名古屋出身のフリーライター。服・カバン・カーテン・おもちゃ、なんでも手作り派の母から強い影響を受けて育つ。家事・インテリア・美容・ファッション・贈り物、なんでもDIYがモットー。家事・子育てってクリエイティブ! 生活をより豊かにしてくれる、たのしめる節約術を紹介していきたいと思っています。
下ろし立てのときは生地がきれいだった洋服も、何年か毎日着るうちに、テカりが出てきたり汗ジミができてしまったり。それは仕方がないものだと、あっさりあきらめていませんか? 洗濯機で洗いにくい洋服も、自宅でケアできる方法があります。テカり・汗ジミ&皮脂汚れ・ニオイを解消する手順を見ていきましょう。 テカりの直し方 パパのスーツや入園式で着たジャケットなど、かっちりしたの洋服がテカってしまう原因は、生地の繊維が汚れ、つぶれた状態になってしまっていること。完全にすり減ってしまった場合は残念ながら直りませんが、繊維を起こしてあげることで復活させられることも少なくありません。 (1)水ぶきで汚れを取る まず、テカっている部分を、固く絞ったタオルでふきます。この工程でホコリや汚れを取りましょう。特にしぶとい場合は、洗面器1杯に対してお酢を1滴混ぜたものを布に含ませ、こすってみましょう。 (2)スチームアイロンで仕上げる 生地から1センチほど浮かせて、スチームアイロンを3秒ほど当てる。湯気をたっぷりかけて繊維が起き上がれば、テカりが解消されます。 汗ジミと皮脂汚れの落とし方 汗は、その98%が水、残り2%が尿酸とアンモニアと塩分で構成されています。服に白っぽく汗ジミができてしまうのは、その塩分のため。これを落とすには、水分が必要になってきます。また、それとは別に、黄ばみや黒ずみなどで表れる、皮脂汚れも出てくるもの。こちらは油のため、また別のアイテムで落とすことになります。 (1) しみ抜き剤でふく まずは、皮脂汚れ対策としてしみ抜き剤を使うところから。乾いた布に少量をふくませ、ふき取ります。しみ抜き剤が揮発するまで、30分ほど待ちます。 (2) 汚れをぼかす水ぶき 次に、布やタオルを水で固くしぼって、汗ジミのふき取りをします。白く汚れが浮いている部分をぼかすような感じで行いましょう。 そろそろ衣替えの季節。夏に来た洋服を自宅で手軽にできるケア方法を知っていれば、クリーニングに出すタイミングを逃しても安心ですね。
2016年09月02日洗濯機で丸洗いができないだけに、子どもの制服のケアって、クリーニング任せにしがち。雨の日も晴れの日も子どもが通学に使用して、駆け回ったり砂の上を歩いてきたりしていることを考えれば、マメな手入れもおうちでやってあげたいものですよね。簡単にできる制服のケア方法を、シチュエーション別にご紹介します! ■晴れの日ケア…ホコリ対策してあげよう 晴れだった日のケアは、ホコリや砂などを払ってあげる作業がメイン。型崩れや劣化を防ぐため、制服を「休ませる」吊るし方を学びましょう。 1)制服を「休ませる」ため、吊るす 子どもが制服を脱いだら、すぐハンガーにかける習慣をつけましょう。型崩れを防止できるとともに、内側にこもった湿気や熱を逃がしてニオイの元を断つ効果も。 ハンガーは、肩の部分が分厚くなっているものを使うのが理想。ボタンを1、2個とめておくと、形状を保ちやすくなります。 2)ブラシでぽんぽん叩く 洋服用のブラシでぽんぽん叩き、繊維の間に入り込んだホコリや砂を表面へ出します。特に、汚れやすい肩や袖、えりを念入りに。 3)ブラシで、なで下ろす 今度は、上から下に向かって、なで下ろすようにブラッシングを。生地の目を整えるような心持ちで行います。 4)風の通るところへ保管 風通しのよい日陰に吊るし、明日に備えて休ませてあげましょう。 ■雨の日のケア…水分を取って乾燥させる 制服を濡れた状態で着ていると、自分の体の形に歪んでしまって型崩れの原因に。出先でもハンカチなどを使い、可能な範囲で水気を取るよう、子どもにもアドバイスを。また、撥水スプレーをあらかじめかけておくのも便利です。 1)水気は、「吸い取る」のが正解 まず、タオルなどでなるべくしっかりと水気を取ります。その際、横に動かしてこすると生地を傷める原因に。ぎゅっと押し当てて染み込ませ、吸い取るようにするのがポイントです。 2)陰干しでしっかり乾燥 風通しのよい場所で陰干ししましょう。 ■シワだらけで帰ってきたら…らくらくアイロンテク ちょっとしたシワは、ハンガーにかけておくことで自然に伸びるケースも少なくありません。それでも伸びない場合、なるべくラクに制服のコンディションを整える方法がこちらです! 1)霧吹きで水分をプラス 制服の素材が綿と麻の場合は、シワが伸びるのに水分を必要とします。そんなときは、霧吹きで湿らせてみましょう。 2)吊るしたまんま、スチームアイロン ハンガーにかけたまま、アイロンのスチームをじっくり当てることで伸ばす方法があります。生地からアイロンまでが1、2センチほどになるよう距離を取り、2、3秒スチームを当てます。もちろんアイロン台で、当て布を使ってアイロンをかけてもOKです。 制服は、マメに手入れしてあげれば、汚れもたまりにくく、きれいなまま長持ち! 卒園・卒業まで気持ちよく過ごせるよう、ちょっとしたひと手間を継続してみましょう。 <出典> 阿部絢子『新品みたいに長持ち! お手入れの教科書』(PHPビジュアル実用BOOKS)
2016年09月01日小学校に通う6年間、ずっと使い続けるランドセル。できるだけケアしてきれいに保ちたいものですよね! そこで、今さら聞けないお手入れ方法や意外な要注意ポイントをわかりやすく解説し、カビたり傷んだりするまえにやっておきたい水濡れフォロー、汚れを落とす方法などを紹介します。本革or人工皮革、どちらを買おうか迷っているママも必見です! ■本革と人工皮革、じっさいのところどう違う? はじめてランドセルを購入するパパママが迷いがちな本革と人工皮革ですが、機能的にはどちらの素材を選んでも困ることはありません。いちばん特徴的なのは、色合いや質感の違い。予算やお好みに合わせてチョイスしましょう! ■お手入れの手間にも大差はなし じつは、日常のお手入れでかかる手間にもそこまで大きな違いはナシ。人工皮革だからといって水濡れを放置するのはNGですし、本革のものでも家庭にある手近なグッズで十分ケアすることが可能です。 ■日常のお手入れは「サッとから拭き」でOK 手でぺたぺたさわった油分や運動場の砂ボコリなど、晴れの日にもパッと見にはわからない汚れがついているもの。ときどき、やわらかい布でから拭きしましょう。また、保管時は背負いひもや金具に負担がかからないよう、つるさずに置き場を確保するのがベターです。 ■雨や汗に濡れたときは「すぐに水分を取り、陰干し」 雨に濡れてしまったら、なるべく早く乾いた布で水を拭き取って。風通しのよい日陰で干しましょう。夏場は子どもの汗で背中の部分や背負いひもが湿ってしまいがち。そんな場合も、すぐに同じようにケアすると安心。カビやニオイを防ぎましょう! ■汚れ落とし=本革は靴クリーナーで大丈夫 本革のランドセルでは、やわらかい布にごく少量の靴クリーナーをつけて、優しく落とします。そのあと、から拭きで仕上げればOK。人工皮革の場合は、中性洗剤を薄めたもので落とし、固くしぼった布で水拭きします。 ■雨カバーの管理=週末ごとに外すのがベスト 雨やホコリ、汚れからランドセルを守ってくれる便利なカバー。これをつけっぱなしで放置することによって、本体にへばりつき、外すときにランドセルの表面がはがれたり傷ついたりする原因になります。本革・人工皮革いずれの場合も、週末ごとにいったん外しておくのが安心です。 ■背負いひもの調節も使いやすさ・劣化に影響 背負いひもは、短すぎると締めつけて疲れのもとになる一方、長すぎると不安定で背負いにくくなります。また、金具やひもに負担がかかる原因にもなります。背負ったとき、背中との間に子どもの手がひとつ入る程度がジャストな長さ。成長や季節ごとに変化する服の厚みに合わせて調節しましょう。 ■長期休暇のときは、新聞紙を吸湿剤に 夏休みや冬休みなどの長期休暇時には、教科書やノートを入れっぱなしにせず、ランドセルを休ませてあげましょう。湿気・カビ予防のため、なかに新聞紙などの紙を詰め、ホコリよけのため、通気性のよい袋に入れて、風通しの良い場所に保管します。 ランドセルは子どもたちにとって、毎日いっしょに通学する相棒のような存在。ママが率先して大事にケアしてあげながら、ものを大切にする心を育んでいきたいですね! <参考> ・『新品みたいに長持ち!お手入れの教科書』(阿部絢子/PHP研究所) ・ クラリーノタウン ・ ランドセルの中村鞄製作所 【公式サイト】 ・ 一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会 ・ ランドセル【天使のはね】セイバン
2016年07月10日5~9月ごろは、食中毒のリスクが高まる季節。お弁当作りも注意が必要です。今回は初夏のお弁当に役立つ食材や、いつもの調理に1分、ほんのひと手間かけるだけで、安全性を高める方法をご紹介します。 ■なぜ起こりやすい? 初夏〜秋の食中毒 食品には、年間をとおして細菌やカビが微量にはついているもの。胃や腸でうまく死滅させられる範囲で収まっているのが、ふだんの状態です。高い気温と湿気のなかで細菌がケタ違いに増えてしまったとき、食中毒のリスクが発生します。 初夏〜秋のお弁当作りでは、防腐効果のある食材をうまく利用し、細菌の増殖を防ぐことが大切です。お役立ち食材をご紹介しましょう。 ■防腐効果+食欲UP・疲労回復も!「お酢」 お酢の主成分である酢酸には、細菌の増殖を抑えて防腐する働きが。 すっぱい香りと味は唾液と胃液の分泌をうながして、蒸し暑い日にも食欲UP。また、食事から取り入れるエネルギーの補充を効率UP。疲労回復のサポートとしても役立ちます。 <オススメ活用法> お酢は、おかずの味つけに便利なほか、ごはんの防腐効果を高めることができます。ごはんを炊くときに、お米2合あたり大さじ1杯のお酢を入れてスイッチON。すっぱい味は残りません。お酢の味を楽しみたい場合は、炊いたごはんに混ぜて酢飯にしましょう。 ■お酢と同様の効果に加え、適度な塩分も「梅干し」 梅干しは、お酢と同様、防腐・食欲UP・疲労回復のメリットがあるほか、血糖値の上昇を抑えることでスタミナの急降下を防いだり、塩分の摂取で脱水症状を防いだりと優れもの。暑いなか、よく動く子どもにもピッタリです。 <オススメ活用法> 日の丸弁当式にごはんに乗せるのもいいのですが、防腐効果はその周りだけに。ごはんに使うときは、水加減のあと梅干しを1つ入れてごはんを炊くと、成分が全体に。また、肉・魚やそれらの加工食品をおかずにするとき、十分な加熱+梅肉を挟んだり和えたりすると、なお安心です。 ■菌が好むムダな水分を吸う!「乾物」 意外な救世主として注目したいのが、削り節・すりごま・のり・とろろ昆布・わかめ・ふりかけなどの乾物たち。お弁当箱のなかのムダな水分は、細菌が増殖するもと。水気を切ったり冷ましたりしてから詰めても、どうしてもあとから出てくる水分ってありますよね? <オススメ活用法> 乾物を、和える衣に活用します。「ごま和え」など、水分の出やすいゆで野菜に効果的です。 十分な手洗い、調理グッズの殺菌・除菌、材料へのしっかりした加熱、作りおきメニューの衛生管理は食中毒予防の大原則。今回ご紹介した食材と利用法を活用し、さらにおいしく安全なお弁当作りをしていきたいですね。 <出典> 日本防菌防黴学会『菌・カビを知る・防ぐ60の知恵−プロ直伝・防菌・防カビの新常識−』(2015年6月、株式会社化学同人) 武藤裕子『傷みにくいお弁当&作りおきおかず』(2011年9月、凸版印刷株式会社) 全国食酢協会中央会 全国食酢公正取引協議会
2016年07月09日ぬいぐるみは、ホコリやダニの温床になりがち。「お気に入りのものは、眠るときまでいっしょ!」という子も多いだけに、健康への影響が気になりますよね。家庭でできるカンタンなお手入れ&お洗濯方法をわかりやすく解説します。 ■日常のホコリ・汚れ・ダニ対策 まずはいつもの掃除や洗濯のついでにできる方法をご紹介します。 ・ブラシで払う 洋服用のブラシで、ふだんからぬいぐるみのホコリを払ってあげると、汚れの防止に効果的です。いつものお掃除メニューに取り入れてみるのもよいですね。 ・虫干し 天気の良い日に行ないたいのが、ぬいぐるみの虫干し。黒いビニール袋に入れたぬいぐるみを、数時間日光に当てるだけで虫干しが完了です! 虫干しには、ダニなどの発生を予防する効果があります。 ■ぬいぐるみを洗う前に、まずはタグをチェック ではいよいよ、実際にぬいぐるみを洗濯する方法を解説します。最初に、水洗いできるかどうかをチェックしましょう。 ぬいぐるみについているタグを見て、取り扱い絵表示を確認。ここに水洗いOKの表示があれば、洗うことができます。材料が革だったり、電池や機械が中に入っていたりして、水洗いできないぬいぐるみのお手入れ方法は、 記事の後半 でご紹介します。 ■洗えるぬいぐるみのお手入れ方法 1.色落ちチェック :布から布への色うつりを防止 白い布の上にぬいぐるみを置き、洗濯用中性洗剤と水をつけた白い布で、目立たない部分をチョンチョンたたいてみます。これで布にぬいぐるみの色がついてしまう場合は、水洗いすると、ぬいぐるみのパーツからパーツに色がうつってしまい、まだらになってしまう危険性が。その場合は、 洗えないぬいぐるみのお手入れ に従いましょう。色落ちに問題がなかった場合は手順2へ! 2.押し洗い :やさしく手でPUSH 洗面器・バケツなど、ぬいぐるみに合ったサイズの容器を用意し、ぬるま湯を入れます。そこに洗濯用中性洗剤を溶かしたら、ぬいぐるみを入れて、やさしく押し洗いをします。 3.すすぎ・しぼる :水を変えて、ていねいに 水を数回変えながら、しっかりすすぎます。ここで洗剤が残ってしまうと、あとでカビや変色などをおこすこともあるので要注意。最後に、手でやさしく押してしぼります。このあと、洗濯機で脱水するので、やさしくしぼるだけで十分です。 4.洗濯機で脱水 :バスタオルでしっかり保護を しぼったぬいぐるみをバスタオルにくるみ、さらに洗濯ネットに入れて、洗濯機に投入します。脱水時間は約1分。終わったらすぐに取り出して、バスタオルを外しましょう。 5.ブラッシング :毛足の長いぬいぐるみにはおすすめ 毛が長いタイプのぬいぐるみは、くしを使って毛なみを整えます。 6.かげ干し :しっかりと乾かす 日陰の、風通しの良い場所に置いて、よく乾かしましょう。 ■洗えないぬいぐるみのお手入れ方法 1.水ぶき :ホコリを取ってサッパリ やわらかい布を水で濡らして、かたくしぼり、ぬいぐるみの表面をふきます。色のうすいパーツから進めていくと、色うつりがおきにくく安心です。水洗いできないぬいぐるみは、水ぶきでホコリや汚れを取っていきます。 2.汚れ落とし :目立つ汚れは台所洗剤で 目立つ汚れがある場合は、台所用洗剤で部分的に落としてあげましょう。水で薄めた台所用中性洗剤を布に染み込ませ、その布でこすらず、やさしくたたくような要領で汚れを落とします。汚れが落ちたら、今度は水だけを染み込ませた布を使って、さきほどと同じ要領で洗剤を落としてください。 3.かげ干し :しっかりと乾燥を 風通しの良い、日陰の場所を選んで干します。しっかりと乾ききるように注意! やり方がわからないと手を出しにくい、ぬいぐるみのメンテナンス。ポイントさえ押さえれば、意外とできるものです。アレルギーやハウスダストの予防にもなって安心。これを機に、家中のぬいぐるみのホコリをさっぱりと落としてみましょう! 参考:『新品みたいに長持ち!お手入れの教科書』(阿部絢子/PHP研究所)
2016年07月04日