晴れた日に遊ぶイメージがあるシャボン玉ですが、実は雨の日のほうがシャボン玉は遠くに飛びやすく、割れにくいというのを知っていますか?
それを知ってからわが家では、「雨の日こそシャボン玉!」が定番に。
今回は、本当に雨の日のシャボン玉は割れにくいのか、実際に子どもと一緒に実験してみた様子を紹介します。
雨の日はどうしてシャボン玉が割れにくいの?
シャボン玉が割れる原因は、空気中のチリやほこりにぶつかったり、シャボン玉液の水分が蒸発することが挙げられます。
つまり、雨が降ることでチリやほこりが少なくなり、湿度が高いため水分が蒸発しにくいので、シャボン玉が割れにくくなるのです。また、シャボン液の成分は水と界面活性剤なので、雨にぶつかっても割れません。
雨の日ならシャボン玉はコンクリートの上でも割れにくい
今回使用したのは100円ショップで購入した普通のシャボン玉液です。特に「割れにくいシャボン玉液」として販売されているものではありません。
実際に、ストップウォッチを使って、どのくらいの時間割れないのかを調べてみました。
ふわりと飛んだシャボン玉は、芝生・植物の葉・アスファルトなどに着地して割れずにしばらくそのまま残ります。
コンクリートの上に着地してから時間を計ってみたところ、1分45秒残っていました。
また、芝生の上は1分3秒、植物の葉の上は45秒という結果でした。ほかにも、傘の上や手のひらなど、いろいろな場所で試してみてタイムの違いをみるのも楽しいですよ。
いろいろな大きさのシャボン玉で実験してみよう
大きなシャボン玉をはじめ、一度にたくさんの小さなシャボン玉ができるものなど、いろいろなシャボン玉を作って違いを比べてみました。
すぐに割れてしまいやすい大きなシャボン玉も雨の日なら割れにくいので、子どもたちは大喜び!そして小さなシャボン玉は、地面に落ちるとくっつきあってかたまりに。子どもたちは不思議そうにその様子を眺めていました。
ほかにも、シャボン玉はどんな色をしているのか、なぜ虹色にみえるのかを考えてみたり、雨の日と晴れた日のシャボン玉の違いを調べてみるのも楽しいと思います。
わが家の子どもたちは、この雨の日のシャボン玉遊びが楽しくて、今では苦手だった雨の日が待ち遠しいと話すほどにハマっています。
ぜひ、みなさんも雨の日の室内遊びに飽きたら、レインコートを着て外でシャボン玉遊びを試してみてください。