40歳で出産。義実家にて義母・夫・4歳娘・猫と同居中。ブログとtwitterにて育児や同居話ときどき猫話を漫画とイラストで綴っています。
ウォンバット母さんこと「もづこ」が娘(ゆぴこ)と猫の話をお届けします。
「公共の場で赤ちゃんが泣いてしまって大変だったことは?」というテーマで真っ先に頭に浮かんだのは「電車・新幹線での移動」でした。 産後、私はネットで子連れで公共の乗り物を利用することへの批判記事を目にして過度に怯えていました。もし電車内で泣かれても上手に泣き止ませる自信がないし、周囲の冷たい目を想像しただけで身がすくんでしまいます。 そんなある日、ついに子どもと2人だけで電車に乗らなければならない用事ができてしまいました。泣き止ませグッズをぎっしりバッグに詰めこみベビーカー片手にほぼ満員の電車に乗り込みます。 娘よ。約1時間、どうか泣かないで…! 娘が少しムズがる度にオモチャやおやつで必死になだめる私。 まだ目的地まで半分以上あるのに緊張ですでに汗だくです。 最初のうちは大人しくしていた娘ですが、いつもと違う周りの雰囲気と私の動揺を感じ取ったのか次第にグズりだしました。 すでにオヤツもオモチャも出し尽くした私にはとにかくあやし続けるしかありません。 目的地まではあと数駅になっていましたが途中で降りることも考え始めていたその時。 さっきまでグズっていた娘が気付けば静かになっています。 眠くなってきたのかな?とも思いましたが目は開いていて何やら後ろの方をじっと見ています。 なんだろうと横目でチラッとみたら、視界の端に若い男性が。 そしてなんと娘に変顔をして見せていたのです…! えっ!? と思わず振り返ったら 彼はスッと真顔に戻り、何事もなかったようにスマホ画面を見ていました。 凝視するのも悪いのですぐに前を向いたのですが、少しするとまた視界の端には… 変顔の青年。 振り返ると 素知らぬ顔。 コレ私も近い経験あるんですけど、抱っこされた子供を笑わせようと必死なとこを親御さんに気付かれるとめっちゃ恥ずかしいんですよね…。なんかお互い「あ、どうも…」みたいな空気になるし。 なのでその後はずっと(ありがとうございます、青年…!)と心の中で感謝しつつも気付いていないフリをしていました。 娘はいつの間にか機嫌を直してニコニコしています。 次の駅で降りるからその時振り返ってお礼を言おう! …そう思っていたのですが、到着してドアが開いた途端、彼も同じ駅で降りる予定だったらしく人ごみに紛れてあっという間にいなくなってしまいました…。 こんなことなら普通に振り返ってお礼言っておけばよかった…! そんなわけで、不安でいっぱいだった子供との電車旅(?)は見知らぬ青年のおかげで無事乗り切ることができました。 ネットでは顔がみえないぶん感情的な言葉が飛び交いますが実際にはこうやって困っていたらさりげなく助けてくれる人たちもたくさんいるんですよね。 あの青年は母の私が数十分あやし続けてもだめだった娘を一瞬で笑顔にしてくれました。「泣いてる赤ちゃんをあやすのは親の役目」だなんて決めつけずに、 みんなが「赤ちゃん静かにさせて!」じゃなくて「赤ちゃんを笑わせてみよう!」って思えるようになったら素敵 だなと思いました。 どうかこの「WEラブ赤ちゃんプロジェクト」の輪が多くの人に広まりますように。 \おかげさまで2周年/ WEラブ赤ちゃんプロジェクト ~赤ちゃんの泣き声を温かく見守っている人たち、集まれ!~ 公共の場で泣いてしまった赤ちゃんを、温かく見守っているという人たちのポジティブな思いを可視化するために、ウーマンエキサイトが立ち上げたプロジェクト。公式サイトではワンクリックで賛同できだけでなく、温かいコメントが4000件以上も集まっています。 賛同や応援の声はこちらから
2018年11月28日我が家は夫婦喧嘩はほとんどないのですが、たまに喧嘩になる時は大抵私が爆発するパターンが多いです。 少し前になりますが娘が幼稚園に入園して間もない頃、保護者同伴の遠足がありましてその時にちょっとした喧嘩がありまして… 当時私はまだ幼稚園のシステムに慣れず、仲のいいママ友もいなくて園の送り迎えすら苦痛の毎日でした。そんなある時、保護者会で「遠足」について説明があり、年少さんは保護者同伴で行くことを知らされました。 子どもはバスで行き、保護者は現地で待つように言われたのですが、私は妊娠を期に夫の地元に引っ越してきたため土地勘がなく、更にママ友どころか知り合いも一人もいないため現地まで辿り着けるかが不安でした…。 そこで先生に夫も行けるのか聞いてみたところ とのことだったので、ちょうど仕事が休みだった夫にも一緒に行こうと誘ってみました。 しかし、帰ってきた言葉は… 夫のお気楽な発言&他人事な態度にカチーンときて私はついに爆発してしまいました。 一方的に不満をぶつける私に夫は唖然。 でもしばらく黙って聞き入った後、夫が静かに謝ってきました。 あとから考えれば普通に 「場所がわからないから一緒に来てほしい。娘もお父さんがきたら喜ぶと思うし」 と言えばよかっただけなんですけどね。 私と同じ…いや、それ以上にシャイな夫が、女性ばかりのところに行くのが勇気がいることだってのも理解できるし。 そんなわけで、私も言い過ぎたことを謝り、夫とは「娘の初めての遠足を楽しい思い出にしてあげよう!」ということになりました。考えてみたらパパ同伴のご家庭は他にもいるんだからそんなに緊張しなくてもいいんだよね。もっと気楽に参加しよう! そして遠足当日。 二人で現地にいってみるとそこには… ほぼママさんだけの集団が。 パパらしき男性の姿などどこにも見当たりません。 同じクラスのママさんには 「パパさんわざわざお休みしてきたんですか!?」 とか聞かれる始末。 慌てて先生に確認したら苦笑いしつつ 「昨年はもうちょっといたんですけどね…まぁ平日ですしね。あ、パパもいてもらって全然大丈夫ですよ~」 って、めちゃくちゃ居づらいわ!! 私までなんか恥ずかしい…!!! ランチライムは、ママと子どもたちが小さなお弁当を広げて食べてる中、うちの家族だけデカいタッパー並べて食べてるのがいたたまれなさすぎてもう…。 帰宅後、夫には平謝りでした。 でもまぁ結果的に娘がすごく喜んでくれたし、今となっては笑い話です…!
2018年11月18日ウォンバット母さんこと「もづこ」です。40歳過ぎてこんなこと言うのも恥ずかしいのですが、わたくし人前で話すのが苦手でして… 授業中いきなり先生に指されると頭が真っ白になって、ダンマリ…もしくは見当違いの発言をして失笑される…そんな子どもでした。大人になってさすがにダンマリは無くなりましたが見当違いの発言をして場を白けさせるダメっぷりは健在です(汗) なので、できるだけそういう場面を避けてきた人生だったんですが、子どもができてからは逃げることができない状況が増えてきて胃が痛い日々です。 先日の幼稚園の保護者会でも いつもは先生のお話のみで終わることの多い保護者会なんですが、その日は先生の呼びかけで近くのママさん同士でグループを作り、おしゃべりすることに…。私はひたすら薄ら笑いを浮かべるばかり。 まぁ積極的なママさんが多いグループにいるから、私は喋らずに済むかもしれない… な…なんということでしょう… 一発目からいきなりのご指名 しどろもどろになりつつもどうにか答えたと思ったら速攻質問が返ってきました。 さすが積極的なママさん、キレが違う。 手短に話そうと焦るあまり、はしょり過ぎて全く伝わらないまま会話終了…。 冷静になって振り返ればそんな悩むような質問でもないのになぁ…。 「ええ、娘はすごく楽しんでましたよー!でもやっぱりまだ体力無いから最後のほうでは疲れてちょっとぐずっちゃって。内容を理解するのはまだ少し難しいみたいだけど、恐竜や昆虫の標本とかに食いついてたから3歳でもそれなりに楽しめると思うしおすすめですよ~!」 文字に起こしたらほんの数行のセリフがなぜ出てこない!? サラッと答えて、あわよくば「次回一緒に行こうか」なんて話にまで展開していたかもしれないのに。 もはや保護者会後のこういった一人反省会が恒例となっております…。
2018年11月10日はじめまして! 「ウォンバット母さん」こと もづこ と申します。 40歳で出産、現在夫の実家にて義母・夫・私・娘(4歳)・猫と共に暮らしております。 このたびウーマンエキサイトさんで連載させていただくことになりまして育児のこと、家族のことなどゆる~く描いていくつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。 第一話目は出産の時のお話です。 臨月に入り、私と夫は初めての出産に向け入院の荷物を準備し始めていました。 病院で事前に渡されていた「出産入院のしおり」に陣痛がきてから入院までの流れと必要なものが書いてあったんですが、そのリストの中に不思議なアイテムが。それは… 病院の講習でも「陣痛の時のマッサージに効果的」と言われていたんですが、正直いまいちピンときませんでした。 それから程なくして陣痛が始まり、夫と共に病院に行き私はそのまま入院となりました。 陣痛室で子宮口が全開になるのを待つ間は本当に苦しくて、ベッドにうずくまりひたすら唸っていました。 そのとき、ふと夫が何かに気づきました。 テニスボールがすでに病院で用意されてるとは…。これはもう効果はお墨付きということか!よし、使おう!! でも、私も夫もテニスボールを使うことを予想していなかったのでどう使うか探り探り。 (講習ではどうせ使わないと思ってちゃんと聞いてなかった…) とりあえず適当に腰のあたりを押してもらう。 するとどうでしょう…! そうして夫に腱鞘炎になるぐらいひたすら押し続けてもらい、陣痛の痛みを無事乗り切ることができたのでした。 後日改めてネットで調べたらテニスボールマッサージに関する情報がたくさんあって、 事前の下調べは大事だなぁ… と実感。もっと調べておけばよかった…! 私には「テニスボールで腰を押してもらう」が合ってたみたいです。 病院に置いてあってよかったです…!
2018年10月30日