コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
正しい子育てって何? 周りの意見に流されない子育て術【コソダテフルな毎日 第54話】
前回、私たち子育て中のママたちがなぜ漠然とした窮屈さを感じているのかを自分なりに考えてみました。
その結果、これまで推し量ることしかできなかった「周囲の人」の本音が、SNSの普及によってブワッと表面化したことで、いままでになかったためらいや心配が増えたからじゃないかというところに行き着きました。
私はブログをやっていることもあり、いままでに何千、いや、何万もの感想や意見を受け取ってきています。
おそらく普通に生活してるだけでは考えられないほどのたくさんの意見にさらされ続けているのですが、これだけたくさんの意見を受け取っていると、そのうち意見の本質や、何を言おうとしているか、何を装っているのかが見抜く力が備わったように思います。
なぜ、この話を持ち出したのかというと、おそらく、どのママも大なり小なり私と同じような経験をしたことがある、もしくはいまその真っ最中なんじゃないかな? と思うからです。
SNSだけじゃなく実際の生活においても、
「誰かの意見」に心揺さぶられたり「誰かの子ども」と比べてしまうことってありませんか?
私もたくさんの誰かの意見にブワァァァァ~~~ッとさらされて色々ともがいてきたタイプなので、「自分がどうしたいのか」「自分はどう思うのか」よりも、誰かの意見に引っ張られて「自分の考えは間違ってるのかな?」とよくわからなくなっしまうことがありました。
私は自分の子育てが正解かどうかなんてわかりませんし、きっと多くのママがそうだと思います。
いま一生懸命子どもたちを育てていますが、究極のところ子どもたちが大きくなってみないと分かりません。
自分の子育てに絶対の自信がないからこそ、誰かの意見って心を揺さぶられるんですよね。
■母の心を揺さぶる「もう◯歳」「まだ◯歳」
たとえば、母親の心を揺さぶるキーワードに「もう」と「まだ」があります。
この2文字って本当によく出てくるんです。
たとえばうちの三男は現在3歳なのですが、同じ3歳でも「まだ3歳」「もう3歳」2通りの意見があるわけです。
先日、9歳の長男がおやつを食べている時に、3歳の三男が横からパッと横取りをしたんです。
一瞬の出来事だったので私も長男も止めることができなかったのですが、横取りされた長男がキレて、三男の顔をグーパンチしたんですよね。
続けざまにガンガンと鼻頭を叩いたため、三男の鼻から鼻血がブーー!と出てしまいました。
私は3歳に容赦なく手をあげた長男を叱りました。
横取りされて腹が立つ気持ちはわかりますが、やはり鼻血が出るほど3歳の小さな弟を叩いちゃいけないし、社会ではいかなる理由があろうと最初に手を出してしまった方が結局は負けになってしまうと思うからです。
ですが、ここでも人それぞれによって「私ならどう対応するか」が分かれてくるわけです。
寄せられた意見は3つに分かれました。