今週末にアメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)の功労賞を受賞するニコール・キッドマンが、インスタグラムでキャリアの原点をふり返った。「この14歳の少女は、まさか自分がこんなにも才能豊かな人たちと一緒に仕事をするようになり、様々な役を演じることになるとは予想しなかったでしょう。土曜日、たくさんの友人や仲間たちとAFIでお祝いするのがすごく楽しみです」とキャプションを添え、動画を投稿した。動画は、故郷オーストラリアでニコールがデビューを果たした映画『ブッシュ・クリスマス』の映像の一部。40年以上前の作品とあって、「観た」という人が少ないようだが、コメント欄には「子どもの頃、おじいちゃんの家で観たのを覚えています」「観たことがないので探します!」などの声が寄せられている。また、AFI功労賞受賞については「あなたにふさわしい賞です」「土曜日、素敵な夜を過ごせますように」「本当におめでとう」と祝福メッセージが届いている。オーストラリア出身の俳優がAFI功労賞を受賞するのはニコールが初めて。過去の受賞者にはジュリー・アンドリュース、デンゼル・ワシントン、ジョージ・ルーカス、スティーヴン・スピルバーグ、エリザベス・テイラー、ジーン・ケリー、アルフレッド・ヒッチコックらがいる。(賀来比呂美)
2024年04月26日アメリカン・フィルム・インスティチュートが選ぶ今年の優れた映画10本が発表された。アルファベット順で、『American Fiction』、『バービー』、『The Holdovers』、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、『マエストロ:その音楽と愛と』、『May December』、『オッペンハイマー』、『Past Lives』、『哀れなるものたち』、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』。過去10年を見ると、AFIの10本に選ばれた映画の3分の2がオスカーの作品部門に候補入りしている。昨年は、オスカー作品部門候補作10本のうち7本がAFIの「今年の映画」にも選ばれていた。『バービー』4K ULTRA HD、ブルーレイ&DVD発売中DVDレンタル、デジタルレンタル配信中(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』公開中画像提供 Apple TV+『オッペンハイマー』2024年公開(C)Universal Pictures. All Rights Reserved.『哀れなるものたち』2024年1月26日(金)公開(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2023年12月08日11月2日から6日まで、ロサンゼルスで第36回AFI(アメリカン・フィルム・インスティテュート)フェストが開催される。オープニング作品はセレーナ・ゴメスを題材としたAppleのドキュメンタリー映画『Selena Gomez: My Mind And Me』(原題)に決定したことがAFIから発表された。監督は、マドンナのドキュメンタリー映画『Madonna: Truth or Dare』(原題)でデビューしたアレック・ケシシアン。今作について、「昔ながらのポップ・ドキュメンタリーを作る気はありませんでした。もっと本物のなにかをお見せしたいと思っていました。セレーナも同じです。彼女のありのままの傷つきやすさが私をとらえました。その時は、6年間にわたって行う仕事になるとは思いませんでした」と語っている。AFIでは世界初上映となる。ファンは「世界に彼女の本当の姿を見てもらうのが待ちきれないです!」「彼女のサポートのために、劇場に駆け付けます!」「イギリス在住のため、家から応援します」「劇場で世界初上映を見届けられるよう、いまママを説得中です」とセレーナにエールを送っている。なお、クロージング作品にはスティーヴン・スピルバーグ監督の『The Fabelmans』(原題)に決定。こちらは9月10日にトロント国際映画祭で世界初上映を迎えたが、アメリカでの上映は初めてとなる。(賀来比呂美)
2022年09月16日13日(現地時間)、AFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)が、映画芸術への優れた貢献を称え、ミシェル・ヨーにアジア人アーティストとして初めてとなる名誉学位(名誉美術博士号)を授与することを発表。同日、ミシェルはチャイニーズ・シアターで開催されたAFIが運営するフィルムスクール「AFIコンサバトリー」の卒業式に出席し、表彰された。プレゼンターとして、今年大ヒットしたミシェル主演映画『Everything Everywhere All at Once』の監督コンビ“ダニエルズ”が登場。ミシェルを「伝説的な存在」と呼び、「一緒に仕事をして最初に気が付いたのは、彼女の周りの人に対するやさしさでした」と人柄を称賛した。ミシェルは次世代のフィルムメーカーとなる卒業生に向けて、「深く感じ、情熱的に仕事をしましょう」と呼び掛け、「自分の作品に愛を持ち続ければ、その作品があなたを支えてくれることを約束します。勇気を持ち、チャンスをつかみ、壁を破り、自分らしくいることに誇りを持ってください。そしてなにより大事なことは、落下することを恐れないで。だって、みなさんは、飛ぶことを学んでいるんですから」と、失敗を恐れずに挑戦する大切さを説いた。AFIはミシェルのほか、AFI名誉理事のローレンス・ハーバートにAFIへの貢献に対し、名誉コミュニケーション・アーツ博士号を授与した。(賀来比呂美)
2022年08月15日アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)が今年の「映画トップ10」と「テレビドラマトップ10」リストを発表した。AFIは2000年より毎年これらのリストを発表しており、「Entertainment Weekly」によれば例年アカデミー賞の作品賞にノミネートされる作品とほぼ重なっているという。アカデミー賞が2009年に従来5本だった作品賞のノミネート作品を10本に増やし、2011年からは5本~10本を選ぶようになったことから、AFIの「映画トップ10」に選ばれた作品は、5本~8本はアカデミー賞の作品賞にノミネートされているとのことだ。【映画トップ10】■『ビッグ・シック』■『Call Me by Your Name』(原題)■『ダンケルク』■『The Florida Project』(原題)■『ゲット・アウト』■『Lady Bird』(原題)■『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』■『シェイプ・オブ・ウォーター』■『スリー・ビルボード』■『ワンダーウーマン』【テレビドラマトップ10】■「ビッグ・リトル・ライズ~セレブママたちの憂うつ~」■「ザ・クラウン」■「FEUD: Bette and Joan」(原題)■「ゲーム・オブ・スローンズ」■「グッド・プレイス」■「The Handmaid’s Tale」(原題)■「インセキュア」■「マスター・オブ・ゼロ」■「ストレンジャー・シングス」■「THIS IS US 36歳、これから」(Hiromi Kaku)
2017年12月08日