ライター、翻訳家、ショップディレクションなど、さまざまなジャンルで活躍する中、2018年11月に双子を出産。女の子と男の子のママになる。 著作には『Female Complex(彼女が音楽を選んだ理由)』、『インディ・ポップ・レッスン』((DU BOOKS刊)などがある。女性によるDJチーム、Twee Grrrls Clubのリーダーで、ショップViolet And Claireのオーナーでもある。
2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴ってくれます。
気が付けば2022年もすぐに平常運転が始まっています。最近の双子は仲が良い時には一緒にキャッキャと楽しそうにしていますが、ちょっと目を離すと、すぐにつかみ合いのケンカに発展してしまいます。手が出た瞬間に「STOP!」と止めに入っても、どちらかがしつこくケンカを仕掛けるので、家事にも身が入らず、母は常にヘトヘトです。 双子が3歳になりました 双子が3歳を迎えました。ときどき双子の妊娠中のことを思い出します。とにかくお腹が大きくて、重くて大変だったこと、常に腹筋の筋がピキピキとつったような痛みと闘っていたことなど…。若干辛い思い出の割合が多い印象ですが、大病を患わずにすくすくと育ったことがとても嬉しく、「親として、自分を成長させてくれてありがとう!」という気持ちでいっぱいでした。 誕生日前日には双子にとっては初の夢の国にも行き、コロナの間にはなかなか会えなかった親戚も集まり、双子のお祝いをしました。なぜか双子自ら歌うバースデーソングが「ディア ママ〜!」でしたが、ふたりで協力してキャンドルを吹き消し、充実した誕生日になりました。 3歳児検診って超大変! 驚いたのは自治体から届いた検診のお知らせ。そこには「尿検査」「視力検査」「聴力検査」をそれぞれの家庭でおねがいしますと、記載されてました。 「え?視力検査って家でやるものなの!? トイトレも進んでないのに、尿検査? 無理でしょ!涙」とパニック状態に。ネットでいろいろとリサーチすると、似たような感想を書いている人がたくさんいたので、少し安堵しながらも、検診に必要な書類も2倍で、前々日くらいから検診への不安からストレスがマックスに…。夫にもきつく当たってしまいました(苦笑) 聴力検査では、耳元で指を擦り、その音への反応を観察する必要があったのですが「ママ、何してるの?」と指示をなかなか読み込めない娘に手こずりながらもどうにか完了。 娘の発達が不安だったので、当日の検診での発達相談も受け、トータルで3時間近くかかり、全ての工程が終わるころには双子も母もげっそり。尿検査に関しては未だクリアできず、タスクを残したまま年を越してしまいました。 尽きない悩み、それは発達の不安 双子あるあるなのかもしれませんが、常に比較対象があるため、発達のスピードの差が気になるように。 娘は超がつくほどのマイペースなのですが、その性格ゆえに言葉の少なさ、音に敏感だったり、癇癪を起こしやすいなど、集団行動をする際に目につく箇所が増えてきました。保育園の先生との面談や、小児科受診、発達相談など、色々と手をつくしたものの答えは出ず、経過観察に。 日常でも娘が生活をスムーズにおくれるよう考えた結果、息子は夫と、娘は母と過ごす週末をつくることに。今までは4人一緒にお出かけするのが当たり前だったけれど、1対1で娘と接する時間を設けることで情緒も安定し、コミュニケーションもスムーズになるようになりました。息子は長らく妖怪ブームが続いているので、そこは夫にしばらく任せつつ、私は娘のプリンセスブームにもほどほどに応えていこうと思います。 習いごと始めました 小さなころから、自分自身が学習塾に通っていたこともあり、3歳になったら塾に通わせようと計画していました。週に1回、1時間のクラスですが、平日はお風呂上りに10分と時間を決めてコツコツと課題に取り組む習慣ができました。鉛筆もグリップを補助するゴムをつけると、上手に持てるようになり、最近では迷路など楽しんで取り組んでいます。 まだまだ子育ての道のりは長いですが、双子と一緒にお絵描を楽しんだり、カードで遊んだりする日が待ち遠しいです。
2022年03月02日保育園の送り迎えで隅田川を渡るタイミングで、橋の上からスカイツリーがきれいに見えるスポットがあり、そこを通るたびに「この街に住めてよかった」としみじみ感じています。 長野から東京に戻って数ヶ月、かなり波乱万丈な日々をおくっておりましたが、イーストサイド東京の生活を双子と共にエンジョイしています。 コロナ陽性&2週間の隔離生活の限界 少し間が空いてしまいましたが、実は長野から東京に戻ってきてから約1ヶ月でコロナ陽性となってしまいました(現在は後遺症なし)。子どもがタイミング悪く風邪をひいていたのもあって、自分の熱も風邪だろうと甘んじていました。 しかし、流石に下がらない熱に不安を感じ、受診した病院にPCR検査を依頼したところ、検査を受けられるのがそこから更に2日後! 発熱してから約10日後に陽性診断が出たので、病院から連絡があった時にはすでに体温も下がっていました。まさか自分がなるとは…というショックと「はやく保育園にも報告しなくては!!!」という焦燥感に駆られ、頭が真っ白に。 保育園の先生たちは、すごく丁寧に対応してくれたため、精神的にとても救われました。不幸中の幸いか、双子と夫は陰性。ここから双子との2週間の隔離生活に突入しました。 夫はリモートワーク100%に切り変え、不要不急の買い物以外は出かけず、軟禁状態。子どもたちの遊びに行きたいリクエストも却下するのも辛かったですが、おもちゃなどは通販やフリマサイトで購入し、どうにか乗り越えました。2週間終わった時の開放感と言ったら…! 今年は厄年だったのもあり、その後も婦人科などで子宮頸癌の検査をするなど、身体を大事にしようと思うきっかけにもなりました。 マンションをリノベしました! 夫が学生時代に住んでいた、義実家所有のマンションの一室をリノベーションしました。東京に戻るなら、次は子どもが大きくなるまで定住したい。そんな思いがあったため、リノベーション業者と何度も打ち合わせを重ね、無事に竣工しました!将来的には双子のそれぞれの部屋にすることも想定しながら、壁紙の色を決めたりするのはとても楽しかったです。 そして、双子の寝相が悪く、ベッドだと落下する可能性大なので、寝室には工夫が必要。元々持っていたマットレスを生かしつつ、もう一枚追加してドッキングし、キングサイズのマットレスを湿気をとるシートの上に敷いて寝ています。いつか、それぞれのベッドで寝る日も来るのかな? ちょっと寂しくもありますが、ベッドが好きな自分としては、早くベッドで寝たいものです。 双子、水族館にはまる 都内は車よりも自転車移動の方が気軽なので、週末も基本的には自転車でお出かけを楽しんでいます。 蔵前や東日本橋のエリアはここ数年で再開発が急速に進んでいて、お気に入りのブックショップやパン屋さんが点在しており、近場でも楽しめるのがとても嬉しいです。 双子のお気に入りは東京スカイツリーの中にある水族館! 毎日のように「フィッシュいこ!」とおねだりされりますが、流石に年間パスポートを所有していても毎日は行けないので、週1のお楽しみとなっています。 水族館に着くやいなや双子は「ママ見て〜!」とそれぞれ違う方向に突き進んでいくので、追いかけるのに一苦労(笑)。チンアナゴやペンギン、クラゲなどそれぞれ好きな魚や動物をみつつ、最後はお土産屋さんを物色するのが定番コース。季節ごとにイベントなども開催されていて、飽きることなく楽しめています。 運動会で大緊張の巻 今年は密にならないように小規模で開催された運動会。新しい保育園にも慣れ、友達もでき、充実した日々をおくる双子の運動会をとても楽しみにしていました。 特にダンスが大好きなダン君は、家でも「忍者ダンス」を披露しやる気満々! 運動会自体は20分ほどの短いプログラムでしたが、朝からなぜか私のほうが緊張して胸がドキドキ。入場口から先生と手をつなぎながら歩いてくる姿や、障害物競走に奮闘する双子を見て、涙腺はすでに崩壊していましたが、最後のダンスでその涙がピタリと止む事態に。自分の立ち位置についたダン君は緊張していたのか、目線は宙を泳ぎ、フリーズ状態!!!その隣でマイペースに踊るキリちゃんも流石でしたが、ある意味記憶に残る運動会になりました(笑) 最近3才になった双子。どんどんと言葉も増えて、ちょっと生意気にもなってきていますが、これからの成長が楽しみです!
2021年11月25日長野移住から約1年。早々東京に戻ってまいりました。現在、自宅を絶賛リノベーション中! 去年の今ごろも、東京の実家に双子+私の3人で仮住まいしていたのが脳裏によぎりつつ、現在も1カ月の仮住まい中です。 転職した夫の仕事も、双子の慣らし保育も待った無しで、怒涛の1カ月になりそうな予感…。 双子を抱え1時間の電車通園に奮闘中 転園となると不安なことも多いので、新居の近くで保育園を決めました。しかし、仮住まいの実家から保育園まで約1時間。乗り換えは1回だけなのでラッキーでしたが、朝の通勤時間を回避することができず、毎日苦戦しています。 転職したばかりで育児に時間を割きづらい夫と、何かと仕事も融通が利く私…。 必然的に私が双子を連れて行かなければならないのですが、満員電車を巨大な横型ベビーカーで移動するのは不可能だと判断し、ダンくんを抱っこ紐で、キリちゃんを1人用ベビーカーで移動していました。 わが家は1人1スマホ 「こんな小さい子にスマホを見せて」といった声も聞こえてきそうで胸が痛いのですが、ツインズを連れての電車移動では、1人1スマホで移動していています。 それでも混んでいる電車の中で、急に大声で歌い出したり、「もう降りる!」と騒ぎ出したり、冷や汗が止まらない瞬間ばかり…。「この場から消えてしまいたい…」と思いながらも、どうにか通っています。 ちなみに、ツインズのスマホはフリマサイトで購入し、落としても画面が割れなそうなハードカバーも用意。データ通信量を気にせず子ども向け動画サイトを見られるというプランも導入し、いざ「準備オッケー!」と電車に乗り込むものの…、ベビーカーのスペースがある車両が通勤ラッシュのタイミングに空いているわけもなく、ツインズを連れての電車移動は、まだまだ課題は多いなと感じています。 デジタル機器になれたツインズたちは、タブレットでお絵かきをしたりと、なんとも“ハイテック”な2歳児です。 双子の成長のスピードの違いは気になる? 気にならない? 同じ日に生まれ、同じ親に育てられても、それぞれ成長にも個性が出てきました。 歩き出しが早かったキリちゃんはダンくんよりも少し身体も大きく、階段を上るのもスムーズ。 一方、ダンくんはキリちゃんに比べると言葉が早いので、コミュニケーションが取りやすく、ご飯を食べる時や絵具でお絵描きするときは汚れないように気遣う一面も。 私の母は何かと双子の成長スピードの違いを指摘してくるのですが、私自身は敢えてそこはのんびり構えて、双子の個性を伸ばしていきたいと思っています。生まれた当初は育児書やネットなどの情報を気にかけることも多かったのですが、年月が経つにつれ、そんな行動も格段に減りました。 レッツ!ヘア・アレンジ! ずっとおかっぱ頭だったキリちゃん。ヘアゴムで髪を結ぼうとしても、秒で「NO!」と取られてしまっていたのですが、最近はどうにかこうにか結ばせてくれるようになりました。じっと座っててくれることは稀なので「座ってて〜〜〜!!!怒」と出かける前に一悶着あったりしますが、この猛暑をすこしでも涼しく過ごすためにもまとめ髪のアレンジをこれから習得していきたいなと思います。 子どものころ、母に髪を綺麗に結ってもらったのですが、大人になってからは私自身ずっとショートヘアかボブなこともあって、複雑な結び方やアレンジのネタに乏しいので、これから色々トライしていきたいと思っています! あと数週間でこの地獄の通園から解放され、新しい家での生活がスタートします。可愛い子ども部屋を作るのが私の夢なので、双子と相談しながら、実現していきたいです。
2021年08月08日長野の寒い冬を乗り越え、自転車で保育園への送り迎えもやっと辛く無くなってきました。自転車に乗ってる時も歌をリクエストして、3人で歌いながら移動するのが定番で、朝からその可愛い歌声でエネルギーチャージしています。 ■ひな祭り2021 行事ごとにはことごとく疎い私。忙殺され、雛祭りもちゃんとお祝いできないままでした。保育園でふたりがお雛様に扮して記念撮影した写真を見て、ウルウル。色付きビニール袋を着物に見立てて、頭に飾りをつけた即席お雛様のなんて可愛いいこと! ふたりとも食べ物の好き嫌いが多いので、今まで「ひなあられ」や「ちらし寿司」には興味がなかったのだけれど、自分たちがお雛様になれば少しは興味を持ってくれるのかも? ■長く続くダンスブームに韓流の影響が!? 某韓国アイドルの大ファンである私。ダンスが大好きで、あの世界的に有名なキング・オブ・ポップを真剣に踊るダンくんに目を光らせ、そのアイドルの曲を聞かせて「踊ってほしい!!!」と熱烈にリクエスト。早速動画サイトを見せてみました。 キャッチーなメロディーなので、すぐ好きになってくれたものの、振り付けが複雑でなかなか覚えられず。最初の頃こそ、リクエストをすれば踊ってくれましたが、すぐに飽きてしまいました。 1年近くブームが続き、ダンスも少しずつ上達していたので、きっとダンくんのお好みはマイケルなのかもしれません。 キリちゃんは踊りはしないけれど、一緒に歌って応戦してくれたり、曲のリクエストをしてくれます。 ■ふたりでコミュニケーションをとり、遊べるように 今までは遊んでいても 個人プレー が多かった双子。 キリちゃんからは「私のことはほっといてオーラ」がいつも漂っているので、ダンくんと一緒に遊ぶ姿を見ることがあまりなかったのですが、最近は ふたりで追いかけっこ をして走り回ったりする機会が増えてきました。 始まってしまうとエンドレスで、騒がしくて大変なのですが、何やらふたりで遊んで爆笑している姿や、友人がプレゼントしてくれた “ガラスに描けるクレヨン” で自由にお絵かきを楽しむ姿がとても微笑ましく、 双子育児の階段をまたひとつあがったような感覚 でした。 基本的にはダンくんがキリちゃんにうざい感じで絡んでいますが、キリちゃんもできる限り受け止めて、一緒に仲良く遊んでいます。これからは ふたり揃ってのイタズラ に要注意です(笑) ■ダンくん、突然の「ブラック」ブーム 同じものでも「色違い」で買うのか、「同じ色」を買うのか? これは双子特有の悩みかもしれません。 色違いで買うと、ダンくんがわがままを発揮して自分の好きな色を主張し、キリちゃんが我慢をする…という流れになってしまうのです。 たとえば、キリちゃんのために買った赤い靴をダンくんが奪ってしまったため、キリちゃんは仕方なくダンくんの黒い靴を履いていたのに、ある日突然「ブラウン!!!」(まだ色の名前がうろ覚え)と、キリちゃんの履いている靴を指差し、主張し始めるという…。 キリちゃんのほうがわずかに足のサイズが大きいので、ダンくんが愛用していた黒い靴だと若干キツめ。不憫に思えて、結局同じ黒い靴でさらに大きいサイズのものをあらたに購入する…という顛末。 その時の気分で好みが色々と変わるダンくんは、お気に入りの靴じゃないと履いてくれないので、せっかく買っても履いてもらえない靴が増えてしまいゲンナリ。 車内のベビーシートもブラックとピンクだったため、当初は自ら選んでピンクに乗っていたダンくん、そのブラック・ブームとともに、ピンクに乗るのを拒否するように。 唯一の救いは「キリちゃんにはそれほどこだわりがない」ということ。臨機応変に対応してくれるので母は救われています。キリちゃんありがとう!!!! 来月からは保育園も学年が1つ上がり、新しい生活がスタートするのが楽しみです! 常に大変さと表裏一体な双子育児なので、また新しい壁が出現してきそうですが、今この瞬間を楽しみたいと思います。
2021年04月03日長野の生活にも慣れ、リズムが整ってきました。夏は夏で暑さにやられてましたが、冬の寒さは東京と比較にならないほど厳しく、心折れそうになっていましたが、初めての冬もなんとか乗り越えられそうです。 壁を一つ乗り越えたと思ったら、また新しい壁に打ち当たる、これは子育てをする中で避けられない運命なのかもしれません。そして遂に我が家にもやってきました、あの魔の 「イヤイヤ期」 が。 とうとうやってきた双子の「イヤイヤ期」 同じくらいの月齢の子供を持つ友人からは経験談を聞いていたのですが、「うちはイヤイヤ期とは無縁だわ〜」とタカを括っておりました。しかし、2歳を迎えたあたりから息子がだんだんと気難しくなり、今では何をするにも 「ヤダ!」「イヤ!」 を連発するように。 特に保育園に出発する前やおむつ替えの時にはイヤイヤがマックスに!!! パジャマから洋服に着替えるのも一苦労。根気強く説得してみたり、泣き真似して同情を買おうとしても、初めは効果があってもすぐにその作戦は効果がなくなり途方に暮れております。 一方、娘はそんなイヤイヤ期の弟をほぼ無視し、マイウェイで毎日笑顔で保育園へ登園しています(なんとも心強い)。最近は某イギリス・キャラクターにどハマりし、毎日動画や絵本、オモチャでどっぷりその世界に浸っております。 私自身、両親を「パパ・ママ」呼びだったので、特にこだわりなく「パパ・ママ」と双子にも呼ばせていたのですが、ある時から娘が私のことを「マミー!」と呼ぶように…。それに従い、夫も気がつけば「ダディー」に。家の中だけならいいのですが、外でダディー呼びはちょっと恥ずかしい(苦笑) コロナ禍、双子たちのあそび方 以前まで大事なコレクションを双子にボロボロにされるのが怖くて、書斎に封印していたレコードコレクション。つい最近、ターンテーブルと共にリビングに移動させてみました。 ずらりと並ぶレコードに興味津々の双子。ダンスするのが大好きな息子はレコードを引っ張り出してきて、かけて欲しいとリクエストするように。マイケル・ジャクソンの「スリラー」を見様見真似で一心不乱にダンスする姿も最高でしたが、レコードの音に合わせて、日々独自のダンスを編み出しております。 それを見て娘も「私も私も~」とヘッドホンをつけて欲しいとおねだりしてくるようになり、お風呂上がりは家族でダンスパーティーが定番化しております。 以前であれば東京に行ったり、ショートトリップを楽しんでいたのですが、このご時世なかなか難しいですよね。雪でぐちゃぐちゃになった公園で遊ぶのも辛いし、家遊びも限界で、週末がやってくるたびに頭を悩ませていたのですが、夫が室内遊びできる場所をリサーチしてくれたので、先日家族で佐久市にある「こども未来館」へ遊びに行きました。 恐竜好きの双子は大きな恐竜の模型に大興奮!動物や宇宙、人体など体験型で学べる仕掛けが沢山あり、大人になった自分も楽しめるナイスな施設でした。天候に左右されず楽しめる室内施設は本当にありがたいものですね。 まだまだ寒い冬は続きますが、これからも双子との週末を色々と工夫して楽しみたいなと思います!
2021年02月08日すっかり前回の更新から日が開いてしまいました。というのも、一大決心をし、 東京から長野へ引っ越し をしたことで、てんやわんやしておりました。 夫の単身赴任は2020年の初めに決まり、当初は毎週末東京に帰ってくるという予定だったのですが、コロナの影響でいつ帰ってこれるのかも分からない状況になってしまったので、私の仕事を調整し、 一家で長野に行くことを決心 しました。 保育園の手続きや、慣れない土地での新生活で、私は落ち込んだりもしてましたが、その一方で 双子は驚異のスピードで環境に適応 !! 今回はそんな新生活のお話をさせていただきます。 ■夫不在、引っ越しの荷造りは双子が寝た後のみ… まずは、東京から長野へ引っ越す際の 準備 について振り返り。 夫は1ヶ月以上帰ってこれない状況が続く中、実家にお世話になりながら私は引っ越しのための荷造りに取り掛かりました。その頃はまだ保育園も再開しておらず、作業ができるのは双子が寝た後のみ(涙) 仕事柄、レコードと本が大量にあり、かつ夫が服好きのため、相当な物量で、夜な夜な泣きながら荷造り作業をしておりました。荷造りを終え、引っ越し屋さんに荷物を運んでもらった時は、孤独で長い闘いが終わったようで、とてもほっとしました。 長野へ引っ越し、家が決まるまでは 夫の元実家を間借り して生活していました。 家具がまだ揃っていなかったり、車社会の長野で、自転車もまだ東京から持ってこれていない時期は、あまりにも生活が不便で、ストレスでご飯もろくに食べれない状況に…。それも車を買ったり、家具を揃えたりすることで改善していきました。 以前、双子は ハイチェア に座って食事をしていたのですが、保育園での環境に合わせて長く使える ローテーブルとチェアのセット を購入。少しずつ生活リズムも整っていきました。 ■引っ越し後はウイルスの洗礼も! 去年の夏も RSウイルス などに繰り返しかかり、病院に何度もお世話になり、仕事もままならないこともありました。今年の夏は大丈夫かな? と思っていた矢先にまずキリちゃんが高熱に!! かなりの高熱で、なかなか下がらないので不安に襲われましたが、熱が下がってから発疹が出たので 突発性発疹 だということが発覚。今までかかってなかったことにも驚きですが、ダンくんもすこし遅れて同じ症状となり、入ったばかりの保育園をお休みすることに。 熱が下がった後、発疹が出た後には 不機嫌 になる情報は得ていたのですが、 あまりの性格の変貌ぶり に(特に普段穏やかなキリちゃんは怒り狂い別人の様に!!!!)両親共にしばらく振り回されました(苦笑) バタバタしている間に夏からすっかり寒い季節に…! 朝はダウンコートを着て保育園に出発するのですが、コートを着せるタイミングになると、キリちゃんは必ずお気に入りのヌイグルミを連れて来ます。 もちろん、保育園には持ち込めないので、タイミングを見てヌイグルミを隠さなければならず、毎朝試行錯誤するのですが、「ベア♡」と大切そうに抱き締める姿をみてしまうとついつい許してしまうダメな母親です(笑) 最低でも週に1回は東京に行かなければならず、新幹線や車で長野⇄東京を往復するようになり、以前よりもワーキングスタイルがハードさを増していますが、双子の著しい成長を糧に 長野での新生活 を楽しんでいこうと思います!
2020年11月20日保育園が再開し、ワンオペの双子の育児をしながらのリモートワークに限界を感じていた私にやっと光が見えてきました。まだ感染の恐れがあるため、様子を見ながらではありますが、双子も久しぶりに先生やお友達に会えるのが嬉しかったようです。 個人的には家だとつい甘えが出て食べないものも、保育園だとしっかり食べてきてくれるのが嬉しい! 野菜や果物をしっかり食べてくれる日は来るのだろうか…まだまだ食事の悩みは続きそうです。 食べて欲しいのに、食べてもらえないもの、それは「バナナ」。オンラインの掲示板などで子育ての情報を収集していると、「うちの子どもはバナナが大好物」という投稿を見るので、離乳食をスタートした頃からバナナを食べさせようとトライしてきました。 しかし、結果はいつもNG! キリちゃんはお腹が空いた時は食べてくれるものの、ダンくんは口に入れようとしても、口を一文字にして入る隙を与えてくれません。 バナナを食べてくれたら栄養価もバッチリなのに…と思いつつも、自分もバナナが苦手なので強くは言えない(苦笑) ■双子たちのマイブーム キリちゃん の最近のブームは 基地作り 。ひとりでせっせとクッションやオモチャ、絵本、そして麦茶の入ったマグ、タブレット(遂に購入!)を寝室に持っていき、好きな場所に配置。 好きな曲をYoutubeでかけながら、クッションにゴロンと横たわって麦茶をゴクゴクするのにはまっています。 あまりに大人しいので時折様子を覗きに行くのですが、我関せずでマイペースにゴロゴロ。私は動いていないと落ち着かないので、キリちゃんのその姿が何だか羨ましくもあります。 自粛期間中に買ってよかったものは、 子供用のタブレット と ペンでなぞるとそのワードを日本語と英語で発音してくれる図鑑 でした。 おしゃべりブームの(送り迎えで自転車に乗っている時は必ず「ベイビーシャーク」を振り付きで歌ってくれる) ダンくん は、この図鑑が大のお気に入りに。 動物や海の生物のページが特に好きでワニをペンで指す度に「スナップスナップ」と言いながら口をパクパクさせるワニの真似をしてくれます。早く動物園に行って本物の動物たちを見せてあげたいな。 最近はカメラを向けて「はいポーズ!」と声をかけるとダン君はポーズをしてくれるように。 以前、保育園の生活発表会の際に先生たちが作ってくれたパンダやカエルの帽子をかぶっては「撮って撮って!」とリクエストしてくるようになりました。 顎のところに手を添えるぶりっこポーズが定番なのですが、自分が幼い時に全く同じポーズをしていたことが発覚(笑)DNA恐るべし…と思った瞬間でした。 仕事の時間を確保できるようになって、私もメリハリをつけて子どもたちと遊んだりできるようになり、とても嬉しい! まだまだかつての日常とはかけ離れたものですが、少しずつペースを取り戻したいと思います。
2020年07月29日「緊急事態宣言」が発令され、保育園は休園。タイトル通り、ワーキングマザーでありながら「STAY HOME」を実現するためには想像以上に苦労や工夫が必要。 初めの頃は早朝に公園などにも行っていたのですが、平日の早い時間でも人出があるので、なかなか散歩も難しく、さらにはお昼寝の時間もバラバラで、仕事の時間を捻出するのはほぼ不可能だと絶望する日々が続いております。 平日は時間に縛られている夫を優先し、午前中は私が双子を見て、夫は近くの実家でリモートワーク。お昼に夫が帰宅し、みんなでお昼を食べて午後は姉が数時間見てくれている間、私は猛スピードで仕事(時々、ウェブ会議あり)。 夜9時頃には一旦寝て、双子が爆睡中の真夜中に一度起きて、残っている仕事を片付けるというスケジューリングで、今のところはどうにかこうにかやっていますが、目の下の隈が日に日に濃くなっているので、限界が来る日はそう遠くない…。 実家につくった双子の「砂場」 実家の屋上に姉が用意してくれた砂場。娘のキリちゃんは手に砂がつくと「ん、ん」(とって!!)と言ってくるので、なかなか砂遊びが難しいのですが、その一方でダンくんは、スコップで砂をすくってはバケツに入れるという作業に黙々と取り組む姿が対照的で、面白いなあと思いました。 砂を入れる作業がよっぽど楽しかったのか、ダン君はお風呂でもオケにひたすらお湯を入れる作業がブームに。 双子それぞれにタブレットを買うべきか… 自宅にいるので、Youtubeを見る時間が圧倒的に増えてきているのが悩みのタネ。私にチャンネル権があるのは朝ドラの時間のみという悲しさ(しかも、たったの15分なのに双子からブーイングが起こるなんて切なすぎる)! ダン君は今一番好きな「タータン」(多分エレファント)を猛烈にリクエスト、キリちゃんはダン君が好きな番組にはあまり興味がないらしく「あだ、あだ(嫌だ、嫌だ)」とクレームが止まらず「どうすればいいの!!??」と母は困惑しっぱなし。 まだまだ家にいる時間が続きそうなので、それぞれにタブレットを購入するのを検討中。 手作りでストレス発散、双子のTシャツ作り 家にいる時間、だらっとした格好になりがちですが、自分もオンラインで洋服を買ったり、ケーキを作ったりストレスの発散方法を模索しています。 それに伴って双子へのファッション熱も加熱中。 双子をイメージしたデザインを、CORNER PRINTINGSというオリジナルクローズが制作できるショップで刺繍Tシャツにしてもらったり、DIYで無地のTシャツにシルクスクリーンでプリントしたり、せっかく家にいる時間をできる限り楽しみたいと思っております。 1歳6ヶ月になり、二人の発語が増えてきて、一緒に歌ったり、コミュニケーションも取りやすくなってきました。大変なことは沢山あるけれど、双子といる時間は何よりも楽しい! 今は一旦仕事は柔軟に対応しながら、引き続き与えられたこの貴重な時間を大切にしていきたいと思います。
2020年05月05日新型コロナウイルスの影響は様々なところまで波及していますよね。学校や幼稚園が休園になることで、私が働いている会社でもリモートワークが進み、会議時のみに出勤するスタイルが続いています。 保育園は今のところ休園することもなく、双子は元気いっぱいに登園できているのが不幸中の幸いでしょうか。しかし、オムツやアルコール除菌グッズは店頭ではまだまだ品薄で、我が家も「困ったなあ」と頭を抱えながらここ数週間過ごしています。 我が家では基本的なニュースはチェックしつつも、不安を煽られるようなものは極力避け、家の中では子どもたちにたのしく過ごして欲しいと心がけて過ごしています。 さて、今回はそんな中で行われた保育園の 「生活発表会」 についてお届けします。 新型コロナウイルスの影響で、厳戒態勢の中で行われた保育園の生活発表会。 保育園の連絡帳では毎日、みんなで頑張って練習している様子を先生が報告してくれていたのもあり、夫とふたりでこの日をとっても楽しみにしていました。 ダンくんはカエル 、 キリちゃんはパンダ になっていざ登場すると、まだ始まったばかりなのに私の目から涙がポロポロと溢れてきてしまい…。緊張で固まるキリちゃん、いつも通り張り切って踊るダンくん、それぞれの持ち味が発揮された姿を見れて感無量でした。 これからも先も、節目節目にこういった機会があるのかと思うと、想像するだけで胸がいっぱいです! おもちゃは基本的に双子の興味を引きそうなものを買ったり、もらったりしているので、今はそこまで数は多くないのですが、この先は収納などに頭も悩ませそうだなと思っています。 フライングタイガーやIKEAなどのオモチャはプチプラでありながら、デザインもシンプルで、おもちゃ箱にしまわなくても、気にならないのがグッド! 特に フライングタイガーのトンネル がお気に入りなのですが、畳むのも数秒で簡単にしまえてグッド! 日本でも少しずつ定着してきた イースター 。こちらもフライングタイガーですが、シンプルなウサギの耳が双子の中でスマッシュヒット!! 生活発表会でコスチュームを着ることの楽しさを覚えたのか、帽子など被らせても嫌がってすぐとってしまっていたダンくんも、カチューシャを見つけると「つけて、つけて~!」とリクエストしてくるように。 朝起きてから保育園に行くまで、バタバタでストレスも溜まりがちですが、可愛いウサギがふたりいると場が和みます(笑) 春の兆しを感じながらもお出かけもままならず、ついストレスを溜め込みがちですが、家の中や近所の散歩などでストレスを解消しながら、みんなでこの時期を乗り越えていきましょう!
2020年03月14日アデノウイルスに引き続き、2020年はインフルエンザで幕を開けた我が家。 不幸中の幸いか、インフルはそこまで猛威を振るわずに済みました。 今回は、今年に入ってから著しい成長を遂げている双子の 「最近のファッション事情」 について。 お腹の冷えを防ぐために、パジャマはまだロンパースを着せていますが、保育園には指定のセパレートで登園しています。 平日は仕事をしているため、週末にお買い物を…… という気持ちはありながらも“双子を連れて都内で買い物” は、かなりハードルが高い!(双子用ベビーカーでの移動には、沢山の障害があり、数時間のお出かけでもクタクタ) なので、もっぱら私は ネットやフリマアプリ で双子の洋服を買っています。 最近歩けるようになって、保育園のお散歩の時間が楽しい キリちゃん 。上に羽織るジャケット類はフード無しが原則なので、フリマアプリでキャメルカラーのジャケットを購入。 ファーストシューズは、友人たちのオススメを吟味し、デパートで足を採寸してもらい、ミキハウスのものを購入。双子だけど、キリちゃんの方が足のサイズが0.5cm大きいのはご愛嬌です。 つかみ食べが本格化してきたので、服は基本「ZARA」や「NEXT」、「H&M」などファストファッションブランドのオンラインで購入。男女関係なく着れるユニセックスのトップスや、レギンスのマルチパックは重宝しています。 でも、たまに保育園の着替えで “キリちゃんの花柄のレギンス” をダンくんが履いてきたりと、謎コーディネートで帰宅することも(笑) 双子だと、可愛くてついお揃いや色違いなどペアルックのコーディネートにしがち。そうすると、キリちゃんがボーイッシュな格好になってしまうのが悩みどころです。 「たまには花柄のワンピースなど、飛び切りロマンチックなお洋服も着せたい!」という願望は、週末限定ではありますが、月に1~2回はかなえるようにして、ストレスを発散しています。 トップスは黒のタートル、ボトムはジャンバースカートと、スカートの赤のタータンチェックでお揃いにするなど、“テーマも設けたリンクコーデ” は最高に楽しい! その甲斐があってか、キリちゃんは少しずつ 自分の好みや、可愛いものへの興味 が育ってきました。猫のスタイやピンクの花びらのようなつけ襟を、自ら「着けて~!」と持ってくるように。 今朝は新しいトップスを着ていたからなのか、鏡のところまで自ら歩いて行って、コーディネートをチェック! ダンくんは鏡は好きだけど、着るものにあまり興味は抱いてなさそうで、改めて 女の子の成長の早さ に驚かされました。 これからさらに女子度が加速していきそうなキリちゃん、そしてもうすぐ歩きそう!? なダンくんの成長を見守るのが楽しみです。
2020年02月03日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。 最初から読む≫ 冬のシーズン、何よりも恐ろしいのがインフルエンザなどウイルス性の病気です。 一昨年に引き続き、まだ冬の序盤でありながら、わが家で猛威を振るった アデノウイルス について、今回は書こうと思います。 アデノウイルスにかかったのは初めてで(RS、手足口病は経験済み)、気がつくとダンくんのほっぺと目がみるみる真っ赤になり突如発熱。 「もしや、りんご病?」と思っていたのですが、小児科でウイルス検査をするとアデノウイルスだということが判明しました。 双子の感染経路を遮断するのはほぼ不可能! なるべく食器や哺乳瓶、タオルなどを別々にしようと心がけていても、キリちゃんがミルクをダンくんから奪って飲んでしまったり、同じオモチャで遊んでしまったり。 案の定、時間差でキリちゃんもアデノウイルスにかかり、私も夫も連日仕事を休まなければいけない状況に。 病原菌たっぷりの鼻水を吸うためメルシーポットを連日稼働させ、双子の悲鳴(鼻を吸われるのが大嫌いなため)が鳴り響く日が続き、職場でも家でも神経張り巡らせなければならず、私のストレスはマックスに……!! 無事に治ったと思ったのも束の間、1ヶ月も経たないうちに再びダンくんがアデノウイルスを発症(涙) その感染力は恐ろしく、夜の会議中に夕ご飯を食べた夫からお腹の様子がおかしい、キリちゃんが吐いてしまったというLINEが…! その夜、夫が大量に嘔吐し、自分も時間差で一晩吐き続けるという悪夢に見舞われました。 すっかり元気になったダンくんと真逆で、私は38度台まで発熱し、悪寒と関節や頭の痛みでダウン。 朦朧とし、床でうずくまっていると、ダンくんがほっぺたをくっつけてクールダウンしてくれる優しさに癒されました。 みなさま、風邪やインフルエンザなど病気には気をつけて、この冬を共に乗り越えましょう!
2020年01月09日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。 最初から読む≫ 11月に1歳の誕生日を迎えた双子。 帝王切開での手術の記憶はもう遠い過去のことのように感じるくらい 怒涛の1年 でした。 生まれてから2週間もせずに、イベントの設営やDJ、MCなどのお仕事をこなしたり、ディレクションしているお店のポップアップショップをラフォレーでオープンしたり、保育園のために転職したり・・・ 仕事と並行して赤ちゃんふたりをちゃんと育てるために タイムマネジメント や 仕事の効率化 など、 人間としてのスキルは確実にアップ しました。それと引き換えに失ったのは自分の体重ですが、それも徐々に落ち着いてきてホッとしています。 双子の記念すべき 1歳の誕生日 をざっと振り返ります。 仕事&趣味で テディベア を作っているのですが、今まで双子にベアを作ったことはなく、誕生日には絶対にそれぞれのベアを作りたい!でも時間が無い!!と頭を抱えていました。 仕事も立て込んでいて、ランチタイムに喫茶店でせっせと作業をし、徹夜して仕上げた2つのベア。足の裏のパッドの部分に数字の1と名前を入れて、それぞれにプレゼント。 キリちゃんはぬいぐるみが好きなので、早速興味を持ってくれて母の苦労は報われました。毎年1体ずつプレゼントできたら嬉しいなと思います! ふたりが大好きな セサミストリート 。英語の勉強も兼ねてセサミストリートを意識的に見せているのですが、誕生日の歌はテンション高めで、これが流れるとダンくんは腕をブンブンと振り回し、テンションがマックスに!!! 誕生日というもの自体、まだ小さいのであまり理解はできていないのですが、誕生日が特別な日だってことは何となくは理解できているかな? 生まれて初めての誕生日、本人たち以上に嬉しくて、誕生日プレゼントは盛り沢山! テディベア以外にはGLOBBERの 「エヴァコンフォート」 、絵本をそれぞれに1冊ずつプレゼント。つかまり立ちも上手になったキリちゃんはスクーターにも上手に乗れて、遊びの幅も広がりました。 双子のハートを掴む絵本になかなか巡り会えていなかったのですが、 とよたかずひこ さんの 「おもちさんがね…」 はなかなかいい感じ。食べ物をテーマにした絵本はハズレが少ない印象ですが、これは絵も文章も可愛くて、私のハートは完璧に掴まれました。 誕生日当日はフライングタイガーで買ったフラッグなどを飾り、パンケーキとヨーグルトクリームで作ったバースデーケーキでお祝い。いつも食べてない、特別なメニューを双子はモリモリ食べてくれました。 しかし…ケーキを食べてから30分くらいして、急激に食べ過ぎたのかダン君の嘔吐事件が勃発。 今まで嘔吐することが少なかったので、心配が尽きず(涙)一晩中気が気じゃなかったです(本人は数時間後にはケロっとしていました)。 通っている保育園でも毎月誕生日会があり、両親も参加可能なのが嬉しい。その日には保育体験ができるので、双子の保育園での実生活もこの目で見ることが出来るのが今からとっても楽しみです! 日に日に出来ること(ダン君はママもパパもすでに習得済み!)も増えてきて、意思疎通ができるのが嬉しい反面、恐怖のイヤイヤ期がやってくる恐怖もあり、まだまだ怒涛の日々は続きそうです。 双子のベビーカーが社会問題になったりしていますが、お互いが思いやって快適に生活できるのがベストなので、私自身も気をつけていきたいなと思いました。 つづく
2019年12月11日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。 最初から読む≫ 双子で同じタイミングで生まれても(出生時間は1分差)、成長のスピードや度合いは 少しずつ違い が出てきました。 1分だけお姉さんの キリちゃん は、500gほど体重も重たく(オムツのサイズもワンサイズ上)、ずり這いも掴まり立ちも弟のダンくんより早くにスタートしました。 その一方で ダンくん は歯が生えるのが少し早めで、おしゃべりが達者。 双子それぞれの得意なこと、不得意なことは日々変わっていくので、把握するだけでも大変! おもちゃ、食べ物などふたりそれぞれの お気に入り をご紹介します。 キリちゃん の一番のお気に入りは 「モチモチクッション」 。 直径80cmの大きなクッションに突進し、モフッとした感触を楽しんでいます。クッションに寝転びながらミルクを飲んでいると寝落ちするキリちゃん。 おかげで夜寝るときも手がかからず、母はとっても助かっています。私がこのクッションに寝転んでいると、いつも満面の笑みで突進してくるので、癒されています。 歯が上下合わせて5本生えてきて、油断していると抱っこしている腕をガジガジと噛んでくる ダンくん 。 離乳食中期の頃は固形のものを食べるのをすごく嫌がっていたのですが、今は逆に柔らかめのパン粥などを食べさせると嫌がるように。歯応えのある食べ物の方がお好みのようです。 そんなダンくんが大好きなのが 「どうぶつビスケット」 。パリッパリッといい音を立てながら食べる姿が可愛くて……! 駄目だと分かりつつ「あと1枚だけね!」と甘やかしちゃいます。 キリちゃんは早い段階から「あ~」や「う~」って言葉を発していたのですが、最近のマイブームは舌を出して「ブー」って遊ぶのが流行中。ご飯を食べてる最中にやられると大惨事ではあるので、母としてはブームが去ることを願っております! ダンくんはキリちゃん以上にお喋りで、遊んでいる最中も「ちゅたったった」「あじぇじゅ」など謎の宇宙語で独り言を言っています。 保育園でも先生たちとおしゃべりしたり、日に日に言葉が上手になってきているのを感じます。まだ1歳にも満たないのに、若い女の子がいるとハニカミ笑顔で「は~いっ」て声をかけることも多く、母は既にダンくんがプレイボーイになってしまうのでは、将来が不安です(笑) 11月で双子も 1歳 ! 1年前に、帝王切開で生まれてきたふたり。 写真を見返すと懐かしさがこみ上げてきます(眠れないし、本当に大変な時期もあった!!)。 初めての誕生日をどんな風にお祝いしてあげようか、 考えるだけでもタスクがいっぱいあって頭が痛いですが(苦笑) 思い出に残る誕生日になれば良いなと思います。 つづく
2019年10月17日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。 最初から読む≫ 離乳食、ずり這い、夜泣き、新しいことがどんどん始まり、できることもどんどんと増えてきました。 保育園、会社、自宅を往復する忙しない日々の中でも 小さな感動や驚き があり、それが仕事で心も体もクタクタになっている 私の活力 になっています。 我が家の双子たちが色々なことに挑戦してくれるのは嬉しいのですが、心配性な私は、双子から一時も目が離せない日々が続いております。 ■その一、「後追い」はじめました。 弟の ダンくん の性格を一言で表すとしたら 「甘えん坊」 ! 四六時中「ママ、ママ」で、どんなにお父さんが全力で遊んでくれていても、私が側にいないことに気がつくと、ブンブンと手を振り回して泣き出してしまいます。 洗濯物を取り込んだり、離乳食を準備するのも一苦労。まだずり這いも初期段階なので、上手に追いかけることもできず、大号泣することも。 しかし、いざ抱っこをすると泣き止んで、ニコッと微笑む策士なダンくん。もしや、泣けば抱っこしてもらえるって、味をしめてしまったのか…!? 後追いが激しい弟とは真逆に、 マイペース に部屋を探索する キリちゃん 。お茶碗を棚から出して齧ってみたり「え!そんなところにいたの?」と行動範囲をハイスピードで拡大していくパワーがとにかくすごい。 キリちゃんの物怖じせず、積極的なところは自分に似ているのかもしれません。 ■その二、「ストロー飲み」はじめました。 食事の際の水分摂取は大切ですよね。離乳食をはじめてから排泄のリズムも変化があり、便秘が心配なのでなるべく麦茶や白湯を飲んで欲しいと思い、 ストロー飲み ができるように練習の日々が続きました。 ストローマグの導入も試みたのですが、練習に最適だったのが 小さなサイズ(我が家はコープ)のパック入り麦茶 。 練習をスタートした頃は、双子は自力で吸う感覚が分からず、パックの側面を押して麦茶が出てくるようにサポートしていたのですが、まずはダンくんがストローの使い方をマスターし、それから1週間くらいでキリちゃんも自力で麦茶を飲めるように。食事の合間にチューチューと麦茶を吸う姿が微笑ましいです。 そのほかにも遂に離乳食でも 掴み食べ がスタートし、毎日の食事の時間が以前に比べると大変な感じにはなっていますが、今のところは「食べるの楽しい!」とふたりとも思ってくれてるみたいなので、レトルトなども取り入れながらもバリエーションを考えながら進めています。 そして、ずり這い初心者のダンくんを大きく引き離すように、キリちゃんの つかまり立ち もはじまりそうな予感で、母の気持ちが双子の成長に追いついていないのが現状。 現状にプラスし、 私を悩ませる問題 がいくつかあります。 それは我が家のシークレットメンバー、 猫の存在 です! 結婚する前からずっと生活を共にしていた愛猫がいるのですが、双子が生まれた直後に引っ越しすることになり、現在は実家で居候中。 双子は実家に帰るたびに猫に興味津々で、特にキリちゃんは猫を見つけるたびに 「ハイスピードずり這い」 で猫を追いかけ回しています。 夫も、猫にちょっかいを出しがちで、私を怒らせることもしばしば。最近では夫とキリちゃんがいると、近くにも寄ってきてくれなくなってしまい、とっても寂しい。 いつかは 「双子+夫+猫+私」 で生活できる日々がスタートできることを心から願っております。 つづく
2019年08月31日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。 最初から読む≫ 皆さんはどんな風にお子さんを寝かせていますか? 生まれてすぐの頃は、実家に里帰りしていたのもあり、夜泣きに対応しやすいようにベビー布団に2人を並べてリビングに寝かせ、私はソファーで寝るスタイルが定着していました。数ヶ月、ベッドに寝ることもままならず、「腰が痛いな〜」と呟く日々が続きました。 里帰りを終え、自宅に戻ると、ベッドより面積のあるソファーベッドに双子を寝かせるスタイルに。まだまだふたり小さいのもあり、双子+私の3人で寝ても余裕がありました。 この時すでにダン君は横向き、キリちゃんは仰向けの姿勢で寝るように。しかし、このスタイルも寝返りをするようになるとと落下の危険があり、5ヶ月になったのを機に変更。 フローリングにフロアマットを敷き、その上にセミダブルの敷布団を重ねる方式に。夜泣きをするとすぐそばのベッドから這い出し、ミルクを片手に添い寝をするようにしていたのですが、日中の仕事で疲れた私はそのまま床で寝てしまうように…。 掛け布団やブランケットもまともにかけずに寝てしまい、何度も風邪を引き、腰痛が悪化する負のスパイラルに突入! 寝返りマスターのキリちゃんはかなり寝相が悪く、寝ながらあっちへコロコロ、そっちへコロコロ。余裕があると思っていたセミダブルの敷布団からはみ出して覚醒、私は夜中に何度絶望したことでしょうか…。 しかし、ここで思いかげない救世主が登場します。それはまさかのこのタイミングで…ベビーベッド! 出産以前より、友人たちから「ベビーベッドはあまり使わなかったよ!」という意見を聞いていたのもあり、レンタルするか、もしくはベビーベッドを使わずにどうにかやり過ごす計画を推進していたのですが、実家に里帰りをしている際にビッグサイズのベビーベッドをメルカリで購入。 購入当初はなるべくベッドに寝かせるようにしていたのですが、夜泣きに対応するのに添い寝をするにはとても不便で、早々に断念。そして、実家に甘えてそのままベビーベッドを放置していたのですが、母から「邪魔なんだけど」というクレームが。 週末に意を決して夫と二人掛かりで自宅に運び、再びベビーベッドを使用してみると「あれ、これ意外にいいんじゃない!?」という結論に。 以前よりも夜泣きも減ったのもありますが、夜間対応したまま寝てしまうことも防げるので、あんなに痛かった腰も大分良くなりました。ベッドマットのクッションのおかげか、以前よりも寝つきが良くなったかも?まだまだ我が家ではベビーベッドが大活躍してくれそうです! つづく
2019年07月31日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。 最初から読む≫ 恐れていた離乳食も遂にスタート! 日に日に食生活が充実してきたツインズ。アレルギーチェックや保育園でも離乳食をスタートするのにクリアしなきゃいけない食材のチェックリストが山積みで、楽しさよりも大変さが勝っている今日この頃ではありますが、早速男の子の下の歯が生えてきたりと、成長の兆しを見ることができるのはとても楽しみです。 下の歯が2本生えてきたダン君。 笑うとちょこっとだけ歯が見えるその様子がとても愛おしい。キリちゃんは幼い頃はぼんやりとした表情が多かったのですが、最近はよく笑うようになり表情豊かに。 朝から夜までなかなか息つく暇さえないツインズとの生活は本当に愛猫の手も借りたいほど…。今回は「これがあってとっても役立った!」そんな我が家の お役立ちグッズ をご紹介します。 まずは ピジョン の マグマグ ベビー 。ずっと愛用していた母乳実感の乳首も使えるもの、そしてハンドルが握りやすいものを探していました。哺乳瓶に後からつけるタイプのホルダーとも迷ったのですが、スパウトやストローに付け替えていけるこちらを我が家はチョイス。 女の子のキリちゃんは特にこのマグがお気に入りで、ゴクゴクと勢いよく飲んでくれます(ダンくんは基本甘えん坊なので、なかなか自ら飲もうとしないのが残念!)。ミルクを容量いっぱい入れていると、蓋を閉める時にミルクが溢れがちなのがちょっと難点。 愛用している人も沢山いると思いますが、我が家はこれがなきゃはじまらないのがベビーチェア、 バンボ 。 ひとつは5か月月齢が上の女の子がいる姉から譲り受け、もうひとつはフリマアプリでゲットしました。今のところはまだふたりともバンボから抜け出さず、お行儀よく離乳食を食べてくれてます。持ち運びもラクラクなので、お風呂の順番待ちやテレビを見るときにも大活躍しています。 うちは食品以外の買い物はもっぱらAmazonで済ませているので、テレビは Fire Stick 、そして Amazon Echo を駆使してハンズフリーな環境を作っています。 双子がセサミストリートをYoutubeで見ている隙に朝食を作り、夜はSpotifyでオルゴールの子守唄を流したり、まだまだ活用しきれてはいませんが、保育園に出発する時には双子を抱きかかえていて手が空いていないので「アレクサ、テレビ消して~!」とお願いすれば10回に7回くらいはちゃんと消してくれます。 本当に便利な世の中になったなあ、と双子を育てることで改めて気づかされました。 つづく
2019年07月02日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。 最初から読む≫ 双子が生まれてからもなかなか仕事をストップ出来ない状況だったので、「保育園に必ずしも入らなければ!」と躍起になっていましたが、無事に内定をもらった時は本当にホッとしました。ラッキーなことに歩いて5分ほどの保育園に決まり、ついに 保育園生活がスタート しました。 双子なので用意しなければいけない 荷物も2倍 ! 収納力が抜群な ビッグトート にふたりの名前をシルクスクリーンでプリント。普段、グッズ作りなどでシルクスクリーンを多用しているので、こんな時にその技術が役立ちました(笑) 週末に自宅で洗濯したシーツなどもこのバッグにぎゅっと詰め込んで持って行っています。外側のポケットに哺乳瓶も入るので、保育園だけでなく、週末のお出かけでも大活躍のビッグトートです。 雨が降っていなければ双子用のベビーカーで登園ですが、雨が降ると一苦労。ベビーカー用のレインカバーのかけ方をマスターできていないので、今のところは抱っこ紐、おんぶ紐のダブル使いで登園。 ふたりとも7kg近くあるので、 ダブルで14kg!!!! 慢性的な肩こりと腰痛に悩まされながらも、双子は雨の日にもご機嫌に登園。 運動神経が良い弟のダン君の方が寝返りも早いかな? と思いきや、姉のキリちゃんが早々に 寝返り をマスター。保育園でもコロコロ転がり、先生たちに拍手で応援してもらってご満悦の様子。 自宅でもベッドを諦め、床にマットを敷いてコロコロ、コロコロ。気がつけば予想もつかないところに移動していてびっくり。時に身体の下から腕が抜けず、泣き出したりもしちゃいますが、成功すると達成感たっぷりの笑顔を振りまいてくれます。 先日の母の日には保育園で製作したプレゼントを持って帰ってきてくれました。もちろんまだ文字も書けないので、先生が書いてくれてますが 手形とメッセージ が入ったプレゼントに号泣。 普段はあまり母親になったことを意識する機会が少ないのですが、この時ばかりはとても嬉しくて、胸がいっぱいになりました。母の日って本当に嬉しいものなんですね! 双子だと日々の生活が忙しなくて、なかなか手形を残してあげたりもできてなかったのですが、とてもいい記念になりました。 つづく
2019年05月31日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。 最初から読む≫ お腹の中にふたりがいるときに、エコー写真でふたりの位置を確認するのですが、常に下にいる桐ちゃん(姉)が檀君(弟)に上から圧迫されているように見えて、「可哀想に……」と同情することもしばしばありました。 実際には 二卵性 だとそれぞれの羊膜の中にいる(それぞれの部屋がある)ので、お互いを押し合って苦しいとかはなかったはずですが、それぞれの部屋でプカプカと浮かんでいるので、生まれるまではきっとお互いの存在を知ることもなく、 双子である認識 はほぼほぼ 皆無 だったと思います。 病院では生まれてからコットというベッドにそれぞれ寝ていました。 相部屋の自分のベッドに運ぶ時は、二つもコットがあるとスペースを取ってしまうので、ひとつのコットにふたりを入れて、ギュウギュウに詰まったふたりの姿がとても可愛かったのを覚えています。 里帰り後もふたりでひとつの布団で寝ていましたが、それぞれの存在を認識するにはまだ先は長いかな? といった印象でした。 それから数ヶ月、ミルクと母乳の混合で、同時授乳をする時にまだ首が据わらないふたりは膝の上でそれぞれの陣地を獲得するために押し合いへし合いの状況もよくありました。 ベッドにふたりをゴロんと寝かせていると、足や手をバタバタさせるたびにお互いにパンチ、キックしていて泣いちゃうことも。少しずつお互いの存在に気付き始めてきたかも……いや、まだまだという日々が続いていました。 そして4ヶ月の後半に差し掛かる頃には自然と手を触りあったり、片方がもう片方をじっと見つめていたり、やっと もうひとりの存在 に気付いてくれた様子。 片方にミルクをあげていると急に欲しがってきたりと、大変なことも増えましたが、それぞれ認識することで 双子の可愛さ が更に増した気がします。 つづく
2019年05月04日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。 最初から読む≫ 双子はそれぞれ2300gほどで生まれたので、妊娠後期にもなると羊水も含めると6kg近い重さのお腹でした。妊娠中に経験する人も多いと思いますが、足がこむら返り、痛みで悶絶する夜が続いていました。仰向けになるとお腹の重さで腰が圧迫され痛みは増すばかり…。 産後も授乳クッションになるし! と自分に言い聞かせ抱き枕を購入。身長が高め(170cm)で、それよりもさらに大きいサイズの抱き枕なのでベッドの上で存在感を発揮してました。 いざ使ってみると「すごい楽ちん!」体を巻きつけてぐっすり寝れるように。 こむら返り対策としては、寝る前に足を高くするといいと聞いたので、枕を蛇のようにぐるぐる巻き、高さを出してその上に足を置いて予防していました。 病院で使っていた授乳クッションはお手軽なサイズでしたが、この抱き枕は巨大なので、ふたりを両端に寝かせて、両手に哺乳瓶を持って同時にミルクをあげる術を編み出しました! 抱っこしてミルクをあげるのがもちろん理想だったけれど、同時に泣かれた時などや仕事で忙しい時などに本当に役立ちました。 さらにはベッドからの落下防止のガードとしても活躍してくれています。 2300gと小さめで生まれ心配していましたが、ミルクの飲みっぷりがいいふたりの体重は順調に増え、今では成長曲線の真ん中あたりに。生まれた時からすでにそれぞれ個性が表れてましたが、成長するにつれその違いもはっきりしてきました。 男の子のダンは肌が色黒で、性格はやんちゃで泣き虫な甘えん坊。女の子のキリはほんのりピンクな色白で、おっとりしていてとても静か。ふたりがどんな風に成長していくのか、今からとても楽しみです! つづく
2019年03月19日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。 最初から読む≫ 妊娠36週目で計画の 帝王切開 での出産が決まっていたので、入院前日も幼馴染とランチをするなどいつもと全く変わらない週末を過ごしていました。友人たちにも 「二日後に双子を産むなんて信じられないね」 と言われるほど不思議と精神、体力ともに 余裕 があったのを覚えています。 入院当日も夫は仕事ため、双子が入った大きなお腹を抱え、入院に必要なものが詰まった大きな旅行カバンを持って電車で病院まで向かいました。 午後からの入院だったので「病院だと食べたいものもなかなか食べれないし…」と病院の近くで大好きなカルボナーラを食べ、いざ入院。 帝王切開前日はエコー検査やノンストレステストを受ければ自由なので、持ち込んだ仕事のメールや歌詞の対訳などをこなし終了。当日は早朝からの手術だったのですが、家族が来るギリギリまでPCに向かい、朝一番に到着した母は呆れ顔に(笑) 帝王切開の手術は麻酔も効いていたのであっという間で、想像していたほどの痛みもなく、ただただ下半身に力が入らず変な感じ。 手術中に看護婦さんが私の近くまで双子を持ってきてくれて顔を見せてくれたのですが、超がつくほどの近眼の私には赤子の顔はボンヤリしか見えず、代わりに家族がしっかりふたりの様子を伝えてくれました。 翌日には術後の痛みもそこそこで、痛み止めも必要ないくらいだったのが自分でもびっくりでした。小さく生まれ、呼吸が安定していない双子は同室で過ごすことができなかったので、新生児室に時間毎に授乳しに行くのですが、それ以外の時間は特に何もすることがないので、huluでドラマを見たり、仕事のメールをしたりして過ごし、 「余裕、余裕♪」 と新生児をナメてました。 いざ、里帰りし双子との日々がスタートするとそんな余裕はほぼ ゼロ に! まだリズムが整ってない双子に振り回され、PCに向かうことさえ、ひと苦労。仕事ができない自分にイライラし、産後鬱まではいかないけれど、「これが永遠に続いたらどうしよう…」と悩んだり、メンタル的にダメージを受けながら波乱の双子との日常がスタートしたのでした。 つづく
2019年02月05日2018年11月に男の子と女の子の双子のママとなった多屋澄礼さん。ワーキングママとして双子を育てるリアルな日々を綴る連載です。 はじめまして、妊娠34週を迎え、お腹のサイズが限界値にきている多屋澄礼です。 普段はショップのディレクションやファッション誌などをメインに、ライターや翻訳の仕事をしているのですが、さまざまな仕事をしながらの双子妊娠はとても苦労が多く、振り返るとぞっとすることもありますが、妊娠の期間を楽しむために心がけていたこと、双子を迎えるための準備、そして生まれてからのことを綴っていこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 双子を迎えるために心がけていること、それは「夫との平和な関係」 双子のために準備するものって本当に沢山ありますよね。ベビーカーはタテ型がいいのか、横並びがいいのか。 双子ママのブログを読みあさったり、まとめサイトを参考にしてみたり。「これ、欲しい!」と思えるデザインのベビーカーはだいたい一人用で、泣く泣く諦める日々が続いています。 そして、実際に赤ちゃんが生まれてこないと決められないことがたくさんありすぎる!! 仕事をしていて、先々のことが決まっていないとフラストレーションが溜まる私としてはとても辛いんです…。 そして、そのフラストレーションをついつい夫にぶつけてしまいがち。「生まれる前からこんなに大変だったら、生まれてからどうなっちゃうの?」と不安が募ります。 そんな不安を解消とまでは言わないですが、緩和させてくれる本に出会いました。『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』<太田出版/ジャンシー・ダン/村井理子(訳)> 私と同じように音楽やファッションの記事を書いている、ジャーナリスト、ジャンシー・ダンが実際に子どもを育てながら、家事や育児の不平等さを面白おかしくエッセイにしたものなのですが、実際に直面したトラブルにどんな風に対応したらベストなのか、家事や育児を手伝ってくれないと、不平不満を抱かず、どう上手く育児、仕事、家の様々なことをこなしていけばいいのか、沢山のアドバイスが詰まっていました。 私の不安の一番の種は夜泣きや授乳による睡眠不足。妊娠中はお腹があまりに重くて、夜中に腰痛で何度も目が覚めてしまい、ソファーで朝までぼんやりしながら過ごす事もありました。睡眠不足だと体も本調子じゃないし、精神的にもキツイ。双子が生まれたらそれこそ寝る時間なんて皆無なのでは?と生まれる前から不安でいっぱいに。 赤ちゃんが夜泣きをしているのに、旦那さんは全く起きないでイビキをかいて寝ている、という話をよく聞くのですが、それにも科学的な根拠があることが分かりました。 イギリスのマインドラブ・インターナショナルの研究者が、眠っている男女の潜在意識下の脳の活動を調査し、赤ちゃんの夜泣きがほとんどの女性の目を覚ましてしまうのにもかかわらず、男性の場合はそれがトップテンにも入っていないことを突き止めた――車の盗難アラーム音にさえ遅れを取っているのだ。そして強風にも。 研究者たちはこのような感覚の差は進化的な根拠があるとの理論を立てた。女性は自分の子供に対する、潜在的な脅威に対応できるように進化し、男性は一族に対する大きな脅威をもたらす混乱に対してより敏感になったのではないか、としたのだ。 出典:『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』(P.53 5行目~) ジャンシー・ダン著 太田出版 そう、夜旦那さんが起きないのには理由があったのです。それだけでなく、この本によれば女性は、暗闇でものを見る能力にも長けているとのこと。逆に男性は明るい場所でものを見る能力に優れているらしい。 生まれる前にこれを知っていれば、旦那さんがイビキをかいて寝ていても、少しは気持ちが楽になるかもしれません。そして、世の中の男性が妻のイライラに気づきにくいのにも理由があったのです。 新生児が原因でカップルの両方が睡眠不足になっている場合、夫の脳が、妻の怒りを理解できなくなっている可能性を否定できない。睡眠不足に悩まされている人たちの脳の活動を調べたある調査によると、そうした人びとは、威嚇するような表情と、フレンドリーな表情の差を見分ける能力が曖昧になってしまっているらしい 出典:『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』(P.68 17行目~P.67 3行) ジャンシー・ダン著 太田出版 この通り、睡眠不足でイライラしていても、それを夫は察することができない。つい察して欲しいと思いがちだけど、ちゃんと言葉で伝えようと思いました。 妊娠中にはホルモンバランスを崩して「なぜ女の人だけこんなに辛い思いをしなければいけないの?」と悲観することも多かったし、重いお腹を抱えながらの生活は決して楽ではないけれど、残り3週間をできるだけ楽しく過ごしたいと思います。 つづく
2018年12月13日