フリーライター/エディター。 都内大手シティホテルに8年間勤務後、ライター・エディターに転身。人物インタビューのほか、旅・飲食関連、女性のライフスタイルなどをテーマに、女性誌、男性誌、ホテル・レストラン専門誌、WEBサイトなどに執筆。出産を機に、ママと子どものためのおでかけ情報を発信する首都圏型フリーマガジン&WEBサイト『子どもといっしょに楽しくおでかけ!MOM&KIDS』を立ち上げる。
1966年、東京・銀座にオープンした「マキシム・ド・パリ」。 歴史ある憧れのグランメゾンを気軽に体験できるメニューが、5月7日にスタート。それが、12時~17時半(L.O)にラウンジで提供される「アフタヌーンティー」2,800円(サービス料別途10%)だ。 プレゼンテーションは、本格的な三段プレートで。 1段目は、同店が発祥と言われる「苺のミルフィーユ」や季節のデザートが盛り合わせに。 2段目には、アフタヌーンティーに欠かせないスコーンにコンフィチュールとクロテッドクリームが添えられている。 3段目は、スモークサーモンとキュウリのサンドイッチ、フランスランド産フォアグラのタルティーヌ、そして本日のキッシュという軽食が並ぶ。 サンドイッチやタルティーヌに使われるパンとスコーンは、人気のブーランジェリー「ドミニク・サブロン」のものというのも、なんとも贅沢(*写真は2名分)。 こちらで堪能できるのは“贅を尽くした美味”だけではない。 何よりうっとりするのは、ラグジュアリーなインテリア。パリ本店のイメージを踏襲し、壁面はロートレックの絵と鏡で彩り、真紅のベルベッド製ソファを配置。古き佳きパリを彷彿させるアールヌーヴォーの空間は、まさに“非日常”。 天井から優雅に揺れるシャンデリアや真鍮を用いたランプスタンドは職人がひとつひとつ手がけたというから、感嘆ものだ。 「アフタヌーンティー」はコーヒーまたは紅茶がセットになっていて、8種類からセレクトでき、お替りもOK。 また、¥1,260でグラスシャンパンを追加することも可能。エレガントを極めた上質な空間で、グランメゾンならではの本格的な味を、シャンパンと共に楽しむ。きっと、ゆったりと優雅な時間が過ごせるに違いない。 マキシム・ド・パリ 場所:東京都中央区銀座5-3-1ソニービルB3F TEL:03-3572-3625 営業時間(ラウンジ):12:00~23:00(日・祝日は~22:00) *アフタヌーンティー提供時間は12:00~17:30L.O 年末年始とソニービル休館日は休み
2013年05月07日日本橋三越本店では、10月24日(水)から11月6日(火)まで「DESIGNTIDE TOKYO2012」(デザインタイドトーキョー)に、エクステンション会場として参画。今年は「ロイヤルクリエーション」をテーマに、女子心をくすぐる上質でラグジュアリー、時代の感性を取り入れたデザインプロダクトやクリエーションを紹介する。 まず注目したいのは、ロンドンを拠点に活動するブランド、「ANZU」の版画展「ANZU LONDON ロイヤルジュエルコレクション」(本館5階)だ。 デザイナー、エレン・マクグラスの、鮮やかな色使いと繊細なタッチ、ロマンティックでキュートなイラストは国内外で愛され、トップブランドのイメージデザインにも採用されているほど。非日常の世界へと誘ってくれる。 今回は、英国の百貨店、ハロッズやリバティでも人気の高いジュエリーコレクションから「Queen‘s Jewels(女王の宝石)」を発表。マリー・アントワネットのブレスレットに、ダイアナ元英国王妃愛用のケンッブリッジノットティアラなどをモチーフに、スワロスキークリスタルをふんだんに使った作品は、なんともゴージャスで美しい。 【ANZU LONDON ロイヤルジュエルコレクション】 会期:10月24日~11月6日 会場:日本橋三越本店 本館5階 趣味雑貨倶楽部 オーダー実演や体験教室も!ワクワクの“玉手箱” 「My Sweet Decolife ~鏡の中のお姫様~」 >> 本館5階インテリアステージを舞台にした「My Sweet Decolife ~鏡の中のお姫様~」も、女子垂涎の企画展。「お姫様の秘密の箱」と称し、若手作家がこの企画のためだけに“玉手箱”を制作。 漆器もあれば、磁器もあるなど和洋折衷、ハンドメイドの技術を駆使し、作家のクリエーションを発揮した玉手箱はスペシャル感いっぱい。中に何をいれようか、ワクワクと心浮き立つこと請け合い! 会期中はデコアーティストによるオーダー実演や体験教室を開催。この機会にぜひにオリジナルのキラキラアイテムを手に入れてみては。 【My Sweet Decolife ~鏡の中のお姫様~】 会期:10月24日~11月6日 会場:日本橋三越本店 本館5階 インテリアステージ 1点1点ハンドメイド!世界でにひとつだけ 「恋する姫のワイングラス」 >> 本館5階リミックススタイルで展開される「恋する姫のワイングラス」。若手ガラス作家20名が「ロイヤル」をテーマに、思い思いのワイングラスを作成。1点1点ハンドメイドで、世界にふたつとない逸品ばかりが100脚以上並んださまは圧巻!繊細で可憐なグラスもあれば、凛とした強さをもつ作品も。お気に入りの1脚が見つかれば、ワインがもっとおいしくなりそう。 【恋する姫のワイングラス】 会期:10月24日~11月6日 会場:日本橋三越本店 本館5階 リミックススタイル 人気作家のお姫様bag! 「~気分はプリンセス~私を飾るbag展」 >> また、10月31日(水)から開催される「~気分はプリンセス~私を飾るbag展」(本館5階)も、うっとり度大! 8組のクリエーターが、素材やデザインにこだわり”お姫様bag”を特別制作。ハンドメイドという希少価値の高さに加え、夢とロマンあふれ、乙女心をくすぐるbagは手にするだけで幸せな気分に。会場構成を手がけたクリエーター、RARI YOSHIO氏によるロイヤルな白いお城をコンセプトにしたインスタレーションも楽しみのひとつ。 【~気分はプリンセス~私を飾るbag展】 会期:10月31日~11月6日 会場:日本橋三越本店 本館5階 リビングステージ 女子の中に眠るお姫様願望を刺激し、うっとりとドキドキを与えてくれる企画展ばかりだ。女子度UPを目指し、足を運んでみては? お問い合わせ:日本橋三越本店 TEL:03-3241-3311(大代表) 営業時間:10:00~19:00 (本館・新館の地階から3階は20:00まで。 新館9・10階レストランは11:00~22:00) 取材/村上早苗
2012年10月25日国の重要文化財に指定されている東京駅丸の内駅舎の保存・復原・工事に伴い、06年に休館した「 東京ステーションホテル 」が、10月3日、美しく生まれ変わってグランドオープン。駅舎の地下2階から地上4階(一部)に位置し、全150室。直営店をはじめ10店舗の料飲施設を備え、フィットネス&スパを新設。宴会場やビジネスセンターも有するなど、国際ホテルにふさわしい設備を整えた。 外観イメージ 客室は、歴史的建造物にふさわしくヨーロピアン・クラシックがコンセプト。平均40平方メートルとゆとりある広さを誇り、高い天井と縦長窓が印象的。駅舎内というロケーションを生かし、復原したドーム内部のレリーフを見渡せるドームサイドの客室やメゾネットなど全6タイプを用意する(1室30,030円~)。バスルームは深めのバスタブに洗い場を併設したジャパニーズ・スタイルで、使い勝手の良さも抜群。 ドームサイド客室 長い客室廊下は、ヒストリーギャラリーとしてもの要素も大。東京駅に関する歴史資料や名画がずらりと並び、中には旅行雑誌『旅』に掲載された松本清張氏の『点と線』第一回連載ページ(複製)と、トリックに使われた特急「あさかぜ」の時刻表(複製)も! 鉄道マニアだけでなく、清張ファンには垂涎ものだ。 廊下イメージ 宿泊者専用として、今回新たに登場したのがゲストラウンジ「アトリウム」。駅舎中央部の大屋根裏を活用、天窓から光が降り注ぐ開放的な空間で、朝食をサーブ。壁の一部には1914年の駅舎創建当時からの赤レンガをそのまま見えるようにするなど、風情もたっぷり。 アトリウム 10か所あるレストランの中でも注目なのが、2階南側に位置するフランス料理「ブラン ルージュ」。シックでエレガントなインテリアながらレストランの中で唯一線路が見渡せ、このホテルならではのスペシャルな場所と言えよう。 ブラン ルージュ内観 ここでいただけるのは、伝統的技法を用いながらもモダンなセンスを取り入れたフランス料理。東京駅という場所を考慮し、短時間で楽しめるランチメニューの「Blanc(ブラン)」は、お重に美しくおさまった前菜やサラダに、スープ、メイン(魚もしくは肉からチョイス)、デザート、コーヒー・紅茶・ハーブティーがセットになって4,800円。時間のないビジネスマンはもちろん、少しずついろいろ食べたいという女性の心を捕えそう。 フレンチ松花堂 休館前に愛された名店「バー カメリア」TP「ばら」の息吹を受け継ぐのが、バー&カフェ「カメリア」。「バー カメリア」の切り文字ロゴが壁に飾られた店内で、1915年開業当時の初代総支配人が生み出したビーフシチューがいただける。当時のレシピをもとに鮮やかに生まれ変わった「ビーフシチュー」2,580円は、牛肉や野菜のうまみがくっきり。ランチにも、お酒のお供にもと、11:30~24:00(23:30L.O.)の間中オーダーできるのもうれしい。 ビーフシチュー 泊りに、食事に、お茶をしに。どこで、どんな風に過ごしても、美しき歴史を感じさせるホテル、あなたは誰と訪れる? ■東京ステーションホテル 東京都千代田区丸の内1の9の1 TEL 03-5220-1111 取材/村上早苗
2012年10月01日話題のパンケーキショップが集まる原宿に、9月10日、またひとつ魅力的なお店がオープンしました。逗子で人気のパン屋「wakanapan」が、昨夏から日曜限定でスタートしたパンケーキショップ、「SUNDAY JAM」の2号店がそれ。 逗子では日曜しか食べられない絶品パンケーキが、こちらでは毎日、朝から夜までいただけるというのだから心が躍る! 早速そのお味をレポートします! 細い階段を上がって突き当りのドアを開くと、そこは原宿に誕生した“湘南”といった趣の店内。壁にはビーチの写真が飾られ、イスやテーブルは白木で統一。窓際のアクアブルーのベンチシートが、逗子店を髣髴させます。 さて、お待ちかねのパンケーキ。今回はいただいたのは、逗子でも一番人気だという「ホノルルパンケーキ マカダミアナッツ&メープル」1,200円。たっぷりの生クリームとウインナー(ベーコンも選べます)とともにお皿にのっているのは、直径20cmほどのパンケーキが2枚。こんがりといい色に焼けていて、甘い香りが漂います。 カナダ産オーガニックのメープルシロップをたっぷりとかけ、ナイフを入れ、早速一口。……ううっ、おいしい! カリッとした香ばしさと、もちっとした食感、そしてすっと口の中で溶ける軽さが絶妙! 最近主流のフワフワ、やわらかさを追求しているパンケーキとは一味違うおいしさです。添えられているクリームもボリュームたっぷりながら、やさしい甘みで軽い印象。 何より実感するのは、粉の違い。どんな粉を使っているのかを、考案者のDJ PANCAKEMIXさんとwakanapanのwakanaさんにたずねたところ、「企業秘密です」と。いずれにしても、かなりこだわって上質の粉をブレンドしているのは間違いなさそう。 パンケーキはほかに、「ホノルルパンケーキ ココ&パイン」1,200円、原宿店限定の「キャラメルジンジャー パンケーキ」1,300円といったスイーツ系のほか、パンケーキの概念を覆す「ラテン」¥1,300円や「チーズ&ハムペッパー」1,200円など食事系も用意されています。 また、wakanapanの天然酵母バンズを使ったバーガー類やサンドウィッチもおすすめ。サラダ感覚の「ハーブチキンのパテサンドウィッチ」850円や100%ビーフ使用の「ピピバーガー」1,000円など、どれも、具だくさんで食べごたえ抜群です。かぼちゃバンズは乳製品、卵不使用ながら、ほんのりと自然な甘みがあって、ふんわりソフトな口当たり。「『wakanapan』にも行ってみたい」という気にさせるおいしさです。 ドリンクもこだわっていて、「コーヒー」500円や「ココナッツラテ」650円には最高級アラビカ種のコーヒー豆を用い、「ハイビスカスレモネード」600円にはオーガニックハイビスカスティーを使用。ハワイ語で「おいしい」という意味をもつ「Ono」を冠したピーナツバターたっぷりの「オノオノシェイク」800円は、デザートがわりにしても満足度大。 ディナータイムは、「マヒマヒのスパイスソテー バルサミコ仕立て」1,200円をはじめ、ハワイアンキュイジーヌをテーマにしたメニューも並ぶので、朝・昼・夜と違った楽しみ方ができそうです。 SUNDAY JAM HARAJUKU 場所:東京都渋谷区神宮前4-28-28 Lucessioビル2F TEL: 03-3478-5707 営業時間:9:00~22:00(フード21:00L.O.、ドリンク21:30L.O.)無休 取材/村上早苗
2012年09月18日9月1日、和光本館並びに位置していた別館が「和光アネックス」としてリニューアルオープン。地下1階から2階まで、こだわりの食が集まる特別な空間を早速レポート! ガラス張りの開放感あふれる1階は「ケーキ&チョコレートショップ」。ケーキのショーケースに並ぶのは、花畑をイメージしたという見目麗しい「ガトー・フルール」¥630をはじめ約30種類のフレッシュケーキ。シェフ パティシエ、相田紀昭氏が目指すのは、素材・味・デコレーションすべてに気を配った“普遍的なおいしさ”のケーキ。 「『もう1つ食べたい』と思っていただければ嬉しいです」との言葉通り、味、食感ともにバランスの良さは抜群。フルーツタルトは、旬の果物の味わいに加え、タルト生地も素材の良さを感じられるおいしさです。 チョコレートは、専門の工房から毎日届けられるフレッシュさが特徴のひとつ。「なめらかな口どけ、カカオの豊かな香り、繊細な味わい。それを実現させるべく、丁寧な仕事を心掛けています」と、シェフショコラティエの山﨑寛朗氏。 リニューアルオープンにあたって考案した、タルトタタンやオペラといったケーキに見立てた、5種類のショコラ・フレを詰合せた「プティ プティ ガトー」(9個)¥3,150は、山﨑氏の新境地。贈り物にしても喜ばれそう。 2階の「ティーサロン」は、シックでスタイリッシュなインテリアへと一新。こちらでいただけるのは、サンドイッチやガレットなどの軽食と極上スイーツ。9月30日までは、人気のプティシュー、一口サイズのモンブラン、ガトーショコラに日替わりの2種類を加えた「ミナルディーズ」を\1,050で提供しています(1日先着10名限定、通常価格\1,575)。 ギフト探しなら、地下1階の「グルメサロン」へ。お茶やお菓子、惣菜といった選りすぐりの和洋の美味は、今回新たに個包装の品も用意。気軽にひとつから購入でき、贈る前の試食用にも便利です。通がうなる名品が並ぶワインセラーも必見! 優雅な雰囲気の中、極上の品を選び、口にする幸せを感じられるスペシャルなショップ。大切な人へのギフト選びはもちろん、自分へのご褒美に出かけたくなります。 【DATA】 「和光アネックス」 場所:東京都中央区銀座4-4-8 TEL: 03-5250-3100(ティーサロン) 03-5250-3102(ケーキ)03-3562-5010(チョコレート) 03-5250-3101(グルメサロン) 営業時間:10:30~19:30(日曜祝日は~19:00 ティーサロンは11:00~19:00LO。日曜・祝日は18:30LO) 年末年始休 取材/村上早苗
2012年09月07日安全でおいしい食を提供する「デイルズフォード・オーガニック 青山」が9月1日、リニューアルオープン。1階のデリ&ベーカリーエリアを2階と同様のカフェに統一、朝8時からオープンし、待望のブレックファーストメニューも始まります。 1970年代、イギリス・グロスターシャーに一号店がオープンするや否や、「オーガニックはおいしい」「オーガニックはライフスタイル」という考えと、自家農園で栽培した安全な食材をメインに用いたシンプルな料理が支持され、たちまち人気店となったこちら。 ロンドンのピムリコとノッティングヒルに展開する2店は、スーパーモデル、ケイト・モスなども常連だとか。今回、ブレックファーストメニューにも登場する「ボイルドエッグ&ソルジャー」は、彼女の大のお気に入り。有精卵をとろりと半熟に仕上げ、カリッと焼いたトーストにからめていただくのが本場のスタイルだそう。 また、ぜひ味わってほしいのが「ブリティッシュパンケーキ」。厚みのあるアメリカンスタイルのパンケーキとは異なり、生地が薄めでクレープに近い味わい。写真の「ローストアップル&シナモンクリーム」\800と「レモン&シュガー」¥600。「レモン&シュガー」はロイヤルファミリー御用達というゴールデンシロップが添えられているのも贅沢。 ほかに、「石釜焼き くるみロール」\500といったオーガニックブレッドや「ポーチドサーモンのサラダ ニソワーズ」\600をはじめとするサラダ、BLTサンドイッチにミューズリーなど、ブレックファーストメニューが約20種類。この充実ぶり、毎日通っても飽きないはず! また、イギリスで始まったディナーメニューも本格導入。「豚肩のロースカツレツ レモン&ケッパー添え」\2,400に使われているのは100%有機認定大豆ととうもろこしで育ったオーガニックポークのように、どのメニューも”安心・安全“を基準に厳選した食材ばかり。キッズチェアーも新たに導入されるので、ファミリーで訪れるのもおすすめ。 1階のグロサリー&ベーカリーでは、これまで同様オーガニックジュースやジャム、オイルといった食品に加え、オーガニックコスメやインテリア雑貨も販売。厳しいオーガニック基準で有名なイギリスのソイル・アソシエーションが認定した商品中心なのもうれしいかぎり。 光降り注ぐ心地よい空間で、体にやさしいメニューに舌鼓。ゆったりと和やかな時間を過ごしに出かけてみては? 「デイルズフォード・オーガニック 青山」 場所:東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山1F/2F Tel:カフェ/03-3486-0012 グロサリー&ベーカリー/03-3486-0080 営業時間: カフェ8:00~22:00 グロサリー&ベーカリー11:00~21:00 12月31日・1月1日休 取材/村上早苗
2012年08月28日新江ノ島水族館が7月14日より、JAMSTEC(独立行政法人海洋研究開発機構)の有人潜水調査船、「しんかい2000」の常設展示を開始。 この潜水調査船、1982年1月から2002年11月まで20年以上にわたって計1411回の潜航を実施し、1984年の相模湾初島沖水深1100mでのシロウリガイの群集発見など、日本の深海研究の“立役者”ともいえる存在だという。「その雄姿、ぜひとも拝みたい!」と、早速GO! 水族館の入口を入ると、まずお目見えするのは「相模湾大水槽」。高さ9m、水深6.5m、底面積144㎡と館内最大規模のこちらは、水族館のすぐ目の前、相模湾の海の中を再現。群れとなって泳ぐマイワシの美しさにうっとりとし、エイの仲間であるシノノメサカタザメの迫力に驚かされ……。 約90種類2万匹もの魚たちが作り出す海中の世界は、なんとも神秘的。相模湾の水をいれているという水槽からかすか漂う潮の香り(水槽の天井部分が少し空いているのだそう)にも癒される。 大水槽を過ぎるとそこが、展示コーナー「深海Ⅰ~JAMSTECとの共同研究」。「しんかい2000」展示にあわせてリニューアルされ、水深200m以上の暗く、冷たい海の中の様子を公開。 JAMSTECと協力し、日本初となる深海生物の長期飼育技術開発の共同研究も行っているのだとか。照明を落とした水槽には、私たちが海の中で対面することができないような珍しい生き物が多数。8月31日までは「今週のおすすめ深海生物水槽」も設置され、サガミモガニといった珍しい深海生物が週がわりで展示されている。 また、8月31日までの月曜から金曜までの12:00~と15:00~の1日2回(8月13~15日は休み)、深海担当トリーターが、「しんかいの音波通信について」や「深海水を体験しよう」など、日替わりで深海の魅力や不思議を解説。夏休みの自由研究のテーマにもぴったりかも!? 幻想的なクラゲが浮遊する「クラゲファンタジーホール」や、かわいい海の人気者に出会える「ペンギン・アザラシゾーン」などを抜け、いよいよ「深海Ⅱ~しんかい2000~」へ。 ホールへと向かう階段の正面壁には「しんかい2000」から見た海の映像が映し出され、ムードは否が応でも高まる!そして……、光の届かない海底をイメージしたほの暗いホール中央に、いました、いました、あの英雄が! 全長9.3m、幅3m、高さ2,9m、重さ約24トンという、美しい曲線に象られた真っ白な船体。正面には、海の中を映し出すためのカメラと生き物などの標的をつかむためのアーム、そして、それを入れるためのゲージも備わっている。これが、日本の深海研究を20年にわたって担ってきたのかと思うと感慨深い。 マニアならずとも必見なのが、操縦席の展示。この限られたスペースでパイロット2名と研究者1名が作業していたというのだからビックリ! ひとつしかないイスはパイロット1名が座り、ほかの2名はその下のスペースに寝そべって、自分の任務と取り組んでいたのだとか。 通常潜航時間は約7時間、その間に研究者は自分のテーマはもちろん、他の研究者から託されたミッションを遂行していたのだそう。もしかしたら、宇宙飛行士より過酷な状況だったのでは?彼らが着用していたユニフォームも展示されているのだけれど、その厚さを見れば、水深2000mの世界がいかに寒かったかがわかるはず。 「しんかい2000」の凛とした姿への感動も冷めやらぬまま、続いて向かったのは「タッチプール」。エビやタコ、サメなどに触れられる人気コーナーにも、8月31日までの限定で「深海タッチプール」が登場。ここに展示されているトラザメはザラリとした感触、そして、ダンゴムシの仲間というオオグソクムシの触り心地は……。ぜひ、行ってお試しを! 「しんかい2000」以外にも、1日数回行われる「イルカショー」やイルカと握手したりウミガメに餌をやったりできる「ふれあいプログラム」など、楽しいイベントが満載。 「なぎさの体験学習館」では、オリジナルのうちわや「しんかいスタンプ」を使ったハガキなどが作れるワークショップも開催され、家族みんなで一日楽しめること請け合い。夏の一日、海を身近に感じに出かけてみては? 新江ノ島水族館 場所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1 TEL: 0466-29-9960 入場料金:大人2,000円、高校生1,500円、 中学生・小学生1,000円・幼児(3歳以上)600円 (お得な年間パスポートや団体料金もある) 取材/村上早苗
2012年07月31日ベルギー発の人気ベーカリーレストラン、「Le Pain Quotidien」(ル・パン・コティディアン)の日本2号店が、7月、東京オペラシティビル内にオープン。 ランチタイムは11:00~15:00と少し早めスタートなのに加え、7:30~11:00はモーニングも提供。幼稚園お迎え前や学校から帰宅前の“ママだけ朝食&ランチ”にも、子どもを連れての食事にもOKと、お役立ち度は満点! そもそもこちら、フレンチ・レストランのオーナーだったというコティディアン氏が、「毎日食べたいと思えるようなパンを売る店が近所になかったから」と始めた店。“シンプルで飽きのこないおいしさ”を目指して、手間暇を惜しまず、素材も厳選。バゲットをはじめとするハード系の食事パンは、イースト菌ではなく天然酵母でじっくりと発酵しているため、香り豊かで歯ごたえはもっちり。噛めば噛むほど味わい深く、満腹感も大。 レストランでの人気メニューのひとつが、バゲットやライ麦、くるみパンなどを盛り合わせた「オーガニック小麦のベーカーズバスケット」S680円・L980円というのもうなずけます。 ランチセットは、本店と変わらぬボリュームの「チキンコブサラダ」1700円や「シュリンプ&アボカドタルティーヌ」1700円など6種類。 とくにおすすめなのが、東京オペラシティ店限定メニューの「トリオサンプラー “コンサート”」1200円と「トリオサンプラー “オペラ”」1400円(下写真)。 前者はフムス、ツナサラダwith白いんげん、ベビーリーフ、後者はエッグサラダ、サーモンケッパー、ベビーリーフの3種類のデリに自家製パン、スープがついたお得な内容。 モーニングは「ベルギーワッフルwithベリー」580円やオーガニック小麦のブレッドとクロワッサンが楽しめる「ブレックファーストバスケット」680円、こだわり卵を使ったオムレツ(オーガニック小麦のブレッド、バゲット付)1280円にヘルシーな「グラノラパフェwithベリー」880円など13種類。 「ちょっと軽めに」という時や子ども用には、「クロワッサン」240円や「パン オ レザン」280円といったパンやデニッシュを単品でオーダーすることもできます。 また、ホームメイドのデザートが充実しているのもうれしいポイント。濃厚なベルギーチョコレートを使った「チョコレートムース」630円、「クレームブリュレ」620円など、どれも大きめサイズで食べごたえじゅうぶん。 9月30日までは、「ピーチタルト」580円に「チョコレートオレンジムース」550円、「マンゴ&バニラパンナコッタ」550円、「グレープフルーツジェリー」360円という夏季限定メニューも味わえます。 木のぬくもりあふれる店内は、広々としていて気持ちがいい。ほどよくカジュアルで、全席禁煙なので、子ども連れでも心地よく過ごせるはず。朝食、ランチ、お茶、そして、パンを買いにと、さまざまに楽しめるレストランです。 「Le Pain Quotidien 東京オペラシティ店」 場所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー1F TEL: 03-6276-4815 営業時間:7:30~23:00(22:00L.0.) 不定休 取材/村上早苗
2012年07月31日沖縄本島から南西へ約350km、石垣島と西表島の間に位置する竹富島。サンゴ礁で覆われた手つかずの自然が息づくこの島に、6月1日、「星のや 竹富島」がいよいよオープン。島で初めての本格リゾートとあって、早くも注目を集めている。 コンセプトは「離島の集落」。約2万坪の敷地には、島の伝統建築規定を踏襲して造られた48棟の集落が点在。琉球赤瓦の屋根には1体1体異なる表情のシーサーが鎮座し、グックと呼ばれるサンゴ石の手積み石垣に囲まれた庭を有する、なんとも贅沢な空間だ。 部屋は全4タイプ。寝室が広く、大人3名でも宿泊可能な「ズーキ」や、部屋一面に琉球畳を敷き詰めた「ギャンギ」など、いずれもベッドルームとリビングルームを備え、広さは約53㎡~66㎡。庭を合わせた敷地面積260~300㎡と驚くほど広いので、暮らすような感覚でのんびりと過ごせそうだ。 集落中央には24時間利用できる屋外プールを設置。川のない竹富島では、人々は湧水や井戸を中心に暮らしてきたという。そんな昔ながらの風習にならい、プールは井戸「カー」をイメージした円形。周りにはデッキチェアと日陰をつくる白いタープを配し、リゾート気分を盛り上げる。 食事はダイニングルームまたはルームサービスにて。ダイニングルームではコース料理を、ルームサービスではアラカルトを提供。竹富島産車海老や石垣産もろみ豚、グルクンに島薬草といった沖縄・八重山の食材をふんだんに使い、琉球料理をベースに「星のや」ならではのアイディアとフランス料理の技法を凝らした、目にも鮮やかなメニューが並ぶ。事前に予約すれば、キッズメニューの用意も可能だ。 目を見張るのがアクティビティの充実ぶり。朝は海を眺めながらのストレッチ、「よんなー深呼吸」で心身を目覚めさせ、午後は「シーサー作り」や「竹富ミンサー織」、「竹富民具 手業(てぃわざ)」などの伝統工芸に興じ、夜は海に出て「星空クルージング」を。観光客の少ない早朝、星のや宿泊者専用の水牛車でのんびりと島を巡ったり、“島時間”で観光するツアーなども設定。スノーケリングやダイビングなどに参加し、世界屈指のサンゴ礁を堪能するというのもおすすめだ。 小さな島で、雄大な空と透き通った海に囲まれ、ゆったりと心の赴くままに過ごす休日。日頃がんばっている自分へのご褒美に、家族の大切な思い出を作りに……。他にはない、とっておきのリゾートスティがここにある。 星のや 竹富島 場所:沖縄県八重山郡竹富町竹富 客室数:48室 施設:屋外プール、スパ、レストラン、ラウンジ、ショップ 料金:2名1室利用の場合1名あたり\27,000~(食事別、税・サービス料込) 予約・お問い合わせ:TEL050-3786-0066 取材/村上早苗
2012年05月22日アメリカではポピュラーな「ベビーシャワーパーティー」。妊娠8か月頃に、プレママの友人が主催者となって開催し、生まれてくるベビーに必要なプレゼントを“シャワー”のように贈るというイベントです。グランド ハイアット 東京では、このハートフルなパーティープランを、レストラン「フレンチ キッチン」で6月1日よりスタートします。 プランは店内に設けられたラグジュアリーな個室、「シェフズ テーブル」の利用で、8名以上から受け付けます。スパークリングワインとソフトドリンクのフリーフロー(110分間)に、本格ビストロ料理をスタイリッシュにアレンジしたメニュー(「フレッシュトマトとケーパー アボカドの2種のディップとコンディメント」「本日の冷製スープ」「クロックムッシュ」「フィンガーサンド バリエーション」「シーザーサラダ」「本日のベジタブルキッシュ」「デザートセレクション」)つき。プレママには、乾杯用としてオリジナルのノンアルコールカクテルが用意されます。 注目したいのはホテル専属フローリストが手掛ける「ダイパーケーキ」。おむつ(ダイパー)をベースに季節の生花をあしらった、華やかでウィットに富んだプレゼントです。 トップに飾られた花束はブーケタイプなので、これを手にしてプレママが入場という演出も可能。パーティーの締めくくりに、この花束を友人たちにブーケトスして幸せのバトンタッチをというのも素敵です。好みの花を選ぶこともでき、また、予算の相談に応じてくれるのもうれしいポイントです。 ほかに、人気スタジオ「フローラルニューヨーク」とコラボレーションしたダイパーケーキも8種類用意。こちらは、収納ボックスとしても使えます。 新しい命の誕生を祝うガールズパーティー、出産前の必需品をプレゼントしたり、先輩ママがアドバイスをしたり。気の置けない仲間たちとの楽しい午後のひと時は、プレママにとって忘れられない思い出になるはず! ベビーシャワーパーティープラン 期間:2012年6月1日(金)~8月31日(金) 場所:グランド ハイアット 東京「フレンチ キッチン シェフズ テーブル」 時間:14:00~17:00の間で2時間利用 料金:1名5,000円(税込・サービス料別) *個室料52,500円込。利用は8名以上 内容:スパークリングワイン&ソフトドリンクの110分間フリーフロー(飲み放題)、プレママの乾杯用オリジナルノンアルコールカクテル、料理。ホテル専属フローリストによるダイパーケーキは35,000円(利用の14日前までに要予約)、「フローラルニューヨーク」オリジナルダイパーケーキは12,500円(利用の3日前までに要予約) 取材/村上早苗
2012年05月18日ベビー&キッズとのホテルステイをもっと快適に!グランドプリンスホテル高輪が、首都圏型フリーマガジン『子どもといっしょに楽しくおでかけ! MOM&KIDS』とコラボした宿泊プランをスタート。 レストランでの「和室で寛ぐママ友プラン」など、ファミリーにやさしいホテルへと進化を続けるグランドプリンスホテル高輪に、今度は、魅力的な宿泊プランがお目見えしました。それが、「『MOM&KIDS』コラボレーションプラン」。 赤ちゃんや小さな子どものいるママに向けてレストランやホテル、ショップなどのおでかけ情報を発信するフリーマガジン&サイトのユーザーの声を反映。客室タイプや貸し出される備品など、ベビー&キッズ連れのゲストに配慮したものとなっています。 利用できる客室は、ツインルームやダブルルーム、トリプルルームといった洋室のほか、別館に設けられた4~6名迄利用可能な和室。とくに赤ちゃん連れにおすすめなのは和室です。こぢんまりとした別館に位置しているため、どの客室も比較的エレベーターに近く、アクセスがスムーズ。畳なので、赤ちゃんがハイハイしてもゴロンと横になっても安心です。また、バスルームに洗い場があり、バスルーム用のベビーチェアも貸してもらえるので、ママやパパもゆっくりとお風呂につかれるのもポイント。一番広い本間15畳・次の間8畳の客室は大人最大6名迄泊まれるので三世代旅にも対応できます。 客室に用意されるのは、子ども用ハブラシやスリッパ、浴衣、オムツ専用ゴミ箱におねしょ用シーツ、ステップに調乳用ポット、おもちゃや絵本など(すべてリクエストに応じて)。客室係に依頼すれば、電子レンジによる哺乳瓶の煮沸(しゃふつ)や、持ちこんだ離乳食の温めなどもしてもらえます。授乳中のママにうれしいノンカフェインのハーブティーがセットされているのもうれしいかぎり。 このホテルの魅力のひとつは、約2万坪という広大な日本庭園。多数の鯉が泳ぐ池や歴史を感じる鐘つき堂、春に咲き誇る19種類233本もの桜。都心とは思えないほど緑豊かな空間は、家族でのお散歩にぴったりです。とはいえ、長時間赤ちゃんをだっこして巡るのは大変。「『MOM&KIDS』コラボレーションプラン」なら、コンビの最新ベビーカー、F2(エフツー)のレンタルもOK。片手でラクラク操作できるので、もう片方の手で荷物を持っていても、上の子と手をつないでいても大丈夫です。 朝・昼・夜ともにホテル内で食事ができるのも、遠出したくないファミリーにとってはうれしいところ。同じ敷地内にあるグランドプリンスホテル新高輪、ザ・プリンス さくらタワー東京とあわせ、館内には約20ヶ所の飲食店があり、中にはキッズメニューを設定しているレストランも。 グランドプリンス高輪の「グランカフェ パティオ」では、海老フライやカレーライスがワンプレートに盛られた「お子さまランチ」\1,500を、中国料理「古稀殿」では春巻やシュウマイなどの点心に肉料理、魚料理、チャーハンなどが楽しめる「キッズメニュー」\3,500(前日迄の要予約)が用意されています。 JR品川駅には徒歩約5分(無料のシャトルバス送迎サービスあり)と立地にも恵まれているので、都心レジャーの拠点としても最適。また、水族館や映画館、ボウリング場を備えた品川プリンスホテルまでは徒歩圏内なので、遠出をせずに1日家族で楽しめます。 【『MOM&KIDS』コラボレーションプラン】 場所:グランドプリンスホテル高輪 東京都港区高輪3-13-1 TEL:03-3447-1111 料金:大人2名1室利用1泊朝食付きでひとり\11,000~ (添い寝の未就学児は無料。小学生以上で寝具・朝食要の場合 ひとり\6,000追加)。 和室を大人2名で利用なら¥20,500~。 ベビー&キッズ用品の貸し出し、駐車場1泊分無料などの特典付き。 *サービス料・消費税込み 取材/村上早苗
2012年02月28日イタリアを代表するインテリア・メーカー、arflex。機能性と美しさを両立させたアイテムを得意とする同社で、発売から40年を経てなお絶大な人気を誇るのが「MARENCO(マレンコ)」だ。その名品がキッズサイズの「MARENCO PICCOLO」として新登場。限定40台という希少価値もあって、早くも話題となっている。 「MARENCO」は、イタリア人デザイナー、マリオ・マレンコによって生み出された革新的なソファ。厚手の座布団を重ねただけのようなシンプルなフォルムと使いやすさが世界中で評判となり、とくに日本では、「モダンなコンクリート打ちっぱなしのリビングにも伝統的な和室にも似合う」とファンが多数。 基本デザインを変えることなく、座りやすさや耐久性、メンテンナンス性の向上を目指し、これまで100回以上にわたって仕様改良を実施し、ライフスタイルとともに進化してきたことも人気の理由だろう。 この名品が従来の約2/3サイズ(W693mm ×D611mm×H416mm×SH246mm。通常サイズはW1100mm×D970mm×H660mm×SH390mm) となってお目見え。 2月16日から3月27日までの期間内申込制で40台のみ発売されるほか、1台は応募者に抽選でプレゼントされる。通常サイズと同様、旭川のソファ専用工場で1台1台ていねいに作られたマスターピースのミニチュア。子どもに、またその子どもへと受け継がれるような名品が、リビングで過ごす時間をスペシャルなものにしてくれそうだ。 MARENCO PICCOLO 数量: 40台限定(2月16日~3月27日まで、現物展示がされる東京・名古屋・大阪の直営店およびウェブサイトにて購入申込を受付。先着順ではなく、申込が40台を超えた場合は抽選) 価格: 99,750円(税込) 生地: ロゴスタンプ付き麻カバー、ウォッシャブル生地のグリーン、ホワイト、レッド お問い合わせ先:アルフレックスジャパン カスタマーサービス TEL 0120-33-1951 取材/村上早苗
2012年02月02日子どもが幼稚園や小学校に行っている間に、ママ友たちとランチ。その際気になるのがオープン時間。できるだけゆっくり過ごしたいなら、11時からオープンしているレストランが狙い目。今回ご紹介するのは、緑豊かな駒沢公園近くのレストラン、「+green(アンド・グリーン)」です。 1階はこだわりの調味料や有機栽培の野菜などを販売するグロサリーショップと自家製デリやオーガニック・コーヒーやジュースなどを扱うデリ&カフェ、地下1階がレストランになっている「+green」。 レストランは地下ながら、白木やベージュのブロック壁などを多用しているせいか明るい印象。イスとダイニングテーブルを配した「Basic Dinning」のほか、低めソファを設置した「Cozy Room」、白を基調とした「White Bench」、そして畳敷きの個室「Kamakura」とレンガで囲われた半個室「Green Room」の5つのスペースから成っています。 こちらのコンセプトは、「You are what you eat(食べたものがあなたをつくる)」。野菜は全国各地から取り寄せたオーガニックが中心で、パンやパスタに使うのも有機小麦。化学調味料は一切使わず、素材の味を引き出すべくシンプルに調理しています。 ウィークデーのランチは2種類のパスタからチョイスできる「パスタランチ」\1,400、「選べる4種のデリ盛り合わせ」\1,400、「ランチーコース」\1,800など、日替わりで楽しめます。どれも、野菜の種類が豊富でボリュームたっぷりのサラダと、オリーブ茶やオーガニック・コーヒーなど6種類から選べるドリンクがセットに。 もちろんパスタソースなどはすべて自家製。素材への愛情が込もったやさしい味は、体が浄化されるかのような“やさしいおいしさ”です。 居心地の良さも手伝って、食後にお茶をしながらゆっくり過ごすお客様が多いというのもうなずけます。 とくに印象深いのが野菜のうまみ。シェフが厳選した野菜が毎朝届くとあって、お料理の中でも野菜本来の香りや味が楽しめます。 「この味、家族にも食べさせたい!」と思ったら、1階のショップへ。お店で使用しているのと同じ野菜が購入できます。「スパニッシュオムレツ」などのデリも充実しているので、テイクアウトして駒沢公園でお外ランチも一案。 レストランでは「キッズプレート」も用意。ママ友とはもちろん、ファミリーでも訪れたい、体にうれしく、安心なレストランです。 ◆DATA +green(アンド グリーン) 場所:東京都世田谷区駒沢1-2-31 営業時間:レストランは11:00~22:30L.O. (ランチは平日11:00~15:00LO。土日祝日は11:00~16:00LO) デリ・カフェ・ショップは10:00~23:00L.O. 無休 TEL:03-3411-6877 URL: 取材/村上早苗
2012年01月25日12月21日、「星野リゾート リゾナーレ 熱海」が誕生した。コンセプトは「大人のためのファミリーリゾート」。高台から駿河湾を見下ろせる絶景と良質な温泉、そして工夫を凝らしたアクティビティと、子どもはもちろんパパやママも満足できるデザインホテルだ。 熱海駅から送迎バスに揺られること約15分。高台に建つホテルのロビーに一歩足を踏み入れると、目に飛び込むのは鮮やかなブルーの空間。下の階とあわせ2フロア吹き抜け、高さ約7mのガラス窓の外に紺碧の海が広がり、イームズのスワンチェアやアントチェアをはじめ、ロビーのインテリアも深い青で統一。この清々しく、開放的な雰囲気に、リゾート気分がいっきに高まる。 次いで目を奪われるのが吹き抜けの壁をいっぱいに使ったウォールクライミング、「親子の北壁」。高さ・幅ともに6,5mというビッグスケールで、親子いっしょにボルタリングの醍醐味を味わえる。スタッフが指導してくれるので、初心者でも安心してチャレンジできるのもうれしいかぎり。 この「親子の北壁」をはじめ、ファミリーが満喫できる施設が大充実。 「親子の北壁」の手前に広がる「BOOKS&CAFÉ」には、ベビーから大人までを対象にした約1000冊の本がずらりと並び、貝殻を使った「シェルアート」やモビールやキーホルダーを作れる「親子でネイチャークラフト」といった体験も可能(有料)。 ボールプールを備えた「キッズルーム」や屋内温水プールもあるので、雨の日でも楽しく過ごせそうだ。 圧巻なのは、キッズアクティビティクラブ「GAO」。海上生けすで海釣りをした後、釣った魚を調理して味わう「海上釣り堀&ランチツアー」や雄大な気分に浸れる「空へ一歩飛び出そう! 絶景パラグライダー体験」、「いちご狩りツアー」など、自然を堪能できるプログラムが用意されている。 レストランは、しっとりした雰囲気の和食ダイニング「花火」と気軽に利用できるスタジオビュッフェ「もぐもぐ」の2カ所。「花火」で贅を尽くした会席料理を味わうのも良いけれど、小さな子供を連れたファミリーなら、ぜひ「もぐもぐ」へ。地元で獲れた海の幸と新鮮な伊豆野菜を中心に、和洋中とメニューが豊富で、子供が好きな海老フライやハンバーグ、チキンライスをそろえた「キッズビュッフェコーナー」もあって、大人も子供も大満足。 中でもファミリーにうれしいのが「キッズキッチンスタジアム」でのシェフ体験。コックコートを身に付けた子供たちが、パパとママのためにデザート作りに挑戦できるという「リゾナーレ 熱海」ならではのサービスだ。子供たちがコックコートを身につけ奮闘している間、パパとママはゆっくりと食事を楽しむのも良し、我が子の晴れ姿をカメラに収めるのも良し。きっと忘れられない体験になるはず! 客室は全8タイプ。広さは最低でも65㎡以上で、全室和室付き。エントランスで靴を脱ぐスタイルなので、ハイハイ赤ちゃんでも安心して利用できるのも魅力。離乳食やミルク作りに便利な簡易キッチンに調乳用ポットやベビー食器、オムツ専用ゴミ箱に補助便座、ベビーバスチェアなどお役立ちグッズを備えた「ベビースイートルーム」も2室ある。 しかも、全室オーシャンビュー! 一年を通して開催されている熱海名物の海上花火を目の前で堪能できるのは、このロケーションだからこそ。お風呂から海を望めるビューバススイートや、開放感あふれるテラスがついた「コーナーテラス」に「テラススイート」もあるので、目的に応じて使い分けるのも楽しそう。 たっぷり遊んだ後は、開放感あふれる温泉大浴場へ。良質なお湯とともに窓の外に広がる雄大な景色にも癒されるはず。 首都圏から東海道新幹線で約40分。気軽に行けて、充実感たっぷりの魅力的なリゾートだ。 リゾナーレ 熱海 場所:静岡県熱海市水口町2-13-1客室数:全76室 施設:BOOKS&CAFE、スパ、男女別大浴場各1カ所、レストラン、バー、屋内プール 料金:大人2名1室利用1泊2食付でひとり¥18,000~。4歳~6歳未就学児満で寝具不要の場合は料金不要(朝食¥1,000、夕食¥1,500は別途要)、同寝具・食事付は大人料金の50%、小学生は大人料金の70%。1泊朝食付きプラン、ベビースイート利用の1泊2食付プランなどもある。 予約・お問い合わせ:TEL050・3786-0055 取材/村上早苗
2011年12月28日子どもが幼稚園や学校に行っている間に、ママ友たちとおいしいものを食べながら、思う存分おしゃべりしたい。とはいえ、タイムリミットは子どもの帰宅時間まで。なるべくゆっくり過ごすには、ランチ開始は早いに越したことがない。そこでセレクトしたいのが、11時からランチタイムスタートのお店。 今回は、ママの聖地・自由が丘にある「TOKYO SWEETS FACTORY」。全国にリピーターを持ち、不動の人気を誇る「奥沢ロール」で名を知られるスイーツが人気のスイーツ・カフェだ。 自由が丘正面口から徒歩3分ながら落ち着いたエリアに位置するこちら、建物の地下1階という隠れ家的なロケーション。とくにランチタイムは自由が丘のおしゃれママをはじめ、女性客の利用率が大。 地下とはいえ、天井が高く、大きなガラス窓からは光がさんさんと入り、なんとも明るい。ぬくもりあふれる木製チェアー、さりげなく飾られたアンティーク雑貨など、センスの良さが、ここかしこに感じられる店内にはキッズチェアーがあり、子どもを連れたママの姿も少なくない。 ランチのメニューは、キッシュにラザニア、フォカッチャ、マフィン(スープ付き)という4種類のメインからひとつをチョイス、これにドリンクとケーキというセットで1,150〜1,350円。ケーキは、ショーケースに並ぶものから好きなものを選べるというのも、うれしいかぎり。 ショーケースに並ぶのは、季節のフルーツや旬の食材を使ったケーキや、ロンドンのセレブ達に絶大なる人気を博した「Notting Hill Cakes & Gifts」のカップケーキやマフィンなど、季節のフルーツを使ったタルトなど約15種類。 オープンキッチンで作られた“出来たてのカップケーキやマフィンもあり、どれにするか迷ってしまうほど。ちなみに、お店のイチオシは、ふわふわ生地にクリームたっぷりの奥沢ロールとダイアナ元イギリス王妃が愛したキャロットケーキだとか。 ランチをして、場所を変えて、ケーキとお茶をオーダーして……と考えれば、なんともお値打ちと言えそう。手土産や子どものおやつにぴったりのミニマフィン全8種(各100円)や焼き菓子もおすすめ。楽しいおしゃべりとおいしいランチ、満足度大のスイーツ、ご堪能あれ! TOKYO SWEETS FACTORY 場所:東京都世田谷区奥沢5-28-1 fino JIYUGA B1F 営業時間:11:00~23:00(22:30LO) 無休 TEL:03-5483-8811 取材/村上早苗
2011年12月14日ロイヤルパークホテルにサンタクロースがやって来るのは12月13日・14日の2日間。1階メインロビー、大きなクリスマスツリーの前で、白いおひげに赤い衣装をまとったサンタクロースがお出迎え。その姿は、まるで絵本から抜け出してきたかのよう。子どもだけでなく、ママやパパも感激するはず! カメラを持参すれば、大きなクリスマスツリーをバックに、サンタといっしょに記念撮影をすることも可能です。 ゆったりした雰囲気の中でサンタクロースと会いたいのなら、レストランでのディナーがおすすめ。コーヒーショップ「シンフォニー」、中国料理「桂花苑」、日本料理「源氏香」、フレンチレストラン「パラッツオ」、鉄板焼「すみだ」という館内5か所のレストランをサンタクロースが訪問。子どもたちにキャンディーのプレゼントをしてくれるのだとか。各レストランともに、この時期だけのスペシャルメニュー、子ども向けの「ミート ザ サンタメニュー」が用意されるのも楽しみです。 もっとクリスマス気分を盛り上げたいのなら、宿泊プラン「サンタが部屋にやってくる!」を利用しては? 12月13日・14日の宿泊のみ、1日10室のみに許された贅沢な時間……。チャイムの音にドアを開ければ、そこに立っているのは夢に見たサンタクロース。「メリークリスマス!」の言葉とともに、特製ミニテディベアのプレゼントが手渡されます。 サンタに会った時の子どものうれしそうな笑顔は、パパとママにとって何よりのクリスマスプレゼント。家族みんなの心が温かくなる素敵なひと時を過ごしてください。 ロイヤルパークホテル 「サンタクロースと記念撮影」 日時:12月13・14日16:30~17:30受付(整理券配布は16:15~) 場所:1階ロビー 参加料:無料(両日とも先着50名。カメラは要持参) 「サンタクロース レストラン訪問」 日時:12月13・14日 18:00~/19:30~ 場所:コーヒーショップ「シンフォニー」、中国料理「桂花苑」、日本料理「源氏香」、フレンチレストラン「パラッツオ」、鉄板焼「すみだ」 料金:コーヒーショップ「シンフォニー」お子様ブッフェ3150円・大人ブッフェ5250円、中国料理「桂花苑」お子様プレート3150円・大人コースメニュー10,500円、日本料理「源氏香」お子様松花堂5250円・大人会席料理10500円、フランス料理「パラッツオ」お子様プレート4,200円・大人コースメニュー8400円、鉄板焼「すみだ」お子様プレート4200円・大人コースメニュー9450円(いずれも税込み・サービス料別) 予約:03-3667-1111(各レストラン) 「サンタが部屋にやってくる!」 期間:12月13日・14日 料金:スタンダードツイン/ダブル2名1室利用ひとり14,500円~(1泊朝食、税・サービス料込、宿泊税別。12歳以下の子どもの添い寝は無料)。サンタの訪問は20:30~21:30頃(時間の指定はできません) 予約:03-3667-1111(宿泊予約課) 取材/村上早苗
2011年11月09日赤ちゃんや子どもを連れていても、ママ友とゆっくりランチを楽しみたい。そんなママたちの声に応え、グランドプリンスホテル高輪が「和室で寛ぐママ友プラン」を発表。 このプランを展開するのは別館4・5階に位置する「会席料理 高繩亭」の個室。本間・次の間を合わせて22.5畳という広々とした和室。オモチャを持ち込み、次の間は子どもが遊ぶためのスペースにするというのも一案。DVDデッキの用意もあるので、お気に入りソフトを使っての上映会もできる。 また、室内にはついたてが用意され、オムツ替えも授乳もその場でOKというのもママにとってはうれしいポイント。 ベビーベッドのほか、座布団が多めにセットされているので、“お昼寝”の際にも困らない。 ママに提供されるお料理は、旬の素材をふんだんに使った松花堂弁当&和スイーツ。お造り、天ぷら、炊き合わせ、茶碗蒸し、塩天丼など、メニュー・ボリュームともに大充実。四季折々の素材を使い、目にも鮮やかなお料理は、日頃がんばっている自分へのごほうびにぴったりの内容だ。 松花堂弁当スタイルになっているのは、サービススタッフの出入りを最小限に抑え、人目を気にせずに寛いでほしいという配慮から。これも、ママたちの声を反映したサービスのひとつ。食事が終わった頃を見計らって出されるデザートも、季節感たっぷりで“ママ心”がそそられる。 子どもたちには「お子さまランチ」を用意。 海老フライ、フライドチキン、カレーライス、サラダ、フレンチフライと、子どもに人気のメニューがワンプレートに。事前に相談すればアレルギーなどの対応も可能。赤ちゃんの場合は離乳食の持ち込みができ、調理場で温めてくれるサービスも。また、ミルクの調乳用にポットもセットしてもらえる(ミネラルウォーターでの対応も可。別途ミネラルウォーター代が必要)。 ママ友とたっぷりおしゃべりを満喫した後は、緑豊かな広い庭園散策を。これからの季節は紅葉を、春は見事な桜が楽しめる。“都心のオアシス”での、のんびり&優雅なママ友ランチ、リフレッシュ効果は大! 「和室で寛ぐママ友プラン」 料金:大人料理4,000円、お子さまランチ(小学生まで)1,500円(税・サービス料、個室利用料含む) 時間:平日11:30~14:30(3日前までの予約制、大人4名~利用可) その他サービス:ホテル~品川駅間にはシャトルバスが運行、駐車場代3時間迄無料。ベビーベッド、ウェットティッシュ、ダストボックス、ポットお湯、離乳食の温めサービス 予約・お問い合わせ:レストラン予約係直通 03-3447-1139(9:30~19:00) 取材/村上早苗
2011年11月04日第一弾「知る&学ぶ」レポートはこちら! ≫ 第二弾「つくる」レポートはこちら! ≫ 最後に向かったのは“体感する”フロア、4階。ここには、入館前から息子が楽しみにしていた「カップヌードルパーク」がある。カップヌードルの製造工程を体感できる室内アスレチックで、3歳以上小学生以下が対象のアトラクション(身長90cm以上)。 まずは専用受付に設置されたカップヌードルの身長計(実物を模したレプリカが、高さ90cmになるように積み重ねられている)で身長クリアしていることを確認し、入場。 小麦粉になったつもりでネットをよじのぼって“製麺”されたら、すべり台の向こうに広がるボールプールで、おいし~く“味つけ”。 そして、不思議なボックス内に入って“瞬間油熱乾燥法”を体感、「見て見て、ぼくについてくるよ~」(意味不明ですが、体験すると納得のフレーズです)と、息子は縦横無尽に走り廻り……。 カップに入れられた後は、タッチパネルのゲームで具材を投入。4種類の具材が入ったところで、すべり台を滑り落ち、「カップヌードル」くん、できあがり! と、展示・アトラクションを満喫したら、おなかを満たしに「NOODLE BAZAAR・ワールド麺ロード・」へ。 こちらは、イタリア、カザフスタン、中国、韓国、ベトナム、タイ。マレーシア、インドネシア各地の代表的な麺料理が味わえるフードコート。アジアのナイトマーケットをイメージしたという店内は、小道具を現地調達するなど、それらしい雰囲気。 トムヤムクンヌードルやラクサといった刺激的な味のメニューもあるけれど、パスタやミーゴレン、フォーのような子どもに人気のメニューも用意されている。どれも1品300円とお手頃価格のハーフサイズなので、子どもでも食べきれる点もありがたい。初めてミーゴレンを食した息子、「甘くておいしい」と完食でした。 全館廻った後は、「ミュージアムショップ」にてレアものをチェック。 総合プロデュースを行った、今をときめくアートディレクター・佐藤可士和氏によるロゴを施したオリジナルのステイショナリーやTシャツに、ご当地インスタントラーメンのセット、「どん兵衛」キャラクターのメモパッドなど、おみやげに最適なものが多数。あれもこれもと、ついつい手が伸びて、帰りは大荷物に! その夜、帰宅した夫にオリジナルカップヌードルを見せながら「お父さん、ラーメンってどうやってカップに入れるか知ってる?」「安藤さんは95歳の時に宇宙で食べられるラーメン(スペース・ラム)をつくったんだって」と報告。おやおや、遊びながらしっかりとインスタントラーメンについて学んでいたみたい。 大人はもちろん子どももしっかり楽しめるミュージアム、この秋のおでかけスポットに加えてみては? カップヌードルミュージアム(正式名称:安藤百福発明記念館) 場所:神奈川県横浜市中区新港2-3-4 開館時間:10:00~18:00(入館は17:00まで) 休館日:火曜休(祝日の場合は翌日が休館日)年末年始 入館料:大人500円、高校生以下は入館無料 *館内一部施設は別途利用料が必要となります TEL:045-345-0918(案内ダイヤル) TEL:045-345-0825(チキンラーメンファクトリー予約専用ダイヤル) 取材/ 村上早苗
2011年11月01日第一弾「知る&学ぶ」レポートはこちら! ≫ 「チキンラーメン」「カップヌードル」誕生の秘密をしっかり学んだ後は、人気アトラクション、「チキンラーメンファクトリー」&「マイカップヌードルファクトリー」のある3階へ。製造工程を、小麦粉をこねるところから体感できる「チキンラーメンファクトリー」は小学生以上対象とのこと。ガラス窓の向こうで、おそろいのエプロン&三角巾で作業に励むお兄さん・お姉さんを横目で見つつ、息子は「マイカップヌードルファクトリー」にて世界でたったひとつのオリジナルづくりにトライ。 カップに専用のペンを使って好きなデザインを描いた後は、安藤氏の“逆転の発想”による方法(どんな方法かは直に体験を!)でカップに麺をセットしてもらい、いよいよスープ&具材選び。 スープはベーシックな「カップヌードル味」をはじめ全4種類からひとつ、具材はここだけのオリジナル「ひよこちゃんなると」ほか全12種類から4つをセレクト。 息子が選んだのは、「カップヌードルカレー」のスープと「エビ」、「ねぎ」、「チーズ」、「カニカマ」の4種類。途中で「タマゴ」を「チーズ」に変えるなど、彼なりに工夫を凝らした模様。この組み合わせが調和するかどうかは別にして、これこそが醍醐味のひとつ。私もかなり真剣モードに。 中身が入ったら、その場でカップにフタをしてもらい、透明のフィルムを使用してのシュリンク包装もしてもらう。自分で施したパッケージデザインを除いては、どこから見ても市販の「カップヌードル」同様の体裁。 「これ、ぼくだけのラーメンなんだよね!?」と、息子は大満足。で、仕上げにエアパッケージに商品を入れて、めでたく完成! 次回は 「体感する」フロア をご紹介します。 第三弾「体感する」レポートはこちら! ≫ カップヌードルミュージアム(正式名称:安藤百福発明記念館) 場所:神奈川県横浜市中区新港2-3-4 開館時間:10:00~18:00(入館は17:00まで) 休館日:火曜休(祝日の場合は翌日が休館日)年末年始 入館料:大人500円、高校生以下は入館無料 *館内一部施設は別途利用料が必要となります TEL:045-345-0918(案内ダイヤル) TEL:045-345-0825(チキンラーメンファクトリー予約専用ダイヤル) 取材/ 村上早苗
2011年10月29日“子どもひとりひとりの中にある想像力や探究心の芽を吹かせ、豊かに育てるための体験型ミュージアム”として、今秋、みなとみらいにオープンした「カップヌードルミュージアム」(正式名称:安藤百福発明記念館)。 果たして子どもは、大いに刺激を受け、心から楽しめるのか??? それを調査すべく、もうすぐ5歳になる息子を連れて訪問。子どもの生声を交えながら「知る・学ぶ」「つくる」「体感する」の3回に分けてレポート! 1958年に誕生した世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」の生みの親であり、’71年には世界初のカップめん「カップヌードル」を発明した日清食品創業者、安藤百福(アンドウモモフク 1910~2007)。食品産業のエポックメイキング的な2つの製品について学びながら、安藤氏のクリエイティブな発想に触れられるのが、このミュージアムだ。 約10,000㎡という広大な館内は、1階がエントランスホール&ミュージアムショップ、2階は「百福シアター」などの“学ぶ・知る”ためのフロア、3階は「チキンラーメンファクトリー」と「マイカップルヌードルファクトリー」という“つくる”フロア、4階は「カップヌードルパーク」と「NOODLES BAZAAR・ワールド麺ロード」の“体感する”フロアで構成されている。 白をベースにアクセントに赤を取り入れた”カップヌードルカラー“でまとめられた館内は、実にスタイリッシュ。1階から2階へは幅10m、高さ35段にも及ぶ大階段でのアプローチが基本だが、エレベーターも完備しているのでベビーカーでも、もちろん安心。ちなみに1階には調乳専用の浄水給湯器や授乳スペース、おむつ替えシートを備えたベビールームも用意されている。 2階にある入館ゲートをくぐると、まずお目見えするのが「インスタントラーメンヒストリーキューブ」。壁3面にインスタントラーメン約3000点は圧巻のひとこと! 「チキンラーメン」に始まり、子どもの頃に食べた“あの商品”といった懐かしいものから、世界各国の人気アイテムなどが、実にアーティスティックに並んでいる。同じ世代を生きた相手なら「これ知ってる!」「食べた、食べた」なんて、たっぷり30分は盛り上がりそうだけれど、人生4年の息子は「これなぁに?」。あっさり5分で通り過ぎてしまった……。 続いて案内されるのは、安藤氏の生涯と「チキンラーメン」「カップヌードル」誕生秘話を紹介する「百福シアター」。 上映時間14分、「息子はじっと座っていられるだろうか」と危惧したものの、これが意外や意外! 実に興味深そうに画面を見入っているではないか! 映画といってもお堅いルポルタージュではなく、CGアニメーション仕立て。 安藤氏も“ゆるかわキャラ”に変身し、クイズや歴史ドラマ、ニュースなど2~3分番組数本上映という構成。子どもにとっても理解しやすかったようで、「あのおじさん、ラーメンをつくった後はどうするの?」と聞いてきたり、クイズでは「ぼくはこれだと思う」と回答者気分でいたり。 「チキンラーメン」が誕生した研究小屋を忠実に再現した「百福の研究小屋」、安藤氏の生涯を全長約58mの大パノラマで紹介する「安藤百福ヒストリー」のスペースを抜けて、「クリエイティブシンキング ボックス」へ。 その前の2カ所では、イマイチな反応だった息子、ここで、がぜん張り切りだす。壁に飾られたさまざまなアイテムから、汽車のパネルを選んでタッチ。と、真っ白な壁に映し出されるのは……湯気を吹くやかん。「お母さん、汽車はやかんからできたんだって!」(ちょっと違うけれど)と、息子。そう、ここは蒸気機関車発明のもとになったなど「アイデアのヒントは身のまわりに転がっている!」を実感できるコーナーになっているのだ。 ほかにも「常識にとらわれない」「タテ・ヨコ・ナナメから見る」など、安藤氏のクリエイティブな発想のキーワードをもとにしたボックスを次々と覗いては遊び……。その熱心さに「もしかしたら将来!?」などと、こちらも“親バカな期待”にワクワクしたりして(笑)。と、しっかり用意されています。世界を代表する偉人たちと並んで撮影できるコーナーが。せめて写真の中だけでも、彼らと肩を並べさせてもらいましょう。もっとも本人は、偉人と偉人の間でかくれんぼ状態だったけれど。 次回は、このミュージアム最大の人気アトラクション、 「つくる」 を紹介します。 第二弾「つくる」レポートはこちら! ≫ カップヌードルミュージアム(正式名称:安藤百福発明記念館) 場所:神奈川県横浜市中区新港2-3-4 開館時間:10:00~18:00(入館は17:00まで) 休館日:火曜休(祝日の場合は翌日が休館日)年末年始 入館料:大人500円、高校生以下は入館無料 *館内一部施設は別途利用料が必要となります TEL:045-345-0918(案内ダイヤル) TEL:045-345-0825(チキンラーメンファクトリー予約専用ダイヤル) 取材/ 村上早苗
2011年10月27日