連載記事:ママのうっぷん広場

大皿料理を全部食べちゃう「食べ尽くし夫」 どうすればやめてくれるの?【ママのうっぷん広場 Vol.29】


■思いやりのある食卓にするために

大皿料理を全部食べちゃう「食べ尽くし夫」 どうすればやめてくれるの?【ママのうっぷん広場 Vol.29】

イラスト:シャトーとん奈



それでは、食べ尽くし夫が食べ尽くさないようになるためには、どのような対策がとれるのでしょうか。

「『弁当用食べるな』とか『私の』って書くなり貼るなりしています。そうすると被害が減りました」

「大皿料理を出す時や何か買ってきた時は、必ず「一人◯個ね」と伝える」

「死んでもおかずは大皿に盛らない。足りない時は、ふりかけか漬物追加のみ。子ども用のお菓子は基本的に隠す。小学校にあがってからは、『おかず◯個あるから、1人◯個ずつ』と、目の前で声に出して割り算をさせて、意識を高めた。今は、お菓子は自分のおこづかいから買ってくるし、おかずも『食ってるか? 食べなさいよ』と声をかけてくる」

「大皿料理は一切やめ、一人分ずつに全てを小皿にわけることにしました。お皿に残っていても黙って横取りしてはだめと言い聞かせ続けました。
その成果もあって今ではずいぶん気をつけているようです」

「食べられたくない朝食用のパンや食べ物は、棚の奥に隠しています

「子どもも中学生になり私の味方なので、食べ過ぎの主人に『パパ食べ過ぎ! ママの分ないでしょ!』と言ってくれています」


大皿をやめたり、何個ずつ食べるかの確認をしたり、パッケージに名前を書いたりと、日々の努力を続けることで意識が変わることがあるようです。そもそも、夫婦はもともとが他人同士で、育った環境も家庭の価値観も違いますよね。そんな他人同士が結婚して毎日一緒に過ごすわけですから、食事に関しても考え方が違うのは当然とも言えます。お互いに何が嫌なのか、どのような食生活を送っていきたいのか、しっかりとパートナーと相談することが大切なのかもしれません。

そして、何よりも忘れずにいたいのは、そんな親の姿を子どもたちが見ているということ。子どもたちに対して、食卓を通じて伝えられることはたくさんあります。子どもたちにも、食事を通じて相手を思いやることの大切さを伝えていければいいですね。

▼連載「食い尽くし系夫」
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