コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
哺乳瓶も離乳食も拒否される…! 断乳・卒乳に追い詰められていたあの頃の私に言いたいこと【コソダテフルな毎日 第109話】
次男は私にって2番目の子どもである。
私はすでに長男を育てている経験から、赤ん坊のお世話には慣れたつもりでいた。
だけど、その内容があまりにも今までと正反対すぎて、
まるで初めての子育てのよう。
哺乳瓶なんて誰でも飲めるもんだと思っていた。
実際、長男はすんなりと飲めたから…。
でも次男は違う。
まっっったくもって受け付けない。
何種類もの哺乳瓶を試してもダメ。
どんなにお腹をすかせてみても、どんなに根気よく近づけてみてもダメなものはダメ。
11ヶ月にもなればマグも吸えるようになると思っていた。
長男は8カ月で吸えるようになったから…。
でも、次男はマグもまったくもってダメ!!
というより、
「吸う」という原理にまったく気づいてない。
離乳食なんて、お腹がすけば食べるようになると思っていた。
だって長男はモリモリと食べたから…。
でも次男は違う。
待てど暮らせど一向に食べ始める気配すらない。
11ヶ月にもなれば、いくらなんでもさすがにちょっとは食べるだろうと思っていたのに、まったくもって離乳食を受け付けない彼…。
すでにあきらめていた私だけれど、離乳食を一切食べずおっぱいに頼りきってきたことで、
私のおっぱいのほうが先に悲鳴をあげ始めてきた…。
哺乳瓶もダメ。
離乳食もダメ。
マグもダメ。
ばんそうこうもダメ。
そんな彼が、今、おっぱいを飲まなくなったらどうなるんだろう。
頼むから哺乳瓶で飲んでほしい。
離乳食を食べてほしいとまでは言わないから、せめて、お願いだから哺乳瓶で飲んでほしい。
じゃないと、やせ細って死んじゃうよーーーー!
だけれども哺乳瓶も乳首も離乳食もなにもかも拒否して泣き続けるわが子。
おっぱいを求めて大泣きする次男をただぼんやりと眺めるしかできなかった。
そして、そのうち疲れ果てて眠った。