民放テレビ・ラジオ局勤務を経てフリーディレクターに。 趣味が高じて日本・海外旅行経験豊富、12カ国40都市を訪問。旅行観光ライター(ツアーコンダクター資格有)、女性向けサイトのライティングもしています。まだまだ日本人が知らない現地ネタを情報発信。ディープでおもしろい海外の歩き方をご紹介します。(フォークラス)
台湾って、じつは温泉天国だって知っていましたか? 日本の九州と同じくらいの面積といわれる台湾は、環太平洋火山帯に立地しているため、島の各地に温泉が湧きでています。その数なんと、100か所! 台湾全土に分布している温泉のなかには、「不老温泉」というありがたいネーミングをもつものまであります。さらに、 あの「日本のおもてなしの宿百選」常連宿の加賀屋(石川県)も2010年にお店をオープンさせているんです! 今回は、台湾のオススメ温泉地を紹介します。 ■男女別、さまざまな種類の温泉がある陽明山温泉 台北市内から16.5キロの国家公園、陽明山公園区内にある陽明山温泉は、山中に温泉が点在しています。野趣あふれるスポット。着衣(水着やシャワーキャップ)必須の温泉が多いなか、裸で入れる日本式です。 陽明山温泉は、「陽明山公園」「冷水坑」「馬槽」「子坪温泉」の4つが主要の温泉地区で、源泉の「龍鳳谷硫黄谷」も見ることができます。 最近では、無料で入れる足湯もお目見えしました。ちなみに陽明山という山はありませんのでご注意ください。 ■日本式のおもてなしを堪能できる新北投温泉 台北のMRT駅からすぐの「新北投温泉」は日本人が開発したということもあり、日本の温泉宿に近い雰囲気。「日勝生加賀屋」があるのもこちらです。泉質は関節炎や動脈硬化にいいとされる硫黄泉。 親水公園露天温泉浴地には公園内に露天風呂もあるので、地元のみんなとのふれあいも楽しめるかも。 ■肌によい泥温泉 日本人にも人気の関子嶺温泉 休日には地元の親子連れも続々訪れるという「関子嶺大旅社」は、歴史が古く、ノスタルジックな宿です。泥温泉はミネラルをたっぷりとふくんだ泉質で、神経痛や胃腸病などにいいといわれています。顔や体への美肌も期待できそうで、自然のエステが楽しめます。 乾燥した泥を販売するおみやげ屋もあるので、自宅で試してみるのもよさそうです。日帰り入浴も行っているそうです。 台湾での温泉の楽しみ方は、日本とは少しちがうのでご注意を。亜熱帯地域であたたかい気候の台湾では、お風呂に入って体をあたためるという習慣がなく、ぬるいお湯にゆったりつかるのが主流です。 各温泉がテーマパークのようなものだというイメージで訪れると楽しめるのでは。着衣必須の温泉が多いので、トランクをひとつ用意して、バスや列車で足を運ぶことをオススメします。
2015年12月02日なんだか最近失敗つづき…。新聞や雑誌の占いを見てはため息をついたり、風水の教えをもとに部屋の模様がえをしてみても、モヤモヤは解消されない。 「人生に迷っているわけじゃないけど、だれかに私の未来を占ってほしい!」と思っている人は、いませんか? 日本では話しづらいこともあるかもしれない。だったら、日本語を話せる占い師が多くいる台湾へ自分の知らない一面を探しに出かけることをオススメします。 ■台湾占いは「文化大革命」後に優秀な人材が流入 中国占術は長い歴史を持つ占いのひとつ。しかし現在、中国本土では、占いは正式な仕事だと法律で認められていません。それどころか、禁止されているのだとか。 過去に行われた「文化大革命」により、占いは「非科学的」と政府に否定されたそうです。道教師や風水師、占い師が弾圧を受けて、台湾や香港へ逃避したといわれています。 現在、中国占術は台湾と香港が中心となっており、優秀な占い師がたくさんいるのです。台湾の占いは多種多様。一風変わったものもたくさんあるけど、的中率も高いのです! ■小鳥占い 名前と生年月日を書き、占いたい項目(金運、結婚運、恋愛運など)を告げると、その数だけ文鳥がカードを引きます。小さなくちばしでカードを引っぱる姿は、とってもキュート! 文鳥が選んだカードがあなたへのお告げなのだそう。絵柄を占い師が解読し、あなたの運命を導きます。日本語OKの店が多いなか、とくにオススメなのが「芷羚論命」です。 ■亀占い 亀の甲羅のなかに古銭を投げいれ、占いたいことを念じながら甲羅を振ります。なかの古銭を落として、その裏表の数で運勢のよし悪しを判別します。この亀占いは吉凶がはっきりと出るのが特徴のため、なにか白黒はっきりさせたいことがある人は、訪れてみては。 人気のお店「小神仙」では、2時間待ちはあたりまえといわれています。そのうえ日本語不可で、寿命もはっきりと伝えられるとか…。でも、地元の人に愛されつづけています。 ■米占い 占いたいことを念じながら米粒をつまんで3枚の小皿にそれぞれ置き、その数と四柱推命で運勢を読みときます。行天宮そばにある占い横丁の「横丁の母」と呼ばれた人の一番弟子が人気です。 ■葉っぱ占い 観葉植物の葉を1枚ちぎって握ると情報が葉っぱに宿り、その情報から財運や未来を読みとるという一風変わった占い。葉っぱと話せる不思議な能力を持つ「西蔵樹葉撲骨相命」の先生に会うだけでも価値がありそうです。 ほかにも、四柱推命や紫微斗数、手相占いや、面相占い、風水と台湾の占いはまだまだあります。自分の本質や一生、運勢の流れをひも解いてもらい、これからを考えるきっかけにしてもよさそうですよね。
2015年11月29日2015年も残りすところ、あとわずか。仕事に恋に一喜一憂し、手にいれたものは、果たして運命のものだったのか悩むオトナ女子も多いはず。 新たな年をむかえる前に、台湾のパワースポットを訪れてはみませんか? エナジーチャージとともに、2016年に出会うすべてのものが良縁であるよう祈ってみては。最強の幸運を手にいれて、ハッピーな1年をむかえましょう! ■台北のパワースポット「行天宮」 『三国志』で有名な、関羽が奉られている「行天宮」。人気の最大の理由として、御本尊が商売の神様である「關聖帝君(関羽)」であることが挙げられるでしょう。 大きな体と真っ赤な顔、そして頭上の龍と男らしいヒゲ。劉備玄徳に仕える武将がまつられているとあって、毎日約1~2万人が参拝しているそうです。 参道では青い法衣を着た女性が、衣服などに線香の煙をかける「収驚」というお払いの一種を行っています。 これは、魂が抜けた人の「魂」を戻すための儀式なのだそう。台湾では、魂が抜けているのをほおっておくと、徐々に体が衰弱してしまうといわれています。 ぼーっとしがちで失敗が続いている人にオススメ。一度試してみてはいかがでしょう。 ■台北の恋愛成就パワースポット「霞海城隍廟」 縁結びで有名なスポットの霞海城隍廟には、恋愛の神様「月下老人」がまつられています。 ここでお参りをしてから良縁に恵まれた人も多く、年間約9000組のカップルがお礼参りに訪れるとか。ダメ男につかまったり、なかなかいい人に恵まれなかったな、と今年の運勢に不満を感じている人も、何か道しるべが得られるかもしれません。 こちらは参拝方法が複雑なので、一発でご利益を望む方は、キチンとお参りすることをオススメします。日本語のできるガイドさんを頼めば、参拝方法を教えてくれますよ。 ※現在、修復工事中ですが(~12/31)、主殿にある月下老人の参拝に影響はないとのことです。 ■台北最強パワースポットの異名を持つ「龍山寺」 創建約270年の台北で、最も歴史のあるお寺が「龍山寺」です。中国大陸(福建省泉州)から漢民族が台湾に移りすんできたころに分霊創建されました。 当時の移民たちをとりまく環境は悪く、「三在六亡一回頭」(移民してきた10人のうち3人が残り、6人が死亡、そして1人は帰国)という状況だったそう。そういった環境不遇を解消するためにまつられた大事な神様でもあります。 その建築物はきらびやかで絢爛豪華。訪れるだけでパワーをもらえそうです。 龍寺山の御本尊聖観世音菩薩は、第二次世界大戦下の空爆でも焼かれず被害にあわなかったという代物。ご利益あるその御姿を、一度は見てみたいものです。 背筋がピンと伸びて、訪れるだけで前向きになれるパワースポット。歴史背景を知っておけば、ご利益もアップしそうですよね。
2015年11月27日台湾といえば、大人女子の間で人気沸とう中の訪問先です。週末を利用してお手軽に訪れられるのはもちろん、グルメやマッサージなど女子のツボを押さえた楽しみ方ができるのです。そのうえ、プチプライスときたら、いかない理由が見つかりません。 ノスタルジックな風景や街の雰囲気、人なつっこいおばちゃんたちとの出会いが、つかれたココロをざぶざぶ洗ってくれることでしょう。早起きして散歩をするなど、日本にいるときよりもエネルギッシュに楽しめることまちがいなしです。 とはいえ、旅の楽しみといえば、やっぱり食事! おさえておきたい、台湾のおいしいものや食べあるきグルメを紹介します。 ■行列必死! 台湾伝統朝ごはんが楽しめる「阜杭豆漿(フーハン・ドゥジャン)」 外食文化が根づいている台湾では、出勤や通学途中の忙しい時間でもテイクアウトでごはんを食べる人が多いそうです。 そこでおすすめなのが、午前5時の早朝から開いている華山市場の「阜杭豆漿(フーハン・ドゥジャン)」。代表メニュー「豆漿(トウチャン)」を求めて行列ができる、人気店です。 日本でいう、豆乳スープのような豆漿は、つくりたての豆乳に砂糖を加えたもの。台湾人になくてはならないものだそうです。飲み物代わりにオーダーしている人も多いとか。 そのほか、朝ごはんの定番、台湾の卵焼き「蛋餅」や焼きパン「焼餅」、ほかほかのチャーシューマン「又焼包」なども味わえます。「阜杭豆漿」で地元人に混ざって、台湾スタイルの朝食を楽しんでみては。 ■夜市で、肉汁たっぷりの人気メニューを 士林夜市とならんでにぎわいのある夜市といえば、松山駅近くの「饒河街夜市(ラオフー)」。饒河街夜市には、アイディア勝負の「おいしい!」がたくさんつまっています。 胡椒たっぷりの豚ひき肉と葱の餡を皮に包み、炭火の釜に貼りつけて焼く「胡椒餅(フゥジャオピン)」は、夜市になくてはならない人気メニュー。職人さんが目の前で料理する姿を見ることができるのも楽しみのひとつです。 あっつあつを口にほおばると、パリパリの皮とじゅわっと出てくる肉汁が口のなかに広がります。しあわせを感じることのできる胡椒餅は、台湾屋台の大王ともいえる存在です。 ■とにかくたっぷり! 台湾スイーツ 2015年春に日本初上陸をして話題をさらった「アイスモンスター」からもわかるように、台湾スイーツは、とにかくテラ盛り。 たっぷりのマンゴーに練乳をかけたカキ氷や豆乳でつくったぷるっぷるのプリン「豆花(トウファ)」などがあり、見た目にも満足できるボリュームです。寒くなると屋台には温かいデザートも増えるため、ローカルフードをたのしむ機会もさらに増えそうです。 ほかにも、フルーツ王国台湾ならではのスイカまるごとジュースや、あずきスープにごま団子を入れた「紅豆湯芝麻湯圓」など、気になるスイーツはまだまだあります。 おひとりさま2万円台から出発できる、台湾への旅。プチプライスでおいしいひとときを過ごしてくださいね。
2015年11月25日