2015年9月18日 06:15|ウーマンエキサイト

子どもの「なんで?」「どうして?」攻撃に応えるベストな方法とは


1.疑問の「なんで」「どうして」

子どもが「なんで」「どうして」と聞く理由は大きく分けて2パターンあります。まず1つ目は、疑問に感じたから聞いているというパターン。

「これはなんでだろう」「どうしてだろう」と、ただ疑問に感じただけ…。とはいえ、これが否応なしに月齢が上がるにつれ加速していくので、大人は「めんどくさいなぁ」「うっとうおしいなぁ」と感じてしまいますが、もうそれは耐えるしかありません(笑)。

ただ、頑張って応える必要はないのです。こういうときには大人の「めんどくさい」「うっとうしい」という感情を教えてあげるきっかけにもなります。
「ママにもわからないことがあるからそんなに質問されると困っちゃう」とか「んーわからないから一緒に考えてみよう・調べてみよう」なんていう対応が理想です。


2.確認の「なんで」「どうして」

文頭で書いたように子どもは頭の中で考えていることを全部言葉にはできません。語彙力や表現方法の知識が追いつかないからです。そのため、頭の中で思っていること、浮かんでいる言葉をなんと表していいのか探すために「なんで」「どうして」を使って大人から言葉を引き出そうとします。

母「今日は雨だから傘さしていこうね」
子「なんで?」
母「(雨だからって言ってんじゃん!!)だーかーらー」なんてことありませんか?

このような状況を解説すると、
母「雨だから傘さしていこうね」
子「(傘をさすのは雨だからなのかな)なんで?」
と、こんな感じです。

子どもは、自分の耳に入ってきた情報が正しいか否かを確認するために「なんで?」「どうして?」と聞き返しています。この場合はきちんと答えてあげることが必要ですが、「なんでだと思う?」と聞き返してあげるのがおすすめです。

このように確認のために「なんで」「どうして」を用いる子は実際分かっているけど自信がないという場合がほとんど。

母「雨だから傘さしていこうね」
子「(傘をさすのは雨だからなのかな)なんで?」
母「どうしてだと思う?」
子「雨?」
母「そう! 大正解! 雨だから傘さすんだよね」
と対応してあげることで、自尊心が高まり語彙が増え一石二鳥!

自信をつけるためには間違えを恐れずに勇気を出して一歩前に出ることが必要です。
うっとおしく感じる子どもの「なんで」「どうして」をうまく利用し、母子ともに自信をつけてみてはいかがでしょうか。
(ポセイドン・ヨーコ)

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