周囲の人を区別するようになると始まる、赤ちゃんの「人見知り」
赤ちゃんは目を見つめられると恐怖を覚えます、注意!
とはいえ、激しく人見知りするわが子をみれば、将来社交的になれないのではないか、などと心配になる人がいるかもしれません。
しかし、こういった心配はまったく的外れなものです。赤ちゃんの頃の人見知りは始まって2ヵ月から3ヵ月もすれば自然に治まりますし、むしろきちんと発育するためには必要不可欠なものだからです。
さて、赤ちゃんの人見知りですが、生まれてからどんなところで育てられてきたかによって個人差が出ます。大勢の人がいる家で育った赤ちゃんは人見知りはそんなに激しくならず、お店をやっていていろんな人が尋ねてくる家の赤ちゃんもそうなりがちです。
こういった環境で赤ちゃんを育てる必要がある場合、お母さんはほかの家庭よりもよりいっそう、赤ちゃんとのコミュニケーションをきちんと図ったほうがよいと思われます。
というのも、人見知りの薄い子どもは、大きくなってから主体性に欠け、他人の意見に流されやすい性格に育ちかねないからです。流されやすさと社交性の高さは別物なので、その点注意してあげる必要があるでしょう。
話題は変わりますが、人見知りの始まった頃の赤ちゃんというのは、他人の顔の中でも目を怖いと感じるようになっています。このため、よく知らない人に目を見つめられると不安になり、恐怖を感じてひどく泣き出すことがあります。
赤ちゃんの脳の発達という面から見ると、恐怖を感じるというのはあまりいいことではありません。よく知らない人に凝視されないように、お母さんのほうでそれとなく配慮してあげましょう。
(子育ての達人)