コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
正しい子育てって何? 周りの意見に流されない子育て術【コソダテフルな毎日 第54話】
■「私とあなたは違う人間」と思えば楽になる
え? そんなこと? って思うかもしれませんね。
でーーーも。
すごく当たり前の答えに思うかもしれませんが、これが簡単なことのように思えて実は難しい。
自分のことならまだしも、母親は子どものことが絡むとちょっと理性から離れてしまう面がありますから。
「私とあなたは違う人間」
こう思えるようになるまでにはすごく体力を使いましたし、いろんな失敗もしました。そして、こう思えるようになれたら、すごく楽になりました。
たとえば「うちの子は同じ3歳だけど、もう◯◯できますよ。言えばきちんとわかりますよ」って言われたとしたらやっぱり落ち込みますよね。
でも一方で相手側からすれば「あの子はうちの子と同じ3歳なのに○○ができてないなんて、甘やかしてるからじゃないの」と一種の不快感を抱いてることになるわけです。
結局、どちらにせよサンプルは「自分の子ども」かせいぜい「自分の周りで知ってる子ども」ぐらいしかいないわけです。
こういう場合私は「あなたのおうちの3歳はできるのかもしれないけれど、できない3歳だっている」と思うようにしてます。
こう書くと開き直りだと捉えられがちなのですが、それとはちょっと違います。だって同じように教えたとしても習得できるまでどれぐらい時間がかかるかって本当に人それぞれなんですもん。
あなたのお子さんがおとなしく静かに座っていられる3歳だったとしても、うちの子はまだそれができないんです。
年齢なんてひとつの数字にすぎません。そわそわしちゃう3歳もいれば、奇声をあげちゃう3歳もいれば、眠くなって寝ちゃう3歳もいます。
同じ子は1人としていませんよね。
こういう類いのことは、実の親や義理の親との間にも起こりうることかな? と思います。