2018年5月24日 11:00|ウーマンエキサイト

「ざんねんないきもの」今泉先生が伝える、子どもの好奇心を奪ってしまう親の価値観

目次

・『ざんねんないきもの事典』大ヒットの理由とは?
・大人の感覚で“子どもの好奇心”を止めちゃダメ!
・子どもに「なぜ?」と聞かれたら…?
・「生き抜く知恵」を付けるために親ができること
「ざんねんないきもの」今泉先生が伝える、子どもの好奇心を奪ってしまう親の価値観
全国12万人以上の子どもたちが投票した『小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙』の結果発表が行われ、『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』が第1位を獲得しました。本作は“生き物の残念な部分”に光を当てた初めての本。第4位にランクインした続編と合わせて、160万部突破の大ブームとなっています。

「ウーマンエキサイト」では、同シリーズの監修を手掛けた動物学者・今泉忠明さんにインタビュー。本制作の裏側とともに、子どもの「なぜ?」、「どうして?」を伸ばす方法を教えてもらいました。

■『ざんねんないきもの事典』大ヒットの理由とは?

『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』

『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』今泉 忠明 (監修)/高橋書店


――『ざんねんないきもの事典』はベストセラーとなりました。初めからこの盛り上がりを予想されていましたか?

いえいえ、まったく考えていませんでした。でも、これが売れたと聞いて「子どもたちのことは侮れないな」と思いました。

テレビゲームだけじゃなく、本を読む力もすごくあるんだっていうことが証明された感じがします。だから留守番をさせるときなどにも、「ゲームでもやってなさい」と言わないで欲しいですね。ぜひそこは「本でも読んでなさい」にしていただきたいなと(笑)。

――肝に銘じます(笑)。今泉先生は、なぜこの本がこれほどまでに支持されたと思われますか?

おそらく「残念でもがんばって生きている生き物がいるんだ」というところかな。この本は“残念”であることをテーマにはしていますが、進化の話をしているんです。

優れた進化をしなくても、生き延びている動物がたくさんいるっていうところを感じてくれたのかなとも思いますね。「優れていること」ばかりが注目を集めますけど、優れていなくても生きる価値は十分ある。そんなことが伝わればいいなと思います。

――『こどもの本総選挙』表彰式で、子どもには“うんち”や“おしり”がウケるという話もありましたね。

そうですね。やっぱり幼稚園から小学校の低学年のうちに、そこを越えていかないと大人になれないんですよ。だから大人は「汚い」などと止めては絶対にダメ。いずれ必ず卒業しますから、心配しなくても大丈夫(笑)。みんなが通るべき通過点なのだと思いますよ。
「ざんねんないきもの」今泉先生が伝える、子どもの好奇心を奪ってしまう親の価値観

出典:『おもしろい! 進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』


――そんな子どもの興味を引く内容が盛り込まれていることも、人気の秘密かもしれませんね。

「子どもたちに読んでもらうには、どうすればいいのか」というのは常に考えていますね。だから、100コ以上ネタがあれば、どこか引っかかるのではないかなって。

「すべて興味がある」ではなくても、「ひとつ気になること」が入っていれば、それでいいと思うんです。そうすれば「ほかもちょっと読んでみようかな」と広がって、おもしろさを発見することにつながるんだと思います。

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