コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
「食べてくれない子ども」は、苦痛と戦っているのかもしれない【後編】【コソダテフルな毎日 第40話】
こんにちは。コソダテフルな毎日のちゅいママです。
長男(小3)次男(年長)三男(年少)の三兄弟の母です。
前回の記事
の続きです。
私が次男の偏食少食に悩んでいた頃、それなりに相談をしたこともありました。
(結果的に次男に効果的な方法はなかったのですが、相談にのっていただいた事で気が楽になるというのはありました)
その中でもよくアドバイスされていたことがあります。
■その1. 家族が「おいしい」と言いながら食べると、子どもも「ちょっと食べてみようかな」とチャレンジする気になるはず
もちろん私もやりました!
にこにこもぐもぐ「おいしいな~!」と食べ、「これおいしいよ! 次男も一口食べてみたら?」とピエロのように全力で明るく薦めましたとも、何度も何度も。
でも次男はまったく食べようとしませんでした。(全敗)
どうしてこんなにおいしいものを次男は食べないのだろうと思っていましたが、あるとき「元偏食っ子たちの気持ち」を聞いたときにそのわけがわかったのです。
本気の偏食っ子たちももちろん子ども時代に同じようなシチュエーションを潜り抜けてきているわけですが、その子達、こういうとき何を考えているのかというと、
「あんなの食べておいしいのかよ。あんなの食べるぐらいなら何も食べなくていい。」
そう思ってるらしいです。
衝撃的じゃないですか!?(笑)まるで侍じゃないですか!!!
でも次男も完全にこれだったんです!
食卓に自分が食べれそうなものが何ひとつなかったら、白ご飯だけ食べて終わり。他のものにはいっさい手をつけません。
私としては「せっかくおかず作ったのに!」とイライラするやら悲しいやらですが、当の本人は心の中できっとこう思っていたのであると、その貫きっぷりにむしろあっぱれです。
私が「こ~~んなにおいしいのに!」と思うものでも、次男からしたら「得体の知れない絶対食べたくないもの」。
こんなにも二人の間の感覚がかけ離れているということを、まず受け入れなくてはいけませんでした。