コミックエッセイ:コソダテフルな毎日
「正しい育児」でがんじがらめだった私…深夜のスーパーで子連れを見ていま思うこと【コソダテフルな毎日 第154話】
第1子の子育てに奮闘していたあの頃。
友人はまだ子育てを経験しておらず、身近で相談できる人もなかったので、私のお手本は育児書や育児雑誌でした。
口に出しこそしませんでしたが、「失敗できない」「どこに出しても恥ずかしくない子にしてみせる」と、
ものすご~~く肩に力が入っていたように思います。
■育児書でがんじがらめになった私
いろいろ育児書を読み漁っていると、だいたいどこの書籍でも共通して書いていた正しい育児方法は、
「規則正しい生活を送る」だったんです。
朝は早く起きて夜は早く寝る。
早寝早起きが健康な子どもの第一条件!
どの本を覗いてもそう書いていたので、ここから私は
子どもの「睡眠」に異様に意識を集中させていくようになりました。
「新生児の頃は1日中うとうとしているような状態です」
って育児書には書いてあるのに我が子は全然寝ない。
生まれたころからわりとしっかり起きてます。
うとうと昼寝をしたって30分ぐらいで起きます。
だからその貴重な昼寝時間を奪いたくなくて、
長男が寝ている間は本当に物音ひとつたてずに、
息をひそめて静か~~~に過ごしていました。
生後4か月からは朝夜の区別をしっかりつけようと、
朝になったら日差しを取り入れて、着替えをさせて、顔を拭いて…
夜になったらだんだん明かりを落として、テレビも消して…
と毎日丁寧にやっていました。