がんばっているつもりなのに、報われない。評価されない。それどころか、悩みや問題がどんどん増えていく。そんな苦しさの中で心屋塾と出会う。自分を生きづらくしていた心のクセに気づき、心理カウンセラーに。現在は、セミナーやスクール等を通して、心をひらいて安心して生きることを楽しさをお伝えしつつ、知らず知らずのうちに“ない”ことにしてしまった、その人本来の魅力や才能をひらいていくお手伝いをしています。
メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「緊張すると手が震えてしまう」という、まろさん(28歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。 ■まろさんのお悩み 4年ほど前に仕事で緊張する場面があり、手が震えました。そういう自分をすごく責めました。以来、緊張すると手が震えるようになり、震えないようにするほど震えが止まらなくなり、仕事にも支障が出るように。一時は薬をもらってました。 仕事を辞めてからは気にならなくなった時期もありましたが、今でも「手が震えたらどうしよう」と不安ですし、いつも自分の手を見張ってばかりで辛いです。「誰かに自分の震える手を見られたら怖い」という不安が常にありますし、家族と過ごしている時間もずっと気になっています。夫に手を見られるだけでも怖くなって、夫に対してイライラするときもあります。 手の震えに囚われず家族との時間を楽しみたいです。アドバイスをよろしくお願いします。 ※一部、質問内容を編集しています。 ■心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんより まろさん、ご質問ありがとうございます。心理カウンセラーのうさこと申します。 手の震えに悩んでいらっしゃるのですね。「一時は薬を使っていました」「いつも自分の手を見張ってばかり」とのことですから、「震えをなくすにはどうしたらいいか?」ということに関しては、きっと散々悩み、考えられ、対策も試してこられたのではないかと想像しました。従って、私からはちょっと別のアプローチでお返事をさせていただきますね。 そのお返事の前に、私の体験をお話しさせてください。 実は、私も人に隠したいと思って生きてきた体の症状があります。目の病気で、一度に見える範囲(視野)が普通の人に比べて極端に狭いのです。 「海」をイメージしていただけますか。普通の人が砂浜に立って海全体を一度に見渡しているとき、同じように砂浜に立っている私の目には、その海にポツンと浮かんでいる浮輪ひとつ分くらいの範囲しか見えていない。例えるなら、そんな感じです。 私はこの「視野が狭い」という症状を、長年隠して生きてきました。視野が狭いと人にぶつかったり、探し物が見つからなかったり、日常生活の中でさまざまなミスをするのですが、そのミスにさえ注意すれば、隠し通せるのではないかと思っていたのです。それで毎日毎日、失敗をしないことばかりに注意をして、自分のことを見張って、緊張しながら生きてきました。 「人に自分の震える手を見られたら怖い」とおっしゃるまろさんと同じように、私もまた「ミスを誰かに見られて、目の病気がバレたら怖い」という不安に悩んできました。「手の震えに囚われず、家族との時間を楽しみたい」とおっしゃるまろさんと同じように、私もまた「この視覚障害に囚われずに人生を楽しみたい」と思っていました。 かつては、家から出ることさえ嫌になってしまった時期もあります。そんな私ですが、今では目の病気のことを気にすることなく、かなり自由に人生を楽しめるようになりました。 そのきっかけは、目の病気を隠すのをやめたことでした。 目の症状によってできないことがあるのは昔のままですが、それを周囲の人に伝えておくことにしたのです。最初はとても勇気が要りましたが、やってみるうちに「困ったときは助けてもらえる」「失敗しても大丈夫」と思えるようになり、安心して、大切な人たちとの毎日を楽しめるようになりました。 まろさんは4年程前、仕事で緊張した際に手が震え、そんな自分を強く責めた。そのときから、緊張すると手が震えるようになったそうですね。想像するに、まろさんはご自分にとても厳しい方なのかもしれません。 手の震えは、まろさんの「緊張」を教えてくれています。もうひとりのまろさんからの、メッセージだと捉えてみてはいかがでしょうか。そうだとすれば、手の震えはどんなメッセージをまろさんに伝えてくれているのでしょうか? 「怖いよー」「不安だよー」「恥ずかしいよー」「うまくできないよー」 手の震えは、もう一人のまろさんからのそんなメッセージなのかもしれません。 「不安」や「怖さ」というのは、まるで”あってはいけないもの”のように無視をしてしまいがちですが、本来それは自分を守るために出てくる感情です。まろさんの手の震えは、「もっと私を見てよ」「無視しないで」「緊張してうまくできない私でもいいって言って」と訴えるために出てきているのかもしれないなと思いました。 まずは、思いきって「人前で手が震えてもいい」と思ってみてください。手が震える自分のことを、許してあげてください。 その上で、周りの大切な人たちにも「手が震えてしまうこと」や、それによってまろさんが感じていることを、勇気を出して打ち明けてみてはいかがでしょうか。 手が震えるまろさんのことを一番恥ずかしいと思っているのは、まろさんご自身かもしれません。周りの人たちって、意外とあたたかいものですよ。 手が震えていようと、緊張していようと、まろさんが大切で素晴らしい存在であることに何ら変わりはありません。少しずつ、手が震えるご自身と仲直りをしていってみてください。 仲直りするためのおすすめの方法は、手が震えていると思ったら、「お、今日も震えてるね〜。いいぞいいぞ、今日は何を伝えてくれてるのかな?」などと、自分で自分を面白がってしまうこと。人と一緒にいるときには「あ、また震えちゃってる!」などと口に出してネタにしてしまうのもいいと思います。 私自身も、目のせいで失敗したときには「お、今日も相変わらずぶつかってますね〜」なんて、心の中で面白がることにしています。そのとき一緒にいる人にも、できるだけ話してしまうようにしています。そうすると、自分を責める気持ちが少しずつ薄れ、いつの間にか「こんな私でもいいか」と思えるようになってきます。 手の震えは、まろさんの”お守り”。メッセージを送る必要がないくらいに、まろさんが自分自身を許してあげられたとき、その症状は安心してどこかへ消えていくのかもしれませんね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年05月09日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「すぐに不機嫌になる自分を直したい」という、めぐちゃんさん(30歳・アルバイト)に、心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。 ■めぐちゃんさんのお悩み 不機嫌な自分が嫌です。自分で自分の機嫌をとりたくて、家でゆっくり過ごしてみたり、嫌なことは断ってみたり、なるべく自分の「好き」を優先させているのですが、嫌な気分がなかなか抜けません。 自分の機嫌すらとれない自分が恥ずかしいし、みっともなくて、不機嫌な姿を職場の人や彼氏に見られると思うと、余計にイライラしてしまいます。 私が不機嫌だと、私に会う人にも嫌な思いをさせてしまうし、実際に八つ当たりをしてしまい、本当に自分が嫌で相手にも申し訳なくて、仕事も辞めたい、彼とも別れたい、その方が相手のためだ。と思います。 自分で自分の機嫌をとれるようになりたいです。 ■心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんより めぐちゃんさん、ご質問ありがとうございます。心理カウンセラーのうさこと申します。「不機嫌な自分が嫌」とのこと、「ああ、わかるなー」と思いながら、読ませていただきました。 「自分で自分の機嫌をとる」ステキなチャレンジですね。それでも、不機嫌になっちゃうんです、という言葉を読んで、私がまず感じたこと…、それは「あ、それって普通ですね」でした。人間ですもの、嫌な気分になること、不機嫌になること、ありますよね。 今のめぐちゃんさんって、たとえばこんな感じなのかなって思いました。 お母さんに「この遊びをさせてあげるからご機嫌でいてね。不機嫌にならないでね」と頼まれた子どもが、その期待に応えようとして一生懸命に与えられた遊び(家でゆったり過ごしてみたり、嫌なことを断ってみたり)をしている。でも子どもは、心の中では、「これじゃ楽しくないよー! 違う遊びしたいよー!」と思っていて、お母さんのために頑張りつつも、だんだん不機嫌に…。 めぐちゃんさんの中に、このお母さんと子どもの両方がいて、子どもめぐちゃんの不機嫌があふれ出すたびに、お母さんめぐちゃんは「もうなんで言うこと聞いてくれないのっ!」ってイライラしちゃう。 みたいな。そんな感じかなと思ったのですが、いかがでしょうか? じゃあ、一体どうしたら、子どもめぐちゃんは、ご機嫌になれるのでしょうか? ひとつめは、お母さんめぐちゃんが、「不機嫌になってもいいよ」って子どもめぐちゃんを許してあげることです。「不機嫌なあなたも大好きだよ」って受け入れて、愛してあげることです。 どうもめぐちゃんさんの中には、「不機嫌な自分はまわりの人に受け入れてもらえないはず。嫌がられるはず」という思いがあるようなのですが、それはおそらく事実ではありません。 もしかしたら、昔誰かに受け入れてもらえなかった経験があって、そう思い込んだのかもしれませんが、もし仮にそうだとしても、たまたま過去にそういうことがあっただけで、めぐちゃんさんが「受け入れてもらえない人」という証拠にはなりません。 ですので、まずその思い込みを疑ってみてほしいのです。 大丈夫。不機嫌いっぱいのめぐちゃんさんを、まわりの人はもうよく知っています。バレています。それでも、職場の人も彼も、そんな不機嫌な部分も含めて、めぐちゃんさんのことが好きで、めぐちゃんさんと一緒にいます。許してないのは、世界でたった一人、自分だけ。 あら。そうは見えませんか? 「仕事も辞めたい、彼とも別れたい、その方が相手のためだ。と思います」と書いていらっしゃいますから、めぐちゃんさんは「私がいないほうがみんな嬉しいんだ」なんていう思い込みもお持ちかもしれませんね。そんな思い込みがあると、事実はまったく違うのに、まわりの人たちが嫌な顔をしているよう見えてしまうことも多々あります。ですから、「私がいないほうがいい」という思い込みも、一緒に疑ってみてくださいね。 それだけで「本当は職場でも彼にも受け入れてもらってたんだなー。自分を責めなくてよかったんだなー」って、そんなことを実感いただけるんじゃないかなって思います。 そして、もうひとつは、お母さんめぐちゃんが「ご機嫌になってね」と言うからではなく、子どもめぐちゃんが本当にしたいと思うことをしてみてください。 私が「それって、もしかしたら、これかな?」と思ったことをお伝えさせていただくと、子どもめぐちゃんが本当にしたいことは「人に甘えること」なのではないでしょうか。めぐちゃんさん、職場や彼の前で、甘えたい時、頼りたい時に、ちゃんとそれを表現していますか? 不機嫌は、誰の前でもできることではありません。おそらく、職場や彼の前で不機嫌になったり八つ当たりしたりするのは、少しずつ人や場所に慣れてきて、安心してきたからこそ、そういう部分って出てくると思うのです。これは、別の言葉で言うと、「信頼している」ということ。不機嫌になるって、信頼する人に対 する甘え方のひとつなのですよね。 だから、めぐちゃんさんにやってみてもらいたいのは、仕事を辞めることでもなく、彼と離れることでもなく、まわりの人にちゃんと甘えること。 ぜひ不機嫌という形で誰かに甘える自分を許してあげてください。また、別のもっと素直な形で、職場の人や彼に甘えることもやってみてください。そうして「ああ。また甘えちゃった。甘えられる場所があるって、うれしいな。いつも甘えさせてくれてありがとう」って、ノーテンキに思っちゃってください。 まわりの人は、そんなあなたを見て笑顔になるのです。そんなあなたと一緒にいるのが楽しいのです。そんなまわりの人を見て、めぐちゃんさんだって、不機嫌ではい続けられないと思いますよ。 ですので、今日からは、 「不機嫌な私も大好き」 「不機嫌な私のままで、受け入れられてるし、愛されてる」 って、いっぱい自分に言ってあげてください。 ぜひ、今までの思い込みを捨てて、本当のご機嫌を感じてみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年03月14日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「どうすればずっと愛される女性になれるの?」という、私さん(32歳・パチンコ店スタッフ)に、心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。 ■私さんのお悩み 先日、2年以上付き合っていた彼にフラれました。私には離婚経験があります。離婚理由は夫の浮気が何度もあったからです。付き合っていた彼は元夫とは正反対のタイプでした。フラれた理由は「結婚したいから」だそうです。私には子どもがいるので簡単には結婚できませんでした。 何年でも待つと言ってくれていたのですが、彼の家庭環境が変わった事もあり、その様な結論に至ったそうです。優しい人なので言葉を選んで話してくれましたが、結局のところ、私のことが好きではなくなった、ただそれだけなのではないでしょうか。 私はどうすればずっと愛される人になれるのでしょうか。長い付き合いの友達もいますし、(自慢では全くありませんが)告白してくれる人も何人かいました。だけど、“恋人として長く幸せに付き合い続ける”ということが私にはとても難しいのです。 もっと一緒にいて幸せだと感じさせてあげられるような人になるには、どうすればいいのでしょうか。私には優しさが足りません。でもどうしたら良いのか全くわかりません。子どもたちが私のような人間になってしまったら申し訳なく、心配です。 ■心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんより はじめまして、うさこと申します。 お付き合いしていた彼とのお別れをきっかけに、「どうすればずっと愛される人になれるのか」について考え始められた、ということですね。 「ずっと愛される女性になる方法」 それって、きっとたくさんの女性が気になっているテーマですよね。私自身も離婚を経験していますので、「大切な人と良い関係を長く続けていくにはどうしたらいいのか?」そんなことをたくさん考えてきました。今回は、その結論をお返事させていただきますね。 まず、ご質問の中で「もっと一緒にいて幸せだと感じさせてあげられるような人になるには、どうすればいいのでしょうか。私には優しさが足りません」と書いていらっしゃいますが、ここに恋愛をうまくいかなくさせてしまう原因があるのかな、と感じました。 「私」さんに足りないのは、「優しさ」ではありません。「私」さんに足りないのは、もっともっと男性に頼ることです。もっともっと男性に負担をかけることです。そして、もっともっとあなた自身を委ねていくことです。 2年以上お付き合いしていた彼からのお別れの理由は、「結婚したいから」とのことですが、きっとこれは彼の本当の気持ちだったのではないかなと思います。 短いご質問文からではありますが、彼の気持ちを推測してみますね。 彼は、「私」さんと結婚がしたかった。だけど、「私」さんにはお子さんがいて、「子どもがいるから簡単には結婚できない」と言う。それでもいつか、子どもの存在も含めて「私」さんの丸ごとを自分に任せてくれる日がくるのではないか、そうして家族になれる日がくるのではないかと2年以上待ってみたけれど、どうも「私」さんの気持ちは変わりそうにない。あぁ、自分では「私」さんを幸せにできないのか。残念だけど、もう諦めよう。 もしかしたら、彼はこんな気持ちだったのではないかと想像したのですが、いかがでしょうか? もちろん、「私」さんとしても、お子さまがいらっしゃって、さまざまな事情があって、結婚が難しかったのだろうなぁと思います。ですが、「ずっと愛される女性になりたい」と望みながら、2年以上お付き合いをしてきた彼と結婚されなかった理由は、本当にそれだけでしょうか? 「再婚で、しかも子どももいる。そんな私と結婚をしたら、彼に負担をかけてしまうのではないだろうか? 将来、彼は私と結婚したことを後悔するのではないだろうか?」本当は、そんな不安な気持ちから、彼の愛情を丸ごと受け取ることができなかった部分もあるのではないでしょうか? ところがですね、男性というのは、女性のヒーローになることが喜びなのだそうです。女性を守り、幸せに導くことが男性の喜びらしいのです。 ヒーローは、立ち向かうもの、守るもの、背負う荷物が大きければ大きいほど、活躍しますよね。テレビや映画に出てくるヒーローたちは、地球の平和を守るために戦うんですものね。背負うものが軽すぎたら、活躍できないですよね。 ヒロインのほうが「ヒーローに悪いから」なんて遠慮をして、荷物を自分で持とうとしたり、辛いままで我慢していたりしたら、ヒーローは活躍の場がなくなります。 そうすると、「あぁ、僕はこの女性を幸せにできないんだ」とがっかりして、自分のことをもっと活躍させてくれる女性のもとへ…。 2年以上お付き合いされた彼もそうだったかもしれないですし、もしかしたら、昔のご主人の浮気も、自分をヒーローにしてくれる女性を求めてのことだったのかもしれません。 ですからね、「私」さんが「ずっと愛される女性」になるために必要なのは、もっともっとあなたのすべてを大好きな男性に任せて、迷惑をかけて、持っている荷物を一緒に背負ってもらうこと。「優しさ」という名の“遠慮”をやめて、大切な人を信じて、すべてを委ねること。 あなたが何をされると嬉しくて、何をされると悲しいのか、どんな時にさみしくて、どんな時に不安で、どんな時に喜びを感じるのか。そんなあなたの気持ちを伝えてあげること。そうやって、あなたを幸せにする方法を教えてあげることで、やっと男性はあなたのヒーローになることができるのです。 男性がヒーローになったら、あなたからの恩返しは、ニコニコしながら「◯◯(男性のお名前)のおかげでとっても幸せ。ありがとう」と相手に伝えてあげるだけ。それによって、男性は、あなたのヒーローとしてもっと活躍し続けたいと感じるのです。 「大好きな人にいっぱい迷惑をかけてもいい」 まずはこの覚悟をしてみてください。きっとそう遠くないうちに、あなたのヒーローになりたいステキな男性が、また目の前に現れることでしょう。その時こそ、その方をヒーローとして大活躍させあげてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2017年01月17日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人を好きになれない」という、ストライプさん(32歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。 ■ストライプさんのお悩み 人を好きになれません。学生時代、多くはありませんが好きな人はいました。現在32歳ですが彼氏がいた期間は1ヶ月です。ほぼ「彼氏居ない歴=年齢」です。 男女問わず友達は多く、交友関係は比較的広く、周りにいてくれる人には恵まれてると思っています。 しかし、29歳の時に管理職に就いたせいか、物事の考え方や話し方など同年代の男性は幼く頼りなく思えてしまい、恋愛感情を抱く事ができません。 合コンに行ったり友達からの紹介を受けたりもしますが、どうしても途中で帰りたくなってしまったり、評価が減点方式になってしまったり…。 もともと好きになるのに時間がかかるほうなのですが、最近では、話していて男性として魅力を感じるのは既婚者ばかり。実際に好きになるわけではありませんが、自分の知らない世界を見せてくれる人達に魅力を感じてしまいます。 人並みの恋愛をしたいと思うものの、過去に好きな人ができた時に、からからかわれる事が多かったり、自分の中の「女」の部分が出てくることが恥ずかしくなる時があります。 まわりの友達はだいたい結婚をし、子供も2人目3人目を産んでいます。友達から「なんで彼氏いないの?」と聞かれることはしばしばで…。 私も恋愛をしたいのですが不適合者なのでしょうか。歳を重ねるごとに、彼氏がいないことや、性体験がないことが恥ずかしくなります。 アドバイスよろしくお願いします。 ※お悩みの内容を、読みやすいように一部編集させていただきました。 ■心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんより ご質問ありがとうございます。お返事させていただきますね。 はじめに、大切なことを。 恋愛不適合者なんて、この世に一人もいないと思っています。ですので、まずひとつめに、この点をご安心くださいね。 そして、もうひとつ、おさえていただきたいこと。 ストライプさんはいま、恋愛よりも、お仕事や趣味、お友達との交流などを中心に人生を楽しまれているのかもしれません。人生の中で、恋愛が大きなウエイトを占める方もたくさんいますが、一方で、そうではない方もたくさんいます。それはごく普通のことです。 恋愛、結婚、子育てという経験をしなくても、魅力ある、実りある素晴らしい人生を送っている素敵な方はたくさんいます。ストライプさんの今の人生を「恋愛の要素がないから」という理由で否定することは誰にもできません。ぜひご自身の人生を自慢に思ってくださいね。 この2つをおさえていただいたうえで、「私も恋愛をしたい」とおっしゃるストライプさんに、私のできるお返事をさせていただきますね。 さて、29歳で管理職に就かれたとのこと。管理職とは、まわりを俯瞰で見ることが求められる立場ですから、自然と視点が高くなります。ストライプさんが同年代の男性に対してちょっと頼りなく感じてしまうのは、そんな視点の違いにも関係があるかもしれませんね。 その視点の高さ、という意味では、既婚男性はちょっと似ているかもしれません。結婚すると、家庭のこと、将来のことなども踏まえながら、さまざまな覚悟も求められる立場へと自然と変わっていくもの。そんな部分が「大人の余裕」のような魅力を感じさせるのかもしれません。 もしかしたら、ストライプさんは、お仕事の立場もあってか、人に甘えたり、頼ったりすることが少なかったり、苦手だったりするのではありませんか? とはいえ、「甘えたい気持ち」「頼りたい気持ち」というのは、誰にでもあるもの。本当はあるのに、出しにくい気持ち。それが「大人の余裕」を感じる男性の前では出しやすくて、魅力を感じるのかもしれませんね。 つまり、女性の恋愛にとって大切なのは、この「甘えたい気持ち」「頼りたい気持ち」を表現していくことなんです。 これを封印していると、男性に大切に扱われたり、守られたりする機会が、自然と少なくなります。お友達としての対等な交流であれば、それで十分に楽しく、うまくいくのですが、「恋愛対象としての男性の魅力」は感じにくくなってしまうのですよね。 ストライプさんは、「『女』の部分が出てくるのが恥ずかしい」と書かれていましたね。女の部分を出すというのは、女性らしいファッションやメイクをしたり、肌を出したり、甘い声を出したり、かわいらしく媚びるように甘えたりすることだけではありません。 この誰にでもある「甘えたい気持ち」「頼りたい気持ち」を表現していくことこそが女性らしさなんです。 「できないんです」「わからないんです」 「教えてください」「手伝ってください」 そんな言葉を、ぜひ日常生活の中でたくさん使うようにしてみてください。 あなたが頼りないと思っている男性に対しても、ですよ。荷物が重かったら、自分で持てると思っても、男性にお願いしてみること。自分で調べられると思っても、苦手な分野のことは教えてもらうこと。ぜひぜひそんなことを意識してやってみてください。 きっと、男性の頼もしい部分、優しくて大きな部分を再発見していかれるのではないかなと思います。 「過去に好きな人ができた時に周りからからかわれた」とも書かれていますね。確かにからかわれるのは恥ずかしいですよね。でもそれは、ストライプさんが「一人の男性に特別な好意を持つ」そんな素敵な体験をした証拠。恋愛不適合者であるわけがありません。そんな大切な大切な尊い気持ちを味わった自分を、改めて愛おしく思ってあげてくださいね。 最後に、この2つの言葉をプレゼントします。 「私は、弱い部分を見せて、人に頼ってもいい」 「私は、男性に大切に扱われ、守られて生きてもいい」 ぜひ「そんな自分になっていいんだよ」とご自身にたくさん言ってあげてください。 ストライプさんの心の準備が整った頃、「実は、ぴったりの男性が、もうすでに近くにいたんだ!」なんてことに気づくかもしれません。楽しみにしていてくださいね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年11月22日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「マジメで穏やか、良い夫なのにイライラしてしまう」という、まりんさん(42歳・会社役員)に、心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。 ■まりんさんのお悩み はじめまして。まりんと申します。悩みは、主人との関係についてです。結婚して15年が経ち、中学生の子供が2人います。下の子供が中学生になり、私が手を掛けることが少なくなり「ふっと」主人に目が行くことが増えました。 自分自身が忙しかった時はあまり感じなかったのですが、これといった趣味もなく、社交性もなく、家と仕事と毎日の晩酌だけの毎日。自分からどこへ行きたいと言う訳でもなく、これからの人生をどうしたいとの思いもない人です。旅行や外食、全てにおいて決めるのは全部私。 家計のお金や私の買い物、遊びに出ることにも一切口をだしません。ニコニコと行っておいでと言ってくれるし、私のやる事にも一切反対せず、がんばりな、と応援してくれます。 仕事にもマジメでとても良い主人だとは思います。しかし、見ていてなんだか物足りないのです。 出世欲もなく、お金に対してもそれほど執着もなく、とにかく、欲がなく何が楽しくて過ごしているのかもわからないんです。 そして、見ているとイライラして一緒にいても楽しくないのです。 主人は私の事をとても大事にしてくれており、離婚は一切考えていないと言っています。そんなに大事にしてくれているのに、私がこんな気持ちで一緒にいていいのかと思うようになりました。離婚をする気はないのですが、一緒にいるのが今は苦しいのです。 どうしたら良いでしょうか。アドバイスをよろしくお願い致します。 ■心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんより まりんさん、こんにちは。 ご主人にイライラして、一緒にいても楽しくない。一緒にいるのが苦しい…。 それは、ちょっとしんどい状況ですね。思わず、これからどうしようかな、と考えてしまいますよね。 まりんさんは、どうされたいのでしょうか? ご主人にどれだけ大事に思われていても、お子様がいらっしゃったとしても、人生のすべてを自分の自由に選んでいいとしたら、まりんさんは、誰とどこでどんな人生を生きたいでしょうか? お子様に手がかからなくなった今だからこそ、まりんさんの人生にとって大切なことにゆっくりと気づくチャンスとして、このお悩みがまりんさんの元へやってきているのではないかなと感じました。 趣味もなく、毎日仕事と家の往復で、ご自宅での晩酌が楽しみ。欲もなく、旅行や食事にも意見を持たず、奥さまにお任せのご主人。そんなご主人を見ているとイライラされるとのことですが、その時、まりんさんの心の中では、どんなセリフが渦巻いているのでしょうか? 「もう! そんな人生の一体どこが楽しいの!?」 「もっとリードして、私のことを楽しませてよっ」 「そんなに人生を無駄にしていたら、もったいないっっ」 こんな感じでしょうか? あるいは、 「何でもかんでも人任せにして、自分の意見はないのっ!?」 「全部、私が決めるのは疲れた。もっとしっかりしてよ」 「このままあなたといたら、私の人生がつまらなくなってしまいそう…」 こんなセリフも出てきそうでしょうか? 「イライラする時」、実はそれは、心の奥で「何かをこわがっている時」ということが多いです。 もしも、まりんさんが、そんなご主人とこのままずっと一緒にいたとしたら、どうなってしまいそうでこわいですか? もしもこのままご主人が、「すべて任せるよ」と言い続けたとしたら、どんなことにイヤなことになってしまいそうでしょうか? 本当は、何かが不安だったり、本当は何かがちょっとさみしかったり、本当はもっとご主人に頼りたかったり…。 そんなお気持ちがひょっこり顔を出したりは、しませんでしょうか? まりんさんの文章から、まりんさんはお仕事で活躍し、周りからも評価され、子育てをしながら、趣味や友人関係を楽しんでいらっしゃる方なのかなと想像いたしました。楽しむこと、活躍すること、欲しい結果を手にすること。それらについて、素晴らしい才能をお持ちの女性のようにお見受けします。 心屋塾では、捨ててきた自分、なかったことにしてきた自分を見せてくれる人を「神」とか「師匠」とよんでいます。つまりご主人は、まりんさんにとって「神」であり「師匠」なのかもしれませんね。だとすれば、まりんさんがご自身の人生で「こんなんじゃいけない」と捨ててきたのは、一体ご自分のどんな一部なのでしょうか? そんなに前へ前へ進まなくてもいいよ。そんなに外へ外へ求めなくてもいいよ。つまらなくてもいいんじゃない。のんびりしてもいいじゃない。そんなに人を引っ張っていこうと頑張らなくてもいいよ。もっと任せて、頼ってもいいんだよ。 そう言われると、まりんさんはどんな気持ちになりますか? 本当は心の奥の奥のほうで求めているけれど、「そんなふうになってはダメ」とフタをしてきたものが、そこに見つかったりはしませんでしょうか? ご主人は、特別なものを持とうとしなくても、特別に楽しい時間を追い求めなくても、すべてが自分の思い通りにならなくても、それでも不安にならず、人生が素晴らしいものであることを知り、奥さまやご家族の幸せを心からの喜びに感じることができる。そんな大きな器をお持ちの方のようですね。 まりんさんにとっては、「人生を損している」ような生き方に見えるかもしれませんが、ぜひ一度、「神」であり「師匠」である、ご主人の生き方を真似してみていただけませんか? そして、もしも先ほどの質問で、何かをこわがっている気持ちが出てきたとしたら、「損をする」覚悟で、それをご主人に素直に打ち明けてみてください。 もちろん、ご主人を愛せなければ、離婚してもいいのです。まりんさんの人生ですから、ご自身の気持ちを一番大切にすればいいのです。ただその前に、ちょっとだけ、「師匠」が見せてくれている「捨ててきた自分の一部」に気づいてみようとしてみてほしいのです。 きっとそこには、まりんさんが今まで知らなかったような大きな安らぎやお金では手に入れられない豊かさが広がっていて、まりんさんを新しい幸せで包み込んでくれるのではないかなと思います。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年10月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子宝に恵まれずに辛い」という、きーとんさん(42歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。 ■きーとんさんのお悩み 結婚7年目、いまだ子宝に恵まれず辛いです。 結婚3年目に不妊治療のおかげでようやく授かった赤ちゃんを死産し、その後しばらくのお休み期間を置いて気力を奮い立たせて治療を再開し現在に至ります。 私はひとりっ子で幼い頃から家の跡取りだから婿養子に入ってくれる人と結婚し家を途絶えさせないよう言われて育ちました。しかし両親の思惑通りにはいかず、35歳のときに仕事の関係で出会った夫と36歳で結婚しました。彼は本家の長男で婿養子は望めませんが、彼の人柄の良さと私の年齢の事もあり、その際には両親も反対することはなく、ようやく私が良い人と結婚できたことを心から喜んでくれました。 夫の両親もまた、一生独身で通すかと心配していた長男がやっとパートナーを見つけてくれた、それだけで十分。本家の跡継ぎとか心配しなくていいからね、と祝福してくれました。 私がこのまま子どもを授かることができなければ、私の両親は孫に会えないんだということに改めて気づいたり(夫両親には外孫が1人います)、夫の願いをどうしても叶えてあげたい気持ちが日に日に強くなる一方で、なかなか授かることができない現実を受け入れることができずに苦しいです。 最初の子を授かったときの両家の両親の喜びよう、飛び上がって喜んだ夫の姿が時々頭に浮かびます。 家に居ても近所から赤ちゃんの鳴き声が聞こえてきたり、外に出ても妊婦さんや小さい子どもを見かけては落ち込んだり。人の子どもはどんどん大きくなるのに、どうしてうちだけ…という思いに襲われます。 どうすればこの現実を受け入れ、周囲に振り回されることなく穏やかな生活を送れるのでしょうか。教えてください。 ■心屋塾上級認定講師の古庄由佳(うさこ)さんより お悩み、拝見しました。子宝に恵まれないことで、ずいぶんとご自身を責められていらっしゃるように感じて、読んでいる私も切なくなりました。一度授かった命とサヨナラされたご経験、とてもお辛かったことでしょうね。苦しかったことでしょうね。それでも諦めずに今日までの治療生活、本当に頑張ってこられたのですね。 そんなきーとんさんに、私からご提案したいことがあります。今のきーとんさんにとっては、かなり受け入れ難いかもしれないのですが、今の現実をこんなふうに受け取ってみてはいただけないでしょうか? 「私に起こることは、ぜんぶいいこと。今の私がまだ子どもを授かっていないことも、きっと神さまからのプレゼント」 いかがでしょう? ちょっと難しいかもしれないのですが、「もしもそうだったら」と、一度私と一緒に考えてみてはいただけませんでしょうか? ご質問をお読みしていて、きーとんさんは、きっと子供を授かることで、ご主人や、ご主人のご両親、そしてご自分のご両親を喜ばせてあげたいのだろうなぁと思いました。大切な人たちの喜ぶ顔が見たいのですよね。それが、きーとんさんにとっての幸せでもあるのですよね。 ただ、そんなきーとんさんが子どもを授かり、子育てを始められたら、きっと今度は子どものための人生を生き始めるのではないでしょうか。 ご主人やご主人のご両親、ご自分のご両親のことを喜ばせてあげたいきーとんさんに、喜ばせてあげなくてはいけない大切な人がまた一人増えることになります。それは一見、とっても幸せな状況のようにも見えますが、一人とっても大切な人の存在を置いてけぼりにしてしまっていることにお気づきになりますでしょうか? それは、きーとんさんご自身です。きーとんさんのご両親もご主人もご主人のご両親も、みんなみんなきーとんさんが幸せになることを心から望んでいらっしゃいます。それは、この短い質問文の中からも十分に伝わってきます。 まずは、そんなまわりの人からのお気持ちをしっかりと受け取ってあげてほしいのです。婿養子ではない結婚でも関係なく喜んでくれたご両親のお気持ちを、「長男がやっとパートナーを見つけてくれた、それだけで十分。本家の跡継ぎとか心配しなくていいからね」と祝福してくれた義両親のお気持ちを、そして、きーとんさんを幸せにしたくて妻に選んだご主人のお気持ちを、しっかりと受け取ってあげてください。 どうしたら受け取れるのか。それは、子どもを産んで恩返しをするのではなく、きーとんさんご自身が「自分のために人生を楽しむ」ということです。 想像するに、きーとんさんは、子どもの頃からとってもとっても頑張りやさんだったのではないでしょうか?常に、まわりの人のことを悲しませないように。喜ばせてあげられるように頑張って生きていらっしゃったのではないでしょうか? 今、きーとんさんの元へまだ赤ちゃんがやってきていないのは、「もうそろそろ自分のための人生を生きてね」という神さまからのメッセージかもしれません。 そんなきーとんさんに魔法の言葉を贈るとしたら、 「子どもが産めなくてもいい」 「まわりの人の期待に応えられなくてもいい」 「大好きな人を悲しませてもいい。がっかりさせてもいい」 「そんな私でも愛されている」です。 ぜひ口に出して呟いてみてください。そうして、「そんな私でも愛されていいんだ」と自分を許してあげてほしいのです。 人の期待に応えようとしないことは、そのままで愛されている自分を受けとることです。「頑張らなくても愛されている自分」。本当はずっとずっと昔から、誰かの期待に応えなくても無条件に愛されていた自分をぜひ思い出してあげてください。 確かにご家族は、きーとんさんご夫婦のもとにお子さまがやってきたら喜ばれるでしょうが、それよりもまず、ご家族が見ていたいのは、きーとんさんご自身が幸せに生きている姿ではないでしょうか。 子宝を授からなかったとしても、あなたがいるだけで、もう十分にまわりの人を幸せにしてることをぜひ思い出してあげてください。あなたはもう、それ以上、頑張る必要がないのです。 ご主人やお友達が食べたいものではなく、自分が食べたいものを食べ、まわりの人が眉をひそめないファッションではなく、自分が着たいと思うお洋服を着て、ご主人が喜ぶところではなく、ご自分が行きたいところへ出かけるデートをする。まずは、そんな毎日を送ってみてください。 子供を授かっても授からなくても、もう十分にご家族を愛し、ご家族に愛されている幸せな自分。それをたくさんたくさん味わってみてください。それが自分の人生を楽しむということ。きーとんさんご自身の心が満たされていることが、まわりの人を幸せにしていくことにつながるのです。 もしかしたら、お空の上の赤ちゃんも、そんな受け取り上手なお母さんに会いたがっているかもしれませんね。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年08月16日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「過去のことでどうしても自分を許せない」という、うさきちさん(26歳・会社員)に、心屋塾上級認定講師の福原由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。 ■うさきちさんのお悩み 初めまして。私は26歳の女性です。 今まですぐに落ち込んだり、自分を責めたり、嫌われてると思ったり、そうやって生きづらい自分を歩んできました。最近ではマイナスに考えないようになり、大好きで大切な友人、先輩、後輩、仲間たち、彼氏…、気づいたら周りに集まっていて、私にはもったいないくらい幸せだな…と、実感する日々です。 ですが、私は過去のことでどうしても自分を許せないことがあります。犯罪ではありませんが、人として、決してしてはいけないことをしてしまったのです。そのことで、傷つけてしまった方もいるはずです。そのことを思い出すたびに、後悔の念と、ネガティブな気持ちがフツフツと沸き上がってきます。 誰かを傷つけるこんな私は、幸せになってはいけないのでは、と思います。私自身にもとても非があることで、自分自身を許そうと思っても、こればかりは許せません。当時誰かに何かを言われたわけではないですが、自分では許されないことをしたと思っています。 このままこの気持ちとどういう風に向き合っていけばいいのか、わからないのです。 変えられない過去。取り返しのつかない過去。最低な自分。 私は私を許してもいいのでしょうか? どうかアドバイスをいただきたいです。 ■心屋塾上級認定講師の福原由佳(うさこ)さんより 人として、決してしてはいけないことをしてしまった、と罪悪感を感じていらしゃるのですね。人を傷つけてしまったそのご経験によって、うさきちさんご自身もたくさん心を痛めてこられたのではないでしょうか。今までよくがんばってこられましたね。 きっとうさきちさんは「人を大切にしたい」という思いが強い方なのでしょうね。だからこそ、今「勿体ないくらい幸せだな…」と実感するほど、“大好きで大切な友人、先輩、後輩、仲間たち、彼氏”に囲まれていらっしゃるのでしょう。 そしてまた「人を大切にしたい」という思いが強いからこそ、「人を傷つけてしまった自分」をずっと後悔していらっしゃるのではないでしょうか。 うさきちさんは、ご質問文の中で「私は私を、許してもいいのでしょうか?」と書かれていらっしゃいますが、答えは「イエス」です。 ■幸せになってはいけない人はいない 自分を許すために「最低な私のままで幸せになってもいい」という言葉を、口に出して言ってみてください。何度も何度も、ご自身に言ってあげてください。 ステキな友人や恋人に囲まれたあなたも、過去に誰かを傷つけてしまった“最低”と思うあなたも、どちらも大切で大好きなあなた自身です。 過去に誰かを傷つけてしまった、あの頃のあなたも、きっとその瞬間を必死に生きていらっしゃったのではないでしょうか。そして、その後から今日までも、きっと精一杯生きていらっしゃった結果、今のあなたがいるのだと思うのです。 まわりの人を大切に思うように、どんな過去のあなたも、大切な愛おしい存在として、いたわってあげてほしいなと思います。 幸せになってはいけない人はいません。過去にどんなことがあったとしても。 実は、私も過去に「自分で自分を許せないくらいにひどいことをした」と思った経験があります。後悔もたくさんしました。 だけど、人を傷つけてしまったあのできごとを経験した結果、今の私がいるのも事実です。それでも、生かされているし、あのできごとがあったからこそ、今の私ができることもあるのです。 だからこそ、私は、幸せに遠慮しないでいようと決めています。 ニックネームが私のカウンセラー名と似ていたこともあり、他人ごととは思えず、思わずお返事をさせていただきました。 ぜひうさきちさんも堂々と幸せでいてくださいね。心から応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む
2016年05月10日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「恋愛が長続きしない」という、ふわりさん(27歳・接客業)に、心屋塾上級認定講師の福原由佳(うさこ)さんからアドバイスをいただきました。 ■ふわりさんのお悩み 私はとてもめんどくさい女です。昔から結婚願望が強いものの、なかなか恋愛が続きません。 彼氏ができても、楽しいのは最初だけ。会えないさみしさと不安からいろいろと悩み、こんなにつらいなら別れた方がよいのではという結論に至り、別れを切りだしてしまいます。 最初は相手が引きとめてくれるのですが、2回目3回目ともなると、本当に別れることになります。そうなると余計につらくなり、後悔して泣きつくというパターンを何度もしてきました。 何度もくりかえすたび、自分にあきれ、落ちこみ、生きていることさえ嫌になります。恋愛が失敗するたびに、仕事も手がつかなくなり、ひどく落ちこんでしまいます。 こんな私でも、きちんと結婚して幸せな生活を送ることができるのでしょうか? 教えてください。 ■心屋塾上級認定講師の福原由佳(うさこ)さんより ああ。確かに、“めんどくさい女”…ですね。じつは私にも、一度ならず心当たりがありまして、心をチクッとさせながらご相談を読ませていただきました。 もしかしたらふわりさんは、とっても“さみしがりやさん”ではありませんか? 恋愛って、最初のうちは愛情表現が多いですよね。言葉はもちろん、会う回数や、会話、表情…すべてにおいて「好き」が表れやすいもの。だけど、お付きあいが長くなると、どんどん“日常”になっていくので、連絡のない時間が増えたり、彼の態度が冷たく感じたり…。 そんなことをきっかけに、彼はもう自分のことを好きではないのではないか、ほかの女性といるほうが楽しいのではないか。そんな妄想が膨らんで「こんな苦しい思いをするなら、ひとりでいるほうがましだ!」と、つい別れ話を切りだす。 で、引きとめてくれると、彼の愛情がまだ自分にあることが確認できてホッとするのだけど、そうでなくなった途端、本当にひとりになってしまうさみしさに耐えられなくなって…。 こんな感じかな? と想像しました。これってね、ひとことで言うと、“さみしさ”に振りまわされている状態だと思うのです。 もしかしたらふわりさんは、幼いころから、たくさんの“さみしい気持ち”を感じながらも、家族やお友だちにあまり表現せずにこられたのではありませんか? そんなふうにためこんだ“さみしい気持ち”は、じつはずっと外に出るチャンスをうかがっています。“めんどくさい女”になるのは、恋愛をきっかけに、自分のなかにひそんでいた“さみしい気持ち”が「気づいてよー!」って暴れだしているときなんです。 だから、そんなときには「ああ。さみしいなぁ。いままで気づかなくてごめんね」って、ひとりごとみたいに自分で自分に言ってあげてほしいのです(ちょっと恥ずかしいので、ひとりっきりのときにね)。 そうやって口に出しながら、自分の気持ちを受けとめてあげてほしいのです。 “さみしさ”は、誰かに愛してもらうことで満たされるものではありません。誰かに満たしてもらうものとかんちがいして、その“誰か”のほうばかり見て、じつは自分を無視していることこそが“さみしさ”の正体なのです。 ですから、誰かに愛してもらうためではなく、自分を喜ばすためだけに、あなたが心から楽しめることをたくさんしてあげる。自分を無視しないこと。自分の心の声を聞こうとすること。それが、さみしさでぽっかりと穴があいた心を満たす方法です。 そして、もうひとつ大切なこと。恋人とのお付きあいが長くなると、特別な愛情表現は少なくなってくるかもしれません。でもね、それってじつは、とっても幸せなことなんです。 なぜならそれは、特別なことをしなくても、あなたと心がつながっているんだと、彼が信じている証拠だから。ふたりで一緒に生きていることを、彼が当たり前に感じている証拠なのです。 もちろん、さみしいときは、さみしいって言っていいんですよ。ただし「さみしいから、別れる!」じゃなくて「さみしいから、一緒にいてほしいな」って言いましょうね。 “彼は私といることを当たり前に感じるくらい、私を大切に思っている”。次に大切な人ができたときには、そう信じてみましょう。 特別な愛情表現だけが幸せなのではなくて、日常のなかにひそんでいる薄味の愛情表現もたくさんあります。それに気づいて味わっていくことが、“めんどくさい女”を卒業して、楽しく幸せな恋愛をするヒケツです。 心の声を大切にしていると、そんな“薄味の愛情”にもちゃんと気づけるようになりますから、絶対に大丈夫。大好きな人との結婚もきっとかなうはずです。そのときまで、自分に愛を注ぐこと、ぜひチャレンジしてみてくださいね。 (福原由佳 うさこ) 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年03月15日