コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
子育てに協力しない夫が、育児の大変さを思い知った日【コソダテフルな毎日 第28話】
あの強気な夫はいったいどこへ(笑)
そして、一言、絞り出すようにこう呟きました。
「仕事のほうがよっぽど楽」
よっしゃぁぁーーー!!
私はもちろん、心の中でガッツポーーーズ!!ですよ(笑)
そうだ!思い知ったか! がははは!!
と言いたいところでしたが、理性を保って堪えました。ゼェハァ。
どうやら1日目は長男もめったに接しないパパに猫をかぶっていたようですが、2日目からは化けの皮をはいだようで見事に夫を疲れさせたようです。
美容院に行く間だけとか、1日だけではおりこうちゃんにできていたのですが、パパと2人きりの夜を共にしてようやく本領を発揮したらしい。
この日が、夫がようやく長男の、いや、子育ての現実を知った日でした(デビュー)。
それまで言葉の端々に「子育てのどこが大変なの?」「専業主婦って暇でしょ?」とどこか家事と育児を下に見ていた夫が、この日以来、ぐっと子育ての大変さに共感を示してくれるようになりました。
共感しようにも子育ての大変さを、我が子の本性を知らないから分からなかっただけ、だったんですね。
一度は本気で嫌いになりかけた夫でしたが、こうして少しずつ少しずつお互いの苦労を分かりあい、譲りあい、徐々に徐々に成長してきたと思います。
そのきっかけとして、1泊2日で夫に子どもを預けたことが、私たち夫婦の関係にとってもいいカンフル剤となりました。
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