アールエスコンポーネンツ(RSコンポーネンツ)は、名刺サイズのシングルボードコンピュータ「Raspberry Pi Model A+」の国内発売を開始したと発表した。同製品は、7月に発売された「Model B+」からメモリとUSBを削減し、小型、薄型、低消費電力、低価格を実現している。256MB RAMとシングルUSBポートを65×56mmサイズのコンパクトなボードに内蔵する他、「Model B+」と同じ仕様の40ピンGPIOを搭載しており、HAT(Hardware Attached on Top)対応ボードと接続することで簡単に機能拡張が行える。また、「Model B+」と同じ電源アーキテクチャを採用したことで、より少ない消費電力で動作するとしている。なお、価格は2620円(税抜き)。同社のWebサイトから、すでに販売を開始している。
2014年12月24日プラネックスコミュニケーションズは22日、超小型ボードPC「Raspberry Pi」に外出先からアクセスできる開発者向けソフトウェアプラットフォーム「Cloud Pi」を発表した。AmazonおよびスイッチサイエンスのECサイトにて、26日より販売開始する。参考価格は税別3,600円。P2P(Point to Point)トンネルシステムをRaspberry Pi向けに提供する開発者向けソフトウェアキット。外出先からローカルエリアネットワーク内のRaspberry Piに、スマートフォン、PCなどからリモートアクセスできる。採用するトンネルシステムは同社のネットワークカメラ「スマカメ」に実装されているシステムと同一。ポート開放やDDNS設定を必要とせず、QRコードを撮影し、パスワードを入力するだけで、接続が完了する。「Cloud Pi」は、1年間有効のライセンス認証用IDが記載されたカードと、ダウンロード提供のソフトウェアで構成される。Raspberry Piに遠隔接続したスマートフォンやPCから、コマンドを送信してRaspberry Pi上で実行する、といった使い方が可能。なお、Raspberry Pi本体は製品に含まない。サーバー側の対応OSはRaspbian、対応ハードウェアはRaspberry Pi B/B+。クライアント側の対応OSはAndroid 4.x以降(推奨)、2.x(制限付き)。iPhone 5以降、Windows XP。Macは対応予定。同社は「Cloud Pi」紹介ページのブログコーナーにて開発情報を公開するほか、ユーザー間の情報交換のため開発者フォーラムも用意する。開発者向け製品のため、一般向けサポート窓口では対応しない。同社は今後、IoT関連事業およびメイカーズとの協業を推進していくとする。
2014年12月22日アールエスコンポーネンツは19日、従来モデルよりさらに小型化した、名刺サイズのシングルボードコンピュータ「Raspberry Pi Model A+」の販売を開始した。税別価格は2,620円。Raspberry Pi Model A+は、英Raspberry Pi Foundationが2014年11月に発表したモデル。オリジナルRaspberry Piの最終進化形といわれる「Raspberry Pi Model B+」からメモリとUSBを削減し、一層の小型化・薄型化・低消費電力・低価格を図った。Raspberry Pi Model B+と同じ仕様の40ピンGPIOを備え、HAT(Hardware Attached on Top)対応ボードと接続して機能を拡張できる。プロセッサはARM11アーキテクチャの「Broadcom BCM2835(700MHz)」、メモリは256MB、ボードサイズはW66×D56×H14mmだ。ストレージは搭載せず、microSDメモリーカード(別途用意)からOSを起動する。インタフェース類は、HDMI 1.3&1.4出力、アナログコンポジット映像出力、3.5mmジャックのステレオ音声出力、USB 2.0、カメラインタフェース(CSI-2)、ディスプレイインタフェース(DSI)、microSDメモリーカードスロット、電源用のmicroUSB端子(2A入力)など。
2014年12月21日Raspberry Pi Foundationは11月10日(英国時間)、2014年7月に発表した「Raspberry Pi Model B+」の改良点などを従来の「Raspberry Pi Model A」に追加しながら20ドルの価格を実現した「Raspberry Pi Model A+」を発表した。プロセッサはModel B+と同様、Broadcomの「BCM2835」を採用しており、メモリは256MB SDRAMでModel Aからの変更はないものの、基板サイズはModel Aの85.6mm×53.98mm×17mmから65mm×56mm×12mmへと小型化されている。またGPIOピンが26ピンから40ピンに増加されたほか、SDカードスロットからmicroSDカードスロットへと変更が施された。また、Model B+同様の消費電力化が図られてほか、オーディオ周りも低ノイズ化などにより音質の向上を実現したとする。
2014年11月11日英Raspberry Pi Foundationは10日(現地時間)、「Raspberry Pi Model A+」を発表した。今年7月に発売したModel B+の改良点を低価格Raspberry PiであるModel Aに拡大。小型・軽量化、低消費電力化を実現しており、価格はModel Aよりも5ドル安い20ドルだ。ボードサイズは55×65ミリ、重さは約23グラム。長辺がModel A(86ミリ)よりも21ミリも短くなった。GPIOが40ピンに増え、メモリーカードスロットがmicro SDに変わった。低ノイズの専用パワーサプライによってオーディオ品質が向上。レギュレータの変更で、Model Aよりも20-25%少ない消費電力で動作する。その他の仕様はModel Aと同じで、アプリケーションプロセッサはBroadcom BCM2835 (256MB RAM)。USB 2.0ポート×1、HDMIポート、CSIカメラポート、DSIディスプレイポート、3.5mm4極ジャックなどを備える。
2014年11月11日メカトラックスは、Raspberry Pi用の3G通信モジュールの量産を開始した。出荷開始は11月18日より。直販価格は税込29,800円。データ通信専用SIMでの利用を想定する、Raspberry Pi model B/model B+に3Gデータ通信機能を付加する拡張基板。同梱するSDカード内に、アクセスポイント設定や通信不調時の自動リセット機能をLinux環境と共に構築しており、httpプロトコルなどを使いM2M機器の開発が可能となる。3G通信モジュールは、NTTドコモのIOT(相互接続性試験)を取得済み。通信方式は下記の通り。測位方式はA-GPS(MS-based/MS-Assisted)、GPS(Standalone)に対応する。UMTS/W-CDMA 2100/800MHzHSDPA3.6Mbps/W-CDMA 384Kbps(MAX)GSM/GPRS/EDGE 850/900/1800/1900MHz
2014年10月08日