お寺書籍編集・ライティング→IT関連企業を経て、2009年よりフリーランスのイラストレーターとして活動中。書籍・雑誌・WEBなどをメインにイラストを制作しています。 2015年1月に第二子が産まれたことを機に、赤ちゃんを観察して描いた「赤子イラスト」をTwitter上で公開中。 公式ホームページ Twitter(赤子イラスト)
大人の真似して言ってるけれど、ちょっと違う…! 子どもの言い間違いはとってもおもしろくてかわいいもの。その言い間違いをイラストレーター栗生ゑゐこさんがイラストに描き起こす新連載のスタートです。
ウーマンエキサイトの人気連載「赤ちゃんかるた」の栗生ゑゐこさんの新連載がスタートしました。1歳になった娘さんを観察すると、日々幼児ならではの可愛さとおもしろさと、さまざまな出来事が繰り広げられています。
3歳と0歳の子どもの母でもあるイラストレーターの栗生ゑゐこさんが、赤ちゃんのいる生活で発見したことをカルタ形式のイラストコラムで毎週連載。思わず「分かる分かる!」と言ってしまう子育てあるあるが満載です。
はじめまして、イラストレーターの栗生ゑゐこと申します。上に3歳、下に今年1月に産まれた赤子を持つ“親ビギナー”でございます。 このコラムでは、赤ちゃんのいる生活で発見したことをカルタ形式のイラストでお送りしてまいります。どうぞよろしくお付き合いくださいませ。 さて、赤ちゃんがいる生活というのはどのようなものでしょう。我が家では2回目の「赤ちゃんがいる生活」が始まって早7カ月が経とうとしています。 私自身妊娠するまで赤ちゃんとは縁のない生活を送っていたため、産後の暮らしがどんなものか全く想像がつきませんでした。ネットや育児雑誌を見ると、膨大な情報の中に産後うつ、孤育て、密室育児、産後クライシス…と何やら不穏なワードがチラっと見え、これは相当ヤバい仕事なのでは? ということがうっすらと見えてきたのです。 上の子の赤ちゃん期は授乳や寝かしつけ、病院通いや夜泣き対応などそれなりに大変ではありましたが、産前に覚悟しすぎたためか思っていたよりも楽しい時間を過ごせたように思います。 というのは、泣くか寝るかしかしないと思っていた赤ちゃんが「意外と笑う」ことがわかったからです。 赤ちゃんの笑いには段階があり、産まれて間もない頃は生理的な笑み(新生児微笑)、その後は大人が笑いかけたりあやしてやると、声を上げて笑うようになるそうです(社会的微笑)。 新生児期を過ぎた赤ちゃんを実際あやしてみると、ただ微笑むばかりではありません。 ウケすぎて咳き込むほどの大爆笑や、「仕方ないな笑ってやるか、ハハ…」みたいな薄いスマイル、口の端をニヤリと上げる不敵な笑みなど、さまざまな笑い顔を見せてくれます。 我が家の赤子が狂喜する鉄板ネタは、「鏡の前で抱っこ&ダンス」です。何の曲でもいいらしく、ときおり「ギュィ~ン」とエアギターのように背中を掻いてやると呼吸困難になるくらい笑いこけています。 5カ月ごろまでは、仰向けになった状態で「頭上タオルひらひら」が人気でしたが、ハイハイやおすわりができるようになってからは仰向けにされると泣いてしまうのでやらなくなってしまいました。ネタの旬が短いのは成長の早い赤ちゃんならではと言えるかもしれません。 また、あまりにウケてくれるのでこちらが調子に乗って何回もやると、ぴくりとも笑わなくなる…。ということがよくあります。そうだよね、赤ちゃんにも気分ってものがあるよね…。 今日のかるた 「あかごのツボと秋の空」
2015年10月07日