コミックエッセイ:こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~
妊娠検査薬…明日使ってみよう…【こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~ 第15話】
その頃は、友人たちの出産ラッシュでもあり、出産後の赤ちゃんに会うために仲良しグループで集まることもよくありました。
産まれたばかりの赤ちゃんは柔らかくて甘くて、キラキラしていました。
これから希望に満ち溢れた人生を歩いてくであろう命。
そんなキラキラした命を愛おしそうに抱く友人。
一方私は、義父の辻褄の合わない話に相槌を打ったり、抜け出してふらふら歩く後ろ姿にずっと付き合ったり、誰かに謝ったりしていました。
赤ちゃんと老人、同じお世話が必要な人間を抱えている。
同じ命のはずなのに
違う
世界が違う