一般企業のOLを経て、心屋流の考え方を学び、自身の変化からこの考え方を広める側に回りたいと決意。 心屋認定講師・カウンセラーとなる。 得意分野は「自分らしく生きる」考え方を体現し伝えること。
メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「どうしたら人から勘違いされずに済むでしょうか?」という、こまちさん(31歳・会社員)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからのアドバイスです。 ■こまちさんのお悩み いつも記事を楽しみにしています。私が質問したいのは、勘違いされずに話をする方法です。 私は初対面の人とも物おじせず話ができ、色々な話題に合わせられる方だと思います。自分では社交辞令的に話しているつもりなのに、ときどき勘違いした男性から食事に誘われたり、交際を申し込まれたりすることがあり、困っています。 しかも、うまい断り方がよくわからず「そうですね…いつか」と適当な返事をして、以後その人を避け、フェードアウトしていくのが常套手段。そんな状況が職場で起こることもあり、気まずくなって仕事を辞める、ということがこれまで何度かありました。 私は家族と気心知れた親友数人がいれば十分で、あまり交遊関係を広げるつもりはありません。それに仕事は大好きで、もうそんな理由で仕事を変えることはしたくないと思っています。だけどまた同じことが起こったらどうしよう…。 どうしたら勘違いされず、人と話すことができるのでしょうか? また、連絡先を交換したくないとき、どうやったら角が立たず断ることができるのでしょうか? アドバイス頂けると幸いです。よろしくお願いたします。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより 「嫌われてもいい」と思って、人と付き合ってください。 お悩みを読んでいると 「私は交遊関係をこれ以上広げるつもりはないのに、勝手に向こうが私のこと気に入っちゃうんですぅ」って言っているように聞こえます。 …あ、言ってますね。 それはそうだと思います。 こまちさんは他人から嫌われたくないから、人に合わせて、話題に合わせて、にこやかに会話をすることができる人だから、人に好かれてしまうんです。 相手だって嫌な気はしませんし、こんな「いい感じ」の人とはもっとお近づきになりたい、と思う人は多いと思います。 そういう「波風立てないコミュニケーション術」が、ナチュラルに、自然に、当たり前にできてしまう人なんです。 空気を壊したくなくて、ギスギスしないように、穏やかな空気感を保ち続けるために、こまちさんはここまで生きてくる過程で「好感度」を処世術として身につけているのだと思います。 嫌われるのが嫌だし、空気がギクシャクするのも嫌なのでしょう。 だから、気まずくなった空気に耐え切れず、仕事を辞めてしまうのです。 かどを立てず。 波風立てず。 穏やかに生きていきたいのであれば、いまよりもっとお愛想を減らしてください。 話を合わせないでください。 笑顔を見せないでください。 最初からつまらなさそうにしていてください。 だって仲良くなりたくないんでしょう? そうしたら、そのときの空気がギクシャクしてこまちさんは居心地が悪いかもしれませんが、あまり好かれも、あまり嫌われもせず、うっすらぼんやりと生きていけると思います。 でも、いついかなるときだって、空気をザラつかせたくなくて、「感じ悪いな、この人」なんて思われたくなくて、こまちさんは、目の前の人の話題に合わせて笑顔で楽しそうにうなずいてしまうのでしょうね。 そうして、「勘違い」されて困ってしまうんですよね。 勘違いされたくないなら、本心を言いましょうよ。 「あら、私の好感度が高いせいで、カンチガイさせてしまってごめんなさいね。でも、私、あなたとこれ以上仲良くするつもりはないの。」 と、言ってあげましょうよ、相手のために。 嫌われると思います。なんだあいつ鼻持ちならないって言われると思います。 でもこまちさんは、これと同じ空気をオブラートに包んで、もうすでに背中にのっけています。だから、最終的に気まずくなるんです。 オブラートに包んで背中にのっけるくらいなら、言いましょうよ。それができないなら、せめて最初から無愛想にしてあげましょうよ。 「好きではないのに、好きだと勘違いされてしまう」 それは、こまちさんが、好かれてしまう言動をしているからです。それをやめましょう。 勘違いは「される」のではなく「させている」んです。こまちさんが勘違いをさせています。勘違いさせられて、好きになってしまった挙げ句、冷たくされる相手は可哀想ですよね。 一度ちゃんと嫌われてみてください。大丈夫です。こまちさんが思ってるほど「嫌われる」って致命傷にはなりませんから。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2016年01月12日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「いまの仕事で満足をして生きていくべきでしょうか?」という、ほりさん(販売業)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからのアドバイスです。 ■ほりさんのお悩み 本当は絵を描いてそれを仕事にしたいのですが、好きなはずの絵が描けません。納得いくものが描けないことが怖いのか、描こうという意欲がわきません。現在販売業をしていますが、その仕事にも情熱を持って取り組めておらず、どっちつかずの状態です。 すっぱり諦めて仕事に打ち込むべきだと思いつつも、絵を仕事にしている人や、みじかな友人がマンガ家としてデビューしたりと、他の人に意識を向けてしまうと羨ましくて自分が惨めでたまらなくなります。 そもそも30歳を超えて行動に移せない時点で、本当は絵の仕事を心の底からしたいわけではないのかもしれません。それを認めてしまったら、本当に自分には何もなくなってしまいそうで怖いです。 なので、現状は「いまの仕事に打ち込めないのはやりたいことがあるからだ」と言い聞かせ、仕事中のしんどい気持ちをやり過ごしています。仁さんの本や、お弟子さんのワークショップに参加するなど、自分を奮い立たせようと何度も頑張ってきましたが、手詰まりです。 職場では上司ともうまくやれず、社交不安障害の診断を受け投薬治療を受けています。自分を認めることもできず、嫌な想いに満たされながら毎日をただ過ごしています。 私は、本当は絵を描くことが好きじゃないのでしょうか。そうだとしたら、他人への妬ましさはなぜなのでしょうか。本当は好きじゃないんだと認めて、いまの仕事で満足をして生きていくべきでしょうか。少しだけ、ヒントをください。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより そもそも、仕事に情熱は必要でしょうか? 人生に情熱は必要でしょうか? と言い換えてもかまいません。 やりがいを持って仕事に取り組んでいる人や、情熱を持って生きている人を見て落ち着かない気分になるのは、その人たちと比べた自分があまりにもダメなような気がするからではないでしょうか。 自分には何もない。 私はたいしたことない。 あまりにも平凡。 どこまでも普通。 そんなことを痛感するのが嫌だから。 なにか特別な才能を持っていて、すごそうな存在でいられたら、満たされる気がするから。 だから、情熱を持って生きている人を見て、「あの人は特別な才能を持っていていいな」と妬ましさを感じるのではないでしょうか? 「私は、本当は絵を描くことが好きじゃないのでしょうか。 そうだとしたら、他人への妬ましさはなぜなのでしょうか。」 おそらくほりさんは絵を描くことは本当に好きなんだと思いますよ。 下手の横好きです。 ほりさんがどのくらいの素晴らしい絵を描かれるかということは、このご質問だけではわかりかねますが、ほりさんは内心自分の絵のことをこう思われているはずです。「下手の横好き」だと。 ずば抜けているすばらしさのない普通の絵。 自分の中で、一番の取り柄だと思われる絵が、たいしたことなくて、平凡で、才能がないなんて、そんな事実をつきつけられるのが嫌で、思い知るのが嫌で。 逃げ回っている状態なのではないかな、と思います。 「そもそも30歳を超えて行動に移せない時点で、本当は絵の仕事を心の底からしたいわけではないのかもしれません。」 そうですね。 ほりさんは、絵を仕事にして、そんな自分をスゴイと認められたいのだと思います。 でも、そこまでの実力と才能がないことを自分が一番よく知っているから、好きなはずなのに描けないのです。 では、どうしたらいいか。 ほりさんは絵が好きなんです。才能の有無に関わらず。だから、下手の横好きのまま、描いてみてください。 たいしたことない自分を味わって、切ない気分になりながら、ただ好きだから描いてみてください。絵では認められない自分を受け入れてみてください。 たいしたことなくていい。 平凡でいい。 つまらなくていい。 からっぽでいい。 そんな情けない一番認めたくない自分を受け入れてみてください。 からっぽな自分を諦めて受け入れた先に、今まで味わえなかった世界がやってきますよ。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年12月01日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「部活を辞めてから勉強も不調…」という、砂糖さん(学生)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからのアドバイスです。 砂糖さんのお悩み 先日、部活を引退して受験生になりました。でも同じ部活の人でまだ引退しない人達がいて、その人達が羨ましくて、いつもそのことが頭からはなれません。 勉強も引退直前まではすごく頑張れていたので、それを思い出してがんばろうとしてるのですが、そもそも学校に行きたくないと思うようになってきました。モヤモヤして苦しいです。どうすればこのモヤモヤを取り去ることができるのでしょうか? ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより 同じ部活の人でまだ引退しない人達がいて、その人達が羨ましいのですね。文面から察するに、結果を残している人たちだけが今も引退しないで残っているということでしょうか? そうだとしたら、砂糖さんは自分のことを「私は活躍できなかった人だ」と思っているから、今も引退しないで活躍し続けている人たちを羨ましく思って、頭から離れないわけですよね。 私は負け組 私はおちこぼれ そんなふうに、だれかと比較して自分はダメだと思ってしまっているので、自分以外の「なにかよさそうなもの」を見つけて羨望のまなざしを送ってしまっているのかもしれませんね。 砂糖さんは、子供の頃から自分の身近にいる自分ではない誰かが認められていて、悔しい思いをしてきませんでしたか? お姉ちゃんなのかもしれないし、妹かもしれないし、近所の子かもしません。 一度「このままの私を認めてよ」と言ってみてください。「私を誰かと比較しないで」「このままの私をすごいって言って」と言ってみてください。 砂糖さんは自分のことを、「私は負ける人間」「評価されない人間」「優秀な人と比べて劣っている人間」だと思っているのかもしれません。どこかで「自分は人より劣っている人間」だと思いこんでしまって、それを誰よりも自分が信じているから、自分の周りをとりまく世界にその証拠が集まって来ているのです。 ここでちょっと視点を広げてみませんか? この地球で生を受けて生まれて来る生物の中で、人間だけが「人より凄くありたい」「評価されたい」と思っています。 他の植物や動物は、ただ生まれて、生きるために食べて、休息をして、老いて(もしくは喰われて)、命を全うします。人間だって、ただ生きているというだけで、役割を全うしているのです。 もちろん砂糖さんもです。 砂糖さんも、ただ生きているだけで、役割を全うしているのです。 自分のことをすごいと思いたい、そのすごさを認められたい、と思っていて、それなのに人から認めてもらえなくて苦しい。そんな人は、自分のことをすごいと思っているその底のほうで、自分のことをたいしたことない、とも分かっている人なのです。本気でがんばっても、だれかに負けてしまうことをちゃんと分かっているのです。 実際、本気でがんばってしまって、だれかに鮮やかに負けてしまったら「自分がたいしたことない」って証明されてしまうから…。だから、がんばれなくて牙をしまって、「私だってやればできるのに!」と、悶々としていたりするのです。 本気出してがんばったのに、負けてしまったら、本当に自分がたいしたことないって現実をつきつけられるから…。だから「やればできるのに」ってぼやきながら、何もやらずに、うじうじしてしまうのです。では、どうしたらいいか。 私、たいしたことないんだ。本気出しても、たいしたことないんだ…、ということを。そんな情けない、たいしたことない自分だということを受け入れてください。そして、たいしたことない自分のままで「本気」を出してみてください。 それは、なにか特別に行動に移すとかいうことではなくて、本気を出して生きていこうって決めるということです。あらかじめ言っておきますが、本当にたいしたことない自分と向き合うことになりますよ。だって、どうしたって「上には上」がいるのです。 でも、自分よりすごそうな人が現れるのを見つけては、指をくわえながら「私だって…」って悶々とする人生からは脱却できます。 たいしたことない自分と正面から向き合ってみてください。本気で生きていたら、砂糖さんにとってはあたりまえにできてしまうことで、人より「すごい」ことがあるって気付くと思います。 それは砂糖さんの望む「すごい」ではなくがっかりするかもしれません。でも、その自分にとってはあたりまえすぎてつまらない部分が、砂糖さんの魅力であり、実はだれよりもすごい部分なんです。 「ありのままの自分で、自分らしく生きる」 とても魅力的な言葉ですが、それって「つまらない自分で、自分らしく生きる」そんな姿が素晴らしい、ということなんですよ。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年10月20日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人を信じられない…」という、もっちゃんさん(43歳・医療関係)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスです。 ■もっちゃんさんのお悩み こんにちは。私には友人や恋人と呼べる人がいません。というより誰のことも信じられません。どうせ皆他に大切な人達がいて、私は取り残される、本気で相手にされないと思ってしまいます。とてもつらいです。 でも、パートナーが欲しいので婚活を始めましたが、年上であることを理由に断られたりしてなかなか上手くいきません。今まで誰ともお付き合いをしたことがないので、それも恥だと感じています。一体どうすれば人を信じられるのでしょうか。アドバイスいただけると嬉しいです。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより もっちゃんは、人には自分より大切な人がいて、自分は本気では相手にしてもらえない、婚活をしても今まで誰ともお付き合いをしたことのない年上の女なんか断られるに決まっている、と自分のことを思っているんですね。 まず、どうすれば人を信じられるようになるのでしょうか。というご質問ですが。もっちゃんは人を信じられるようになったら、友人や恋人ができる、と思っていらっしゃるようですが…。 逆です。 信じられるか信じられないか分からない人を、懐開いて中にいれることで友人や恋人と呼べる人になり、それによってその人のことを信じられるようになるんです。 だからまず、信じられないまま、信用していない人を自分の中に踏み込ませてみてください。怖いですよねぇ。 今までもっちゃんは、人を信用していないから以下のような思考と行動を取ってきたと思うんです。 「この(信用していない)人には、私の大事な秘密、教えられない」 「この(信用していない)人とは出かけられない」 「この(信用していない)人とは遊びに行けない」 そんなふうに思って無意識のうちに、人と自分の間に壁を作っていたのではないかなと思います。 その壁を怖いまま取っ払ってください。 「この(信用していない)人に、私の秘密、教えちゃえ」 「この(信用していない)人と出かけよう」 「この(信用していない)人と遊びに行こう」 といった感じです。 「信じられる人が現れてから、自分の心を開こう」と思っているから、いつまでたっても友人も恋人もできないんです。 傷ついてもいいから 裏切られてもいいから 捨てられてもいいから 泣かされてもいいから 自分の心を、相手より先に開いて人と関わっていこう、と思ってみてください。今まで他人に踏み込ませなかった領域に、まだ信用してない人たちを踏み込ませてみてください。そうしたら、もっちゃんの望む「人を信用できる」人になれます。 繰り返しますが、「この人なら信じられるから恋人(友人)になろう」ではなく、どこの馬の骨とも分からない、目の前に現れた他人に自分が、先に、心を許すのです。 もっちゃんが怖れているように、傷つくこともあるでしょう。冷たくされることもあるでしょう。泣かされることもあるでしょう。でも、もっちゃんが思っているより世界は優しいんです。 もっちゃんが心を開いた分、ただの顔見知りだと思っていた人が大きく微笑んでくれるでしょう。自分には関わりのない他人だと思っていた人が、たくさんの愛をその胸の中に送り込んでくれるでしょう。そして、もっちゃんが思っている以上の、喜びと楽しさを受け取れる未来がやってくることでしょう。 ぜひ傷つくことを怖れずに…とはいっても、傷つくことが怖いわけですから、怖れずになんて無理ですよね。 ですから「傷ついてもいい」「裏切られてもいい」「捨てられてもいい」と傷つく覚悟を先に自分の中でしてしまった上で、その頑丈に築き上げられた壁を取っ払ってみてください。 もっちゃんが勇気を出して、心を開く瞬間を心待ちにしております。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年09月08日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自信がない…」という、めろさん(25歳・販売)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスです。 めろさんのお悩み 自分に自信がなくて、決断しないといけないときに迷って不安になってしまい決められない。 心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより めろさんは決断しないといけないときに決められない人なんですね。きっとめろさんは、自分で好きに決めたらいいことを決められなくておどおどしてしまい、相手に決定を委ねたり「どうしたらいい?」って聞いて「だから、めろさんの好きにしたらいいから!」ってイライラされちゃうタイプではないでしょうか。 そしていつもイライラされるから、これ以上イライラされないように「自分で決めなきゃ!」と思う、けど、これでいいのか確信が持てなくて、他人の顔色を窺ってしまいまた苛立たれる。そして一層自分に自信がなくなって、小さく縮こまる。そんなループに嵌っているのではないかなと想像してしまいました。 めろさんは 私の決めたことは間違っている。 私の決めることはうまくいかない。 私の決めることは否定される。 私の決めることは非難される。 私の決断は笑われる。 私の決断はバカにされる。 そんなふうに思っていないでしょうか? もしかして、今まで生きてきている中で、自分の意見を否定されて恥ずかしい思いをしたことがあるのかもしれません。又は自分の意見を堂々と立派に語る人が身近にいて「自分はあんな風には決められない」と思い込んでしまったのかもしれません。 何をきっかけにそれを思うようになったのかは分かりませんが、「自分は否定される」と思っているといろいろなことが決められません。 「自分は認められる」と思っている人でも、出した意見を否定されることはもちろんありますよ? だけど、自分の決断=自分自身になっていなければ、自分の決断を否定されても自分自身を否定されたようには感じないものです。 意見を出す側が確固たる自信を持って意見を出しているわけじゃないように、その意見を却下する側も、確固たる自信を持って却下しているわけじゃないことなんて多々あります。 「(なんとなく)今回はダメ」「(なんとなく)根拠が足りない気がするからダメ」など、なんとなく提示された意見に反対することってあんがい多いものです。なんとなくなのだから、それに対して自分が傷つくなんてバカらしいことです。 もちろん却下する側も、確固たる自信をもって「それはダメ」と言ってくれる場合もあります。それは相手に却下する根拠があるのだから、その根拠を教えてもらったらいいんです。 なんとなく反対しているのか、確固たる自信をもって反対しているのか、の見極めは何度か相手の反応を受け取ってみないと分からない経験の域だったりします。いずれにせよ、自分がなんらかの選択をして相手に提示しない限り聞けない話です ですので、なにか決断の機会が来たら、なんでもいいから決めて、それを相手に伝えてみてください。そして、それに対する反応を受け取ってみてください。 「決められないから困ってるんじゃないか」と言うのであれば、「AとBどっちがいいか決めて」と言われた時に最初に挙がった方を選ぶと、今の時点で決めておいてください。そして「Aがいいな」と堂々と伝えることを体験してください。「なんで?」と聞かれたら「なんとなく」って満面の笑みで答えたらいいです(笑)。 大事なのは返ってくる時の相手の反応に慣れるということです。何度か繰り返しているうちに「なんだ、決めても大丈夫なんだ」ということが腑に落ちると思います。 そのころにはきっと、AとB“自分は”どちらがいいのか、少しずつ分かるようになっていると思いますよ。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年07月28日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「家業を継いであげたいがプレッシャーが…」という、はるさん(32歳・会社員)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスです。 ■はるさんのお悩み 一年前に父の会社に入社しました。まったく経験のない仕事内容で自分の仕事を覚えるのに必死で一年なんとか乗り切りました。父は会社の経営を私に任せるといつも私に話します。働いている社員は自分より年上、私より経験もあり、そういった職員へ注意をしたり指示をださなければいけません。社員とはギクシャクし父からはお前ならできると言われます。家業を続けてあげたいと思いますが、自分ができる自信がありません。これからどうしたら良いのでしょう。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより 私も自分の親の会社を継ぐか継がないかの選択権があった人間です。ですので、多少なりともはるさんの気持ちは分かるような気がします。 その会社は祖父が共同経営で立ち上げた会社で、婿養子の父が跡を継いでいました。子供の頃から言葉で明確には言われないけど、婿養子をとってその人に会社を継いでもらうか、私が会社を継ぐかという“雰囲気”が漂っていました。 雰囲気だけです。一度だけ、社会人になってから「うちの会社を継ぐ気はあるか」と聞かれたことがありますが、正式に継いで欲しいと言われた事はありませんでした。結局どうしたかと言うと、私は父の会社は継ぎませんでした。 その後、経営がうまく行かず同業他社に買収されて(というか、買収してもらって)祖父達の立ち上げた会社はなくなりました。会社を継ぐなんて荷が重すぎると思って、入社もしなかった会社でしたが、継いでいたらとても大変だっただろうな、と思います。 そんな経験を経て、私がはるさんに言いたいことは、はるさんが継ごうが継がなかろうが、大きな流れの中ではたいしたことではないということです。 私の祖父も父も繋げるものであれば、繋いで行ってほしいという願望はあったと思います。入社はしませんでしたが、アルバイトに行ったことはあり、古くから勤めている社員さんに「3代目、頼むよー」って言われたこともあるので挨拶程度だとしても、社員さんの中でも多少の期待はあったのでしょう。 私ですら感じていた「期待」です。はるさんは、その両肩にのしかかる「期待」を感じているのではないかな、と思います。 はるさんは、「お父さんの期待を裏切ってもいい」って言えますか? 繰り返しますが、はるさんが継ごうが継がなかろうが、大きな流れの中ではたいしたことではないです。ここにきて「継ぐのをやめる」って言うのもアリです。 でも、数ある人生のなかで会社の経営者になるチャンスを持っている人もなかなかいないですよね。別の視点でのお話もさせてもらいたいと思います。 私が最初に勤めた会社にも社長の血縁がいました。彼は同期入社だったので親しくしていましたが、分からないことは素直に聞いて、実直に働いていました。見た目は遊んでいそうな感じだったのですが(笑)その働きぶりと素直な性格に先輩社員たちもすっかりその彼のことを気に入っていました。「ちゃんとしなきゃ」という気負いがなかったのも良い影響を及ぼしたのではないかなと思います。こういう2代目なら歓迎されるんだろうな、というのも横で見ていて分かりました。 社員さんたちは、雇われているということを分かっていますし、経営側に回ろうとも思っていないです。自分たちが安定して働き続けるために、後継者である、はるさんのことを疎んじたりはしないはずです。基本的には信頼したいはずですもん。 そうは言っても、どうしたって長年勤めてくれている社員さんと比べたら、経験もスキルも足りないわけです。はるさんには求められてる役割が、社員さんとは違うんです。そして、現経営者であるお父様とも違います。だから「経営者としてしっかりしなきゃ」と思う必要はないです。 継いでいくとしても魔法の言葉は一緒です。 「お父さんの期待を裏切ってもいい」 お父さんのような立派な経営者にならなくてもいいです。お父さんががっかりするようなトップになっていいです。ダメでできなくて、社員さんに甘えてばかりの経営者でいいです。 できなくて、ダメで、甘えて、仕事してもらうそんな愛されるトップになってください。そしてそのできないダメダメなトップになった先に、自然と発揮される自分の底力を信じてみてください。 大丈夫です。はるさんは、あのお父様に「おまえならできる」と見込まれている人なのですから。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年06月16日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもができなくて悩んでいます」という、ななさん(29歳・営業)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスです。 ■ななさんのお悩み 結婚2年目、子どもができなくて悩んでいます。1日も早く子供がほしいと思い、結婚半年から不妊治療を行っております。特に悪いところは見つからずタイミング指導を受けています。 仕事もあり、体力的に疲れていていいタイミングでできなかったり生理が来てしまったりしたときの落ち込みやイライラが募る一方で、最近は小さい子供を見るのも嫌になってきてしまった自分がいます。 子供は好きなはずなのに、友達の妊娠報告やSNSなどでの子供の誕生日やイベントの投稿を見る度に悲しい気持ちになってしまいます。このイライラが体によくないんだと分かりつつも、このまま子供ができずに旦那や親をガッカリさせてしまうのではないかと不安です。 ちょっと風邪をひいたり花粉が辛くても、妊娠してるかもしれないと期待して薬を我慢しなくてはいけないときは、こんなにまでしてなんで子供がほしいのか分からなくなるときもあります。周りから祝福されたり友達と子供の話で盛り上がったり、それがしたいためだけに子供がほしいと思っているのか、自問自答の日々です。 どうしたら気持ち穏やかに過ごせるのでしょうか。このままでは、いつもは穏やかで優しい旦那との仲も悪くなってしまうのではないかと不安です。よろしくお願いします。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより もしかしたらななさんは、心のどこかで、子供を持てない自分は『不完全』だ。と思っていませんか? 中学を卒業したら、高校へ行って。高校を卒業したら、大学へ行って。大学を卒業したら、ちゃんと稼げるように働きなさいね。ほどよい時に、贅沢は言わないから、普通の人と結婚してね。しばらくしたら、孫の顔が見られるのよね。「おばあちゃん」なんて嫌だけど、孫の顔は見たいわ。ななにはそういう「普通の幸せ」を歩んでもらいたいの。 そんな「幻聴」が聞こえていませんか? 「だんなの期待を裏切ってもいい」 「親の期待を裏切ってもいい」 「子供が産めなくてもいい。それでも私は愛されている」 そう呟いてみてください。どんな気分になりますか? 「このまま子供ができずに旦那や親をガッカリさせてしまうのではないかと不安です」と書かれていますね。 ガッカリさせてしまいそうで不安なんですよね。そうですね。ガッカリされるでしょう。子供がいたらよかったなぁと思われるでしょう。 でもそれは、ななさんが楽しんで生きていて、ななさんが笑っていて、ななさんが自分のことを大事にしているのが大前提だと思います。その上でさらにななさんの子供もいたら最高にいいなぁ、という願望なんです。 こうするのが良い、と思われがちな“普通”や“一般的”にとらわれていると、ライフイベントの適齢期が来るたびに悩みに落ちます。 学生を卒業して、一般企業で働き続けられない自分をダメだと思ってみたり。結婚適齢期を過ぎても結婚できない自分をダメだと思ってみたり。出産適齢期を過ぎても出産できない自分をダメだと思ってみたり。子供が教科書通りに成長しないのをダメだと思ってみたり。…キリがありません。 たとえば私の場合で言うと、結婚適齢期を過ぎても結婚できていない女にあたるのかなと思います。 やっぱり“人並みに”結婚したいと思う時もありますよ。“親の期待”に応えたくて結婚したいという思いを持っていた時もあります。一般的に結婚していた方が“良さそう”だから結婚したい、という思いが強かった時期もあります。 いまはわりと落ち着いていて、「結婚してもしなくても、どっちもアリかな」という感じです。 やっぱり友達と会えば、「結婚考えてる人とかいないの?」という話題になったりする時もあります。こういう話題も挨拶のようなものです。たんに「結婚していない」という状況なだけなのに、そこに×をつけていると、こんな話題にも過敏に反応したりします。 「うん、私はいま結婚していないね。いつかするのもいいね。しないならしないで楽しくやっていけそうだよね」って思っていたら、素直に「いい人いたら紹介して」って言えたりするものです(笑)。 ななさんもね。「子供がいてもいなくてもいい」「旦那や親をがっかりさせてもいい」と、呟きながら、子供のいない人生に思いを馳せてみてください。「がっかりさせてもいい!」と腹をくくれたらそれはそれでアリだな。とふっと肩の力がゆるんだりします。 「でもやっぱり欲しいな」と思っても、もちろんよいです。 そんなふうに揺れてもいいんですよ。気持ちは揺れて当然ですよ。欲しいものは欲しいんですもの。でも、なくてもアリなのかもしれない。 そんなふうにあっちいってこっちいってとゆらゆらしていると、肩の力がふわっと抜けます。そんな時にきっといい知らせが届くものなんじゃないかなと思いますよ。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年05月05日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「素直に感情を出せない」というバンビさん(34歳・接客業)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスをいただきました。 ■バンビさんのお悩み どこかで冷めた心を持っていて、心から笑ったり、泣いたりできなくて、自分に対しても家族や人に対しても素直になれず、良くも悪くも思い込みが激しいから人との関わりが怖い所があります。素直に生きていきたいけど、自分を信じきれていないところに長い間悩んでます。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより 心から笑ったり素直になれないのは自分を抑えているから、ということもあるかもしれません。私の話をしますが、私も「どこかで冷めた心を持っていて、心から笑ったり、泣いたりできない」人でした。 昔から優等生で、大人しくしていないといけない、いい子でいないといけない、と思って過ごしているうちに、はしゃいだり浮かれたりするのは自分のキャラではないと思うようになりました。 そう生きているうちに、他人から「キャラじゃない」と思われるようなことは恥ずかしくてできなくなってしまっていました。 なんで心が動かないか…。それは心が動くことを避けているからです。 建前の気持ちを「変だ」といわれても、笑われても恥ずかしくないけど、心から湧き出た気持ちを「変だ」と言われると悲しくて恥ずかしいのです。 だから本心を出さないようにしました。でも本心に気づいてしまうとどうしても出したくなってしまいます。だから本心に気づかないように自分の気持ちに鈍感になりました。そうしているうちに自分の気持ちが分からなくなりました。 すると、当然心から笑ったりできません。楽しくないんですもの。友達なんてできません。何を考えているか分からない人に、人は近寄ってきません。そんな風に窒息しそうな毎日を送っていました。 そんな私が、「変だと思われてもいいや」「笑われてもいいや」「理解されなくてもいいや」「私はこれが好きなんだ」と、人前で裸になるくらいの恥ずかしさに耐えながら、自分の気持ちを少しずつ出すようになっていきました。 そうは言っても、ずっと意識して鈍感力を高めてきたのでなかなか自分の気持ちも分からなかったりします。それでも気づいた気持ちを、タイミングがずれても外にだす「訓練」をしました。そう、これは訓練です。 そんな訓練を続けているうちに気づいたら私は、自分の気持ちを外に溢れ出すことができる人になっていました。 先日、自分の「好き」を全開に出してみました。好きなアイススケーターに会いにいって、その時の喜びを外に向かって出してみたんです。出してみたというより、昔に比べて感情の蓋が無くなっていたので、勝手に溢れてしまったという感じだったのですが。 その時の周りの反応は「可愛い!」「いいなー!」「そんなふうに好きを出してもいいんだ!私ももっと出していく!」と肯定的なものばかりでした。 「そんな様子初めて見る!」という声も出ました。 そう。昔の私はこの反応がイヤだったのです。「キャラじゃない」「意外」「そんな人なんだ、知らなかった」既に出来上がっている型にはまった自分でなければ恥ずかしい。と思っていたんですね。 そんなの、とてもおもしろみのない人間ですよね(笑)。 ですからそんな人は「恥ずかしいけど出してみる」という、心の露出狂になってやる! くらいの意気込みで過ごしてみるといいかもしれません。そうしてみると「なんだ、みんな、裸だったんだ。私だけ服を着てたんだ。逆に恥ずかしいわ!」ということに気づいたりします(笑)。 素直に生きるということは、自分の本心をさらけ出して、傷つくかもしれない覚悟をするということなのかもしれません。 私の体験談がバンビさんの参考になれば幸いです。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年03月24日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「結婚に焦りを感じ始めてしまった」というめぐみさん(27歳・会社員)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスをいただきました。 ■めぐみさんのお悩み このくらいの年齢の、独身女性にありがちだと思うのですが、将来への不安があります。私は子供のころからずっとなりたいと思っていた住宅設計の職業についています。なりたい職業がある、さらに希望通りの仕事につけている人なんて一握りだと思うのでとても恵まれていると思っています。担当したお客様家族に喜んでもらえることも嬉しく、そのためなら残業もそんなに苦ではありません。 一方で、自分は? と不安になります。お客様のために休日出勤もあり、平日休みの1人暮らしで出会いもなく、友人にもなかなか会えません。年齢的にも第一次? 結婚ラッシュで、友人をうらやましく思ってしまいます。かといって流行りの街コンに行くタイプでもないし…と思ったり、自分磨きにかける時間がない! と言い訳して努力しない弱い自分もいます。自分が育ててもらったように、家庭もいつかほしいと思っているのにこのまま私は毎日会社と家の往復で1人で生きていくことになるのかな? と考えて不安で仕方ありません。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより おっしゃる通り、そのくらいの年齢以降の独身女性にありがちのお悩みですよね。ひとつ質問したいのですがめぐみさんはどうして「結婚したい」のでしょう? もしかして「結婚」というものをしたほうがよさそうだ。と、思っていませんか? 世間的に、親のために、周りを見渡してもやっぱりそろそろ結婚をしておいたほうがよさそうだ。結婚していないと一人前と認められない。結婚もできない女と見なされる。そんな風に思ってはいないでしょうか。 たしかに今の日本では一般的にそういう風潮があるかとは思います。でも、「結婚」が必要ない人っていると思うのです。結婚しない人生を選ぶ人がもっと増えたっていいのではないかと思うくらいです。 めぐみさんは今、ずっとやりたかった仕事についていて充実していることかと思います。では、どうして今、そのやりたい仕事ができているの? って聞いたらどうでしょう? もちろん、自分でそうなるために努力した部分もいっぱいあるとは思いますが「たまたま」いまそのやりたいことをさせてもらえているという感覚はありませんか? めぐみさんが、結婚している友達をみて「いいなー」と思う感覚と。めぐみさんが、やりたいことができていない人から見られて「いいなー」と思われる感覚は同じなんです。 たまたま、流れに乗ってやりたいことをしている。たまたま、流れに乗って結婚をしている。その人に必要な流れが、その人のためにやってきているんです。 結婚の流れ、恋愛の流れが来ていない時に、なんとかして流れを引き込もうとするのは、川の流れを変えるくらい、エネルギーのいることだと思います。ですから、いったん「結婚」への執着を捨ててみるのも手ではないかなと思います。 その上で、めぐみさんにひとつアドバイスをするとしたら。自分磨きをする前に、街コンに行ってください。 そもそも「街コンに行くタイプ」ってなんでしょう? 「自分磨きをしてから」というのは「ヒトサマにお見せできる自分になってから」ということですよね。そんな風に思っていたら、いつまでたってもヒトサマにお見せできる時は来ませんよ。 今のままのめぐみさんで、仕事ができる真面目な女が街コンに行ったら、浮くのかもしれませんね。でも、たくさんの人の中に似たような人がひとり紛れ込んでも、だれにも見つけてもらえませんよ。逆に言うと、そこはめぐみさんの個性が際立つ場なのかもしれません。もしくは、めぐみさんが想定する通り、その場所は馴染むことができず居心地の悪い場所なのかも知れません。行ってみないと分かりません。 ですので、いまのそのままのめぐみさんの姿で。自分磨きをする前に街コンに行ってください。検討をお祈りしております。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2015年02月10日年末の大掃除は終わりましたでしょうか? 年末年始はテレビも特集番組ばかりになり、家族揃っての恒例行事も終わるとやることがなくて退屈だったりするものです。 そんな時に、心の大掃除はいかがでしょう? 一人でできるお金のかからないオススメの大掃除。 私たちは日々、頭の中のたくさんの思考とともに暮らしています。私たちの頭は一日中いろいろなことを考えています。無意識のうちにいろいろな想念が浮かび上がっては消えていきます。 悩んでいる時、うまくいかない時、進めない時などは、頭の中は思考でいっぱいで、息苦しくなっていたりします。 そんなとき、私は大きな紙を用意して頭の中を書き出す(掻き出す)作業をします。どのくらい大きな紙かというと、おすすめなのは模造紙です。ちょうど、2014年12月も終わろうとしています。12月のカレンダーの裏なんかもちょうどいいですね。 模造紙と書きやすいペンを用意します。そして、今あなたが頭の中に思っていることを書き出していきます。 大学ノートの大きさに慣れている私たちは、はじめはどこに何から書いていいのか分からなくて戸惑うかと思います。それでもまずひとつテーマを決めて書き出すと次から次へといろいろなことを思い出すでしょう。 ・今の悩み ・なりたいもの ・目標 ・欲しいもの ・嫌なもの ・今日の予定 ・明日の予定 ・買い物リスト など、思いついたものをどんどん書いていきます。自分にとって「意味がありそう」と思う大きなテーマから、書くまでもないかと思うような小さなテーマまで。思いついたものをどんどん書く。 丁寧に書く必要はないです。誰かに見せるものではありません。あらかた書き終えたら手が止まることもあるでしょう。そうしたら、美味しいお茶でも淹れて一息つきましょう。 それまでに書いたその紙を眺めながら、お茶を飲んでいるとまだ次に書くことを思い出すのではないでしょうか。 これを一日がかりでやってみてください。一日がかりです。壮大な「頭の大掃除」です。自分の頭の中にあるものを全部絞り出すつもりで全部書いて、もうどこを探しても何も出てこないと思ったらおしまいです。 さあ、あなたの目の前にあなたの頭の中身が広がっています。あなたの頭の中にモヤモヤと広がっていたものが全部目に見えるカタチで出てきました。 この爽快感はやった人にしか分かりません。 書き出した紙は何に使うわけでもありません。とっておいてもいいですが、ビリビリにやぶって捨ててしまっても大丈夫です。 後になんの形に残るわけでもないのに、これで私は人生が前に進みだしました。 だまされたと思って、この年末年始、あなたの頭の中の大掃除をしてみませんか?
2014年12月30日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門による「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんから、一歩を踏み出せないで悩む全ての方へ、温かくも力強いアドバイスをいただきました。 決断できない。仕事をはじめられない。恋人と出会えない。選べない。そんなあなた。 もしかして、あなた。ひとつを選ぶと、無限に広がる自分の未来という世界が狭くなる、と思っていませんか? 最良のものと出会いたい。最良のものと出会う前に手近なもので決断したくない。そんな思いが、あなたの決断を鈍らせていませんか? 選択できず、前に進めず。ずっとそこに居続ける。 いつまでそこに居続けますか? 今、思いついているアイディア。 今、これならやれそうかな、と思っていること。 今、目の前にある人脈。 それがあなたのすべてです。 今、あなたがいる場所で、神様は与えられるすべてのものを与えてくれています。それだと、あなたが思い描いているパーフェクトな夢とはほど遠いのかもしれないですね。もしくは、やるからには完璧を求めているのかもしれませんね。 起業したら、サラリーマンの友達に羨ましがられるくらいの大成功。歌を歌うなら、有名アーティスト並に人を感動させるくらいに歌えるようになってから。文章を書くなら直木賞並のものを書けるようになってから。着物を来て外を歩くなら、どのおばさまにも文句を言われないくらいぴしっと着こなせるようになってから。 ハードルを上げすぎて、そんなふうにはできない自分に直面するのがイヤで、足を踏み出せずにいたりしませんか? 足を踏み出さなかったら無限に広がる可能性が。目の前にあるこの選択肢で妥協してしまったら、私の可能性が急激に狭まる。私はこの程度で終わってしまうのだと思ってしまって、今、目の前にある選択肢から1つを選ぶことができないのかもしれません。 逆です。その程度の一歩を踏み出さないことには、可能性は広がらないんです。 その程度の一歩を踏み出すことで、その程度の選択をすることで、あなたの人生が動き出します。そうして、動き出したあなたの人生が、次の一手を見せてくれるんです。 幻想のままの無限の可能性を惜しんで、その場所に居続けますか? 無限の可能性が消え去る覚悟をして、その程度(に見える)選択をしますか? 三叉路の道で一本の道を選ぶと、行けたはずの2つの道を捨てることになります。可能性を2つ捨てる気分になって選べないのかもしれません。安心してください。1つを選んだ先にまた五叉路が現れます。 ひとつに決めても未来は狭まりません。もう一度、聞きます。 幻想のままの無限の可能性を惜しんで、いつまでその場所に居続けますか? まずひとつ選んで、前に進んでみませんか。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年12月23日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分の特技を活かして成功したい!」と悩むRioさん(25歳・介護員兼 音楽療法士)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスをいただきました。 ■Rioさんのお悩み こんばんは。北海道の音大OGです。私は小さい頃からピアノ講師が夢でした。しかしいざ社会人になると、大手の音楽教室は小遣い程度の収入。専門学校の保育科ピアノ講師さえ、空きがない現状。中学から音楽科で学んできた身としては、生活のためとはいえ介護をするのはいたたまれません。 社会人3年目。いい加減、音楽を活かせる仕事がしたい。学生の時は声楽を学んだこともあり、TV番組の「うたのおねえさん」になりたいと本気で考えています。自分の気持ちに正直に、人生を成功させたいです!! どうか、哀れな小娘を救ってください。お願いします。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより rioさんはピアノの先生になりたかったんですね。それは大手の音楽教室に雇われないとできないことなのでしょうか? 雇われてもお小遣い程度で食べていけないとのことですが、それでは現状の介護職との二足のわらじだったらどうですか? 両立させるには介護職はきびしいということでしたら、やりたい仕事をやるために「生活のための仕事」に転職してみたらいかがでしょうか? その上で、本業がお休みの時にピアノの先生をしてみるというのはどうですか? その選択肢の中には「開業」という手もあると思います。自分のおうちもしくはレンタルスペースでピアノ教室をはじめる。そんな本も出ていますし、ノウハウもネット上に溢れています。もちろん、その通りにしたからといってすぐに軌道に乗るわけではないと思います。 お客様(生徒さん)に来ていただくためには、商品(講師としての自分)が魅力的に見える売り出し方も考えなくてはいけないでしょうし。教室をするための場所も整えないといけないでしょう。いずれにせよ、いろいろな努力を必要とするとは思いますがそれでも、夢だった仕事を現実のものとするための努力は楽しいものです。 私も、心理カウンセラーを仕事にしよう。個人事業主としてやってみよう。と思った時にまず思ったのが、「食べていける気がしない」という不安でした。いままで自分でお客さんをとって、稼ぐという働き方をしたことがないのです。当然の不安だと思います。そんな時に、まず私がしたのは、「自分で自分を売り込んで、お客さんを集めて、お金をいただく」という練習をすることでした。 具体的には、私の場合はパステル絵の教室を開いてみました。パステル絵の教室を開ける場所を探して、自分のブログで告知をして、集まってくれた生徒さんからお金をいただく。という「経験」を積んだのです。もちろん、ぜんぜん生徒さんが集まらなくて、ゼロの時もありました。人生はトライ&エラーです。うまくいかなかったら、「どうしたらうまくいくだろう?」と次の手を考えるのです。 そういった試行錯誤をゲームのように楽しんでみることが、大事だと思っています。うまくいってもうまくいかなくてもいい。これ、試してみたらどうなるかなぁ? という軽い気持ちで挑戦することが、ひとつの失敗を大きく捉えすぎること無く、気楽に「ああ、だめだったなぁ。次どうしようかなぁ」と考えられるのです。 そのために、生活の基盤は別で持っておく方がいいと私は思います。だから「両立」はいかがですか? と最初に提案させていただいたんです。生活するための収入源を確保したまま、やりたいことに挑戦する。やりたいこと一本でいけそうな気がしてきたら、生活のための仕事とピアノ講師の割合を変えていけばいいんです。 ピアノ講師でもうたのおねえさんでもそうですが。「ひと晩寝て、目が覚めたらうたのおねえさんになっていた!」というものではないですよね。今いる場所でできる小さな一歩が必ず、どんなことでもあるはず。それを「こんなことしても…」と思って、やりはじめもしないからずっと同じ場所に居続けるのです。 rioさんが今できる一歩ってなんでしょうね? スタート地点の「今」からゴールの「ピアノ講師・うたのおねえさん」に向かっていくにあたって、やるといいことを思いつく限り書き出してください。その中に今日、今からできることってありませんか? それをまずはやってみてください。「千里の道も一歩から」昔の人の言葉は何かと的を射ていると思いますよ。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年11月18日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「真似すること、されることが嫌だ」というきらりんさん(36歳・会社員)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスをいただきました。 ■きらりんさんのお悩み 私はカウンセラーを目指して少しずつ叶えようとしておりますが、ある一つの感情が邪魔をします。それは「真似をしてはいけない」です。 「こんなことを体験して克服した…、そのことをブログの記事にしようと思うのですが、他のカウンセラーさんが同じようなことを書いていた…じゃあ真似になるから辞めよう…、こんな専門のカウンセラーになろう! でもあの人が同じような専門でやってるから無理だわ~、真似になる…辞めよう」という具合で真似をしたらいけないって思ってしまいます。 そして逆も、すごくイヤで真似されるのもイヤなんです。髪型真似された…、服装真似された…、持ち物真似された…。どうしたら真似しても良いと気持ちを切り替えられるのでしょうか? ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより きっと、きらりんさんには、誰かに真似をされて嫌な気持ちになった経験があるんですね。「髪型を真似された。服を真似された。持ち物を真似された。」そのときどんな気分になったんでしょうね。「私の盗られた!」「私の物なのに!」「私が特別なのに」といったところでしょうか。 きらりんさんは、「自分だけのもの」「自分だけの特別感」というものに憧れや渇望にも似た気持ちを抱きませんか? ためしに次の言葉を言ってみてください。 「私だけを見て」 「私の物を盗らないで」 「私だけ特別扱いして」 「私のこと好き?」 言ってみてどうでしょう? 何かが心の琴線に触れませんか? 「あのとき」本当は心の奥に湧いた言葉。言いたかったけど、言えなかった言葉のような感じがしないでしょうか? もし、ここに挙げた言葉を言ってみることで、心の奥底にある本当の気持ちが揺れ動くような気がしたなら「ああ、私は特別でいたかったんだなぁ」と気づくだけで、まずは良いと思います。 ところで、きらりんさんは「守破離」という言葉を聞いたことはありますか? 辞書を引くとこのように書かれています。 守破離【剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。】 私は楽器やペン習字や日舞を習っていたので、よくこの「守破離」という言葉を意識します。なにをはじめるにせよ、最初は「守」ばかりです。きらりんさんの嫌悪されている「真似」です。 先生の、師匠の真似をする。お手本通りになぞっていく。先生のように演奏しよう。お手本の文字をなぞろう。先生のように舞おう。その姿勢は、私にとってはカウンセリングでも同じでした。師匠である心屋仁之助さんの真似をしようと思っていました。 楽器もペン習字も日舞もカウンセリングも、「真似よう、真似よう、真似よう、真似よう」としているので、似てきます。が、どうしてもお手本そのものにはなれません。どうしても、どうがんばっても目指しているのもそのものにはなれません。 それはもちろん目指しているものと比べて、欠けている部分もあるのですが、出ている部分もあったりします。出ている部分は自分ではなかなか気づかなかったりしますけどね。それが個性というものだったり、独自性というものなのではないでしょうか。私はそう思います。どうしたって、自分色が出てきてしまうんです。 どの分野にせよ、ほぼすべてが真似や模倣からはじまっています。完全100%オリジナルの物が生み出せるのは真の天才というべき人だけなのではないでしょうか?(100%オリジナルなんていう物があるのかどうか分かりませんが) きらりんさんは、「あんなふうになりたいな」「憧れるな」と思う人の真似から初めていいんですよ。むしろ徹底的に真似してください。たぶん、最初は自分の独創性のなさに嫌気がさして、すぐやめたくなると思います。そんな時はこうつぶやいてみてください。 「つまらなくてもいい」「二番煎じ、三番煎じでもいい」と、つぶやきながら、つまらないブログを書き続けてみてください。単調な、どこまで続くとも知れない人真似の先にきらりんと輝く個性が光り輝くはずです。 大丈夫です、きらりんさんの中にはかならず個性が詰まっていますから。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年10月07日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「彼との結婚を待つべきか、別れるべきか」と悩むまおさん(32歳・看護師)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスをいただきました。 画像:(c)taka - Fotolia.com ■まおさんのお悩み 付き合って3年目の一つ下の彼氏とのことです。付き合った当初から彼が結婚に前向きでお互いの両親にも会い、すぐ結婚だと思っていました。しかし結婚前に同棲を始めたこと、彼が昇進したことなどが重なり結婚は今すぐじゃなくてもと言うようになりました。 不安でしたが両親にも会ってくれたしと同棲を続けました。それから1年半経ち、九州へ彼が転勤になりました。私は結婚してついていきたかったのですが、彼は落ち着くまでは結婚できないと。泣く泣く遠距離恋愛をしています。 私も年齢的にも距離的にも長くは待てないと言っています。彼はまだ社会人となって4年で守りに入りたくないと言います。彼は私を結婚相手とは見ていなくて単に逃げているだけだと感じていますが、普段は仲が良くできれば彼と結婚したい思いがあります。彼がその気になるまで待つのは辛いです。追い詰めたくないけど期限を決めて決断できないなら別れを選んだ方がいいのか悩んでいます。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより 32歳。付き合って3年目。それは悩みますよねぇ。私も同世代なので気持ちはとても分かります。気持ちは分かりますが「AとBどっちにしようか悩んでます」という方はだいたいほぼ100%、どちらにするかは自分で決めています。 こういった質問をする方が本当に聞きたいことは「Aにしたいのですが、この選択で間違っていないですか?」ということだと思います。私はそれで幸せになれますか? 後悔しませんか? ということを、聞いているのだと思うんです。 たとえば、3年付き合って結婚まで考えた彼と別れて、次の人を探す。…面倒ですよね。イチから恋愛して、関係性を深めて、結婚。本当にそんな人と出会えるのか、という不安も出てくるかと思います。 それではもう一方の選択肢、今の彼を信じて待ち続ける。…いつになるか分からない。年齢のこともあるし、袋小路になるような気がして不安ですよね。こう言った状況は、人が岐路に立たされたとき、共通に感じる不安のパターンだと思うのです。 職場を変わろうかと思う。今のままの場所で地道に続けていった方がいいのか。それとも勇気を出して変わった方がいいのか。留学するか、しないか。結婚するか、しないか。やるか、やらないか。 心屋の考え方を知ってる方に最近よく聞かれることがあります。「心屋では損する方を選べといいますが、この場合どちらが損する方ですか?」そんな二者択一の質問。 結局「どちらを選んだら、正解ですか?」「どちらを選んだら、幸せになりますか?」ということを聞いているんですよね。失敗したくないし、うまくいく未来がほしい。気持ちは分かりますが、失敗してもいいから自分が「したい」と思う方を選ぶのが一番だと思います。 こう考えてはどうでしょう? 新しい恋をするも、今の彼を信じて待ち続けるもどちらを選んでも自分は幸せになれる。 「どっちを選んでも、私は、幸せになれる」そんな前提なら、まおさんはどちらを選びますか? 別れるか。続けるか。まおさんはどちらにしたいですか? どちらにしたら「いい」か。どちらにする「べき」か。どちらにしたら「間違えない」か。そういった基準で選ぶのではなく、自分の気持ちとしてはどちらに「したい」のか。どちらを選んでも、後悔するかもしれない要素があるんですよね。 その後悔するかもしれない要素を受け入れてみてください。それが心屋が言っている「損してもいい」ということの意味です。 「後悔してもいいから、別れよう」 「後悔してもいいから、信じて待とう」 大丈夫です。どちらを選んでも、まおさんは幸せになれます。まおさん自身で決断して、扉を開いてみてください。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年08月26日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「輪の中に入れない」というチェリ子さん(23歳・接客業)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスをいただきました。 ■チェリ子さんのお悩み 人間関係がうまくできません。いつもムッとしたように見られがちで、“感じの悪い子”と周りから思われてしまいます。誰とでも仲良くなれる人や、慕われる人がうらやましく思います。輪の中にも自分から入っていけず一歩引いた場所から眺めるような感じです。自分の悪口言われてるんじゃないかとも勝手に考えて勝手に落ち込んでいきます。 こんな性格なので友達も少なく、なんでも言える人もあまりいません。まぁいっか、で済ませればいい話なのですが、考えすぎてしまう性格でもあるのでネガティブ思考が止まらなくなります。元同僚にはネガティブよりもポジティブの方が楽しいよと言われました。確かにその通りです。考え方次第ですが、物事をポジティブに考えられるくらいの柔軟性もありません。 みんなのように会社でもワイワイ話したいし人生損してるなんて言われたくありません。自分自身を理解していないこともあるのでしょうか。どこをどのように変えていけばいいのかわかりません。これからの人生を楽しんでいきたいのでよろしくお願いします。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより チェリ子さんはいつもムッとしたように見られがちで、自分から輪の中に入っていけないんですね。チェリ子さんは昔からずっと「私はコミュニケーションがうまくできない」「友達の輪の中に入れない」と思って過ごしてきたんだと思います。 私はこんな人だから、みんなに嫌われてあたりまえ。 私はこんな人だから、馴染めなくてあたりまえ。 私はこんな人だから、ダメ。 そんな自己卑下の言葉を自分自身に投げかけ続けてきたのではないでしょうか。「私は人間関係がうまくできない人だから」と思っているから、そんな自分にお似合いの状況を、まわりにいっぱい集めてくるのです。 私だけ除け者にして、いつも楽しくおしゃべりしているあのグループ。なんだか私の悪口を言われているような気がしてしまう。ああ、また。ちょっと無理して輪の中に入ってみたけど、やっぱり私がいない方が盛り上がってるみたい…。そんな証拠ばかりを集めて、苦しんでいるんです。 知っていましたか? チェリ子さんの周りの人は、チェリ子さんを受け入れたくて、待っているんですよ? それなのにチェリ子さんがかたくなに、「馴染めない自分」で居続けるから、周りに馴染めないという証拠ばかりが集まってくるんです。 人間は見たい物を見る習性があります。人はみんな、自分が見たい現実を見ているんです。 簡単に実験してみましょう。今自分がいる場所で「赤い物を見よう」と意識して、顔を上げて周りをぐるっと360度見回してみてください。さっきまでは目に入ってなかった「赤い物」がいっぱいありませんか? それと同じことが、チェリ子さんの周りをとりまく「現実」にも起きています。チェリ子さんは「馴染めない自分」の世界を見たくて。「馴染めない自分」である証拠集めばかりしています。そして、その証拠が集まってきて「ああ、嫌だ」と嘆いているんです。 なぜそんなことをしているかというと、「人間関係がうまくいく自分」「他人と馴染めている自分」というような世界を見ると不都合なことが起こるからです。 もし、チェリ子さんが「人間関係がうまくいく自分」「他人と馴染めている自分」でいられる世界に生きていたら、今と何が違うでしょう? おそらく、人の輪の中にぐいぐい入っていかなくてはいけなくなるでしょうね。だって、他人と馴染めているんだから。人の輪の中にぐいぐい入っていく自分。想像しただけでちょっと怖くないですか? やったことがないから怖い? それをしてしまったらどうなるか分からないから怖い? いいえ。つまらない自分が露呈するのが怖いんです。 輪の中に入らず、感じの悪い子として、一歩離れたとこから輪の中のみんなを眺めていたら、「つまらない」と思われることはないですもんね。だからチェリ子さんは遠巻きに彼らを眺めているんです。 「チェリ子? あの子つまんない」という決定打を受けないように、自分を守っているんです。輪の中に入ってしまうと、そんなふうに傷つけられると、信じて疑ってないんです。だから、そーっとそーっと、傷つかない場所に立っているんです。 そんなひとりぼっちの場所にいるのが、もう嫌ならば、輪の中でみんなと楽しく笑い合える自分として生きていきたいと思うのならば、 「つまらない人だと思われてもいい」 「だって私超つまらないし」 そんなふうに思って、勇気を出して、輪の中に入ってみてください。ひと言もしゃべれなくてもいいです。挙動不審になってもいいです。お地蔵さんのように固まってもいいです。 そんなつまらないチェリ子さんでも大丈夫なんです。周りの人は、そんなつまらないチェリ子さんだから受け入れてくれるんです。 つまらない自分を露呈する勇気を出して、そのつまらない自分だから受け入れられる。そんな体感をした近い未来に、みんなの輪の中で大口を開けて笑っているチェリ子さんがそこにはいるはずですよ。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年07月15日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「彼氏いない=年齢」でお悩みのAB型さん(26歳・保育士)へ、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスをいただきました。 ■AB型さんのお悩み 彼氏いない=年齢です。合コン、街コン、婚活パーティー、紹介など出会いを求めているつもりです。いいなと思った人がいたら自分なりに努力して連絡しデートをしますが、一度きりでその後は誘っても連絡が途絶える・・などで実りがありません。こんな自分が情けないです。自分の劣っている所を見つけ、ダメな所は極力直すようにしているつもりです。魅力がないことはわかっていますが、本当に寂しいです。どうすればいいですか? ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより 彼氏いない歴が年齢の時期ってなんだかとっても寂しいですよね。まわりの友達は彼氏がいるのに。どうして私だけ彼氏ができないんだろう、と。この先私は、だれかとおつきあいをする、ということができないままおばさんになっていくのかもしれない、などと思ってしまったりしますよね。 どうすればいいか…。私のアドバイスは…。 「まあ、いいじゃないか」と、思ってみることです。まあ、彼氏がいなくてもいいじゃないか。この先、彼氏いない歴を更新していっても、いいじゃないか。このままおばさんになってもいいじゃないか。結婚できなくてもいいじゃないか。今を楽しんで遊ぼう。そんなふうに考えてみたらどうでしょう? いったん、出会いを求めることをやめてみることをお勧めします。もしかしたらAB型さんの周りには、人生で一度も異性と付き合ったことがないという人がそんなにいないのかもしれません。 実は、そんな人は世の中いっぱいいます。ここのお悩み相談窓口にもこういった恋愛できないという方の相談がいっぱい並んでいます。恋ができない。結婚したいけどどうしたらいいか。私の過去のトラウマが。 そのように思っている方全員に言いたいのですが、いま、あなたにパートナーがいないのは、あなたの魅力がないせいでもないし、あなたのアピールが足りないせいでもないし、心理的ブロックがあるせいでもなく…。 たまたまです。 もちろん、もしかしたらあなたの魅力が足りないという部分もあるのかもしれない、笑顔が足りないという部分もあるのかもしれない、アピールがうまくないという部分もあるのかもしれない、心理的ブロックがあるという部分もあるのかもしれない。 そんな「部分」なら、みんなあります。彼氏がいるあの子も、旦那様がいる隣の奥さんもみんなそんな「部分」はあります。 あなたが自分にパートナーがいない原因と思っている「部分」の有無に関係なく、あなたには今、たまたまパートナーがいなくて。あの人にはたまたま、パートナーがいるという状況が発生しているだけです。パートナーがいないという点を気にしすぎて、問題視しているあなたがいるだけです。 なぜパートナーがいないといけないのでしょう? なにか自分が欠けている証拠になるような気がする? パートナーがいないと結婚につながらない。結婚しないと女としてダメな人のような気がする? 学校を卒業して、それなりの会社に勤めて、それなりの時期に結婚して、子供を産む、という「世間の常識」のような流れに乗れないと落第扱いを受けたような気がするのでしょうか? そういう「当たり前」「常識」「ルール」「思い込み」と呼ばれるようなものが、生まれてから今まで生きてきている間にあなたの中に刷り込まれていて、それらで自分自身を縛って、身動きが取れないようにしています。 自縄自縛という状態です。一度、彼氏が欲しいという思いを捨てて。今を楽しんで遊んでみてはいかがでしょう? AB型さん自身が喜ぶことってなんでしょうね。男ウケするとか。合コンで盛り上がる話とか。女子力が上がるファッションとか。そういった視点で選ぶものではなく。AB型さん自身が喜ぶこと。もう彼氏いなくてもいいや。私自身が喜ぶことをしよう。 それってなんだろう? そんなふうに、考えてみてください。そして、思いついたことをどんどんやってみてください。自分自身が喜ぶことをするのが、いちばんてっとりばやく幸せになれますよ。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年06月03日メディアで話題の心理カウンセラー・心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんから、欠乏感と空虚感を感じている方へ、ご自身の体験談も交え解決案を伝授していただきました。 ■「生きていてつまらない?」空虚感を感じているあなたへ… 人には2種類の人がいると思うのです。悩んでいる人と悩まずに生きている人。心屋塾に興味を持つ人と、心理の世界をまったく知る必要なく現実世界にイキイキと生きている人。 私は、漠然と「生きていてつまらない」と思って心理の世界を知った人間です。仕事はやろうと思えばできるけど、つまらない。やっていて楽しくない。しんどい。 恋愛面では好きな人ができない。結婚した方がいいとは思うんだけど、相手がいない。そもそも「結婚した方がいい」とは思うけど、自分が結婚したいかどうか分からない。 「そんなにつまらないのだったら、やりたいことをやればいいじゃない」そう思って「やりたいこと」探しの旅に出ていました。 ヨガをやってみたり、料理教室に通ってみたり、日舞をやってみたり、ピアノをあらためて習ってみたり。パステルアートをやってみたり。どれもこれも「先生」になる道はあるみたいなのだけど先生になってどうなのよ? と思っていました。それが仕事に繋がるとか、生きがいになるとか、そんなふうに思えなかったのです。そう、「生きがい」を探していたのでしょうね。 「人は何のために生きるのでしょうか?」そんな言葉が響いてしまったりする時期でした。言いようのない空虚感を感じていた時期でした。私の中に漠然とした欠乏感と生きていく虚しさみたいなものを、ずっと抱えていたような気がします。 そんな私と同じような欠乏感と空虚感を感じていらっしゃるあなたに。ひとつ提案があります。 「このままでいいかぁ。この現状に満足してみようかな」と思ってみてください。どうですか? 満足できそうですか? 「この状態に満足しちゃったら成長できなくて、怖い」そんな風に思う方は、ビンゴです。あきらめて現状に満足してください。 「現状に満足してしまったら成長できなくなるような気がして怖い」それは幻想です。「今」に満足したら、次も「満足」がやってきます。満足の連鎖がはじまります。 成長しなくなるのではなく、「今」がどんどんふくよかになっていきます。ぜひ「このままでいいかぁ。この現状に満足してみようかな」と思ってみてくださいね。 そうではなく、「成長できなくなりそうで怖い」ではなく「嫌だ!ぜったい満足できない。少なくともこの○○がある以上は満足できない!」そんなふうに思うあなたは、その○○をやめてみてください。 ○○に何が当てはまるのでしょうね。○○に当てはまるものが単純に「会社」と思う人は会社をやめてみたらいいのです。 そして、それらをやめてみた「現実」を「このままでいいかぁ。この現状に満足してみようかな」と思ってみる、現状に満足する、それが今を幸せにする方法です。 「絶対現状には満足できない」というあなたは、場所をちょっとだけ移動してから満足してみてください。それから「これでいっかぁ」とあきらめてみてください。 このまま、生きがいもパートナーも見つからず、生温い現状が続く世界に満足する。怖いですよね(笑)。 でも、実は今、幸せですよね? 見えていない未来を不安に思って今思い悩むのではなく。今を幸せだと満足してみる。それ、試したことがないのなら、一度試してみてください。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年04月22日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「母親の意見が気になり、思うように恋愛ができない」という、S.Nさん(36歳 会社員)のお悩みに、心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスをいただきました。 ■S.Nさんのお悩み 20代後半くらいから、好きな人ができると、母親になんて言われるだろうか?また反対されるだろうなと心配になり、なかなか思うように恋愛ができないように思います。 結婚もしたいと思っていますし、幸せになりたいと思っています。この思いが強すぎるのが良くないのでしょうか。かと言って、好きになってくれる人にも、私なんてと思ってしまって、上手く波に乗れません。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより 「お母さんに反対されたことを選んで失敗してもいい」と、言ってみてください。自分の体の変化を感じてみてください。何か思い出す出来事はありませんか? 恋愛とは関係ない何かだと思います。 「お母さんの言う通りにしてきた。そしてうまくいっている。なにか自分で決断した。そうしたら大失敗したことがある」もしかしたら、そんな経験があるのかもしれません。 ずっと自分で決断してこないと、「自分で決断したい」という思いと、自分が選ぶとどうなるか分からないという「恐れ」が生まれます。 お母さんが選んだことを無意識のうちに選んでいたら、なんとなくうまく来ている人はそういう傾向があるかと思います。 「確信がなくてもいい。この人じゃなきゃ嫌だ! という強い思いがなくてもいい。なんとなく選んでもいい」 なんとなく選んでも、信念をもって選んでも、失敗する時は失敗します。うまくいく時は、うまくいくのです。 お母さんに反対されることを恐れて前に進めないなら、説得できるほど強い思いを持っていなくてもいいので、一度「反対されても押し切ってやる」という思いをもって、お母さんと対峙してみてください。 「お母さんに反対されたことを選んで失敗してもいい」その決意をもって「この人と付き合っている」とお母さんに言ってみてください。 S.Nさんが拍子抜けするくらいあっさり「いいんじゃない?」と言ってくれると思います。「いいんじゃない?」って言われてから、その彼との未来をあらためて考えてみてもいいのです。 そして、好きになってくれる人がいても、「私なんて」と思ってしまってしまうのですね。「私なんて…」後に続く言葉はなんでしょう? 「私なんて、彼にはふさわしくない」「私のことなんて、好きでいつづけてくれるはずがない」「こんなダメな自分、嫌われるに違いない」 もし、そんなふうに思っているのであれば、そのダメな自分が好きになる人、好きになってくれた人を早めにさらけ出してください。 今まできっとS.Nさんは「私なんて」と思いつつ、「私なんてこんなだから」と思っている部分をきっと外には出さないで逃げてきていると思うのです。自分がダメだと思っている部分を出す前に、つまり嫌われる前にその人から離れてしまっているのではないでしょうか? 自分でダメだと思っている部分を、人からダメだと言われたくないから、他人から言われる前に逃げ出しているんだと思います。 S.Nさんがダメだと思っている部分は、S.Nさんだけが誰よりも「ダメ」だと思っているんです。試しにその部分を出してみてください。その部分こそが、S.Nさんの魅力だということに気づくでしょう。 どこが自分のダメな部分か分からない、とにかく「私なんて」と思ってしまう、ということであれば「私なんて」と思いながら、お相手と一緒にいつづけてください。 どんなに「私なんて」と逃げたくなっても、いつづけてみてください。おのずと、自分が自分の何を嫌っているかが見えてくると思います。 自分の嫌なところと向き合うことになると思います。でも、そこを通り抜けた時に、S.Nさんをありのままを愛してくれる素敵な旦那様が隣にいる、という現実がやってくることになると思います。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年03月11日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人が羨ましいと感じてしまう」という、まいこさん(29歳)のお悩みに心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんがアドバ イスしてくれました。 ■まいこさん(29歳)のお悩み 私は、すぐに人が羨ましいと感じてしまいます。そして、人の幸せをこころから喜べないです。キラキラしてる芸能人の人が羨ましい。心屋仁之助さんや周りの認定講師さんが羨ましい。人を羨ましいと思わないで、人の幸せを喜べるような自分になりたいです。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより なんであの人たちばかり楽しそうなの? なんであの人たちばかり幸せそうなの? ずるい、ずるい、ずるい、ずるい、ずるい、ずるい、ずるい。楽しそうに仕事をしていてずるい! 私だって楽しく仕事をしたいのに。あの人ばかりいい思いをしてずるい。 私はいつも手に入らない。私は輝けない。私は得しない。私は運がない。私にはないのに、あんたばっかりずるい! あんたばかり要領がよくてずるい! タイミングがよくてずるい! ああ、「自分にはない」と思っちゃっていますね。「ない」と思っているから、あなたには「ない」現実が集まってきているのです。「ない」と思っているから、「ある」ように見える人たちが、視界の端をちらちら動いてあなたの癇に障るのです。 「私にはない。あの人にはある。あの人ばかりずるい」まいこさんにはそんな思いグセがあるように見受けられます。いつ頃からそんなふうに思うようになりましたか? その頃、だれのことを「ずるい」と思っていましたか? その時の考え方を、すべてだと思ってしまった可能性があります。 私の人生、すべて「私にはない。私の周囲のだれかが楽しそうで、幸せそうで。なんか得するんだ。私の分を誰かが奪っていくんだ」とそんなふうに思ってしまった可能性があります。それが、あなたのまちがった思い込み(プログラム)です。 そのプログラムを外しましょう。私にもあるんだ。私も得していいんだ。だれかに妬まれてもいいから、幸せになろう。そう決めてみてください。決めて思ってみるところからすべてがはじまります。そして、自分の中の人を羨ましいと思う気持ちを否定しないでください。 人を妬ましいと思う気持ち。人を羨む気持ち、そういった気持ちも存在してもいいものだと受け入れてみてください。どうして人の幸せを喜ばないといけないのでしょう? 人の幸せを喜べるような心のきれいな素敵な人間じゃないと幸せになれないと、どこか心の隅で思っていませんか? つまり、まいこさんは、自分が幸せになりたいんですよね? だったら人の幸せに目を向けているのではなくて、自分の幸せを喜びましょう。自分の幸せを喜べる人になりましょう。自分のことはどんなに小さいことでも大喜びしてください。 そして「人の幸せを妬んじゃいけない」と自分の気持ちにブレーキをかけるのをやめてください。とことん妬んでください。あの人ばかりずるい。なんでいつもあの人ばかり。あの人が持っていくから私の方には回ってこない。ずるい、ずるい、ずるい、ずるい、ずるい、ずるい、ずるい!! と、嫉妬に火がついて燃え盛るまで、とことん妬んでみてください。 感情は出し尽くすと収まります。妬みの炎もいつしか灰になって燃え尽きます。「妬んではいけない」と火がついているのに見ない振りをしているからいつまでもチロチロと燃えているのです。一度思いっきり妬み尽くしてください。 自分の中にあるどす黒い気持ちドロドロの自分を否定しないでください。そして、もう一度言います。その上で、自分のことはどんなに小さいことでも大喜びしてください。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2014年01月28日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「大好きな人を亡くし、希望が持てません」という、はるさん(34歳 会社員)のお悩みに心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんがアドバ イスしてくれました。 ■はるさん(34歳 会社員)のお悩み 大好きな祖母が、3週間前に亡くなりました。両親共働きだったので、小さい頃から祖父母に育てられ、ずっと同居していました。大好きな祖父が3年前に亡くなり、祖母まで居なくなってしまいました。私が心から大好きな人も、私を心から愛してくれる人も居なくなってしまいました。 現在二年半付き合っている人がいますが、奥さんと別居中です。離婚がすぐ出来なかったので、昨年彼の子供を中絶してしまいました。私の花嫁姿や曾孫を見たいと願っていた祖父母の願いも叶えられず、情けなく、私に残っているものは何もないです。祖父母も子供も居るところに行きたいです。 既婚者を好きになってしまった自分のせいで彼を、親にも祖父母にも紹介できず、誰も安心させてあげることができませんでした。祖母がいない今、生きる希望が持てません。 どうしたら、前向きになれるのでしょうか? 子供の事も自業自得ですが、辛いことばかりで生きていて楽しいことがありません。願うのは、もう一度祖母に会いたいことだけです。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより 大切な人を亡くしてまだ3週間。悲しさから抜けられなくて当然だと思います。私も5年前に母を亡くしました。母が亡くなった当初は「死んでしまった」という事実が受け止められず、夜中に何度も目が覚めて、毎日のように泣いていました。 悲しいのは私だけじゃない、家族みんなつらくてたまらないのだ。泣いていると気づかれてはいけない。そのような思いで、声を押し殺して泣いていました。3ヶ月くらい経ち、「こんなにも、お母さんと話さなかったことなんか今までなかったな」と思いました。1年が過ぎたころようやくお母さんが、夢の中に現れてくれるようになりました。 「お母さん」と呼びかけても、どこからも返事が返ってこない悲しさは、言葉にできないものです。いつも家で待っていてくれる、あの存在はいない。自分を守っていてくれた大きな存在がいなくなってぽっかり穴が空いたようです。 今、これを書いていて、まだ泣ける自分にちょっと驚いています。心のよりどころだった、大切な存在を失うことというのは、身をえぐられるような辛さがあると思います。 大切な人を亡くしたはるさんだから分かると思います。人一人の存在が亡くなるということは、誰かに大きな影響を与えるということを。はるさんが、おじいさま、おばあさま、そしてお子さまのいる所に行きたいと望みつつもそうしないのは、人が一人消えることの影響を誰よりも良く知っているからだと思います。 今は、辛さに耐えて「自分が生きる」ということだけに力を注いでください。なにもできなくてもいいです。前向きにならなくてもいいです。息をひそめてふとんにくるまっていてもいいです。ただじっと、自分の命を繋いでください。 今は吹雪が吹き荒れる冬の時期なのです。土の中で芽生えを待つタネのようにじっと冬を耐え忍んでください。やがて、放っておいても春が来ます。 春は必ずやってきます。すると、はるさんが無理してがんばらなくても勝手に芽が生えるのです。土から顔を出すのです。 今はじっと悲しみにひたっていてください。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年12月17日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「お金や過去のことに執着し、いつまでたっても前に進めない」という、yappiさん(39歳)のお悩みに心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんがアドバイスしてくれました。 ■yappiさん(27歳 会社員)のお悩み お金や過去のことに執着し、いつまでたっても前に進めない。 ■心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんより 何か新しいことをやってみたい。挑戦してみたい。そんな時に、人はいろいろなことを思います。「やりたいけど、失敗したくない」、「やりたいけど、損したくない」、「やったことがないから怖くて試せない」と。 そして、だんだん頭の中で考えすぎて、損得思考になってしまいがちです。「やったほうがいいのかも」、「やらないほうがいいのかも」、「やったほうが自分のためになるのかも」、「やったところで何にもならないのかも」そんなふうに思考が行き詰まってくると、ますます前にも後ろにも進めなくなってしまいます。 そんな時は、大きく深呼吸して自分自身にこう訊ねてみてください。「どっちがいいとか、悪いとかではなくて、どっちをやりたい? 私はなにをしたい?」そう問いかけて、出てきた答えをやるのが一番です。 それでもやっぱり自分の中で不安が湧いてくると思います。「過去の経験上、うまくいったことがないから、次もうまくいかないに違いない」、「やってうまくいかなかったら、挑戦するのにかかった費用がもったいない」、「やってみて何も得られなかったら? なんのためにそれをするのか自分でもよくわからない」あなたの「過去の経験上」うまくいかなかったのは何回ですか? 多くても3回くらいではないでしょうか? それを成功するまでやってみたらいいのです。失敗してもいい。かっこわるくてもいい。みじめでもいい。それでもやりたい。その気持ちを持ってやり続けてみてください。 もし失敗してしまったら、その挑戦にかかった費用や時間は損することになるのかもしれません。人はやっぱり損したくないので、お金がかかることに対して躊躇してしまいます。 しかしそれでは、あなたが稼いだお金はどこに使うのでしょう? 一生懸命働いて稼いだお金を自分の好きなことなんかに投資して、それが「無駄遣い」つまり「やってみたものの失敗すること」になるのが怖いのですよね。 でも、死ぬ時にあの世へお金は持って行けません。働いて稼いだお金は「あなたの人生を彩るために」、「いろいろな体験をするために」、「失敗して自分の糧を増やすために」使うのがいいのではないかと思います。 何度も失敗して、かっこわるいみじめな自分をさらしてやるんだ。と心に決めてみてください。失敗して自分の糧を増やすためにお金を損してやるんだ。と思ってみてください。 そうすることでお金や過去に縛られることなく、新しい世界に一歩を踏み出すことができると思います。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年11月05日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助塾」第二弾! 今回は、「上司という立場で部下を好きになっていしまった」 という職場恋愛のお悩みを持つ、雫さん(35歳 営業)に心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスを頂きました。 ■雫さんのお悩み 10歳年下の部下を好きになってしまいました。仕事に恋愛は持ち込みたくないのですが、ふとしたタイミングから彼のことを気になってきてしまいました。けれど、プライベートの知り合いではなく、あくまで「部下」と「上司」の関係。それ以上踏み込むのはやめておこうと思っています。 しかし、一緒に同行する機会も多く、彼には成長してほしいという上司としての思いはありつつも、彼をかわいく思えてしまう仕事以外の思考も出てしまうことに、なんだかため息が出てしまいます。いい年をしてこんな恋愛…だめですよね。 ■こうさかあきこさんより なぜだめなのでしょうか? うまくいってもいかなくても、仕事がやりづらくなるからでしょうか? いい年をした私が、10歳も年下の彼に恋して失敗したらみっともないから? これまで築いてきたイメージが崩れるのが怖いのでしょうか? 先日、私の彼がこんなことを言いました。「カウンセラーがクライアントと付き合うって、あまりイメージが良くないよね」と。クライアントに手を出したみたいで良くないのではないかと。 私は「べつにいいんじゃないの?」と言ったのですが、なんだか彼の中でそれ良くないとのことでした。 世間的に叩かれやすい要素になるということなのでしょうね。「一般的な」倫理上、責められやすくなると言った所でしょうか。 でも、どんな形でも出会いは出会いですよね。それが恋愛に発展しちゃいけないと誰が決めたのでしょうか? カウンセラーとクライアント。お医者さんと患者さん。先生と生徒。上司と部下。背徳的なイメージをどこかのだれかが刷り込んでいるだけなのです。 せっかく出会ったその縁を自らの手で摘み取らなくてもいいのではないでしょうか。頭でどう考えていても、付き合うときは付き合いますし、うまくいかないときはうまくいかないと思います。 雫さんの場合は、こんなふうに思ってみたらどうでしょう。思うだけでもいいですから。 ・「年下の部下を好きな私」そういう恋があってもいいいか ・気が向いたら告白してしまおうかな 思ってしまったら、たぶんついうっかり告白してしまうかもしれませんが。笑 好きになってはいけない、好きになっちゃいけない!と一生懸命自制していると気持ちがそちらに向きっぱなしでしんどいと思います。せっかく心が動いたその思いをなかったことにはしないでほしいと思います。 「好きだ」という気持ちが分かるというのは、それだけで実はすごいことです。飲み込んでしまうと、自分の「好き」がどんどん分からなくなってしまいます。 自分の気持ちを無視すると、どんどん自分を鈍感にさせているということなのです。心からの声を無視し続けていると、心がいじけだします。自分の話は聞いてくれないと、気持ちも言ってくれなくなります。 そうなると恋愛だけでなく人生全般、自分が何をしたいのか分からなくなってしまいます。好きになったその気持ちまで否定しないで。ぜひその気持ち、大切にしてあげてください。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年09月24日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助塾」第一弾! 今回は、「本当の友人ができない」 というお悩みを持つ、M.Mさん(28歳 サービス業)に心屋塾上級認定講師のこうさかあきこさんからアドバイスを頂きました。 ■M.Mさんのお悩み サービス業をしています。周囲から見れば友人も多く、「いつも友達と遊んでいそう」「たくさん友達がいそう」「忙しそう」といわれます。たしかに休日は、1日フル活動、いつも予定を立てるようにしています。 友達は多いのかもしれませんが、本当に友達といえる人があまりいませんし、いつも遊ぶときは自分から。また、周囲が結婚や出産し始めていて、さらにこれから1人になってしまうのではないかという寂しさが急に襲ってくることもあります。どうしたら、本当の友人といえる人や、心を開ける人ができるのでしょうか。 ■こうさかあきこさんより まるで昔の私を見ているようです。笑 私の場合は仕事も非常につまらなかったので、平日は死んだように無気力に仕事をし、土日は平日の鬱積した気持ちが爆発したかのように遊びの予定を入れて動き回るという躁うつ状態を繰り返していました。(※過去心療内科の先生に「それ、躁うつのような状態だから」と言われた経験があります。) 「仕事がつまらない」「このまま鬱々と仕事を続けていくのは嫌だ」「なにかコレというものを見つけたい」そんな思いでいろいろな物に手を出しました。オーケストラ、日舞、ゴルフ、ヨガ、山登り、自己啓発セミナー。いろいろなものに挑戦するけれど、どれも趣味・体験の域を出なかったのです。 一緒に遊んでくれる友達もいるけど、その子たちに心を開けているかと言うとそういうわけでもない。一緒に楽しむことはできるけど「本当の友人」というものとは違う気がする。そんな何者にもなれない自分。本当の友達と呼べる人もいない。そんな昔の私でした。 しかし、今はどうかというと、いろいろ探して体験し回ったおかげか、それほど「何かを見つけなきゃ」という気持ちもなくなりました。カウンセリングというものに出会ったからというよりも、探すということにはお腹いっぱいでちょっと満足したからです。 自分の「好き」「気になる」「やりたい」という気持ちに従っていった結果、「空っぽの自分」を埋めなきゃいけないと思う気持ちも薄まりました。 それがひいては「空っぽの自分」を受け入れるということに繋がったのだと思います。そのおかげでいつの間にか、そのままの自分を受け入れてくれる人たちに囲まれていました。 M.Mさんの場合は、「ひとりになってしまう怖さ」と向き合ってみるといいのではないかと思います。 ・休みの日にひとりで自分だけを喜ばせてみる ・誰かと一緒じゃなくても、ひとりで楽しめることを探してみる ・「あの子ひとりだ」と思われてみる 意外とひとりでも平気なものです。そして、自分だけが楽しいかもしれないことを、友達にわがままを言って一緒にやってみましょう。友達が興味ないかもしれない自分のお遊びに友達を巻き込んでみましょう。 そうこうしているうちに自分の心が満たされる何かに出会い、本当の友達と呼べる人に囲まれていると思いますよ。 【特集】 凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾 【質問募集】 心屋仁之助 塾 一門にお悩みを相談したい方はこちら
2013年09月17日