妊婦健康診査の回数や検査内容とは?


初期の、妊婦健康診査の内容

妊娠初期~妊娠23週(妊娠2ヵ月頃~妊娠6カ月まで)の4週間に1回の健診では、基本的な問診や検査計測、保健指導と共に医学的検査を受けるよう厚生労働省より標準指導されています。
医療機関の方針や、健診医の判断によっては内容が異なることもありますので、気になる点は健診施設に確認しましょう。

・血液検査(初期に1回)
血液型、血算、血糖、B型肝炎抗原、C型肝炎抗体、HIV抗体、梅毒血清反応、風疹ウイルス抗体の検査などを行います。

・子宮頸がん検診(初期に1回)
外子宮口の先端部分に発症する子宮頸がんにかかっていないかどうかを検査します。検査器具を腟内に挿入し、採取した細胞を顕微鏡で観察します。内診時に行われます。

・超音波検査(期間内に2回)
エコー検査とも呼ばれ、内診台に乗って行います。
検査器具を膣の中に入れ、超音波断層撮影装置を用い、お腹の赤ちゃんを診察します。
検査赤ちゃんの発育状態や健康についてと、卵膜、胎盤、臍帯、羊水などに異常やトラブルがないかを観察していきます。妊娠週数と分娩予定日、胎芽の確認と人数(一人・多胎)、胎芽の心拍なども確認します。

中期の妊婦健康診査の内容

妊娠24週~35週(妊娠7ヵ月~妊娠9カ月まで)の2週間に1回の健診では、基本的な問診や検査計測、保健指導と共に医学的検査を受けるよう厚生労働省より標準指導されています。
医療機関の方針や、健診医の判断によっては内容が異なることもありますので、気になる点は健診施設に確認しましょう。

・血液検査(期間内に1回)
血算と血糖の測定を行います。

・B群溶血性レンサ球菌(期間内に1回)
B群溶血性レンサ球菌の抗体を持っているかを調べます。B群溶血性レンサ球菌は常在菌であり抗体を持った大人には影響がありませんが、抗体を持っていないママから生まれた赤ちゃんに産道感染した場合、肺炎や敗血症、髄膜炎を引き起こす新生児GBS感染症を発症するリスクがあります。GBS検査とも呼ばれます。


・超音波検査(期間内に1回)
エコー検査とも呼ばれ、ベッドに横たわった状態で行います。
下腹部や子宮のあたりなどのお腹の表面に検査用ゼリーを塗り、検査用器具を滑らせながら超音波断層撮影装置でお腹の赤ちゃんを診察します。赤ちゃんの発育状態や健康についてと、卵膜、胎盤、臍帯、羊水などに異常やトラブルがないかを観察していきます。
赤ちゃんの頭の大きさ(BPD)、大腿骨の長さ(FL)、腹部(AC/APTDxTTD)も測定し、赤ちゃんの推定体重を割り出します。

・性器クラミジア検査(妊娠30週までに1回)
ウイルスによる感染症で、子宮外妊娠の原因の一つであり、症状が進行すると卵管炎を引き起こす性病です。感染していないかどうかを調べます。

・HTLV-1抗体検査(妊娠30週までに1回)
ヒトT細胞白血病ウイルス1型というウイルスに感染しているかどうかを調べます。

後期の、妊婦健康診査の内容

妊娠36週~出産(妊娠10カ月~)の週1回の健診では、基基本的な問診や検査計測、保健指導と共に医学的検査を受けるよう厚生労働省より標準指導されています。

医療機関の方針や、健診医の判断によっては内容が異なることもありますので、気になる点は健診施設に確認しましょう。

・血液検査(1回)
血算の測定を行います。

・超音波検査
エコー検査とも呼ばれ、ベッドに横たわった状態で行います。中期と同様に、お腹の表面から検査用器具を滑らせながら超音波断層撮影装置で赤ちゃんを診察します。赤ちゃんの発育状態や健康についてと、卵膜、胎盤、臍帯、羊水などに異常やトラブルがないかを観察していきます。
赤ちゃんの頭の大きさ(BPD)、大腿骨の長さ(FL)、腹部(AC/APTDxTTD)も測定し、赤ちゃんの推定体重を割り出します。胎盤の位置や羊水量なども確認します。


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