「女は家事育児」価値から脱出したい! 夫に「助けて」言えるまでの戦い【子育ては毎日がたからもの☆ 第54話】


■「自分だけがつらい!」が加速するとき

夫の「ちょっとした物音で起きちゃうから、夜は別でお願いします」という希望のもと、別寝室にしていたわが家。別寝室が悪いわけではない。役割分担も大事。

でも、お互いの様子がわからないまま時がすぎ、生活パターンの違いから会話も減り、どんどん2人の関係は薄いものに。「今は仕方ない」と思いつつも、それぞれに「なんで俺(私)だけ…」という思いが加速していきます。

出産後、夫と別室にしたら、お互いに気持ちが伝わらなくなった


■「だれにも助けを求められない」思い込みに追い詰められる

「赤ちゃんのお世話は、私が一人でなんとかしなきゃ…」と、切羽詰まった顔で赤ちゃんを抱っこする毎日。そうだれにも助けを求めることができなくなっていました。

うつむき寝が好きな子どもに、「私が熟睡している間になにかあったらどうしよう」と、寝ていてもずっと不安に駆られて、体は寝ていても頭は全然休まらない。

その日も寝不足で、ひどく疲弊していました。夜中の授乳が終わり、寝かしつけをしていた時のこと。

背中スイッチのせいで子どもが寝てくれない。毎晩寝不足に

すぐに背中スイッチが作動してぐずりだす娘を抱き、部屋のなかをぐるぐる回ります。5分後、また置く。娘泣く。寝かしつけ再開。それを何度も繰り返し…。

あと5分。たったあと5分、眠りが深くなってから置けばいい。でも、それができないほどイライラが止まらず、朝がた5時ころに、ついに涙が。

「なんでこの子は寝てくれないの?」
「私は一体どうしたらいいの?」
「こんなにがんばっても寝かしつけられないなんて、私は母親失格なのかな

その気配に気づいた娘も泣き始め、私も不安な気持ちがあふれ出し、声を出して泣き始めてしまいました。


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