新生児の泣き方から何を言いたいのかを理解できるようになろう(前編)


ママはバランス感覚を持って対応を

「赤ちゃんの泣き声」と一口に言っても、このようにいろいろな原因・泣き方がありますが、これらを早々に見分けるのはかなり難しいものです。昔のように子育て経験のある祖母祖父がいるようなら教えてもらえるかもしれませんが、最近のように核家族化が進んでいて、しかも初めてのお産ともなればそういうわけにもいかないでしょう。

こういう状況で赤ちゃんが泣き出すと、どうしてもお母さんは不安に駆られてしまうことが多いものですが、一方、赤ちゃんは赤ちゃんでお母さんの不安を敏感に感じ取って、ますます泣き止まなくなるという悪循環も起こります。

また、赤ちゃんは1人1人個性を持っており、そこに知性が加わっていくこともあり、時間の経過と共に泣き方の特徴も変わっていくことがあります。こういったところが、赤ちゃんが泣く原因をつかむのを難しくしているのです。

このため、赤ちゃんが泣き始めたらお乳を与えたりおむつを外してみたり、あるいは体のどこかにトラブルが発生してないかをチェックしたりして、泣き方と原因とのつながりについて早く見当づけられるようにしましょう。

体を自由に動かせない赤ちゃんにとって泣くというのは運動にもなりますから、あまり心配しすぎるのも問題です。とは言え、泣き疲れるまで赤ちゃんを放置しすぎると、今度は発達に遅れが出ることもあります。
難しいですが、お母さんはバランス感覚を持って対処してあげたいものです。

後編に続く>

(子育ての達人)
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