”が嘘みたいに穏やか。響き渡るギターの音色、モデルのゆっくりとしたウォーキング。そして、プリーツ、ドレープ、ギャザーなどを集め立体美を追求した”足し算”の昨シーズンとは変わり、今季は引き算の美学。慎ましく控えめ、これが第一印象だった。おそらく、今季のキーワードは切断だろう。山本耀司が仕立てたテーラード、コートは、その美しい完成体を惜しげもなく、縦横無尽にカットアウト。トレンチコートは、ボディからアームが離れて肘の辺りまで落ち、テーラードコートは本来お腹のあたりにあるはずの中央ボダンがアームへ。バックスタイルはどれも斜めにカットアウトされ、カーゴパンツのサイドポケットはひどく下に落ち、ひざ下の位置に。どのパーツも本来の位置にはないのに、洋服の美しい形を保てている。技術だ。バラバラになった生地はボタンで繋ぎ留め、そのボタンもきちんと上から下まで止めることなく、ずれていたり抜けていたり。足りない部分はあて布のように1枚布をアタッチ。これらが集まると、観る者の予想だにしていない膨らみやドレープ、フレアなシルエットなどが生まれ、女性らしいフォルムが作られていく。後半に続くにつれ、このカットアウトは潔さを増し、洋服は綺麗に半分こ。サロペットもドレスも全部中央で真っ二つになっていて、ボタンや金具で絶妙に止められている。そこで流れる音楽は「俺を置いて消えていく、辛いことがあったんだね、キレイだよ君の背中」というナンバー。過去の恋人を想うのか、甘く切ないメロディーにぱっくり背中が真っ二つになったドレスがのる。よく見ると背中には、ロゴシールのようなものが付いていて、全ての文字は読み取れなかったが「LOVE」といった文字があったのは確かだった。切断というクリエーション手法には似つかわしくないが、今季は愛に溢れた創作であったのかな…と妄想が膨らんだ。
2017年10月03日ラコステ(LACOSTE)が85周年を機に再びパリへ。14年続いていたアメリカ・ニューヨークでのコレクション発表を辞め、2018年春夏よりパリへ帰還する。アニバーサリーショーは、パリ・ファッション・ウィーク2日目の2017年9月27日(水)に発表された。タイムレスでヘリテージ。創業より大切にしてきたキーワードに、デザイナーのフェリペ・オリヴェイラ・バティスタがメスを入れる。過去のコレクションを改めて見直し、軸となるのはスポーツ着想のアイデアと決めた。そこにモダンさ、ストリートへの溶け込み、若年層にうけるフレッシュさ、定番のリデザイン…といくつかのキーワードを掲げて、新たなラコステワールドを築き上げる。新生ラコステを彩るのは、デイリーワードローブの起用。ウォッシュ加工をしたデニム、チェーン付きのクラッチバッグ、ビックサイズのアイウェア、女性らしいパンプス。スポーツシーンでは見れらなかった、ファッショナブルなピースが今季の基軸を担う。ワニロゴのアイコン・ポロシャツは、スリット入りのラフなドレスに転換。また、ウエストラインに波打つボーダーラインを添えてモダンにしたものもある。同じくワニロゴのニットは、サイズ感をゆったりとさせ、アームを長く。カーディガンは、ボタンをアレンジ。コインのような大きなサイズにして全て金色ボタンに変換させた。ストリートを意識した現代化。すべてに共通するのはその指向性であるが、随所に散りばめらたプリントだけはヘリテージをフル活用した。ラコステを象徴するワニ、テニスボール、ポロシャツ、メガネ。全てのモチーフは、ラコステのこれまで歩んできた軌跡に繋がる。
2017年10月02日ヴァレンティノ(VALENTINO)2018年春夏コレクションが、日本時間2017年10月1日(日)24:00より、フランス・パリで発表される。ファッションプレスではその模様をライブ配信。2017‐18年秋冬コレクションは、80年代にムーブメントを起こしたデザイナー集団・メンフィスからインスピレーションを得て、相反するものを結びつけ、一つのピースに形成することをテーマにしたコレクション。鮮やかな色彩、有機的な形状、キッチュなモチーフを並べ、様々な要素が一つにまとまっている。フリルや刺繍などフェミニンな要素に混ざって登場する、幾何学的なパッチワークやポップな手のモチーフ、数字ロゴが印象的だった。パリからリアルタイムで届く、最新コレクションに注目したい。【詳細】ヴァレンティノ 2018年春夏コレクション開催日時:日本時間 2017年10月1日(日)24:00現地時間 2017年10月1日(日)17:00
2017年10月01日ラコステ(LACOSTE)2018年春夏ウィメンズコレクションが、日本時間の2017年9月27日(水)17:00よりフランス・パリで発表される。ファッションプレスでは、その様子をライブ配信。まるで火星のような世界観を表現した会場で発表された先シーズンは、レザーコートやジャケット、“宇宙プリント”をデザインしたスウェットやパーカー、ジャージなどが展開された。全体的にテラコッタやブラウンといったアースカラーに、パープルなどが挿し色として使われた。今季は一体どんなウェアが披露されるのか。気になる人はライブ配信でぜひチェックしてみて。【詳細】ラコステ 2018年春夏コレクション開催日時:日本時間 2017年9月27日(水)17:00現地時間 9月27日(水)10:00
2017年09月30日ロエベ(LOEWE)の2018年春夏ウィメンズコレクションが、日本時間2017年9月29日(金)の16:30より発表される。なお、その模様はファッションプレスでライブ配信する。2017-18年秋冬コレクションでは、飽くなき探究心でフェミニニティを追い求める“ロエベ・ウーマン”たちの旅を描いた。繊細なレース、クラシカルなドット、温もりのあるフェアアイル柄、それから滑らかで深みのあるレザーの数々。すべてがクラフトマンシップに溢れたルックへと導かれた。今季もまた、ジョナサン・アンダーソンが創り上げる“ロエベ・ウーマン”の旅は続くことだろう。その軌跡を、彼女たちとともにたどってみてはいかがだろうか。【詳細】ロエベ 2018年春夏ウィメンズコレクション日本時間:2017年9月29日(金) 16:30※現地時間 2017年9月29日(金) 9:30
2017年09月30日ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)が、2018年春夏ウィメンズコレクションを、日本時間2017年9月30日(土)3:30よりライブ配信する。ファッションプレスではその模様をライブ配信。2017-18年秋冬コレクションでは、メインパレットを黒一つで展開。黒い布、その一枚のテキスタイルで作るアシンメトリーシルエット、優美さを象徴するドレープ、体の部位を曖昧にするフォルム、そして、一度見ただけでは判別できないレイヤード。その複雑なキャラクターを、生地を折り重ね、捻り、ひっかけることで作り出していた。また、今期も2017-18年秋冬コレクションと同様、パリ・セーヌ河岸にある会場「レ・ドックス - シテ・ドゥ・ラ・モード・エ・デュ・デザイン」で発表される。【詳細】ヨウジヤマモト 2018年春夏ウィメンズコレクション開催日時:日本時間 2017年9月30日(土)3:30現地時間 2017年9月29日(金)20:30【問い合わせ先】ヨウジヤマモト プレスルームTEL:03-5463-1500
2017年09月30日ルシアン ペラフィネ(lucien pellat-finet)が「Happy Days」をテーマに、2018年春夏コレクションを発表した。インスピレーションを与えたのは、灼熱の太陽が輝くアメリカ・ロサンゼルス。西海岸に広がるビーチからヒントを得て、ハッピーなデザインを届ける。夏を彩るポップな色彩。今季はピンクやイエローの蛍光色も登場している。鮮やかな色彩は、ビーチシーンらしいアロハシャツやスイムウェアにのせて。水着の上にさらりと羽織れるパーカーも用意した。上質なカシミヤ、日本製の上質な糸を紡いでつくるトップスには、海岸沿いに並んだ、高く伸びるヤシの木を添えて、夏の思い出を詰め込んで。アイコンのスカルも、今季はレインボーのヘッドホンをつけて陽気な表情。ALOHAの文字、稲妻、スカルなどキーモチーフをカットジャカードで描いたジャケットもラインナップした。また、今季はアーカイブのミックスも必見。2004年に展開されたモチーフをぎゅっと詰め込んだニットは、バレンタインハート、スター柄などが並び、アメリカンコミックのワンダーウーマンのような仕上がり。ブランドロゴのLPEのマークも復活し、シルク加工をしたスタジャンの上で再び精気を放つ。ビッグニュースとなるのは、画家のジャン=ミシェル・バスキアとのコラボレーション。メンズ・ウィメンズから全4型リリースされるカシミヤニットは、"着るアート"と呼ぶに相応しい、ラグジュアリーな趣きだ。
2017年09月30日ウジョー(Ujoh)の2018年春夏コレクションージョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)による若手デザイナーサポートプログラムの支援を受け、2016年秋冬でミラノデビューを飾った、デザイナー西崎暢による日本ブランドが再びミラノへ。2018年春夏コレクションをミラノ・ファッション・ウィーク最終日となる2017年9月25日(月)に発表した。パタンナーとして経験を積んだ西崎暢が作る洋服は、大胆なカッティングが魅力。「春夏はアシンメトリーが似合う」、そんな言葉通り、新作は身体を軸にした均等さはなく、どれもアンバランスなシルエットである。一つにベスト。テーラードジャケットを再解釈したピースは、袖をばっさりと切り落とし、袖口にえぐるような大きな穴をあけた。芸術作品のようなアンバランスなフォルムは、潔いカッティングが成せる技だ。ピンストライプのベルトも同様に不均衡に。こちらはベルトディテールを胸元に添えて、複雑なシルエットを作り出した。ドライな質感のコットンキャンバス、サマーウール、タフタは、独創的なシルエット作りに力を貸す。ワンピースやブラウスにも穴をランダムにあけても形が崩れていない。その穴にドローコードでギャザーを作り、豊かな表情を加えた。ストライプリブのワンピース、トップスは、昨シーズンから続くスポーツテイストの意識だろう。メッシュ、ナイロンといった素材の起用、フラットサンダル、シースルーのフード付きジャンパーも同じ着眼点から生まれていそうだ。シーズンピースといえるのは、アシンメトリーなサロペット型ワンピース。片方だけのストラップは、今季のキーワードを顕著に表現。上半身はアンバランスであるが、スッと落ち感のあるスカート部分をみると、パタンナーとしての経験が存分に生かされていることが感じられる。
2017年09月28日