2013年生まれの発達ゆっくり娘と2018年早生まれのやんちゃ息子に揉まれる、前向きすぎる夫と元ひきこもりの病弱ガルガル凶暴妻です。
2013年生まれの発達ゆっくり娘ちゃんと、2018年早生まれのやんちゃ息子くん、前向きすぎる夫さんと元ひきこもりの病弱ガルガル凶暴妻たんこさんの日常を描いたコミックエッセイです。
青信号の横断歩道で交通事故に遭った夫。運転手から当然謝罪の言葉があるものだと思っていたが、まさかの事態に!
ある日、コンビニの店員さんから連絡先をわたされた私。孤独感を抱いていた私は、危ない沼にハマりそうになり…。
我が家の夫には休日出勤もあり、そんな日は遊び盛りの子どもたちを連れて、 三人で公園や商業施設に出かけることがあります。 むしろ、出かけない日はありません…。 歩き始めの息子は基本ベビーカーで、年長さんの娘も落ち着いてそばにいてくれることもあり 商業施設でもゆっくりとお店をまわることが出来ます。 (ただし、食事は戦い) そんな中で、ヒヤリハットが起きたことがありました。 それは、商業施設の屋外遊具で遊んでいたときのことです…。 アクティブな娘は遊具で遊ぶのが大好き。 その日も、大きな遊具によじ登って遊んでいました。 よちよち歩きの息子も遊ぶのは大好きですが、3歳児以上を対象にしたこの遊具では 他の子どもたちも活発に遊んでいて、危ない上に邪魔にもなってしまいます。 そこで私は、大きな遊具の目と鼻の先にある小さなふわふわドームで息子を遊ばせることにしました。 「ママたちはそこの白いところにいるね!」 「はーい」 ベビーカーから解放された息子は、楽しそうにドームを登っていきます。 この様子なら大丈夫だと、娘の方を確認。この間、1分足らず。 振り返ると、娘が遊具から消えていました。 急いで周りを見渡すと、遊具の向こう側、私たちとは反対の方向に娘が向かっていきます。 「みーちゃん!こっちだよ!」 そう叫んでも、周りの子どもたちの声に私の声はかき消され、娘に届きません。 これはマズイ…!! 急いで息子を小脇に抱え、娘の方へと走りました。 遊具ゾーンのすぐ横には、駐車場へと向かう車が走る車道があります。 何かの間違いで車道に飛び出てしまったら…血の気が引きました。 娘はキョロキョロと不安そうな顔をしながら、私たちからどんどん離れていきます。 そして、ついに建物の入り口に入っていきました。 建物に入ったら、危険は減っても死角が増える。いかん!! ここで、ついに確保。 娘はしばらく訳がわからない様子で、笑顔が戻ってくるまで数秒かかりました。 「だって、ママこっちにいるかな~とおもって…」 苦笑いしながらそう言う娘に、 私は謝るしか出来ませんでした。 遊びに夢中で、私たちの居場所をちゃんと把握できていなかったのかもしれない。 把握していても、遊んでいる中でつい忘れてしまうことがあるかもしれない。 弟が出来てからすっかり手がかからなくなり、外でも私たちから離れることの無かった娘。 もともと母親である私が心配性で、手と目を離すことはまずなかったのですが、 下の子が生まれてからは、つい背中を任せて息子を見ていることが増えてしまいました。 でも、お姉ちゃんもまだ5歳の小さな子ども。 目を離したら、何をするか、何が起きるかわかりません。 そんなことに改めて気付かされた出来事でした。 それからは、娘が遊び始めていても、まずは息子が遊ぶ場所に連れてくること、 そして何より、離れる時は娘から目を離さないように、駆け寄れる範囲に居るようにしています。
2019年08月02日発達の遅れがあり、現在も療育に通っている娘。 引っ越しや二人目妊娠などの大きなイベントもあり、 娘は4歳を超えてもなかなかオムツが外れませんでした。 入園の条件に"オムツ外れ"と書かれていた新しい保育園では、 落とされてしまう覚悟もしていましたが… 保育園の先生方は、「一緒にゆっくり、オムツ外れを目指しましょう!」と 優しく諭してくださいました。 この時の安堵の気持ちは、今も忘れられません。 安堵しつつも、入園までに少しでも進めてあげたい。 そう思い、自宅でも、試行錯誤で色々な方法を試していました。 もよおしたらそっと便座に座らせる、便座を使いやすいように踏み台を設置する、 トイレでは優しく声かけしリラックスさせる、お気に入りのキャラクターのパンツを履かせる… しかし、なかなかトイレトレーニングは進みませんでした。 産後まもなくということもあり、身軽にフォロー出来ない自分にも少し焦りを感じつつ 娘の様子を観察していると… 娘はトイレまで我慢できない、トイレに座って排泄できない、というよりも 失敗への恐怖と恥ずかしさ に怯えているようでした。 確かに、今までもたびたび、お姉ちゃんパンツを履いては失敗し、濡らしてしまうことがありました。 その度に、とてもショックを受けている様子だった娘。 大人が「気にしないで大丈夫!」なんて言っても、パンツや床を汚してしまった罪悪感は 娘にとって、とても大きいものだったのだと思います。 そんな娘の優しい気持ちに気付かずに、 前のめりにトイレトレーニングを進めようとしてしまったことを反省… それと同時に、 失敗が怖いとか恥ずかしいとか、すっかりお姉ちゃんな 繊細な気持ちを抱けるようになった娘の成長 を、とても嬉しく思いました。 おしっこを漏らしても平気で遊んでいた赤ちゃんとは、もう違うんですね。 その日から、お姉ちゃんパンツを履くことも、トイレに行くことも、 娘がやりたいと言ってくるまで待つことにしました。 私は、娘と過去の自分を重ねていました。 私は10代のほとんどを、重度のひきこもり状態で過ごしていました。 外出はおろか、当たり前の日常生活を送ることも出来なかったその頃は、買い物なんてもっての外。 数年経ってやっと出来たのは、深夜に近所の自動販売機でジュースを買うことでした。 スーパーやコンビニに行けば、ジュース以外にも色々なものが買えます。 いつでも、好きな時に好きなものが買えます。 でも、私にはそれが出来ませんでした。したくても出来なかったんです。 "人と会うのが怖い" "姿を見られるのが恥ずかしい" この二つの気持ちが、お店で買い物できない理由でした。 今思うと、なんて不便な生活だったんだろうと思います。 娘だってきっと、トイレでしたい時にする方が楽だと分かっています。 オムツよりもお姉ちゃんパンツの方が、可愛いしムレないし、動きやすいです。 でも、 "怖い"や"恥ずかしい"という気持ちは、本人にとってとても大きなハードルです。 それを解消できなきゃ、進めないのは当たり前。 実際私も、自由に出歩けるようになったのは、何も気にせず自分を好いてくれる友人と出会い、 自分に自信が持てるようになってからでした。 きっと娘も、周りの大人たちが楽しく見守っていれば、少しずつ自信がついていくはず。 ゆっくりだけど、確実に日々できることは増えています。 私は、昔の自分を思い出しながら、静かに見守ることに徹しました。 すると… 新しい保育園に入園して1ヶ月で、娘はあっという間にオムツが外れました。 保育園の先生方のあたたかなフォローが何より大きかったのだと思いますが、 大人が焦らなくても、子どもは成長していく! そんなことを、娘に教えてもらったエピソードでした。
2019年06月19日はじめまして、たんこと申します! 我が家では2018年1月に、第二子となる息子が誕生いたしました。 お姉ちゃんとは四歳差。 嵐のような目まぐるしさの年子さん兄弟・二歳差兄弟に比べれば お姉ちゃんに指示が通るだけあり、とっても楽だったのですが、 四歳差には四歳差の、お姉ちゃんの苦労がありました。 それは… 弟の、ルール無視のパンチ。 生まれた当初はお姉ちゃんのいいおもちゃになっていた息子も、 少し経つと手足をよく動かすようになり、お姉ちゃんの顔を叩いたり、髪を引っ張ったり… しかも「ダメ!」も通用しない、手加減というものも知らない赤ちゃんです。 叩き返すことも泣くこともせず、かわいい弟だから…と笑いながら耐える娘を見ていると、 ちょっと切なくなってしまいました。 そこで私が始めたのは、 息子を腹話術でしゃべらせること。 私の精いっぱいの裏声で、事あるごとに息子をしゃべらせていきました。 お姉ちゃんが髪をまとめれば 「おねえちゃんかわいい!似合ってる~!」。 お姉ちゃんが着替えれば 「その服かわいいな~!いいな~!」。 お姉ちゃんが食事をすれば 「ぼくもそれ食べたいな~!でもまだ赤ちゃんだから食べられないんだよね~!」。 お姉ちゃんのおもちゃを取ってしまった時は 「ごめんね!ぼくも一緒に遊びたくて…」。 お姉ちゃんを叩いてしまった時は 「ごめんね!ぼくまだ身体の操縦がうまくいかなくて…」。 さすがに四歳児ともなると、私が声を当てていることは娘も気付いています。 でも、普段はテンションの低いママの奇行にニヤニヤ… そしていつの間にか、息子が暴れると そんなこんなで今のところ仲良くやっている二人ですが、 息子がしゃべり始めた時が、第二ラウンドの始まりですね。 二人の成長の喜びを噛みしめつつ、ママはレフェリーをがんばります。
2019年06月11日