連載記事:植物のおまもり

月の満ち欠けに合わせた“メリハリ美容”を実践!【植物のおまもり Vol.5】

植物のおまもり

植物のおまもり

まわりを照らす「光のような美しさ」は “内から溢れる生命力” を抜きにしては語れません。植物の力をかりて「元気ときれいのための基本の知恵」とアイテムを、植物好きビューティエディターの神津まり江がお届…

植物のおまもり Vol.5

毎日のスキンケアにインナーケア、ボディケアにメンタルケア…元気とキレイのためにしているのに、時々それを負担に感じることはないでしょうか?

決して手抜きをするのではなく、ミニマムにしたい。そのためにとても役立つのが「ムーンサイクルセラピー」です。

■月の満ち欠けは、心身の変化を知るための手がかり

美容とヘルスについて関心をおもちの方なら、「ムーンサイクルセラピー」について知っている、耳にしたことがある、という方は少なくないでしょう。


月夜に屋根で本を読む女性

(c) konradbak - Fotolia.com


かんたんに説明すると、月齢周期と私たちのバイオリズムは連動していて、だから月の満ち欠けを指針にその時々の体の状態にあったケアをすると、より効果が得られ、元気とキレイが高められる、というものです。

正確にいえば、月の満ち欠けそのものが私たちの心身に働きかけているわけではなくて、月が地球の周りを一周する間に生じる引力と光の変動がその要因。そして月の満ち欠けは、「月と地球の位置関係」「引力と光の強弱」「心身への影響」を読み取り、ケアや過ごし方を考えるための重要な手がかりなんです。

「ムーンサイクルセラピー」は諸説あり、内容も本来多岐に渡るのですが、いろいろ試した結果、腑に落ちて自然に根づき、よい変化を感じられた方法とアイテムを一部、前編と後編に分けてご紹介していきます。

■新たに実践するなら「新月期」のケアから

私が実践する「ムーンサイクルセラピー」では、新月から次の新月まで、28〜29日間の月齢周期を約4等分します。それぞれだいたい7日間ずつで、順に「新月期(new moon)」「上弦期(first quarter)」「満月期(full moon)」「下弦期(last quarter)」と呼びます(月ごとに日数が微妙に変わりますので、興味のある方は月の満ち欠けを記したカレンダーやインターネットで調べてみてくださいね)。前編となる今回は、「新月期」「上弦期」にフォーカスします。


▼新月から3日間はデトックスの集中ケアを

まず「新月期」、それも新月当日から3日目くらいまでは、月の引力に太陽の引力も加わって最大に強まり、その作用は体内の老廃物や有毒物質を排出しやすくする方向へ働くといわれます。だからこの期間は浄化、デトックスの集中ケアを。

デトックス力の高い入浴剤と半身浴でしっかりと汗をかき、古い角質がはがれやすくなるので、ゴマージュやクレイパックで全身をつるつるに磨きましょう。

理気理血の湯

デトックス目的の入浴剤で、最近おすすめなのが薬湯。11種類の生薬をそのままパックし、温めとめぐりを促す。ニホンドウ漢方ブティック 「理気理血の湯」(医薬部外品) 50g×4包 \1,800


理想はこの時期に生理が重なるようにすることで、そうすると自然の力で経血をしっかり出し切ることができ、体のエネルギーを温存できるのだそう。

今はそうでなくても、月の満ち欠けに寄り添って過ごしていると徐々にそうなっていくともいわれますから、体の変化にアンテナを立ててみてください。ちなみに、私は新月の2日前に生理が始まるという、理想的なサイクルをキープしています。



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