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赤ちゃんの入る袋「胎のう」と、その中に赤ちゃんの元「胎芽」があるか、さらにそれらが「きちんと子宮内にあるか」を経膣プローブを使って確認します。さらに心拍が確認されて初めて「妊娠」が確定されます。また同時に子宮にも異常がないかをチェックします。
妊娠4週のエコー写真
赤ちゃんが入る「胎のう」を確認
小さな黒い楕円形に写っているのが「胎のう」という、胎児が入っている袋。「胎のう」が子宮内にあるかどうか確認できれば、子宮外妊娠の可能性がなくなります。また、妊娠検査薬で陽性になったのに、病院では「まだ胎のうが見えない」と言われることも。検査の時期が早すぎただけかもしれません。
胎のうの有無だけでなく、輪郭や形についても先生は確認しています。
妊娠5週のエコー写真
子宮内に胎のうがあるか確認
多くの人が「胎のう」を確認できるようになる頃です。ただし個人差もあるため、まだ確認できないという人もいます。1週間後にもう一度再検査して初めて見つかることも。4週と同様に、「胎のう」の子宮内着床を確認できれば、子宮外妊娠の可能性はなくなります。
子宮内に胎のうが確認でき、ひとまず子宮外妊娠の可能性がなくなって一安心。
妊娠6週のエコー写真
赤ちゃんの栄養の元「卵黄のう」発見
少し大きくなった胎のうの中に、小さな丸い形やリング状のものが。これが、赤ちゃんの栄養の元になる「卵黄のう」です。卵黄のうは、胎盤が完成し母体から赤ちゃんが栄養をもらうまでの栄養素。赤ちゃんの成長とともにだんだん目立たなくなります。タイミング次第で見えないこともあります。
卵黄のうの近くに赤ちゃんがいるはず…。でもまだ確認できない人も多いでしょう。
妊娠7週のエコー写真
「胎芽」と対面。心拍も確認
卵黄のうの近くに、小さく白っぽく写っているのが「胎芽」(この頃は、胎児ではなく「胎芽」と呼ばれます)。妊娠確定の目安となる心拍確認ができるのは6週後半から7週前半にかけてが多いです。胎芽と心拍の確認が、妊娠確定の大きな目安といえるでしょう。
胎のうの中にくっついた白い豆粒のような姿が「胎芽」。脳や手足、心臓の元が作られています。
写真提供:東京マザーズクリニック
赤すぐ妊娠情報