その理不尽な要求がすごすぎる! イヤイヤ期のこだわりのレベルが半端ない

その理不尽な要求がすごすぎる! イヤイヤ期のこだわりのレベルが半端ない

イラスト:つん


ウーマンエキサイトで、子どものイヤイヤ期をテーマにした特集「脱イライラ…イヤイヤ期を乗り切ろう!」を組んだところ、コミックエッセイでたくさんのイヤイヤエピソードが披露されました。

個人差はありますが、2〜3歳ごろにおとずれることから「魔の2歳」とも呼ばれる「イヤイヤ期」。自我が芽生えた証や成長している証ともいわれ、発達の段階のひとつとして大切なものなのだそうです。でも理屈ではそう分かっていても、毎日子どもと向き合う保護者にとっては、本当に大変な時期ですよね。

今回は、イヤイヤ期をテーマにした記事に集まった、読者のリアルな「イヤイヤ期エピソード」をご紹介します。

■ごはん系イヤイヤ


その理不尽な要求がすごすぎる! イヤイヤ期のこだわりのレベルが半端ない

イラスト:つん


食べることが好きな子どもの場合、ごはんやおやつにまつわるイヤイヤがたくさん発生するようです。「あれがいい」「これは食べない」など、保護者が実現可能なイヤイヤならまだいいかもしれませんが、もちろん「魔の2歳」ですから、そんなに簡単にはいかない様子。

大好きなおかず(ナスのせハンバーグ)のお代わりを母と同じ大きいお皿に入れてほしかったのに、自分用の小さいお皿に盛られてきたのを見た瞬間、「チーガーウー!」と大泣き。「おっきいの、おっきいの!」と泣くので大きいお皿に移し替えると、今度はおかずも大きいものを自分で選びたいと主張。結局、抱っこしてキッチンのフライパンを見に行き、サイズを見比べ大きいものをみずから選択したのでした。


じつは、筆者もイヤイヤ期まっただ中の子育て中なので、似たような状況になったことがあります。何度もキッチンと往復するのは、地味に面倒くさいんですよね。でも、最終的には納得してくれたようでよかった…!

バナナをむいてる途中で、誤って折ってしまうともうだめ。
元に戻せと大騒ぎ。それが最後の1本だったりするからこちらが泣きたくなります。さらには、ドーナツの穴の部分をくれと、大騒ぎ。食い意地すごいです…。

大学芋のタレがたくさん入っていなかったことがイヤだったようで、イヤイヤ泣いて暴れてた。

完全にむいているのに、リンゴの皮をさらに「むけー!」と大泣きされた。

「ドーナツの穴の部分がほしい」とは、なんという食への探究心! しかし、言われた方は途方に暮れてしまいますね…。宇宙の真理でも追究しそうな子どもの食べ物へのだわり。
この究極の疑問への解答を導き出さなくてはいけない母は、本当に大変です。

■こだわり系イヤイヤ

少しずつできることが増えてくるからか、なんでも「自分でやる!」と主張が始まるのも、いろいろなところでよく聞くイヤイヤ期のエピソードです。

でも、まだ小さいから身の回りのことをスムーズに自分でできるわけではありません。思うようにできないことがきっかけで、イヤイヤが発動してしまう場合もあります。

自分ルールがあって、それが少しでも違うと最初からやり直すまで「もう1回」と言って泣きじゃくります。もう手が追えません。

お片付けは自分でしないとダメ。親が片付けると全部元に戻す。
さらに、片付ける順番があるらしく、一切手伝わせてくれなかった。声をかけ、ひたすら片付くのを待つ…。イヤイヤされる方がダメージが大きかったので、忍耐が試されました。

自分でやりたいが多い! 鍵を開けたい、ドアを開けたい、電気を消したい、エレベーターのボタンを押したい…うっかり私がやってしまうとやり直させられます。お菓子の袋を開封してしまったのをやり直したいと泣かれたときは困りました。

お気に入りのおもちゃを探していたので、一緒に探し「あったよ〜!」と渡したら「●が取りたかったぁぁあ!」と絶叫し、泣きわめく。なので発見した場所に、再びおもちゃを戻し、息子に拾ってもらうという茶番が1日に何回もある

息子は「ボタン押したい病」でした(笑)。けどエレベーターなどで「押すでしょ?」と先に抱き上げたときに限って、なかなか押そうとしないですよね。
「僕が押す」「いいよ」のやり取りをしてから押さないと納得しないので難しかった

「大人が先にやるとダメ」なイヤイヤ期。余裕のあるときはやらせてあげられますが、いつもそんなふうに忍耐強く接するのは、なかなか難しいですよね…。

「こだわり」はこれからの未来を生きていくうえでも大切な素質のひとつだとしても、イヤイヤ期のこだわりは、親の心の広さを測られている気がします。

■ねそべり系イヤイヤ

スーパーでも公園でも、時と場所を選ばずやってくるイヤイヤ。とくに、抱き上げてもとれたての魚のように体をよじらせたり、寝そべって号泣したりするタイプのイヤイヤは保護者を困らせます。

こうなると「どうにかしよう」と思っても、ほとんどの保護者の行動が裏目に出てしまうように感じます。ただ、子どもの安全を確認し、周囲の状況へ配慮しつつ、連れ帰れるようになるまで見守るのみ…。
スーパーの床で転がり、暴れられたこともありました。
そのときはケガのないよう見守るしかなかったです。本人も放っておかれると何に腹を立てていたのか忘れたり、つかれてしまったんだと思いますが、少し大人しくなりました。時が解決するまで待つしかないと思います。

とくに雨の日は地獄。カッパを着て傘をさして、徒歩10分の距離を1時間以上かけて帰宅。突然、家と真逆の方向へ走って行かれ、それを止めるのに必死。最終的にはイヤイヤと、雨のなか地べたに座り込む長男。いろいろと絶望したことを覚えています。

うちの現在7歳になる息子も壮絶でした。時と場所を選ばず、何が地雷になるかわからないので、毎日ヒヤヒヤでした。公園でも幼稚園の園庭開放でも、うちの子だけ帰りたくないと泣きわめいて「なんでうちの子だけ、いつもこうなんだろう…」と思ってました。でも徐々に落ち着いてきました。


定番の「スーパー寝転がり」も困ってしまいますが、「雨の地べた座り込み」に遭遇してしまったら、もうどうしたらいいかわからなくなってしまいそうです。

言うことを聞かせようとキツク言えば大わめき、抱っこしようとすれば大暴れ、その場から離れようとすると大号泣。ただただ嵐が過ぎゆくのを待つしかないというこの修羅場。周囲の視線が針のように刺さりまくり、ひそひそ声が心をずたずたにして、親の気持ちを絶望の淵へと突き落としてしまいます。


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