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コミックエッセイ たんこんちは ボロボロゆかい

学校に行きたくない子どもたち…姉弟それぞれの理由と「不登校のプロ」である母の葛藤【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.42】

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■学校を休んだ日のルール


そんな感じでわが家ではたまに、子どもたちの気持ちで学校を休ませることがあります。

しかし、“多少しんどい時でも頑張る”という経験は、この先の人生において大切なことでもあります。

そのバランスとその日の授業内容、子どもの切実さ、それらを考慮して判断しているのですが、休ませる上で大切にしているのは、

“勉強のブランクをできるだけ作らない”

ということです。

これは、不登校のプロである私が、いっっっちばん苦労した部分でもあるからです。

私は小学校から不登校を始め、中学に至っては一日も登校せず、20代でやっと通信制高校に通い始めた時、浦島太郎でした。

そのブランクを埋めるのは本当に本当に大変で、眠れずに教科書とにらめっこする日々でした。

学校に行きたくない子どもたち…姉弟それぞれの理由と「不登校のプロ」である母の葛藤【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.42】
そんな思いを子どもたちにはさせたくない。

そんな母の勝手な想いではあるのですが、休んだ日には好きな動画を見たり、ゲームをしたっていい。
ゴロゴロしてていい。
でも、ちょっと勉強する。

それを決まりにしています。

今はタブレットでその日の授業内容を確認することもできるので、それを活用しつつ、教科書を読んだり、自前のドリルを進めたり…。

パソコンで仕事をする私の横で、好きにやってもらっています。

そんなこんなしているうちに“休んだ日は自習!”という習慣がつき、今では「あしたは休む。ドリル10ページやる」という予定を教えてくれるようになりました。

学校に行きたくない子どもたち…姉弟それぞれの理由と「不登校のプロ」である母の葛藤【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.42】
もちろん何もせず、何も考えず心と頭を休ませることも大切ですが、暇を感じられるうちは自習してもらう!!

それが、わが家のルールです。

ですが、わが家がこのように悠長にやっていられるのは、現在私が、自宅で仕事をしている人間だからだと思います。

自宅を離れてお仕事されている親御さんにとって、子どもが体調不良もなく休むということは、体調不良で休むことすら焦ってしまうのに、本当に苦しいことだと思います。

子どもの心と体を考慮しつつ、親御さん自身の心と体、そして仕事とのバランスをみながら休みを取る…。

そんなハードな難題に葛藤しているご家庭もあるということ、忘れずにいたいです。
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