コミックエッセイ:たんこんちは ボロボロゆかい

学校に行きたくない子どもたち…姉弟それぞれの理由と「不登校のプロ」である母の葛藤【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.42】

たんこんちは ボロボロゆかい

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2013年生まれの発達ゆっくり娘ちゃんと、2018年早生まれのやんちゃ息子くん、前向きすぎる夫さんと元ひきこもりの病弱ガルガル凶暴妻たんこさんの日常を描いたコミックエッセイです。

「学校に行きたくない…」

子どもが入学すれば、誰もが一度は聞くことになる言葉だと思います。

今回は、そんな子どもの言葉と葛藤した、元不登校児である母のお話です。

学校に行きたくない子どもたち…姉弟それぞれの理由と「不登校のプロ」である母の葛藤【たんこんちは ボロボロゆかい Vol.42】

■プチ反抗期な娘の場合

現在6年生の娘が「学校に行きたくない」と初めて言ったのは、四年生の5月のこと。

慣れない場で緊張して泣き出してしまったり、皆の前で大きな声が出せなかったり…。

大変な学校生活を送りながらも娘は学校が大好きで、よほどのことがなければ、そんな言葉を口にすることはありませんでした。

そんな娘が朝、突然…。

「学校に行きたくない…」

そう言い出したのです。

GWでゆっくりしすぎて気持ちがうまく切り替わらないのか、はたまた、学校で何かあったのかと焦りましたが…。


「いや、本当は行きたいんだけど…学校に行きたくないって言っちゃう…」

プチ反抗期な娘の場合
それは娘のプチ反抗期による、複雑な子ども心のせいだったようで、学校は楽しいけど、学校に行きたくないと言って親をびっくりさせたい。

そんな気持ちからの発言だったそうです。

「そっか…まあ、ママは不登校のプロだから
何かしんどいことがあったら言ってね」

「うん! 不登校のプロ!」

何を隠そう、私は小学校から中学校にかけて不登校を経験した不登校のプロ。

もし子どもたちが学校に行けなくなっても動じることはない…。
(と思っていたけど今なかなか動揺している)

そうどっしり構えて、子どもたちを見守っていました。

■とびきり朝に弱い息子の場合

ちょっとした反抗心で「学校に行きたくない」と言い出した娘の一方で、当時、小学1年生だった息子の「学校に行きたくない」は、なかなか手ごわいものでした。

まず、とびきり朝に弱い息子は、叩き起こすのも一苦労。

眠り姫のように深く眠りにつく息子は、登校10分前にやっと起きることも多々あります。

そんな息子はGW明けの5月、やはり長い休みが体にしみついてしまったようで、

「学校行かない…」

そう言いだしたのです。

とびきり朝に弱い息子の場合
大人だって長い休み明けは仕事が面倒になってしまうもの。

ですが、うちの子どもたちが通う小学校は5月に運動会があり、その練習の総仕上げはこれからです。

息子にとっては初めての小学校での運動会。

簡単に休ませていいものか…。

悩みつつも私は不登校のプロ。
その日はひとまず、休ませることにしました。


あしたはいく
「あしたはいく」

親が何も言わずともそう呟いた息子は、宣言通り、翌日には何もなかったかのように登校していきました。

息子はその後も、定期的に「学校に行きたくない」日がやってくるのですが、どうも一日休むとリフレッシュできるようで、翌日にはダッシュで登校し、楽しそうに帰ってきてくれます。

クールなようで、意外と気をつかうタイプの息子。
息子なりに限界がくる前に、教えてくれているのかもしれません。

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