「あれ? 妊娠かも?」最初にそう思ったのは、
生理の遅れに気づいた時です。その他には、とくに初期症状のようなものは感じられませんでした。
検査薬を試してみると陽性の線が出て、そのとき一気にうれしさがこみ上げてきました。しかし、うれしさと共に浮かび上がったのが、とある心配でした。じつは私たち夫婦は入籍だけすました状態で、まだ
結婚式を挙げる前だったのです。
■初めての妊娠、予約済の海外挙式どうする?
もう式場や泊まるホテルは決定済、ウエディングドレスも購入した後でした。このまま順調に妊娠が進めば、
4ヶ月での挙式になります。
「妊娠 4ヶ月」と検索すると、まだ安定期前。人によっては悪阻などの症状で苦しんでいる時期だとわかりました。
「どうしよう…」 悩みました。一生に一度の結婚式。本音を言えば挙げたい。ウエディングドレスを着てみたい。でも、1番優先するべきは
おなかの赤ちゃん。
ブライダル会社に相談すると、「マタニティ婚でも海外挙式される方もいらっしゃいますよ」とのこと。実際に
海外挙式のマタニティプランなども見せてもらいました。それでますます悩んでしまいました。
そして悩んだ結果…
夫婦で話し合い、結婚式はキャンセルすることにしました。
■つわりの体調不良でネガティブ妄想に…
ちょうどキャンセルしたころから、私の体も
悪阻などの体調不良が出てきました。体の調子が悪くなると、心も情緒不安定に…。
「母になるのだから強くならないと!」と思える日もあれば、「無事に産まれてくれるだろうか。私に子育てできるのだろうか…」という不安に延々押しつぶされそうになる日もありました。
また、妊娠・出産以外のことでも、普段なら考えないような
ネガティブ妄想におちいってしまうこともありました。