旅行業界での海外勤務を経て帰国後、OLとして働く。4人の子育ても終え、改めて今まで経験してきたことを見直しています。肩書のない普通の人の目線で感じた「なんか変だな」や「こう考えたら楽なのに」を皆さんと共有し、経験から得たストレスフリーな心の在り方を提案します。(フォークラス)
日々の生活に自分なりの美学を持つことで、内面から美しくなりませんか? 「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、友達は自分の鏡です。そういう目で周りと接していると、自分を客観的にみることができます。 また、そのとき会いたい友達のタイプで、自分の精神状態がわかったりします。あなたが好んでつき合っている友達はどんな人でしょう。 ■友達は自分の鏡 仕事やプライベートで私たちはいろいろな人に出会います。知り合いから親友までいろいろなグループの友達がいます。 今、一番頻繁に会っている友達とは、どんな話をしていますか? 楽しい時間を過ごしていますか? ひとしきり時間を過ごした帰り道、どんな気持ちになりますか? 話も合うし一緒にいて楽しくて、別れた後も近いうちにまた会いたいと思える人なら、自分とタイプが似ているという証拠。 本人たちは互いのタイプは違うと思っていても、外側からみると驚くほど共通点があるものです。 色でいえば明度とか彩度のトーンが似ているといったような感じ。 その友達といるときにどうして楽しいのか、どんな話で盛り上がるのかといったことを考えると、自分のトーンがみえてきたりします。 逆に、一緒にいてどうも疲れる、なんだかちょっと引っかかるところがある人の場合は、その違和感のあり場所をよく見直してみてください。 それは、気づかなかった自分自身の劣等感であったり、自分の中に持っているイヤな部分を相手のなかに見つけているのかもしれません。 このように、友達との関係を一歩引いてみてみると、自分の現況がみえてきます。 ■一緒にいてネガティブな気持ちになる人との付き合い方 一緒にいて劣等感を感じてしまう相手なら、そのいいところを学ぶ気持ちで素直に接すれば、いつか克服できるでしょう。 自分を磨く良いお手本だと思って、仲よくしてもらえることに感謝しながら付き合うと、いつか心のレベルが上がって、よりすてきな女性になれることでしょう。 しかし、話すことがうわさ話や、マイナス方向の話題ばかりで疲れるという場合は、無理して付き合っていてもいいことはありません。 そのときは話題を変えるテクニックや、笑いに変える能力を養うチャンスだと思って、相手に同化しないように心がけるという手があります。 悪口が好きな人はどこにでもいますが、悪口にしないで微笑ましいエピソードにすり替える話術という対応の仕方だってあるのです。 ■自分は相手にどういう影響を与えているだろうか? という視点 人との付き合いはどんな形でも双方向。自分が相手から影響を受けているのと同じように相手にも多かれ少なかれ自分の影響を与えているものです。 それがもし、「あの人みたいにならないようにしよう」というマイナスの影響だったらと考えると、怖い気がしませんか? どうせ影響を与えるなら「あの人のこんなところをまねしたい」と思われたいですよね。それには自分を客観的にみることが大切。 自分の周りにいる友達は、それをみせてくれる鏡だと思って付き合うと、いままで気づかなかった自分の内側がみえてくるはず。 友達と向き合うことで、自分自身が周りにプラスの影響を与えられるといいですね!
2016年01月18日美学を持つということは、ブレない自分を持つということかもしれません。ブレずにいるには自信を持つことが必要です。 とはいえ、謙虚な日本人は自分に厳しいもの。ワーキングホリデーで海外生活を体験した友人の話を通して、自信を持つ方法を紹介します。 ■「美学」を持ちつづけるために 「美学」とは、基準となるラインを持つことだという話をしました。 友人のヨーコちゃんと久しぶりに会ったとき、以前とは少し雰囲気が変わっていることに気がつきました。大きな瞳のキラキラが増し、ちょっとふっくらして健康そう。彼女はワーキングホリデーで1年間の海外生活を終え、帰国したばかりです。 「海外で得たもので、一番大きかったのは、私は私でいいんだと思わせてもらえたこと」と彼女はいいます。以前のヨーコちゃんには、人に気を使いすぎるあまり、疲れて体調を崩すという面がありました。 「いま思えば、それは自分に自信がなかったから。人の顔色をうかがうクセがついていたのかも…」。謙虚な日本人は自分に厳しく、欠点を重視しがちです。劣等感を持っている間は自信を持つことはむずかしいものです。 ■ほめられてこそ自信を持つことができる 何かを変えたいと思ったヨーコちゃんは、海外で働きながら語学を学ぶ、ワーキングホリデーに参加することを決めました。選んだ先は、オーストラリアでした。 言葉もままならず、知りあいもいない。そんななか、語学学校に通いながら働くのは大変だったことでしょう。それでもがんばれたのは、さまざまな国籍の人たちとのふれあいだったそうです。 「一番うれしかったのは、ささいなことでほめてもらえたこと」と、ヨーコちゃんは当時をふりかえります。 最初に勤めたカフェでのできごとです。オーストラリア英語は発音が独特で、簡単なオーダーも聞きとりにくいため、ミスも増えてしまっていたそう。ヨーコちゃんは、だんだん無口になっていきました。 元気がない彼女にオーストラリア人の女性店長がいったひとことが、それからの彼女を大きく変えたそうです。 「あなたの笑顔はとてもすてきね。今日のお客さまはきっとみんな、あなたの笑顔を見にきているのよ」 コミュニケーションは言葉ではなく、気持ちの問題なのだと気づいたときに、肩の力が抜けたといいます。それからは、聞きとれないオーダーは何度でも聞きなおし、笑顔での応対を心がけるようにしたそうです。 ■日本は「ダメ出し文化」? ヨーコちゃんの両親は厳格で、ほめるよりも欠点を指摘することの方が多かったそうです。小さいころからの刷りこみのせいか、大人になってからも自分はダメな子だという思いがいつもあったといいます。 しかし、カフェの店長にほめられた「笑顔」に自信を持てるようになり、人と積極的に接するようなったそうです。 これが日本だったらどうでしょう。まず店長は「仕事に慣れてないのも、言葉が問題なのもわかる。しかし、ミスしないように!」と注意はしても、彼女のいいところをほめるということはしなかったのではないでしょうか。 ■ほめられるためにできることとは ほめられて積極的に人に接するようになったヨーコちゃんは、仕事もどんどん覚え、言葉を交わすことで英語にも慣れ、ますますほめられることが増えました。 そのおかげで、気づかなかった自分の長所を知るようになります。ほめられるということは認めてもらうことです。人は認めてもらって初めて自信を持つことができます。では、どうすれば褒めてもらえるようになるのでしょう? それは、じつは簡単なことなのです。まず自分が誰かをほめること。「give & take」という言葉があります。先に「give」がくるのにお気づきでしょうか?「give」がなければ「take」もないのです。 相手の美点を見つけて、ほめる。それをつづけているうちに、誰かがあなたの美点に気づいてほめてくれるようになるでしょう。もうひとついい点は、褒めるために人のいいところをみようとする目が養われることです。 悪いところを見つけるより、目つきも明るくなって、ますます美人になれそうですよね。
2016年01月16日日々の生活に自分なりの美学を持つことで、内面から美しくなりませんか? 普段使う言葉を意識すると、周囲から美しい人だと認識されるから不思議。今回は、内面から美しくなる魔法の言葉をご紹介します。 ■イメージトレーニングの効用 美人になる早道があるのを知っていますか? 先日、いつまでも美しくはつらつとされている先輩に美の秘訣を伺ったところ、憧れの女優の全身ポスターを、トイレのドアに貼っているということでした。 実際のその女優がどんな人なのかということよりも、自分が持つ理想の人のイメージに近づこうと努力するためだそう。 自分と同年代で美しく好ましい人、といわれてイメージする女性はどんな人でしょう? 顔かたちは違えど、その女性の持つ雰囲気を自分に取り入れたい! この人ならこんな振る舞いだろう、とイメージを膨らませることで、自分がこうありたいという女性に具体的に近づいていきます。 ■言葉遣いはその人を表す 憧れの女性を選ぶときに気をつけることが2つあります。ひとつはどんなにかっこいい女性でも、言葉使いが乱暴なイメージを持つ人は避けるということ。 乱暴な言葉を遣っていると、顔つきにも表れます。街なかで乱暴な言葉遣いをしている声に、振り向いてみてください。きっと美しい女性はそこにいないはず。 逆にきちんとした言葉使いをする人は、どんな格好をしていても品性が損なわれません。 ■否定語をなるべく遣わない もうひとつは、憧れの女性がネガティブな言葉を遣っているところを、イメージしないということです。いいイメージを取り込むのに、マイナス要素は必要ありません。 そもそもマイナスイメージを思い起こさせるような人を、憧れの女性に挙げるでしょうか? 人はプラスの気持ちにさせてくれるものを好みます。 逆に、口から出る言葉が否定語ばかりだとどうでしょう。「~ない」「ダメ」「いやだ」。聞いた相手も自分の気持ちもマイナスな気分になりませんか? 自分の気持ちを上げるためにもまず、否定語を使わないよう心がけてください。 そうはいっても満員電車に乗れば足を踏まれたり、会社にいけば上司にイヤミをいわれたり、同僚に仕事を押しつけられたりと、私たちは日々ストレスと戦っています。 そんなときでもニコニコしていられるなんて、悟りきった仙人か、もしくはよほど鈍感な人。 しかし、それらの小さなストレスをすべて笑いのネタにしてしまい、おもしろおかしく披露してくれる友人がいます。 「今日、電車で隣の人に肘で押しのけられたんだけど、できれば肩甲骨の裏あたりを押してくれませんかって頼みたかった。そこがこってるんだよね。」 そうすると周りも「そんな人をみかけたら、私も首の付け根を押してもらいたい!」なんて大笑い。 眉間にしわを寄せ口をへの字にするよりも、前向きに笑い飛ばすことで、イヤな気分も解消されます。 ■思わず口角が上がる言葉に変換しよう 彼女をみていると「~ない」の代わりに「~すればなる」、「ダメ」の代わりに「~のほうがいい」、「ひどい」の代わりに「笑える」というように、言葉をポジティブに変換しています。 ネガティブワードをポジティブに変換するだけで、周りの人の口角もあげることができるかもしれません。 魔法の言葉であなたも内面から美人になりませんか?
2016年01月13日美しさといっても、その基準は人によってちがうものです。時代によって美しいとされるものは変化していることも。19世紀ごろに描かれた美の象徴“ヴィーナス”も、現代人の目から見ると中年太りのおばさん体型という印象を受けます。 「美」とは、あやふやでしっかりとした基準がないもの。だからこそ、自分なりの「美のあり方」つまり、美学を持つことが必要なのではないかと思えてくるのです。 ■外見に見あった自分でいる 私たちは美しくなれる“物”には、敏感に反応します。流行の色やデザイン、化粧品、サプリ。でもそれらはすべて、外側を美しくすることしかできません。 化粧も服もネイルまでびしっとキメてる女性が、朝の電車で大きな口を開けて眠っているといった光景を目にすることがあります。そのたびに、「品性」とか「配慮」といった内側の美しさにまで手がとどいていないことを残念に思うのです。 もし、この女性が「外側の美に見あった自分でいる」という美学の持ち主であったら、人に与える印象もまったく別のものになったことでしょう。 ■美学を生活に取りいれる では、「内側の美学」ということはどういうことでしょう。それは、外側と同じように内側もおしゃれをするということです。自分にとって「美しいと思えるあり方」を考えてみることをおすすめします。 そこで気づいたものが、あなたにとっての「美学」です。小さなことでいいのです。それでも、その美学を実践するには相応の準備が必要になったりするものです。 たとえば、「つらいときこそ笑顔」という美学を持ったとしたら、気持ちの切りかえの仕方や、精神的な強さが必要となるでしょう。日々の生活に「美学」を取りいれる、それこそが内側の美しさをみがくことでもあるのです。 「~しよう」といった足し算ばかりではなく、美しくないと思うことを「しない」といった引き算でもいいのです。 ■外側と内側の美しさのバランスを考える どんなに外側を飾りたてても、猫背だったり表情が険しかったりすると、美しさは半減してしまうもの。また、大人の女性がはやりの若者言葉を多用していたり、うわさや悪口ばかりだったら、どうでしょう。 姿勢や言葉は、その人の内側から出てくるものです。それらは外見や年齢とあっているだろうか、表情はせっかくの外見を汚してはいないだろうか。鏡で全身をチェックするように、内側からも自分を見直してみましょう。 ■正しい姿勢を心がける 外側も内側も関係なく、美しさを保つには、たゆまぬ努力が必要ですよね。 しかし、残業続きで疲れきっている日や失敗して落ちこむ日もあるでしょう。そんなときは気力もなくなってしまいがち。そういった場合は、姿勢よく歩くことをおすすめします。 壁に頭と肩甲骨、お尻、かかとをつけてまっすぐ立ち、そのまま一歩前に出ます。それが正しい姿勢です。姿勢よく歩くと気分も前向きになり、もうちょっとがんばろうと思えてきます。 そしてネガティブなものや汚い言葉を口にするのをさけましょう。不思議なことに、このふたつを心がけるだけで、表情や所作までもが美しくなってきます。 自分に「美学」があるということは、基準となるラインを持つということ。外側は、内側のありようとの連動で、さらにキレイになれるのです。 「これだけは守ろう」というこだわりを持つことが、自分をよりかがやかせてくれるでしょう。
2015年11月11日