コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
哺乳瓶も離乳食も拒否される…! 断乳・卒乳に追い詰められていたあの頃の私に言いたいこと【コソダテフルな毎日 第109話】
歯を食いしばってあげなければならないほど痛くなってきてさぁー。
もーーーー!! めっちゃくちゃ痛いのよ!!
乳首が痛いって経験したことない人には想像つかないでしょうけど、めっっっちゃくっっっちゃ×3 痛い!!
針数本を乳首に刺されてるような痛み。
思わず「いったーーーーい!!」と悲鳴をあげちゃうほど。
上の歯も生えてきてるからその上の歯で、
傷ができた乳首をぎゅーーーーーっとひねりつぶしながら飲むのよ! 痛いのなんの!!
はじめは歯をくいしばってあげてたけれど、もうどうにもこうにも我慢できなくなるほど痛くなってきたため、なんとかしなくては、と代わりに哺乳瓶で飲んでもらおうと思ったのよ。
でも、生まれてからずーーーっと母乳オンリーで育ってきた次男。
彼が初めて哺乳瓶というものに触れたのは生後8カ月頃。その頃には時すでに遅く、
いっさい哺乳瓶を受け付けない性格になっていた。
そんなわけだから、今回もたとえ私の乳首がちぎれかけ寸前であったとしても彼が哺乳瓶で許してくれるなんてことが起こりうるはずもなく、全力で哺乳瓶を拒否。
口元に近づけただけで、泣くわ泣くわ全身全霊で拒否!!
それならばと痛む乳首を少しでもガードするために、切れてる箇所にばんそうこうを貼ってみたのよね。
これで少しでも歯が直接当たらなくなれば…と。
だが、しかーしこれもダメ!
僕の大好きなおっぱいがいつもの知ってる感触と少し違う!! なんじゃこら!! と大激怒。
泣いて泣いて猛烈に抗議する次男。
金曜日の夜にはこのばんそうこうがよっぽど気にくわなかったのか、夜中に1時間半布団の上を転げ回り泣き続けた。
真夜中に顔を真っ赤にしながら泣くゆいたんを眺めながら、
なんだか私も泣きたくなってきた。
お願いだから哺乳瓶で許してよーーーと本気で愚痴りたくなった。