まだ雪の残る「円山原始林」で程よいハイキング円山原始林の頂上からは札幌市内が見渡せて、晴れの日にぴったりな静かな時間を過ごせました。おにぎりがあればなお良いです。 札幌駅からバスで15分ほどにある円山原始林の入り口付近までくると、大きな木々の間の空気がほっぺたにより一層ひんやりと感じ、リスとカラスたちが迎えてくれました。頂上まで30~ 40分ほどで登れると聞き、お天気も良いのでペットボトルの水を買って早速行ってみることに。 背の高い木々はみんな裸で、枝の向こうに見える明るい青空が気持ち良いです。落ち葉の間から顔をだす新芽や野花を見つけては嬉しくなりながら、山道を登って行きます。 前日の雨と登るにつれて増えてくる残雪とで少し足元がわるくなっています。急な山道もあったりするので、比較的カジュアルなハイキングとはいえども、汚れても大丈夫なスニーカーやハイキングブーツがおすすめ。 さすがに登っていくと息があがってきて、あたたかくなってきます。ときおり吹くひんやりした風が心地良く、40分ほど登ったところで頂上につきました。良い感じの岩を見つけて座り、 絵を描いてるとカラスがすぐ近くまで寄ってきて、まるで「魔女の宅急便」に出てくるアーティストになった気分。 帰りは足元に気をつけつつ小走りに降りると20分ほどでスタート地点まで戻ることができました。時間的にもコース的にもちょうど良いハイキング。植物と山に触れて心が満たされた気分でした。 建物も空間もコーヒーも大好き、古民家カフェの「森彦本店」 カフェ「森彦」の本店は、円山原始林の入り口から歩いて10分ほどのところにあります。裏路地に静かに佇む古民家の外観はとてつもなくカッコ良く、古い建物に目が無いわたしにはたまりません。そしてそれを覆うたくさんのつるは、緑いっぱいに包まれた夏の姿を想像させます。ここでコーヒーがたのしめるなんて、なんてすてき! のれんをくぐって中に入ると、期待を裏切らないセンスの良さにさらにテンションが上がり、 すぐ目の前の小さなキッチンではスタッフさんたちが真剣な面持ちで丁寧にコーヒーを淹れていました。頭上は吹き抜けになっていて、2階席でおしゃべりとコーヒーをたのしむ声が聞こえてきます。 人気のお店らしく、わたしの前に2組ほどいましたが、それほど待つこともなく2階の席に案内されました。可愛らしい狭い階段を上がって、空いている窓際の席に座ります。 コーヒーは濃厚な深煎り。ハイキングの後の体に、真っ黒なコーヒーと優しく甘いプリンが良い具合にしみていきます。深煎りコーヒーと古民家がすきなわたしには驚くほどのどんぴしゃ感。視覚と味覚はもちろん、からだ全体で味わえるその空間にはゆっくりと時間が流れているようで、まさに特別なひとときでした。 森彦は「MORIHICO.」の本店で、他にも「Coffee&Something」のコピーのもとそれぞれに違うテーマを設けて札幌市内に展開していて、現在9店舗あるようです。札幌にいく機会があれば、ぜひ自分にあったモリヒコを見つけてみてはいかがでしょうか。 森彦www.morihico.com/shop/morihico/札幌市中央区南2条西26丁目2-18TEL:011-622-888010:00~21:00 (L.O. 20:30) 年末年始休みあり
2018年05月10日