2013年生まれの長男、2016年生まれの次男との楽しくバタバタした日々を漫画にしています。「男児2人に振り回され隊!」というブログで育児絵日記を描いたり、PMDD(月経前不快気分障害)についての漫画を描いています。
9年前、自身の生理前の不調に病名があることを知ったなおたろーは性教育の大切さを痛感。正しい知識を知ることが自分の体を大切にすることに繋がると、息子にゆるっと性教育を始める。
心療内科って「通院が大変そう」「お金がかかりそう」。調子のいい日もあれば、起き上がれない日もあるなおたろーさんは周囲から心療内科を勧められますが、なかなか踏ん切りがつかなかったそうです。でも、うつっぽい症状で日常生活に支障がでることもあって…、ついに受診を決意!本気で心療内科について考えてみたなおたろーさんが選んだのは、オンライン心療でした。
PMDDとは「月経前不快気分障害」のことで、生理前になると女性ホルモンの変動によって精神状態に異常が出てしまう状態です。ピルなどでコントロールしていますが、それでもポンコツになってしまう日があるのです。
私は立派に育児なんて全然できなかったし、そんな部分を誰にも言えなくてしんどかった。これまで見せずに隠してきた、育児の裏側を描きます。
■これまでのあらすじ 自分に正しい知識がなかったため、PMDD(月経前不快気分障害)に気づけなかったと思っているなおたろーは、そんな子どもを増やさないためにも息子に幼い頃から性教育を始める。恥ずかしがってしまうと思われる思春期までをひとつの目標としていたが、ついに長男が思春期に突入。まだまだ伝えたいことはあるがタイミングが難しくなってくるなと思う。そして、これからの性教育をどうしていくか迷うのだった。 ■読者のコメントから… ■何か見えてきた…! 長男が思春期に入ったことでちょっと一区切りつきましたが、これからは新しいステップに進むということで今回の漫画を描かせていただきました。 これからも大事にしたいこと。それは…、 ・話す時は真剣に端的に話す ・相談しやすい環境を作る ・話を聞くときは一旦全部受け入れる 頭ではわかっていでも実際は難しいかもしれないけれど…、子どもたちのために頑張りたいと思っています。 長い間読んでいただきありがとうございました! こちらもおすすめ! もしあの時、正しい知識を知っていたら… スイス在住のケイコモエナさん。自分と同じ3歳の子どもを持つママ友から、「幼稚園で性教育をする」と聞かされ驚きます。しかし、「もしあの時正しい知識を知っていたら」と思う小学生の頃の出来事を思い出して…。 「スイスで出会った3さいからの性教育」1話目はこちら>>
2024年12月10日■これまでのあらすじ 9年前、長年の不調がPMDD(月経前不快気分障害)だと知ったなおじろーは、性教育をきちんと受けていれば病気に早く気づけたと確信。性教育の重要さを認識し、恥ずかしがらない思春期前までに子どもたちにも教えることにするのだった。しかし、長男にもついに思春期が訪れる。これまでしてきた小さい子ども向けの性教育に区切りをつけて、新しいステップへ進むため、ある物を息子に渡すことにするが…。 ■性教育漫画をプレゼント ■これからどうする? ちなみにそらじろーに渡した漫画は、「「性」のはなしはタブーじゃない! 小学生だから知ってほしいSEX・避妊・ジェンダー・性暴力 (こどもと生活シリーズ)」(主婦と生活社)。 男の子と女の子のW主人公なので、どちらの性のことに関してもわかりやすく知ることができます。 大人でも勉強になることが多いので、まだお子さんが小さい方でも先に読んでおくのもいいんじゃないかと思います。 長男が2歳くらいの時から続けてきた性教育ですが、性教育の本を渡したことでなんだか一区切りしたのかもと感じました。 しかし、もう小さな子どもではないとはいえ、まだ大人でもない。 伝えたいことはまだまだたくさんあります。 思春期に入ることで親子間のコミュニケーションに変化も出てくるかもしれませんが、それに合わせた性教育をしていかなければなりません。 今後の性教育、どうしていくべきか。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月09日■これまでのあらすじ 時代的に性教育をきちんと受けず、正しい知識がなかったことで自分がPMDD(月経前不快気分障害)だということに気づけなかったと思うなおたろー。母親になると、自ら幼い子どもたちに性教育を開始する。次男の入学が迫った頃には、知らない人にトイレの場所を聞かれたらどうするか質問。すると息子は「案内する」と答えるのだった。なおたろーはこれを不正解にし、その理由を語り出す。「もしもトイレに案内をして、そのまま連れて行かれたらどうする?」そう言われ、怖くなった次男は逃げることを覚えるのだった。 ■もしかして来た!? ■ついにこの時が…! この件で「こりゃ思春期やってきたな!」と感じたし、そらじろー本人からも「俺、思春期入りました」って言われました(笑) 今まで私がしてきたのは「小さい子ども」に対する性教育でしたが、思春期に入ってきたそらじろーには新しいアプローチをしていく必要があるなと肌で感じました。 「そろそろ私の話をまともに聞いてくれなくなるかもしれないよな…」なんて冷静に考えながら…。 さて、私がそらじろーに渡したものとは…? 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月08日■これまでのあらすじ 自身が正しい知識がなかったことで後悔した経験から、性教育が子どもにとってとても重要だと考えたなおたろーは、息子たちが幼い頃から独学で性教育をすすめている。ある日、小2の息子から「赤ちゃんって神様がくれるんじゃないの?」と質問された際にはその方法を詳しく教えつつ、息子が生まれた奇跡について話すと息子が感動。さらに人工授精と体外受精もあることを科学的に説明することで、ドキドキしないで話すことができるのだった。 ■もしトイレの場所を聞かれたら? ■怖い思いをしないために… 自分の心と体を守ることが1番。 大人が困りながら話しかけてきたり、ニコニコしながら話しかけてくると断れない雰囲気になってしまいますよね。 純粋な子どもの心を利用するような犯罪者は本当に許せません。 以前もSNSなどで子どもにトイレを尋ねてくる大人について話題になったことがありました。 「もしかしたら本当にトイレに行きたかった人かもしれない」「そんなことも聞けない嫌な世の中になってしまった」など、いろいろな意見が飛び交いました。 嫌な世の中になってしまったと思ってしまうかもしれないけど、子どもたちの生きる未来をそうしてしまったのは私たち大人の責任です。そうさせてしまったからこそ、今私たち大人ができること、伝えなきゃいけないことをしっかりやっていく必要があると私は思っています。 うちの子たちがもしも同じような場面になったとしたら、迷わず「逃げる」という選択をしてほしいと思っています。何よりも大切なのは心と体、そして命だから。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月07日■これまでのあらすじ 独学で息子たちに性教育をしているなおたろーは、学生時代に正しく性教育を受けていれば、自身の病気(月経前不快気分障害)に早く気づけたと思っている。ある日、当時小2だった息子から「赤ちゃんって神様がくれるんじゃないの?」と聞かれたなおたろーは、今が教える時だと確信し赤ちゃんができる方法を詳しく教える。親が恥ずかしがらず淡々と情報を伝え、赤ちゃんが生まれる奇跡について話すと、息子はとても感動するのだった。 ■ほかにも方法が!? ■ドキドキせずに済む!? 顕微授精もありますが、顕微授精は体外受精の方法のうちのひとつということで、小さなお皿の上で出会わせる方法だけとりあえずイラストを描いてみました。 子どもからの「子どもってどうやってできるの?」という質問は、大人からしたら少しドキドキしてしまいますよね。 でもなんでドキドキしちゃうかっていうと、「性交渉について説明しなきゃ!」って思っちゃうからであって、これを人工授精や体外受精といった方法があるんだよと、3つの方法を科学的に教えてあげるとあまりドキドキせず話すことができるんじゃないかなと思います。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月06日■これまでのあらすじ 自身にPMDD(月経前不快気分障害)という病気があることを知り、性教育の重要さに気づいたなおたろーは、母になって息子たちが幼い頃から少しずつ性教育をしていた。そんなある日、息子から「男の人に生理みたいなものはある?」と聞かれ、精通について説明することに。息子がその日を迎えたとき、どんなものが出て来るのか知らなかったがために悩まず済むように、形状や色、匂いなど知らせ、息子に話したことを夫にも共有するのだった。また、それより幼い頃にパンツを洗う習慣についても教えておいたと言う。 ■赤ちゃんは神様がくれる!? ■我が子が生まれた奇跡! とにかくポイントなのは、親が恥ずかしがらずに真剣に伝えること。 親が恥ずかしがって言うと「聞いたらいけないことなんだ」「恥ずかしいことなんだ」と思わせてしまう可能性があるので、とにかく淡々と情報を伝えることが1番だと思います。 そして我が子が生まれてきた奇跡につなげて話すのが話しやすいのかな、なんて思っています。 「それでも難しいよ~」という方には次のお話も参考になるんじゃないかなと思うので、また次回も読んでいただけたらと思います。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月05日■これまでのあらすじ 知識がなく自身の病気(月経前不快気分障害)に長年気づけなかったことから、性教育が大切だと実感したなおたろー。母になり、息子たちには幼い頃からできる範囲で性教育をすすめていた。中でも伝え続けているのが、プライベートゾーンの大切さ。自分の体はかけがえのないものであり、特にプライベートゾーンは命に関わる場所であること、誰かに触られるなど怖い思いをさせられそうになったら助けを求めてよいと伝えてきた。それが息子たちを性犯罪の被害者や加害者にしないためにできることだと思うのだ。 ■男の人に生理はない? ■夫も巻き込んで… これからの自分の体に起こることだからね。 直井亜紀先生の本「わが子に伝えたいお母さんのための性教育入門」(実務教育出版)に書かれていたのですが、とある男の子は精通は知っていたけれど、それがいったいどういうものなのかまでは知らず、自分は病気になってしまったんじゃないかと悩んでしまったそうなのです。 確かに生理は股から血が出るというふうに学校でも習ったけど、男の子の場合は、出るものがいったいどんな状態のものなのかを詳しく教えてもらったことはないですよね…。 正しい知識を知っていれば、受け止め方もきっと変わってくるはずです。 ちなみによく「男性の生理」と呼ばれるものも聞きますが、この場合の女性の生理は「子宮内膜と血が混ざった経血が体外に排出する生理現象」のことをさすので、「男の人には生理はないよ」という説明をしました。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月04日■これまでのあらすじ 9年前に自分がPMDD(月経前不快気分障害)だと知ったことで、性教育で正しい知識を得ることの重要さを痛感したなおたろーは、息子にも幼い頃から性教育をしていこうと決意。ある日、生理について息子から質問されたので詳しく説明した後、女の子だけでなく男の子にも大人スイッチが入って体の変化が起きることを説明する。自身がかつて急に体の変化が起こり不安になったことを教訓に、息子に事前に伝えることで「不安になることではないよ、相談してもいいんだよ」と伝えておきたかったのだ。 ■プライベートゾーンとは ■自分の体はかけがえのないもの プライベートゾーンの大切さを伝え続ける。 胸、性器、お尻、口をプライベートゾーン(プライベートパーツ)と呼びます。 性被害から自分の心身を守るために、プライベートゾーンは絶対に守らないといけないし、狙っている人がいるとしたら「おかしい」という認識を持たなければなりません。 ユネスコの「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」では、「自分のからだに、誰が、どこに、どのような方法で触れることができるかを決める権利を、誰もが持っています」とされています。 自分が「いやだ」「怖い」と感じた相手には絶対に触らせてはいけないし、もちろんジロジロ見てもいけないし、写真や動画を撮らせることも絶対にいけません。 「自分の体はかけがえのないものだから、大切にするんだよ」と伝え続け、「どんなことでも話を聞くからね」という姿勢を見せ続ける必要があると思います。 子どもが小さい頃から伝え続けたいし、大きくなっても安心感を持ってもらえる母親になっていることが私の目標です。 2022年に内閣府が16~24歳の若年層に行ったアンケートでは、回答者6,224人のうち26.4%(1,644人)が性被害にあったと回答したそうです。 言葉によるもの、身体接触を伴うもの、スマホ(ネット)などによるもの…。4人に1人は性被害に遭っているという悲しい調査結果でした。 親としてできることを、私も子どもたちと一緒に学びながら伝え続けていこうと思っています。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新! 参考: ユネスコ「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」4.暴力と安全確保 参考: 内閣府男女共同参画局男女間暴力対策課「若年層の性暴力被害の実態に関するオンラインアンケート及びヒアリング結果について」
2024年12月03日■これまでのあらすじ 性教育をまともに受けなかった世代であるなおたろーは、自身の生理前の不調に病名があると知ったことをキッカケに性教育の大切さを痛感。そこで息子にも幼い頃からできる範囲で性教育をしていこうと思うのだった。ある夜のこと、母親が生理中だと知った息子から生理について質問が。その仕組みを詳しく説明した後、息子に生理にはならないけれど「女の子の体の不調についても理解してほしいな」と伝えるのだった。 ■大人サイン ■タイミングは人それぞれ ■変化するのは素敵なこと 男の子も女の子も、第二次性徴という大人スイッチが入ると体に変化が出てきます。 私も小学生の頃、鏡を見た時に自分の体の変化に気がついて、すごくドキドキした記憶があります。 でも誰にも相談できなかったし(していいものと思っていなかった)、これからどうなっちゃうんだろうと不安になっていました。 なので息子たちには事前に「こういう変化もあるから、不安になることはないし、相談してもいいんだよ」と伝えておきたかったのです。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月02日■これまでのあらすじ 9年前、自身が生理前に不調になることに病名があることを知ったなおたろーは性教育の重要さを感じる。これをキッカケに、息子にはゆるっと性教育をしていこうと決心するのだった。そんな中、幼稚園でお友だちのお父さんが息子の好きなアニメを「男は見ない」と言ったことから、息子も「見ない」と言い出す。それを聞いたなおたろーは、「その子のお父さんはそう思うタイプなんだね」と意見を認めつつ、自分は「好きなものは好きなままでいい」と思っていることを伝えるのだった。 ■生理って何? ■なんで生理があるの? ■しっかり向き合って 理解してくれると嬉しいよ。 息子のそらじろーは生物について知ることが好きなのでちょっと詳しく教えましたが、子どもの年齢だったり、どれくらい興味を持っているかで話す内容は変えてもいいと思います。 正しい知識を教えてあげること。しっかり向き合って教えてあげること。ここだけ大切にしたらいいのかなと思っています。 ちなみにそらじろーばかり出てくるのは漫画上の仕様です! 次男のこさぶちゃんはそらじろーほどサクサクとはいきませんが、こさぶちゃんのペースでいろいろお話しています。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年12月01日■これまでのあらすじ 病名を知らなかったため、自身がPMDD(月経前不快気分障害)だと気づけなかった経験から性教育の大切さを認識したなおたろーは、息子にできる範囲で性教育をしていこうと決意。そんな中、幼稚園生の息子から結婚は男女じゃないとできないのかと質問されたなおたろーは、日本では男女でないと婚姻届を出せないこと、地域によってはパートナーシップ制度があること、同性が恋愛対象の人もいることを伝えると、息子は異性でも同性でも「好きということに変わりはない」と受け止めるのだった。 ■男が見ないアニメ!? ■私の意見は… ■好きなものは好きでいい 好きなものを好きだと思い続けることはすっごく幸せなことですからね。 息子のお友だちのお父さんの意見は否定しないです。 いろいろな考え方がありますから。 でも私は「好きでもいいじゃーん!」って思う派だったし、そらじろーには好きなものは好きでい続けてほしいなと思ったので今回のように伝えました。 大きくなったそらじろーは、好きなものは好き精神で自分の趣味を全力で楽しんでいます! 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月30日■これまでのあらすじ 自身の経験から、自分の性について正しく知ることが自分を大切にすると強く感じたなおたろーは、息子に性教育を開始。当時2歳だった息子には親子間の信頼関係を築くことから少しずつ始める。さらに、自分が嫌なことには「NO」と言う権利があること、逆に相手の「NO」を受け入れることの大切さを教え、もし嫌なことがあったらいつでも母親に話していいのだと伝えることで、息子を安心させるのだった。 ■結婚は男性と女性だけ? ■日本の現状は… ■誰と結婚しようかな!? 好きな子がいっぱい…!? 当時幼稚園生だった息子のそらじろーの周りにはステキな子がたくさんいたそうです(笑) ・日本では男女でないと婚姻届を出すことができない ・地域によってはパートナーシップ制度がある ・同性が恋愛対象の人もいる という事実だけ教えました。 結果的にそらじろーは「異性が好きでも同性が好きでも、好きということに変わりはない」と思ったそうです。 価値観を植え付ける説明をしないように気をつけながら話しましたが、きちんと自分の中で価値観を見いだしてくれたみたいです。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月29日■これまでのあらすじ 自分が生理前に不調を起こすことに病名があると知ったなおたろーは、正しい知識を持つことが自分を守ることにつながると強く思い、息子に少しずつ性教育をしていこうと決意。しかし当時2歳の息子はイヤイヤ期だったため、まずは親子間の信頼関係を作ることから開始することに。感情を言葉にするのが難しい息子の気持ちを自分が代弁することで、子どもに「自分を理解してくれる」という安心感を与えようとするのだった。 ■好きだったらいじわるしていいの!? ■嫌なことは伝えていい ■伝え続けていきたいこと 人が嫌がることをしてはいけない。 ずっとずっと伝え続けていきたいことです。 「NO」は必ずしも相手を拒絶するサインとは限りません。 「NO」と伝えても変わらない関係性だってあるし、それを未来のある子どもたちのために大人が示してあげたいですよね。 これに関しては性的同意にも話がつながります。 そして嫌なことが起こったとしても「いつでも話を聞いてあげるよ」と言葉にして伝えて、「いつでもママに言っても大丈夫なんだ」と安心してもらえる関係性を築き続ける必要があると日々意識しています。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月28日■これまでのあらすじ 9年前、自分が生理前に不調を起こすことがPMDD(月経前不快気分障害)という病気であることがわかり、男性にも女性にも正しい知識がなければ思いやりは生まれないと強く思うようになったなおたろー。性教育は人権教育だと思い、息子が思春期になる前に自分のできる範囲で性教育を開始することに。自身が大人に性の話をはぐらかされた経験から、自分は子どもに向き合っていきたいと思うのだった。 ■息子はイヤイヤ期だった… ■考えた作戦は… ■子どもの気持ちを代弁 気持ちを代弁してあげる。 これって、0歳の赤ちゃんにもできることだと思うんです。 「今日は寒いねー」とか、「オムツ替えてスッキリしたねー」とか。 意識することで今後の性教育の練習にもなるし、子どもも「気持ちを理解してくれる」って安心感が出るんじゃないかなぁと。 「出るといいなぁ~」と思いながら、今後への種蒔きをする気持ちでした。 まだみんなが想像する性教育じゃないって思うかもしれませんが、性教育もコツコツ積み重ね…だと思っています。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月27日■これまでのあらすじ ある夜、夫が息子について「最近、思春期じゃない?」とたずねてくる。なおたろーもそれに同意し、これから息子との会話が減ったり、話す内容が変わってくるかもしれないと思いを巡らす。さらに、自分がしてきた性教育も思春期を迎えれば一区切りだろうなと思い、振り返るのだった。9年前、なおたろーは初めて生理前の不調に病名があることを知ったことで性教育の大切さを感じ、息子にできる範囲で話していこうと思い…。 ■どう教えればいい…? ■はぐらかされた過去 ■正しく伝えたい… ちゃんと正しく伝えてあげたい。 「性教育=いかがわしいもの」と、若い頃の私も思っていました。今となってはなんてアホだったんだろうと思いますが…。 私よりも上の世代でも、性教育に対して当時の私と同じイメージを持っている方は多いでしょうし、性や体に関することは恥ずかしいことだから隠れて話すものという認識の方もいると思います。だから「子どもに性教育」と聞いて「まだ早いよ。いずれわかることだよ」と言う人も多いです。 しかしそうなると、大人向けのコンテンツや友人同士の会話で誤った性の知識を得る若者が増えてしまうのです(私もそうでした)。 私が若い頃、生理前の症状や生理痛に個人差があること、その症状に名前があるという情報が少なかったから「生理は病気じゃない」「生理は甘えだ」と言われてきました。大人になってから自分がPMDD(月経前不快気分障害)だったということがわかり、正しい知識がないと思いやりも生まれないと強く思うようになりました。 「自分は女だから、男の体のことなんて知らなくていい」 「自分は男だから、女の体のことなんて知らなくていい」 そう思うかもしれないけど、同じ社会で生きる人間なんだから、人間の体の仕組みは理解しておいた方がいいと思うんです。 他者に対する優しさは、想像力から生まれます。男性は生理や妊娠、出産を経験することはできないけど、正しい知識があるのとないのとでは想像力はきっと違うと思います。想像力を広げるためにも正しい知識は必要です。 性教育は人権教育。 「あなたはかけがえのない存在で、自分の心と体を守ってほしい」と我が子に伝えたいので、性教育に取り組みたいと思うようになりました。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月26日■思春期に入った!? ■性教育を始めたキッカケ ■自分の身体のことを全然知らなかった!? ゆるっと性教育、始めてみよう! というわけで、我が家の性教育のお話です。 私が性教育を始めようと思ったのは、自分の病気がわかったことがキッカケ。9年前、私は初めて生理前の不調に病名(月経前不快気分障害)があることを知りました。そのときに思ったのは、「こういうことって義務教育の性教育で教えてもいいんじゃない?」ってこと。 いろいろ調べてみると、性教育は命の教育だなと考えさせられたし、海外に比べて日本の性教育はかなり遅れていると思いました。 そこで、自分でできる範囲で性教育をやっていこうと決意したのです。 次回に続く「ゆるっと性教育」(全16話)は12時更新!
2024年11月25日■前回のあらすじ 調子のいいときもあれば、うつっぽい症状に悩まされるときも…。そこでオンライン心療内科を予約した主人公・なおたろー。突然の質問に慌てそうになったとき、事前に自分の症状などを書いておいたメモが役立ちました。あとは薬が届くのを待つのみ…! ■薬を飲み始めた数日後 ■家族と一緒に健康に ハードルが高いと思っていた心療内科の受診も、いざ飛び越えてみたらそこまで高くはなかったようです。 今回、なおたろーさんはオンライン心療内科を受診しましたが、メリット・デメリットがあることを踏まえて、どこで診察してもらうのが自分に合っているかをよく考えてみるといいかもしれません。 なおたろーさんは今のところ、調子がいいようです。一度乗り越えてしまえば、次に不調をきたしたときにも一歩を踏み出しやすくなるのがいいですね。 ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医療機関や専門機関にご相談ください。
2024年08月28日■前回のあらすじ 心療内科の受診を決意したものの、どこに予約しようかと悩むなおたろー。メリットとデメリットを考えてオンライン心療を選びます。診察のときにちゃんと伝えたいことを伝えられるように、事前に症状などをメモしておくといいとアドバイスを受けて、今の症状を整理しながらメモを作ったのでした。 ■突然の質問にも… ■わたし頑張った 心療内科の受診は、なおたろーさんにとってとてもハードルの高いことだったようです。なかなか病院に行けず、調子の出ない日々を繰り返していましたが、オンライン診察でようやく乗り越えることができました。 突然の質問に慌てそうになったとき、事前に書いておいた自分の症状や病歴などのメモが役立ったそうです。 診察のハードルさえ乗り越えてしまえば、今後は頑張れそうな気がする!? 次回に続く「ようやっと心療内科を受診した話」(全4話)は12時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医療機関や専門機関にご相談ください。
2024年08月27日■前回のあらすじ 調子のいいときもあれば、起き上がれない、会話ができない、うつっぽい、などの症状が出るときもある主人公・なおたろー。心療内科への相談を長いこと先延ばししてきましたが、日常生活に支障がでることもあり、思い切って受診を決意! まずは予約、それから…。 ■メリットとデメリットを考えて ■ありがたいアドバイス 心療内科を受診する! そう決意したものの、すぐに病院の予約が取れるかわからない。 なおたろーさんはいろいろと考えて、オンラインの心療内科を予約しました。でも、診察の日に体調が悪かったらちゃんと話せないかも…? せっかく先生に診てもらえるんだから、伝えたいことを伝えて、聞きたいことを聞けるようにしたいと考えたなおたろーさんは、受診前にやっておくといいことのアドバイスを受けたようです。 次回に続く「ようやっと心療内科を受診した話」(全4話)は12時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医療機関や専門機関にご相談ください。
2024年08月26日■突然襲ってくる体調不良 ■心療内科を本気で考えてみる 基本的には調子のいい日が多いというなおたろーさん。でも、時々、起き上がれない日や会話もできない日があって…。 周囲からは心療内科を勧められますが、「通うの大変そうだし、お金もかかりそう」と先送りにしていたそうです。 そんななか、気圧の変動や寒暖差などで不調をきたす日々が続き、いよいよ本気で考えなきゃ…と一念発起! 心療内科ってどんなところなんでしょう…? 次回に続く「ようやっと心療内科を受診した話」(全4話)は12時更新! ※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医療機関や専門機関にご相談ください。
2024年08月25日■前回のあらすじ なんとかお風呂に入ったものの、ふだんできることがまったくできず。命の危険を感じて湯船から出ようとしても、体が動かなくて…。入浴後は、夫に「休むね」とジェスチャーで伝えることしかできませんでした。 夫ありがとう!! 基本的に毎日日付が変わる頃に帰ってくる夫なので育児と家事は私のワンオペです。 仕事が長引く日は、夫と顔を合わすことがないなんてこともあります。 この日はたまたま休みだったのですが、夫がいなかったらマジ詰んでた…。 理解者がいてくれるのと、いてくれないのでは全然違う。受け入れてくれる家族には、感謝しかありません。 学生時代、社会人時代のうつ症状もかなりしんどかったけど、結婚して子どもができてからは怒鳴ったり、ヒステリック起こしたり、家族に感情をぶつけることが多くなってしまい、そんな状況がすごくしんどかったです。 このままだと自分を傷つけたり、誰かに危害を加えてしまうかもしれない。 そう考えたらこのまま放ったらかしにするわけにはいかないと考え、病院に行く決意をしました。 夫も、私の扱いには相当苦労したと思います。 PMDDだとわかる前から、夫に「そんな風になるのはおかしいから、どこか病院行った方がいい」と言われていたのですが、私がずっとそれを拒否していたのです。 だってPMSやPMDDの症状は、生理前の一定期間しかないから。生理が来ると症状が消えて、うつだったことなんてすっかり忘れるくらい元気に過ごせるんです。 心療内科や精神科に行ったとしても、気持ちの問題だとか、ゆとりだからだとか、自分に甘いからだって、きっとそれで済まされると思っていました。 辛い人はずっと辛いけど、私の場合は元気に過ごせる日だってあるから、私はそうじゃないって。 まさか、生理が関係あるだなんて思ってもいませんでした。 男性である夫には、女性ホルモンの変動とか生理前のしんどさとかは最初ピンとこなかったかもしれませんが、それでも理解してくれました。 夫に受け入れてもらったことで、これまで自分のことをないがしろにしていた自分はなんて馬鹿だったんだと反省しました。 今でも症状がたまに出てしまうけど、「ママは今しんどい時なんだ」と子どもたちも理解してくれるし、3年間運転できなかった時期は母がずっと病院に送り迎えしてくれてました。 みんなの理解のおかげで、私は生きていけています。 今回みたいにポンコツになっちゃう時が、またあるかもしれません。 そのたびに私は自分が嫌だなって思ったり、家族に申し訳ないって思ってしまうだろうけど、周りのみんなへの感謝だけは絶対に忘れちゃいけない。 これからも私は私にできることをやって、目の前のことを一つ一つこなしていけたらいいなと思っています。 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。 月経前不快気分障害(PMDD)とは、月経前症候群(PMS)の中でも特に精神症状が強いために、日常生活に大きな支障をきたすほどの状態を指します。 出典: Medical Note この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。
2022年07月16日■前回のあらすじ 何か家族の役に立ちたいとアイスを買いにコンビニへ。ところが、思考力の低下によって何を買えばいいのかわからず、お会計はまさかの3500円オーバー。帰宅後は、さらに症状が悪化してしまい…。 今は自分がPMDDだとわかってるので「あ、これやべーわ。動かんわ」と考えることができていますが、以前は怒りの感情がコントロールできず、家族にひどく当たってしまうこともありました。 そらじろーが2歳頃の育児も、それはそれはひどいもので…。 自分を止めることができず、そらじろーを責めるようなひどい言葉まで言ってしまっていました。 PMDDが過ぎれば、いつもの自分に戻って楽しく育児できるようになるけれど、当時はPMDDだとわからず気持ちの問題だと思っていたので、自分の気持ち次第で息子を振り回してしまっていることに罪悪感を抱いていたんです。 でも今は、定期的に婦人科で相談することで「自分の体がどうなっているのか」「自分はどんな人間なのか」を再確認することができています。通院は大変だけど、自分の心と体の相談ができる専門家がいてくれる安心感はすごく大きいものです。 特にホルモンなんて、目に見えるものじゃないしね。 月経前不快気分障害(PMDD)とは、月経前症候群(PMS)の中でも特に精神症状が強いために、日常生活に大きな支障をきたすほどの状態を指します。 出典: Medical Note この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。 次回に続く「PMDDの症状でポンコツ化した私」(全4話)は12時更新!
2022年07月15日■前回のあらすじ 低気圧の日に、PMDDの症状が出現。夫は「休んで」と言ってくれたけど、“役立たず”のレッテルを貼られているように感じてしまったなおたろーは、何か役に立ちたいとコンビニにアイスを買いに行くことにして…。 値段も見ずに買い物するとか、セレブかよ(笑)。 ちょっとアイス買うだけのつもりだったのに、バグってる時い買い物したらいかんね…。 精神状態が不安定な時に外を出歩くのはなかなか危険ですが、コンビニは家の目の前なのでなんとか歩いていけました。 そして、頭も働かないし、呂律も回らないのでまともに喋ることができません。 夫はもう慣れっこだから「はいはい」って普通に対応してくれるからいいけど、よそではこんな姿見せられない…。 月経前不快気分障害(PMDD)とは、月経前症候群(PMS)の中でも特に精神症状が強いために、日常生活に大きな支障をきたすほどの状態を指します。 出典: Medical Note この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。 次回に続く「PMDDの症状でポンコツ化した私」(全4話)は12時更新!
2022年07月14日イライラしたり、気分が落ち込んだり、不安になったり…、生理前になると出る辛い症状に悩んでいたけど、数年前それは「月経前不快気分障害(PMDD)」であることが判明。 症状が出てしまうと、ポンコツになってしまう、私の日常をご紹介します。 私はこの状態になっちゃうと、挙動がおかしくなるというか、目の焦点が定まらないというか、ずっと目が泳ぎ続けているというか…。 どんな感じかっていうのを自分で伝えるのってなかなか難しいのですが。 呼吸も乱れます。油断しすぎたり意識し過ぎると過呼吸になったりするので、気をつけなきゃいけません。 夫は私に気を遣って「あとは俺がやるから何もしなくていい。座ったり横になったりしたらいい」と言ってくれたけど、その時の私にはその言葉が逆効果で、まるで役立たずのレッテルを貼られているように感じちゃって…。 今回は「いつもできてることができないのが悲しいから私がやりたい」ってきちんと気持ちが言えてるけど、これはかなり珍しいです。いつもだったらひたすら駄々をこねて「ヤダヤダ!」って言ってると思います(苦笑)。 「思考力の低下」で、正しい判断ができずに無理をしようとしてしまうのです。 月経前不快気分障害(PMDD)とは、月経前症候群(PMS)の中でも特に精神症状が強いために、日常生活に大きな支障をきたすほどの状態を指します。 出典: Medical Note この記事はあくまで筆者の体験談です。気になる症状がある場合は専門機関にご相談ください。 次回に続く「PMDDの症状でポンコツ化した私」(全4話)は12時更新!
2022年07月13日■前回のあらすじ “いいお母さん”を目指すのをやめると決めてから、いい意味で色々と諦めることに。すると、頑張る方向の軌道修正ができ、楽しく過ごせるようになったのです。それでも、過去の過ちは消えることはなくて…。 「自分を許す」 考えたこともなかったです。 ずっと抱えて生きなきゃと思っていたから。 もしかしたら、「自分に都合よく許してんじゃねーよ」って思う人もいるかもしれない。 でも、たくさん、たくさん反省したから。 記憶に完全に蓋をするわけじゃないけれど、子どもたちと一緒に未来を生きるために、毎日120%子どもたちを愛するためにも、自分を許してあげようと思えました。 私の激せまキャパのなかで、できることを頑張りたい。 いろんなこともあったけど、これからはもう前だけ見て、家族と向き合っていこうと思います。 ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
2022年07月12日■前回のあらすじ 過呼吸を起こしたことで、これまで無意識のうちに自分にプレッシャーをかけて育児していたことに気づいたなおたろー。子どもたちのためにも、無理して“いいお母さん”を目指すのはやめようと決めて…。 いい意味で、色々と諦めてみました。 私はキャパが狭いんだから、下手したら健康に関わる。 健康的に生きることを最優先することにしました。 でも、ずっとずっと後悔しています。 あのときのことを思い返したら、息子たちに申し訳なくて…一生忘れちゃいけないと思うんです。 「やめたくてもやめられなかった」という私の都合でずっと振り回してしまった。 でもずっと、それに囚われて生きて、子どもたちの笑顔を見るたびにそのことを思い出していたら、なかなかきついなって…そう思っていました。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新!
2022年07月11日■前回のあらすじ 長男が通う幼稚園の参観日に、夫と大ゲンカ。なんとか参観は乗り切ったものの、帰ろうとしたときに突然、過呼吸に。子どもにも先生にも心配をかけてしまい、情けない気持ちでいっぱいで…。 「みんなできてることだから」って、自分ができるとは限らない。私は私のキャパがあるのに、それをずっとずっと無視していたのです。 なにが一番優先かを考えた時、子供たちの顔が浮かびました。 これまで必死にがむしゃらになってやってきたけど、気がついたら一人で走っているばかりで、子供たちの顔なんて全く見ていませんでした。 ここまできて、やっとそれに気がつけただなんて、本当にお恥ずかしい話ではありますが…この件をきっかけに吹っ切ることができました。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新!
2022年07月10日■前回のあらすじ 次男を出産してから1ヶ月半で、里帰りは終了。育児が楽しいと思えることも増えてきたけれど、体力はギリギリ。なんでみんなにできることが私にはできないんだろうと、自分を責めることばかりでした。 育児だけでなく、夫婦の関係もヘタクソでした。 今思えば、日々の疲れやストレスもあり、夫と冷静に会話ができる状態じゃなかったのかもしれません。 夫の待つ家に帰ろうと思った瞬間、突然過呼吸を起こしてしまいました。 ちなみに過呼吸自体は学生時代によく起こしていたので、対処法も慣れっこという(苦笑)。 でも過呼吸ってパニックになるし、頭に酸素回らなくてぐらぐらするし、視界もグワングワンなので、正直ここまでちゃんと喋ることができたかどうかはわかりません。 息子たちに「怖い」と思わせないように頑張って笑顔を作ろうとしたけれど、心の中は情けない気持ちでいっぱいでした。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新!
2022年07月09日■前回のあらすじ 長男が3歳の頃、次男が誕生。里帰りをしていたので、体はそれなりに休めたものの、赤ちゃん返りで「イヤイヤ」ばかりの長男に強く当たってしまうことも。やめようやめようと思っても、自分を止めることができなくて…。 2人目育児も少し慣れてきて、子どもたちのことを可愛いと思える余裕も増えてきました。ちゃんと「可愛い」「愛おしい」と思えることが、すごく嬉しかったです。 でもそれ以上に体力は限界でした。 みんなできてることなのに、なんで私はできないんだろう。 とにかく時間がない。 家事がなくなることはないし、やることは尽きない。 合間に授乳やオムツ替えもあるし、上の子の面倒も見なければならない。寝る時間までずっと動き続けているのに、部屋は一向に片付かないし、牛乳飲んだコップも机に置きっぱなし。ワンオペお風呂も大変で、自分の体もまともに洗えない…。 ずっと家にいるんだからしっかりしなよって、誰かに言われてるような気がして…ボロボロな自分の顔を見て、自分の要領の悪さにガッカリしていました。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新!
2022年07月08日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。 ■前回のあらすじ 息子に対して「やめて!」と声をあげるのは、叱っているのではなく、怒鳴ることで自分がスッキリしようとしているだけなのかもしれない。そう感じたなおたろーは、状況を変えるために育児相談に行ったのですが…。 産後はホルモンも安定していないので感情のコントロールが難しくなります。 私はPMDD(月経前不快気分障害)で、女性ホルモンの変動に感情を左右されやすいというのもあり、この時は本当に自分を止められませんでした。 こさぶろーは割と寝てくれるタイプではあったけどそれでも毎日睡眠不足で、体もまだ痛いし、悪露は出続けるし、乳腺炎になって高熱が出るし…心はいつも綱渡りのように、立っているのがギリギリの状態。 そこにそらじろーのイヤイヤが入ってくると、綱から落ちそうになってぐらついてしまう。 大暴れして床をドンドン足で鳴らされると、頭が割れそうになってしまう。 母もそらじろーが赤ちゃん返りをしていることは知ってはいたけれど、明らかに母がいる時といない時とでそらじろーの暴れっぷりに差がありました。 母がいない時は、これでもかと泣き叫んで暴れていました。 私も疲れ切った状態だったので、その状況を母に話すこともできず、里帰り中はこんな日々を送っていました。 次回に続く「誰にも言えなかった私の育児」(全11話)は12時更新!
2022年07月07日