コミックエッセイ:こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~
本当に私は子どもが欲しいのか? 再燃した気持ち【こうして赤子を授かった~中村こてつ不妊治療体験記~ 第25話】
不妊治療を2005~8年に受けた中村こてつさんの体験談。お休み期間を経て、いよいよい移植へという時に「本当に私は子どもが欲しいの?」そんな心の葛藤が再燃します。
本当に私は子どもが欲しいのか?
新しい年を迎えました。
予定では、1月半ばにリセットし、2月初旬に移植となります。
「グレードの良い初期胚盤胞が3個あるので、そのうちの1個を移植することになります。」とドクター。
写真を渡されました。
凍結した受精卵の写真です。
同じく顕微授精をした友人が、受精卵の卵の写真が可愛い! と言っていたので私も楽しみにしていました。が、いざ渡されてみると、その感情は湧かず…。
だって、見た目干し梅みたいなのです(笑)(色は違いますが)。
移植したら、だんだんと愛おしくなるのでしょうか。
しかし、自分も昔はこんな姿だったんだなぁと思うと不思議でなりません。
この干し梅が人間の形になっていくんだもんなぁ~。
『イノチ』って本当に神秘的。
単純に感動し、その日の受診は終了しました。